人狼審問

【墓下について】
テレポートした先は、アーヴァイン教官の待つ宇宙ステーションの救護室です。エイリアンの侵入を理解した本部が、１人ずつ生徒を転送してくれていたのでした。
宇宙船の様子は、小さなモニターでなんとか見る事が出来ます。

※襲撃死で石化していた人は、石のまま転送され、救護室で治療を受けて回復して行きます。
※エイリアンの人は、エイリアンとしてのRPを続けてください。（狼COをするかしないかはお好みで。）

――宇宙ステーション・救護室――

む？どこだ、ここは。
拙者はつい先ほどまでギルバート殿と話しておったはずだが……。

─宇宙船・メインルーム─

[ニーナは倒れたままの姿勢で、意識だけがある自分をいぶかしんだ。]

……体が動かない？
私、どうしてしまったの…かな？

トビー君、私生きてるよぅ。

[ニーナの声はトビーに届かない。]

……あれ？
マンジローさんが部屋から消えちゃった？
あの緑色の物体の所為なの？？
もしかして、エイリアンと友好を測るとか、逆にエイリアンを退治する試験なのかなあ……。

[小さなモニターに気付く]

これは……。
どうやら、さっきまで拙者が居たところを写しているようだな。
ということはここは別の場所、と。ニーナ殿が何やら固まっているが、大丈夫でござろうか。

[皆に触られても感覚がない。]

……これってもしかして、私、落第なのかなあ。
ショッキング。

というか、元に戻るんだろーか。
マンジローさんは無事なんだろーか。

エイリアンは本当にいるようだな。
拙者は助かった……と言っていいものか。

いや、ギルバート殿に切腹を迫られているところから逃げ出せたのだから大いに助かったでござるな！

[ここまで独り言をしゃべって、顔が青ざめる]

はっ、拙者武士のくせに逃げ出すとは何事！
せ、切腹せねばー！

ん？
黒子さんがぼんやり光ってみえる。
あの隕石と同じ、薄緑色……。
それに、黒子さんが近づくと変な雑音というか、電波が。
私は人魚だから、耳が良いんだよぅ。



……………。
って、黒子さんがエイリアンじゃない！！！

[アーヴァインほか、マンジローに突っ込みを入れる教官は居ない。果たしてマンジローは今度こそ、切腹するのか？　──以下次号。]

[いつものように日本刀に手をかけようとするが、手ごたえは無い]

あれ？拙者のカタナが……。

[モニターでギルバートが拾っているのを見つける]

ああっ、あんなところに！
これでは切腹も出来んではないか！
武士失格でござる！

[マンジローは失意にうなだれた]

[ギルバートの行為にモニターを揺らす]

ちょ、ちょっとギルバート殿！
ひどい使い方をするなでござる！
それでは玉葱すら切れんでござるよ！

拙者も初めて玉葱を切ったときは指を切ってしまったなあ。懐かしい思い出でござる。

いや、そんな悠長なことではござらん。あれでは拙者のカタナが折れてしまうでござるよ……。

ウィルスとか、皆難しい事言ってますね。
私はそう言うのは難しいのであんまり……。

というか、黒子さんはエイリアンなのに……。
あうう、声が出ないよぅ。

[ニーナは心で泣いている。男泣き風に。]

[モニターを揺らしていると、アーヴァイン教官にとがめられる]

はっ、きょ、教官殿！
いつからここに居たでござるか！？はあ、最初から……申し訳ない、拙者気付かなかったでござるよ。

[教官から事のあらましを聞く]

成る程。
ここは宇宙ステーションの救護室でござるか……。
それでモニターの下に[救護室]と書いてあったのでござるな。いやあ、気付かなかった。はっはっは。

はっ！武士たる者、こんな注意力散漫では生きてゆけぬ！
切腹っ……出来ないでござる。止める人も居ないでござる。ああ、なんとも退屈でござる。