村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った…… | 学生 ラッセル [突然の霧に、視界を奪われる。] [何がおきているのか、わからない] [ただ、今なら他の目に触れずに行動する事が出来ると思った] [グレンが先ほどまで居た場所に近づく] [そっと、手を伸ばして。グレンの存在を確かめる] [グレンが上げる、触られて驚いた声に。自分が触れたのがグレンだと確認して] [服の中に隠していた針で、後頭部の首と頭の境目の辺りを刺した] [声も無く、崩れ落ちたグレンの身体を。音を立てないように抱え上げる] [この数日で、ここの間取りはだいたい覚えている] [１ｃｍ先も見えない暗闇でも仕事が出来るよう鍛えられた感覚をフルに使って。足音を立てずに、グレンを抱えたまま広間を抜け出した] |
(0)2006/06/06 02:19:25 |
 | 双子 ウェンディ >>10 わたし、優しいなんていわれたことないわ。 グレンさんはわたしのこと、ごみって言ってたもの。 ［ほんの少しだけ...の瞳が潤む］ ……わたし、どうしちゃったのかな。 聞いてもいいですか？ 殺すのは、いけないことなの？ |
(14)2006/06/06 03:05:16 |
| 学生 ラッセル >>14 人を殺す事を仕事にしている俺が言うのも何だけど… いけないこと、だよ。 人を殺すという事は、その人が歩いていく筈だった道を閉ざす事。 ウェンディは…殺されても良いと、思うかい？ これから歩むはずの人生を…誰かに奪われても良いと、思う？ |
(15)2006/06/06 03:11:26 |
| 双子 ウェンディ >>15 ［ラッセルの言葉に長いまつげを伏せ、小さな声で呟く］ わたし、死ぬのは嫌。 そうね、ラッセルの言う通りなのかもしれないわ。 どうなるか見てみたかったからお父さんとお母さんを殺したけど、わたし、ひとりぼっちになってしまったし…… でも、本当のお父さんとお母さんじゃなかったの。 だから平気で殺せたのかしら。 |
(17)2006/06/06 03:17:33 |
| 双子 ウェンディ >>37 ええ、いつもラッセルにばっかりお願いしてたら悪いものね。 私も一応女の子だし。 ［ポテトをつぶしながら呟く］ 急に人が減ったわね。何だか……寂しいの。 わたし、どこかおかしくなってしまったのかしら。 ……ラッセルはいなくならないでいてくれる？ |
(38)2006/06/06 21:07:59 |
| 学生 ラッセル >>38 おかしくなんてないよ。 人が減れば、寂しいと思うのは当然の感情だ。 親しく話していた相手なら、尚更…ね。 ……俺も、こういう感情はずっと忘れていた気がする。 [食事の仕度をしながら、少し寂しそうにウェンディに微笑む] |
(39)2006/06/06 21:22:55 |
| 学生 ラッセル >>40 [...は、その言葉の意味をよく理解していない] そう？ ありがとう。 うん。俺も…ここにいる皆が、好き…だと思う。 [...は、微笑んで言いながら、ポテトににんじん、きゅうり、ベーコン、パセリのみじん切り、塩コショウを混ぜ、温度が冷めてきたところでマヨネーズをくわえた] |
(41)2006/06/06 21:52:21 |
| 学生 ラッセル >>42 [頬にキスをされて、きょとんとした顔をして] [すぐに、その顔が赤くなる] え、えー……と。 その…ごめん。全然気付いてなかった………… でも、嬉しいよ。ありがとう…… [...は、照れ笑いしながらウェンディの頭を撫でた] |
(43)2006/06/06 22:32:35 |
| 双子 ウェンディ >>43 ［頭を撫でるラッセルの手を取って自分の頬に押し当てる］ 気付かなくても当たり前だわ。 わたしもこの気持ち、ついさっき気付いたばかりなの。 もしかしたら、「好き」っていう気持ちを知らなかったから、わたしは人を殺したかったのかもしれない。 今は……あなたを殺したいとは思えないわ。 ううん、そんなこと考えたくない。 |
(44)2006/06/06 22:49:44 |
| 学生 ラッセル >>44 [...は、ウェンディの頬に触れたまま、目を伏せた] 俺は…自分が生き延びるためだけに、人を殺してきた。 グレンを殺した時も、自分が生き延びる事だけを考えていた…つもり、だった。 ……でも、もしかしたら。 俺は、君を死なせたくなかったから…グレンを殺したのかもしれない。 |
(45)2006/06/06 23:07:51 |
| 双子 ウェンディ >>45 わたしを、死なせたくなかった……？ ［しばらく考えて込んでいた...はややあって口を開いた］ わたしの本当の両親は、どこの誰だかわからないの。 わたしみたいな小さい子を集めた館があって、お金持ちのおじさんが来た時は相手しなくちゃいけなかった。 館にいるわたしたちみんなのお父さんとお母さんだったのよ。 いつも優しくしてくれたけど、好き……ではなかった。 殺した時も何とも思わなかったの。 こんな話を聞いても、わたしを死なせたくないと思う？ |
(46)2006/06/06 23:27:43 |
| 学生 ラッセル >>46 優しくしてくれたから、必ず好きになる訳じゃないと思う。 少なくともその人たちは、ウェンディに「人を殺す事がいけないこと」だとは教えなかった。 そういう意味で。その人たちは、報いを受けたんだと思う。 [...は、ウェンディのもう片方の頬にも手を添えて、顔を覗き込んで微笑んだ] 本当の両親が誰かわからないなら。 リックはウェンディの本当の姉妹かもしれないね。 ……こっちはもう良いから、リックの傍に居てあげたら？ |
(48)2006/06/06 23:46:37 |
| 双子 ウェンディ >>48 ［ラッセルの言葉に大きな瞳を瞬かせる］ リックと姉妹？ わたしたち、そんなに似てるかしら。 そうね。リックとは一度きちんと話をした方がいいかもしれないわね。 でも……今はあなたの傍にいたいの。 ……駄目？ |
(49)2006/06/07 00:22:06 |
| 双子 ウェンディ >>52 ［いただきます、と呟いて］ ええ、いつもより美味しく感じるわ。 明日からも手伝うわね。 ……生きていられれば、だけど。 「好き」って気持ちはちょっと残酷ね。 死ぬのがこわくなってしまったかも…… ［ラッセルを見つめる瞳には、今までと違い不安そうな感情が揺れ動いている］ |
(53)2006/06/07 01:04:34 |
| 双子 ウェンディ >>54 ［長い睫毛を震わせてうつむき］ こんな気持ち、知らなければ楽だったのかしら、お互い。 でもわたし、なかったことにしたくないの。 つらくても全部受け止めたいの。 わたしも……ラッセルを殺させたりなんかしないわ。 ねえ、好きな人を守るために誰かを殺すのはいけないこと？ |
(55)2006/06/07 02:06:18 |
| 学生 ラッセル >>55 [...は、食事を終えて。向いに座るウェンディの頭をそっと撫でた] ……多分、いけない事だと思う。 誰かを守る為に誰かを傷つければ…その誰かを守りたい人も傷つけるから。 もし、他の誰かが、その人の大切な人を守る為に君を傷つけたら…俺は、その誰かを許せないと思う。 |
(56)2006/06/07 02:14:53 |
| 学生 ラッセル >>57 ……うん。俺で良ければ。 [誰かを守る為に他人を傷つける事はいけない事だと教えながら] [ウェンディや自分を守る為に、グレンを殺した自分はどうなのだろう…と苦笑する] [それでも、そう答えてウェンディの頭を撫でた] ……もう、こんな時間だね。 俺はそろそろ休む事にするよ。ウェンディも、少し休むと良い。 |
(58)2006/06/07 02:25:59 |
| 双子 ウェンディ >>58 ［柔らかな微笑みを浮かべて...は頷いた］ ありがとう、ラッセル。 じゃあ、わたしも部屋に戻るわ。 おやすみなさい。 ［立ち上がりラッセルを軽く抱きしめると、いつも通りの優雅な足取りで*階段を上っていった*］ |
(59)2006/06/07 02:35:51 |
 | 吟遊詩人 コーネリアス ………ごめんなさい…… [アーヴァインのいう希望の一つである彼女は、 見えないはずのものを前に苦しんでいる。 その彼女を想うキャロルの言葉に...は俯いた。] …私には貴女を肯定することも否定することも出来ません…… [餓鬼のように生を望んでいる自分を恥ずかしく思いながら 白い薔薇を一輪キャロルへと渡すと廊下へと消えていく。] ………。 [通常の力では出来ない傷を負い襤褸切れのようなメイを前に ...は十字を切り、手に持っていた薔薇全てを彼女の枕元に置いた。] ………どうか、安らかに……… ……ごめんなさい……。 [後ろ髪を引かれながらも廊下に出て扉を閉め、*自室へと戻った*] |
(73)2006/06/07 17:11:41 |
 | 踊り子 キャロル Schlafe, mein Prinzchen, schlaf ein! Es ruh'n Schäfchen und Vögelein. Garten und Wiese verstummt, Auch nicht ein Bienchen mehr summt. Luna mit silbernem Schein Gucket zum Fenster herein. Schlafe beim silbernem Schein, Schlafe, mein Prinzchen, schlaf ein, Schlaf ein, schlaf ein…… ［いつか彼女が歌を歌って皆を和ませていたように。 囁くような声で子守唄を口ずさんだ］ |
(78)2006/06/07 19:55:49 |
| 双子 ウェンディ >>81 ［声をかけられて振り返り、ほっとしたような表情を浮かべる］ ラッセル、来てくれて良かった。 ネリーさんが自分で手首を切ったみたいなの。 救急箱はあるんだけど、本当に最低限の物しかなくて…… あなたの薬でなんとかならないかしら？ |
(82)2006/06/07 22:22:25 |
| 双子 ウェンディ >>83 ［ラッセルの手際のいい手当てを見つめながら］ わたしがいた館でも、こういうことする子はたまにいたわ。 でもその時は何もしてあげなかったの。 見てるのが楽しかったから。 ……変ね。 ここに来てからわたし、どんどん変わってしまってるみたい。 |
(84)2006/06/07 22:44:07 |
| 学生 ラッセル >>88 [卵を溶き、塩コショウで味付けして、刻んだチーズを混ぜて中華鍋へ投下し、焦がさないようかき混ぜながら焼く] [火が通ってきたところで形を整え、その形で固まってきたところでひっくり返し、裏面も焼く] そうだね。 今夜また誰かが…居なくなる。 ……それが、君で無いと良いんだけど。 |
(89)2006/06/07 23:14:27 |
| 双子 ウェンディ >>89 ［ほうれん草は葉先を摘んでマッシュルームと一緒に水を切り、薄くスライスする。 オレンジを横に半分に切る。半分は皮を剥き果肉を取り出しておく］ 不思議ね……以前は、他人が死んでも自分が死んでもどうでもいいと思ってた。 なのにわたし、あなたにいなくなって欲しくない。 わたしも……死にたくない。 ［ドレッシングとのオレンジの果汁を混ぜ合わせる。 ほうれん草にマッシュルーム、オレンジを加えドレッシングをかけ、軽く混ぜて完成］ |
(90)2006/06/07 23:22:12 |
| 学生 ラッセル >>90 [サラダはウェンディに任せ、キャベツとベーコンのスープを作りながら] …………他の皆は…どう思っているんだろう。 一番良いのは…誰も傷つかず、誰も死なない事なんだけど…… [ぽつりと、寂しそうに呟いた] |
(91)2006/06/07 23:33:15 |
| 学生 ラッセル >>108 ……わからなくなってきたんだ。 死なせたくない人が出来た。 誰かを守りたいと思ったのは、生まれて初めてだ。 その誰かを守る為に…他の人を殺す事も厭わないと思う。 でも…同じように、他の誰かが守りたいと思っているかもしれない人の命を絶って良いのか…わからなくなった。 [...は、目を伏せて] ……………追手が掛かるかもしれない。 命を狙われるかもしれない。 でも…逃げる事は、できるのかな。許されるのかな？ |
(111)2006/06/08 00:45:30 |
| 吟遊詩人 コーネリアス >>111 …今のこの状態にも似ていますね… その方を守るためには誰かを殺めなければならない。 そして此処にいる誰もが死を望んでいるはずではないでしょう？ 貴方もウェンディさんを守るために死ねないでしょう？ ネリーさんも、愛する人に逢うために死にたくないでしょうし… 私もやらなければならない事と、これからしたい事があります… [...は柔らかく微笑み、きっと逃げられる、と呟いた。] …此処から生きて出たなら二人で幸せになってください。 ウェンディさんが幸せであるためには貴方が必要です。 でも、貴方が暗殺を続けることはきっと彼女も望まない。 それなら貴方が彼女を守りながら安全な場所にいくしかない。 …そうでしょう？ [...はターコイズのペンダントを外しラッセルへと差し出した。] …旅のお守りです。貴方とウェンディさんにご加護を。 |
(114)2006/06/08 00:54:14 |
| 双子 ウェンディ >>110 あなたは生き別れの妹がいると言っていたわよね？ わたし、どういう経緯で館に連れて来られたのかわからないの。 それ以前の……記憶がないから。 だから、あなたの妹かもしれないし、違うかもしれない。 期待させてしまってごめんなさいね。 でも、最後になるかもしれないから言っておきたかったの。 もしあなたがわたしの姉なら……嬉しい、と思うわ。 ［人殺しの妹なんていらないでしょうけれど、という言葉はあえて言わなかった。言えなかった］ |
(115)2006/06/08 00:57:00 |
 | 双子 リック [...はウェンディの言葉に] ・・・うん。生き別れの妹が居る。 ボクも・・・物心ついたときにはボクのお父さんやお母さん・・・館のことなんて覚えてなかったんだ。 でも・・・そうなんじゃないか、な。 だって・・・ [上手く説明できなかった。・・・言葉を濁してしまう。] 最後になる、か。 ・・・もしウェンが本当にボクの妹だったら、 [そう言ってウェンディを抱きしめる。] ・・・ボクが壊れてしまう前に会えて良かった。 [・・・少しその声は震えていたかも知れない。 壊れてしまうのが先か、死んでしまうのが先か。 はたまた一生無事に生きられるのか。それは誰にも分からない。] |
(118)2006/06/08 01:08:28 |
 | 見習いメイド ネリー >>113 うん、ホントにそうだったらいいな。 あたしは、死んじゃった人の為に賛美歌を歌ってるんだもの。 でもあたし、別にクリスチャンってわけじゃないのよねぇ。 神様がいるんだったら、助けてほしい…… あたしだけじゃなくって、ここにいるみんなを。 ……誰も死ななければいいのに。誰も傷つかなければいいのに。 そんなの無理だって分かってるけど、願わずにはいられないわ。 ここにいる限り、毎日誰かが傷つかないといけない…… [...は、虚ろな目をして呟いた。その顔には表情がない。] |
(122)2006/06/08 01:24:07 |
| 双子 ウェンディ >>120 何を言ってるの、ラッセル？！ ［思わず立ち上がって叫ぶ］ アーヴァインを殺すならわたしがやるわ。 あなたは……あなたには感情があるでしょう？ 人を傷つければあなたも傷つくのでしょう？ わたしは違うわ。 誰を殺しても何とも思わない。楽しいだけよ。 だから、わたしに行かせて……！ |
(123)2006/06/08 01:25:07 |
| 見習いメイド ネリー 時間……今日も、誰かが死ぬ時間がやってきたのね。 >>120 [...は、先程よりも虚ろな目をして、ラッセルを見ている。] あたしもあのおじさん、殺したいぐらい大嫌いだけど…… 警備兵だってたくさんいるのに、そんなことできるの？ ………。 あの人がいなければ、グレンもメイちゃんも死ぬ必要なかったわ。 ……ホントに大ッ嫌いよ、あんな奴。 何遍死ねばいいって思ったか…… |
(127)2006/06/08 01:36:34 |
| 吟遊詩人 コーネリアス >>120 ラッセルさん…… [彼の決意に満ちた表情から目をそらせなかった。 それを否定することも出来なかったが、己の肩を抱き、 コーネリアス自身も一つの決意をした。] わかりました。…ただ、一つお願いがあります。 足掻いて、足掻いて、生きてください。 逃げて、隠れて、格好悪くても生きてください。 少しでも長く……生きてください。 [願いをいうと唇を固く結んでラッセルを見つめた。] |
(133)2006/06/08 01:51:29 |
| 見習いメイド ネリー >>128 ……そう、だよね。 警備兵が何人いるか……どれくらい強いかなんて、知らないわ。 でも、ラッセルが死んじゃったりしたらあたしはやだよ？きっとウェンディちゃんだってラッセルに生きていてほしいって思ってるはずだから、そのことを忘れないで。危ないことだけは、しないで…… [...は、ラッセルの言葉を聞くと、不思議そうな顔をした。] ……後悔、してるの？ でも、グレンは自分から殺してほしいってラッセルに頼んだのよ。 だからラッセルが気に病むことないわ。 あたし、貴方を恨んでないって言ったら嘘になるけど…… ラッセルは悪くなんかない。貴方を恨むのは、筋違いよね。 |
(134)2006/06/08 01:52:52 |
