人狼審問

- The Neighbour Wolves -

インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 エピローグ 
(1562)赫い屍の海で彼の人はわらう。 : 1日目 (1)
 集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。

 人狼なんて本当にいるのだろうか。
 もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
自警団長 アーヴァイン
 あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。

 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
 とにかく十分に注意してくれ。
どうやらこの中には、霊能者が1人、占い師が1人、人狼が2人、含まれているようだ。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、修道女 ステラ、酒場の看板娘 ローズマリー、学生 メイ、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、美術商 ヒューバート、墓守 ユージーン、の8名。
学生 メイ
──森──

うはー。もーなんかそこらじゅうご遺体まみれだなぁ。
ひとーつ、ふたーつ、みーっつ、よーっつ……。

[島のあちこちに散乱する屍体を飛び石宜しく踏みつけ、飛び跳ねながら数える]

ふふ、数え切れないねー。
……んん?なんか、まだ生きてるっぽいのが落ちてる。
おーい、げんきー?

[踏みつけた瞬間に弱弱しい悲鳴を上げたモノの傍らにしゃがみ込み、能天気に話しかける]
(0)2006/06/16 00:21:06
学生 メイ
おお、すごい。頭割れてんじゃん。
灰色の出てるよ。どろーって。

[指先で脳漿を捏ね回し、割れ目からぐちゅりと中に指を差し入れる。瞬間、ソレがびくりと体を波打たせた]

あはは、痛い?痛いとかもーわかんないんじゃない?
苦しい?苦しいよね。
そうだ、知ってる?
最高の快楽ってね。
苦痛なんだよ。

肉体の苦痛がいっちばん気持ちいーんだって。
だとしたら今のあんたって、めちゃくちゃ気持ちいいんだよ。
もっと気持ちよくしてあげよーか。

[差し入れた指を鉤に曲げ、内部をかき乱す。そのたびに、ソレの体が跳ねる]

あはは、すっごい。感じまくりじゃん?
(1)2006/06/16 00:22:16
流れ者 ギルバート
[死体の位置を正し、その上に馬乗りになると、喉元から下腹部まで一気に切り裂く。
溢れ出た赤い流れとその芳香に、全く気をそそられなかったにも拘らず、我知らず嗤いが零れた。目元が悦楽で朱に染まる。]

ヒャハハハハッハハッハハハハハッハハハハッ!!
(2)2006/06/16 00:25:28
墓守 ユージーン
──島の中央部、建物の上──

[屋上で足をブラブラさせている彼の視線が、ピクリと動いた。]

あぁ、あれは・・・・・・蟲を使う男か。
有名人も来るもんだねぇ。
こんな所に来る必要のない、殺人鬼じゃなかったか。

名前は、そう。アーヴァインとか聞いたっけか。

[呟くうちに、彼の姿は建物の向こうへと消えてしまった。]

ああ。

[クツ・・・と鳴った。]

あぁ、少しは骨がありそうだ。

[立ち上がり、くすんだ緑色の荷袋を肩に担ぐと、建物を降りる事にした。降りた先には、こんもりと茂る緑が見える。]
(3)2006/06/16 00:29:29
墓守 ユージーンは、緑の茂みに分け入った。
2006/06/16 00:32:36
学生 メイ
[指先を脳漿まみれにしながら思案]

んー、そだ。ナカまで全部みてあげよーか。
誰にも見られなかった部分が今わたしに見られちゃうんだよ。
ハズカシーよねぇ。

[言うが早いか、割れた頭蓋に両手をかけ、左右に割り開いていく。もう呼気すら漏らさないと思っていたソレが弱弱しく悲鳴を上げた]

ほら、もう見えちゃうよ。あんたのナカ。全部見えちゃうよ。
どう?ねぇ、体のナカを見られる気分はどう?
気持ちイイ?気持ちイイでしょ。
ふふ、イきたかったらイって良いんだよ。
ほらほらほらっ!

[割り開いたその内部を五指全てを使ってかき混ぜる]
[ソレの体が最後に一際強く痙攣し、徐々に弱まり、そして動かなくなるまでかき回して]

──あは、イっちゃった。

[立ち上がると、最後にソレの頭部を踵で踏み抜いた]
(4)2006/06/16 00:34:44
お嬢様 ヘンリエッタ
[廃墟の屋上は少女が立つだけでぱらぱらと破片を落とす。
 血の匂いを嗅ぎ取り殺意の充満した空気に
 うっとりと目を細め紅い月を仰ぐ。
 新たな獲物を探して見晴らしの良い所へ着てみたが
 さしたる収穫もないまま立ち尽くすのにも飽きて
 日傘を差したままふわり、と上空より飛び降りた。

――ストン…

 血の色のドレスの裾をはためかせ地に降り立ち
 湧き上がる衝動を抑えきれずにくるくると日傘を回す。]
(5)2006/06/16 00:36:44
墓守 ユージーン
おやまぁ。
へぇ、こんな場所でも中は血みどろとはねぇ。
あ〜あ。

[木々の間で無残な屍体が転がっている。]
[わざとらしく、大きな声を出して、皮肉そうに笑みを浮かべた。]
(6)2006/06/16 00:45:28
お嬢様 ヘンリエッタ
[絹を裂くような悲鳴に振り返る。
 大きな瞳は期待に満ち満ちて爛爛と輝き
 声のした方へ勢い良くじゃり、と地を蹴る。
 ガラス等とうになくなった窓をひらりと飛び越え
 真っ暗な廃墟の中へ身を溶かす。]

くすくすくすっ…

[嗤い声と廊下に響く軽やかな足音。
 気配を断とうともせず無防備に声の方へと近付き
 目的地に辿り着けば開け放された扉の向こう
 少女に気付き顔をあげる男と目が合う。
 視線をずらし半ば衣服も切り裂かれ机の上に組み敷かれる
 柔らかな肢体を持つ女を眺め
 満足気に頷きさも当然の事のように口を開く。]

決めたわ、其れは私の獲物よ。
(7)2006/06/16 00:47:41
流れ者 ギルバート
[肋骨を左右に折り開き、露になった心臓を掴み出す。恍惚と眸潤ませながら捧げ持ち、牙を立てる。
瞬く間に食い尽くすと、今度は胸や腹、腕や脚の筋肉を、時にダガーでそぎ取り、時に牙で噛み裂きながら、胃の腑に収めていく。
その間、暴かれた腹の裂け目に、自らの欲望に屹立したものを捻じ込み、掻き乱した。]
(8)2006/06/16 00:54:53
学生 メイはメモを貼った。
2006/06/16 00:57:50
お嬢様 ヘンリエッタ
[下卑た笑みを口元に浮かべ男が何か言おうとするのを
 気にも留めず優雅に二人の傍へと歩み寄り
 女の長い長い艶やかな髪をひと房手に取り口元に引き寄せ
 事態がおかしな方向へと転がるのに
 困惑した女の頬をつぃと細い指が撫ぜる。]

…天国に逝かせてあげるわ…

[いきり立つ男が掴みかかろうと手を伸ばすのに
 首を振れば結わかれたツインテールは男の手を払う。]

邪魔よ。

[不機嫌そうに言葉をかけた時には
 男の首は胴体から離れ床に落ちていた。]
(9)2006/06/16 01:02:19
学生 メイ
[森を歩む]

んー。ご遺体ばっかりで生きてる人いないなぁ。
やっぱ街に居た方が良かったか?
でもゴミばっかだしな。

……。
お?なんか。

[一瞬にして辺りの空気が変わったことを敏感に察し、視線を周囲にめぐらせる]

──誰か居るっぽい。

[ヒトの気配──というより、濃厚な殺気にニィと笑みを浮かべるとがさがさと自らの立てる物音を気にすることもなく気配の方へと歩を進めた]
(10)2006/06/16 01:14:10
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/06/16 01:14:13
お嬢様 ヘンリエッタ
[吹き上がる血の雨を吸い日傘は紅く塗れ光り
 女の肢体がぬらぬらとデコレートされていくのに
 思わず紅い舌が上唇を舐め上げる。
 隙を突いて起き上がろうとする女の髪を乱暴に掴み
 机から床へと引き摺り下ろす。]

駄目よ、駄目、駄目。
私と遊びましょう?

[恐らく隠された武器に手を伸ばそうとした女の腕を
 潰れない程度に加減して踏みつけ
 苦痛に歪む顔を眺めにたぁと口元を歪める。]

くすくすくすくすくすっ…
(11)2006/06/16 01:18:23
墓守 ユージーン
[だらだらと、同じ歩調で、
アーヴァインを追うべく森を抜けようと奥に進む。]

自然を大切にしない奴は、どうしようもないなぁ。

[荷の他には、武器らしきものを含めて、何も持っていない。]
(12)2006/06/16 01:18:45
墓守 ユージーン
あぁ、でも。

骨があるなら、殺ろうかな。

[立ち止まり、気配の方へ向けて、振り返った。]
[極めて、優しそうな笑顔が浮かんだ。]
(13)2006/06/16 01:28:01
学生 メイ
[背丈の高い茂みに半ば埋もれるように歩を進める。その更に奥。木立の間に大柄な人影を認め、す、と目を細めた]

──あれ、あいつ。
だれだっけ。どっかで見たことあるんだよね。
うーんと。えと、あれ?
……思い出せない。

[考えているうちに人影は森の奥へと消えていく。それを追うようにまた一つ、人影]

ふぅん。あいつの獲物、かな?
両方とも美味しそう。
(14)2006/06/16 01:32:17
流れ者 ギルバート
[──ややあって。
校舎屋上。
天水桶に貯まった温くなった雨水を、痛んだ洗面器で汲み取り、無造作に身体に振り掛けた。
何度も繰り返したその作業で、既に足元には赤い水溜りが出来ている。
概ね汚れが取れたところで、布でぞんざいに水気をふき取り、衣服を身に着ける。

袖なしのVネックのTシャツに、細身のブラックジーンズ。
足には補強の入ったブーツを履き、小ぶりのナイフをいくつか身体にベルトで留める。
仕上げに鰐皮のレザージャケットを引っ掛け、ダガーを腰の後ろに挿す。]


・・・・・・よし。
(15)2006/06/16 01:34:08
お嬢様 ヘンリエッタ
ねえ、選ばせてあげる。
痛いのと、気持ち良いの、どっちが良い?

[身動きしようとする女の首をめきりと音がする程に踏みつけたまま
 しゃがみ込めば耳元で悪魔のように甘く優しく問いかけ
 未だ反抗的な態度を取り続ける女に愉しそうに目を細める。]

そ…じゃあ両方ね…

[女の肩を掴み軽々と持ち上げれば壁に投げつけ
 崩れ落ちる女にゆっくりと歩み寄れば
 日傘の鞘の切っ先と仕込み刀で両手を壁に打ち付ける。]

莫迦ね、お莫迦さんだわ。
痛いのが厭なら最初からそう言えば良かったのよ。

[悲鳴をあげ睨みつけてくる女に
情欲に塗れた艶やかな笑みを返した。]
(16)2006/06/16 01:34:21
学生 メイ
さて。どっちと遊ぼうかな。

[そう呟いたところで、後から来たほうの人影が不意にこちらを振り返るのが見えた]

『殺ろうかな。』

[その言葉だけが耳に届き、ニィ、と更に笑みを濃くする]

──へぇ、あんたが遊んでくれるの?
   ──かたかた。

[歓喜に震える刃を手に、茂みを抜けた]
(17)2006/06/16 01:34:32
流れ者 ギルバート
[非常口の壊れた扉を抜け、階下へと*降りていった。*]
(18)2006/06/16 01:35:52
墓守 ユージーンは、指を髪にひっかけて、ぐるぐると回している。
2006/06/16 01:37:10
学生 メイは、だらりと片手に短剣を提げ、楽しそうな笑みを浮かべた。
2006/06/16 01:43:37
墓守 ユージーン
あぁ、可愛い赫い子だな。
まだ子供じゃないか。

[その声は、しかし侮る所がなく。]

さてはて、しかし。
手持ちの武器がないな。瓦礫でいいか。

[近くに転がっていた、大きめのコンクリート片を右手に掴んだ。]
(19)2006/06/16 01:44:39
お嬢様 ヘンリエッタ
先に断っておいてあげる。
其の足が無事なのはまだ私に反抗してないからよ。

[考えを読まれた事にかそれとも言葉の意味を想ってか
 女の瞳に怯えが過ぎるのを見て取り
 男の血を浴びてぬらぬらと光る太腿を
 ゆっくりと五本の細い指が撫で回す。]

…美味しそう…

[溜息混じりに呟き血に濡れた指を咥え
 震える睫毛の奥の潤んだ瞳が女を見据えて
 両手を串刺された神に傅くように其の太腿に顔を寄せ
 血に濡れる腿より紅い舌がねっとりと舐めあげる。]
(20)2006/06/16 01:50:17
学生 メイ
[相手が瓦礫を拾い上げる様を眺めながら]

ふっふー。美味しそうだね、お兄さん。
全部美味しく食べてあげるよ。
……この子たちがね。

[言うと同時、地面を蹴って低い姿勢で駆けた]
(21)2006/06/16 01:50:46
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/06/16 01:53:43
墓守 ユージーン
あぁ、美味しそうかい。

この子達・・・・ねぇ。
そいつらは、相手を焦がしてくれるような奴らかい?

[あんまり気が乗らないように呟く。]
(22)2006/06/16 01:57:14
学生 メイ
ふふ、焦がれてるのはこの子たちだよ。
あんたの血が吸いたいってさ!!

[言って、短剣を繰り出す。鋭く、コンパクトな軌道は正確にその喉元を狙う]
(23)2006/06/16 02:03:05
美術商 ヒューバート
[先ほどの快楽を反芻しつつ、屋根裏で
 次の獲物を待つか動くか考えている]
(24)2006/06/16 02:07:46
墓守 ユージーン
[体をズラすと、
わざと肩に受けて、少女の頭へ瓦礫を振り下ろした。]

じゃあ、吸うかい。

[肩から血が流れる。]
(25)2006/06/16 02:11:01
お嬢様 ヘンリエッタ
[口いっぱいに広がる血の味に
 思わず内腿を食い千切り
 女の悲鳴に肉片を咥えたまま顔を上げ
 血に塗れたままゆっくりと肉を租借する。]

もう少し脂が乗って居る方が好みだわ。

[溢れる血の香りと柔らかな肉の食感に溜息を漏らす。
 口の周りの血を舐め愉しそうに傷口を細い指がなぞり
 女の呻くのに顔をあげ瞳を覗く。]

可愛い…でも…

[首筋から豊満な乳房にかけてを舐めて
 徐に肋骨の下から心臓めがけて手をねじ込む。]

私はグルメなの。
(26)2006/06/16 02:11:09
お嬢様 ヘンリエッタ
くすくすくすっ…

[温かい体内を感じて悪戯に掻き混ぜ
 ずるりとその心臓を引き抜く。
 ぶちぶちと何かの切れる音と共に
 女はびくんびくんと跳ねて事切れる。]

最初から不味そうならまだ良かったのにね?
口直ししたくなっちゃったじゃない。

[小さな手の内で脈打つ心臓に舌を這わせ
 林檎でも齧るように嬉しそうに頬張る。]

…嗚呼…

[うっとりと恍惚の溜息を漏らす。]
(27)2006/06/16 02:19:02
学生 メイ
[俊敏な動きで振り下ろされた瓦礫を躱すと、距離を取るため後ろに跳び退り肩から血を流す男を見た]

へぇ、わざわざ食べさせてくれるんだ?
ありがとう、と言いたいトコだけど、もっと愉しませてくれなきゃわたしもこの子たちも満足出来ないよ。
だからもっともっと愉しませて……って言いたいとこだけど。

[あふ、と大きな欠伸を漏らし]

駄目、眠い。
さっさと寝たいし、もう死んじゃってね。
──オヤスミ。

[腰から苦無──先端が僅かに黒光りしている──を引き抜き、足を狙って投げ放った]
(28)2006/06/16 02:20:55
学生 メイは、更に二本同じ苦無を投げるとそのまま森の闇の中へと駆け出した。
2006/06/16 02:27:22
学生 メイ
──廃屋・内部──
[森から駆け戻り鉄の扉を閉めると、一直線に廃屋の隅に配置されているベッドに倒れこんだ]

………………限界。

[腰に下げた刃たちがあげる不平の声を子守唄に、病的な眠りに*堕ちていった*]
(29)2006/06/16 02:31:31
お嬢様 ヘンリエッタ
[日傘を引き抜きいつも通りにくるくると回し
 ニタァと口元を歪めて
 心臓を持った片手をゆっくりと舐る。
 半開きの薔薇色の唇から紅く染まった粘性の高い雫が零れ
 つぅと顎を伝う。]

美味しい…

[支えを失い床に転がる遺体を一瞥して
 悪戯を思いついた子供のように
 ぐしゃりと其の頭を踏み潰し
 跡形も無くなるまで其の行為に興じる。]
(30)2006/06/16 02:33:07
墓守 ユージーン
ああそうかい。
って言える程安い男でもないんさ。

[鋼鉄を仕込んだ靴で苦無を蹴りあげて弾いた。]
[そこへ苦無が飛来する。]

[片方は瓦礫で弾こうとし成功するが、もう片方は死角となり、腹部に食い込む。]
(31)2006/06/16 02:36:04
墓守 ユージーン
あ痛。

[溢れる血を、あ〜あと見て。]
[苦無を引き抜く。]

まあでも、儲けた。

[苦無をポケットに*押し込んだ。*]
(32)2006/06/16 02:41:03
お嬢様 ヘンリエッタ
[温かい脳髄の感触に興奮のあまり手に持った心臓を握りつぶし
 手に残った肉片を丹念に舌でこそげ
 引き抜かれた細い指は唾液と血に塗れてぬらりと光る。]

くすくす…くすくすくす…

[愛らしい忍び笑いは無人の部屋に木霊して
 日傘をさす少女はいくらか満足した様子で
 くるくると血の雨を降らせながら
 夜の*闇へと溶けた*]
(33)2006/06/16 02:41:23
学生 メイはメモを貼った。
2006/06/16 02:47:05
修道女 ステラ
[ぎゃあ、と鴉が一声鳴いて空へ。
ねっとりと絡みつく匂いが赤く揺れている]

ああ。

いいわね。
いいのね。
いいわよ。

[ころころと澄んだ声で笑うとすいと手を伸ばした。
きらりと何かが煌いて、

ごろり、

何かが転がった。
広がるどろりとした赤い液体。]

嗚呼。綺麗ね。
どんな外見でも一皮剥けば
赤くて綺麗、だわ。
(34)2006/06/16 03:29:20
修道女 ステラは、くつくつ笑った。鴉が屍を啄ばむ。
2006/06/16 03:29:25
修道女 ステラ
綺麗ね。

美味しい?
美味しいかしら。
美味しいのね。

[盟友の鴉に微笑みかける。
ついと手を引くと煌く銀糸が赤い粒を弾いた。]

たくさん来てるのね。
素敵だわ。
素敵ね。

たくさん、死ぬといいのだわ。
たくさん、殺すといいのだわ。
死ねば、皆綺麗だわ。

十字架を立ててあげましょう。

[ぐちゃり、首を踏み潰して。]
(35)2006/06/16 03:46:25
修道女 ステラは、呟く。*Amen.*
2006/06/16 03:48:26
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/06/16 04:39:02
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/06/16 05:12:28
書生 ハーヴェイ
[少年は夢の中で反芻する]


いい…いいよ。その声だ。
聞かせて。
もっと。
もっと…もっと!

[喘ぎ声にも似た歓喜の叫びが男の耳に届くと、
狂ったものを見るその獲物の目に涙すら滲んだ]
(36)2006/06/16 05:39:34
書生 ハーヴェイ
素晴らしい…そんな目もできるんだ。
あまり期待はしてなかったんだよ…
もう一人を楽しむ前の、ほんの前菜のつもりだったんだ。

それがどうだ…
素敵だよ。
君も素敵だ。

勇ましくぼくを罵ったのは、ほんのついさっきだったのにね…

[顔を寄せると、動けない男の表情はいっそう引き攣る]
(37)2006/06/16 05:41:05
書生 ハーヴェイ
馬鹿だなあ…首から上を傷付けたりなんかしない。

[ただ唇で、目の端で膨らんだ涙の玉を舐め取るだけ]

最後の最後まで目に焼き付けたいんだ。
きれいなままの君の顔が形づくる表情のひとつひとつ、
細部洩らさず見ていたい。

さあ…続けようね。
できればその瞬間まで正気を手放さないで。
何もかも、失わせることだってあるんだよ。
だけど僕が君から奪う物といったら、ほんの薄皮一枚じゃないか
(38)2006/06/16 05:42:12
書生 ハーヴェイ
[愛おしい宝物を摘む手で、そっと獲物の腕を取ると
再びナイフを器用に操り、林檎の皮を剥く時の鼻歌で
男の皮膚を体から剥がしていった。
ゆっくりと、時間をかけて。

――鼓膜を震わせる絶叫はまだ耳に残っている]


ああ…それなのに。
(39)2006/06/16 05:43:52
書生 ハーヴェイ
[細長い建物の中、今はもう窓の外を見下ろすことなく
横たえていた体を起こすと、目覚めた少年は悲しい吐息を洩らす]

いないんだね…君はもう、いないんだ。

[透明な涙が頬を流れ、少年は自分を慰めようと
思い出に貰った右耳を、たくさんのポケットの一つから迷い無く
探り出し、柔らかく弾力を持っていたはずのそれに口付けた]
(40)2006/06/16 05:44:58
書生 ハーヴェイ
愛してたよ…
君が声をあげるたび、この耳たぶは赤く染まったね。
なんて可愛いんだとぼくの心をかき乱した。
でも今は…冷たい。あんまりだよ。

どうしてすぐに死んでしまうの…?

表情で今どんな気持ちか教えてくれない…
声をあげて反応を返してくれない…
動かない君なんて、何の価値もないっていうのに。
(41)2006/06/16 05:45:45
書生 ハーヴェイ
ぼくが最初に愛したあの子は…七日も一緒にいてくれた。
あらゆるやり方に耐えて、足の先まで赤く染まって…
だけどあの白い肌も金のうぶ毛も、全てぼくのものになった。

何という時間だったろう…日光の差さない洞穴で
それでもあの子は何より輝いてた。
もう二度とは望めないのかもしれない…
あれほどの…至福の時は。
(42)2006/06/16 05:46:46
書生 ハーヴェイ
それでも求めずにはいられない…
半分、ううん一欠片ほどでもいい。
どうかあの感動をもう一度…!

ね、お願いだよ。次は君の番なんだから。

[あらかじめ足を潰しておいたもう一人の獲物に向けて
我慢強い教師が笑んでみせるが如く、彼の肩に手を置いたので
耳たぶは少年のもとから転がり落ちたが、
二度と顧みられることも*無かった*]
(43)2006/06/16 05:47:39
酒場の看板娘 ローズマリー
──あぁ。
ねぇ、あ の 人 は 何 処 ?

[ぞっとするような囁き声。何かを探し求めるように歩き続けるマリーの背後から、嘲笑するような声が聞こえた。大きな鋏を持った小男と、ペンチのような道具を抱えたひょろ長い男。絵に描いたような不細工な大男が三人連れでマリーを後ろから眺めている。オーガンジーのドレスが鋏男のをそそったのか────。三人は目配せをすると、慣れた様子で武器を掲げ陣形を組んでマリーを取り囲みはじめた。]
(44)2006/06/16 07:28:36
酒場の看板娘 ローズマリー
鴉ばかりが煩い場所だこと。

私があの場所からどれだけ遠くまで来たのか、ここは何処なのか。ギャァと鳴くしか出来ない鳥に聞いたとて。
(45)2006/06/16 07:29:00
酒場の看板娘 ローズマリー
[マリーは振り返る事もしない。
ただ、ベールと共に髪を掻きあげる仕草。

レースに縁取られた黒いラバー製のリボンが浮き上がり。
鋏を持ってマリーの背後に迫ろうとした男の首を軽く括り上げた。]

──そう、鴉に聞いても分からないわね。

[男の首が転がり落ちる。
驚愕に浮き足立つ残りの2人は、鞄を持ち直す仕草で左から──。]
(46)2006/06/16 07:29:09
酒場の看板娘 ローズマリー
[二つの新鮮な死体が倒れる*どさりと言う音*。]
(47)2006/06/16 07:29:39
酒場の看板娘 ローズマリー
――あぁ。

はやくあなたにあいたい。
あいたいわ。
一目あなたにはやくあいたい。

それは私だけではないでしょう?

[口唇を薔薇のように*ほころばせ*。]
(48)2006/06/16 07:48:56
流れ者 ギルバート
[一段と荒廃の激しい一角。
半壊した建物から崩落した、白茶けた瓦礫が地面を覆いつくしている。
割と大きめの崩れた柱と思しき石塊に腰掛け、フラスクの酒をちびり、と呷る。
眩しい陽光の下で、ぼんやりと海を眺める。鮮やかな紺碧の海だ。
その先には対岸の港が黒いシルエットとなって浮かんでいる。
そしてどこまでも高い空。
フラスクを傾け、もう一口、喉へと流し込む。
穏やかな、ひととき。
──周囲で断続的に上がる、悲鳴だの剣戟の音だのを無視すれば。

ドップラー効果の悲鳴を伴い、不意に、ドサリ、と上から血に塗れた男が降って来た。
錆色に染まった瓦礫の原に、新たに鮮赤の軌跡を付けながらのた打ち回る。どうやらかなりの重傷を負ったようだ、片腕がない他にあちこち肉が爆ぜている。]

・・・・・・うるせっつーの。

[傍にあったサッカーボール大のコンクリ塊を掴むと、苦鳴を上げ続ける男の頭に投げ落とす。見事にヒットし、沈黙。]

・・・・・・はあ。

[溜息、ひとつ。]
(49)2006/06/16 10:03:43
流れ者 ギルバート
[島をぶらぶらと散歩する間に、都合17、8人ほど片付けてきたが、それは自分の趣味とは全く異なる、釣りで言えば「外道」が引っかかったようなものだ。
何しろ歩いているだけで向こうから襲ってくるのだから、狩りの楽しみも何もない。
当初は外道と言えどもバラせる楽しみがあったが、こうも続くと刺激が失せる。
ただ純粋に殺すだけでは、どうにも退屈で仕方がない。
ちょっと気晴らし、と思っても、絶え間なく襲ってくるから、じっくりと解体にかける時間もない。]
(50)2006/06/16 10:51:15
流れ者 ギルバート
[ふと、フリーパスで養鶏場に入れるようになった狐と言うのはこんな気持ちになるのでは、と思った。
ぎっしりと鶏舎に詰まった鶏をいくら喰ってもいい、と言うのは最初は天国のような心地だろうが、次第に機械作業になっていく、と思う。
勿論、鶏だって喰われるとなれば嘴や爪で抵抗するだろうし、それはこの島にいる「鶏」だって同じだろうが、自分の求めるものはそうではない。
工場産のブロイラーより放し飼いの軍鶏、軍鶏よりは野生の獣が珍重されるのと同じ理由。

殺るか殺られるか。
毛穴が引き締まるほどの緊張。
やっと仕留めた時の歓喜。
獲物を征服する快感。
そんなものがないと、身も心も潤わない。]
(51)2006/06/16 10:52:23
流れ者 ギルバート
あー、愛が欲しい。愛が。
(52)2006/06/16 10:53:18
お嬢様 ヘンリエッタ
[柔らかな日差しを浴びふわふわと軽い足取りで
 日傘をさして愉しそうに歩く。
 千切れた腕
 原型を留めない頭
 はみ出た内臓
 おかしな方向に曲がった足
 むき出しの骨の見える胴体
 異形と化した者の片鱗
 其処此処に散らばる屍の山を踏みつけて。
 腐敗の始まった其れ等の匂いに
 薔薇色の唇は歪む。]

くすくすくすくすっ…

[辛うじて生き延び蠢く者を発見して
 慈愛に満ちた笑みを浮かべ歩み寄る。]
(53)2006/06/16 11:05:33
流れ者 ギルバート
[不意に、空気を裂く唸りを耳にし、咄嗟に身をかわす。
一瞬前に身体のあった空間を、回転する円刃が薙いで行く。
続けて、時間と角度をずらして飛来してきたもう一つも、仰け反るように避ける。
円刃はそのまま弧を描き、それを投じた者へと帰っていく。

浅黒い肌を胸と腰だけ赤い布で覆った女。
女は二つの円刃を、それぞれ輪の部分に両の腕を通すように受け止めると、そのまま舞うように手を動かしながら、回転させた。
巨大なチャクラム、なのだろう。
さっき落ちてきた男の対戦相手だったのは明白だ。]

あはん。

[片頬が緩む。]
(54)2006/06/16 11:15:44
お嬢様 ヘンリエッタ
汚い、汚い、生き汚いわ。
なんて愛しいのかしら。
死ぬのは怖い?
ねぇ、痛い?苦しい?

[蠢く其れをぐいぐいと踏みつけ瞳を輝かせる。]

楽にして欲しい?
もう逝きたい?

[応える前に動かなくなった其れを踏み潰し
 新たな血の匂いに薔薇色の唇を緩める。]

…嗚呼…
もっと、もっと、もっと…
足りないわ。

[くるりと日傘を回す]
(55)2006/06/16 11:19:11
流れ者 ギルバート
[目を細め、薄く口を開いて舌を閃かす。]

おいしそ・・・。
(56)2006/06/16 11:38:41
お嬢様 ヘンリエッタ
居ない、居ない、居ないわ。
美味しそうなのはもう食べられちゃったのかしら。

[小首を傾げ薔薇色の唇を尖らせる。
 長い睫毛をおろし全神経を研ぎ澄まし
 ニタリと口元を歪め
 見開いた瞳は爛爛と輝く。]

くすくすくすくすくすくす…

[ドレスの裾を翻して
 ステップを踏むように軽やかに
 見つけた気配に向かって歩き始めた。]
(57)2006/06/16 11:44:35
流れ者 ギルバート
[口腔内で牙がせり出してくるのを感じる。
ハ、と熱い吐息が洩れる。]
(58)2006/06/16 11:51:34
流れ者 ギルバート
[たん、たたん、と女がステップを踏む。
繊手が蝶が羽ばたくように舞踊り、円刃を投げ飛ばす。
縦と横、並みの相手ならかわしきれぬ速度と角度。
が、それはおとり。
素早く手首に連なる腕輪を抜いて、二つ。
次に、結い上げた髪から髪飾りに似せた針を抜き取り、ニ本。
続けざまに放った。]
(59)2006/06/16 11:55:01
お嬢様 ヘンリエッタ
見ぃつけた…

[浅黒い肌に赤い僅かな布を纏う女と
 対峙する男を少し離れた所から眺め
 薔薇色の唇は今にも涎を垂らしそうなほど緩む。]
(60)2006/06/16 11:57:50
流れ者 ギルバート
[片頬を歪め笑みを刻んだまま、円刃を回避。
その間隙を縫って、避けられぬ位置に投じられた、外側に鋭い刃のついた腕輪──に見せかけたチャクラムを、腰より抜いたダガーの先端で弾き返し。
針を片手で受け止め・・・・・・

もう一本が左腕に突き立った。]
(61)2006/06/16 12:02:17
流れ者 ギルバート
[針が刺さったのを確認し、女は外した腕輪を手に会心の笑みを浮かべている。

針を抜くと、細く血が流れた。
ぺろり、と舐め]

毒、か。オーソドックスな手だなこりゃ。

[無造作に針を投げ捨てた。]
(62)2006/06/16 12:06:58
流れ者 ギルバート
んで。どんくらいで効くの、これ?
そのまま待って弱ったとこを・・・か。
即効あの世行きか。
オマエさんの体力と装備から見て、遅効性にしてもそう遅い訳はね。

[けらけらと嗤う。]
(63)2006/06/16 12:11:24
流れ者 ギルバート
[嘲笑の色滲ませ笑い声を上げる男に、女の顔色が変わった。
そんな馬鹿な、と表情が告げている。]

A-Hah.
上には上がいるってね。
オマエはラッキーだよ。
俺みたいな優しい男に拾われて。
(64)2006/06/16 12:16:46
お嬢様 ヘンリエッタ
[友人の元を訪れるように軽やかに二人に歩み寄り
 届く声に男に向かい愛らしい仕草で首を傾げる。]

お前は死ぬの?
なら其れは私の獲物ね。

[女を眺めてゆっくりと薔薇色の唇を舐めた。]
(65)2006/06/16 12:16:51
流れ者 ギルバート
[ふ、と横合いから歩み寄ってくる少女の姿をしたモノに視線をやり]

・・・あはん?
(66)2006/06/16 12:18:11
お嬢様 ヘンリエッタ
死なないの?
でもあれは私の獲物よ。
お前よりは美味しそうだわ。

[さも当然のようにそう言って艶やかに嗤う。]
(67)2006/06/16 12:22:09
流れ者 ギルバート
ちょい待ち。
オマエ、何もん?
俺の用事が済んでからにしてくんね?
(68)2006/06/16 12:22:47
流れ者 ギルバート
・・・って。
他人の話聞けや。
(69)2006/06/16 12:24:37
お嬢様 ヘンリエッタ
人に者を尋ねる礼儀も物を頼む作法もないのね。
厭だわ、厭、厭。

[細い柳眉を寄せる。]

良い事、人に尋ねる時は先に名乗りなさい。
私の名はヘンリエッタ。
(70)2006/06/16 12:29:28
流れ者 ギルバート
その女は俺が喰うんだっちゅうの。
毒入れられて血がいるんだよ、血!
美味い肉食わせろ!
(71)2006/06/16 12:32:04
流れ者 ギルバート
[高慢な物言いに、ゲンナリしつつ]

オマエが先に割り込んで来たんだろがよ・・・。

んー・・・
まあ俺は・・・ギルバートとでも名乗っとく。

[ぐしゃぐしゃと髪を掻き混ぜた。]
(72)2006/06/16 12:34:27
お嬢様 ヘンリエッタ
[叫ぶ男を不愉快そうに一瞥する。]

礼儀作法が無いだけでなく随分と愚かなのね。
アレは私の獲物だと言っているでしょう?
ギルバートは他を当たりなさい。
(73)2006/06/16 12:37:18
流れ者 ギルバート
はっきし言ってどうでもいい女だが、横から取られっとムカつくのよ。
(74)2006/06/16 12:44:17
お嬢様 ヘンリエッタ
ギルバートの意見など聞いていないわ。

[大きな瞳は女を視界に捉え既に爛爛と獣じみた光を帯び
 苛立ち紛れにくるくると日傘を回す。
 下手に動けばご馳走を取り逃がすかも知れないと言う思いが
 ギリギリ目の前の男に飛び掛るのを踏み止まらせている。]
(75)2006/06/16 12:50:13
流れ者 ギルバート
[「ギルバート」と名乗った男の雰囲気が一変する。
軽薄な表情が退き、野性の貌に艶が滲む。
くっきりと口唇が三日月のかたちに吊りあがり。]

・・・・・・ならば、お前が変わって俺に喰われるか?
(76)2006/06/16 13:01:25
流れ者 ギルバート
[声を発したと同時に、ヘンリエッタに向かい飛び掛った。]
(77)2006/06/16 13:02:52
お嬢様 ヘンリエッタ
[周囲の空気すら巻き込む男の変化にも
 長い睫毛が揺れ僅か目を細めるのみ。]

ギルバートは不味そうだわ。
其の上に毒入りなのでしょう?
でも‥

[あどけない少女の面に魔性の笑みが浮かぶ。]

食事前の運動にはなるかしら?
(78)2006/06/16 13:08:06
お嬢様 ヘンリエッタ
[背後にふわりと飛び退き視界の端に捉えた女に向かう。]

景品は大人しくなさい。

[咄嗟の事に驚く女の一瞬の隙をついて
 仕込み刀をふるい両手足を切り落とす。

――パチン‥

距離を取った男へと向き直る。]
(79)2006/06/16 13:13:21
流れ者 ギルバート
[距離をとった少女に張り付くように、接近し。
背後の女へと一刀を振るった隙を突くように、蹴りを入れる。]
(80)2006/06/16 13:27:10
お嬢様 ヘンリエッタ
[踏み込まれ蹴られる瞬間
 少女の身体はメタリックな質感を伴い鈍い衝撃が走る。
 僅かに一歩を踏み出しニタァと口元を歪め振り返る。]

良いわ…愛してあげる…

[濡れた瞳で見つめ甘く優しく囁く。
優雅に日傘をたたみ
振り返る動作のまま仕込み刀を首筋にヒュと振るう。
更に半身を捻り日傘の鋭利な先端はその腹部を狙い突き出された。]
(81)2006/06/16 13:33:52
美術商 ヒューバート
[天井がみしみしっときしんだかと思うと、
 五体の屍と、一人の紳士が降ってきた。
 五体とも顔面や腹部などが破裂したように砕けている]

あら・・・お邪魔してしまいましたかね?

[殺し合いに興じる男と少女に微笑みを向ける]
(82)2006/06/16 13:38:14
流れ者 ギルバート
[脚に伝わる感触の異様さに気づき、興味深げに片眉を吊り上げる。

首筋へと迫り来る刀はダガーで弾き、軌跡を逸らす。
身体を僅かずらし、日傘の鋭く尖った部分を避けて、半ばを握って掴み取った。]
(83)2006/06/16 13:40:15
流れ者 ギルバート
クハハッ。
(84)2006/06/16 13:41:02
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/06/16 13:42:20
お嬢様 ヘンリエッタ
[掴まれた日傘の柄を離さずに
 逆に地を蹴り勢いを乗せたまま
 傘を掴む其の腕に仕込み刀をふるう。
 ふわりとドレスの裾をはためかせ
 中空より騒音と共に現れた新しい男に一瞥をくれた。]
(85)2006/06/16 13:45:22
流れ者 ギルバート
[更に少女へと踏み込むと同時に、掴んだ日傘を後ろに強く引き、刀を振るう少女の体勢を崩そうと試みる。
仕込み刀を弾いたダガーはそのまま、刃の上を滑り、少女の手首へと弧を描く。]
(86)2006/06/16 13:52:56
流れ者 ギルバート
[上の廃墟より落ちてきた男には、気のみ探り、視線は少女より動かず。]
(87)2006/06/16 13:57:11
お嬢様 ヘンリエッタ
[再び少女の肉体はメタリックな光を帯び滑る刃との間に火花と金属音が響く。
 引き寄せられるのに抵抗する気配もなく
 体当たりするように耳元に唇を寄せる。]

駄目よ、駄目、駄目。
もっと優しくしてくれなきゃ…厭…

[日傘を掴む手に線ではなく点で真上から仕込み刀をふるい
 勢いのままギルバートの腹に両足をつき踏み台にして
 強引に日傘を奪い身を離す。]
(88)2006/06/16 14:03:23
お嬢様 ヘンリエッタは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/06/16 14:08:38
流れ者 ギルバート
[軽くよろめき、右手から血を滴らせながら少女を見る。
ぺろ、と唇を舐め]

その皮膚の硬化能力は持続性のものでないらしいな・・・。瞬間的に、任意の部位に、と言ったところか?しかも、然程広範囲ではないらしい・・・。
(89)2006/06/16 14:18:39
流れ者 ギルバート
それとも・・・全身可能か・・・?
まあどうでもいい・・・。
要はお前の反応速度よりも早く撃ち込むか、どうあっても鎧えない部分を狙えばよいことだ。

[クククッと喉を鳴らす。]
(90)2006/06/16 14:21:17
流れ者 ギルバートは、お嬢様 ヘンリエッタに話の続きを促した。
2006/06/16 14:21:23
美術商 ヒューバート
[殺し合いの真っ最中の二人の頭上を飛び越えると、
 五体が不満足となった女性のもとに着地する。
 白々しく微笑みながら]

おお、かわいそうに。
誰からも相手にされずこんなところで。
安心しなさいな。私が悦ばせてあげますよ。

[手足のなくなった女性を抱きかかえる]
(91)2006/06/16 14:22:31
流れ者 ギルバート
[ヒューバートの気が移動したのに気付き]

・・・・・・あ。
(92)2006/06/16 14:25:08
お嬢様 ヘンリエッタ
くすくすくす…

[胸に手を置き誇らしげに――嗤う。]

私はお父様の最高傑作だもの。
コレくらい出来て当然よ。

[新たに現れた紳士の行動に気付き
 ギラリと瞳を見開き地を蹴った。]
(93)2006/06/16 14:26:45
美術商 ヒューバート
[自分に向かってくるであろう少女を避けるように、
 女性を抱きかかえたまま、さらに高度の上を行く。
 2人から離れた位置に、紳士的に着地する]

婦人は、自分だけを見てほしい生き物です。
2人とも少し浮気が過ぎましたね。
そういう時はこうして第三者に取られるものですよ。

[女性の体を優しく愛撫しながら語りかける]
(94)2006/06/16 14:31:22
流れ者 ギルバート
[興がそがれた、というように瞬く間に殺気が消え失せ、軽薄なジゴロ風の顔つきに戻る。]

ケッ。何言ってやがる。
トンビが油揚げ攫うような真似しやがって、よく言うぜ。

[舌打ちし]

・・・止めた、止め。
詰まんね。
(95)2006/06/16 14:36:12
流れ者 ギルバート
[ぽりぽりと頭を掻き、ダガーを腰の後ろに収める。
踵を返し、二人に背を向けて歩き出す。
左手親指をジーンズのベルト通しに引っ掛け、片手をひらひらと振りながら]

じゃあな。勝手にやってて。
俺は愛を探しに行くから。
(96)2006/06/16 14:43:03
お嬢様 ヘンリエッタ
[紳士に向かって振るう仕込み刀は空を切り
 先ほどまでの殺気の失せた男の声に振り返る。]

がっかり、がっかりよ、がっかりだわ。
ギルバートが大人しく引き下がらないからよっ!

[わなわなと怒りとやり場の無い欲望に声は震え
 視線は達磨を抱えた紳士をねめつけたままに。]
(97)2006/06/16 14:45:20
美術商 ヒューバート
[殺気を失った青年と未だに殺気立つ少女に
 微笑を捧げて、両脚を軽く鳴らす]

ふふふ・・・運が良ければまたどこかで。
尤も私が出会うのは、貴方たちの屍かもしれませんがね。
では2人とも、Ciao.

[微笑を浮かべたまま、残像のような速さで
 2人から離れていこうとする]
(98)2006/06/16 14:47:23
流れ者 ギルバート
Send me the night
Send me what's right
Send me your guilding light
Send me the love
....

[鼻歌を歌いつつ、*歩み去っていく。*]
(99)2006/06/16 14:50:36
美術商 ヒューバートは、完全に*姿が見えなくなった*
2006/06/16 14:51:22
お嬢様 ヘンリエッタは、ギラギラと大きな瞳に冷め遣らぬ欲望を映したまま*歩き出した*
2006/06/16 14:52:23
修道女 ステラ
[ひゅう、と細い息。
断末魔も上げずに手足を切断された死体が転がっている。
ごろごろと ごろごろと。
黒衣の女性がくすくす嗤う。]

賑やかね。
賑やかだわ。

[ぺろり。
手から滴り落ちる自分のものではない赤を舐めとって。]

お祭りはいいわね。
楽しいわ。
楽しいわね。
お腹いっぱいお食べなさいな。
目玉は美味しいわよ。

[群がるは鴉。]
(100)2006/06/16 15:02:07
修道女 ステラ
[すっかり辺りは赤い海で、
桜が咲いたらさぞかし赤かろう。
春が来れば。
春が来れば。

女1人其処に立つ。
囲む男達ににっこり邪気なく笑んでみせる。]
(101)2006/06/16 15:13:32
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/06/16 15:15:46
修道女 ステラ
[祈るように其の繊手を動かすと。
飛び掛る影は切り裂かれる。

ごろり。
ごろり。]


美味しいけれど、

前菜よね。
前菜だわ。

[小首を傾げて呟いた。]
(102)2006/06/16 15:34:54
修道女 ステラ
ああ、

いけないわ。

等しく死を。
死は救いである。
殺せ、殺せ、殺せ。

[聖句を謳うように囁くと
胴から離れてしまった誰かの首を掲げて]

死ねば、皆綺麗だわ。

[*其の額に口づけた*]
(103)2006/06/16 15:56:11
修道女 ステラは、ゆらり、闇夜に立ち上がった。
2006/06/16 21:54:39
修道女 ステラ
佳い月だわ。
佳い月ね。

[夜色に溶けそうになりながら、
三日月の様に唇を歪めた。]
(104)2006/06/16 21:59:18
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/06/16 22:25:32
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/06/16 22:27:34
墓守 ユージーンは、お嬢様 ヘンリエッタに話の続きを促した。
2006/06/16 22:28:53
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/06/16 22:29:30
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/06/16 22:37:08
修道女 ステラは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/06/16 22:37:28
学生 メイはメモを貼った。
2006/06/16 22:44:33
墓守 ユージーン
[闇が濃くなる。]
[昨夜の睡眠時間は少ない。けれど、ケラリと哂って。]

−島の北部、密集高層建築郡−

[長い時の流れの間に、屋上には草が茫々と生えている。]
[その草を無残に踏みしめ]
[連立した屋上の上を、駆ける。]
[闇に紛れて音を立てる羽虫達。]
[キチキチ、ガチガチ。厭な音を立てる]

[追う先には、茶色い髪をした男の姿。]

あぁ、何て逃げ足が早いか。

[呟いて、腰の辺りへと苦無を投げる。]
[本来の使い手と違う事に、それは不平の声を上げるかのように、切れが悪い。]
(105)2006/06/16 22:45:42
墓守 ユージーン
チィッ

[蟲が一群となって、襲いかかってくる。]
[一度立ち止まると、蟲を引きつけるように後ろにステップを踏み、鋭くスナップを効かせて荷袋で硬いコンクリートの上に叩きつけた。]

[蟲の汚らしい汁が、滴る。]

・・・こんなのじゃァ、ないだろ。

[苛ついたような言葉。]
[苛立ちはすぐに治まって。]

[投げ返されてきた苦無を、手に持った苦無で弾いた。]
(106)2006/06/16 22:57:34
学生 メイ
[軽やかに街を歩く。小柄な体躯に纏うブレザーは昨夜の出来事などまるで忘れたように清潔に保たれている]

なんか昨夜に較べて妙に人減ってない?
まだ一晩たっただけなのに、さすがにゴミはゴミなだけあるわ。
弱いどころじゃないね。
あはは。

[軽薄な笑いと共に左手首を翻す。背後で硬直するその気配に溜め息]

はぁ、……ゴミ以下。

[喉笛に切先を突き付け見上げるように不満の声]

あぁ、だめ。あんた全然だめ。

[見上げる少女の見下す視線に襲撃者は逆上。けれど身動きを取ることかなわずただ兇暴な唸り声をあげるのみ]
(107)2006/06/16 23:04:46
学生 メイ
あはは、悔しい?そりゃ悔しいよねぇ。
まあ、そういうの嫌いじゃないけどさ。
でも、あんたは結局のゴミ以下。ねぇ?
――ちゃんと片付けなきゃね。

[鮮やかな血飛沫。器用にそれを避け、周囲のゴミも纏めて片付ける]

掃除はたいせつだよね。

[軽口]
[殺す]
[笑い]
[殺す]
[進路を阻む全てを]

[滞ることのない心地好い流れに身を委ねて軽いステップ]
(108)2006/06/16 23:07:00
墓守 ユージーン
分かるかなぁ。分からねぇか。
これ以上なく、殺意を掻き立てさせるような、これ以上なく、楽しませてくれるような、

何十年経っても経験出来ないような。
そんな殺し合いだよ。分かっかねぇ。

[へらりと片頬を笑わせて。]
[首をぐるりと回す。]

相手を掻き立たせるような。騒がせるような。
狂おしく狂おしく、苛烈としか言えない殺し合いをくれよ。
それかいっそ、さっさと死を呉れよ。
徹底的な破壊だ。分かるかねぇ。
出来るだろ?アーヴァイン。
蟲使いなら、出来るだろ。蟲を噛ませて蟲に孕ませて、肉体を破壊したっていいんだぜぇ。

俺をこれ以上なく、楽しませてくれるなら。
なぁ、俺に本気を出させてくれよ。

[へらへら、ともう一度笑った。]
(109)2006/06/16 23:07:34
墓守 ユージーン
[ざわざわ]
[ギチギチ]
[相手の体が何倍にも膨れ上がったような錯覚。]

[肉食獣のような像をとり、蟲達は一直線に向かってきた。]

[片頬を歪めて、苦無を軽く握って顔の前まであげる。]




[アーヴァインはニタリと嘲笑うと、決着はついたとばかりに屋上より遥か下の*地表へと降り立った。*]
(110)2006/06/16 23:16:09
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/06/16 23:17:59
お嬢様 ヘンリエッタ
[満足気に薔薇色の唇はあどけない笑みを浮かべ
 鼻歌でも歌いだしそうな足取りで
 森から北の高層建築部へと向かう。]

くすくすくす…

[機嫌の良い嗤い声は辺りに木霊して
 暗闇の中の光に虫けらが集まるように
 血を求めた有象無象を呼び寄せる。]

お前たちは運が良いわ。
私は今とても機嫌が良いの。

[くるくると日傘を回しながら
 ひらりひらりとドレスの裾を翻し
 血の雨の中を優雅に舞う。]
(111)2006/06/16 23:47:57
流れ者 ギルバート
−島の北部、密集高層建築郡−

[さやけき月明かりの下。
連なる建築物の、地続きのごとき屋上に、うっそりと佇み見晴るかす。]

んん・・・
(112)2006/06/17 00:01:52
お嬢様 ヘンリエッタ
[血の雨を降らせる事そのものが愉しいのか
 此処の何も判別しないままに
 日傘を差したままに無造作にふるう仕込み刀は
 致命傷を与えず起き上がる者を増やす。
 血飛沫を上げながら背後から迫る者達を振り返り
 浮かぶ妖艶な笑みは月明かりに映える。]

もっと愛して欲しいの?

[小首を傾げくるくると日傘を弄ぶ。]
(113)2006/06/17 00:08:53
美術商 ヒューバート
[快感の嘆息をつきながら、自分を悦ばせてくれた
 肉塊を投げ捨てる。打撃でもはや何であったかわからない]

ふぅ・・・ただ殺すだけではつまらないですよね。
Grazie.そしてPrago.お互い悦べましたね。

[もはや何の興味も引かない塊を見下ろしながら、
 心にもない礼と返答を口にする]
(114)2006/06/17 00:11:53
墓守 ユージーン
−島の北部、密集高層建築郡−

[ケラケラと哂う。]
[骨が見え隠れ。左腕が喰らわれ齧られ、黒ずんでいる。]
[髪の下、見えない左顔が爛れている。]

[蟲の体液と、]
[毒と思しきものが荷袋と左の半身を濡らしていた。]


[へらり。]
[左側から後ろに、軽く捻り、顔を振り向けた。]
(115)2006/06/17 00:18:11
流れ者 ギルバート
[程近くの草が密集して生えている一角で、誰かが動いて…戦っているような動きが見て取れる。
耳を澄ませば、男の話し掛ける声と、何やら虫の羽音のような異様な騒めきが聞こえる。]

A−Hah.

[ふ、と唇歪め。
ひょい、と隣の建物へと飛び移る。]
(116)2006/06/17 00:21:39
学生 メイ
──西部・市街地──
[跳ね回るように街を歩む]

本日はっ、島全域に亘って血の雨がっ♪
毒・水にも気をつけましょうっ♪
ゴミの片付けに絶好の日和っ♪
気持ちの良い一日となるでしょうっ♪

[楽しげに歌う]
(117)2006/06/17 00:32:58
流れ者 ギルバート
[のんびりと目当ての場所へと近付いて行く。
猫科の野獣のようにゆったりとした足取りでありながら、音が全くしない。
そこが地上より数十mの高度にあることなど気にも留めぬ気に、軽やかに建物の谷間を飛び越えていく。

近付くにつれ、それが、荷袋を背負った男と分かる。
どうやら男の左半身はかなりのダメージを追っているようにも見えた。]
(118)2006/06/17 00:33:59
流れ者 ギルバートは、墓守 ユージーンが振り向くのを見、にやっと笑いかけた。「あはん。」
2006/06/17 00:35:44
墓守 ユージーンは、流れ者 ギルバートに、へらりと笑いかけた。
2006/06/17 00:36:09
墓守 ユージーン
−島の北部、密集高層建築郡−

なぁ、お前はどうだ?
俺に呉れるかい?正に愉快な殺し合いを。

[へらへらと眼前の男に笑いかけ続けている。]
[右手に持つ、ボロボロになった苦無を建物の谷間に投げ捨てた]

[へらっ]
(119)2006/06/17 00:38:46
美術商 ヒューバート
[悦びに興じ終わると、その表情のまま
 何かを払い落とす。手製の弾丸のようだ。
 辺りを見回すと、数人の男に取り囲まれている]

・・・やれやれ。

[紳士的な表情が一変、悪鬼の如き表情に]

俺は・・・楽しみの後を邪魔されるのが大嫌いなんだよ。
おまえら・・・楽に死ねると思うんじゃねぇぞ!

[憤怒に顔を歪ませながら、両脚を鳴らして”消える”]
(120)2006/06/17 00:39:37
修道女 ステラ

―森、北部―

[ふわりふわり、重力を感じさせない足取りで歩く。
木々の梢に月光が宿り、
乱反射した青色が黝い髪を縁取った。]

あら。

[不意に聞こえる、低い唸る声。
それは、蟲の羽音。]

居るのね。
居るのだわ。

[笑む]
(121)2006/06/17 00:45:16
美術商 ヒューバート
[男たちは目標が”消えた”ことに驚く。
 行き場のなくなった射撃武器が空を彷徨う。
 驚きの中の一人の顔面が砕け散る。
 そして、二人・・・三人・・・四人]

けっ・・・このテの武器の弱点は、
標準あわせらんなきゃただのナマクラだってことだな!
どんどん行くぞ・・・覚悟は出来てるかおまえら!

[ただのルーティンワークのように次々と
 相手の頭部を砕いていく。五人・・・六人・・・七人]
(122)2006/06/17 00:45:42
お嬢様 ヘンリエッタ
くすくすくすくす…

[血の雨の降り注ぐ中で少女は嗤う。
 キチキチ
 キィキィ
 遠くで蟲の声が聴こえる。
 集中すれば聴覚に紛れる女の声。]

……、……。
今はお腹はいっぱいなんだけれど…
お前は其れに勝てるかしら?

[小首を傾げ居ない者へと問いかける。]
(123)2006/06/17 00:51:14
修道女 ステラ
お散歩?
お散歩かしら。

[低く唸る音は一層激しくなる。
闇の向こうで目を細める男の名は]

アーヴァイン?

[見据えて首を傾げる。
ぶうん。
硬い硬い蟲が。]


[すぱりと、真っ二つに。]
(124)2006/06/17 00:51:33
美術商 ヒューバート
[八人・・・九人・・・そして、最後の一人を残す。
 そこには一人の人間、九個の砕けた西瓜、
 そして一匹の悪鬼・・・”人間”ににじり寄る]

どうやら、おまえがリーダー格らしいな?
覚悟ぉ・・・できてねぇとは言わせねぇからな。

[愚かにも射撃武器を向けようとした手に、
 蹴りを食らわせる。速さを伴った蹴りで腕が吹き飛ぶ。
 間髪入れずに逆からも蹴り。その腕も持ち主を見捨てる。
 さらに脚・・・]

楽に死ねるとか甘いこと考えてんじゃねぇぞ?

[弱々しい姿になった男に馬乗りになり、
 豪雨のように拳を浴びせていく。
 肉が破裂するように砕け散っていく。
 不思議なことに、男の表情は甘美。
 それが気に入らないかのように、顔面に鉄拳を振り下ろす]
(125)2006/06/17 00:55:16
修道女 ステラ
蟲ね。
蟲だわ。

有名人だわ。
有名人なのね。
狙われてるんでしょう?
美味しかった?
美味しい?

[問わず語りに言葉を紡ぎながら一歩踏み出す。
ざざざざざ、と木の葉に紛れて黒い塊。]
(126)2006/06/17 00:56:56
学生 メイ
[昨夜も立ち寄った屋台に寄る]

おばちゃーん、串焼きちょーだい。みっつ。
そういえばさぁ、その肉すごい筋がカタいけど何の肉使ってんの?
……えー、教えてくんないの?なんで?
うー。いーぢーわーるー。

[と、昨日と同じく黒ずんだ肉の串焼きを受け取り、さそく頬張る]

あちち。……あれ?なんか今日のは軟らかいね。
へぇ、捌きたて焼いたやつなんだ?
で、だから何の肉なの?
……もー。じゃあいいよ。そこそこ美味いし。
ありがと。

[もぐむぐと頬張りながら屋台を後にし、石畳を歩く]
(127)2006/06/17 00:57:14
学生 メイ
[ぴしゃり]
[不意に頬に何かが降りかかり、指で撫でてみる]

……んあ?
おー、ほんとに血の雨だ。
どっからだろー?

[串焼きを食べる手は止めず、見上げる]
[石畳の両側に並ぶ建物]
[そのうちの一軒の窓に、滴り落ちる紅い水]

あ、あそこだ。ヤってるねー。
はは、火薬と血の匂いがここまで。

[じっと見上げ、楽しそうに笑う]
(128)2006/06/17 01:03:23
墓守 ユージーン
−島の北部、密集高層建築群−

アーヴァインの蟲は硬かった。
あぁあぁ、痛いや。じくりじくりと毒も染みる。

[へらへら]

あぁ、だんまりかい。
面白くないなぁ。此処に来たって事は、殺人鬼なのだろう?
人の腹を割き、むしゃぶるような人間なのだろう?
人喰いの顔をしてるよ。

[最後の苦無をポケットから取り出した。]

アーヴァインを追う前に。
あぁ、骨はある奴かな?どうだい?

[しっかしきつい毒だなぁ、と洩らして。]
(129)2006/06/17 01:05:24
学生 メイはメモを貼った。
2006/06/17 01:11:59
修道女 ステラ
[塊は、まっしぐらに黝の女へ。

先刻そうしたように、
噛み千切るために
暗い尽くすために]


ああ、いけないわ。
いけないのよ。


[手を、前に差し伸べると]

蟲は、嫌いなの。

[きらり、細い糸が光って。
女の前に蜘蛛の巣のように広がった。
繊細に編まれたそれは
黒い塊を包み込み、
切り裂いた。]
(130)2006/06/17 01:13:31
修道女 ステラ
私が欲しいのは違うのよ。
違うのだわ。

[ばらばらと、蟲の屍骸が雨の様に散らばる。]

貴方が欲しいのよ。
血を見せて頂戴。
肉を見せて頂戴。
死は救いよ。
殺しましょう。
殺しあいましょう。

腕を頂戴。
肢を頂戴。
頚を頂戴。

[小首を傾げて、にっこりと]

貴方が、欲しいのよ?
(131)2006/06/17 01:28:37
流れ者 ギルバート
んー。毒入りってことかよ・・・。
あんま喰いたくなさげ。
(132)2006/06/17 01:35:44
修道女 ステラ
[闇に紛れようとするアーヴァインの右腕を細い糸が掠め。]

駄目よ。
駄目。
駄目。

[赤い飛沫が飛ぶ。]

逃げたりしては、いけないの。

[三日月の笑みで其の背を追う。
草を蹴上げ血腥い風を切り
月光の届かないところまで。
*走る。*]
(133)2006/06/17 01:36:20
学生 メイ
(むぐむぐもぐもぐ)
……ごちそうさまでした。

[食べ終えたあとの串を手に、もう一度先ほどの窓を見上げる]

……けぷ。
んー。食後の運動、かな?
さすがにみっつはちょっと多かったか。

[にこり、と。笑い]
[建物に入る。階段を上ると一室から争いの音]

ここだね。
お邪魔しまーっす!

[場違いな挨拶とともに、その部屋に飛び込んだ]
(134)2006/06/17 01:36:32
学生 メイ
[部屋の中に、屍体。中央では長身の男がもう一人の男を殴りつける姿]

ありゃ、なんだ。
もうほとんど終わっちゃってるじゃん。

[残念そうに肩を落とした]
(135)2006/06/17 01:37:14
流れ者 ギルバート
愉しい殺し合いっつったってなあ・・・

[ユージーンの身体をじっくりと隅々まで嘗め回すように観察し]

せめて、もうちっと若いか、こう・・・俺好みのさ・・・
(136)2006/06/17 01:38:48
美術商 ヒューバート
[鬼のような形相で入ってきた気配を認める。
 それは・・・女性だ。しかも彼好みの。
 悪鬼は、すぐさま紳士の表情に戻り
 優しげな声で話しかける]

やぁ・・・こんな散らかったところで申し訳ないけど。
大丈夫ですよ、彼らは私のカンに触っただけですから。
貴女には、どうしても優しくしたくなりますね。
私・・・貴女と”したい”ようです。

[ニタッと笑みを浮かべて彼女を見る]
(137)2006/06/17 01:40:38
墓守 ユージーン
[場違いめいた言葉に、へらりと]

何だ、殺るのか殺らないのか?

[荷袋を振るい、毒の雫を掃う。]
[身を完全に相手へ向けると、歩を進めた。]
(138)2006/06/17 01:43:14
流れ者 ギルバート
[じっと顔を見つめた後で、再び視線を下に戻し]

でもま・・・身体の線は悪くない。うん。
(139)2006/06/17 01:43:48
墓守 ユージーンは、流れ者 ギルバートへ「男色の気があるってか?厄介な奴だなぁ。」と、へらり。
2006/06/17 01:47:07
学生 メイ
[にたりと向けられた笑みに、無邪気な笑みで返した]

へぇ、奇遇だね。
わたしも今ちょうど、遊びたいなーって思ってたんだ。

[するり、と窓際まで歩み、深く息を吸い込む]

──血と硝煙の匂い。
あはは。あんたは美味しそう。
ねえ、キモチヨク、─してね?

[甘えるように見上げる。その瞳に、蠱惑]
(140)2006/06/17 01:48:09
お嬢様 ヘンリエッタ
[暫くは断続的に遠くの戦闘音を拾っていたが其れにも飽き
 血溜りの真ん中でくるくると日傘を弄び
 水面を歩くように屍骸の上を歩く。]

くすくすくすくす…
(141)2006/06/17 01:48:45
流れ者 ギルバートは、墓守 ユージーンににやりと笑いかけた。「膚見せてくれたら考える」
2006/06/17 01:52:55
墓守 ユージーン
妻子持ちなんだがねぇ。
パパが男と寝ちゃいけねぇよ。

[無事である右の頬を緩ませた。]
[逆手に苦無を持ち、
首筋から股へかけ、身を屈ませるように振るった。]
(142)2006/06/17 01:58:36
美術商 ヒューバート
[その瞳・・・紳士の性的な琴線に触れる。
 衝動が加速していくのには十分であった]

嗚呼・・・本当に貴女は素晴らしい。
きっと悦べますよ・・・お互いに。
私は”上手い”ですよ?”しましょう”よ。

[残像のように”消える”と、少女の背後に現れた]
(143)2006/06/17 01:59:12
流れ者 ギルバート
何?アンタ妻子持ち?

[す、とバックステップで刃をかわし、腰の後ろよりダガーを引き抜き]

大して違わねって。男も女も。
奥さんより、よくすっからさぁ。

[唇の片方だけを吊り上げて嗤い]
(144)2006/06/17 02:03:28
墓守 ユージーンは、流れ者 ギルバートが退いたタイミングで瓦礫を腹と頭に向け、時間差で放った。
2006/06/17 02:05:34
学生 メイ
[視界から男が消え、背後に気配]
[気配に笑み、持っていた串を屍の目に突き刺した]

ふふ。愉しみだね。

[するり。右袖から僅かな白刃が覗く]
(145)2006/06/17 02:06:13
美術商 ヒューバート
[少女の背後に回ると、そのまま勢いに任せて
 拳を叩き込もうとする。頭に当たれば殺せる。
 だが、それでは”お互い”楽しくない。
 狙いは・・・右腕]
(146)2006/06/17 02:10:35
墓守 ユージーン
[へらり]

それよりも、お前なら熱くなれんのかねぇ。

[走りよると、苦無の尖りを顎下に突き込むようにした。]
(147)2006/06/17 02:10:47
流れ者 ギルバートは、飛来する瓦礫を片手で叩き落して捌いた。
2006/06/17 02:13:17
学生 メイ
[背後に風。流れるような動作でベッドへと滑り、拳を躱した]

焦っちゃ駄目だよ。
『ご馳走』はゆっくり味わって食べるものでしょ?

[しゃらり、と酷く涼やかな音を立てて刃を滑らせる]
[ブレザーの右袖から生えるそれは、三本の爪]
[白銀の、刃]
(148)2006/06/17 02:18:47
流れ者 ギルバート
[下から突き込まれる苦無は完全にはかわせないと、一瞬で判断し、頭を傾ける。
苦無が頬を裂いていく。]

・・・・・・ヒャハ。
(149)2006/06/17 02:19:10
流れ者 ギルバートは、墓守 ユージーンに向けて横から*膝蹴りを放った。*
2006/06/17 02:20:03
墓守 ユージーンは、流れ者 ギルバートの肩を掴むと、引き寄せて頭突きをしようとした。
2006/06/17 02:20:50
お嬢様 ヘンリエッタ
[昨日よりも血の匂いが濃くなっている。
 明日は更に濃くなり腐敗した屍骸が増えるのかと
 想像するだけでぞくぞくと身を震わす。]

くすくすくす…

[軽やかに歩を進めれば足元の糸を引き
 瞬間、其処で大きな爆発が起こる。
 濛々と上がる煙の中
 抉れた地面にふわりと降り立つ少女は
 其の服までも傷ひとつ無いままに
 不愉快そうに形の良い細い眉根を寄せる。]

厭だわ、厭、厭。
お父様の下さったドレスが埃で汚れるなんてっ!
(150)2006/06/17 02:25:21
美術商 ヒューバート
[少女が滑り込むより先にベッドの上空に飛翔。
 急降下しながら少女に言葉を投げかける]

各人には各人の長所というものがあります。
私に「速さ」で勝とうとしてはいけませんよ。

[「速さ」は「強さ」になる。
 その勢いのままベッドごと吹き飛ばそうとする]
(151)2006/06/17 02:28:47
墓守 ユージーン
[肩を掴み、引き寄せたと思った瞬間、横合いから、強い衝撃を受け、手が離れて屋上を砂煙をあげて滑った。]

[落下]



[途中。木製の渡り廊下を突き破り、木切れを撒き散らしながら、尚も落下。]



[瓦礫や木切れの残骸が転がる地に落ちた。]
[左足の違和感で折れた事を知る。]
(152)2006/06/17 02:31:55
墓守 ユージーン
あ〜あ。
まぁ、悪くないな。

[右手で鬱陶しそうに血に濡れた左髪を掻きあげる。
その下は、*毒による黒ずみが引いていた。*]
(153)2006/06/17 02:36:05
学生 メイ
──!

[一瞬重なる影に咄嗟に回避は間に合わないと悟り、僅かに体を捻りつつ、横なぎに爪を払うが、僅かに届かず白銀は虚しく空を切る]
[風圧で切れた頬から伝う血をぺろりと舐めあげ、口中に広がる鉄錆の味に恍惚]

……あは。すごいね、あんた。
素敵。イイよ。

[腰から抜き放ったダートナイフを投げつけ、バックステップで距離を取った]
(154)2006/06/17 02:42:11
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/06/17 02:50:07
お嬢様 ヘンリエッタ
[先ほどまでの機嫌の良さなど微塵も残らない。
 苛立たしげに怒りを露わに
 爆発により獲物の屍骸を探しに来た其れを
 射抜くように一瞥する。]

…償いなさい…
お前には哀れみも慈悲もまして愛もあげない。

[怒気に周囲の空気すら発火しそうな気迫を纏い
 凍りつくように冷たい声が紡がれた。]
(155)2006/06/17 02:51:52
美術商 ヒューバート
[ナイフが進むより速く後ろに下がり、
 壁を蹴って勢いをつける]

お褒めの言葉・・・光栄ですよ。
でも、私の真骨頂は”してみないと”わかりませんからね。

[反発力で距離をとろうとするのを許さず飛び掛る]
(156)2006/06/17 02:53:04
美術商 ヒューバートは、学生 メイに話の続きを促した。
2006/06/17 02:53:26
学生 メイ
[さすがに速度ではこの相手には敵わず、絡め取られる]

あはは、そんなにシたい?
わたしとシたい?

[まるで恋人にでもするかのようにその胸に頬を寄せ]
[左手は腰の後ろ。蛮族の装飾品のように並べ提げられた鞘から伸びた柄を撫ぜる]
(157)2006/06/17 02:58:57
美術商 ヒューバート
[少女の左手を握り締め、そのまま体を抱き寄せる]

嗚呼・・・貴女の体からは本当にいい香りがする。
透き通るような瞳、柔らかそうな胸、
そして締まりのよさそうな・・・全部味わいたい。
”したい”。今すぐお互い悦び合いたいですね・・・。

[左手をギリギリ締め上げたまま少女の香りを楽しむ]
(158)2006/06/17 03:06:03
お嬢様 ヘンリエッタ
[獲物が生きている程度で驚く事はないが
 流石に無傷の少女を見て其れはいくらか警戒する。
 地を蹴れば退こうとする其れを
 瞬間的に強化した脚力で容易く捉え
 肉も骨も全てを瞬時に切り刻む。
 ミキサーにかけたように跡形もなく
 地面には血溜りしか*残っていなかった*]
(159)2006/06/17 03:09:02
学生 メイ
[ぎりりと左腕を捩じるように締め上げられ、嬌声]

そう、愉しまないとね。

[左腕など露ほども気に留めず、戯れに唇を寄せる]

─してね?

[そういうと同時、ごきりと鈍い音とともにだらりと左腕が力を失う]
[蠱惑を映す瞳には苦痛の一片すら浮かんではいない]
(160)2006/06/17 03:16:01
美術商 ヒューバート
[今にもその体を手にできる・・・と思った刹那、
 彼女の左手を締め上げる腕に走る違和感。]

・・・・・・ッ!?

[少女の体を振りほどいて*後方へ飛び去る*]
(161)2006/06/17 03:21:58
学生 メイ
あれ、やめちゃうの?
つまんない。
まあいいや。
ちょっとねむいし。……ふぁ。

じゃ、ばいばい。次はちゃんと─してね?

[だらりと垂れ下がる左腕を気にも留めずに窓から出て行く]
(162)2006/06/17 03:26:18
学生 メイ
〜♪

[力の入らない左腕をゆらゆらと揺らしながら街を出る]

楽しいな、楽しいなっ。

[そのまま軽い足取りで*ねぐらに戻っていった*]
(163)2006/06/17 03:29:16
書生 ハーヴェイ
─北部・建築群、細長い建物一室─

もう、いいよ。

[審判が下されると、我慢強い教師は冷酷な死刑執行人と変わる]

…期待外れにも、ほどがある。
お前みたいな奴の顔は二度と見たくない。

[たくさんのポケットの一つから、乳白色の液体に満たされた瓶を
取り出し栓を外すと、足の潰れた男の顔にまばらにかけてやる。
点々と水滴達が顔にかかったそこから嫌な匂いと一緒に溶けて、
握られた蛙のような声で、男は鳴いた]
(164)2006/06/17 06:31:34
書生 ハーヴェイ
いいって言ってるんだ!

[爪先の形が決して変わったりしないよう金属の仕込まれた
靴がその爛れた顔に何度当たっても、蛙は鳴くのをやめない]

最悪だ…期待外れもいいとこだ。
お前が素晴らしかったのは始める前の、すすり泣きまでだよ。
初めて会って、脛まで潰した時はまだそんなじゃなかった。

どうして腰まで潰したくらいで気を失い続けるの?
そしてたまに目覚めたらそんな声を出すんだ。
どうしてそんなに醜い泣き方なんだ。
どうしてそんなに醜い顔の歪め方をするんだ。
(165)2006/06/17 06:32:18
書生 ハーヴェイ
もういいよ。
もういい。

もう、いい。
いいって…
言ってるのに…

お前みたいのがこの世に存在し…
同じ世界の空気を吸ってると思うだけでぼくは…
(166)2006/06/17 06:32:54
書生 ハーヴェイ
さあ、
早くっ
止まれ…
この!

ゴミがァアアアア!!!

[口を狙い続けた少年の足が絶叫と同時にずれ、頭蓋に
当たることでそれを砕き、目を見開いたまま男はやっと止まった]
(167)2006/06/17 06:33:26
書生 ハーヴェイ
[ゴミを見る目でそれを蹴り出そうとして、靴に絡まる数筋の髪
その色を目にして、思い出したかのように続ける]

ああ…素晴らしかったもの、もう一つあった。
お前のその金髪…それもまた素晴らしいと思ったんだよ。
だからこそメインにしたのに…

反省しよう…
初めてのあの子と同じ髪の色だからって、
それだけで期待してしまったぼくも良くなかった。
(168)2006/06/17 06:35:09
書生 ハーヴェイ
でもお前とやりあってた彼…
あの子のおかげで、ぼくは知ることができたよ。
食わず嫌いは良くないね…

口汚くぼくを罵ったあの子が見る間に従順になって
今全てはぼくの手の内にあると感じた過程……
知らなかった。最初から震えてる子だけがぼくを喜ばすとばかり。
でもあれもまた、短くとも…たまらない時だったよ。
狂おしいまでに。

さあ探そうね…新しい獲物。
今日もまた、新しい喜びがぼくを満たしますように。

[少年は短いながらも恍惚とした過ぎ去った時を思い出し、
足の潰れた男を部屋から蹴り出すのも忘れ、細長い建物の
一室、窓に寄ると口元を歪めて*外を見下ろしている*]
(169)2006/06/17 06:37:46
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/06/17 06:39:35
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/06/17 06:40:58
流れ者 ギルバート
[掴みかかって来た相手が蹴りの衝撃で吹っ飛んでいったのを眼で追う。
ユージーンの身体はそのまま屋上を滑り落下していく。

木製の何かが破砕する音。
そして、重いものが地面に叩きつけられた音。]

あはん。

[ザックリと裂けた頬から流れる血を舐める。
細められた眸が艶を滲ませた光を帯びている。]
(170)2006/06/17 07:39:55
流れ者 ギルバートは、屋上の縁から身を乗り出し、ユージーンの落ちた辺りを見下ろす。
2006/06/17 07:41:59
流れ者 ギルバート
・・・やっぱまだ生きてっか。
なかなかやるね、オニイサン。
ま、そんくらいでないと、愉しくないよね、確かに。
ヒャヒャヒャ。

[と悦に入った嗤い。]

・・・・・・
I'll open this mouth wide
And eat your heart
Your heart

[鼻歌を歌いながら、悠然と階段へと向かう。]
(171)2006/06/17 08:07:06
流れ者 ギルバートは、鼻歌を歌いつつ、たらたらと階段を地上に向かい下りていく。
2006/06/17 08:07:47
流れ者 ギルバート
I can hardly wait
I can hardly wait
I can hardly wait
I can hardly wait
(172)2006/06/17 08:13:41
流れ者 ギルバートは、愉しげに*嗤っている。*
2006/06/17 08:18:54
墓守 ユージーンは、一度吐血し、右足を軸に立ち上がった。「あぁ痛ぇや。」
2006/06/17 09:29:44
美術商 ヒューバート
[すばやく身を引いたところで、去り行く
 少女の姿が目に入る。違和感]

あの娘・・・自分から・・・ふふふふふふ・・・

[思ったよりも活きのいい”獲物”に心躍らせる]

あの様子だと、また会えるときも来るでしょう。
そのときこそ”できる”だろうなぁ。

[少女の体を弄ぶ妄想に*期待を膨らませる*]
(173)2006/06/17 09:40:01
学生 メイ
――廃屋――
[蛍光灯の灯。その光を映して蒼白く浮き上がる肌の色]

あはは、肩外れちゃった。

[だらりと力なく垂れ下がる左腕。内出血で赤黒く変色している左肩]
[それらを愛しそうに指先で撫で、笑む]

う〜ん。これはこれで素敵だけど、左手が使えないのは不便だよね。
入れないと。

[左手首を右手で掴み]

肩より高いとこに上げて〜

[強引に捻りあげ]

てきとーにねじ込む!

[ごきり、と。肩から硬質の濡れた音]
(174)2006/06/17 10:33:37
学生 メイ
へふー。

[二・三度確認するかのように入れた肩をぐるぐると回した]

おっけーおっけー。
ちょっと痛いや。
ちょっと気持ちイイ、かな?
足んないけど。
それにお前たちも、血が欲しいよね?

[腰に差した刃に語りかけ]

あはは、はは。

[*笑う*]
(175)2006/06/17 10:35:09
学生 メイはメモを貼った。
2006/06/17 10:37:51
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/06/17 10:41:39
酒場の看板娘 ローズマリー
─中央部・森─

[ドレスを引きずりながら歩き続ける内に、いつしか周囲は森になる。然程に広い島では無いのだろうか。]

──あぁ。
鴉が減ったと思えば、今度は羽虫が五月蝿い。
それに此処は酷く血生臭い場所なのね。
私はあなたを探し続けるうちに、随分と遠いところまで来てしまった様。

一隻だけ残っていた船の前で、火薬を抱えて帰りたいと帰らせて欲しいと泣き叫んでいる子どもが居たけれど。随分と大きな体の子ども。
(176)2006/06/17 10:45:50
酒場の看板娘 ローズマリー
[マリーは船着き場での出来事を思い出す。
──覚悟の無いウスノロめ。嘲笑。好奇。むき出しの悪意。あるいは、同じくすでにもうリタイアしたいと密かに男に希望を繋ぐ者──]
(177)2006/06/17 10:45:58
酒場の看板娘 ローズマリー
─回想・南部/船着き場─

「あなたも帰りたいの?
酷い顔色。それに足が震えて──。

──可愛そうに。
まだ鴉しか居ないのに、こんなに怯えているなんて。」
(178)2006/06/17 10:49:16
酒場の看板娘 ローズマリー
[マリーはゴミ捨て場と同義語でしか無い荷物置き場に隠れている中年男に話し掛けた。

男は上から降り注がれた優しい声に顔を上げ。
マリーの異様なドレス姿にひゅっと気管がおかしくなったような音を喉から発した。]
(179)2006/06/17 10:49:24
酒場の看板娘 ローズマリーは、黒いラバーに覆われた顔で優しく頬笑んだ。
2006/06/17 10:49:43
酒場の看板娘 ローズマリー
「怯えなくても大丈夫。」
(180)2006/06/17 10:50:23
酒場の看板娘 ローズマリー
[脱兎のごとく走り出した怯える男に向かって、手招くように右手を差し伸べる。右手のリボンが生き物のように伸びて男の足首に巻き付き、絡めとり、引きずり倒す。
男は必死でリボンを解こうとナイフを立てるが、黒いレースで縁取られたラバーはただの皮革では無いのか切れる様子は無い。

「ギャア」
あやまって自らの足首にナイフを突き立て、男は悲鳴をあげた。]
(181)2006/06/17 10:58:08
酒場の看板娘 ローズマリー
[リボンは男の右足首の次に、ナイフを持った男の両手首を絡めとり、さらに左足首を縛り。背を反らす不自然な形で荷物のように男を折り畳み。

そのまま汚れた地面を引きずって、マリーの方へ引き寄せる。]
(182)2006/06/17 10:58:23
インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 エピローグ 
Tool
Statistical Summary
発言数
14
13
12
27
33
46
17
21