 | 流れ者 ギルバート っていうか、俺、やっぱ女の子殺すのとかムリｗ |
2005/11/28 02:47:07 |
 | 旅芸人 ボブ [根本の覚醒は、行動と等価だ。彼は起きている限り動き続けているし、止まっている時は眠っている] [意識と熱意をはっきりと取り戻した根本は、見舞いに来た二人――およそ動揺をさらけ出す事がない鉄壁の上司と、それほどでもない同僚に対して、自分の体験した全てを訴えた。根本にはもう分かっている。自分の受けた攻撃、そして権限を超えた行動……明らかに、クラックされている] [だが、二人はその場で「そんな事実はない」と根本の訴えを否定した] |
2005/11/28 03:40:13 |
| 旅芸人 ボブ だから、バグじゃないっていってるじゃないですか。クラックですよ、クラック！ やられてるんですよ！ でなきゃこんな異常動作するわけないでしょう。全く。ログ見ればわかる事なんですよ。見たんでしょう、ログ！ なあ、見たんだろ、大谷！ あったんだろ？ クラックされてたんだろ？ なあ！ [名指しで指名された同僚の大谷は、肩をすくめて首を振った。態度が、おかしかった] |
2005/11/28 03:41:17 |
| 旅芸人 ボブ 【うわー、なんだそれ。あ、そうなんだ。そこで上司の良いなりになっちゃうんだ。俺の時みたいに真面目くさった顔で「それはおかしいですよ」とか言わないんだ。納得しちゃうんだ。へー】 【……こいつら殴ってやりてー】 [根本は心の中で毒づくと、気分を落ち着かせるために水を飲んだ。震える拳を止めたのは、自分だけの事情ではなかった。殴って解決はしない。解決を放棄するならそれもいい。だが、今もユーザーが、そして果蒼が戦い苦しんでいるはずだ] 【俺がそんな、無責任じゃいけねーよなあ】 [その思いが、震える拳を押しとどめるのだ] |
2005/11/28 03:48:08 |
 | 双子 リック ん…… [静寂の中、矢野優介は目を覚ます。目に入ったのは見知らぬ天井と、かすかに点灯する蛍光灯。] ……ここは、どこ？…… [自分は確か、リックとしてゲームに参加していた。そして竜と戦い、空から落とされ…死んだはずだ。 落下した時の痛みと衝撃、最後に見たクインジーとキャロルの姿、そしてそこから強制的に体から引き離されるような感覚を覚えている。] ゲームの中じゃない…で、天国でもないよな… [優介は瞬く蛍光灯を見つめながら、混濁している意識をまとめていく。] 俺…戻れたのか？現実の世界に…… [かすかな当惑とそれ以上の喜び。優介の頬に一筋の涙が伝った。] |
2005/11/28 09:31:19 |
| 双子 リック 「目が覚めたのかい、辛い夢でも見たのかな？もう泣かなくてもいいよ。」 [ベットのそばにいたスタッフが、そう声をかけてくる。] 違う…違うよ…、そう！ゲームの中が大変なんだ、JIN-ROHとかいう奴らが、勝手にあちこちいじって、大きなドラゴンを… 「それは怖い夢を見たものだね、もう大丈夫だよ。ゲームは正常だ、何も問題はない。」 [優介の言葉をさえぎるように、スタッフはそう言う。] …え、何？…何言ってるの…？ ゲームの中だったけど夢と現実の区別ぐらい… 「大丈夫、もう安心だよ。あとは私たちに任せて、君はゆっくりと休むといい」 [医務室らしき部屋のベットに優介を残し、スタッフは出て行く。 言葉の意味はわかるのに、全く通じ合えないような感覚を抱き、優介は呆然とした。] |
2005/11/28 09:46:24 |
 | 見習いメイド ネリー ―ティバイブン西区・森林地帯最深部― [ギルバートと共に陰へ移動すると、ギルバートの肩に包帯を巻いた。それは実に慣れていて、迅速な行動だった。] 【あ……このまま、じゃ、起きた時……痛い……よね？】 [目を硬く閉ざしたままのナサニエルの頭をゆっくりとあげて、自分の膝に落とした。青い髪がナサニエルの瞼にかかっているのを右手でゆっくりと払った。自分の手が震えているのを知り、ネリーは両手を胸の前に引き寄せ組んだ。] |
(2005/11/28 16:45:20、見習いメイド ネリーにより削除) |
| 見習いメイド ネリー 私には出来ない。 私みたいなどうしようもない子を追いかけたり。 私みたいなどうしようもない子のために、人を殴ったり――。 優しい人――。 真っ直ぐな人。 |
2005/11/28 17:11:41 |
| 流れ者 ギルバート ネリーのこれは、も、もしや！ 噂に聞く、ツンデレRPとかそういうやつだろうか！ |
2005/11/28 17:13:32 |
| 流れ者 ギルバート いま一番の俺の願いは。 …ナサニエル、起きるなよ！ |
2005/11/28 17:54:50 |
| 流れ者 ギルバート ネリーが可愛いな。 |
2005/11/28 18:03:18 |
| 流れ者 ギルバート 正直、こんな感覚のシミュレートを、誰がどんな顔でプログラムしているんだろうと思う。 |
2005/11/28 18:03:29 |
| 旅芸人 ボブ ったく……。 [根本は考え事をしながら、会社の医務室を出てぶらぶらと歩いた] [社内には思った以上に平穏な空気が流れていて、LIBERTYの中で起きている厳しい状況とは別世界のようだ。根本は自動販売機を見つけると、ポケットに入れっぱなしになっていた硬貨をつかみ取って投入口へと入れた。硬貨を受け取った自動販売機のボタン群に赤いランプが灯る。栄養ドリンク剤のボタンだけがみんな「売切」表示になっているのも見慣れた光景だ] |
2005/11/28 18:08:50 |
| 旅芸人 ボブ どーやら、二種類いるらしーな。知ってるヤツと、知らないヤツ。 考えてるけど言わないヤツと、考えたくないヤツ。 思い出して怯えてるヤツと、怯えたくなくて思い出しそうとしないヤツ。 [何人だったか十何人だったか。根本は目覚めたあと社内の人間と簡単に会話を交わしたが、二種類のうちでは「知らないヤツ」「考えたくないヤツ」「怯えたくなくて思い出しそうとしないヤツ」が多数派を占めているように見えた] |
2005/11/28 18:09:23 |
| 旅芸人 ボブ 【みんな悪い状況に、背中向けてねーか？ 逃げて、ねーか？】 [実際はどうかわからない。本当に今の状況を知らなくて、気付いてなくて、想像できていないだけなのかもしれない。あるいは……] 【四年前みたいな事件なんてもう起きっこないと――たかくくってたりするのか？】 [根本はがらがらと音を立てて落ちてきた冷たいオレンジジュースを手にとって、封を開けた。今、根本に何が出来るのか。分からなくても足掻くしかない。根本にとって覚醒は行動と等価だ。のたうち回っても動き回るしかない] |
2005/11/28 18:09:56 |
| 流れ者 ギルバート とりあえず、すごい勢いでナサニエルをゲートに突っ込んで処分してきたい気持ちでいっぱいだ。 |
2005/11/28 18:12:46 |
| 流れ者 ギルバート まぁ、こっちの世界で、そういうことをすると どんな風な感覚があるのか、それは気になるけどな。 まぁ、俺は清純派だからさ… |
2005/11/28 18:43:31 |
