人狼審問

よお、アーヴァイン。
遅くなったな。

って、まだだれも来てないのか。

まぁいいだろう。
おまえの呼び出しってことは、これから戦か？
俺も忙しくなるかな？

じゃあ村のみんなが集まるまで武具の準備しとくよ。
じゃあな！

ハァ……ハァ……

ちくしょう……

人間じゃ……ない。

うわぁ、大変！人が倒れてる！

もし？もしもーし！
・・・どうしよう。返事がないよー。

このままだと、この人死んじゃうわ。
とりあえずヴィンセント先生のところに運ばないとね。

誰かいませんかー！　
急患を病院に連れていきたいので、手伝ってくれませんかー！

ニーナお姉ちゃん大丈夫！？

アタシお医者さん読んでくる！

…っ…！？…看護婦…様？
それに其方の女性も……大丈夫ですか…っ？

ニーナお姉ちゃんー！お医者さん今留守中だったんだ…どうしよ…

いっぱい血がでてる… あっ！そこのお兄ちゃん！！この怪我しているお姉ちゃんの傷治せる？

おや…？貴女は…？
…お医者様を呼びに行かれてくれていたのですか？

うん！そうだよ。お兄ちゃんどうしよ…このお姉ちゃんいっぱい血が流れてるの！

いえ…私には応急処置程度しか…。
しかしそれはもうこの看護婦様がされているので…お役に立てなく申し訳ないです。

そうだね！ニーナお姉ちゃんがいるから大丈夫だね。

えー！お医者さん、いないんだ。
まったくヴィンセント先生、どこ行ったんだろ。
またローズマリーさんのお店に行ってるのかしら。

ニーナお姉ちゃん手伝う事ある？

とりあえず止血はできたから、後は彼女の膝を曲げ、体を起こして腹部の緊張をとればよし！

すごい…

確かウェンちゃんだったね。
そうだなぁ。
できたら男の人を集めてきて欲しいかな。
先生がいなくても、この人をここにほっておく訳にはいかないからね。

さすが…ですね…。

しかし、お医者様が居ないとは…弱りましたね。
…傷も深そうですし。

はーい！男の人呼んでくるね！！…あっ！？お兄ちゃんがいるじゃん！！

あー、本当だ。
村で見かけた事のない人だから、気がつかなかったよ。
そこの方（ナサニエルさん）、すみませんが彼女を病院までおぶってもらえますか？

｡oO(場合によっては、輸血の必要があるかもね。)

まだ誰もいないのか？
ん？

おい、こんなに集まって何やってんだ？
アーヴァインが呼んで、、、？ん？

私ですか…？
はい、その位の事など御安い御用ですよ。

えと…病院とはどちらでしょうか？

あっ！ゴードンおじちゃんだ！こんばんわ！

怪我か！大丈夫か！

おお、ウェンディ！挨拶はあとだ。
こいつは大丈夫なのか？

えっとですね、あそこの道を真っ直ぐ行くと、右手に大きな時計台があるんです。
それを過ぎてすぐに十字路があるんですけど、それを左に曲がって下さい。
そうすればすぐに病院が見えますので。

……駄目だ……逃げろ……早く……

なんかね血がいっぱいでているの…

お、ニーナ。おまえもいたか。
なんか手伝えることあるか？

あぁ…こんばんは…、と初めましてですが自己紹介はまた後で…。

とりあえず、そこの看護婦様が処置を施してくれましたので大丈夫かと…。

ゴードンさん、ゴードンさん
大変なんだよ。
ヴィンセント先生がいないから、応急手当しかできないよー。

あ！意識が戻ったみたい！
良かったー。

ご丁寧な説明有難うございますっ…！

…と、大丈夫ですか！？
あまり喋られてはいけませんよ…っ、傷に響いてしまいます。
今から病院へとお送りいたしますのでっ。

でも心拍数はかなり高めね。
危険な状況に間違いないわ。
一刻も早く病院に連れてかないとまずいよ。

……き、だくっ……おくっ……ぃとりづ……ばぁば……に……

ナサくんというのか？背負ってもらっててすまんね。

ヴィンのやつはまだ帰ってきてないのか？

もしヴィンセント先生を見かけたら、至急病院まで戻る様伝えて頂けますかー！
お願いします！

きゃあ！
本当にこれまずいよ。
出血多量で意識昏睡って最悪の展開だよ！

話すな。今はゆっくりしていろ！

あと、この人を助ける為には大量の輸血が必要だと思います。
心ある人は是非病院に来てくださーい！
皆さんの心ある参加が一つの生命を救うんだよ！

そうですこんな時に不謹慎ですが今後ともご贔屓にお願いしますね…ええっと…ゴートン…様？

いえ…っ今の私にはこれ位しか出来ませんので…。
…はい、お医者様は今いらっしゃらない様なのです。

アタシ注射嫌いだけど…血抜いていいよ！

はい…私の血で宜しければ是非…っ！

……では、急いで病院へ行ってきますね。

ニーナ、俺の血でよければ存分に使ってくれ。
どうせいつも、頭に血がのぼってかっかしてんだからよ。

アタシも病院行く！

皆、ありがとう。
でも、この人の血液型次第では、私を含めて4人じゃあ心元ないんだよね。
せめてあと5人程いれば・・・。

【緊急連絡！】
ヴィンセント先生、至急お帰り下さい！

【献血者を求めます！】
只今、血液が不足しています。
心ある有志さんの参加をお待ちしています。

　　　　　　〜関所の村　赤十字病院より〜

あと5人もいるのか！？村のみんな早く来てくれよ。

ふぁぁ〜。ん？あっ！寝ちゃった！！血はどうなったのかな…この毛布誰がかけてくれたんだろ…

朝ごはん食べてないから家に帰ろ〜！

ごめんくださいまし･･････おや、なにやら血の匂いがしますね。
なにかあったのでしょうか･･･。

こ、これは一体･･････。
とりあえず、このままでは不衛生ですね。
掃除をしておきましょう･･･。

献血者ですか･･･皆さん赤十字病院に行かれているのですね。
それではわたくしも参ると致しましょう･･･。

やれやれ、ここに集まれと聞いたんだが誰もいないじゃないか...

献血？
病院まで行くのも面倒だな...

気づかなかった振りをしておくのが懸命だな

ふぅ・・・。
昨日病院に運ばれた方（カミーラさん）は、なんとか一命を取り留める事ができたよ。
ヴィンセント先生がいないから、私が勝手に輸血した事は内緒だよ。
でも、輸血後って、副作用や合併症が起こらないか十分に注意しないといけないからね。
あぁ、先生早く帰ってきて欲しいよ！

そういえば、今回の患者さんって血液型がB型だったんだけど、病院でストックしてた血液がなくなったの。
この際ですから、引き続き皆さんに献血をお願いします。
特にB型の方は切にお願いします。

そういえば、アーヴァインさんが集会場に集まって欲しいと言ってたなぁ。
すっかり忘れてたよ・・・・。

ちょっとちょっと、なんだか物騒じゃない。
人狼じゃなくて怪我人だって？

ニーナちゃん、こんにちは。何だか大変そうね。
大雑把な私は当然Ｂ型なんだけど、力になれるかしら？

あー、レベッカさん。
この前アクセサリーをまけてくれてありがとう。
・・・って、ちがーーう！

昨日ね、集会場で旅の人が倒れてたんだよ。
ちょっとした大騒ぎだったんだよ。

レベッカさんってB型なんだぁ。
是非是非、献血お願いします。

B型の方は、献血スタンプをもれなく3倍押しますよ。

いえいえ、少しのサービスで顧客が出来るなら……
ってそうじゃないのね！

この村で旅人が倒れるなんてね……
まぁ関所の村ってくらいだから旅人がいてもおかしくはないわよね。包帯なら安くしとくわよ。

献血くらいならお安い御用よ。
スタンプカード発行してくれる？
私、献血するの初めてなのよね。どきどき。
終わったらオレンジジュースくれるって本当？

そういえば、うちって包帯も少なくなってるかも。
というのもね、妙な噂が流れて以来、業者が怖がって医療備品が入りにくくなってるんだよ。
人狼だか化け猫だか知らないけど、本当いい迷惑だよー。

献血中は飲み物からお菓子まで食べ放題。
また読みたい本とかあったらすぐ持ってくるよ。
あとね、スタンプが10個、50個、100個溜まると、表彰状と共にちょっとしたおしゃれな備品を進呈するよー。

人狼の噂で業界にも影響が出てるのね。
そう言えばうちの店にも出入りする業者がちょっと減ったのよね。関所だからまだ大丈夫なんだけど。
早く人狼だかの噂、収まって欲しいわね。

食べ放題……！！
献血って何て素敵なのかしら。どきどき。
スタンプカード頂くわね。じゃあじゃあ早速お姉さん献血の準備しちゃうけど、病院に行けばいいのかしら？

あっ！ニーナお姉ちゃんとレベッカお姉ちゃんだ〜！あのさ、ニーナお姉ちゃん！昨日アタシ血抜いたの？

そうだねー。
そっちは商売だから、売り上げに直接響くんだよね。

うちの場合、私自身の生活そのものには響かないけど、患者さんの生死に関わってくるから、ある意味すごく深刻。
正規のルートで医療器具・備品が入手できない場合、レベッカさんが本当頼りだよー。

ウェンディちゃん、こんにちは。今日もデコと共に健やかね。
血を抜いたって、ニーナちゃん吸血鬼みたいなことを……

ウェンディちゃん、血は抜いていないよ。
とりあえず病院に予備の血液があったからね。
でも、未だあの人は昏睡状態だし、今後の予断も許さない状況なの。
まだまだ血が足らない・・・

えっと、ウェンディちゃんの血液型は何型なのかな？

そうなのよね。なんとなく売上落ちてるのよね。
まぁのんびりやってる店だからあんまり気にはしてないわ。
ニーナちゃんやヴィン先生の方が深刻そうね。ていうかヴィン先生はどうしたの？またローズの店で飲んだくれてるんじゃないでしょうね。

B型だよ！よく自己中って言われるの…

ヴィンセント先生はローズさんにべた惚れだからねー。ここ最近ローズさんの店にずっと行ってるから、昨日もその可能性は高いかもね。

それにしても先生どうしちゃったんだろ。
そろそろ出勤してもいいはずなんだけど。

>>80アタシはニーナお姉ちゃんの事ドラキュラだと思ってないよ！あっ！血だらけのお姉さんを襲ったのってドラキュラなのかな〜？

わぁ！
なんかすごくついてるよ。
今最も不足しているB型（の人）が、レベッカさんにウェンディちゃんだなんて・・・

ウェンディちゃん、お願い。献血して。
ちょっと痛いけど、ウェンディちゃんの大好きなクッキーやケーキを一杯一杯もってくるから。

私はそろそろ店仕舞いに行って来るわね。
入れ違いでヴィン先生が来ると良いんだけどね。
ローズの店でも覗いてから帰ろうかしら？

わーいケーキとクッキー食べる食べる！！いいよ！血抜いて！

>>85
血だらけの人、ね……
見たわけじゃないから何とも言えないけど、最近噂になっている人狼かもよー？ウェンちゃんも襲われないように気をつけてね。

じゃ、また後でね。

私はちょっと手を離せないから、レベッカさん、お願いできます？
もし先生がいたら、ひっぱたいても良いので、この事を知らせてもらえたら嬉しいです。

レベッカお姉ちゃんバイバーイ！！

ウェンディちゃん、ありがとう。
注射って大嫌いな人が多いのに、本当いい子だね。
頂いた血液は大切に使わせて頂きます。

えへへ！ウェンいい子だもん！！ケーキとクッキー忘れないでね！

うん、チョコレートからモンブラン、苺ショート、チーズケーキにミルフィーユまで一通り用意してるよ。
一杯食べてね。

それにしても、あの患者さん、意識が戻らないかなぁ。心配だよ・・・

わーい！！ニーナお姉ちゃん大好き！ウェン今日夜ご飯ケーキだ〜！

注射だ〜…クッキーとケーキ！クッキーとケーキ！！うう…やっぱ注射怖いよ…

ごめん。
ちょっとだけ痛いけど、我慢して。
えっと、頭の中でケーキを食べてる自分を想像してみて？

うん！…大丈夫だよ。ウェンいい子だもん！ケーキ早く食べたいな〜。

ウェンディちゃん、もっと想像してみて。
貴方は今お菓子の国にいるの。
住んでる家は全てケーキの生地でできてるよ。
壁のいたるところにフルーツがあって、今にも食べちゃいたいぐらい。
天井は生クリームだよ。
床はふっくらとしたﾊﾟｲ生地でトランポリンみたいに跳ねれるの。
すごーくおいしそうだ、
すごーく甘い臭いがする・・・

お菓子の家…生クリーム…トランポリン…ウェン全部食べられるかな？

［ニーナはウェンディに素早く注射した]

そう、食べれるよ〜
全てウェンディちゃんのものだよー。

大きな苺が一杯あるよねー。
一口食べたら、ほっぺたが落ちるぐらいの甘さだよ。
うわぁ、本当うらやましいなぁ。

［ニーナはウェンディから献血をしている]

アタシのお菓子の家〜。苺美味しいよ〜！

あ！あそこにすごく新鮮なパイナップルもあるよー。
ん〜、甘酸っぱくていい臭いだねー。
おや？その隣にはマロンクリームがたっぷりついてる大粒な栗もあるよ。
みんな、みんな、ウェンディちゃんのものだね〜。

［ニーナはウェンディから注射針を抜いた]

ウェンディちゃん、ありがとう。
これであの人が再度輸血する場合でも、なんとか間に合わせるよ。

じゃあ約束道理、たっぷりケーキとクッキーを食べてね。

［ニーナは20種類に及ぶケーキとクッキーの詰め合わせをウェンデイに差し出した。]

えへへ！ウェン幸せ〜！！

いやーん！遅刻、遅刻ぅ！！

（遠くから、緑の短い髪をゆらしながら、セーラー服の少年が走ってきた）

うわっ！？

（ズザーッ！！っと、顔面スライディング）

あいたた・・・
（自分のデコをさすりながら、辺りを見る）
えっと・・・アーヴァインさんに呼ばれたんだけど間に合った？

あー！ドビーだ！！このケーキいいでしょ！

ぁ、ウェンディ♪
・・・ぇーっ！？
ちょっ、何、そのたくさんのケーキっ！！

うん！まだアーヴィンおじちゃん来てないよ！！

って事は・・・なんとか遅刻にはならなかったみたいだね・・・
ふぅ・・・（額の汗を手の甲でぬぐう

・・・そう言えば、ここら辺なんかシミができてるけど何かあったの？

いいでしょ！血抜いたらドビーももらえるよ！！でもいっぱいあるから一緒に食べよ！！

ちゅ、注射・・・？（げ、と顔を青ざめる。が・・・

ぇ？良いの！？
ぅゎーぃ！ありがとー♪

あのね旅人のお姉ちゃんが血がいっぱいになって倒れてたんだよ…

やっぱり食物は一人で食べるよりみんなで食べた方がおいしいね〜！

・・・ほへ？
（ケーキをほおばりながら、顔が青ざめた）

んぐ・・・
で、そのお姉ちゃんどうしたの！？
（ケーキを飲み込み、机に身を乗り出しウェンディに言った）

今ね病院にいるの。血が足りないってニーナお姉ちゃんが言ってたの。B型の血だって…

び、Ｂ型かぁ・・・（少し目をそらす
ざ、ざんねんだなぁ。ボク、真面目なＡ型だからなー・・・

oO（・・・Ｂ型なんだけど、注射はなー・・・）

ドビーA型なの！？真面目！？見えないな…

な、なにさー！
ボクだって、真面目なんてガラじゃないけど、Ａ型なんだからしょうがないじゃーん！

ぅぅ、血液型で性格判断するのを言い出したのはだれだ・・・
（ぅー、と唸りながら、二つ目のケーキに手を伸ばした）

だよね！ウェンだって自己中じゃないもん！！

だよねー、自己中じゃないよね〜。
もー、誰だよー、血液型で性格が決まるわけ無いじゃん！

（ぷりぷりしながら、ケーキを囓る）

そうだよね！もーウェンやけ食いする！！

（ウェンディを見ながら呟いた）
ふぇ〜・・・良い食べっぷり・・・

oO（この前、「”だいえっと”するんだ〜♪」とか言ってなかったっけ・・・
違う人だっけか・・・？）

ほらほらドビーも食べて食べて！！アタシ全部食べちゃうよ！

ぇ、ぁ、うん！
（急いで、ケーキを手に取り、食べ始めた）

oO（・・・ウェンディ早っ！？）

ニーナお姉ちゃんのケーキ美味しいな！！

oO（へぇ、ニーナお姉ちゃんが作ったのか・・・
とりあえず、ニーナお姉ちゃんが今来ないことを祈ろう・・・（汗）

うん！おいしいねっ☆

あっ！！ママにお使いたのまれてたの忘れてた…ゴメンドビー！お使い行ってくるね！！

・・・暇だなー・・・
うーん、誰もいない集会場・・・
よしっ！！

（そう言うと、集会場のテーブルの上に立つ）

ぁ〜・・・気゛持゛ち゛わるぅ・・・
頭がクルクル、集会場もグワングワンしてるよ〜ん？
（テーブルに突っ伏しながら、えへへーと笑っている）

奇遇だな……俺も……だ。

荷物を……探してる。
黒いザックだ。知らないか？

ふにゃ？
（目が回っていたのが治ったらしく、起きあがる）

ぁー、黒いザック・・・アレのこと？
（そう言うと、隅の方に置いてある、黒い荷物袋を指さした）

そうだ。それだ。

あとは……次の満月まで何日ある？

・・・でもさ、お姉ちゃん大丈夫？
正直、立ってるのもやっと、って感じだよ？
何を急いでるかは知らないけどさ・・・

（テーブルの上に座り、目をこすりながら言った）

満月・・・？
確か、明後日ぐらいじゃなかったかな？
もうすぐ十五夜だしね。

俺のことは……俺が一番わかってる。
余計な心配をする暇があるなら……

・・・大丈夫？
本当に辛そうに見えるんだけど・・・
急いでも、途中で倒れちゃったら、マラソンとかでは評価されないよぅ？
できる限り、力は温存しなくちゃ。

（そう言うと、テーブルの上から下り、ザックを取ってカミーラに差し出す）

はい。
お姉さんだと、余計なお世話って言われちゃうかな？

（苦笑しながら呟いた）

近く……祭りでもあるのか？

ぇ？
まぁ、お祭と言うより、集まりかなぁ・・・？
お月様が綺麗な晩っていうのがその日だって言われてるから、その日にみんなで集まって夕飯を食べるんだけど・・・
どうしたの？

（唇だけで自嘲気味に笑って）
マラソンか。ゴールがあるだけマシだな。

アンタが珍しい格好をしていたからさ。
それともここじゃあ、俺が今着せられてるようなやつの方が珍しいのかい？

oO（ゴールがあるだけマシ・・・？）

何に急いでるのか知らないけど、生きてなきゃ急ぐ意味だって無くなっちゃうよ？

（そう言うと、窓から夜空を見上げる。見れば、もうすぐ満月であろう月が辺りを照らしている）

・・・ん？この服？
おかーさんが、「大きくなったら着れ無くなっちゃうから今のうちに・・・」とか言ってたから、とりあえず着てみたんだけどね〜♪
なかなか着心地は良いと思うよん？うん。

（ニヒヒ、と笑いながらクルリと回る。それにあわせて、スカートもふわりと持ち上がる）

（俯き、軽く唇を噛んで、すぐに顔を上げて）
……止まったら死んじまう奴もいる。覚えときな。

（つられて窓から空を見上げて月を見る。スカートの起こす微風に振り向き）
伝統衣装か。せいぜい大切にすると良い。
……別にどうしようがアンタの勝手だけどな。

oO（止まったら死ぬ、か・・・想像つかないな・・・）

・・・分かった。

うん、大切にするつもりだよ。
コレもなかなか着やすいし、楽だしねー♪

（笑いながら、カミーラの方を見る）

でさ。もしかして、ココで倒れてたお姉さんってお姉さんのこと？

ふーん・・・そう、分かった。

（カミーラの仕草を見て、トビーはテーブルの方に行く）

・・・で、荷物を取りに来たって事はもう行っちゃうの？

（そう言うと、またテーブルの上に座った）

ああ。用は済んだ。

（そのまま外へ出て行こうとしてふと振り向き、真顔で）

別にアンタが死のうが生きようが知ったことじゃないが。
もしも生きてることに意味があると思うなら。
今すぐココをでて、出来るだけ遠くへ行け。
ひとりでだ。行き先は誰にも言うな。

（ふっと表情を緩めて）

……なんてな。

（辛辣そうに扉を閉めて、集会場を去った）

・・・そう。

（カミーラの言葉に、苦笑いしながら呟いた）

でもね。
ボクも子供だし、この村から出て・・・そうだね、お姉さんの危惧している何かに村を壊されて。
そうなると、多分、ボク後悔すると思うんだ。
ココには良い人が一杯居る。思い出も多すぎる。

（ゴロンとテーブルの上に寝ころぶ）

じゃあね、お姉さん。
助言はありがたく聞くけど、ボクはここから出て生きていく自信がないや。

（天井を見ながら苦笑し、ドアの方に居るであろう、カミーラに手をあげた）

店閉め終わりーっと。
ん。今なんかきつそうな顔した人と擦れ違ったけど、誰かしら？
この村の人じゃないわね。もしかして彼女が輸血必要としてるって人、だったりする？
まぁそうなら献血してお礼に……

おや、そこにいるのはトビー君？



……どしたの、その恰好。

（レベッカの声に反応し、むくりと起きあがる）

んー？ぁ、レベッカ姉ちゃん、こんばんはー♪
この服？かぁいいでしょー。

（えへへー、と笑う）

可愛いっちゃ可愛いけど、それは女の子が着る服なんじゃぁないかしら。トビー君なら何でも似合うから許せるけどね！
誰かに着せられたの？

んー・・・
まぁ、ウチのおかーさんが、「今じゃないと着れないから」とか言ってたから着てみたんだけどねー。
今年の秋はコレで過ごすことになりそうだよー。

（テーブルの上で、えへへーと苦笑した）

ま、まぁ確かに「今じゃないと着れない」のは間違いではないわよね。後十年経ってそれ着てたら犯罪だしね。
似合うからいいか。でもトビー君のお母さんの趣味をちょっぴり疑うわ。

うーん・・・まぁ、否定できないけどさー。

そういえばさー、アーヴァインさんに言われてきたんだけど・・・
まだ何も言われてないの・・・？

今可愛いから全て良しよ。うんうん。

《雑貨屋 レベッカは豪快に笑んで牧童 トビーの頭を撫でた》

そう言われてみれば、此処に来たのはアーヴァインの呼び出しだったわね。怪我人やら何やらですっかり忘れてたんだけど。まだ誰か来てない人がいるんじゃないかしら？

アーヴァインの呼び出しって確か、人狼騒動の件よね。
単なる噂だと思うからすぐに召集は解除されると思うんだけど、それにしても遅いわね、アーヴァイン。
どっかで死んでなきゃいいんだけど。

（なでられて、ニコリと笑う）

えへへー。
うーん、他に来てない人、かぁ・・・だれだろ・・・
みんなも今は集会場にいないみたいだしなー・・・

（そう言って、テーブルから下りる）

ケーキ食べてたし、のど渇いちゃったな・・・
何か飲み物持ってくるねー。

（集会場の奥の部屋に入っていった）

《トビーに軽く笑み返し》

まぁ心配しなくても大丈夫よ。もしもの時は私が守ってあげるし、どうせ噂に過ぎないだろうしね。適当に人数も集まった頃に「やっぱり噂だった」なんて言い出すに決まってるわ、アーヴァイン。
面倒なことに巻き込んだ仕返しに、今度何か高い物でも売り付けようかしら。

《雑貨屋 レベッカは集会場の椅子に腰掛け、トビーを横目に見つつあくどい商売の算段を立て始めた》

なんだよ、まだ全員集まってないのかよ

仕方ねー
このままここで横にならせて貰うか...

《雑貨屋 レベッカはちんぴら ノーマンを横目で見遣って軽く口笛を吹き》

ノーマンまで呼び出されちゃってるんだ。ふぅん、只事じゃなさそうね。あんまり厄介ごとには関わりたくないんだけど……

ああ、やっと帰ってこれた。
病院まで行くつもりが村を一周さ迷い歩くはめに･･･。
いい加減この方向音痴をどうにかしないといけませんね。

おっと、かわいらしい少年に美しいお嬢さん、こんばんは。
ちょっと渋いお兄さんもこんばんは。

ああ、献血者の血液型はＢ型ではないといけなかったのですか。
私はＯ型なのでお力添えはできなかったようですね･･･。
仕方ありません、歌でも歌っていることに致しましょう。

はっ、怪我人がここに居ないのならば癒しの歌を歌っても意味がありませんね･･･。
よく見れば横になっていらっしゃるお兄さんが。
眠っているかもしれないというのに、私はもしや迷惑な行為を･･･。

（奥の部屋から、セーラー服を着たトビーが、ポットとカップを持って出てくる）

ふー・・・ここのお茶っ葉、いつから残ってンだろ・・・
蜘蛛の巣張ってたよ・・・

（テーブルにポットとカップを置く）

こんばんは〜、吟遊詩人さん。
とりあえず、家から安物だけどお茶っ葉取ってきたから、紅茶を入れてみました。
ま〜、勝手にどうぞ〜？

（そう言って、カップに紅茶を注ぎ、ジャムをひとすくい入れ、飲み始めた）

紅茶ですか･･･ありがたいことです、いただきましょう。

（コクコク･･･）

ふぅ、なんだか不思議な味がしますね･･･。
なんと言えばいいのでしょう、とても昔に間違って煎じた薬草の味というか･･･。
昔飼っていた鳥を興味本位で舐めてみたあの忘れがたい味というか･･･。

･･････ふぅ、ごちそうさまでした。
少年はジャムを入れて飲まれるのですね、そのような飲み方初めて拝見致しました。

うーん、安物だからストレートで飲めるほど美味しくはないと思うなー・・・（汗

・・・ジャム入れて飲むの、美味しいよ？
ボクは苺ジャムか林檎ジャムを入れて飲むのが好きなんだ〜♪

（そう言って、また飲み出した）

なるほど･･････ふむ、何事も挑戦が大事。
私も貴方に習い、ジャムを入れて飲んでみましょう。

（少々少なめに二杯目を注ぎ、ジャムをひと掬い入れて一口）

･･････ふむ、苦味が和らぎ美味しいですね、これは良いことを知りました。
林檎の紅茶は私も好きなので、今度試してみますね。

（微笑して美味しそうに飲み干した）

えへへ〜♪

んー・・・もうそろそろ帰らないと、みんな心配するかな、っと。

（自分のカップを奥の部屋に置いてくる）

じゃ、ボクはもうそろそろ家に帰るね。
うーん、今日はアーヴァインさんは来なかったなぁ・・・

おやすみなさーい。

（手を振って、集会場のドアを開けた）

む･･･なにやら眠気が･･････。
まだ人も集まらぬ様子ですし、ここらでひと眠りすると致しましょう･･･。

おっと、うとうとしている間に少年も家へお帰りになられたようですね、挨拶をし損ねてしまいました･･････。
私も家へ･･･と言いたいところですが、私はしがない旅の吟遊詩人、今宵はこちらで失礼すると致しましょう。

綺麗な場所にこそ･･･綺麗な･･･御魂が･･･むにゃ･･･。
うーん、そこはもう少し高めに切なく･･･むにゃ･･･。

（寝言を言いながらも深く眠り始めた）

ふ〜う、村を回ってきたけどだれもおらんかったな。
しかも病院にいたはずの女性もいなくなってしまってるし。。
助かったのか？

おや、見慣れない者が２人も寝てるな。
旅人か？

しっかし、のんきにぐうぐう寝てるな、こいつら。

ぐうぐう寝てるのはその二人だけじゃないわ……

《雑貨屋 レベッカは頬杖の体勢から身体を起こし、欠伸を噛み殺して》

いつの間にかうとうとしてたみたいね。
ゴードンさん、こんな夜更けにお会いするのは初めてかしら。

肴も無しに夜を明かすのもアレよね。
ローズでも居てくれれば楽しい夜が送れるんだけど。
いつの間にか皆帰っちゃったり寝ちゃったり……
ふあぁ、私も帰ろうかしら。

おやレベッカさん、こんばんは。
こんな時間に出歩いてるなんて珍しいじゃないか。

ん。アーヴァインの召集が気になったからね。
ここで待ってるんだけど、全然戻って来る気配ないから。
そろそろ一旦帰ろうかなって思ってるわ。
明日の仕事に響くしね。
ゴードンさんこそ、鍛冶のお仕事は大丈夫？

たしかに早く戻らんとまずいな。
最近はなんか知らんが武器の注文がよく入るからな。
レベッカさんとこからも注文もらってるしな。

そうね、何かと最近物騒だしねぇ……。
あー注文の品は急がないからいつでもいいわ。
ま、私が生きてる間にでも届けて貰えれば。

それじゃ、一足先に失礼するわね。
おやすみなさぁい……

わしも明日に備えて寝るか。
明日にはアーヴァインの話が聞けるといいな。

ああ……またやっちまった。
酒を飲むと眠くなるんだよな、俺……。