旅芸人 ボブ (さて、と。) 2人を祝う宴の中を、ボブはひっそりと抜け出した。 秘密結社「をんなの☆幸せ」に所属する彼(?)のひとつの指名は終わったのだ。 これで、薔薇の園に集まっていた彼(?)らも、約束の地モロッコにおいて、女としての幸せを見つけるだろう。 そう、秘密結社「をんなの☆幸せ」とは、男とか愛せない男の心を救うために結成されたのだ。 既にモロッコに辿り着いたアーヴァインからは手紙が届いている。 手紙には一言だけ。 「私、素敵な旦那様を見つけました」 そう記されていた。 そう――これで良かったのだ。 だが、彼(?)の胸には目的を達成した喜びは無く。 むしろ、何か失ったような悲しみに囚われていた。 ――ここは、この薔薇の園は、オカマのままで幸せを求める事ができる場 だったから。 ありのままで愛を求める事ができる場だったから。 | |
(559)2005/05/04 01:45:46 |
書生 ハーヴェイ >>597 [ハーヴェイは少し寂しそうに微笑んだ] …ナッシュさんは…冒険家…… 一度出て行ったら、いつ帰ってくるのか…解らないのは…当たり前です… ナッシュさんが…戻ってくるのを… 僕は…待つことにします…… ……たとえ、どれだけかかっても…… [カクテルを作った道具を洗っている] | |
(601)2005/05/04 03:12:22 |