農夫 グレン >>200 「分かる時」…。 時かあ。 もしかするともう、時間…ないんだね。 二晩に一人殺せ、か。 決めなきゃ勝手に連れて行かれる、だっけ。 …ぼく、考えてみたよ。 今日誰か殺されなきゃいけないなら、誰をそうするべきか。 | |
(203)2006/06/05 23:58:41 |
農夫 グレン [...はせっかくメイに温め直してもらった美味しそうなスープを 受け取っても、手をつけることなくテーブルに置いて、 目の前で湯気がたっているのをぼうっと眺めている] >>205 ウェンディ…ぼくはもし必要なら…ウェンディを殺そうと思った。 何の理由もなく楽しみのために人を殺せる奴。 そんなのがいなくなる代わりにぼくらが生きられるなら、 ウェンディに罪をつぐなうチャンスを与えることにだってなる。 ぼくらもちっとも悲しくなんかない。 きっとそれがいいと思った。 | |
(207)2006/06/06 00:07:09 |
見習いメイド ネリー [...は、グレンの言葉を聞いて何やら考え込んでいる。] ……うん。グレンはウェンディちゃんの話を聞いてから、様子がずっと変だった。ウェンディちゃんを殺したがってたようなこと、言ってたよね。もし本当にグレンがウェンディちゃんを殺そうとした場合、あたしはどうすればいいのかなぁ…… ただ黙って見てればいい? ただ黙って、グレンが人殺しをするのを見てればいい? ………。 そんなことはしたくないけど、あたしに止める権限なんてあるの? 本当に、あたしはどうすればいいのかよく分かんないなぁ…… でもとにかく、あたしは殺されたくなんかないし、誰かが目の前で殺されるのも見たくないよ?……もうそんなの、見たくない!! | |
(217)2006/06/06 00:31:59 |
学生 メイ >>215 あら。兄様のやることよ。 薬の威力を試したくてこんなことをしてるのでもない限り、効果は絶対だわ。 だからこそ、薬を打たれた人じゃないと意味がないと私は思っているの。 …まぁ、打たれた人を見つけたからって、その後私達が無事かどうかは別問題だけれど。 でも、この状態から脱却するにはそれしかないと思っているわ。 [だからってじゃあ誰を、と言われると困るのだけれどね。そう呟いて、メイはブランデーを呷った。] | |
(219)2006/06/06 00:36:15 |
見習いメイド ネリー >>216 [...は、グレンが「一分でも一秒でも長く苦しみが続くようにって思いながら人を殺した」と言っているのを聞いて、先程よりもますます表情を曇らせたが、それでもグレンをじっと見た。] ………。 ……そう。どうして、その人を殺したの? どうして殺さなくっちゃいけなかったの? あたしに教えられるなら、教えてくれる? | |
(221)2006/06/06 00:39:31 |
吟遊詩人 コーネリアス [今日、誰かを殺めないとならない…… 覚えているとはいえ直視できない現実に ...は壁を背にずるずるとへたりこんだ。] アーヴァインなら絶対に…思い通りにいかない事を何より、 あの男は嫌っていますから……今夜……誰かを…… [でも私には選べそうにない……と俯いたまま呟いた] >>216 [グレンの言葉にゆっくりと顔を上げて紅い瞳を向ける。 無邪気な彼から出た言葉に虚ろな表情を向けた。] …貴方が…人を? それも、それも楽しんで……? どうして……… | |
(223)2006/06/06 00:42:50 |
農夫 グレン >>218 そうなんだ…ラッセルさんのこと、すごく信頼してるんだね。 好きなのかもしれない。 昨日人を好きになる感情とか愛ってすごいって知ったよ。 もしかしたら…変われるのかもしれないね、ウェンディ。 >>214 そっか…リック。 ウェンディの名前を呼びながら寝た日のこと、覚えてないんだね 敢えて殺すならウェンディでもいいって言えちゃうくらい… 生きたいんだ。そして楽しんで人を殺す奴が恐いんだ。 でもぼくもね、楽しんだ。その上で正統化し続けた。 少なくとも人を殺す事がどういう事かは理解してたよ。 >>221 うん…ネリーさん。聞いたらきっともう笑いかけてくれないね。 でもいいんだ。もう前に笑いかけてくれた顔を覚えてるから。 それを忘れなきゃいいだけの話だもの。 父親殺しって言われたって…ぼくは絶対そんなの 受け入れられなかった。 | |
(226)2006/06/06 00:44:37 |
農夫 グレン [しかし顔には出さず、続ける] だってあんなの、そう呼ばれるのに値するような 生き物じゃなかったよ。 お母さんの遺言だから一緒に暮らしてやってただけ。 一体どういう権利でぼくが朝から晩まで働いてやっと もらったお金、ほとんど全部お酒に替えるのかわからなかった。 健康で、ちゃんと働けるはずの大人のくせに。泥棒だよ。 当然の顔して奪うんだ。ただのごみさ。 それでもぼくは子供だったから、力じゃ適わなかった。 だから5年、毎日我慢してやってたんだ。 ご飯もろくに食べられないのに、そいつが酒飲んで 寝るだけの生活のために働いて、生きてた。 だけどある時気付いた。ぼくは大きくなった。 そいつが押さえ付けてこようがもう、負けないんじゃないかって。 だからねちょっと、抵抗したんだ。 それで頼むつもりだったんだよ、せめてちゃんと食べられるご飯 買えるくらいは、ぼくのためにお金を残して下さいって。 そしたらそいつ、どうしたと思う? | |
(227)2006/06/06 00:51:36 |
見習いメイド ネリー >>226 うふふ……もうっ、グレンはバカねぇ! あたしはグレンの良いところをいっぱい知っているわ。グレンはあたしのことを優しいって言うけど、貴方の方がずっと優しいわよ。 例えグレンが父親を殺していたとしても、あたしはグレンのことを嫌いになんかなったりしないし、もうグレンに笑いかけないなんてことはないわ。約束できるわよ。 [...は、そう言うと、じっとグレンの言葉に耳を傾けている。] ……ひどいお父さんね。 父親も、いればいいってものじゃないのねぇ。 それで……どうしたの? | |
(230)2006/06/06 00:59:20 |
農夫 グレン たった一回! 一回でだよ? もう…気絶しやがった! 信じられない。ずるいよね。 ぼくのことはこれまで何回殴ってきたと思ってるんだか。 早すぎる。こんなもんじゃなかった。 この程度で楽になるなんて許せない。 それで倒れたそいつにずっと振り下ろしてたんだ、フライパン。 どんだけぼくが悲鳴あげようが、助けにきたこともない近所の 人がわざわざ家に来て、大騒ぎするまでの間。 少しでもたくさん痛みを感じるように、一秒でも長く苦しみが 続くように…それだけ考えながらずっと。 その時ぼく笑ってたかもしれない。 それまで生きてた中で一番、幸せを感じてたかも。 そんなに長い時間でもなかったはずだよ。 でも案外簡単に…人って死ぬね。 | |
(232)2006/06/06 01:03:51 |
農夫 グレン >>235 ありがとうラッセルさん。 でもぼくは人間じゃないよ。 ラッセルさんがぼくと同じなら、ラッセルさんもぼくと同じ 「ごみ」なんだ。 …ふふ。 こんな時に…。 素直にありがとうで止めておけば良かった。 でもそう思うんだ。心から。…ごめんね。 苦しまないように死ねるんだ…嬉しいよ。 嫌な役だね。 自分からかって出てくれるなんて…ぼくは今すごく思ってる。 たとえごみだとしても、ラッセルさんはやっぱり優しい。 うん、お願いします。 ぼくを殺してください。 | |
(236)2006/06/06 01:21:33 |
学生 メイ >>233 …そう。 [グレンの言葉に、メイはただそう呟いた。その色は肯定でも否定でもなく。 妻が死に、男は酒に溺れた。酒に溺れ息子に暴力をふるい、結果、息子は父親をその手にかけた。そして今、異様な状況の中息子は自ら死を選ぼうとしている。 ……それだけのことだ。その善悪は、...が決めることではない。 ただ、聞いていたと。彼の言葉は、自分の胸に残ると。それを伝えるためだけに、メイは呟いた。] ウェンディさん、こんにちは。 [ウェンディに挨拶をすると、目を伏せた。] | |
(237)2006/06/06 01:23:15 |
見習いメイド ネリー >>233 [...は、グレンの言葉を聞くと、驚きで目を見開いた。頭には台詞が入ってきても、一瞬何を言っているのか分からなかった。] ………。 ……やだ。グレンってば、本気で言ってる? やだやだやだやだやだ!!!そんなの、絶対にイヤ!!! だって、もっとグレンと一緒にいたいのに…… グレンは悪くなんかないのに!! どうしてグレンが死ななきゃいけないのよ!! | |
(240)2006/06/06 01:24:54 |
農夫 グレン >>240 …うん、本気。嘘でこんなこと言わない。 それにね、これは罪をつぐなうとか… そういうのですらないんだもん。 楽園とか天国とか、そういうのには行けなくても… 地獄から逃げる道だけはずっと昔から、ぼくにもあったんだ。 だからぼくは生きることからもう逃げるよ。 …決意できて良かった。 今日死ねば、少しは役にもたつ。 生きたいでしょう、皆。ネリーさん。 薬の効果なんか出たりせず、皆は…ネリーさんも 幸せになれるといいね。 なれなくても心配しないで。 ぼくは先に…幸せがなくたって、苦しみもない世界に行くよ。 皆だって本当はいけるんだ。 いつでも。 | |
(245)2006/06/06 01:38:04 |