人狼審問

トビーの言うように情報が少ないのは確かだな。

あ？あれ？マンジローさん？

……っ？

武士の方が消えた？

むぅ、マンジロー、お前真面目な話をすると顔が引き締まるんだな…
［そう話しかけた瞬間、マンジローが目の前から突然消え去った］

ってあれ…？
マンジロー？
お前、どこ行ったんだ！？
急にいなくなる奴があるか！！
何が起こってるんだ！？

わ。なに!?
なに、なに、なに!!?

ニーナちゃんが白く輝いて…固まっていく……。

それに、さっきまで騒いでいたちょんまげの人が…。

消えた!?

……うそ…。
なにこれ…。

マンジロー！
生体反応が消えた……。
どういうこと？

あれ…マンジローさんは…？

これは……。

量子転送でしょうね。
ふふ。異星の物理理論は地球の上を行くのですか。

これは、参加した甲斐がありました。

え？メイ、ニーナがどうしたって！？

きゃ！何だわさ、これ！？

[メイは慌てて、メインルームを見渡した。]

こんなのって……。
これが、エイリアンの持つ力？
それとも、隕石のせい？

ここで一体何が起こってるの!?

消えた？マンジローが消えた？
あの光球のせいなのか？

そして、ニーナが固まっている…これは一体…？！

量子転送…量子テレポート？

［白く硬化したニーナの身体に、恐る恐る触った］

こんな技術、聞いたことないよ……。

わけがわかんねぇ…
一人が唐突に消えてしまうし、そっちの女の子は何故か固まっちまってるのか…
これのどこが試験なんだよ…ったく…。

ニーナさんまで……大学はこの中で生き残れと……

何が起こってるの…？

まさか、マンジローさんとニーナがエイリアンで「お邪魔しました〜」なんてことはないわよね…。

皆、これは本当にエイリアンが起したんだと思う？
自然現象ってことは……、ないよね？

それに、どう見ても友好的な生物のやることじゃない……よね？

試験にせよ、違うにせよ、エイリアンの仕業というわけか……。

[ウェンディはニーナに触れてみる。]

これでは脈も取れないな。かといって砕いてみるのも危険だ。生死不明か……。
もし試験ならば、無闇に命を奪う事はしないだろうが。

ニーナさんの症状は……。
これは体細胞の接縁効果を逓減させるウイルスのようなものの効果でしょうか。どこかで見たことがあります。

エイリアンが持ち込んだんでしょうか……。

ニーナちゃん…
一体どうして……。

[メイはニーナの体の状態がどうなっているのか確かめるように、おずおずと表面に手を触れた]

無闇に触れないほうが良いですよ、メイさん。

ええと、なんて呼びましょう……黒服さん、ニーナさんは助かる見込みはあるんでしょうか…？

はっ！エイリアンの仕業なのかしら、これって！？

しかるべき処置を施せば、ニーナさんは蘇生すると思いますが……。いかんせん、ここではどうしようもありませんね。

>>22

[メイはステラの言葉に、びくっと後ずさった]

ああ……。そうか。僕らが非友好的だって判断されてる可能性もあるのか。

ええと、この中にエイリアンがいるなら、そう言ってくれない？
僕は、自分の身に危険がなければ、エイリアンだからって差別しようとは思わないよ。どういう理由でここにいるのか解らないけど、一緒にそれぞれの救助を待てばいいじゃない。

どうしたらいいんだ…？
この船はすでに出港してるからこの部屋から外に出ることは出来ても、この船から外には出れない。
そもそも自動操縦でどんどん進んでるはずだから、デブリでもあったらぶつかってみんなお陀仏だぜ…。
つーかエイリアンってなんだよ、それすらわかんねぇんじゃどうしようもねぇ…

い…や……

消えたくないよ。
わけがわからないうちにあんな風に消えたくない…。

それにニーナちゃんみたいに固まるのもイヤ…。

[メイは恐怖で後ずさり、逃げ場がないか探すかのように部屋をぐるぐるとまわりはじめた]

私としたことが……。少々、気付くのが遅かったですね。

ニーナさんに触れてしまったのは、どなたです？

ほら、しっかりして。
チョコレートはどう？
甘いものを口に入れると、ちょっと落ちつくんだよ。知ってた？

お、おかしいよへんだよありえないよいんせきはいつのまにへやのなかにそれにみんなれいせいだけどえいりあんだなんてそもそもみんなべつのホシからきたひとたちじゃない。このなかのだれがあやしくてあやしくないだなんてわかんないよ

試験だとしたら、見つける手段があるはずだと思う。
見つける手段の無い試験なんて詐欺だからな。

最も試験で無いなら、お話にならないが…

あの……エイリアンが友好的か敵対的かはともかく、私たちの中にエイリアンがいるとして、どうやって見つけられます？

だって全員普通すぎて見分けなんてつかないじゃないですか…

触ってない！

触ってないよ！！！

[メイはステラの言葉に過敏に反応し、振り返った]

>>27
そうよ、ニーナにこんなタチの悪いイタズラするくらいなら、救助を呼ぶ方法を考えるほうが得策じゃない、エイリアンさん？

それとも全部、想定の範囲内ってやつかしら…？

あ、ありがとう、トビーくん……。

あたし……

黒服、私は触れたぞ。接触感染のウイルスか？
空気感染なら、もう皆終わっているが。

そーいやマンジローだっけか、あいつが持ってたよなぁ…これか…
こいつで扉を開く事はできねーかなぁ…

［マンジローが消えた辺りに落ちている日本刀を拾うと自動ドアの前までやってきた］

［あわてて、メイから手を引っ込めた］

僕、触っちゃった。
ウイルスなら、危険かもね。空気感染なら、全員危険は同じだろうけど。
誰かデータを調べられる人、いる？

恐らく、武士の方も無事で生きておられますよ。
もし「殺す」のであれば、この場でそうするでしょうからね。そうしなかったということは、命を奪うつもりはないということでしょう。

ニーナさんの症状にしても、限りなく死に近い状態ではありますが完全な死ではありませんし。

[メイはトビーの笑顔に、少しだけ落ち着きを取り戻し、微笑んだ。おずおずとチョコレートに手を伸ばす。]

ありがとう……。

あ……。

[メイはトビーの様子に、少し傷ついたように、指を引っ込めた]

ちょ、キャロルさん、なにす……

（むぐむぐ）

いくぜ…うぉぉぉぉぉ！！
［大きな声で叫ぶと抜き放った日本刀を渾身の力でドアに向けて振り下ろした。
斬る技術も知らないギルバートでは傷をつけることすら叶わなかったが、
一心不乱に日本刀を何度もドアに向けて打ち付けた］

とりあえず、メイ？落ち着いたほうがいいわいな。

セパタクローでもしてみる？ふふふ。

トビーくん……

ありがとう。でも、あたしも……

……ううん、なんでも…ない……。

触れたのは、ウェンディさんとトビー君ですか。
感染経路は不明ですが、やや不注意でしたね。

それもまた、この「試験」の一つなんでしょう。恐らく。

ギルバートさん、落ち着いてくださいませんか。
そううるさくされると、考えもまとまりません。

トビーさんの提案、ウィルスに詳しそうな黒服さんにサポートしてもらえれば私の腕時計かメイさんの端末からこの船のコンピュータに入ってファイルをしらべられるかもしれませんね。

黒服は随分事情に詳しいように思えるな。
私も試験を突破してきてはいるのだが、ニーナの症例は始めてみる。死んでないのは間違いないのか？

僕は多少、普通の生物向けウイルスには耐性があるはずなんだけど……。
こんなのが相手じゃだめかもなあ。

これが試験だとしたら、このウイルスへの対抗策や、エイリアンを発見するヒントが用意されているはずだよね。

［どこか冷たい響きを持つステラの声を聞くと我に返った］
は…こんな事をしても何にもならないな…
いや、すまない…

[メイが味わうチョコレートは甘く、ほろ苦かった。隠し事をしたためか喉がつかえた]

私は、私の頭脳を試すような試験者がこのようなつまらない事故を起こすとは考えませんからね。すべて仕組まれたものと考えた方がつじつまが合うのですよ、ウェンディさん。

………
急いで該当しそうなファイルを幾つか検索して拾いましたが、どれがそれらしいか見てもらえますか黒服さん？

ごめんなさいあたし、あたし、機械はまったく触ったことなくて…役立たずだね。

てか、この状況で何したらいいのかしら。エイリアンっぽい人を探してみようかしら。

>>46
キャロルさん、ありがとう。

あはは。そうだね、落ち着かないと……。

でも、この格好でさすがにセパタクローはできないよ。

[メイはキャロルに微笑みかけ、恥ずかしげにスカートに手をやった]

［歩き回りながら言った］

黒服さんの言いたいことは解ったよ。
それで、エイリアンを見つける方法や、その後どうするかの案はあるの？

ギルさんは、どうしても扉を開けたいみたいだね。
あけた方がいいのかな。

それとも、自室に置き忘れたモノでもあるの？

私は、ウイルスについて専門家というわけではないのですけれどね……。一応、調べられることは調べてみましょうか。

そーいやオレ、こんなの持ってたよなぁ…
こっちのほうは任せたぜ。
オレはこいつでドアをこじ開けて操縦席のほうを見てくるよ。

［周りの人間にそう声をかけると、ライトセイバー…いわゆる光の剣の柄と取り出し、スイッチを入れると
ドアに対して垂直に差し入れるとゆっくりと溶断し始めた］

エイリアンを探す方法、ですか……。
もしかすると、私の持っている量子干渉計がうまく働けば……。

わ、わ。眩しっ

ギルさん、すごい……。
それって、そんな力があったんだ。

つじつまが合う事は合うのだが、黒服は随分落ち着いている印象を受ける。突如現れた光球にもほとんど驚いてなかったようだが……。

本当にこの中にエイリアンがいるの…？

さっぱりわからないわ。

…しかしこの試験は不自然ですね。
試験の目的が、生存にあるならもっと多く選択肢があっておかしくない。

隠された試験項目でもあるんでしょうかね…

［作業を始めた時、メイに声をかけられたことに気がつき、手を止めずに言葉を返した］
外に出て他の通信機を試してみる。
連絡がつけば非常事態を知らせることができるしな…
この船がちゃんと飛んでるか、とかも心配なんだよ。

ボブさんが言ってたことだけど、あたしも自分の持ってる端末で検索をかけて調べてみるね。

パニックになってるばかりじゃなく、今あたしたちにできることをやらないと。

それでドアを開けると、密閉できなくなるよ。
……仕方ないか。
この部屋には問題解決に役立ちそうなものもないし。

真空に耐えられる装備を持っている人もいないから、どっちにしても宇宙船本体に穴が開いていたら、その内このドアじゃあ大気漏出が始まりそうだもんね。

>>68
そっか。それが現実的な方法かもね。
ここの機械は隕石から影響を受けてしまっているかもしれないし……。

ご存じない方のために説明しますと、この量子干渉計というものは、特定の空間に存在する磁場を検出する装置です。どれほど微弱な磁場にも反応しますから、当然人間の体から発生される電磁場をも見つけ出します。

この波形が、人とエイリアンとで異なる形を書けば、あるいは……。

[ギルバートを見ながら]

なんだ、随分便利な物を持っているじゃないか。
扉は何とかなりそうだな。

磁場…？

ああギルバートさんそれはありますね。
普通の宇宙船なら１Ｇ環境でないと身体がなまります。普通はそうならないようにちゃんと調整してあるものなのですが…
みなさんの星の重力がどうかはわかりませんが私にはこのＧは軽すぎます…