見習い看護婦 ニーナ 『おとーさん……? まさか…君がニーナ、なのか? 記憶を失う前の私が育てていたという、養女の?』 [怪訝そうな顔で呟いた後、ようやく理解して呆然とした表情を見せられて。 そしてその背後で、おそらく妻なのだろう女性パイロットが、真っ青な顔で自分に視線を向けているのが見えて。 彼に対するしがらみが、消えうせた気がした] そうだよ…ニーナはおとーさんに拾われて……おとーさんに育てられて。 おとーさんに、忘れられた。 ニーナと婚約してた事も、おとーさんは覚えてないんだね? ……おとーさんの奥さんは、知ってたみたいだけど。 ニーナの事を知ってて……おとーさんの命を盾に、ニーナにスパイ活動させたんだね? | |
(5)2006/09/22 06:31:52 |
見習い看護婦 ニーナ おとーさんの事が好きだったよ。 だけど……おとーさんは、ニーナから大切な人を2回も奪った。 最初はおとーさん自身。 ニーナの事を忘れて………ニーナとこうやって会っても、思い出してもくれない。 次はセシリアさん。 ニーナの一番大切な人を、おとーさんが殺した………… ううん。複座機に乗ってるのがおとーさんだって気付いて、ニーナが躊躇した所為で……セシリアさんは死んじゃった。 逆恨みだって、わかってる。 でも…おとーさんの事を、赦せない。 [へにゃりと笑顔で首を傾げながら言うと、養父であり銃の師匠でもあるヴィンセント=ヴァレンタインが何かを言おうとして…口を閉じる。 覚悟を決めたらしい養父の姿に、銃を下ろして放り出した] | |
(7)2006/09/22 06:34:02 |