学生 メイ 〔メイはそんなことを考えているのだなんて、知りません。ただ、久しぶりに会えたのが、うれしくって仕方がない様子。〕
あ。あのね?
〔一度、目をゆっくり瞬かせて、アの人の甥に、ないしょ話のようにこっそり言うのです。〕
会えない、僕、元気なかった。 でも、会えたら、元気なった。 なんでかな。
他の皆、会えない。それも、もちろん、寂しい。 でも、今回。ちょっと、特別だった。 なんでかな。
とっても、不思議、不思議。
〔やっぱりメイは説明が苦手だから、上手く伝わったのかはわかりませんけれども。それは今のメイの、せいいっぱいの気持ちだったのでしょう。〕 |