自警団長 アーヴァイン
ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
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見習いメイド ネリー どうぞ……ええと、シスター……何さんでしょう? ところで、モーガンさん(>>23)ぼけてしまわれたのですか? ……そうですね。私の子供の頃から鬚のおじいちゃんでしたから、そろそろかとは思っていました。これからは、日に何度もご飯の時間を訊いたり、道に迷ったり、オットセイとアザラシの違いがわからなくなったりするのですね。ああ、哀しいです。顔が可愛いほうがオットセイですよ。でも私は、モーガンさんには沢山お世話になりましたから、きっと面倒を見て差し上げます。 | |
(26)2005/09/08 22:09:32 |
見習いメイド ネリー [あむあむとクズマンジューを食べながら、本のページをめくる] ……せめて、少しでもお役に立てるよう、私も人狼について調べてみます。きっと、この本のお話の狼というのが人狼なのです。 ――――――***―――――― その夜は満月だった。 触れるだけで割れそうなほど、張り詰めたように満ち満ちた月。その青白い光が、上向けた鼻の先から尾の先まで十二分に潤びらせるのを、彼は待つ。やがてうっとりと見開かれた目は、深い金色に輝いていた。 彼は狼、夜の獣だ。 彼は喉をいっぱいに開き、狩の始まりを告げる。澄み切った遠吠えは、湿った空気のよどみの上を、まるで投石が湖面に波紋を広げるように伝播していった。闇が戦き、木々が波立つ。 そして潅木の海原から、またひとつ黒い影が踊り出でて、二匹はお互いを飛び越し合いながら円弧を描くように跳ねて回った。ふと、戯れに相手の首に噛み付いて転がる。艶やかな悪意を身に纏ったような二匹の黒色の獣。彼らの宴が始まった。 ――――――***―――――― 宴って何でしょうね。おいしいものを食べるお祭りでしょうか。 | |
(49)2005/09/09 00:12:14 |
修道女 ステラ >>69 あら、そういえば異教徒であるかもしれませんのね 前の上司はそういうのに目くじら立ててたものですわ でも私は聖書の教えにあるように 「汝の敵を愛せ」と信じておりますの ですからどんな教派でもかまいませんのよ イスラムの異教でも旅人にはつねに 無償で教会を開放していると聞きますわ 寛大さに勝る主イエスが許さないはずありませんの | |
(75)2005/09/09 11:26:09 |