村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った…… | 牧童 トビー [トビーは考えをまとめるために、あえて声を出してつぶやく。] とにかく、ステラがニーナを殺した。ネリーはアーヴァインを殺した。これは、間違いないだろう……と、思う。 ネリーには「御主人」がいる、そいつは俺たちを閉じ込めた元凶のようだ。 ステラはステラ自身の意志…１つではなかった様だが…に従って行動していたらしい。 ……てことは、ステラは元凶とは関係ない人間なのか？ [だとしたら、狂人が２人いたようなものだな……と、トビーは顔をしかめる。] ネリーの「御主人」は屋敷の外にいるのだろうか、それとも俺達の中にいるのか？……。 「私達の美学」……そう言ってたな……。 |
(3)2005/12/24 09:28:58 |
| 牧童 トビー 美学……こんないたいけな子供を拉致って何が美学だよ……。 [トビーは、心落ち着かせるために軽口を叩く。彼流の強がりでもあった。] 中にいるとしたら、ネリーの他は誰だ…？ 俺以外が全員グルだったら、さすがにどうしようもないだろう。 だが、何人かがこちら側ならなんとかなるのだろうか。 どちらにせよ…… 【バラバラに行動するのは危険だ。ネリーと他の誰かがグルでも、その場に味方がいれば何とかなるかもしれない。】 [トビーの意思は決し、カミーラに声をかける。] カミーラ、向こうにハーヴェイとキャロルがいる。 良ければ僕らと行動しないか？今となっては、１人で行動すのは危険だと思うんだ。 俺達を拉致った側が複数いて、拉致られた人が１人１人別々に消されたら、まずいからね。 |
(4)2005/12/24 09:43:59 |
 | 踊り子 キャロル [キャロルは小さく頷いた] アタシがこの仕事を与えられるようになったのは、上の……、まあ、ある人に出会った事が切欠よ。 そしてね、彼もこの賭けに乗っているの。 ……この賭けは只のお遊びとは違うわ、少なくとも彼にとってはね。 [意味有り気な笑みを浮かべるとキャロルはふっと笑った] アタシの役目は、このゲームの進行監視及び彼が掛けた人物を救出する事よ。 でも、ハーヴェイ、貴方に課せられた任務には無かったでしょう？ そしてアタシは貴方に手出しを禁じていたわ。 だけど、今は状況が違う。 銃声が沢山して、疑心暗鬼に駆り立てられた人が殺しあうなんて馬鹿馬鹿しい事が起きたわ。 だから。 トビーを救出するのに、協力して欲しいの。 ……違うわね。トビーを生きてココから出す手助けをして欲しいの。 その為なら、血がいくら流れても構わないわ |
(18)2005/12/24 12:22:18 |
 | 修道女 ステラ [誰かの声が聞こえた。自分の名を呼ぶ、不安げなか細い声。ステラは思わず、辺りを見回した] だれ……？ どこに、いるの……？ |
2005/12/24 16:35:42 |
| 修道女 ステラ [もう一度、呼び声が聞こえた。誰のものか思い当たり、弾んだ声を響かせる] ああ、ニーナ！ ニーナ、私はここにいるわ……！ [ステラは手を伸ばし、ニーナの手首を掴んでぐいと引き寄せた。悪戯めいた笑みを見せ、ニーナの瞳を覗き込む] ここがどこか、って聞いてたよね。 そうか……ニーナには、最後の時の記憶はないんだ？ あんなに可愛いかったのに、残念だな。でも、ゆっくり思い出させてあげる。 ニーナが、どうしてここにいるのか。ここはどういう場所なのかを、ね。 |
2005/12/25 10:55:33 |
| 牧童 トビー トビーは拾われて以来、リーダーに服従しながら生きてきた。 リーダーの決定に従い、行動する。不満を持つ事もあったが、自分の思考も全て彼に委ねてきた気がする。 だが、それでもリーダーの考えにふと疑問をもつことがあった。 本当に鼠のように生き、そして死ぬしかないのかと。 そんな時、いつもリーダーはトビーの心を見透かしたかのようにつぶやく。 「お前、まだ解ってねぇみたいだな」 忌々しげな表情。トビーは彼から目をそらし、降り積もる雪で白くなっていく娼婦を見る。 ふと、彼女のそばにナイフが落ちているのに気づいた。 リーダーは既に立ち去ろうとしている。 トビーはその娼婦が確かにいた証として、それをポケットに入れることにした。 |
(25)2005/12/25 11:23:45 |
 | 逃亡者 カミーラ [トビーの気配に気を配りつつ、仕掛けられているであろうカメラを探す] ・・・ 【そう言えば・・・「訓練」の時も常にカメラがあった・・・ 最後に残ったとき・・・あいつの家につれてこられたときも・・・部屋の中にも・・・ 「客」の部屋にも・・・】 [板の節目があいているのを見つけ、ナイフを突き刺す 手に鈍い衝撃が伝わり パリン と小さな音がする] 【あたしは・・・ずっと監視されてた・・・ ・・・あいつって誰？】 [頭を振って思い出そうとする。かすかに残る記憶。 整った顔の冷たい目] 【思い出せない・・・でも・・・危険な目・・・ 生き残った子供を気が向いたときに弄んでいた・・・あたしも・・・】 |
(28)2005/12/25 12:15:50 |
 | 書生 ハーヴェイ [ソファーの陰で銃弾をやり過ごしながら、上着の中に手を入れる。 片手に２本づつ、合計４本のナイフの刃先を指先で挟むように掴んだ] さぁ？答える必要はありませんね。 【やはり避けますか…弾き落とすタイプなら楽だったんですがね…】 とりあえず面倒なんで、さっさと死んで欲しいんですよね。 いやぁ、貴女ラッキーですよ？ いつもなら私が楽しむまで嬲り、蹂躙し、犯して泣いて命乞いさせてから殺すんですが･･･ 残念ですが今回はそんな暇はないものでね。 本当は嫌いなんですが単純に"ただ殺すだけ"にしてあげますよ。 [ソファーから身を出し、カミーラの脳天と足に目掛けて投げ付ける。] |
(61)2005/12/26 02:07:48 |
| 書生 ハーヴェイ 苦しみや悲しみを伴って助けにこられるのは迷惑なだけです。 ソコまで付き合う必要はありません。 私はここで終了、貴女はもっと先の出口を目指して走ってください。 そろそろ、苦しくなってきましたね… さて、最後ですが… 私はね、結構貴女の事本気だったんですよ。 自分が嫌いで、一生好きになれない。 それなのに、少しでも上等な自分になりたくて必死で足掻く。 他人に自分の価値を認めてもらいたくて全力で走る。 そういう無様で、自分の為に一生懸命な姿が好きだったんですよ。 そんな普通の奴だったからこそ、そんな弱い奴だったからこそ私は貴女を好きになった。 さて、そろそろ…限界の様…です…ね。 では……。 |
(*14)2005/12/26 03:43:16 |
