踊り子 キャロル 【夜/女子房5号室】キャロルは独房で、医務室で見つけた薬の小瓶を手に物思いにふけっていた。 もはや彼女はローズが人間であることに疑いを抱いていない。ならば、自分以外の――ルーサー、クインジー、ギルバート、ネリー、ヴィンセント――ここに狼が居るはずであった。 25%じゃない。何故、決め打つことができないんだろう?キャロルの頭の中には、目をそらすルーサーの姿が強烈に焼きついていた。 そのとき、牢獄の中央のほうから男性の叫び声がした。] …? ギルバート? [キャロルは不穏な気持ちを胸に、牢獄を飛び出した。窓の外を見る。今日もいまいましいほどに月が紅い。] | |
(3)2006/02/27 18:53:01 |
書生 ハーヴェイ 【夜/礼拝堂】 神父… 神父は人狼なのではなかろうか… [そのような考えが頭をよぎる。確かめたくてハーヴェイは礼拝堂に向かった。 じっと考え込む神父。ハーヴェイはしばしその様子を見つめていた。 どれくらい時間が過ぎただろうか…。突如訪れた来訪者。ギルバートだ。ギルバートとルーサーはしばし会話を交わし…、そしてギルバートがルーサーを刺した。] 死んだな…。 [ハーヴェイはイコンの前で十字を切った。] | |
2006/02/27 20:07:51 |
農夫 グレン [ どこか遠いところから、慣れた男の声が聞こえてくる。 『穢れた罪人じゃ、君と一緒にはいられないだろうけれど……』 正しくそのとおりだった。月夜のたびに耐え難く乾き、餓える。 ニーナが俺の側にいては… こんどこそ。啜ってしまうじゃないか。 鮮血で彩られた礼拝堂の窓を、じわじわと太陽が沈んでいき、その明るさを出し渋る。 闇がすぐそこに──] | |
2006/02/27 21:07:32 |
農夫 グレン [ やばい、俺が俺でなくなる時間だ。 ルーサーのように己を保つのは、おれには無理だ! ──離れよう。 おれは走った。奔った。丸木橋を飛び越え、山の頂を踏みしめて、崖から海に飛び込んだ。 冷たい水にこわばる手足を無理矢理うごかして、 泳いだ。 泳いだ。 そして… 刑務所の中にいた。] | |
2006/02/27 21:28:41 |
農夫 グレン [ とっぷりと日が暮れ、今日も、朱い月に照らされている。 かぎ爪が生えて牙が延び…、漆黒の毛皮に覆われる。 すぐ側に、ヴィンセントも、ネリーも、ローズもいる。ひと飛びでかぎ爪が届く。魂の爪は、肉を裂くことはない…はずなのに。 肉に食い込み、骨を断つ感触に、身が震える。] ゎお──ん うゎお───ん | |
2006/02/27 21:40:47 |
書生 ハーヴェイ 【礼拝堂】 「うゎお───ん」 獣の啼く声がするな…。 | |
2006/02/27 21:55:26 |
農夫 グレン [ 獲物の動きを耳で捉え、くるうりと振り向く。 一歩。 一歩。 もうすぐそこだ。手を伸ばせば…細い首は簡単に握れる。 舌なめずりをすると、躊躇わずに] | |
2006/02/27 22:21:00 |
見習い看護婦 ニーナ 【礼拝堂】 また…低くうごめく音が響く。 震える空気が……見える。 [ニーナは礼拝堂の片隅でハーモニカを手にし、息をふたつみっつそっと吹き込んだ。澄んだ音が滑る。] | |
2006/02/27 22:25:22 |
書生 ハーヴェイ やあ、ニーナ。 | |
2006/02/27 22:29:48 |
農夫 グレン [ 微かに聞こえる素朴な音色。 礼拝堂の一角で、夕日の最後のひとすじを浴びながらハーモニカを滑らせる女。 長く伸びた影が十字架に重なり、キリストの姿とだぶる。 おれは握り込み、締め上げていた首から手を離し、ゆっくりそちらに向かった。] ぐる… このねいろ… | |
2006/02/27 22:31:38 |
見習い看護婦 ニーナ ハーヴェイさん… 人が人を想い、武器を振るうことは尊いことなのでしょうか… | |
2006/02/27 22:31:45 |
書生 ハーヴェイ 愛する者を護るためであれば… 尊いことなのかもしれない。 しかしニーナ、君はこれで救われたのかい? | |
2006/02/27 22:33:21 |
農夫 グレン [ 爪を振るえば届く近さまでは寄らず、4歩の距離で胡座をかく。 静かでゆったりとした調べに耳を澄ませていると…いつしか、あたりは静寂だった。] …お。ニーナじゃないか。 | |
2006/02/27 22:34:38 |
農夫 グレン こんなものに…尊いなんてねえよ。 まやかしだろう。 [ かぎ爪をじっと見つめ…。求められてもいない問いかけに、自然と口が動いた。] | |
2006/02/27 22:36:49 |
書生 ハーヴェイ やあ、グレン。 | |
2006/02/27 22:36:58 |
農夫 グレン よう。ハーヴェイ。今日はいつもみたいに、両手を振り上げて叫んだりしないのかい? | |
2006/02/27 22:38:28 |
見習い看護婦 ニーナ ハーヴェイさん、私は…私はわかりません。 私の願い…というものがあるのなら、届くのなら、それ皆の手で人狼をうち破ること。 けれども誰かが私を想い、正義とは呼ぶには難い武器を振るうことは…私には耐えられません。 [ニーナはグレンが自らに正直に動いていることに、安堵と哀れみの二重の感情を抱いた。] | |
2006/02/27 22:38:50 |
書生 ハーヴェイ まったくだ、俺も尊さを感じはしないね。 ニーナのハーモニカの音には、救われる者がいるようだ。 ニーナ、愛すべき者達のために、救うべき者達のために、レクイエムを…。 | |
2006/02/27 22:38:58 |
書生 ハーヴェイ 「けれども誰かが私を想い、正義とは呼ぶには難い武器を振るうことは…私には耐えられません。」 [ハーヴェイはうなずいた。] | |
2006/02/27 22:39:41 |
見習い看護婦 ニーナ まやかしかもしれません。けれども弱い私は…何かに、誰かにすがりたいのかもしれません。 [ニーナはそっと礼拝室の長椅子に腰掛けると、誰へ向けるでもなくハーモニカを吹き始めた。単音ゆえ荘厳とはとても言えないものであったが、こと神聖さにおいてはどこにも引けを取らないように思われた。] | |
2006/02/27 22:45:28 |
農夫 グレン ニーナの音楽、レクイエムってのか。 もう一度聞きたいな。 な、吹いてくれよ。頼むよ… | |
2006/02/27 22:46:23 |
農夫 グレン [ 瞳を閉じて、じっと…礼拝堂を反響するレクイエムに*耳を澄ませた*] | |
2006/02/27 22:49:51 |
見習い看護婦 ニーナ 聖なるかな、聖なるかな。 どうぞこの地に、呪われた者達が退けられますように。 この果ての地に、光で照らす日があらんことを。 | |
2006/02/27 22:59:09 |
牧童 トビー ギルバート、変わったように見えてたけど違ったんだですね…、最初に会った時のように臆病で弱弱しい人間のままなんだ…。 だから回りの変化に耐え切れなくてこんなにも狂ってしまったんですね…。 哀れな人です…、そんな事をしても誰も喜びはしませんのにね…。 | |
2006/02/27 23:03:33 |
見習い看護婦 ニーナ 人狼は闇に潜み、救いの手を差しのべて欲しい素振りをし、獲物がかかると自らの沼に引きずる力の持ち主。 ギルバートさんにそのような力があるとすれば… | |
2006/02/27 23:10:35 |
見習い看護婦 ニーナ ローズさん、見ては駄目。 あなたの足も動くことさえままならないのに。 | |
2006/02/27 23:12:14 |
牧童 トビー しかし、ルーサーは人狼ではなかったのですか…? 今回の事件の黒幕だと疑っていたのですけどね…。 | |
2006/02/27 23:17:12 |
見習い看護婦 ニーナ 牧師様は人狼ではないのですね… 私は少し気にかけていたのですが… キャロルさんは、たとえ人狼でなくとも何かしらのキャロルさんだけの力を備えているように思えます。ギルバートさんは分かりません… ローズさんは本当に人間…でしょうか。 | |
2006/02/27 23:25:55 |
見習い看護婦 ニーナ ローズさん、駄目… 浅い根拠でギルバートさんを、誰にも手をあげないで… | |
2006/02/27 23:40:55 |
書生 ハーヴェイ *空気が冷たい…。* | |
2006/02/27 23:50:09 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ローズにとって、医務室は特別な――ニーナとの思い出が詰まっている――場所だった。 その場所が、今は朱い血で穢されていた。] クインジー…? 嘘…冗談でしょ……? [長い間交換されてないシーツではあったが、白さを保ち続けていたそれの上に、ローズが信じきれる唯一の人の変わりはてた姿があった。 その男――クインジー――の腕は胴から引き離され、右側頭部から顎にかけて、大きな爪痕が残されていた。まるで、左頬にある傷と左右対称にするかのように……。喉は掻っ切られ、医務室の天井からは、彼が噴いた朱い血が、ぽたぽたと彼の上に降っていたのだった。] | |
(25)2006/02/28 00:41:01 |
酒場の看板娘 ローズマリー 【朝/医務室】 [変わり果てた医務室に、いつしか明るい陽の光が差し込んでいた。 変わり果てた場所―――いや、ただ一つ変わっていないものがあった。それは、グレンが生けた''あの華''だった。] ……クインジー。 [ローズは何かを決意したような瞳でクインジーを見つめると、懐から銀のナイフを奪った。] クインジー、貴方はこう言ったわ。 ―――これは、戦争だ、と。 もう、信じられる人は居ない。 信じたい…信じよう…信じる事ができるかもしれない…… そう思ったギルやキャロルでさえ、疑ってしまう。 [ローズはナイフを握り締めたまま、医務室から*出て行った。*] | |
(33)2006/02/28 08:10:30 |
見習いメイド ネリー 【回想/港の小屋】 [港と呼ぶにはささやか過ぎる船着場に近づくと私は息を整え、闇の中に光を放っている小屋の窓を覗き込んだ。 室の中は乱雑に色々なものが散らばっており、全てのものが古ぼけているようなそんな印象を与えていた。 その中でぼんやりと所帯なげにハーヴェイが椅子に腰掛けている。 窓を軽く右手で叩くと振り返り、安堵したような表情を浮かべた] すみません… 私がお呼び出ししたのにお待たせしてしまって……… ハーヴェイさんがまだ待っていてくれてよかった… 「いや、かまわないよ。 それで…俺に話というのはなんだろう。」 [私はそれに答えず、俯きながらハーヴェイとの距離をつめた。 闇を感じ、鋭敏になった私の感覚がハーヴェイの体温と香りや鼓動といったものを伝えてくる。 私は彼の柔らかく暖かい身体を思うと自然と口元に浮かんでくる笑みを必死で堪えた] | |
(*1)2006/03/01 20:25:42 |
牧師 ルーサー ……今際の際、ルーサーの口から言葉が漏れた。いや、喉を掻き切られ、既に声とはならぬひゅうひゅうと漏れる音でしかなかったが、それはかつて彼が愛した者……妻と、まだ赤子だった娘の名だった。 ――ルーサーは小さな農村の、その一つの農家に生まれた。そこで育ち、やがて、隣の家の幼馴染の娘を娶った。妻は、そう、おとなしい女だった。引っ込み思案な所もあり、おしゃべりでもなく。そして、心優しかった。やがて子が生また。農村に生まれ育ったルーサーは、取り立てて変わったものを望むでもなく、日々、農作業を励み、ささやかなその暮らしに幸せを見出していた。 ……だが、一つの出来事が、その暮らしに終わりを告げさせた。 ルーサーは過ちを犯した。犯すべからぬ過ちを。そして、家を空ける事が多くなって行った。妻は何も言わなかった。今になって思えば、きっと妻は解っていたのであろう。しかし、何も言わずにいたのだろう。 そんな生活が続き……農閑期、5日ほど家を空けルーサーが戻った時……家からは妻と娘の姿はなくなっていた。 ……赤く、赤く。 そう、床や壁に飛び散った血の跡のみを残して…… | |
2006/03/01 22:09:03 |
牧師 ルーサー ――ルーサーは昼も夜も無く妻と子の姿を探した。自分は一体何をしていたのだとの、慙愧と後悔の念で己を責め立てながら。 近隣の村や町に赴き見て周り、話を聞いて回り、だが、幾ら探せどもその姿を見つける事は出来なかった。 だた、ひとつだけ。 かつて、ルーサーの村を襲った夜盗の一団の姿を見たと言う者がいた。その時、夜盗達は近隣の村の若者達が集まった自警団の働きによって撃退されていた。そして、ルーサーは夜盗との争いの中で一人の男をその手に掛けていた。もしや、その意趣返しであるのではないか。そんな思いがルーサーの中に湧いた。 ルーサーは知らぬ事であったが、ルーサーが手に掛けた男は夜盗の一団の首領の息子であった。 ……妻と娘の姿は、ついに見つかる事は無かった。 生きていると信じたかった。だが、部屋に残されていた夥しい血の跡が妻と娘のものだとすれば…… | |
2006/03/01 22:09:39 |
牧師 ルーサー 彼がいれば二人を守れたのかどうかは分からない。だが、せめてその運命を共にする事は出来ただろう。 しかし、二人がその姿を消した時、彼は……。 ――失意と、後悔と。 嘆きの中、酒に溺れる日々が続いた。もはや、生きる事に何ら希望も持てていなかった。 そんな時、村に一人のシスターが訪れた。彼女に懺悔し、諭されるうちに、ルーサーは少しづつ己の身を冷静に見れるようになっていた。 そして、己の行動を悔い、償うために、神にその身を捧げ、残りの命を人の為に使おうと心に決めたのだった。 | |
2006/03/01 22:10:37 |
牧師 ルーサー ……もしも。もしも、娘が生きていたのであれば。 陽の光を翠に照り返す、癖のある長い髪の娘。彼女に、ルーサーは娘への思いを重ねていた。他の者へと同じように、「ローズさん」と読んでいた彼に対し、彼女は「ローズ」呼んでくれと言った。ルーサーは皆を分け隔てできないからと、幾度かやんわりと断ったものの、ついには折れてローズと呼ぶようになっていた。だが、それも、娘への思いを重ねていたので泣ければそう呼ぶことは無かったかも知れない。 生きるために、母の為にその身を売り、金品を奪っていたのだというローズ。しかし、彼女とて、決して、好きでそうしてきた訳ではあるまい。そうせざるを得なかったのであろう。 ――ここで死なせたくなかった。願わくば、母の許へと返してやりたかった。もし、彼女がここを出る事が叶ったなら、教会から援助を受けられるよう書状を持たせるつもりだった…… | |
2006/03/01 22:10:56 |
牧師 ルーサー [ ルーサーはギルバートを見詰めていた。静かな、ルーサーのその瞳は、静かで、そして穏やかであった。] ――ギルバートさん。 ニーナさんを失ったあなたの悲しみは……自らの心の内に抱えきれぬものであったのでしょう。 ギルバートさん。 ですが、心の闇に囚われないでください。闇の先にある光に目を向けてください。さぞ、苦しいことと思います。さぞ、悲しいことと思います。 ニーナさんも……あなたが闇に囚われる事を望まないでしょう。 そして……そう、これは私の我侭です。 願わくば……生きて欲しい。 | |
2006/03/01 22:19:01 |
牧師 ルーサー どんなに暗くとも、どんなに長くとも……明けぬ夜はありません。 もはや、祈る事しか出来ぬこの身ではありますが……だからこそ、祈りましょう。 あなた達が、光はいつか訪れるのだという事を忘れぬように。その心が闇に囚われてしまわぬように。 | |
2006/03/01 22:28:39 |
流れ者 ギルバート >>35 【回想/夜/医務室の外】 そうか。予感、ね…… [ 小さな笑いをかみ殺しながら、 落ち着かなさげなキャロルの目を見詰める。 キャロルの目を覗きこんだまま、 俺は諭すように彼女に語りかけた。] キャロル。 そうだな、俺もキャロルが殺ったとは思わないよ。 ……でも、それが何だって言うんだ? なあ、乗らないっていうんなら、もっとハッキリ断れよ? | |
(39)2006/03/01 22:58:14 |
美術商 ヒューバート ふぅ、やっと戻って来れたか。 人狼の奴め、谷川へと突き落とすから、海までながされてしまったぞ。 | |
2006/03/01 23:39:25 |
見習いメイド ネリー 【回想/医務室】 [既にルーサーの身体から力が失われていることを感じ、のろのろと立ち上がると倉庫からシーツを運び彼の身体を包んだ。 大量にルーサーの身体から失われた血を見るうちに気分が悪くなり礼拝堂を後にした。 何よりも───人狼ではないと思いながらルーサーの命を奪ったギルバートの顔を見るのが耐えられなかったのだ] 『いやぁぁぁああああああ!!』 この声は… ローズ? [叫びに不吉な予感を感じながら足早に医務室へと向かった。 少し前にたどりついていたらしいキャロルと──室の中に血塗れのローズとクインジーの姿があった。 窓の外には不吉な赤い光を放ち、月が輝いていた] | |
(51)2006/03/01 23:39:53 |
医師 ヴィンセント 彼までもが… …なんということだ……… | |
(2006/03/01 23:41:29、医師 ヴィンセントにより削除) |
医師 ヴィンセント 現在私が信じられるのは… 少なくともローズマリー君とネリー君だな。 ルーサーさんを手に掛けたギルバートは…… 許しがたい。 | |
2006/03/01 23:43:24 |
踊り子 キャロル ギル…貴方、逃げてる。 ニーナのために人を殺すのなんて、都合のいい理由つけてるんじゃないわよ。 貴方は貴方で、十分本能に従って生きている。 ――罪人だからニーナのそばに逝く資格がない?笑わせないで。 罪人だろうが何だろうが死んじゃえば同じなのよ。ルーサーさんはそれを説いていた。 ルーサーさんがひとつの罪も犯していないと――誰が証明できるの? あたし達だって、巧く逃げおおせれば常人の生活ができた。紙一重なのよ。 貴方の汚い本能は、生き延びたいと願ってるんじゃないの? なのに、貴方は――きっと臆病で、そして優しい人だから。だからニーナのために、なんて理由をつけた。 けれど本当に生き延びたいのは――きっと、貴方自身でしょう? | |
(56)2006/03/01 23:51:59 |
農夫 グレン ヒューバートじゃないか。 やっと戻って来れたのかい? 川下りはさぞスリルがあったろう。 | |
2006/03/01 23:52:37 |
美術商 ヒューバート グレン、貴様だな。 吊り橋のロープを切ったのをはっきりと見たぞ。 危うく死ぬところだったんだぞ。 [近くにあった水差しを手に取ろうとし…その腕は中を掻いた…] | |
2006/03/01 23:54:45 |
美術商 ヒューバート おや? [不思議そうな顔をして、二、三度、水差しに腕を振りかざし、素通りする自分の手を…まじまじと見つめた。] | |
2006/03/01 23:55:47 |
農夫 グレン ハハハ。 そりゃ無理だよヒューバート。 ほんとは、わかってんだろう?その水差しはこっちに墜ちてない… そういうことさ。 | |
2006/03/01 23:59:36 |
美術商 ヒューバート こっちに…堕ちていない? 私は…死んだの…か…。 まぁ、それも悪くない結末だな。人にとって地獄だったこの島が、人狼の楽園になるのなら…。 | |
2006/03/02 00:03:02 |
農夫 グレン ま、これでも… 呑んだ気になるといいさ。 メチルだが、どうせ俺たちゃ死んでるしなあ。 [呆然と掌を見つめるヒューバートに、@@@ alchol と書かれた瓶を放る。] | |
2006/03/02 00:03:35 |
見習い看護婦 ニーナ [ニーナは宙を舞った瓶が気になった。] | |
2006/03/02 00:08:01 |
美術商 ヒューバート [ヒューバートは、放られたアルコールの瓶に気付き慌ててそれを受け取った。] メチル?まぁ、死ぬ事はないだろうが…美味いのか? | |
2006/03/02 00:13:13 |
美術商 ヒューバート ニーナも居たのか…グレンのお奨めなんで味の保証は悪い方にしか出せないが、一緒にやるかね? [何処からとも無く、取り出した二つのワイングラスに、アルコールを注ぐと、その一つをニーナに差し出した。] | |
2006/03/02 00:15:28 |
見習い看護婦 ニーナ ヴィンセント先生から、ローズマリーさんから受けた恩。ギルバートさんやキャロルさんがかけてくれた恩。ネリーさんの心の行方。 底の浅い私には…誰が闇に潜んでいるものなのか分かりません。 | |
2006/03/02 00:16:12 |
農夫 グレン 不味いよ。 今試してみた。 無いよりいいだろ? | |
2006/03/02 00:16:41 |
医師 ヴィンセント [彼はローズマリーの言葉を聞いて迷っていた 誰もが――そう、残ったもの全てが――大切な何かを失っていた。 目の前のローズも、医務室のネリーも… そしてキャロルや、ギルバートでさえ――――] | |
(2006/03/02 00:17:15、医師 ヴィンセントにより削除) |
踊り子 キャロル ネリー… あたしが生き延びたいのは。 あたしがこう生まれたのは、貴女を生き延びさせる為なんだろうけれど。 なんだろう。あたし自身が生き延びることにも 貪欲になりかけている。 それでも、もし最期があるのなら、 貴女の手で、殺して―― 届いて――この想い。 | |
2006/03/02 00:17:52 |
見習い看護婦 ニーナ [ニーナは少し微笑んだかと思うとそのまま右手でグラスを受け取った。少し芳香を確かめてみる。 しかしニーナには1週間程前に口にしたものと同一かわからなかった。] グレンさん…これは先程のものと同じなのでしょうか。 | |
2006/03/02 00:18:18 |
美術商 ヒューバート 誰かが闇に潜んでいる? それは違うな…誰の心にも闇が潜んでいる…真実とはそんな物だよ。 そして…全ては闇から始まり…そして闇へと返る。 人狼なんてのは、その闇そのものなのかも知れんな。 | |
2006/03/02 00:19:11 |
医師 ヴィンセント うーん… なんというか… この状況は……(苦笑) | |
2006/03/02 00:22:00 |
見習い看護婦 ニーナ はい。誰もが闇が潜んでいるかもしれません。この島へ流された私達は特に。 一度心の"たが"を外してしまった人達はもう一度外すことを厭わない…そんな気がします。 | |
2006/03/02 00:22:25 |
農夫 グレン 闇はこええんだぜ… いつ牙を剥いたっておかしかない。 俺の帽子から出した奴だから、同じだと思うぜ。ニーナ。 ま、俺達は酔っぱらうこともできないわけだ…つまんねーの。 | |
2006/03/02 00:22:58 |
医師 ヴィンセント ネリー君かローズ君かで分かれそうな予感がするな… (と無責任なことを言ってみるテスト) | |
2006/03/02 00:23:26 |
美術商 ヒューバート 確かに…私も、もしここを生きて出ていたとしたら…また同じ事をしていただろう。 自分の心の闇を払おうなどとは思っていなかったし、こうして闇に溺れたのも運命なのだろうな。 | |
2006/03/02 00:24:22 |
見習いメイド ネリー 【回想】>>74 疑いを持っている、というよりも正直にいうと先生のことがわからない。 先生はギルバートさんに対して憎しみを抱いているというけれど、 憎しみは何を生み出すというの? どうして、人狼だと思う人を探さないの? 人狼がいなくなれば、この殺戮は終わるのではないの…? | |
(80)2006/03/02 00:25:41 |
農夫 グレン どれだけ悔いようが、俺たちゃ悪党の囚人。 そういうことさ。 [ 背後からニーナの腰に腕を回して、抱きしめた。 もういちどたがを外すことなど、なんとも思っていなかった。] | |
2006/03/02 00:26:40 |
見習い看護婦 ニーナ ローズさん、あなたの傷がどんなに疼いても、逸らないで… | |
2006/03/02 00:27:09 |
美術商 ヒューバート 強いて残念だったことを挙げるとすれば…ハーヴェイが革命を成功させるのを見てみたかったね。 もっとも、その後、成功の後の衰退を…と言った方が正確なのだが…。 | |
2006/03/02 00:27:55 |
医師 ヴィンセント …悩むことは大抵間違っているという私の勘に従えば ここは素直にギルバートに投票、ということですが。 | |
2006/03/02 00:28:56 |
見習い看護婦 ニーナ ギルバートさんも…私のために頑なにならないで… [ニーナは後ろから暖められているにも関わらず、前方から聞こえる音に目を見張った。] | |
2006/03/02 00:29:11 |