 | 冒険家 ナサニエル 古き盟約と契約の鎖をもって 調律者たるナサニエルが命ずる 名も無き世界より界の狭間の門を開き―― 我の前に立ちはだかる者を斬り裁け 光将の剣！ |
(2005/11/30 00:46:45、冒険家 ナサニエルにより削除) |
| 冒険家 ナサニエル [その時、思いもよらない方向からギルバートの放った矢が飛来した。 聴覚そのが風切り音を捉えると同時に、ナサニエルの身体を支える力が消失。墜落し、地面に叩きつけられた] 【ち――！ あそこかっ！】 |
(2005/11/30 00:58:34、冒険家 ナサニエルにより削除) |
 | 流れ者 ギルバート 畜生！ 甘いんだよ、俺は。 どうせ！ いつか、これが命取りになるだろう。 |
2005/11/30 01:03:00 |
 | 見習いメイド ネリー [ヒューバートの言葉に首を振った。ギルバートの言葉を思い出す。自分にかけてくれた言葉を。転がったナサニエルの元へ駆け出し、その背中に抱きついた。] 止めて……下さい！ 人を、信じる事が難しいのはわかってます。わかってますけど……、でも、一度信じようと思った相手なら、信じるのは難しい事じゃないはずです！ そうでしょう？ ギルバートさんを信じると決めた、一緒に今まで歩いてきた過程での、自分の心をもう一度信じてください！ ギルバートさんだって――！ そう言ったのは、私に教えてくれたのは、貴方じゃないですか……！ ["大事なのは、自分が誰かを信じるか、信じないか――"。世界樹でギルバートに言われた言葉をネリーは思い出していた。初めてこの世界で出す大声は、雨がやんだ後の空に響いた。] |
(297)2005/11/30 01:05:43 |
 | 酒場の看板娘 ローズマリー 【揺れが収まりかける一瞬を狙う……どこまで削れているのかしら……】 [揺れが小さくなる] 【今だ！】 行くわよ！ [ローズマリーは両手で剣を持って走り寄り、飛び上がって斬りつけた。 体重をかけ、騎士の右肩から左脇腹へ一直線に斬りつける。 そのまま後ろにステップする。 騎士の動きがとまり、放電し始めた。] やっ……た？ [騎士が剣を突き出してくるのに気がついて、さらに後ろにさがり、受け流す。 そのまま左から右へ一直線になぎ払い、左にステップし、同じ場所を狙って前から後ろへと走りながら切り裂いた] まだHP残ってるのかしら…… [さすがに疲れで息が荒くなってくる。 もう一回！と振り向いたとき、騎士が前のめりに崩れ落ちた。] |
(302)2005/11/30 01:09:45 |
| 見習いメイド ネリー Ruin――"破壊"。 ……強い人。 ナサニエルさんはとても、強い人。 ――怖い。 そうやって。そうやって、全てを破壊させていくの？ 最後には、貴方自身までも……？ |
2005/11/30 01:29:10 |
| 見習いメイド ネリー [ヒューバートの感情を押し殺すような声にルーサーやヒューバートと世界樹で遭遇した時の事を思い出す。] 何で、ですか……、貴方の友達を殺した人がこの中にいるなら、何で……。 私は、ナサニエルさんを、勿論ギルも……、信じてるんです。JIN-ROHじゃないって。絶対に、違うって。だから、だから、こんな事で失いたくなんかないんです。 お願いします、助けてください…… |
(2005/11/30 01:34:24、見習いメイド ネリーにより削除) |
 | 牧師 ルーサー ［トビーが相手にしていた騎士が消えるのを見て表情を引き締めた］ 一人逃がしましたか… 回復魔法をかけたら追撃します。 おそらくそれほど遠くには行っていないでしょう…。 ラッセルの犠牲、無駄にしたくはありません。 ［そう周りの人間に告げると返答を待たずに歩き始めた］ |
(2005/11/30 01:40:24、牧師 ルーサーにより削除) |
 | 踊り子 キャロル 【えぇっ、追っかけるのぉ？あたし怖いのもうやなんだけど。どうせもうこっち来ないでしょ？そそくさと逃げ出しちゃうようなへたれなんだから。ていうかさ、もうここ埃っぽいし暗いし汚いし嫌な臭いするし、長居したくないんだけど。まだ先進むの？】 [キャロルは周りの様子をみて、自分の意見を表へ出すのを止めた] 【言っちゃうと袋だたきに合いそうだわね・・・】 ありがと、ローズちゃん。あんまり大丈夫じゃないわ。もうへとへと。そんなわけだから、トビー君回復なしでもいい？ダメ？男なんだからそのぐらいの痛み我慢しなさいよ！もう！ [キャロルはぶつぶつ言いつつもトビーに《触れ合うぬくもり》を*かけた*] |
(353)2005/11/30 01:48:49 |
| 冒険家 ナサニエル どう答える、ネリー。 その内容しだいでは、俺はお前を―― |
2005/11/30 02:59:49 |
| 見習いメイド ネリー ナサニエルさんを信じてる。 その理由が何故だかよくわからないなんて、そんな事は無い。 私はわかってるんだ。 ――私が。ナサニエルさんを信じたいから。 その理由は…… |
2005/11/30 03:02:25 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー 私の役割は……解析されたデータを受け取って反映させる事…… 「ヒト」の感情を再現する事…… ……私……は……私…… 私……は……マスターに作られしもの…… |
2005/11/30 03:20:10 |
| 流れ者 ギルバート 本来なら、ここで倒れた自分の死体を見下ろす視点になり、街へ戻って蘇生するか、ここで倒れたまま誰かが蘇生してくれるのを待つか、の2択が与えられるはずだ。 しかし、そのどちらも表示されない。 世界は色を失い、暗転。 |
2005/11/30 10:25:38 |
| 流れ者 ギルバート 何も見えない。 ヒューバートとナサニエルの声、ネリーの悲しみの嗚咽だけが遠くから聞こえる。 それもいつしか遠くなり、吹きすさぶ風の音だけが最後に残った。 |
2005/11/30 10:27:33 |
| 流れ者 ギルバート 不思議な感覚。 身体はないのに意識だけが存在する。 もし、幽霊になったらこんな気分なんだろうか。 ここはどこなんだろう。 何も見えない。 最後まで聞こえていた砂の音も、今は単なるノイズにしか思えない。 |
2005/11/30 16:33:32 |
| 流れ者 ギルバート ふと、昔のことが意識に蘇る。 はるか過去、少年の頃の思い出だ。ずっと思い出すこともなかったのに。 街で知り合った少女がいた。 少女は人気があり、友達が沢山いて、そして孤独だった。 少女にはつきあっている奴がいた。 彼の優しいところが好きなの、と彼女は言った。 でも、そいつは言うことだけはやさしくても、中身はいい加減な奴で…。結果的に、その男は彼女を裏切ることになった。 少女は嘆き、人に心を閉ざした。 その、傷ついた少女のまなざしに、俺は惹かれた。 |
2005/11/30 16:34:22 |
| 流れ者 ギルバート 自分なら少女にもっとやさしくできる。俺はそう思った。 時間をかけて、彼女の心を溶かし、通じ合った。そのつもりだった。 しかし、俺はどこにでもいる、やさしいだけの男に過ぎず…。 彼女の心にある孤独さを理解していたわけではなかったのだろう。 さまざまな、いき違い、摩擦。 少女の心の揺らぎを、俺は疑い、信じることができず… 彼女は俺の不信を、苦痛を感じ、そして逃げた。 俺は裏切られたと思い、彼女から距離を置いた。 彼女は俺が去ったと感じ、それを俺の裏切りと考えた。 しばらくの時間が経ち、再会したが… その時にはもう、二人の心は、すれ違うことだけしかできなかった。 |
2005/11/30 16:37:48 |
| 流れ者 ギルバート 俺はやさしくあればいいと思っていたが、それは間違いだった。 人が、人にやさしくあるのは、当たり前のことだ。 やさしくない奴がいるならそれは欠点だが、やさしいことは長所だとは言えないんだ たとえば。 信号を守らないことは悪いことだが、だからといって、信号を守る奴がいいことをしてるわけじゃない。なぜなら、それは当たり前のことだからだ。 と、いうのと同じ話。 |
2005/11/30 16:44:35 |
| 流れ者 ギルバート やさしいだけじゃだめなんだ。 やさしさが取り柄の男なんて、他に取り柄がないって言うのと一緒さ。 俺は、強くありたい、と願った。 誰かを守れる男になろう、と誓った。 |
2005/11/30 16:46:21 |
| 流れ者 ギルバート ……ずっと、忘れていた…… |
2005/11/30 16:46:52 |
 | 美術商 ヒューバート −ティバイブン北区・廃工場前− [ヒューバートは意識を失っているネリーを両手で抱きかかえながら廃工場へと到着した] ･･･戦闘の跡があるな。 誰か中へ入っていったのか･･･？ 通路は狭くてシルヴァーナじゃこれ以上は無理か。 [ヒューバートはネリーの足の方だけを地面に下ろし、右手で上半身を支え立っているような状態にすると詠唱を開始した] (古き盟約の鎖ではなく、敬愛と友誼を持って誓約者たるヒューバートが願う) (機界ロレイラルより界の狭間の門を開き、我に汝の力を貸し与えよ) (汝の名はゼルジェミナス、機界の門を守りし殲滅と守護を司る双璧の機神なり！) |
(389)2005/11/30 16:57:41 |
 | 書生 ハーヴェイ −ＪＵＮＥ社医務室− うわああああああああああああああああああああああああああ！ [ハーヴェイ･･･いや、西岡は叫び声とともに目を覚ました、その声に驚いた医務員が駆け寄ってくる] 嫌だっ！死にたくない！死にたくない！やめろ･･･やめろおおおおおおおおおおおおおお！ [医務員たちが必死で西岡を宥め様としている] ハァ･･･ハァ･･･ッ こ･･･ココは･･･！？ ちょっとあんた！俺は生きてるのか！？死んでないのか！？ |
2005/11/30 18:51:16 |
| 書生 ハーヴェイ 一体ありゃどういうことだよ！？ なんであんな事が起こるんだよ！ お前ら会社の人間だろっ！？ 管理ぐらいちゃんとしろよ！？ どうして俺があんな目にあわなくちゃいけないんだよ！ |
2005/11/30 18:52:53 |
| 書生 ハーヴェイ [喚き散らす西岡に怪訝な顔をしながら、テストは正常である事・そしてテスト開始から現在までの経過時間を説明した] は？んなわけねーだろ！？ あんな事があって正常？頭おかしいんじゃねーのか！？ 責任とれよ責任！ 俺はあの中で殺されたし、その痛みも確りあったんだ！ しかも時間が数時間しか経ってない？ ふざけるのもいい加減にしろ！ |
2005/11/30 18:56:01 |
| 書生 ハーヴェイ [医務員たちは口を揃えて『落ち着きたまえ』『それはきっと夢かなにかだ』としか言わず、西岡の言う事を聞き流して遂には部屋を出て行った] クソッ！ いったいどうなってるんだよ！ [*西岡はそれ以上行動するのをやめ、ベッドに座りブツブツと呟いていた*] |
2005/11/30 18:58:53 |
 | 旅芸人 ボブ [カタカタという無機質な音と白い光が暗い部屋の隅から漏れてくる。音は時々途切れ、また鳴りだす。モニターの灯りがキーボードを叩き続ける男の顔を判別できる程度にほんのりと照らしている。この暗い部屋ではモニターの光はまるでまぶしい太陽のようだ。だが、その男の眼光はもう一つの太陽のように輝いている。執念の光だ] 『ちょっと根本さん、マジ勘弁してくださいよ』 うわっ！！！ [突然室内に光が灯り、呆れた顔で同僚の大谷が根本を見て溜息をついた] |
2005/11/30 19:12:51 |
| 旅芸人 ボブ 『ネットワークケーブルどっから引っ張ってきたんスか。大体社内の人間が社内をクラックしてどーすんです』 お前らが俺の言う事信用しないからだろー。つーか、お前なんでそうポンポンポンポン俺の居場所見つけられんの？ せっかくこんな時のために見つけておいた場所だったってのに。 [根本はさっきからたびたび LIBERTYのシステムを調べようと試みていたが、そのたびに大谷達に阻まれていた。初めは専用端末でやろうとしたのだが、「邪魔」「医務室で休んでろ」と同僚や上司に止められた。次に自分のマシンから入ろうとした。大谷に見つかった。苦笑して知り合いのマシンで「とりあえずエディタでレポート書いてるよ」と嘘を付き、こそこそとLIBERTYシステムに入ろうとしたが、やっぱり大谷にばれた。大谷に言わせると「根本さんにしちゃ大人しすぎた」らしい] |
2005/11/30 19:13:34 |
| 旅芸人 ボブ [しょうがないので「煙草吸ってくる」と言い訳して、倉庫兼用になっている狭い開発部管理の部屋に潜んで侵入しようとしたが、やっぱり大谷に見つかってしまった] 【もしかしてストーカー？ イヤンボク男に興味ないんだけど】 【……なんてわけあるか。さてはこいつパケット監視してやがるな。くっそー】 『疲れてるんですよ、根本さん。ずっと寝不足だったんでしょ？ この際だから医務室でもう少し休まれた方が』 ど阿呆。睡眠時間はもうバッチリ改善済みなんだよ。なんせ今日テスト前に寝過ぎて目覚まし時計参号機に起こされたぐらいだからな。 『ああ、あの気の抜けた……』 うるさい、どうせあの愛らしい声の良さはお前にはわからねーんだよ。 |
2005/11/30 19:14:20 |
| 旅芸人 ボブ 『わかりました、わかりました。それはいいです。ただ、流石にこれはやりすぎですよ。プロデューサーにばれたらどうするんですか。勘弁して下さいよ』 [大谷はもう一度苦笑すると、少し考えた風をした] 『じゃあこうしましょう。一応もう一度調べてみます。その間、根本さんは参加者のフォローに回ってください。根本さんと同じでみんななんだか動転してたり困惑してたりなんで』 ちゃんと調べるんだろうな？ 『はいはい、調べますよ。これ以上根本さんが無茶やったらこっちもたまりませんから。だから医務室行って下さい』 |
2005/11/30 19:14:57 |
| 旅芸人 ボブ ……。分かった。 [根本は少し歯ぎしりしたあと、吸っていた煙草をもみ消した] ちゃんと調べろよ！ 調べもせずにこのまま放置して困るのは俺達みんななんだからな！ 訴訟起こされて敗訴したら、お前賠償金払えるのか？ ったくよ。 [根本はいつもなら絶対言わない類の事を言って大谷を脅すと、部屋を出た] 【困るのは俺達、か……ヘドが出るぜ！】 【一番困ってるのはユーザーだろ！ 一番大事なのはユーザーだろ！ お前らなんでゲーム作ってんだよ。俺たちゃゲーム作ってんの、ゲーム。自分の保身とユーザーを天秤にかけるような真似するんなら転職しろっつーの】 [自分の言っている事が理想論に偏っている事ぐらいはわかっている。分かっているが、やりきれない。根本は気を紛らわせるようにぶんぶんと右手を振り回すと、ユーザーのいる医務室へと*向かった*] |
2005/11/30 19:20:46 |
| 流れ者 ギルバート どれぐらい経ったのだろう。 時間の感覚がない。 数分なのか、それとも数時間なのか。 意識が希薄になっていく。 命を失うとは、こんな風なものなのだろうか。 |
2005/11/30 19:51:42 |
| 流れ者 ギルバート だが、俺は死なないのだ。 かならず、またお目にかかろう。 |
2005/11/30 19:53:39 |
| 流れ者 ギルバート +++ Connection Lost +++ $ |
2005/11/30 19:59:00 |
