人狼審問

やはりね。ユージーンの検査は私の希望でもあるから、問題は無い。
ルーサーの処刑は個人的には反対だが、彼が人間であることの証明が私の検査しか無いとなれば、ましてネリーからは人狼だという判定が出ているのなら、私とネリーのどちらが本物でどちらが偽物かを判断するために、ルーサーを処刑したいという皆の意見に反対するだけの力は残念ながら私には無い。
グレンには淡々としている、とまで言われてしまったがな。

ところで、ユージーンの姿が見えないが。本人が来ないとなれば、墓場まで行って検査しなければならないのかな？
ネリーはどうするんだろう。

…で、セシリアの考えは…

……そういうことになったんだ…


反対はしない…ううん、できない。
私には、それ以上の提案なんて出来そうにないから…

［セシリアの方を見ずに］

･･･誰だって自分から死にたいなどと言う輩はいないですよ。
だが、それが貴女たちの出した結論なのでしょう？

ネリーは、何処に居ても出来ますよ？
ロッテの話だと、今はとてもリラックスしているようだし、大丈夫。（>>598）

ルーサー、親友である君を守り切れなくてすまない。
僕を赦して欲しい。

[ナサニエルの言葉に俄かに頷くと、少し首を傾げた]

そっか…でも、どうして違うだろうって思ったの？

[不思議そうな顔をしながら、セシリアの意思を聞き、頷いた]

わかった。じゃあ、あとでユージーンの小屋まで行ってこよう。
何、場所はよく知っている。
残念ながら、私の治療で治らずに死んでしまった人も多勢いるからね。その旅にお葬式には参列させてもらっているから。

私の結論と同じではあるし、反対すべき点は何もない。

後の心配は、明日であるな…。私の判定方法については、生きていれば明日明らかになるであろう。今夜ばかりは、誇りある死より、生き汚い生でありたいものだが。形だけでもお祈りをしておくかな。
…フ、冗談だ。

［ヴィンセントを抱きしめて語りかける］

･･･ヴィンス、絶対に人狼なんて愚なるものを
信仰する輩を調子付けさせてはいけないよ。
大丈夫、初めて会った時もすぐに君の誠実さは、
私は他の人の心を溶かしたじゃないか。
･･･頑張れ。

ところでセシリア、私は、いつ皆におばあちゃんの言葉を伝えればいいかな…？

ネリーや先生よりも先？それとも後？
エッタは？

それとも、みんな一緒？

私の意思を変える必要が無いようだな…。
以後、意思が変わることは無い。

見るべき相手はユージーン。
本日の処刑は、ルーサーとする。

見た結果は、一番最初にネリーが言って欲しい。
次にヴィンセント。
２人の結果を聞き終えた後に、ヘンリエッタ、最後にシャーロットの順番でお願いしたい。

［セシリアの言葉を聞いて天を仰ぎ］

最期に･･･お話をさせてもらっていいだろうか。

>>603
なんと言うか、半分は勘みたいなものだが、印象の積み重ねだな。
強い言葉で目立つ事を恐れないところ、本当に判定されうるときに疑われても不審な反応はないところ、ヴィンセント医師に対する頷ける疑問の提起、現状に対する結論がほぼ僕と同じである事。

再考を、と言ったのはグレンを候補に挙げた人の理由が、それほど積極的な物ではないように思えたから、かな。

[セシリアに頷き]
俺が挙げた名でもあるんだ。
反対すべき事はないな。

……ルーサー。俺はあんたを疑っているし、だからあんたを処刑すべきだと思っている。アーヴァインの仇として。

が、どうあれ、あんたの信仰までは疑わない。
俺が疑ってるのは、そこじゃないからな。

心得た。

確認するが、仮に能力者の誰かが襲われ欠けたとしても、その順（ネリー→ヴィンセント、その後に、私→シャーロット）は完全不動で構わぬか？

では、準備にかかるとしよう…。

ま、グレンが人狼なら、今のところ上手い事やられてるな、僕は。

[ルーサーを正面から見て答える]
それで…構わない。

[セシリアに頷き]
うん、分かった。

でも…ジーンは人狼なんかじゃないよ…

だって…
[胸ポケットの上から、リボンをギュッと握る]

［セシリアに静かに微笑むと］

皆さん、やはり私の疑いはグレンさんに向けられています。
私には、自分に力があると自己申告をしている方々は
本当のことを言っている方か、
人狼を崇拝している愚なる村人か･･･
こうなっていると思います。
故に、人狼が積極的に攻めるとするならば、
弁舌によって無関係な人を処刑させること。
さすがに人狼といえども、自分たちより
多い人たちを敵に回すわけにはいきませんから、
何とか人数を減らしにかかってくるでしょう。
私亡き後、これをどうか心に留めてもらいたい。

［ここで一呼吸つく］

じゃあ、ユージーンの小屋まで行ってくるとしよう。
*ヴィンセントは出かけた*

［軽く目に涙をためて話を続ける］

正直、死ぬのは怖いです。脚が震えます。
しかし、私はもっと勇気を持って言わなくてはいけない。
私に優しくしてくれた皆様、特にヴィンスに･･･

［涙が頬をつたう］

Danke schön.

月も見えぬな…おとぎ話の狼男は満月でないと変身できぬと聞くが、人狼はそうではないようだ。

牧師殿、あなたの言葉は覚えておこう。

そして、死者に何かを悔いても仕方がない。言うべきことは言っておく。
最初の日、あなたを国を捨てた臆病者と罵ったことを詫びておく。あなたが人狼であろうとなかろうと、少なくとも臆病者ではないようだからな…。すまなかった。

［複雑な表情で、ルーサーを見ている］

[ステラのに抱き上げられるとステラを見つめながら]

うん。わからないから、知りたかったの。

[ステラの膝の上でナサニエルの言葉を聞き]

そっかぁ。ナッちゃん、おしえてくれてありがとう！
たしかにナッちゃんのいっていることも「いちりある」ね。
ウェンはどうしても、グレンちゃんが引っ張ってるような気がして…

[ルーサーの話が始まったのに気づき、喋るのを止めて聞き入る]

[椅子の上で足を折り]

死ぬのが怖くない人間なんて…いないよ……

[自警団員のスコットを手招きして、話を始めた]
…決まったよ。
手配を済ませてあるか？

そうだよ、処刑道具の事だ。

まさか、私に大斧を使わせようなんて考えては居ないだろう？

―膝の上のウェンディを抱きしめながら―

先導と誘導は違うのよね・・・
先導は必要だけど、誘導はされたくないわよね？

[椅子から身を起こし牧師を見た]

・・・

［ルーサーを見つめ、話しに耳を傾けて居る］

……

皆も、言いたい事や話したいことがあるなら今のうちに済ませておくんだ。

時間は殆ど無いから…。

[ヴィンセトはユージーンの小屋に着いた]
やあ、今晩は。お邪魔するよ。
セシリアの決定でね、今夜は君が人間なのか人狼なのか調べることになってしまったんだ。
もっとも僕も君を調べたい、って言った人間の一人なんだけどね。
昨日のルーサーのを見てたからわかると思うけど、痛いとかなんとかは全然無いからね。
ちょっと口を開けて欲しい。

[ピンセットで頬の粘膜をなでて、シャーレへ]

ほら、もう終わった。
じゃあ、僕は集会場に帰るからね。ネリーは君がここにいても集会場にいて君の夢を調べることが出来るんだそうだ。
僕の技術は残念ながら、相手に直接触れる必要があるんでね、ここまで出むいてきたわけなんだよ。
じゃ、おやすみ。君が寝てくれないとネリーが困るらしいからね。

−ルーサーは静かに目を閉じている。
　自分が今、どういう状況なのか･･･
　もうすぐ死を迎えることはわかっている。
　でも、まぶたの裏に広がるこの世界は･･･−

ここは･･･私の国？

−それは戦争が始まる前、あの宰相が就任する前の
　ルーサーの祖国･･･ビールの美味しいルーサーの祖国。
　尤も、ルーサーはビールを飲まないのだが、
　彼のもとにやってくる酔っ払いの気さくなおじさん。
　声をかけてくれる子どもたち。
　小鳥の声、元気な犬の声、猫の姿。
　嗚呼･･･平和･･･−

「よぉ、牧師さん！今日は遅いじゃねぇか」
「ほら、アンタの好きなパン、おすそ分けだよ！」
「牧師のおじちゃん！こんにちは！」

･･･Guten Tag...Guten Tag...Gott, der Herr...
Danke schön...Danke schön...

−彼の中では、平和だったあの頃が、
　いつまでもいつまでも*続くのであった*−

―ウェンを抱きしめながら安心させるように小さな声で賛美歌を歌っている―

Mabune no katae ni, ware wa tachite,
Uketaru tama-mono, sasage-matsuru.
Inochi no inochi yo, waga mono subete wo,
torite yomishi-tamae!

[セシリアは自警団員に促した]
準備は出来たか…。
教会の裏へ…連れて行け。

[皆に対して語りかける]
見たくなかったら見なくても構わんが…。
これが、皆の意見を参考にした私の選択だ。

[部屋を出て、教会の裏へと移動した]

[ヴィンセントは集会場に戻って来た]
おや、ルーサーは？
なんだって？ もう処刑台だって？
[あわてて、外へ飛び出し、教会の裏へ]
ルーサー、本当にすまない。僕に出来るのはここで見送るくらいだ。
本当にすまない。
[頬を涙がつたっている]

[自警団員に連れて行かれるルーサーに駆け寄り]

え…えっと…！
Ｅ…Er ruhe in Frieden...

[誰にも気づかれぬほど素早く、牧師の背に向け…
父に教えられた、一族の者同士が争いの場で交わす、敬礼をした]

…私やネリーの身にも起こらぬとも限らぬことを考えれば、私が見ぬわけにもいかぬよ。あまりに野蛮かつ、苦痛を伴うようなものでは困るからな。

[ステラに頷くとゆっくりルーサーのほうを見る]

ウェン、牧師さんのこと、好きだよ…。
ほんとうに、うそじゃないよ。

[覇気のない様子で促されるままに教会の裏へ]

[セシリアはロープをスコットに手渡し、準備を開始させた]

私に対する怨み言は山ほどあるだろうが…。
ここで足を止めるわけには行かないのでね。
せめて、最期の瞬間まで見届けさせてもらう。

……

［ネリーをちらと見やり。］

……
私も、見届けよう。
背負う義務がある。

［セシリアの後に続いた］

―ウェンの後をゆっくりと進み―

ウェンは見ないほうが良いわ・・・

これが始まりだよ。人狼。
もう、引き返さない。
お前等を根絶やしにする、その瞬間まで…。

――追い詰めてあげる。

［聖書の束を手にし、教会の裏に立つ］

……ルーサー。
私は貴方の話を聞くのが好きだった。

異国の空気。
人々の息遣い。
そして何より、それを愛する貴方の心が。


……すまない。

［ルーサーから教えてもらった、彼の国での作法で祈りを捧げる］

……これが、我らの下した結末。その結果。

[誰にも聞こえぬよう、呟く]

……ト…ク……ル。
頼むぞ、彼の死を無駄にせぬためにも…。

［平和の残像の中静かに目を開ける］

･･･今は怪物となるしか方法がないなら。
溺れる者が、助かるために･･･
他が求める板にすがろうともそれを誰が責めることができますか。
･･･セシリアさん、私の言葉は胡散臭いでしょうが、
これだけは聞いてください。
･･･村を･･･頼みましたよ。

(ルーサー、敵は取るからな)

―ウェンディを抱きしめるとルーサーをじっと見つめ―

・・・・

[セシリアはルーサーに近づき、搾り出すように一言]
すまんな…ルーサー牧師。
ネリーとヴィンセントを見極めるために…。
お前の命をくれ。

　　　　　　　Auf Wiedersehen.

[ルーサーに頷いて、スコットに指示を出す]

分かった、背負うのも私の役目だから。

[絞首刑用の台の準備が終わったのを確認して、自警団員に執行を命じた]

ルーサー!