人狼審問

- The Neighbour Wolves -

インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 エピローグ 
(1781)synthetic Savior : プロローグ
 村は数十年来の大事件に騒然としていた。
 夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。

 そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァイン
 ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
双子 リックが参加しました。
双子 リック
[白く、広い部屋だった。部屋の中には、幾つかの椅子と机が置かれていた。隅の方には布団が置かれていて、その上に男の姿があった。
その顔は虚ろで、彼の呼気だけが響く音だった。]

――がちゃ

[扉の開く音に、彼の窪んだ目が其方を向いた。その拍子に、彼の手元から数枚の紙が零れ落ちた。それが隠していたネームプレートには、助手 アーヴァインという名前が刻まれていた。
部屋に入ってきた少年は、意識を失っているようだった。顔は土気色で生気はない。白くも見える金の髪が、投げ出された床に広がった。

誰からも見えぬ場所でMOTHERが、その少年を認識する。]

>_NAME:Rick(リック)
>__AGE:unknown
>__SEX:Male
>OTHER:1年前に研究所に連れられてきた。かなりの古株になる。連れられてきた時の方が年上に見えるが知る者は研究員にも少ない。見た目は10過ぎの少年だが正確な年齢は少年本人もしらない。
>_TIME:20時-26時


[――そして扉は閉じられる。
アーヴァインは、緩慢な動作で紙を拾った。それは古き国の言葉でこう綴られていた]


【この村はRP村です】

ガチ推理は禁止です。
どの陣営の勝敗条件も、生存勝利が一番ですが、PL視点推理だけは絶対にしないでください。
■勝利を目指すのはPCでありPLではありません。
■PL視点では物語の流れが面白くなるように動くように心がけましょう。

>舞台は近未来、とある研究所。
>そこで行われている実験は、肉体改造。「人間を天使にする」という実験。後世に発覚した事実だが、数千の身寄りのない者たちや犯罪者が、実験道具とされて殺されていたという。
>入ったものは、生きて其処を出ることができない――

参加される方は、全員が「少なくとも一度は人体実験の被害にあった者」です。身体的に異常をきたしている可能性もあります。
アーヴァインに関しては、実験体を人喰い狼にする薬を作った研究員(既に処刑済)の助手であったが、今は同じように実験される立場にある者です。実験現場では機械のみが動くので、彼と面識のある人はいないでしょう。

一日目が始まると、コンピューターを通し、研究員がこう言います。

この中に、「適合者」がいるという話を聞いた。一人目の適合者は、既に目的をかなえ、死亡した。
お前たちは実験適合者を探し、私たちに一日に一人を差し出せ。そうすれば、この施設から出してやる。
ただし気をつけろ。適合者は、人を食らう化け物だ。

それを聞いた助手アーヴァインは、人狼にする薬を三人分作ったと皆に教えます。そのうちの一人は、人を喰い、危険性のために死んでも構わないと思うがままに実験され、天使の翼を生やして既に死にました。つまり残りは二人。
ただ人を食らわねば生きられない者だというのに、監視カメラにその映像がなく、誰だかわからなかった。だからこそ暇つぶしも兼ねて、ここに全員が集められたのだろうと彼は言いました。


人狼の手から逃れ、生き残れば、施設から外に出られる。
そして人狼も、人のふりをすれば施設から外に出られる。

実験により死亡した者など、研究所にいれば伝わります。食事や睡眠は強制的に与えられても、彼らは死に近すぎ――そんな時に、与えられた生への切符。
それは彼らの本能が求めるもの。


勝敗条件としてはRP>生存となります。
この設定のために、★PC視点での狼COはあまり推奨しません。

一つの部屋に閉じ込められる設定ですので、感情レベルの疑いあいや、自分が生きたいからと他人を貶めたり、自分を悪くしようとするからとその人を憎んだり、言い争ったり。PCが生き残るためにそれらのことをやるのは、全く問題ありません。PLとして言われているのではないことをご理解ください
(0)2006/08/20 22:54:50
双子 リック
★★★村の特殊設定★★★

■1.赤ログと、吊られる人だけのログの時間帯があります。
更新時間の一時間前から更新時間まで、白、独り言、墓、すべてのログを禁止します。その間に処刑=実験され死亡するRPと、襲撃=赤ログだけを使った襲撃RPをお願いします。
赤ログとの齟齬を出させないために、吊り先は更新時間の一時間半前までにメモでの提示をお願いいたします。同数だった場合は、更新一時間前までにメモでの話し合いをお願いします。

■2.赤ログを何よりも優先させるので、更新時間の設定は一日目に狼が決めます。(最終更新時間は3時です)
更新時間の一時間前までが、村人たちが話せる時間です。みなの都合と自分の赤ログRPの都合をあわせて考え、更新時間にいたしましょう。

ex)更新時間を01:30に設定した場合
村側が話せる時間は、00:30までとなります。00:00までに投票先をメモでCOしてください。
吊られる人間による実験→死亡RPと、狼による人食いRPは、00:30から01:30となります。

初日、狼は上記のことを考え、まとめサイトを編集してください。
http://wolfbbs.jp/?hishou/kikaku2
(1)2006/08/20 22:55:26
双子 リック
■3.まとめサイトの利用
まとめサイトを利用して、狼の襲撃した後の部屋の状況、更新時間をお知りになってください。
ただしまとめサイトをメモ代わりに使うことは禁止します。

【この村では白ログより赤ログが優先されます】


■4.狼による人食い描写があります。
実験においても必ず死にます。
所謂グロイ描写が苦手な方は、ロム、入村はおやめになった方が良いかと思います。


■5.朝3時から5時の間のログを全部禁止します。
睡眠時間はとってください。
吊りはPC視点票ですが、【バファリン吊りは推奨しています】
つらそうだったらPL視点票でも構いません。
(2)2006/08/20 22:55:36
双子 リック
★★★言い換え設定/場所設定★★★

村人:実験対象。
人狼:適合者。人喰い。人狼。
村側能力者:お好きにしてください。鼻がきくのもいいですし、コンピューターのコードを知っていて、監視カメラを通じて見ることができてもかまいません
吊り:実験を受ける
襲撃:喰われる
墓下描写はお好きにしてください。


彼らがとじこめられているのは広い部屋です。人を殺す武器になりそうなものはありませんが、ソファや寝台などはしっかり配置されています。
食事は必ず用意されます。
更新時間の一時間前に睡眠ガスがなぜか撒かれます。人狼は人食いの本能が表だってしまい、赤ログで人を喰ってください。【描写はすべて人狼に任せます】
一応部屋にはシャワーもついています。
(3)2006/08/20 22:55:56
双子 リック
コンピューターが研究施設を制御していて、彼らに接触するのは機械のみです。監視カメラもついている模様ですが、ホストコンピューターであるMOTHERの、その特定のコードをあてたりすることによって、監視カメラの映像のさしかえもテープを止めることも可能です。他の場所のことを覗くこともできます。
コードはたくさんあるのですが、ホストへの直接の干渉ができるものは誰にも知られていませんので、端末操作だけでお願いします。

ちなみに彼らがあつめられた部屋は、地下2Fになります。
(4)2006/08/20 22:56:49
双子 リック
★★記号、その他★★
・[]――ト書き:なんでもできる地の文です
・*行動*――退席記号:**で囲むと退席記号になります。席を外すときにお使いください。
・「会話」――NPC利用の会話:NPCの会話は「」で括ってください
・『独り言』――PL視点に晒したい心の声:PCにはその声は聞こえない扱いでお願いします

・他人の行動を限定させるようなRPのしかたはやめましょう。投げあいを楽しむものです。
・●▼などの人狼記号は仕様禁止です。【】は目立たせたいものがあるなら構いません。
・ガチ推理のみからの吊襲撃だけは絶対にしないようにお願いします

・白ログはPC視点のみとします。PL視点の話し合いはメモを利用して下さい。
墓下、プロでの質問など、独り言、狼の話し合いにはPL発言をしても構いません。その場合はわかりやすいように/PL/という表記をお願いします。

【入村時に、以下のテンプレートを貼り付けてください(ex:)>>0)】
>_NAME:キャラの名前
>__AGE:キャラの年齢
>__SEX:キャラの性別
>OTHER:特記事項など。外見などでも構いません。
>_TIME:出現可能時間
(5)2006/08/20 22:58:50
双子 リック
初日は赤ログで時間調整などもあるでしょう。通常更新となってしまっても構いません。その場合は赤ログ描写はなしになります。
話が早く纏まってもアーヴァイン襲撃の時は、赤ログの描写はいれてもいれなくても構いません。余力と相談したうえで、まとめサイトにその旨を書き込んで、村への連絡を忘れずにお願いします。
少なくとも二日目からは24時間更新となります(更新時間を狼による設定にあわせるためです。)

最後に、今一度、まとめサイトの確認をお願いいたします。
特殊設定がたくさんありますので、わからないことはいつでもお聞き下さい。
企画主は、村に入りなおしませんので、プロの間の質問、メモでの質問はしっかりと受け付けます。

難しい設定になりますが、喰いたい、食われたい皆様の参加をお待ちしております。



最後になりましたが
★【ランダム以外での希望で入村してください】
(6)2006/08/20 22:59:15
双子 リック
[アーヴァインは紙を再び落とした。力が入らない、疲れ果てた様子でそれを拾うことはもうなかった。やがて機械が掃除に来るだろう。

部屋に投げ入れられた少年は、それから暫くして、倒れたまま、意志を感じさせない死人のような、黒い目を開けた。]
(7)2006/08/20 23:00:50
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/20 23:01:23
双子 リック
[妙に動作はゆっくりとしていた。
水色の実験体を示す衣類はその体より少し大きく、細い腕は隠れてほぼ見えない。

足と手を使い、立ち上がると、顔をしかめた。ただ声はあげず、ふらふらとした様子で、部屋の隅におかれたソファに座る。ぶかぶかの襟元から、骨の形が浮き上がる白い体が見えるだろう]
(8)2006/08/20 23:14:44
双子 リック
『まだ、死ねないのか』

[毎日のように実験をされ続けた体は、成長することはなく、逆に退化した。
ものを食べてもその体は太ることはなく、だんだんと細く小さくなっていった。
自分と同室で死んでいった実験体もたくさんいたから、死は...にとって身近なものだった。

...の座るソファの後ろに、一枚の紙が貼り付けてあることは、きっと誰も気付くまい。]
(9)2006/08/20 23:19:42
双子 リック
/紙/

赤ログで喰いログをする都合上、ログがアダルトになる可能性が高いです。

また、この話でたとえ生存勝利したとしても、【エピで生存者全員が実験を受け、死亡するRPをいたします。】
つまりこの村はどちらの陣営が勝っても、最終的にPCは殺されるということになります。

そこの点をご理解くださるようお願いいたします。
(10)2006/08/20 23:23:27
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/20 23:24:47
双子 リックは、突然震えだし、強く腕を握り締め――*意識を失った*
2006/08/21 00:08:37
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/21 00:10:28
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/21 00:10:50
見習い看護婦 ニーナが参加しました。
見習い看護婦 ニーナ
『いつになれば解放されるんだろう…。』

[...は暗い面持ちのまま階段を降りる。深い蒼色の髪に隠された瞳には、諦観が見え始めていた。]

『どこで私は間違ったんだろう…。』

[ここに連れられてから何度も考えた。だが答えは出ない…いや、出ても意味が無い。それは...も分かっている。だが、考えずにはいられない…。

やがて...は一つの扉の前で足を止める。期待はするべきではない、既に何度も経験している事だ。だが、それでも...はその瞳に微かな希望を宿し、その取っ手に手をかけた。]
(11)2006/08/21 01:30:27
見習い看護婦 ニーナ
――カチャ

[思ったより大きな音が鳴った事に少しビクつきながら...は室内に足を踏み入れる]

『…二人?』

[一人の疲れ果てた男と、痩せ細った少年。(見た目通りの存在なのか、彼女は知るはずも無いが…。)二人とも意識が無いらしく、こちらにはピクリとも反応を示さない。

…その間にMOTHERは彼女の認識を済ませた。]

>_NAME:Nina(ニーナ)
>__AGE:16?(詳細は不明)
>__SEX:Female
>OTHER:2ヶ月程前に連れてこられた少女。生きる為に盗み等をやってたが捕まり、身寄りが無い為そのまま研究所に移された。何度か実験を受けているが身体的に変化は無い。…だからこそ自分が何をされてるのか…という重大性を理解してなく、外の世界に戻る事を渇望している。
>_TIME:21時-25時
(12)2006/08/21 01:44:51
見習い看護婦 ニーナ
[...の外見に特筆すべき事はない。貧民街で見かけても特に違和感は無いだろう。同じ実験を受けた者が例外無く身体に異常をもたらされたり、或いは死に至っているにも関わらず彼女だけは何も……それこそが逆にここでは特筆すべき点と言えるかも知れないが。]

ふぅ………つっ!

[...は小さく息を吐き、周りを見渡す…が、その時走った頭痛に思わずしゃがみこむ。やがて額を押さえながら、ふらふらした足取りで二人から少し離れた位置にあるソファに腰をおろした]
(13)2006/08/21 01:50:18
見習い看護婦 ニーナ
『何で…こんな…っ!?』

[ココに来て(初めて実験を受けて)から、不定期に鋭い頭痛が彼女を襲う様になった。だが勿論鎮痛剤など支給されるはずもない。その理由は…言うまでもないだろう。
その為彼女が取れる行動は…耐える事、ただそれのみ。]

ふぅっ、ふぅっ…くっ…つっ………ふぅ……………はぁ。

[荒く息を吐き、何度か呼吸を繰り返す内に次第に表情が安らいでいく。…そのまま...は*瞳を閉じた*]
(15)2006/08/21 01:55:43
村長の娘 シャーロットがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(村長の娘 シャーロットは村を出ました)
(2006/08/21 01:50:00)
村長 アーノルドがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(村長 アーノルドは村を出ました)
(2006/08/21 01:50:00)
村長の娘 シャーロットが参加しました。
村長の娘 シャーロット
[どこからか、若い娘の声がする。
 高くか細い単調な歌声。誰もが一度は気いたことがある動揺を歌うその声は、楽しげだがどこか奇妙だ。
 単調な旋律は何度も繰り替えし、だんだんと大きくなる]
 −−がちゃ
[開いた扉の隙間から、押し出されるように1人の少女が部屋に入った。
 髪にはほどけかけたピンクのリボン。手には薄汚れた猫の人形。
 少女は見慣れぬ部屋に歌うのを止めてにっこり笑った。
 MOTHERがその胸の認識票を確認する]
>_NAME:シャーロット・アームストロング
>__AGE:16
>__SEX:Feale
>OTHER:研究所に多額の出資をしているアームストロング家直系の末娘。生まれた時から足と知能に障害があり、体面を気にした家族から治療と言う名目で研究所に隔離された。入所当初は8歳程度の知能はあることが確認されていたが、現在の正確なデータは不明。足の障害については、研究所にて矯正済みである。
>_TIME: 22:00〜24:00(コア 他不定期)
(17)2006/08/21 01:59:23
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/21 01:59:24
村長の娘 シャーロット
[にんまりと笑ったまま、少女はあたりを見回した。
 彼女の目に認識されるのは、今まで自分が閉じ込められていたのとは全く別の広い部屋。
『ここはあかるい』
 少女は微笑んだ。もしかするとここは昔いた広くて暖かい場所かもしれない。ずっと昔。彼女はそれがいつであったか、どこであったか思い出せないが、そこでは痛いことも怖いこともなかった。
 少女はうっとりと微笑むとあたりを見回して、そこに3人の人影を見つけた。
 反射的に体が強張る。
『...いがいのひとはきけん。だめ』
 とっさに後ずさりし、近くにあったベットの影に少女は*身を隠した*]
(18)2006/08/21 02:14:57
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/21 02:17:12
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/21 02:17:34
流れ者 ギルバートが参加しました。
流れ者 ギルバート
『――帰らなければ』
 
[...の頭にあるのは、ただそれだけだった。死の淵から生還した...を待ち受けていたのは、いつ果てるとも知れない研究所での悪夢の日々だった。
だが、まだ正気を失うわけにはいかない。
  
頭に巻いた薄灰色の細布に手をやる。全てを奪われ放り込まれたこの研究施設で、唯一自分が失わなかった物。いや、正確には自分の物ではなく――
 
そこで...は思考を止め、目の前の白く無機質なドアを見つめた。この先に待ち受けるのは天国か地獄か――今更考えるまでもないことに僅かに自嘲し――取っ手に手をかける。カチャリと音をたて扉が開いた。]
(19)2006/08/21 07:27:02
流れ者 ギルバート
……これは。
 
[思わず声が漏れる。広い部屋に調度品、男性と少年、少女が一人。戸惑いながら中へ進む...を、MOTHERが5人目の人間として認識する。]
 
>_NAME:Gilbert(ギルバート)
>__AGE:21〜24
>__SEX:Male
>OTHER:3週間前に研究所に連れて来られた。居住地区全体が研究所によって"実験"に使われた村の、唯一の生き残り。意識を取り戻したのが1週間前で、研究所のことはほとんど分かっていない。
>_TIME:22時-25時
 
[シャーロットには気付かないまま、彼女が身を隠したベッドと反対側の空いている寝台に横たわる。今朝打たれた薬剤のせいか、頭が重い。そのまま、静寂した部屋に溶け込むように……徐々に*眠りに落ちていった*]
(20)2006/08/21 08:12:40
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/21 08:24:38
双子 リック
[何度か目を覚ました時、人が増えているのには気付いていた。しかし...は動くことができず――機械が食事を持ってきた時に、漸く頭を上げる。
スプーンを持つ手は小刻に震え、左手も添えてスープを飲んだ。]

[部屋の中は、静まり返っている。
手からこぼれたスプーンの音が*いやに響いた*]
(21)2006/08/21 12:44:49
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/21 17:48:25
見習い看護婦 ニーナ
[...は、何か硬い物が触れ合う音に眉を顰め、微かに瞳を開く。]

『…あぁそうだね、何か食べないと。』

[食欲がある訳ではないが、ゆっくりと...は身を起こす。]
(22)2006/08/21 20:48:09
見習い看護婦 ニーナ
…部屋が変わっても、メニューは変わらないんだね。いつもどおりか…。

[用意されたパンを手に取りながら、思わず呟いてしまう。連れて来られた当初彼女は、食事を取らなかった…心配して機械じゃなく人を来させる、それを狙って。
当然の事だが彼女の思惑は外れ、ただ点滴を打たれて終わった。それ以来無駄な抵抗をせず、食事は出来るだけ取るようにしている。]
(23)2006/08/21 20:48:28
見習い看護婦 ニーナ
点滴じゃ…生きてるというより生かされてるって気がしちゃって、滅入るよ。ボクはまだ生きてるんだから。

[誰にともなく呟く。…あるいは、自分に言い聞かせているのかもしれない。そしてゆっくりと、...はパンを*口に運んだ*]
(24)2006/08/21 20:49:44
双子 リック
[少女の声が届いて、...は薄ら、瞳を開ける。
生かされている。
その言葉を理解すれば、口元が笑みに歪んだ。]

生かされてる以外、なんだっていうのかな。

[ソファから降りて、立ち上がる。その体はすぐにふらついて……
立ち上がったのが嘘のように、床に崩れた。
力の入り方がおかしい。

それでもまな死ねない。長持ちのするモルモット]
(25)2006/08/21 21:07:16
双子 リックは、暗い目を落とし、その場でただじっとしている。
2006/08/21 21:37:39
双子 リックは、再び*意識を暗闇に落とした。*
2006/08/21 22:08:55
見習い看護婦 ニーナ
[どこか疲れた様な、悟りきった口調の少年の声が聞こえた。]

『生かされてる…そんなの分かってるよ。でも……認めたくない現実っていうのもあるじゃない。…このまま死ぬなんて…そんなの嫌だよぉ…。』

[...は聞こえない振りをしたまま食事を終え、*シャワーを浴びに行った*]
(26)2006/08/21 22:57:17
双子 リック
[回復はしているのだろう。
……しばらくして...は四つんばいで歩き始める。
そうでなくては、動けないのだ。

絶望を含んだ声が、呟く。]


どんな部屋にいたって、痣は消えない。
生きてるから生かすだけだ

[足をずるように、アーヴァインに近づく。アーヴァインの目は死人だった。
ただ呼吸があるだけのものだった。
足元に落ちた紙を拾い、差し出す。受け取る手はない]
(27)2006/08/21 23:12:35
双子 リックは、紙に目を落としたが、歪んで見えなかった。視力も低下したらしい
2006/08/21 23:21:26
村長の娘 シャーロット
[声がする。機械音ではなく、いきてるものの声。
 機械音は嫌いだ。それは自分に嫌なことをする。人の声も嫌い。人は自分に嫌なことをする。
 ...は目をあけた。微かに食べ物の匂いもする]

『ごはんのじかんだ』

[...は、部屋を見回し、自分に用意されているはずの食事を探した。
 食べること、それだけが自分でできる唯一のこと。
 後は与えられた部屋でただ実験を待つだけだ。
 でも、なんだかここは違う。ここにいる生き物達は、まだ自分に何かする気はないみたいだ。
 それが不思議で、...は落ち着かなかった]
(28)2006/08/21 23:42:52
双子 リック
[ちらりと、紙を持つ手をさげて、動き出した少女を見やる。
ただそれだけで、それから再び紙をアーヴァインの方に差し出した。
今度は、それを膝の上に置き、ぱたりと、手を落とす。

……弱くなったものだと、自嘲する]
(29)2006/08/21 23:50:38
村長の娘 シャーロット
[食事を探して視線を彷徨わせると、すぐ側のベットに横たわる人間に気づく。
 びくりと震えて、人形を硬く抱いた。
 これも生きてるのだろうか?
 動かないものは怖くない。それは彼女に何の害も及ぼさない。
 でも、生きているものは彼女に苦痛を強いる。

 なぜ、ここの生き物は彼女に何もしないのだろう?]
(30)2006/08/21 23:55:56
双子 リック
[それから再び少女を見やり]

……食事、そこだよ

[片手で指差した。]
(31)2006/08/22 00:02:27
見習い看護婦 ニーナ
[体を洗い、頭を洗い、しばらく微温湯を浴びながら物思いにふける。それが、...のココに連れられてからの日課だった。]

…今で4人。まだ集まるのかな?

[水音に紛れて...の声が微かに響く。もしかしたら今までで一番大きな実験になるのかもしれない。微かな期待を持ちかけた...の表情が…しかしすぐに暗く沈む。逆に、最後になる可能性もあるのだから。]

『…生きたい…なぁ。』

[最後に冷水を頭から浴びる。
その肌を刺す冷たさで...の意識は現実に戻る。]

『違う!生きたい…じゃない。ボクは、生きるんだ。』

[無意識の内に弱気になってた自分に愕然としつつ、...はシャワーの蛇口を止めた。]
(32)2006/08/22 00:16:11
村長の娘 シャーロット
 ひっ
[突然かけられた声に、思わず後ずざる。
 ちょうど後ろにあったベッドの上に尻餅をつくと、声の主である少年が視界に入った。]

『ちいさい』

[その少年は、自分よりも小さい生き物だった。恐怖と好奇心の入り交じった問いが少女の唇からこぼれた]

 ……だれ?
(33)2006/08/22 00:21:43
双子 リック
[問いには、一度、瞬いた。名などもう一年、呼ばれていない。]

……リック。
食事、食べないと、死ぬよ

[淡々とした様子で、それだけを告げる]
(34)2006/08/22 00:24:54
見習い看護婦 ニーナ
[体を拭いている間に、何やら話し声が微かに聞こえる。聞こえるのは…先ほどの少年の声。]

『誰かに…話しかけてる?』

[どっちの男にだろう…と考えていると、綺麗な少女の声が聞こえた。]

『人が、増えたんだ…。』

[だから何、ということもない。それ程気にした様子もなく...は服を着て、仕切られた浴槽スペースから足を踏み出した。]
(35)2006/08/22 00:33:07
双子 リックは、見習い看護婦 ニーナにゆると顔を向けた。が、それだけ。
2006/08/22 00:35:16
村長の娘 シャーロット
 ……リック。

[確かめるように少年と同じ音を口にした。それが、この生き物の名前。彼の言葉に動かされるように、食事に手をつけた。

 ちらちらと少年を気にしながらも、食べ物を口に運ぶ。
 他の生き物がいる状態でものを口にするのは落ち着かない。
 けれど彼は自分のことを観察してはこない。興味がないようなのがわかると、少しほっとした]
 
(36)2006/08/22 00:37:19
双子 リック
[名前を呼ばれることなど、もうないと思っていた。
だから、ゆるく、瞬いた。]

……君は

[食べている少女に問い返した。
問うなどという行為も、久しぶりで。]
(37)2006/08/22 00:43:08
見習い看護婦 ニーナ
[男の傍に座り込んでいる少年と、ベッドに腰掛けて食事をしている少女。二人を横目に、またソファに腰掛ける。]

ボクはニーナ。よろしく、二人とも。

[どうやら名前を言い合っているらしい二人に合わせて、...も名乗る。もっとも、それで自分の役目は終わったとでも言うかのように、...は部屋をぼんやりと眺めている。]
(38)2006/08/22 00:54:32
双子 リックは、見習い看護婦 ニーナが名乗ったので、「リック」とだけ言った。
2006/08/22 00:56:14
村長の娘 シャーロット
[少年からの問いかけに、驚いてスプーンを落とす。
 少しの怯えを滲ませた目で少年の問いに答えようとして、ふと詰まった]

『なまえ? わたしの、』

[ここでは名前を呼ばれた記憶がない。でも遠い昔、まだあの暖かい場所にいた頃、自分を呼び掛ける声があった]

 シャー、ロット

[記憶をなぞり、その呼び声を反芻する。自分は、そういう名前であったのだと、あらためて思い出す。
 もう、記憶の声は自分を呼んではくれないのだろうか]

 ……お母さん

[...は、呟くと*泣き出した*]
(39)2006/08/22 01:05:07
双子 リック
[名前を言うと、泣き出した少女に、暫し、視線を向けた。
それから立ち上がろうと、近づこうとするものの、うまく動くことは叶わなかった。]
(40)2006/08/22 01:13:51
双子 リック
シャーロット

[ただ名前を呼びかけ。
しかしそれでも泣きやまず、動きを止める。

だるそうに床に沈みこんで、*目を閉じた*]
(41)2006/08/22 01:23:25
見習い看護婦 ニーナ
[名乗るなり突然泣き出した少女シャーロット。その少女に近づこうともがく少年リック。…そんな二人を視界に入れず...は蒼白な顔で呟いた。]

お母さん……おかあ…さ…ん?

[...の記憶にある家族は母のみ。またその母も早くに亡くし、それから...は一人で生きてきた。
…だが、その唯一の家族の顔が浮かばない。早いといってもほんの数年前、覚えてないはずがない。実際に一人で生きていた時は母の面影を支えに、いつも暮らしていたはずだ。
研究所に連れられてからの記憶はどんな些細な事でも覚えている…なのに昔の事をどんどん忘れていってる。

言い知れぬ不安が胸を満たすのを感じながら、...は全てを振り払うかのように*堅く瞳を閉じた。*]
(42)2006/08/22 01:41:55
双子 リック
[母親を呼ぶ声に、...はそちらを向いた。ニーナの様子も……]

『希望などどこにもないというのに』


[そう心の中で呟いた時だったか。
扉が開き、機械が入ってくる。人型の機械は、...の前で止まる。
促されることもなく、それにひかれ、台車に乗せられた。

それが運ぶ場所は1つしかなく]
(43)2006/08/22 18:01:45
双子 リック
[体に管が繋がれてゆく。
無機質な声が、...の様子を読み上げる。
うつぶせにされ、自分の膝を見る。骨と皮だけのような足だ。

体の調子が十分だと知るや否や――そう、それは...が苦痛を感じても、足が動かなくても、薬を受けて耐えられる状態ならば――実験が始まる。
何も身に付けていない...の体、集中的に赤黒く変色した部分。

銀色の光はそこにすいこまれ、声ならぬ悲鳴が響いた]
(44)2006/08/22 18:08:27
双子 リック
[いつもと変わらぬ実験の結果は、目を見開いたまま痙攣する...に、なんの慈悲も与えない。
意識を失うことも許されぬ感覚に抗がうこともせず。

感心の声が耳に届いた気がした。]


「長いな、これは」
「運がいいんだろう」
(45)2006/08/22 18:12:39
双子 リック
[実験を受けた時に身動いでしまったのだろう、拘束されていた...の手首は赤く染まり。
熱を持つ傷口は、手当てのないまま服が覆う。

再び台車にのせられ、あの部屋に。
いつもと同じはずの日が、いつもとなにか違う気がした。]
(46)2006/08/22 18:16:14
双子 リックは、部屋の中に放り出され、背をうちつけて*涙がこぼれた*
2006/08/22 18:17:13
酒場の看板娘 ローズマリーが参加しました。
酒場の看板娘 ローズマリー
[奈落へと続くような、長い階段を、女は降りる。
ほんの数日前ならば安易に降りられた距離。
今はとても、長い。]

ロゼは世界を識りたかった。

[呟いては足を止め]

ロゼは歴史を識っていた。

[呟いて]

ロゼは未来を識りたかった。

[嗤う。]

本当は何も……――

[少女の様な声、途切れて。
大切そうに抱いた白衣と、割れた眼鏡。

「忘れ物だ、科学者さん」

最後に会った人間は、嘲笑じみた声で
女の所有物だったものを、手渡した。]

……ロゼの研究所に戻らないと。

[瞳に僅かに理性の光を灯して、審判の扉に手を掛ける]
(47)2006/08/22 22:12:59
酒場の看板娘 ローズマリー
[白き部屋には五人の人間の姿。留めた目、細める。無機質な扉は何も言わずに、次の人間が訪れるまで、或いは何らかの所用が入るまで、沈黙を守るだろうか。
MOTHERは静に、女のデータを認識した]

>_NAME:Rosemary=Hale(ローズマリー・ヘイル)
>__AGE:25
>__SEX:Female
>OTHER:この研究所のネットワークアクセスログに不審なデータが残ったのは一週間程前の事。発信元は、とある小さな研究所。すぐに該当する研究員が拘束された。そうして研究する側から、される側へ。数回に渡って行われた実験の後遺症として、解離性同一性障害(旧称:多重人格)に似た症状が確認されている。
>_TIME: 21:00-26:00
(48)2006/08/22 22:16:25
酒場の看板娘 ローズマリー
[無機質な室内へ目を引かれる。室温、空気衛生を司るエアーコントロール装置。在室者の身体的衛生を維持するシャワー。睡眠を補う為の寝具――言葉で並べれば小奇麗にも聞こえるが、実際に目にしたのは、かろうじて衣食住を補う、どう考えても人間以下の為のものとしか思えぬものばかり。但し死なせはしないだろう。MOTHERは見えない目で室内の者達を見ている。
監視カメラを一寸見つめた後で、在室者へ目を向けた。散らかった食事、人目を憚るでもなく床に座り込む少女、生きている雰囲気のしない男――]

……酷い。
こんな場所にいつまで居ればいいの。

[眉を潜めて呟いた。]
(49)2006/08/22 22:49:51
酒場の看板娘 ローズマリー
[何故自身はこんな場所に居るのだろう。
記憶を辿る。ほんの一週間前まで、先代から受け継いだ研究所で様々な実験を行っていた筈だ。それはとても人道的とは言えず、研究所自体も裏世界の物ではあった。犯罪にも触れる研究は、通常の研究に比べ稼ぎも良い。人間を人間と認めない代わりに、その世界で動く者もまた、人間とは認められない。人権を捨ててでも、得るものがあった。
闇の世界で、他人から情報を盗むなど当然のこと。
――当然のこと。
その代償として身柄を拘束された以降の記憶が酷く曖昧だった]

……あぁ、早く研究所に戻らないと。

[とん、と壁に凭れる。
人々に、監視カメラに、何処か蔑むような視線で眺め、丸められた白衣を、*ぎゅっと抱いた*]
(50)2006/08/22 22:58:01
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/08/22 23:01:56
双子 リック
[いつしか涙は止まり、その目は幾度か瞬いた。
痛みを僅かにでも抑えようと、のろのろと体を動かす。
背を上に向ければ、吐息は零れようか。

声を聞きつけそちらを見やるが、声を投げることも動くことも億劫で。
ただ視線を投げただけで。
聞こえた言葉に、口元がゆるやかな弧を描いた]
(51)2006/08/22 23:11:02
村長の娘 シャーロット
[まるで物のように投げ出されたリックの体をぼんやりと見ていた。
 泣き腫らしたまま眠ってしまった目蓋は重い。
 彼がいつここを出て、またここに戻されてきたのか少女にはよくわからない。
 ただ、投げ出された体は人形のようだと思った。人形は怖くない。
 にっこりと笑って、少女は横たわる体にタオルケットをかけた。まるで自分のおもちゃにするように。
 そして、馴染んだ動揺を口ずさむ。彼女はそれしか歌をしらない。]
(52)2006/08/22 23:46:20
見習い看護婦 ニーナ
[どこか懐かしい旋律が流れる中、...は徐々に目を覚ます。]

『…あれ、寝ちゃってた?』

[まだぼんやりとした意識のまま、回りを見渡した...の目に映るのは、動かない男達、楽しげに歌う少女、床に転がる少年と…見慣れない、白衣を手にした女。]
(53)2006/08/22 23:58:15
村長の娘 シャーロット
[少女は繰り替えし歌い続けた。単調な旋律。
 歌う為、吸い込んだ空気に彼女の嫌いな匂いが混じる。
 嫌いだけど嗅ぎなれた、薬品の匂い。]

『いや』

[首を振ると匂いを避けるように首をめぐらせた。
 視界に映る緑の髪の見慣れぬ女。
 本能的に後退ったのは彼女が抱いた白衣を認識した所為だろうか。
 獣のようによろめきながら這って、一番最初に隠れたベッドの影まで移動する。
 膝に顔を埋め、息をころした。]

『ここはちがう』
(54)2006/08/23 00:24:02
村長の娘 シャーロット
[顔を埋めたまま、小さく首を振る。
 食べること、歌うこと、そして実験。
 それだけだった彼女の生活が変わってしまったのを確かに*感じていた*。]
(55)2006/08/23 00:31:36
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/23 00:34:54
双子 リック
[布が触れる感覚にすら、ぞくりと、身を震わせ。

しかしそれをどける力もなく、ただ同じ姿勢のまま]
(56)2006/08/23 00:42:17
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/23 00:43:10
双子 リックは、やがてゆっくりと*目を閉じた*
2006/08/23 01:05:43
見習い看護婦 ニーナ
[数え切れないほどの実験を受け、もう満足には動くことも出来ないのだろう。そんな彼の姿が、...の未来を暗示しているかの様に思える…。…その事実を認めたくない...は別の事に意識を向ける。]

『…白衣?研究員………な訳無いよね。ボクらの前に無防備に出てくるなんて…そんな勇敢なヤツがいるはずが無い。』

[どこか暗い微笑みを湛え、...はソファに沈み込む。もし研究員が本当に来たらどうしてくれよう…そんな叶いもしない妄想に想いを馳せるのは、リックの姿を一時でも忘れる為の逃避に過ぎないのかもしれない。
やがて...は、再び*意識を闇に落としていった。*]
(57)2006/08/23 01:57:36
酒場の看板娘 ローズマリー
[覚醒している人々に向けられた視線を受けて、一人、何かを否定するようにかぶりを振った。――なんて暗い感情に満ちた視線だろう。そう感じるのは、自らの感性故のものかもしれないが]

……ッ。

[室温は管理されているのに、厭な汗が一筋。思わず先程くぐった扉へ手を掛けるも、施錠された扉は虚しい音を立てるだけだった。抑圧される恐怖に、飛びそうになる理性。]
(58)2006/08/23 02:47:46
酒場の看板娘 ローズマリー
[ひゅ、と息を吸い込んで堪える。何かをしていないと、突き落とされそうな静寂が耳に痛い。思えば彼らは一言も言葉を発さない。唯、視線を向けるだけ。]

違う、ロゼは違う……

[同じ存在だと認めることをしないように。呟きは静寂の中に転がって、自らが酷く滑稽に思えた。監視カメラの向こう側に居る人間は、これからどうする気なのだろう。
開かない扉。制御された室内。静寂。
余計に追い詰められ、カリ、と自らの肌に爪を立てた。

――此処は厭だ。

声には出さず呟いてから、先程見止めたコンピューター端末へ目を向け、近づく。くしゃくしゃの白衣を腕に掛けて、割れた眼鏡を耳に掛けて、端末へ細い指を滑らせる。

>>__Unavailable

反応はバッドステータスばかりだった。それでも唯一の接触手段に、一心不乱に*向かい続けた*]
(59)2006/08/23 02:55:29
冒険家 ナサニエルが参加しました。
冒険家 ナサニエル
[前を歩く男の肩を掴み、実験体の証である水色の衣類を纏った男が歩く。
研究員の速い歩みに追いつき切れず、時折足が縺れた]

[長い廊下を歩き、唐突に立ち止まった研究員に半ばぶつかるようにして足を止める]

「ここだ」

[声と同時に扉の開く音。...が室内へと目を向ける間もなく、部屋へと押し込まれた]

…全く、次は何だと言うんだ。

[溜息を吐く男をMOTHERが音も無く認識する]

>_NAME:Nathaniel(ナサニエル)
>__AGE:24〜27
>__SEX:Male
>OTHER:裏の世界で暗殺を生業にしてきた。2週間程前、とある要人の暗殺に失敗、研究所へと連れてこられる。実験の際に視力を殆ど失っているが、気配を読むことによってある程度普通に動くことが可能。
>_TIME:21時-25時(他不定期)
(60)2006/08/23 17:55:26
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/23 17:59:38
冒険家 ナサニエル
[殆ど何も映し出さない濃紺の眼を室内へ向ける]

『俺を含めて7人、か?全員が研究員とは思えないな』

[腰に手を当て、一人思案。
今のところ誰からも危険は感じられない。
――不安定な感情は部屋の中を満たしているが]

[しかし全て己には関係の無いことと判断し、まるで見えているかのような足取り―しかし、かなりゆっくりとした―で皆から離れた壁際へ移動し、そこへ背を預けて*座り込んだ*]
(61)2006/08/23 18:07:35
双子 リック
[食事をとることができず、薬を射たれた。
沈痛効果もあったのだろうか……やがて...の体はゆっくりと動き始める]

[とはいえ半身を起こすだけで、とまることない痛みに*腕をだきしめた*]
(62)2006/08/23 18:46:57
流れ者 ギルバート
[...はベッドの中、微かに身じろぎした。うっすらと目を開ける。
 
――白い部屋。生身の人間の物音。前日まで入れられていた部屋とは別の場所に来たことを思い出す。
 
だがまだ、意識は完全には覚醒せず、再び*瞳を閉じた*]
(63)2006/08/23 21:00:13
双子 リック
[しばしその姿勢でいただろうか。
やがて立ち上がり、...はベッドに腰かける。
となりに寝ている男を、なんともなしに眺め。
隠れた少女にも同じ視線を。]
(64)2006/08/23 23:10:29
双子 リック
[自分達のそばから離れた青年や、端末の前で接触を図ろうとする女。]

[無機質な目は、室内を一瞥して閉じられる。]
(65)2006/08/23 23:16:33
見習い看護婦 ニーナ
[...は目を覚ますと、また人が増えてる事に気づいた。静かな物越しの青年。…これで、室内にいるヒトは今で7人。]

一体何人まで集まるんだろ…。

[...は意識せず口に出していた。その声には微かに怯えが混じる。今までと違う…その事をまた強く感じ取ったが故に。]
(66)2006/08/24 00:40:52
双子 リック
…………

[ニーナの声に、...はようやく考える。
しかしそれもまた億劫で。]


『何人があつまっても、変わるわけはないんだ』
(67)2006/08/24 00:48:54
双子 リックは、そうして、そのままベッドに*倒れ臥した*
2006/08/24 00:56:41
見習い看護婦 ニーナ
[今までと違う部屋、今までと違う人数、それら全てが...の心を不安にさせる。今までは生きてこれた。じゃあ…これからは?]

『…怖い…。』

[...は震える我が身を両手で抱え込む。しばらくそうした後、...はまたシャワーを浴びに向かった。心を落ち着かせる為に…。]
(68)2006/08/24 01:04:14
見習い看護婦 ニーナ
[シャワーを浴びた...はすっきりした顔で戻って…はこなかった。少女の心に広がった暗雲は、どうすれば晴れてくれるのだろうか。]

うぅぅ…。

[頭痛が酷くなってくる。日を追う毎に頻度が増えてきているように感じる。]

『…環境が変わったからだろう。』

[そう自分に思い込ませ、...は定位置となったソファに腰掛け、*ゆっくりと瞳を閉じた。*]
(69)2006/08/24 01:49:02
酒場の看板娘 ローズマリー
[食事の時間になっても、端末から離れようとしなかった。そんな暇があるのなら。一瞬でも、刹那でも多く接触を試みたかった。いつか違うメッセージが出ることを夢見ながら。

>>____Error

MOTHERは機械的な判断を下す。食事すら摂れなかった劣等な存在には、管から栄養分を与えるだけのこと。]
(70)2006/08/24 02:47:53
酒場の看板娘 ローズマリー
……やっ。

[微かな悲鳴、それ以上は声にもならず。管から逃れようとすれど、それもまた叶わない。点滴の作用もまたコントロールの内なのだろうか。少年の姿をした存在に与えられた其れとは別の形で。睡眠、栄養共に強要されるよう、半ば筋弛緩の状態で膝が折れる。

薄れ行く意識で端末を視る。そこに何を思うのか。
自らを抑圧する機械に対する憎しみか、或いは自らを解き放ってくれると信じて止まぬ、機械に対する*希望だろうか*]
(71)2006/08/24 02:48:28
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/08/24 02:57:03
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/24 06:03:17
双子 リック
[端末の前でくずれおちる女を見て、...はゆっくり近付く。といってもまるで這うような姿だった。

それから端末に触れる。
そのまま数文字を……

CREATESANGEL

ゆっくり打ち込めば、浮かび上がる文字。
それにはこの実験により使われた素体の数が記されているだけだけれども。

画面を消すこともなく、壁に近付いて。]

っう……

[背に襲いかかった痛みに声をあげ、横になると*膝を抱えた。*]
(72)2006/08/24 08:07:10
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/24 08:08:03
ごくつぶし ミッキーが参加しました。
ごくつぶし ミッキー
[台車を押すゴロゴロという音が、がらんとした廊下に響いている。

台車はその厚い扉の前で止まり、運んでいた荷物をその室内に置いて出てゆく。

"それ"は小山のような肉塊だった。

服を着せられているというよりは服のような物で包装されているという表現の方が適切だった。

お歳暮のハムのようにパンパンに膨れ上がった短い四肢をばたつかせて、"それ"は言葉にならない声を上げる。
呼吸をするたび体が揺れた。

MOTHERが7人目の人間として"それ"を認識する。
だが、"それ"は人間であるのだろうか?]



>_NAME:Michel="AA"(ミシェル)
>__AGE:0(9month)
>__SEX:Male
>OTHER:実験体として研究所に居た娼婦が身篭っていた胎児。
母親はどのような処置をしても何の異常も起こさなかったが、
腹の中の子供は3年経っても生まれることなく、その子宮の中で際限の無い成長を続けた。
母親は何かに取り付かれたかのように大量の食物を貪り食い続けたが、それでも次第に養分を吸われるかのようにやせ細り、弱っていった。
巨大な腹にやせ細った手足だけがついた姿になって母親は死に、その腹を食い破って胎児は外界へと現れた。

母を亡くした赤ん坊は、その母がそうしたように、手当たり次第に食物を貪り食い続け、日に日に際限なく大きくなり続けている。

>_TIME:24:00-27:00

(73)2006/08/24 14:24:17
ごくつぶし ミッキーは、床を這いずり回り、食べ残しの食物を*貪っている*
2006/08/24 14:25:48
ごくつぶし ミッキーは、双子 リックに話の続きを促した。
2006/08/24 14:42:39
ごくつぶし ミッキーはメモを貼った。
2006/08/24 15:19:35
文学少女 セシリアが参加しました。
文学少女 セシリア
離して!!!!

[足音しか響かない廊下をまだ幼さの残る少女の声がやけに響き渡る。足かせはもちろん、首輪すらつけられた暴れる少女を2人の研究員はめんどくさそうに引きずる]

「とっとと歩け!」

いや!!!ふれないで!!

[研究員たちは首輪につけられた鎖を引かれ手を引きずられ、それでもなおも抵抗を続ける少女をようやく目的の部屋まで連れて行くと、まるで荷物を投げ入れるかのように乱雑に入れると足早に去っていった]

・・・・・・。

[同時にMOTHERは彼女を確認した]

>_NAME:No.13 Cecilia(セシリア)
>__AGE:14
>__SEX:Female
>OTHER:「人間を天使にする」という実験に酔いしれた研究員の両親をもつ。その狂気があまり実の子供を実験に、と生まれて間もない頃よりありとあらゆる実験をなされており、実験により極度の対人恐怖症と無痛病であることが確認されている。
>_TIME: 21:00〜(不定期)
(74)2006/08/24 15:51:50
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Statistical Summary
発言数
10
17
8
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1
3
2
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