人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1201)牢獄のレクイエム : 4日目 (2)
お尋ね者 クインジー
……っ!

グレンの体当たりで一瞬息が止まる。そのまま扉を突き破り廊下に押し出される。
無我夢中でナイフを繰り出す。

―――グッ。

[クインジーが突き出したナイフはグレンの左腕に刺さった。]
(198)2006/02/25 02:35:44
流れ者 ギルバート
[ 二人は怪我を負ってはいるが、
致命傷はないようだった。俺は思わず舌打ちをする。

血まみれの腕を押さえるグレンと、
ローズに支えられたクインジー。……邪魔してくれたもんだ。]
(199)2006/02/25 02:39:04
農夫 グレン
【夜/医務室】
[ 勢いよく起き上がり、クインジーに突き込もうとする手から、ナイフがこぼれ落ちた。
ざっくりと切れた手首から鮮血がしたたる。
両手をやられた…
クインジーはその間に、ローズに助けられてゆっくりと起き上がっている。]
(200)2006/02/25 02:40:14
農夫 グレンは、【夜/医務室】→【夜/廊下】だな。逃げ道をくれw
2006/02/25 02:43:51
お尋ね者 クインジーは、酒場の看板娘 ローズマリーに話の続きを促した。
2006/02/25 02:46:42
お尋ね者 クインジー
[左腕にナイフが刺さったグレンはその場を逃げるように立ち去った。そしてローズがクインジーの傷を気遣う。]

…大丈夫だ。
こんなかすり傷、たいした事無い。

『いえ、ダメよ。医務室へ…』
(201)2006/02/25 02:46:43
農夫 グレン
【夜/廊下】
[ クインジーが緩慢に立ち上がる隙に、廊下のランタンを吹き消して逃げをうった。クインジーが立ち上がるころには、姿はない。]

ち…さすがは軍人。ってとこかよ。
覚えてやがれ!
(202)2006/02/25 02:46:44
酒場の看板娘 ローズマリーは、農夫 グレンを睨みつけた後、クインジーと共に、医務室へと向かった。
2006/02/25 02:48:17
流れ者 ギルバート
[ グレンを追うか? ここに残るか?
チラリと視界に覗いたのは、ニーナとともに見た緑の髪。

……俺はグレンを追って駆け出した。 ]
(203)2006/02/25 02:51:06
お尋ね者 クインジー
…分かった。

[クインジーはローズの言う事に従うと*医務室へ向かった。*]
(204)2006/02/25 02:52:50
流れ者 ギルバート
[ ローズの前で、刃を振るう気にはなれなかった。

月の光に、俺は目を凝らす。

格子の隙間から差し込む光は紅く、
廊下をかすかに照らし出していた。]
(205)2006/02/25 03:00:08
酒場の看板娘 ローズマリー
【医務室】

[クインジーと共に医務室に入ったローズは、自分を手当てしてくれたニーナの手技を思い出し、クインジーの傷を消毒した。
沁みるのか。クインジーは時折体を小さく震わした。しかし、一度もそれを口にする事はなかった。
手当てが終わった後、クインジーをベッドに横にし、暫し隣に腰を下ろした。

その後、ローズは医務室から立ち去ると、囚人側礼拝堂へと向かった。]
(206)2006/02/25 03:00:34
酒場の看板娘 ローズマリー
【囚人側礼拝堂】

許さない…
ニーナだけでなく、クインジーまでも傷つけるなんて…

神様、私に…グレンを殺せるだけの力を……

[ローズの声は、礼拝堂の中に響き渡った。]
(207)2006/02/25 03:03:01
農夫 グレン
【夜/礼拝堂の天井】
[ ローズの祈りは、礼拝堂に響き渡った。
真下にさしかかった頃合いに、すぐ背後に飛び降りる。
ひんやりした刃を背中に突きつけ、抵抗を牽制する。]

(すたんっ)
俺をどうするって?
(208)2006/02/25 03:08:23
書生 ハーヴェイ
【厨房】

[一瞬、静かになった。2人の間に勝負が付いたのか?]

「クインジー、大丈夫?」

[聞き覚えのある女の声が聞こえた。]

「覚えてやがれ!」(ダダダッ…)

グレンが逃げたのか…?ネリー、君はここにいたまえ。俺が見てこよう。

[ネリーが頷く。厨房の扉の外に顔を出すと、そこには誰の姿もなかった。医務室の扉が閉まる音が聞こえた。]
(209)2006/02/25 03:09:40
書生 ハーヴェイ
わからないが、もう大丈夫のようだ…。

「そう……ですか…」

[ネリーはか細い声で答えた。ハーヴェイを見つめる瞳も、どこかハーヴェイすらも恐れているかのように見える。]

そ、そうだな。シチューをもう1杯いただけないか?
(210)2006/02/25 03:11:44
農夫 グレンは、ローズの耳元で囁いた。
2006/02/25 03:12:00
書生 ハーヴェイは、見習いメイド ネリーに笑顔で語りかけようと*努めた*。
2006/02/25 03:12:15
農夫 グレン
ローズ…。あんたまで、クインジーの世迷い言を信じているのか?

目を覚ませよ。あんなぺてん、言いたい放題だろう…?
(211)2006/02/25 03:13:10
酒場の看板娘 ローズマリー
[囚人服越しに、背に走る冷たい感触と憎き男の声――。]

グレン…ね。

[ローズを襲う恐怖と、憎しみ。
ローズは二つの感情を押し殺すかのように、静かに口を開いた。]

俺をどうするかって…?

もし、貴方を殺すと言ったら、どうするの…?
(212)2006/02/25 03:13:50
酒場の看板娘 ローズマリー
あら……
クインジーに見られた事、知ってるのね。

…それなら、もう隠す必要ないわね。

貴方をどうするか……
―――殺す、わ。
(213)2006/02/25 03:16:08
流れ者 ギルバート
【夜/廊下】

……撒かれたか、くそ。

[ 廊下に大きく自分の声が響いた。俺ははっと口を噤む。
物音に驚いた鼠が、急ぎ駆け去っていく音がかさかさと響く。

――構うものか、どうせ遠くへは行けやしないだろ。

軽く自分に言い聞かせる。
ナイフをぐっと握りなおし、足音を潜め、俺は歩き出した。]
(214)2006/02/25 03:20:21
農夫 グレン
[ ローズの声は震えていたが、凛とした、平静なものだった。そして、憎悪が漲っている。悪態を聞き流すと、包帯に握り込んだ刃を背筋に沿って持ち上げ、囚人服を裂く。街道で襲いかかった女達のように、背の素肌が露わになる。]

『───殺す、わ。』

ハハハ…、どいつもこいつも。
だがよ、あんたは俺の手の中だ。死ぬのは逆だろう?
(215)2006/02/25 03:20:34
酒場の看板娘 ローズマリー
[体を纏う服の緊張が、するりと解ける。

『あんたは俺の手の中だ。死ぬのは逆だろう?』

グレンの声は、今までローズに話し掛ける声とは違っていた。低く、重い…そして弱者を見下し、嘲笑っているかのようだった。]

や……っ!
(216)2006/02/25 03:26:47
酒場の看板娘 ローズマリーは、ポケットの中のナイフを握り締め、後ろを振り返った。
2006/02/25 03:27:48
酒場の看板娘 ローズマリー
[ローズは解け落ちそうな服を片手で押さえ、右手で握り締めるナイフをグレンに向けた。]

貴方は、怯えるニーナを…
今の、そんな瞳で見ながら、殺したのね。

グレン、許さない…
殺してやる…っ!
(217)2006/02/25 03:32:34
農夫 グレン
[ 怯えて発する短い悲鳴。いきなり振り返ったローズが睨みつけてくる。
手には銀の刃。]

『グレン、許さない…』

おいおい。そんなちいさな刃で、なにする気だよ。
…ローズ。暗い街道がどんなところか、知ってるか?
たまに来るんだ、あんたみたいな綺麗な女。
そのたび俺達は闇に潜んで、罠に掛かるのを待つんだ。
武器を持っている奴等もいたが、変わらないさ。
…皆、髪を切られ、身ぐるみ剥がれて野晒しさ。
知ってるか?いい女の髪ってのは、金鎖ほどの値打ちがつくんだぜ?
(218)2006/02/25 03:38:30
農夫 グレンは、無造作にローズに近づくと、異質な笑いを浮かべた。にやにや
2006/02/25 03:38:56
農夫 グレン
勿論、それだけで済んでるわけねーけどな。
ローズ。あんたはどんな表情を見せてくれるんだ…?
(219)2006/02/25 03:46:05
酒場の看板娘 ローズマリー
髪…?
欲しいなら…冥土の土産にあげるわ。

[ローズは持っていたナイフで自分の髪を切り落とすと、グレンに投げつけた。そして、再びナイフをグレンに向けた。]

『ローズ、あんたはどんな表情を見せてくれるんだ…?』

残念ね、グレン。
私はお金のために…生きるに色んな男と体を重ねたわ。

貴方に体を奪われるのなんて…ちっとも怖くないわ。
(220)2006/02/25 03:50:30
酒場の看板娘 ローズマリーは、自分の中の恐怖を必死に隠し、強い口調でそう言った。
2006/02/25 03:51:14
農夫 グレン
[ 気丈なローズは髪を勢いよく切り落とし、投げつけてきた。その鋭利な切っ先が改めてこちらを向く。
しばし考え、ローズ右手めがけてナイフを投げつける。]

ハハハ、こんな島で髪貰っても、売る床屋がいねえよ。

恐くないって?
俺は恐いなあ、そのちっぽけなナイフ。

そらっ。
(ひゅん)
(221)2006/02/25 03:56:00
酒場の看板娘 ローズマリー
……っ!!

[右手に走る痛みで、ローズは握っていたナイフを床に落とした。
慌てて左手でそれを拾うとする。抑えていた服が肩から落ち、前胸部の肌が露になった。]
(222)2006/02/25 04:00:16
農夫 グレン
[ 投げると同時に走り込み、落としたナイフに伸びた左手を足で押さえる。もう一方の足で床に転がる2本のナイフを蹴り飛ばす軸足にしたとき、ローズの細腕が軋んで呻き声が漏れた。]

ああ、残念。たったひとつの武器がおさらばだ…。
いい格好じゃないか?
(223)2006/02/25 04:07:20
農夫 グレン
[ 足下で苦痛にふるえるローズの目はきつく閉じ、眉が寄っている。
蹂躙した女達を思い出す。]

本当に、奪われるのが恐くないのか、見せて貰おうか…!
(224)2006/02/25 04:11:43
酒場の看板娘 ローズマリー
[ローズはグレンを見上げ、キッとした瞳で睨みつける。]

私がここに投獄されたもう一つの理由……

[ローズは傷む右手を、鞭を打つかのようにポケットに入れ、銀のメスを取り出した。]

……盗みよ。
残念なのは…グレン、貴方の方よ。

[ローズは目の前にある、グレンの大腿部にメスを突き刺した。]
(2006/02/25 04:12:25、酒場の看板娘 ローズマリーにより削除)
酒場の看板娘 ローズマリー
『本当に、奪われるのが恐くないのか、見せて貰おうか…!』

[……怖かった。
今まで、どんな男に抱かれても、怖いと感じた事はなかった。それは…生きるため、母のため、と自分を奮い立たせていたからだった。
しかし、今のローズは武器を奪われ、人狼と思っている男の力に捻じ伏せられ、なす術がなかった。
抑えていた感情が込み上げてくる。ローズの瞳から、光が零れ落ちた。]
(225)2006/02/25 04:18:16
農夫 グレン
[ 組み伏せるまでもなく力を失った左手から足をどけると、力を失った左手を真上にねじり上げ、ローズを宙づりにする。身長差で浮いたローズのつま先が、辛うじて地面に触れるか触れないか。ぐったりと床に転がるローズの肌に舌を這わせると、涙と汗の混じった味だった。
いつしか、俺の両手は傷が癒え、漆黒の剛毛に覆われていた。]

今の俺はひとりきりだが、かわりに、このとおり力がある。

泣いてるのか?ローズ。夜はこれからだぜ…
(226)2006/02/25 04:25:42
酒場の看板娘 ローズマリー
[涙が視界を遮る。
うっすらと見えるグレンの姿が、次第に獣へと変化していく。]

……グレン。

やっぱり…貴方は……

[大きな力でローズの体は抑えられ、ローズはただ涙を流す事しかできなかった。ローズの声は小さく、そして震えていた。]
(227)2006/02/25 04:33:33
農夫 グレン
[ 吊るされ、反った身体を朱い月が照らしだす。
まとわりついた囚人服を引き裂くと、優美な曲線がすべて浮き彫りになって、礼拝堂に長い影を落とした。]

いい女じゃねえか、ローズ…
くくく。はははは。
(228)2006/02/25 04:36:18
農夫 グレン
『やっぱり…貴方は……』

そーさ、この島が俺を狂わせたんだ…
なあ、ローズ。暗闇は恐いぜ。
闇の中には怪物が居るんだ。怪物はいつも俺の隙を狙っていて、油断すると忍び込んでくる。
アーヴァインだって怪物がばらばらに引き裂いたんだぜ?
喉を裂き、手を刻んで、足を貫いたんだ。

[ 言葉に沿って、ローズの震える喉を牙でなぞり、握って吊している左手に爪を立て、腿に×印の切り傷をつけた。]
(229)2006/02/25 04:45:21
酒場の看板娘 ローズマリー
[―――からん、と。
引き裂かれ、床に着いた囚人服の中から音がした。
ローズは、最後の力を振り絞ってそれを手にした。

それは……。
医務室の棚の中から盗んだ銀色のメスだった。
ローズはそれを握ると、グレンの右胸目掛けて突き刺した。]

グレン、これで…

貴方も…終わり……よ。

[そう言うと、ローズの意識は薄れていった。
―――遠くの方から、足音が聞こえてくる。
それは、生へ留められる助けなのか、それとも死への迎えなのか……。]

(*お母さん……*)
(230)2006/02/25 04:49:15
酒場の看板娘 ローズマリーは、農夫 グレンに話の続きを促した。
2006/02/25 04:51:19
農夫 グレン
[ 貫いた手から流れ落ちる鮮血が腕をつたい、ローズの全身を赤く染めていく。
朱い裸身は美しく、そして…汚したくなる。巨大なかぎ爪を曲線に沿ってへそまで降ろし、ひと息に突き抜く心を決めた。
別れの徴に唇を奪い、顔を覗き込むと、気力を失い、涙を流すばかりだったはずのローズの瞳がいつのまにか、生気を帯びていた。
刹那の間。
熱い痛みが突き抜ける。刃が深々と胸に突き立ち、血が、俺の命が*零れ落ちていく*。]

字が書けりゃな…。ローズ。あんたを俺の物にできたのに。
まあいいさ。はらわたを犯してやる。
お祈りは済んだかよ?

…?

…っ。ぐぁ。
ローズ。隠しダマ持ってやが…った。
たいした…女…だ…
(231)2006/02/25 05:04:55
農夫 グレンは、酒場の看板娘 ローズマリーに話の続きを促した。
2006/02/25 05:05:15
お尋ね者 クインジーは、どこかで争う物音を聞いた。
2006/02/25 06:50:22
お尋ね者 クインジー
【囚人礼拝所】
ここか…。
誰が…?

[訝しみつつも警戒しながら中に入るとそこにはグレンとローズがいた。]
(232)2006/02/25 06:54:49
牧師 ルーサー
【回想/夜/厨房】

[ ルーサーは、そこに居る者たちの遣り取りを注意深く聞いていた。誰が人狼であるか。簡単に答えを出すつもりはルーサーにはなかった。
 人狼……そう、生き残った者達の中に、間違いなく人狼は居る。もう、誰も死なせたくはない。だが、人狼は誰かをその手に掛けずにはおれないだろう。
 そう、人狼であったとしても人を殺させたいとも思わなかった。しかし、その者を止めるためには、その命を奪う以外の方法は……無いのだと思えた。

 ――グレンがナイフを抜く。
 ルーサーは立ち上がり、ネリーをその背に庇う。そして、揉みあったグレンとクインジーにぶつかり、ネリーを庇いながら倒れこんだ。
 右肩に激しい痛みが走る。ぶつかり倒れた拍子に右肩の傷を激しく打ち付けていた。]
(233)2006/02/25 07:09:05
牧師 ルーサー
[ グレンとクインジーは、揉み合い、縺れながら廊下に飛び出した。皆がその後を追う。
 右肩を押さえ蹲るルーサーにネリーが助け起こす。ネリーは、はっと息を呑んだ。ルーサーに触れたネリーの手が手は赤いもので染まっていた。
 傷が開いたのであろう。服越しに血が滲み出していた。
 気遣うネリーの声を聞きながら、ルーサーは痛みに顔を歪ませ、額に汗を浮かべながら立ち上がる。]

ここで……待っていてください。

[ そう言って、背を向け歩き去ろうとするルーサーに、ネリーは縋るように腕を掴んで止めようとする。
 ルーサーは振り返ると、ネリーの瞳を真っ直ぐに見詰め……何も言わずに、ただ首を横に振った。
 ネリーは俯き……ゆっくりと手を解く。」

「分かりました、牧師様……。
 でも……私も行きます。」

[ 顔を上げそう言ったネリーの瞳に、ルーサーは揺るがぬ決意を見た。]

……分かりました。
ですが、危険を感じたら離れでください。

[ その言葉にネリーは頷く。そして、二人は厨房を後にした。]
(234)2006/02/25 07:09:30
牧師 ルーサー
【夜/廊下】

[ ――静まった牢獄に、何者かの叫びが上がる。
 ルーサーは離れぬようにネリーに言うと、叫びの聞こえた方――囚人側の礼拝所を目指した。]
(235)2006/02/25 07:17:03
お尋ね者 クインジー
[囚人礼拝所に入るとグレンが獣性を露わにしてローズに襲いかかっていた]

…!
グレン、手を離せっ!
(236)2006/02/25 07:42:42
お尋ね者 クインジー
[クインジーの声が聞こえた訳でもないだろうに、グレンはローズから離れる。そしてほとばしる鮮血。]

……!?
(あれは…メス!?ローズが?)

[クインジーは二人のいる方へ駆け寄った。]
(237)2006/02/25 07:52:04
牧師 ルーサー
【夜/囚人側礼拝所】

[ ルーサーとネリーが礼拝所に辿り着いたとき、その扉は開いていた。
 ――クインジーの声。ルーサーはネリーを制して、礼拝所へと駆け込んだ。
 そこには……立ち尽くすクインジーと、肌も露に倒れ伏すローズ。そして……その胸にメスを突き立て、鮮血に身を染めたグレンの姿があった。]
(238)2006/02/25 08:17:43
踊り子 キャロル
【回想/トビーが死んだ晩、娯楽室】

[娯楽室にはたくさんの人が出入りした。キャロルはずっと娯楽室におり、錯綜する情報を少しずつ仕入れ、自分なりに咀嚼していた。
たまに問いかけられる事項には曖昧に返す。だが、自分の奥深くでは高速でいろんなことを考える。

からかうようにしてあしらったハーヴェイは頬を染めて困惑しつつどこかに行ってしまった。]
(239)2006/02/25 08:48:29
踊り子 キャロルが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイ
【夜/厨房〜囚人礼拝所】

[獣のような叫び声が聞こえた。ルーサー、ネリーと ハーヴェイ は声のする方向、すなわち囚人礼拝所の方へと駆けつけた。

ローズマリーとクインジーと…そして人狼!?あれはグレンなのか?]

グレン…?

[ルーサーがネリーを制した。]
(240)2006/02/25 08:49:37
踊り子 キャロル
[一人になり、気持ちを整理するように呟く。]

あたしは何がしたいんだろう?

ローズはニーナと共に生き延びたいようだし、クインジーはとにかく人狼という勢力に立ち向かいたいように見える。ハーヴェイは読めないけれど…死にたいとは思ってないでしょうし。
グレンはこの先何をするんだろう…な。

あたしは、生き延びたいとも思っていないし…
お母さんの死の謎を解きたいというよりも、むしろロシアに来ることのほうが自分にとって重要だった?
(241)2006/02/25 08:52:26
踊り子 キャロル
【回想/トビーが死んだ日の晩、娯楽室〜外】

[灯台に行くという皆。キャロルは今、そんなことはどうでもいい気持ちにとらわれていた。思い切り利己的になり、思い切り自分のためだけに一人悩む。
グレンを癒したときは自分のことは二の次だった。けれど、今は人狼のことなど二の次でよかった。食べるならば食べればいい。私の死に様はそれくらい、華やかな――華やかな紅で彩られた死に様ならば却って人生にハクがついていいかもしれない。
そんなことを考えていると、自分が人間なのか解らなくもなってきてしまう。狂いそうな感覚に襲われる。]

ダメだ。このままじゃ。
なんか――ちょっと、疲れた、あはは。
外の空気を吸ってくるね。港のほうにでも行こうかしら。

[その場に居た人々に言い残し、キャロルはショールを巻いて外へと出て行った。]
(242)2006/02/25 08:57:01
書生 ハーヴェイ
[天窓の月明かりがグレンを照らす。

いまや獣毛に覆われた漆黒のグレンの身体には、一筋の聖なる光が突き刺さっていた。

銀のメス…

あのときローズマリーが持っていたものだ。

光のメスは、グレンの邪悪に染められた血を吸い取るかのように、グレンの身体からは朱い血が滴り続けていた。]

人狼の血は、赤色か…。
(243)2006/02/25 08:59:46
インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 エピローグ 
Tool
Statistical Summary
発言数
46
33
9
0
16
25
46
3
0
0
22
44
0