学生 メイ [シーツのなかで惰眠を貪っていると、突然に呼吸を遮断された。 息苦しさで目を覚ませば、口内を満たす生温い舌の感触に気付く。] ちょ…っ…セイ、バー……っ…… [訳も解らないまま走る甘い痺れに、芽生はきつく視界を閉ざした。 抗議の為にセイバーの背でも殴ろうかと思ったところで、不意にセイバーが自分から離れるとその口角を僅かに歪めた。 ぽかんと、火照った頬のままそんなセイバーと、彼の口から出てきた言葉を聞く。 そしてセイバーが出て行った扉を、まだ暫く凝視していた後。 芽生は、ぼすんとドアに向かって枕を投げた。] …もうっ!ばかっ! [朝っぱらから何すんのよ、と、内心一人で文句を呟き。 ああでもこんなのもあと少しで終わるんだ、と思うと、泣きそうになった。 それを堪えるように、芽生は支度を整えるとセイバーの元へと行く。 そして先程のことは忘れたかのように、にこりと笑んだ。 あとどれくらいの時間かは解らないけど、できるだけ笑顔でいたかったから。] | |
2006/04/04 09:31:26 |
学生 ラッセル おっと、来たか。 意外に早かったな? [部屋から出てきたメイに気付き、話し掛ける。] それじゃ行くとするか? [セイバーはそう言って微笑むとメイの肩を抱き、外へと出て行った。] | |
2006/04/04 09:42:25 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ バーサーカーは夜通しかけて舞台裏の飾り付けをしていた。 昨夜、主が降参した様を見た後、きっと意気消沈してやってくるであろうとして励ましのためとにかく盛大な出迎えをしようというのが、バーサーカーの出した『自分に出来ること』だったのだ。 飾られた大段幕にはでっかく『主、お疲れ様』の文字。リング状の紙テープを連ねたリボンが幾重にも…まるでカーテンの如くに吊り下げられ、テーブルや椅子・棚などにこれでもかと言わんばかりの花・花・花。 なにを勘違いしたのかクリスマスツリーに招き猫、果ては信楽焼きの狸まで並べてある始末。 本人は本人で出迎え用の出で立ちなのかハッピに白いハチマキ姿。セイバーが起きてきたことにも気付く様子はなくまだまだあれもこれもと走り回っている。] ええと、飾り付けは此の辺りにしても大丈夫であろうか…未だ未だ足りぬような気がして仕方ないがしかしてこれ以上何を飾ってよいのやら…おう、そうじゃ、料理を、そろそろ料理の仕込みに入らねば…ああ、先ず料理を並べられるだけの机を… [ などと明らかに空回った様子のまま、ドタバタと主を迎える準備を続けていた。] | |
2006/04/04 09:47:23 |
お嬢様 ヘンリエッタ ああっ も、もう夜が明けておるしっっ [ セイバー達に気付き、そしてぶつぶつ間に時間が流れていた事実にも驚愕するバーサーカー。] うきょわー、急ぐのじゃ拙、拙はやれば出来る子ぞーっ [ こうしちゃいられぬと大慌てで料理を並べるための机、大小合わせて38台設置、そのまま料理の仕込みを始めるのだった━━] | |
2006/04/04 09:54:11 |
学生 メイ [極自然に肩を抱かれることに、大分慣れてしまった。 セイバーと出会った頃は、ほんの僅かに触れることにすら顔が紅くなっていたのに。 いや、矢張り今でも紅くなりはするのだが。 けれど無駄に慌てることはなくなった。 思えば随分と近くに来たものね、と、芽生はそんなことを思った。 あれから何日経ったんだっけ。二週間と少し。それだけの間に随分と色んなことがあった。そして変わった。 あの時は、まさかセイバーとこんな風に近くなるとは思っていなくて。 去来する何かに、芽生はふと瞑目した。] | |
2006/04/04 10:05:12 |
学生 メイ [残された痕。 それはこれから生きていく上で希望になるのか。それとも枷になるのか。 どちらにしても、それは意地みたいに自分の中に根強く残って一生消えないのだろう。 そんなことを考えてから、芽生は苦笑した。 何をどう考えても、残る事実はたった一つだ。 ならその一つを大事に抱いていればいい。] …晴れて、良かったね。 [空を見上げると、芽生は他愛もないことを呟いた。] | |
2006/04/04 10:21:40 |
新米記者 ソフィー [長い長い眠りからやっと目が覚めた・・・・・きょときょと、と周りを見回す] 私、何やっていたんだっけ? | |
2006/04/04 12:58:20 |
新米記者 ソフィー [寝かされていたベットの傍らに置いてあった議事録に目を通し・・・・・ほぅ、と溜息・・・・] アーチャー・・・・・もうすぐ会えるのね? 嬉しいような、残念なような・・・・・ | |
2006/04/04 13:01:54 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ オーブンから取り出した七面鳥を丸テーブルの真ん中にでん、と据える。] ふう、大物完了なのじゃ。 [ すでに幾つかのテーブルに数多くの料理が用意されていた。鴨肉のソテーにフォアグラが添えられた皿の隣には麻婆豆腐とゴーヤチャンプルゥ、それに豚汁が並び、色とりどりのフルーツが盛られたテーブルには一緒にいもちょうの芋羊羹が置かれている。また別のテーブルでは焼き鳥とシシカバブがバーベキューをしていてその向こう側でタコスとクレープとバターナンが仲良くラインダンスをしていて仲間外れにされたピザがそれを羨ましそうに眺めている。 思いついたものを片っ端から用意したらしいバーサーカーの料理は和洋折衷などという言葉では済まないような見事にカオスな食卓を作り上げていた。] ん、何処ぞへと出掛けたご両人は夜には戻って来るのであろうか…と、と… [ 呟きながら料理を運んでいたバーサーカーの手が止まる。 いま、別室から聞こえた呟くような声は間違いなくこの手で殺してしまった相手のものだった。] | |
2006/04/04 14:54:56 |
雑貨屋 レベッカ [麗香は、こっそりとつまみ食いをしていた。] | |
2006/04/04 14:58:43 |
お嬢様 ヘンリエッタ そ、ソフィー殿が目を覚まされたのじゃ… [ 正直、心配していた。心臓刺し貫かれたショックで魂が消滅したのではないかと結構本気で考えていた。だから、いま聞こえた声には安堵した。だがしかし。] 拙はどんな顔して会おうぞ… [ 手酷く殺してしまったからなあ…。 ともかく取り乱したままで会うわけにはいかないと、バーサーカーは自分を落ち着かせるためにとりあえずご飯を食べるのだった。] | |
2006/04/04 14:59:24 |
雑貨屋 レベッカ [考え事をしながら食べているよっしーから気配を隠してテーブルの下にもぐった。] | |
2006/04/04 15:01:20 |
お嬢様 ヘンリエッタ …は。 [ なにやら気配を感じて顔を上げる。] ………おりょ。 [ が、視界には誰もおらず、首を傾げたバーサーカーは気を取り直しさらにご飯を食べるのだった。] | |
2006/04/04 15:07:05 |
雑貨屋 レベッカ [テーブルの下で体育座りをしながら、焼き鳥とシシカバブの関係について考えている。] | |
2006/04/04 15:34:36 |
学生 ラッセル [日はすっかりと暮れ、月が天高く静かに輝き始めた頃、セイバー達は戻ってきた。 尊い時間は直ぐに過ぎ去る。 二人で他愛も無い会話をしながら街をぶらつく、どうということは無いそんな行動も、限りなく尊いものに思えた。] ちっと遅くなっちまったな? [そう言って横のメイに笑いかける。 メイの首には、商店街の小さな店で選んだネックレスが揺れていた。 大人しめのシルバーのクロスモチーフのトップに、小さな緑の宝石が中央にはめ込まれている物だった。] | |
2006/04/04 19:58:25 |
学生 メイ [なんていうか、思いっきり型通り。 適当に街に出て、適当に食事をして、適当に買い物をして、適当に会話をする。 いわゆる無難に無難すぎるコース。 けれど、それらがなんて愛おしい時間だったのだろう。 冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを出すと、セイバーに向かっておつかれ、とそれを投げた。] ありがと、セイバー。 楽しかった。 …これもね。 セイバーが唯一私に形を為したまま残してくれるものよね。 絶対失くさないようにするわ。 [その為にはもう少し掃除スキルを上げないとだめね。 芽生は笑いながら、そんな冗談を言った。 今日で終わるかもしれない、ということに目を向けられないから、普段からしているようなどうでもいい会話でできるだけ普通に笑顔を作った。] | |
2006/04/04 20:18:04 |
学生 ラッセル [メイからペットボトルを受け取り、それを口にする。] ふぅ……。 ああ、俺も楽しかったよ。 [そう言って、2口ほど飲んだペットボトルをメイに渡す。] ま、サーヴァントは金なんかもってねぇからな。 本当に俺がやったのは選んだだけなワケだが……。 やっぱ、思った通りそう言うヤツの方がメイには映えるな。 似合ってるぜ? [そう言ってセイバーは微笑んだ。] ああ、そうしてくれると俺も嬉しいね。 | |
2006/04/04 21:11:55 |
学生 メイ [セイバーからペットボトルを受け取ると、こくこくと一気に半分くらいまで飲み干してしまう。] いいのよ。 選んでくれたっていうだけで、嬉しい。 …ありがと。ずっとつけておくわ。 学校にいる間はシャツの下に隠しちゃえばいいし。 [ずっと付けておけば失くさないから掃除スキルが向上しなくても大丈夫ね。 …と思ったが、それを口にするとセイバーに何か言われそうだ。 だから言わなかった。 ただ、にこりとセイバーに笑みを向ける。] | |
2006/04/04 21:26:40 |
学生 ラッセル ……そうか。 [嬉しい。そう言ったメイをセイバーは抱き締めた。] ああ、そうしてくれ。 ずっとお前がつけていてくれるんなら、選んだ俺としても光栄ってもんだ。 [そう言って微笑むと、抱き締めているメイの首筋を、ネックレスのチェーンをなぞるる様に撫でた。] | |
2006/04/04 21:47:44 |
雑貨屋 レベッカ [――昏睡の中、麗香は記憶の海原を彷徨っていた。 それは幼い頃の記憶。 祖父に連れられて見た舞楽の舞台。 絢爛美麗な朱の装束を身を纏った≪蘭稜王≫ どんな舞楽なのか、祖父に尋ねると祖父はパンフレットを買ってくれた。 そこには、中国の古い武官、高長恭の戦記とその生涯が描かれていた。 幼い麗香は、その虚構の英雄に、"恋"をした。――] | |
2006/04/04 21:56:16 |
学生 メイ [セイバーの指先がチェーンと共に肌を擽る。 彼がこうして自分に触れてくるのが好きだった。 それがどんなに幼い接触でも。 むしろそういったもののほうが、好きだという気持ちは伝わるような気がする。 別に気のせいでも構わない。 自分がそう感じていることが大事なのだから。] ・・・どうせだったら指輪とかも見てもらえばよかったかな。 指輪のほうが心を拘束しているような感じがしない? [触れてくるセイバーの指先を視線を落として見つめながら、芽生はもったいなかったかなーとごちた。 いつも、今更なことを今更になって思い出すのだ。] | |
2006/04/04 22:06:57 |
学生 ラッセル 指輪か……。 [忘れていたわけではない。 メイの言う通り、指輪はある種そのものを縛る鎖となる。 それを……まもなく消えるであろう自分が選ぶのを、どこか遠慮してしまったのだ。 無論、選んでやりたい気持ちは十分ある。 愛しい者を縛りたい気持ちは確かにある。 だからこそ……] じゃあ、次の機会にな? [不明確な約束を口にする。 そうすれば、きっと戻って来れる気がしたから……。] | |
2006/04/04 22:21:16 |
見習い看護婦 ニーナ −樹那病院− [病室へと入る。既に担当の医師と看護師が状態を見ているところだった。会釈をして母の傍に寄る。顔色は今までと変わらず。] 母さん…。 [一通りの処置が終わり、医師が束紗を見る。] あの、先生、母の具合は……。 [電話では意識の覚醒があった、といわれた。とはいえ目を開けたわけではない。 医師の言葉を静かに聞いていた。 今までなかった反応が出るようになったこと、時々腕の筋肉に緊張のあとが見られること、このまま行けば目覚めるかもしれないことを聞かされる。 ただ、意識が戻ったところで退院が出来るわけではないと医師は言った。 意識不明は二次的症状に過ぎないのだと。] | |
(5)2006/04/04 22:31:42 |
学生 メイ [次の機会。 そんなものはもう訪れないと知っている。 けれど芽生は、笑った。] じゃ、約束ね? [右手の小指をセイバーに向かって差し出した。 叶わなくても良かった。 勿論、叶うなら叶ってほしい、切実すぎる願い。約束。 だが、もしも叶えられなくても、それを支えに生きていけるから。] | |
2006/04/04 22:35:21 |
見習い看護婦 ニーナ …でも。意識が戻れば、会話が出来るようになります。いつ目覚めるかわからない今より、もっと希望が持てるようになります。 あの、…母は、快方に向かってるんでしょうか? [医師は言葉を濁す。原因がわからない以上、どうすることも出来ない。出る症状の一つ一つは正しい処置をすることにより直接生命に関ってくるものではない。 いつ治るのかも希望的期日も医師の口からは聞かれなかった。 医師と看護師が引き上げたあと、束紗は母の手を握る。] 母さん。 早く目を覚まさないと、ランサーを母さんに会わせてあげる事が出来ないじゃない。 一人娘のこと忘れちゃったの? ……でも。ごめんね。もう、行かなきゃ。多分、次が最後の戦いだから。また、ここに来られるように、ランサーとがんばるから。 だから、戻ってきたときには目を覚ましてほしいな。 | |
(6)2006/04/04 22:37:22 |
吟遊詩人 コーネリアス 日が進んだのか。 まとめサイトの更新をさぼっていたので、ソース作成者は今頃作業中だ。 | |
2006/04/04 22:49:59 |
お嬢様 ヘンリエッタ みぎゃっ [ 我に返ると夜だった。 ソフィーに対しどう接すればいいのか、アーチャーに対しどう接すればいいのか、なにより、主に対してまず何を言うのがいいのか。 そんなことを考えていたらすでに夜もかなり更けていた。] し、しもうたのじゃ… [ 焦る。結局答えは出ていない。しかしそんなことよりなによりも。 悩んでいる間に用意した料理をほとんど食べてしまった自分の姿にバーサーカーは力なく*崩れ落ちた。*] | |
2006/04/04 22:54:27 |
学生 ラッセル ああ、約束だ。 [メイの差し出した小指に、自分の小指を交わらす。 自分はこの約束を守れるだろうか? そう己に問い掛ける。 答えは出ない。 先の事など分かりはしない……。] さてと、表舞台はどうなってんのかねぇ……? | |
2006/04/04 22:55:09 |
見習い看護婦 ニーナ よし。勝手に一人で伏線回収 | |
2006/04/04 22:55:56 |
学生 メイ うん。約束。 [絶対よ、と、芽生は笑う。明るく。 そしてセイバーの頬に口付けると、少し照れ臭そうにまた笑った。] …表舞台… [けれどセイバーから出た言葉に顔が僅かに曇る。 見たい。けれど、見たくない。 複雑な感情が、芽生を支配していた。] | |
2006/04/04 23:01:41 |
学生 ラッセル ああ。 [メイの言葉に頷くと、セイバーは微笑んだ。] ……どうやら、アサシンとランサーのマスターがサーヴァント抜きで出会ってるみてぇだな。 話し合いで解決……できねぇだろうな。 アサシンの中にいる化けモンが表に出てきちまったら戦いは避けられねぇ。 最後はランサー頼みってヤツか……。 | |
2006/04/04 23:11:18 |
学生 メイ 話し合いで解決…アンリ・マユがそんなもんで消えてくれれば苦労しないわね…。 [今日はアサシンとランサーが戦うことになるのだろうか。 ぼんやりとそんなことを考える。 だとしたら、恐らくタイムリミットは今夜だ。] …セイバー。 [小さく名前を呟くと、芽生は彼の服の裾をぎゅっと掴んだ。] | |
2006/04/04 23:18:20 |
文学少女 セシリア −− ??? −− ここ…かな…? [あの後、まことは教会へ行き牧師様へこの戦争の降伏を宣言した。] それでよろしいですね? [本当は良くなかった。しかしまことは頷いた。] ええ。だって…お父さんに 無茶はするな って言われたことあるから… [まことが苦笑いすると牧師様は微笑み、そしてメモを渡した。] この扉を抜け、その場所に行きなさい。 [まことはそういわれ、言われた扉を抜けてそのメモにあった場所に向かった。] ごめんください、牧師様からこちらの方にいらっしゃるようにと言われたのですが… どなたかいらっしゃいませんか? | |
2006/04/04 23:25:31 |
見習い看護婦 ニーナ [アサシンを斬る。そう言われて何があったのかと思ったが、昨日の様子から大体の見当をつけた。] ……それはそうですけど。でも。 普通の人が、サーヴァント相手に勝てるとは思いません。 なんて言っても、実際にやりあったわけじゃないからわからないですけど。 私の叶えたいこと、ですか? [束紗は少しだけ考えて話し出す。] ……病気の、母がいるんです。意識不明で、もう何ヶ月か入院してます。原因不明、いつ目覚めるのか、いつ治るのかもわからなくて。 だから、母の病気を治したかった。 だけど、きっと母は誰かを傷つけて自分が助けられたんだってわかったら、私を許してはくれないかもしれない。 …私も。誰かを傷つけてまで叶えたくはない。 | |
(13)2006/04/04 23:25:48 |
学生 ラッセル [己の名を呟くメイを優しく抱き寄せる。 そして、表舞台で起こっている現状に僅かに驚いた。] ……アサシンのマスターは、その道を選んだか。 [ならば、もはやアサシンに令呪の加護はない。 となるならば、ランサーの勝機は幾分にも増すだろう。] となると、奴がいつ出てくるか検討がつかねぇな。 だが……決着は近い。 | |
2006/04/04 23:26:11 |
学生 ラッセル [その時、どこからか声が聞こえる。 声の方へと視線をやると、元バーサーカーのマスターであろう人物が立っていた。] ああ、アンタも表舞台から降りたのか。 ようこそ、一時の狭間の世界へ……ってところかねぇ? | |
2006/04/04 23:28:46 |
学生 メイ [抱き寄せられると、セイバーの肩口に顔を埋めて瞳を閉じた。 表舞台を見ていられなかった。 セイバーが語るそれだけで、状況は把握できる。] …決着は、近い…。 [ぼんやりと、セイバーが口にした言葉を繰り返した。] | |
2006/04/04 23:30:19 |
学生 メイ [不意に聞こえた声に、芽生はセイバーの肩口に埋めていた顔を上げた。 そして声がしたほうへと視線をやる。] …えっと。 確か、…バーサーカーのマスター。 | |
2006/04/04 23:31:26 |
墓守 ユージーン 削除間に合わず。 まいっちんぐ。 | |
2006/04/04 23:38:03 |
文学少女 セシリア 表舞台…狭間の世界…ですか。 [まことの頭は混乱した。] 【牧師様はここに行きなさいとだけしかいってなかったけど…】 [そしてそばに居る女性の一言に驚いた。] え…どうしてそれを… しかもバーサーカーのマスターだなんて… もしかして…聖杯戦争の関係者…なのですか? [まことは2人に尋ねた] | |
2006/04/04 23:56:54 |
学生 ラッセル ま、しらねぇのも無理はねぇ。 アンタとは表舞台じゃ出会うことも無かったからな。 俺はセイバー、メイは俺のマスターってわけだ。 ココは聖杯戦争が終わるまでの間、死者も生者も関係なく存在できる一時の楽園みたいなもんかね。 バーサーカーならあっちの方に居るんじゃねぇか? なんかゴソゴソしてやがったからな。 [そう言って、出かける時にバーサーカーが何かの準備をしていたのを見かけた方を指差す。] ココでなら狂化のスキルもとれて普通に喋れるからな。 話があるんなら今のうちにって事だ。 | |
2006/04/05 00:08:21 |
学生 メイ [バーサーカーのマスターが首を傾げるところを見て、ああそうか、と漸く思い当たった。 自分たちはこちらからずっと眺めていたけれど、向こうはそうではなかったのだ。] …今セイバーが言った通り。 私がセイバーのマスターよ。 よろしくね、バーサーカーのマスター。 バーサーカーが貴方に会えるのを楽しみにしていたみたいよ。 行ってあげるといいんだわ。 | |
2006/04/05 00:11:47 |
文学少女 セシリア [まことは2人の話を整理した] んー…お二人はセイバーの人達なのですね。初めまして。 五十嵐まことって言います。 [まことは2人に礼をした] え?バーサーカーいるんですか!? し、失礼します! [まことは靴を脱いで急いでその方向に走っていった] | |
2006/04/05 00:32:31 |
学生 メイ …セイバーの人たちって。 なんだろ。 面白い子。 [くすくすと笑って、芽生はバーサーカーのマスターの後姿を見送った。] | |
2006/04/05 00:34:02 |
学生 ラッセル ほんと、よくわからねぇコだな。 [セイバーはそう言ってメイと共に笑った。] ……さて、そろそろ戻るか。 [メイの肩を抱き、部屋の方へと戻った。] | |
2006/04/05 00:49:01 |
学生 メイ [部屋に戻るか、と言われて小さく頷いた。 バーサーカーのマスターが現れて、一瞬だけ忘れられた、考えたくないこと。 それがまた頭を過る。] …セイバー。 もう寝るの? [芽生は不安に揺れた瞳を、セイバーに向けた。] | |
2006/04/05 00:55:13 |
学生 ラッセル ……寝たくないか? [部屋へと着いたセイバーは、メイの質問に質問で返す。 そして、自分を不安げに見るメイを抱き締めた。] | |
2006/04/05 01:00:44 |
学生 メイ …うん。 寝るのが、怖くて…。 [抱き締められると、その胸に頬を摺り寄せた。] | |
2006/04/05 01:03:48 |
学生 ラッセル 心配しねぇでも大丈夫だよ、さっきの様子じゃな。 ま、不安だって言うなら…… 一緒にベッドの中で起きておいてやるよ。 [セイバーはそう言ってメイを抱き上げ、ベッドへと寝かせる。 そして、自分もメイの横へ寝転ぶと、メイの髪を撫でた。] | |
2006/04/05 01:09:29 |
学生 メイ …うん。 解ってる…。 解ってる、けど…。 [ふわりと抱き上げられるとベッドに降ろされる。 そして自分の髪を撫でるセイバーに、僅かに瞳を細めた。] …セイバー。 一つ、聴きたいことがあるの…。 | |
2006/04/05 01:11:48 |
学生 ラッセル ん、どうした? なんかあんのか? [自分に聞きたいことがある、というメイに続きを促した] | |
2006/04/05 01:13:21 |
新米記者 ソフィー [暫く色んなことを考えた・・・・自分が取った行動は正しくない。けれどもそうせずにはいられなかった自分の気持ち・・・・] アーチャー・・・・逢いたいのに。 どうして逢えないんだろう? | |
2006/04/05 01:14:26 |
新米記者 ソフィー もしかしたら・・・・・私のこんな気持ちがアーチャーにとっては迷惑なのかもしれないわ。 そう、只のマスターとサーヴァントとしてだけの関係でいなくちゃいけないのよね。 [そう呟くと・・・・再びごそりとベットに横になり、毛布を被って嗚咽を漏らした。] | |
2006/04/05 01:17:52 |
学生 メイ [さっき表舞台で見た、アサシンの宝具。 ずっと心の何処かで引っ掛かっていた疑問を、芽生は口にした。] ・・・私を助ける為に壊した、セイバーの宝具。 あれは、座に戻れば元に戻るの・・・? [大事な剣だったはず。 なのに自分のせいで破壊させてしまったことが、ずっと気になっていた。] | |
2006/04/05 01:18:48 |
学生 ラッセル ああ……グラムか。 [そう言ってセイバーは虚空から剣を取り出す。 見た目は確かに戻っている、しかし中身は別だ。 普通の剣としてなら十分扱えるだろう。 だが……宝具としての能力は失われている。 一応、特性として高速修復が備えられてはいる。 しかし、内からの破壊となると話は別だった。 再び剣を虚空へと戻し、メイへと向き直り微笑む。] ま、心配するな。 コイツだって一度は破壊されても蘇った剣だ。 カタチだってちゃんと元に戻ってただろ? | |
2006/04/05 01:29:26 |
学生 メイ [セイバーの言葉に安心したように笑った。] ・・・そう。よかった・・・ 私が、アンタの半身とも言える宝具を奪ったから・・・気になっていたの。 ずっと聞けなかったけど、さっきアサシンの宝具を見たら凄く胸が痛くなって。 うやむやのままアンタが消えるのだけはいやだなって。 ・・・ごめんね。ありがとう、セイバー。 | |
2006/04/05 01:34:49 |
学生 ラッセル 本当にお前はかわらねぇな、メイ。 [謝罪と礼を言うメイを抱き締める。] ……優しすぎるんだよ。 メイが気にすることはねぇさ。 俺が、何よりもメイが大事だと思ってやったんだ。 それだけの価値が、お前にはあるんだよ。 [そう呟きメイに*口付けをした*] | |
2006/04/05 01:43:23 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ 昨晩は、あれから料理を作り直さねばと調理場に向かったはいいが結局そのまま眠ってしまっていた。 だってすごくすごく眠かったから。] せ、拙はなんたる愚か者なのじゃ… [ ひとしきり落ち込んだ後、今日こそは料理を整え主を迎えるのだ、と気合いを入れて、すでにその主は舞台裏に顔を出していることなど気付きもせず、バーサーカーはコトコトとクリームシチューを煮込みはじめた。] | |
2006/04/05 10:05:50 |
お嬢様 ヘンリエッタ む。何やらあさしん組の雰囲気が。 [ シチューが出来上がるまでの間、表舞台はどんな感じなのだろうかと議事録を読みふける。] ふむ、あさしんこそが『あんれ・まあ』とかいう異端の者であるのか。 己の仲間を斬ろうと云うのじゃ。あさしんの主には心情厳しいものがあろうぞ。 [ 振り返るは、アサシンと対決した晩のこと。] 口惜しや。あの時に邪魔が入らねば、あさしんは拙が手で倒せていたものを… [ なにやら焦げ臭い臭いが。] て、うきゃうきゃうきゃうきゃ… [ 気付けばクリームシチューは大変なことになりつつあり、バーサーカーは料理に*専念することにした。*] | |
2006/04/05 10:17:19 |
雑貨屋 レベッカ [そんなバーサーカーの様子を見てうっかり呟いた。] ……あんれまあ。 | |
2006/04/05 10:25:57 |
見習い看護婦 ニーナ 剣の鞘が剣の蛸に見えた件 | |
2006/04/05 12:37:16 |
学生 メイ [大分前に目は覚めていた。 昨日の晩、眠りたくないと駄々を捏ねながらも結局何時の間にかセイバーの傍で眠ってしまっていたらしい。] 【…今日で…最後……】 [きっと今日にはランサーとアサシンが最後の戦いを行う。 どちらが勝っても、訪れるのは終焉。 こうして朝、目が覚めて。隣にセイバーがいるのも、今日が最後。] 【………】 [胸に去来するものは、何なのだろう。寂寥なのか。絶望なのか。いや、喪失感かもしれない。解らない。もしかしたら希望かもしれないとすら思う。解らない。 とにかく無性にやりきれない。そのやりきれなさに喚きたくなる。] 【………セイバー】 [まだ眠る彼の胸に、頬を摺り寄せた。 行かないで。 眠る彼に、芽生は届かない呟きを零した。] | |
2006/04/05 13:16:16 |
雑貨屋 レベッカ [事態を見ていた麗香は、クリームシチューの鍋に張り付きになって掻き混ぜているバーサーカーの背後で色々仕込んでみた。 部屋の入り口に張り紙『お菓子の家はこちら⇒』 部屋の隅に小さな牢屋] 急急如律令雀召還! [廊下にパン屑を撒いても食べちゃう雀を配置した。] | |
2006/04/05 13:28:26 |
学生 ラッセル [胸に感じる僅かな感触と暖かさに目を覚ます。 視線を下げると、己の胸に頬を寄せるメイの姿があった。 それを見て微笑むと、姪の頭を腕で優しく包んだ。] ……よっ。 おはよう、メイ。 | |
2006/04/05 13:28:37 |
雑貨屋 レベッカ [最後の仕上げに、廊下に誘導の張り紙を一杯張りまくる。] 『お菓子の家はこちら⇒』 『歓迎 まこと様ご一行様』 【そう言えば、ヘンゼルとグレーテルは2人居ないとダメよねえ。】 『まこと様琉衣様控え室はこちら⇒』 | |
2006/04/05 13:33:05 |
学生 メイ …おはよう、セイバー。 [色々と、言葉にならない。 だからメイはそれだけを口にした。 笑みと共に。] | |
2006/04/05 13:35:23 |
学生 ラッセル さて……と。 [窓の外を見る。 陽の位置から大体今が昼過ぎだと知った。 残された時間はあとどれぐらいだろうか。 恐らく夜更けまでは大丈夫だ。 しかし、その時になれば自分は消える。 そこまで考え……] 今日は、メイとゆっくり過ごすとするかな。 [考えたって仕方がない、今を楽しもう。 その結論に至った。] | |
2006/04/05 13:48:09 |
学生 メイ [何かを考えているようなセイバーの表情に、きっと彼も似たようなことを考えているのだろうと思った。 今日で終わるのだということを。] …午前中、丸々潰れちゃったね? こんなときくらい、早く起きてもよかったのかな。 [暗さを感じさせない声で、芽生はセイバーの後を追うように窓の外を見て笑った。] | |
2006/04/05 13:53:52 |
雑貨屋 レベッカ 今夜は子ども面白童話劇場とかやっても面白いかもしれないわね。 私が白雪姫でこーちゃんが王子様で、後全員が小人役ってのはどうかしらね。 あ、でもそうしたらお妃様とか魔法使いの役とか足りないわ。 んー、じゃあ赤頭巾ちゃんとかどうかしら。 まことさんが赤頭巾ちゃんで、私がお婆さん役。よっしーが狼役で狩人がアーチャーとか。 超ベタかしら。 | |
2006/04/05 14:02:38 |
学生 ラッセル ま、いいんじゃねぇか? いつも通り、自然体なのが一番だ。 [そう言って、笑うメイを抱き寄せ頬に口付けをする。 そう、いつも通り。 そうすれば、また昨日の様に明日も会える気がした。] | |
2006/04/05 14:04:09 |
学生 メイ …少なくともアンタはそのほうが”らしい”わ。 今更どうにもなりはしないもの、 いつもと同じように過ごすっていうのが結局のところなんでしょうね。 [一日中ずっと泣いてみたところで何も変わらないし。 そんな呟きと共に、芽生はセイバーから離れると上体を起こした。] | |
2006/04/05 14:14:26 |
学生 ラッセル まぁな……。 さて、表舞台が動くまでまだ時間あるだろ。 まだ暫くはここにいるか。 [上体を起こすと、壁へと背を預ける。 そして、ぼんやりと天井を眺めた後、口を開いた。] ……メイ、今のうちに何かしたいことがあるんならやっとけよ? | |
2006/04/05 14:33:11 |
学生 メイ 昼間は戦闘はないものね…。 [したいこと、と問われると、芽生は困ったように笑った。 したいことなんて、一つしかないから。] …こうしていたい。 [呟くと芽生は、甘えるようにセイバーに身を寄せた。 ただ、傍にいたい。離れたくない。 もう、それしかなかった。] | |
2006/04/05 14:43:55 |
学生 ラッセル そうか……。 [セイバーはそれだけを言うと、自分へと身を寄せるメイの肩を抱く。 それは自分も望んだ事。 言葉にならない気持ちを胸に懐きながら、メイの髪をなでた。] | |
2006/04/05 14:47:48 |
学生 メイ [セイバーの肩口に頭を預けるようにして、瞳を閉じた。] …ねぇ、セイバー。 私、アンタに会えてよかった。 聖杯戦争には負けちゃったけど、アンタは本当に最高のサーヴァントで…そして最高の男。 | |
2006/04/05 14:53:01 |
雑貨屋 レベッカ よしっ、決めた! 今日表舞台感動のファイナルウォーの真っ最中に墓下では ≪名作こども劇場 ツンデレラ≫ を上映しようじゃないですか?! 配役は ツンデレラ(ヒロイン) 継母 長女 次女 魔女 馬車 王子様の従者 王子様 但し、全員ツンデレRP必須。 だって普通にやっても面白くないし。 | |
2006/04/05 16:44:46 |
雑貨屋 レベッカ ……まあ、冗談だけど(笑) | |
2006/04/05 16:45:02 |
雑貨屋 レベッカ ツンデレ三匹の子豚も面白いかも。 「あっ、アンタが不器用そうだから、藁の家を作ってやったんだからねっっ。か、勘違いしないでよねっっ。本当はこんなの得意じゃないんだから。」 って、誰に言ってるんだって話だなこりゃ。 | |
2006/04/05 16:48:46 |
雑貨屋 レベッカ [麗香は小腹が空いたので、よっしーが作っているシチューをちょっと味見した。] | |
2006/04/05 16:50:12 |
雑貨屋 レベッカ [昏睡状態になった。] | |
2006/04/05 16:50:26 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ バーサーカーはクリームシチューは出来たものとして他の料理を頑張っていた。] あ、こら麗香殿、つまみ食いは… [ 麗香は昏睡状態になった。] し、失礼なっ | |
2006/04/05 17:53:02 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ 倒れた麗香を簡易のベッドに寝かせると、ぷりぷり怒りながらシチュー鍋へと戻ってくる。] 拙の料理を食べて倒れるなど、なんと失礼な態度なのじゃ全く… [ 言いながら自分でクリームシチューを味見。] ほれ、此れこの通り美味では… | |
2006/04/05 17:55:21 |
お嬢様 ヘンリエッタ [昏睡状態になった。] | |
2006/04/05 17:55:31 |
雑貨屋 レベッカ ハッ [簡易ベッドの上で意識を取り戻した。] くぅぅ、出来れば王子様の熱いキッスで目覚めたかった所だわ。 ……迂闊。 [ベッドの上で体育座りをしている。] | |
2006/04/05 19:48:55 |
雑貨屋 レベッカ [麗香はもぞもぞと起き出して再び台所へと向かった。] あんりまあ、バーサーカーったらこんな所に倒れちまってなぁ。 [こども名作劇場と言うよりは、まんが日本昔話風だ。] | |
2006/04/05 20:00:19 |
雑貨屋 レベッカ っと、気を取り直してよいしょっと。 [麗香はバーサーカーを担いで先ほどまで自分が寝ていた簡易ベッドの上に寝かせた。] | |
2006/04/05 20:08:27 |
雑貨屋 レベッカ (〃´ー`)=3いい仕事したわ。 | |
2006/04/05 20:08:45 |
学生 ラッセル [何時間がたっただろう。 窓の外の日はとうに暮れ、闇が訪れた空では月が真円を描き輝いている。 その間、特に何をするわけでもなく、ただ静かにメイを抱き締めていた。 それはとても緩やかで心地よい時間だった。 だが、幾ら願えどどんなものにも終わりはやってくる。 そう―― ――終わりは近い。] そろそろ……か。 [誰に言うでもなく、ポツリと呟いた。] | |
2006/04/05 20:56:37 |
学生 メイ [緩やかに、けれど残酷に流れていく時間。 時は、止まらない。セイバーをここに止めておくことができないように、時計は無情にその針を進めていく。 ただずっと、セイバーに寄り添っていた。 セイバーの胸に耳を寄せると鼓動が伝わってきて、なんだかおかしかった。 セイバーは既に生きていないものなのに、こうしていると本当に何も変わらない。] ………。 [けれどその時、セイバーがぽつりと呟いた言葉に、芽生はぎゅっとセイバーの服を握り締めた。 そんなことをしてもセイバーを留めておけるわけもないのに。] | |
2006/04/05 21:03:12 |
お嬢様 ヘンリエッタ はにゃっ…と。 お。 [ がば、と起きる。どうしてこんなところにいるのかという疑問に思考をめぐらし、そして自分が何をやってどうなったのかに辿り着く。] とりあえず、あの鍋は廃棄しよう。廃棄。勿体無いお化けには出てくるなという方向で廃棄なのじゃ。 [ ざばあと流してから、表舞台の様子に目を向ける。] ん、料理どころではなさげじゃな。暫くは静観させて貰うとするのじゃ。 [ 色々と頑張っている中村大祐の姿を見ると、バーサーカーはエプロンを外して観覧席へと向かった。] | |
2006/04/05 21:10:42 |
学生 ラッセル [メイが自分の服を握り締めたのを感じる。 十分過ぎる程分かっている。 今メイがどれほどの思いをしているか。 そのメイを、セイバーは静かに抱き寄せ] さぁて……そろそろ、見に行くか? [微笑んで言葉を紡ぐと、メイの額へキスをした。] | |
2006/04/05 21:22:56 |
見習い看護婦 ニーナ やっぱり蛸に見えるよママン | |
2006/04/05 21:31:36 |
学生 メイ [額に落ちた口付けに瞼を落とす。 これが最後のキスかもしれない、とぼんやりと思った。 心臓が、握り潰される。 痛い。痛い。痛い。 助けて。誰か。彼を連れていかないで。 喚きたくなるのを、必死に堪えた。 口を開けば恥も外聞もなく泣いてしまいそいで、芽生はただセイバーの言葉に頷きを返すことしかできなかった。] | |
2006/04/05 21:37:56 |
学生 ラッセル [頷くメイの頭を撫で、ベッドから立ち上がる。 長いようで、本当に短かった。 実際に表舞台にいたのは7日程。 それでも、その僅かな時間は、余りに大きい物を与えてくれた。] それじゃ、行くとするか。 [そう言ってメイに手を差し伸べる。 ―――さぁ、終わりを見に行こう、と。] | |
2006/04/05 21:57:37 |
学生 メイ [長いような短いような約三週間が終わる。 芽生は黙って立ち上がると、セイバーの手を取った。 前にセイバーに聞かれたことが、ふと蘇る。 出会わないほうがよかったのか、と言った彼。 セイバーが消えようとしている今、もう一度その言葉を噛み締めた。 出会わなければ、変わらない日常だった。 色んなことに耐え、重苦しい毎日を過ごすしかなかった。 変化がないことを幸せだと思うか。 ――否。 セイバーが与えてくれた余りある愛情が、変化のない日常に劣る筈などない。 やはり、出会えてよかった。こんな風に別れるしかなくても。 今芽生は、心からそう思った。] | |
2006/04/05 22:12:48 |
文学少女 セシリア −− 狭間の世界 −− [何かと外が慌しい。 その音に目が覚め、まことは外を見る。 するとみな一つの場所に向かって歩いていた。] …終わりが…近いのかな。 [そう呟くとまことはみんなの後を*ついていった*] | |
2006/04/05 22:25:25 |
学生 ラッセル [メイの手を確りと握り、表舞台が見える所へと歩く。 歩みは緩やか、しかし止める事は無い。 目的の場所へと到着し、椅子に座る。] まだ、始まってねぇみてぇだな。 | |
2006/04/05 22:32:04 |
学生 メイ [息を一つ吐くと、気持ちを切り替える。 このまま最後までだらだらと過ぎ去ってしまうのはいやだったから。] …そうね。 もう少し辺りが静まってから、っていうところかしら。 [セイバーの隣に座ると、彼に向かって小さく笑んだ。 そして確認するように、言葉を刻む。] …ねぇセイバー。 これは…終わりじゃないわよね。 | |
2006/04/05 22:45:38 |
学生 ラッセル 終わり、か。 [メイの言った言葉を聞き、呟く。] さぁ、どうだろうな? 聖杯戦争の……ってぇ意味では間違いなく終わりだ。 だがまぁ、俺らのって意味でなら…… メイが俺のことを覚えている限り、明確な終わりではねぇさ。 | |
2006/04/05 22:57:44 |
学生 メイ 勿論、私たちの、よ。 聖杯戦争がこれで終わるのは…理解しているもん。 [一度言葉を止めると、一度俯きじっと黙り込む。 けれどやがて顔を上げると、セイバーに向かって首を傾げた。] …セイバー。 まだ私の魔力は、アンタのなかに沢山、残ってる? | |
2006/04/05 23:12:06 |
学生 ラッセル ああ、十分残ってるぜ? メイから大量に貰ったからな。 [セイバーはそう言ってメイの頭を撫でた。] | |
2006/04/05 23:22:18 |
学生 メイ [よかった、と頭を撫でるセイバーに向かって微笑む。] …なら、アンタが座に戻されても…暫くは私の魔力を感じていられるわよね。 アンタが私のことを忘れてしまっても。 アンタが私に消えないものを刻んだように、アンタの中にも何かほんの少しでも残ればいいな。 それがいずれアンタの中からなくなっちゃうんだとしても。 ほんの少しで、いいから。 | |
2006/04/05 23:28:06 |
見習い看護婦 ニーナ 眠いのです | |
2006/04/05 23:34:45 |
学生 ラッセル ああ、そうだな。 [胸に浮かぶ言葉を表に出さず、それだけを笑って口にした。] ずっと、メイの魔力が俺の中にありゃいいな……。 [そう呟いたあと、表舞台に視線を戻す。 始まったか。 そう一言だけ呟いた。 もはや舞台は動き出した。 恐らく、もう止まる事はないだろう。 聖杯戦争と言う舞台が終わるまでは。] | |
2006/04/05 23:50:01 |
学生 メイ [ずっとあればいい。 その言葉だけで充分だと思った。 自分が誰かから愛されているなどと感じるのは傲慢だと思っていたけれど、今は普通にそれを感じられていて、それは最高に幸せだった。 どうして彼みたいな英雄が、自分みたいな人間とすら呼べないものをここまで愛してくれたのかは、未だに解らない。 理解はできなくても、愛は感じる。 幸せだ、と思った。] …セイバー。 終わるのね。 この三週間に近かった時間が。 [芽生は舞台を見上げた。けれどその瞳に悲壮なものはなかった。] | |
2006/04/05 23:56:13 |
雑貨屋 レベッカ [麗香は、焼酎の水割りを片手に観客席に座っている。] 戦闘まぁだぁ?チンチン | |
2006/04/05 23:57:52 |
吟遊詩人 コーネリアス [とりあえず台所に実体化してみた。] 王子様のキスか。 そういう趣味とは知らなかった。 こんな様子で、エピローグにまともで居られるのだろうか。 少し心配だ。 | |
2006/04/06 00:04:07 |
学生 ラッセル ああ、ランサーとアサシン…… どちらが勝つかによって、結末は大きく変わる……。 [そう言ったとき、表舞台にアサシンが姿を現した。] ……。 [その様子を無言で見る。 令呪の有無、ランサーの宝具。 十分ランサーに勝機はある。 しかし、一瞬の油断が命取りになる相手なのは変わりなかった。] | |
2006/04/06 00:13:47 |
雑貨屋 レベッカ [キャスターの呟きが何故か耳に入った。] あはは、ここはどうやら舞台裏らしいから大丈夫よ。 エピ始まったら、ちゃんと演技始めるから安心しててくれて大丈夫よ。 (焼酎ぐびっ) | |
2006/04/06 00:18:26 |
学生 メイ …ランサーには、なんとしてでも勝ってもらわないと。 アンリ・マユなんかにこの世界を支配されてたまるもんですか…! [芽生は祈るように両手を組んだ。 芽生にはアサシンのほうがどう考えても有利に見えていた。 だからこそ不安は増す。 セイバーが消えるというだけでもう充分なのに、アサシンが勝ってしまったら。 それこそ命を投げ出したくなりかねない、と、そんなことを思った。] | |
2006/04/06 00:21:53 |
お嬢様 ヘンリエッタ のわにゅあああああああ… [ なにやら背後で寝ていたはずの子供が吐いたようなナニカがあったらしい。バーサーカーは慌てて*走り去った。*] | |
2006/04/06 00:22:30 |
見習い看護婦 ニーナ しまった。 | |
2006/04/06 00:29:38 |
見習い看護婦 ニーナ ハーヴェイ空気読もうよ!! | |
2006/04/06 00:30:01 |
学生 ラッセル [横で祈るメイの肩を無言で抱く。 しかし視線は常に表舞台へ。 今始まろうとしているこの戦争の終局を見守っていた。] | |
2006/04/06 00:37:25 |
学生 メイ セイバー。 セイバーは…どっちが勝つと思うの? アンタの目から見て…純粋に勝機があるのは、どっち? [セイバーと同じように、表舞台を見詰めながら。 戦いの中で生きた者に、問う。] | |
2006/04/06 00:42:20 |
学生 ラッセル [禍禍しき自然界に存在するはずの無い黒い光を放つ炎。 アサシンの腕に纏われしソレは、アサシンの手により握り潰される。 一瞬宙に舞った黒炎の飛沫が、再びアサシンの手の中に集まり形を変えてゆく。 その炎が形作ったもの、それは漆黒の剣。 その姿は正に静寂を齎す夜の具現。 全ての光を吸い込むが如く佇む闇の剣。 ソレを握る狂気に支配されたアサシンの姿は、暗殺者という死を齎す称号に相応しいものだった。] 勝機……か。 [その様子を見ながらセイバーは口を開いた。] ランサーが、どこまでこの戦いに覚悟を決めているか。 そこによるだろうな。 | |
2006/04/06 00:47:21 |
見習い看護婦 ニーナ 独り言で応援 ランサーガンバ!! | |
2006/04/06 00:48:39 |
見習い看護婦 ニーナ ていうか 一旦蛸に見えるともう蛸にしか見えなくなったね | |
2006/04/06 00:49:10 |
学生 メイ ランサーの覚悟、か。 私にはなんだかよくわかんないけど、アンタたちのような人たちになら解るのかしら。 そういう”気”みたいなもの。 [普段と変わらない口調で、芽生は話していた。 けれどアサシンから放たれた攻撃に、息を呑む。] …。 なんなの、この強烈な力…。 こんなのが受肉したら、どうなっちゃうの…? | |
2006/04/06 00:52:22 |
学生 ラッセル 気というか、心の持ち様だな。 そう言う覚悟で、土壇場での動きが全然違ってくるんだよ。 ギリギリの戦いほど、危険に一歩踏み出せるか踏み出せないかが重要だ。 そして、その一歩を踏み出せる奴が……勝つ。 | |
2006/04/06 01:06:37 |
学生 メイ 覚悟…。 [セイバーが言ったのは、あくまで戦いのことだ。 けれど、覚悟というその言葉が今の自分には重く圧し掛かった。 終わる覚悟。終わらせない覚悟。 重い。その言葉が、酷く重かった。] ………。 [言葉が何も出てこなく。 芽生は、表舞台に視線を注いだままに、セイバーの肩口に頭を預けた。] | |
2006/04/06 01:11:04 |
学生 ラッセル [自分の肩へと頭を預けるメイの肩を抱く。 表舞台で行われている死闘。 大丈夫だ、戦えている。 ランサーの宝具の特性を考えれば十分勝てる要素はある。 だが、不安感はぬぐえなかった。] | |
2006/04/06 01:26:05 |
見習い看護婦 ニーナ 発言ptが残り666… | |
2006/04/06 01:39:30 |
学生 メイ [時が経てば経つほど、思考が霞んでいくような気がした。 自分が一番何を望んでいるのかが解らなくなってくる。 目の前で繰り広げられる、非現実的な戦い。 自分もその最中に身を置いていたとは、今ではもうとても思えなかった。 ただただ鮮烈なのは、セイバーの鎧姿だけ。] …もう一度、見たかったな。 [ポツリと芽生は、呟いた。] | |
2006/04/06 01:49:50 |
見習い看護婦 ニーナ 発言pt節約中です | |
2006/04/06 01:53:34 |
見習い看護婦 ニーナ もうちょっと、気の利いた令呪の出し方したかったなーとか思ったり | |
2006/04/06 02:14:20 |
学生 ラッセル [見たかった。 そう呟くメイの頭を撫でる。] そんなに気に入ったのか? [呆れたように苦笑しながら呟く。 鎧とは無骨で戦いの為だけに存在する物。 それをメイがこれほど気に入ってるのが少しおかしかった。] | |
2006/04/06 02:16:36 |
双子 リック あぁもう、辛いんだ俺。 | |
2006/04/06 04:30:47 |
双子 リック 俺こういう場合どうしたらいいんだ! | |
2006/04/06 04:31:09 |
双子 リック 長かったなぁ。 でも幸せだった。 | |
2006/04/06 06:33:46 |
学生 ラッセル [結末は見届けた。 聖杯がその役目を終え、英霊が姿を消す時が来たのだ。 セイバーは立ち上がり、メイの方へと向き直る。] さぁ [どんな出会いにも別れは来る。 だからこそ その出会いは一層尊くなる。] お別れの時間だ。 | |
2006/04/06 09:19:33 |
学生 メイ [終わった。 アサシンは消え、聖杯戦争はここに終わりを告げる。 そして、セイバーとの別離の時が訪れたのだ。] …セイバー。 [彼の姿が、揺れたような気がした。 恐らく、それは気のせいなどではなかった。] …アンタに会えて、良かった。 [伝えたいことは、沢山ある。 けれどそれを全て伝えきる時間がないことは解っていた。 だから芽生は、それだけを口にした。 ――万感の思いを篭めて。] | |
2006/04/06 09:23:29 |
学生 ラッセル ――ああ、俺もだ。 [体が少しずつ薄れていく。 時間はもう――無い。] さて……それじゃ、戻るとするか。 [そう言って、セイバーは笑った。] | |
2006/04/06 09:29:10 |
お嬢様 ヘンリエッタ ううむ… [ 結末を確認し、バーサーカーは腕組みしながらうなっていた。] 結局、此処で主に逢えなんだのじゃ。 [ 別に未練などはない。ただ、一言だけ謝ればよかったのだが。] まあ、よいか。 [ 小さく笑うと、バーサーカーはそのまま舞台裏から*姿を消した。*] | |
2006/04/06 09:30:39 |
雑貨屋 レベッカ [昨夜は観覧途中でうっかり眠ってしまった。 結末を確認すると肩を震わせて笑っている。] ちょっ……本編最大の見せ場である場面で寝落ちって、大祐さんどんだけ身体張って笑い取ってるんですか。 | |
2006/04/06 09:34:30 |
雑貨屋 レベッカ ああ、今のは不適切な表現だったわ。 正確には、アサシンを刺す為に走りながら気絶してた感じ?まあいいや。 ……さて、そろそろ舞台裏から表舞台に戻る時間がきたようね。 表舞台の私は昏睡しているから、ちょっと失礼して。 [麗香はベッドの上に横たわって*二度寝を始めた。*] | |
2006/04/06 09:36:45 |
学生 メイ [消え行くセイバーに、縋るように手を伸ばした。 行かないで、と泣き出しそうになるのを必死に堪える。 言ってもどうしようもない。もう止められない。 セイバーに伸ばした手を躊躇うように、引き戻した。 触れるのが怖かった。 もう触れられないですり抜けてしまうような気がして。 それを実感してしまうのが、恐ろしくて。 だから芽生は、ただセイバーを見上げ。 そして、笑った。] …うん。 ありがとうセイバー。 本当に…ありがとう。 [自分の元へサーヴァントとしてきてくれたこと。 自分が抱えてきたものを受け入れてくれたこと。 そして、自分を愛してくれたこと。 まだまだいっぱいの、ありがとう。 それを、その一言に乗せて、芽生は笑った。] | |
2006/04/06 09:38:29 |
学生 ラッセル [最早、体はほぼ消えかかっている。 最後に、セイバーはメイの頭を撫でる。 そして数歩下がると、メイに微笑んだ。] ――それじゃ、"また"な。 [その言葉を残し、セイバーの体は虚空へと消えた。] | |
2006/04/06 09:45:48 |
学生 メイ [それは、本当にあっさりしていて。 泣くのが躊躇われるほど、潔くて。 芽生は、セイバーが消えたそこを見て、あはは、と小さく笑った。] …馬鹿。 泣かせても、くれないんだ。 [そんな恨み言めいたことを、口にした。] …愛してる、なんて一度も言わなかったけど。 愛してるわ、セイバー。 アンタを、誰よりも。 だから…”また”。”また”ね、セイバー。 サヨナラだなんて、言ってやらないんだから。 …絶対に…離してなんか、やらない。 私の元に…もう一度戻してみせるんだから。 [覚悟してなさいよ、と、芽生は蒼く澄んだ空を見上げて拳を振り上げた。] | |
2006/04/06 09:53:15 |