- The Neighbour Wolves -
(1054)あず家ハーレム祭☆仮面舞踏会 : エピローグ
村長の娘 シャーロットは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
牧師 ルーサーは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
踊り子 キャロルは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
文学少女 セシリアは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
流れ者 ギルバートは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
吟遊詩人 コーネリアスは牧師 ルーサーに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……
牧師 ルーサー に、1人が投票した。
吟遊詩人 コーネリアス に、5人が投票した。
吟遊詩人 コーネリアス は、村人の手により処刑された……
文学少女 セシリアは、踊り子 キャロルを占った……。
踊り子 キャロルは人間のようだ。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人間が人狼に勝利したのだ!
真相は以下の通りだった。
名前 | ロール | 生死 | プレイヤー | 戦績 | 勝率 | 前回プレイ |
村長の娘 シャーロット | 村人 | 生存 | umisio | 1/1 | 0/0 | 0/0 | 100% | --- |
農夫 グレン | 守護者 | 死亡 | seiya | 5/5 | 0/0 | 0/0 | 100% | |
書生 ハーヴェイ | 人狼 | 死亡 | 666 | 3/4 | 0/2 | 0/1 | 42% | |
隠者 モーガン | 聖痕者 | 死亡 | sio | 2/4 | 0/3 | 0/0 | 28% | |
見習い看護婦 ニーナ | 村人 | 死亡 | hatuhi | 1/1 | 0/0 | 0/0 | 100% | --- |
見習いメイド ネリー | 霊能者 | 死亡 | tazo | 3/6 | 0/1 | 0/0 | 42% | |
牧師 ルーサー | 狂人 | 生存 | waterfal | 2/2 | 0/2 | 0/0 | 50% | |
酒場の看板娘 ローズマリー | 村人 | 死亡 | aizukiya | 10/13 | 1/2 | 0/0 | 73% | |
踊り子 キャロル | 村人 | 生存 | hatum | 4/7 | 0/1 | 0/0 | 50% | |
学生 ラッセル | 狂人 | 死亡 | reahanta | 4/5 | 0/2 | 0/0 | 57% | |
文学少女 セシリア | 占い師 | 生存 | tomocy | 3/3 | 0/0 | 0/0 | 100% | |
流れ者 ギルバート | 村人 | 生存 | mikogani | 1/2 | 1/2 | 0/0 | 50% | |
吟遊詩人 コーネリアス | 人狼 | 死亡 | asking | 2/3 | 0/1 | 0/0 | 50% | |
| 人間 | 人狼 | 妖魔 |
| 書生 ハーヴェイ ディートヘアと名付けられた子供が2人いるとはね。 あの父親はよほどの酔狂らしいな。 |
(0)2005/12/16 00:01:40 |
| 書生 ハーヴェイ − 客室 −
[トランクに荷物を詰め込む] 残りの荷物は、あとで送らせればいいか。
…長いような短いような、一週間だったな。 |
(1)2005/12/16 01:59:37 |
| 書生 ハーヴェイ 何かを期待してここに来たわけではなかった。
だが、自分にとっては、人生が大きくかわる転機となるものだった。 生涯、この一週間のことを忘れることはないだろう。 |
(2)2005/12/16 02:05:37 |
| 学生 ラッセル [ラッセルは目を覚ました。 昨日の事が夢かとも一瞬思ったが、確かに残る記憶がそれを否定してくれた。 ゆっくりとベッドから起き上がり、いつもの様にコンタクトレンズと仮面を付けようとすると従者がラッセルの元へとやってくる]
え…?宴が終わった? |
(3)2005/12/16 02:50:16 |
| 学生 ラッセル そうか…もうこの仮面を付ける必要も、左目を隠す必要もないんだな。
[ラッセル…いや、ウーゼルはそう呟くと仮面をベッドの上に置き、コンタクトレンズを外すと踏み潰した。]
これでもう、俺を偽り隠すものは何も無い…か。 |
(4)2005/12/16 02:53:46 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー [いつものように起き上がり、天蓋から垂れる絹地の布を押し上げる。控えていた侍女がローズマリーのドレスを着付けた。
−−ローズ様、二階の客室へお戻り願います
そんな侍女の言葉に、ローズは鏡の間が解放された事を知った。
結局侯爵様が誰だったのか。 それはローズには判らなかったが、思いも寄らない幸せを見つけたことだけは、心から喜べた。] |
(5)2005/12/16 02:53:56 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー [部屋付きの侍女がローズを迎えに来ていた。侍女を連れ立って二階への階段を上がる。
鏡の間に居た他の招待客も、夫々帰り支度を始めているようだった。取り敢えずローズは部屋に戻ると、殆ど使われていなかった部屋の荷物を侍女に纏めてもらう。] |
(6)2005/12/16 02:59:32 |
酒場の看板娘 ローズマリーは、学生 ラッセルとすごしたこの数日間を*思い返していた*。
2005/12/16 03:01:22
| 学生 ラッセル [ウーゼルは従者からコーネリアスの行動、そしてコーネリアスが侯爵であるらしい事、そしてニーナとグレンの事を聞く]
そうか、コーネリアスが… その件に関してはわかりました。
さてと、ニーナの方はどうやら心の傷を癒してくれる相手が出来たようですね…それはいいんですが… なんでその2人の事も見てたのですか? 私はその2人の事に関しては指示をした覚えはないですが?
[従者は慌てた様子で申し訳無さそうに、昨日ウーゼルが心配そうに傷心のニーナを見ていた様子が気になった事、そしてウーゼルを安心させたかった事を説明した。 弁明を聞いたウーゼルは呆れた様子で溜息をつく。]
…わかりました、良心からの行動という事で今回は見逃しましょう。 |
(7)2005/12/16 03:03:32 |
| 学生 ラッセル ただし、後で2人に対して謝罪をする事…いいですね? さて、それでは自室の方に戻って荷物を纏める事としましょう。 ああ、それと…ローズが何処にいるか見てきてくれませんか?
[ウーゼルは笑顔で最後の指示を出すと、3階の自室へと向かった] |
(8)2005/12/16 03:06:20 |
学生 ラッセルは、*自室で荷物を纏めている*
2005/12/16 03:13:01
| 踊り子 キャロル [キャロルは今までとは違う薄化粧、黒いロングのメイド服で侯爵の部屋に入っていった]
ご主人様、朝ですわ。起きてくださいませ。 またモーガン様がお嘆きになりますわよ。 それからニーナ様にはきちんと謝ったほうがいいですわ。 まったく、こんな騒動を起こして少しは懲りましたか? |
(9)2005/12/16 07:05:56 |
| 踊り子 キャロル 私をにらんでも無駄です。 ご主人様が相手であろうと私は女性の味方ですもの。 ご主人様のお世話が終わったらギルバート様のお世話をしにいこうと思ってるんですから。手間をかけさせないでください。 |
(10)2005/12/16 07:07:49 |
| 踊り子 キャロル ギルバート様にお会いできたから・・・私、今回のこと多少は感謝してますよ。 でも、あとで殴らせていただきますから。泣いた人の分、すべてをこめて。
[キャロルは忙しく*働いている*] |
(11)2005/12/16 07:12:47 |
| 牧師 ルーサー [ルーサーは北の森を歩いている。 二番目に生まれたことが、小さい頃は何かと辛かった。 兄と比較される日々。その中で、祖母に連れられてやってきた侯爵の家は、自分に色んなものをくれた。 自分より4つ下の侯爵は、始めこそ緊張していたものの、1週間もすると年上の自分に頼ってきたり、弟に接するようにときにくだけ、時に高圧的になったりと反応を楽しめた。 そして、次期当主としての幼いながらの苦しみも。
ルーサーは一本の巨木を見つけて見上げる。 昔、暇を見つけては登っていた木だった。所々につけた傷が、今もわずかに残っている。 両手を見てから視線を上に向け、上の枝をつかんで上へと登っていく。 やがて大きな屋敷や西の塔、庭園、温室などが視界に入ってくる。広がる森の姿も]
ここからの眺めは変わりませんね。 ……いや、変わったのは私だけなのかもしれません。
[しばし枝の上で景色を眺めていたルーサーの視界に、こちらに向かって飛んでくる一羽の鳥が目に入る。 ルーサーは目を細めてそれを見た] |
(12)2005/12/16 09:30:33 |
| 見習い看護婦 ニーナ [ニーナは部屋で荷造りを終えた]
荷物も少ないし……こんなものかな。 これでようやくあたしも日常に戻れるのよね……。 なんか、短い間だけどすっごく長かったように感じるわ。 |
(13)2005/12/16 09:49:21 |
| 見習い看護婦 ニーナ あ、いっけない。 コーネリアスを殴らないと。 これだけは忘れちゃいけないわね。
[ニーナは部屋を出てコーネリアスを*探している*] |
(14)2005/12/16 09:49:40 |
| 書生 ハーヴェイ − 客室 −
もともとたいした荷物がある訳ではない。 必要なものはこちらの屋敷で用意させれば済むから ほとんど身一つでここに来たのだ。
帰りが、そうならないとは、予想もしていなかったが。 |
(15)2005/12/16 10:50:09 |
| 書生 ハーヴェイ 兄さんと、あとはエリーや侍従たちの雇い人に、簡単に挨拶をする。 生きていれば、また会う機会はあるさ。 |
(16)2005/12/16 10:52:35 |
| 書生 ハーヴェイ …モーガンあたりには、次の機会がないかもしれないが。 |
(17)2005/12/16 10:53:09 |
| 吟遊詩人 コーネリアス ―客室―
騒動を起こしたと言うが、今回の仕掛け人はモーガンなのだがな……。
で、そのニーナは? そうか……。グレンとな。 |
(18)2005/12/16 10:53:30 |
| 農夫 グレン [いつものように目覚めて寝室を出ようとすると、侍従が声をかけてきた。]
………。
そうか、わかった。
[それだけ言って寝室に引き返し、荷物をまとめて鏡の間から出る。] |
(19)2005/12/16 11:03:28 |
| 書生 ハーヴェイ この屋敷には、また当分来ることはないだろう。 まぁ、特に感慨が有るわけではない。 一度は出て行った屋敷だし。
でも、あの温室は良かったな。 ああいう温室を、うちの城にも作らせようか。
そこで、愛する人との、お茶の時間を楽しもう。 |
(20)2005/12/16 11:03:36 |
| 隠者 モーガン ― 鏡の間 ―
[ モーガンは鏡を使って、招待客の動きを見ていた ]
……ふむ。 坊ちゃまがご兄弟を呼び寄せていらっしゃるとはな。
[ 三人の華やかな恋愛模様を脳裏に浮かべて、笑う ]
先代様に、よく似ていらっしゃるな…。 お姿も、そして、女性を口説くのが、上手いところも。 |
(21)2005/12/16 11:03:40 |
踊り子 キャロルは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 11:04:58
| 吟遊詩人 コーネリアス 痛いな。自分の主人を遠慮無く叩くメイドは君ぐらいのものだぞ。 |
(22)2005/12/16 11:07:36 |
| 踊り子 キャロル まあ、それをわかっていて私をご主人様付きにしてくださったのでしょう?
[キャロルはころころと笑った]
わざわざ侯爵家に伝わるハリセンを出してまいりましたのよ。 私、ご主人様のあとについて今回ご迷惑をおかけした方たちにこれをお渡しして鬱憤を晴らしていただきますから。
まずは私の分。それからニーナ様を泣かせた分。 愛妾様たちの分・・・。 |
(23)2005/12/16 11:08:38 |
踊り子 キャロルは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 11:08:47
踊り子 キャロルは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 11:08:55
踊り子 キャロルは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 11:09:03
踊り子 キャロルは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 11:09:13
| 踊り子 キャロル ひとまずこんなものかしら。 それではご挨拶回りに行きましょう、ご主人様。
[ハリセンを持って微笑んだ] |
(24)2005/12/16 11:10:39 |
| 書生 ハーヴェイ [トランクを手にし、立ち上がる]
さぁ、帰ろう。
僕の家へ。 妻になる人を連れて。 |
(25)2005/12/16 11:10:39 |
隠者 モーガンは、吟遊詩人 コーネリアスがキャロルにハリセンで叩かれるのを見て笑っている。
2005/12/16 11:10:51
| 隠者 モーガン 失うものがあれば、得るものもある。 得るものがあれば、失うものもある。
誰からも傷つけられずに生きてはいけないし、 誰も傷つけずに、生きていくことはできない。
ぶった手と、ぶたれた手。 より痛いのは、一体…どちらの手でしょうな?
[ モーガンは謎かけのような言葉を、誰に聞かせるでもなく 呟いた後に、そっと祈るように目を閉じた ]
――皆様の未来に、幸おおからんことを…… |
(26)2005/12/16 11:11:35 |
| 吟遊詩人 コーネリアス やれやれ……。
[ディートリッヒは痛みをこらえながら苦笑した]
これでも傷心の身なのだがね。叩くのは構わないが、叩いた後に少しぐらいは労って貰いたいものだ。 |
(27)2005/12/16 11:11:49 |
隠者 モーガンは、執務室に戻って仕事を再開した。 爺ちゃんは働き者なのだ。
2005/12/16 11:12:19
| 踊り子 キャロル 労わってほしければそれ相応の対応をなさってくださいませ。 もう、なでられて嬉しい年でもないでしょう?
[いいながら叩いたところを軽くなでてあげた] |
(28)2005/12/16 11:13:49 |
| 書生 ハーヴェイ ― コーネリアスの客室 ― [ハリセンの音が聞こえて部屋を覗く]
兄さん、ご愁傷様。
キャロルもたいへんだね。 まぁ、今回のことは兄さんにはいい薬になったんじゃないか。
[ククっと声を立てずに笑う] |
(29)2005/12/16 11:16:01 |
| 吟遊詩人 コーネリアス そこで労ってくれるから、わたしは君を離さないのだろうな。
では、なじられに向かうとするかね。 |
(30)2005/12/16 11:16:57 |
| 踊り子 キャロル まあ、ハーヴェイ様・・・。 ご主人様をまっとうな道に戻すのもメイドの役目ですから。
ハーヴェイ様もこちらお使いになります?
[キャロルは恭しくハリセンを差し出した] |
(31)2005/12/16 11:17:38 |
| 書生 ハーヴェイ ぼくは、兄さんをたたく必要はないかな。 たのしい思いをさせて貰ったし。 まぁ、兄さんはこれに懲りたら少しは落ち着くのもいいんじゃないか。
向こうにもどったら、招待状を出すよ。 兄さんは、スピーチの内容でも考えておいて。
キャロルも是非連れてきてくれよ。 |
(32)2005/12/16 11:20:46 |
| 踊り子 キャロル ふふ。いやといっても無理やりついてまいりますわ。 ネリーと幸せになってくださいませ。
[ハリセンを下げると深々と頭を下げた] |
(33)2005/12/16 11:23:18 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 懲りるもなにも、わたしは未だ五里霧中だ。君は何かを得たかもしれないが、わたしは得ていないのだ。
一人のちいさな子供が ひとりぼっちで残された その子が結婚しにいった そして誰もいなくなった
君は、ハッピーエンドを選択したわけだ。今の所は。だが、それはエンディングであって同時にプロローグでもある。次に迎えるエンディングがハッピーエンドとは限らんよ。せいぜい頑張る事だな。 |
(34)2005/12/16 11:24:24 |
| 書生 ハーヴェイ キャロルに言われなくてもそのつもり。 それでは、近いうちに会おう。
[兄とキャロルに会釈をし、部屋を出て行く] |
(35)2005/12/16 11:24:33 |
| 書生 ハーヴェイ エンディング? まさか。 そんな風には思っていないよ?
せいぜい、「第一部 完」ってところかな。 |
(36)2005/12/16 11:26:25 |
| 吟遊詩人 コーネリアス ふふ……そのまま第二部が始まらない、という滑稽な舞台にはしない事だ。 |
(37)2005/12/16 11:28:38 |
書生 ハーヴェイは、打ち切りになるのはだけは避けるよ、と笑った。
2005/12/16 11:33:04
| 書生 ハーヴェイ それでは、また。
[優雅にお辞儀をすると部屋を出て行った] |
(38)2005/12/16 11:33:31 |
吟遊詩人 コーネリアスは、書生 ハーヴェイに手を振った。
2005/12/16 11:33:57
踊り子 キャロルは、書生 ハーヴェイに頭を下げて見送った。
2005/12/16 11:34:57
| 書生 ハーヴェイ − 玄関ロビー −
[ロビーのソファに座り、コーヒーカップを片手に愛する人を待つ。]
ネリーはまだかな。 たいした荷物はないから、すぐ用意は済む、って言っていたのに。 |
(39)2005/12/16 11:36:16 |
| 書生 ハーヴェイ 毎朝、こんな風にお茶を飲みながら彼女を待っていた。 今日は何をしてすごそうか、どんなドレスを着てくるのか、いろいろ考えて。
ふふっ。
[ハーヴェイは思い出し笑い中] |
(40)2005/12/16 11:38:30 |
| 書生 ハーヴェイ [ラッセル…。 この舞踏会に来ていたという、自分と同じ名を与えられ、似た運命までたどっていたという兄について、思いを巡らせる。]
人は、みんな自分の不幸は特別なものだと思ってしまう。 自分だけが不幸な子供だという訳ではなかったということだ。 |
(41)2005/12/16 11:53:12 |
| 書生 ハーヴェイ [ただ、彼もここで、幸せを見つけたと聞いた。 今回の茶番劇も、なんらかの意味があったということになる。] |
(42)2005/12/16 11:54:27 |
村長の娘 シャーロットは、侍女に手伝ってもらいながら、荷造りをしている。
2005/12/16 12:10:30
| 牧師 ルーサー [ルーサーは肩に一羽の鷹を乗せて屋敷へと戻ってきた。随分人になれているのか、鷹はルーサーの肩でじっとしていた]
皆さん鏡の間からでてこられたようですね。 元気にしていらしたでしょうか |
(43)2005/12/16 12:16:33 |
| 村長の娘 シャーロット …この鞄一つでやってきたのだから…全部入る筈なのに、 また詰めなおすのに苦労するのは何故なんだろう?
[ 不思議がるシャロの言葉に侍女は笑いながら、手際よく 手伝い、それが終わるとお茶の用意をしてくれた ] |
(44)2005/12/16 12:16:51 |
牧師 ルーサーは、村長の娘 シャーロットの部屋へと向かった
2005/12/16 12:18:43
| 牧師 ルーサー [ルーサーはシャーロットの部屋の前で何事か考えている。 懐に入れていた手紙を取り出し、中をもう一度読む。 それはシャーロットからの謝罪の手紙だった。 そして、先程ルーサーに届けられた手紙を取り出し、既に開封された中を確かめた]
……本当に、大きくなりました。
[ルーサーは部屋のドアをノックした] |
(45)2005/12/16 12:25:13 |
村長の娘 シャーロットは、ノックの音に気がついて、侍女に来客を出迎えるよう命じた。
2005/12/16 12:26:30
| 牧師 ルーサー [ルーサーは侍女に促されて部屋に入る。部屋の中のシャーロットを見つけて、微笑んだ]
おはようございます、シャーロット。ご機嫌はいかがですか? ……荷物をまとめてらっしゃる所を見ると、お帰りになるのですね。 |
(46)2005/12/16 12:31:56 |
| 村長の娘 シャーロット [ シャロは椅子から立ち上がり、一礼をして微笑む ]
おはようございます、ルーサー様。
ディに…侯爵様にご挨拶したら、すぐに領地へ戻ります。
自分の気持ちを伝えて、終わりにして…、帰ります。 新しい始まりのために…。 |
(47)2005/12/16 12:37:14 |
| 牧師 ルーサー 貴女はまだ幼くてらしたから、私のことを覚えてらっしゃらないと思いますが、私は貴女をよく覚えております。 仮面も付けてらしたので気付くのが遅れてしまいましたけどね。
私はウィルフレド・ルーサー・ランドールと本名を申すのですが……さる公爵家の次男でしてね。現当主の兄からは色々とせっつかれている身分なのですよ。 幼い頃、祖母に連れられてこの侯爵家にはお世話になっておりました。
[そう言ってルーサーは手に持っていた手紙を見せる] |
(48)2005/12/16 12:38:41 |
| 村長の娘 シャーロット ……?
[ シャロは手紙を受け取ったが、開封して読んでいいもの なのかわからず、戸惑いながらルーサーを見上げた ] |
(49)2005/12/16 12:41:12 |
| 牧師 ルーサー 早馬を飛ばしましてね。 貴女の婚約相手を変えていただきました。同じ政略結婚であるなら、知らない相手より知っている相手が、そしていつつぶれてしまうかわからない商家より、由緒ある公爵家相手の方がよろしいと思うのですが、いかがですか?
私には公の爵位を継ぐことは出来ませんが、貴女の家に公爵の後ろ盾がつくことは決して悪いお話ではないと思います。 |
(50)2005/12/16 12:42:23 |
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーの申し出に驚いて、言葉が出てこない。
2005/12/16 12:43:50
| 牧師 ルーサー もちろん、貴女が拒否されるかどうかはご自由になさっても構いません。
[ルーサーは肩の上に止まる鷹の喉元をなでる] |
(51)2005/12/16 12:47:17 |
| 村長の娘 シャーロット …あの…それは……。
[ シャロは、何度も迷いながら、言葉を紡ぐ ]
私が、泣いていたからでしょうか…? 私が、泣いていたから、哀れんでくださったのでしょうか…?
……そうですよね。 やはり、私の事情を、貴方にお話すべきではなかった。 |
(52)2005/12/16 12:49:19 |
| 牧師 ルーサー ですが……私は同じ過ちは二度もしたくないのです。 この屋敷では、女性の泣き顔ばかり見てしまいました。出来れば二人目には笑顔をもっと見せていただきたいものです。 |
(53)2005/12/16 12:49:50 |
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーを真っ直ぐな瞳で見つめる。
2005/12/16 12:49:51
| 牧師 ルーサー [シャーロットの言葉を聞いて、ルーサーは目を細めて愛おしそうにシャーロットを見た]
違いますよ、シャーロット。私とてこの歳まで一人でいたのです。同情心などでこんな事はもうしません。 貴女の性格上、匂わせるだけでは逃げられると思いましてね。 少々強引に行かせて貰っただけのことです。 |
(54)2005/12/16 12:52:12 |
牧師 ルーサーは、村長の娘 シャーロットの肩に手を置くと、優しく抱きしめた
2005/12/16 12:53:32
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーの腕の中で、びっくりして固まっている。
2005/12/16 12:54:31
| 村長の娘 シャーロット …あの、あの…
[ 気が遠くなりそうになりながら、シャロは必死で ルーサーの腕の中から抜け出そうとした ]
少々強引って…これは…少々どころではありません。 これでは…ルーサー様は、最初から私の返事など、 お聞きになるつもりはなかったということに… |
(55)2005/12/16 12:58:46 |
| 牧師 ルーサー そうですね。ですが貴女の選択肢を消したわけではありませんよ? 私は兄に手紙を出しただけですから、やり直しはまだききます。
……そうですね、明日の朝くらいまでなら。 貴女がこのまま商家の方を迎えるというならこの話はなかったことにしましょう。侯爵に相談に乗るならそれも良し、です。
どう、いたしますか? |
(56)2005/12/16 13:09:21 |
| 村長の娘 シャーロット ……そんな訊き方…ずるいです…。
[ ルーサーに抱きしめられたまま、彼の声を自分の耳だけ でなく、触れ合う体からも感じて…シャロは頬を赤く染め ながら、精一杯抗議した ] |
(57)2005/12/16 13:16:39 |
| 牧師 ルーサー すみません、シャーロット。 私はここの侯爵のように駆け引きが上手くありませんでね。
不器用なのですよ。女性に対しては。
[ルーサーは抱きしめたまま、シャーロットの顔をのぞき込む] |
(58)2005/12/16 13:21:21 |
| 村長の娘 シャーロット [ シャロは至近距離でルーサーの真摯な瞳に見つめられて、 胸の高鳴りを覚えながら、恥ずかしくて目があわせられない ]
…あの、お願いですから…そんなに見つめないで下さい…
[ 消え入りそうな声で、ルーサーに懇願する ] |
(59)2005/12/16 13:27:49 |
| 学生 ラッセル [ラッセルは自室で荷物の奥から短剣を取り出し、暫し考え上着の裏へと入れる。 その後荷物を閉じると従者が戻ってきた]
ローズは自室ですか? わかりました、では荷物を先に運んでください。
[従者は荷物を持って部屋から出て行った] |
(60)2005/12/16 13:29:24 |
| 見習い看護婦 ニーナ [ニーナはコーネリアスを探し回りコーネリアスの客室へと辿り着いた]
コーネリアスっ。いたっ。 |
(61)2005/12/16 13:33:53 |
| 踊り子 キャロル まあ、ニーナ様。 いらっしゃいませ。よろしければこちらをどうぞ。
[キャロルは恭しくハリセンを差し出した]
ご主人様への鬱憤はこちらで晴らしていただけますように。 |
(62)2005/12/16 13:34:06 |
| 見習い看護婦 ニーナ あ、ありがと。
[ニーナはありがたくハリセンを受け取ると構えた]
コーネリアスの、ばかーーーーーーーーっ。 |
(63)2005/12/16 13:34:20 |
| 学生 ラッセル [ウーゼルはローズの自室まで行くと、ドアをノックした]
ローズ、いますか? |
(64)2005/12/16 13:34:28 |
見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 13:34:30
見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 13:34:47
| 吟遊詩人 コーネリアス おや、赴くまでもなかったか。おはよう、ニーナ。わたしがディートリッヒだよ。 |
(65)2005/12/16 13:34:49 |
見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 13:34:56
見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 13:35:04
見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
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見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
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見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
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| 吟遊詩人 コーネリアス いきなりかね。
[ディートリッヒはハリセンの殴打を受けながら苦笑している] |
(66)2005/12/16 13:35:25 |
| 見習い看護婦 ニーナ ……あんたが侯爵とか、そういうのはどうでもいいけどっ。 どうでも……よかったのにっ。
[泣きながらハリセンでたたき続ける] |
(67)2005/12/16 13:35:49 |
見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
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見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
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見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
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見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
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見習い看護婦 ニーナは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 13:36:42
| 吟遊詩人 コーネリアス そうか……。
【仮面はあれで、多少役に立っていたのかな】
[ディートリッヒは大人しく殴られている] |
(68)2005/12/16 13:37:02 |
| 見習い看護婦 ニーナ はー、すっきりした……。 てゆか、こんなに殴ってんのに涼しい顔してんのがむかつく。
グレンがね、いっぱい慰めてくれたのよ。 あたしだけ見てくれるって言ってくれたのよ。 あたしはそれが嬉しかった。 だから……。あたしは……今幸せなのよ。
[ハリセンをキャロルに返し、涙をぬぐって微笑んだ] |
(69)2005/12/16 13:37:29 |
| 踊り子 キャロル 気がおすみになりまして?
[ハリセンを受け取りコーネリアスの後ろに控える] |
(70)2005/12/16 13:38:38 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 涼しい? わたしの表情かね? そうか、涼しいのか。ふふ……そうか。そうなのか。
グレンが君にとっての虹の彼方だったようだね。握りしめたものは、離さない事だ。君が思っているよりはもっと強固で、もっと脆い物だから。 |
(71)2005/12/16 13:40:05 |
| 見習い看護婦 ニーナ うん、まーね。
[ニーナはキャロルにうなずいた] |
(72)2005/12/16 13:40:26 |
| 書生 ハーヴェイ …兄さんも年貢の納め時だね。
東方には、ご婦人に嘘をつくとハリセンで千本ノックされる、ということわざがあるらしいが… 本当にハリセンが出てくるとは思わなかったな。
[ハーヴェイは、目を閉じたまま兄の状況を感じながら、独り言を言う。声をたてずに笑った] |
(73)2005/12/16 13:42:50 |
| 見習い看護婦 ニーナ 少しくらいは痛がってくれてもいいじゃない。 それとも……ちょっとくらいは悪いことしたなーとか思って大人しくたたかれてくれてるの?
[ニーナはコーネリアスに近づいて顔を覗き込んだ]
そうね、もう今度は離したくないって思ってるわ。 こんなふうに離されることもないように願ってるわ。 |
(74)2005/12/16 13:43:26 |
| 吟遊詩人 コーネリアス さてね。それには答えないでおこう。君の同情を買う意味はあまりない。どうであれ、わたしはわたしなのだ。
わたしに復讐したければ――グレンと幸せになることだな。 |
(75)2005/12/16 13:46:30 |
| 牧師 ルーサー そんなに可愛らしい反応をされると、今すぐにでも、確定の返事を出してしまいそうになりますよ。
[ルーサーはシャーロットをじっと見つめた後、ふっと笑ってその額に、頬に、口許に口づける] |
(76)2005/12/16 13:51:10 |
| 見習い看護婦 ニーナ 復讐なんて……するつもりないわ。 だってあたしは……まだ、あなたのこと忘れられないもの。
ねえ、もし、あたしがずっとそばにいたら、あなたはセシルの手をとらなかった? |
(77)2005/12/16 13:52:05 |
| 吟遊詩人 コーネリアス わたしは此処へ確かめにきたのだ。試し、試されるために。笑い、哀しみ、怒り、楽しむために。そして今も、わたしはわたしだ。わたしである限り、君を確かめようとしただろう。
例え君がずっといたとしても、セシルがいなかったとしても、わからない事をわからないままにしておく事は……なかっただろうな。 |
(78)2005/12/16 13:57:36 |
| 見習い看護婦 ニーナ そう……。 人の気持ちを確かめずにいられないなんて なんだか寂しい人ね、あなた。
[ニーナはコーネリアスを抱きしめる]
さようなら。侯爵様。 あたしはもうあなたと会うことはないでしょうけど。 あなたのこと忘れない。……大好きだったわ。
[そっと頬に口付け、離れた] |
(79)2005/12/16 14:02:18 |
| 吟遊詩人 コーネリアス わたしは忘れろとは言わないし、覚え続けろともいわない。ただその古い思い出の上に新しい思い出を積み重ねて、今の愛とやらが消えてしまわないようにする事だ。雪だるまは溶けてしまうが、また作り直せば良い。
この酔狂な舞踏会が幾つかの愛を育んだ。それだけで価値があったかもしれんな。
さらばだニーナ。風の便りに君たちの健やかな暮らしを聞く事を、楽しみにしている。 |
(80)2005/12/16 14:11:08 |
| 見習い看護婦 ニーナ ふふ。ちゃんと幸せになるわ。安心して。 それじゃあね、侯爵様。
もうほかの人泣かしちゃだめよ。
[ニーナはぱたぱたと手を振ると元気よく戻っていった] |
(81)2005/12/16 14:13:30 |
| 踊り子 キャロル ・・・振られましたね、ご主人様。 おかわいそうに。
[キャロルは笑いながらコーネリアスの頭をなでた] |
(82)2005/12/16 14:14:05 |
文学少女 セシリアは、吟遊詩人 コーネリアスとニーナのやり取りを遠くから静かに見ていた。
2005/12/16 14:14:09
| 吟遊詩人 コーネリアス もう他人を泣かすな……か。約束は出来んな。
[ディートリッヒは呟いた] |
(83)2005/12/16 14:15:10 |
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2005/12/16 14:15:52
| 村長の娘 シャーロット ……!
[ ルーサーに唇を奪われた瞬間、シャロは驚いて身体を 震わせた。 ルーサーの腕の中から抜け出そうともがいても、 抜け出せず、何度も頬や額や唇に、柔らかな口づけを受けて、 段々と何も考えられなくなる ]
…ん…
[ いつしかシャロはルーサーの腕の中から抜け出そうとする ことを止めていた ] |
(84)2005/12/16 14:18:25 |
| 踊り子 キャロル もう・・・ご主人様ったら。 これでもまだ懲りないんですのね。
[キャロルは苦笑している] |
(85)2005/12/16 14:18:44 |
| 村長の娘 シャーロット …ルーサー様…私……本当に貴方のお気持ちに 甘えてしまっても良いのでしょうか…?
[ 口づけの合間に、シャロは問い掛けた ] |
(86)2005/12/16 14:23:38 |
| 見習いメイド ネリー ―― 客室 ――
[ ネリーはベッドに腰掛けてぼんやりしていた。 旅の仕度は、持ってきた小さなトランクひとつ。 キャロルにドレスや小物などを返してしまうと、 増えたものはたった一つだけなのだが――。 ]
【お母さん……】
[ ネリーは、遠い母の面影に想いを馳せた。 ] |
(87)2005/12/16 14:23:56 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 形ばかりの誓約書などに意味があるかね? わたしが変わらない限り何を口にした所で空しいだけだ。いずれ違えて、破り捨ててしまうだろう。
或いは変わる途上にあるのかもしれないが、まだそれだけだ。ただそれだけだ。虹の橋は広く長く、果てしない。どこまで歩いたのか、どこまで歩くのか……わからない限り、無責任な約束など出来んな。 |
(88)2005/12/16 14:31:40 |
| 踊り子 キャロル わからないからこそ、永遠を信じて約束をするんですよ。 破った約束はもう一度繋ぎ直せばいい。 そういうものですわ。 ほんと、ご主人様は臆病なんですから。 |
(89)2005/12/16 14:34:36 |
書生 ハーヴェイは、花嫁 ネリーが出てくるのをロビーで待っている。
2005/12/16 14:42:54
| 見習いメイド ネリー [ 母はいつも楽しそうに笑う人だった。 私が生まれてからは各地を転々とする貧しい暮らしを していたけれど、毎晩ネリーが寝る前には決まって、 以前勤めていたというお城の話をしてくれた。 ]
『身分なんてね。関係ないのよネリー。 幸せを願う人は、必ず幸せになれるの。
お母さんね、あなたがいるから本当に幸せ。』
[ 口癖のようにそう話す母は、本当に幸せそうだった。 父の名も、今何処にいるのか、生きているのかさえも 決して教えてくれない母を責めたこともあったが―― 今ではわかる。身を引いたのだろう。 ] |
(90)2005/12/16 14:50:01 |
| 見習いメイド ネリー [ メイド長としての地位を追われ、逃げるように土地を 変えて暮らしたのは、その人過ごした唯一の証である 我が子をを守るためだったのだろうか。 ]
【エレクトラお母さん……。 私は、お父さんに似てる? お母さんは、二度とお父さんに会えなくても平気だったの?】
[ ネリーが10歳になる頃に過労でなくなった母には、 何も残されていなかった。指輪も、写真さえも。 それでも幸せそうに微笑んで逝った彼女の心情を想った。 ] |
(91)2005/12/16 14:58:39 |
| 見習いメイド ネリー ――――。
[ ネリーは左手に輝く指輪を見つめる。 母が手にする事のなかった――否、おそらく自ら拒んだ 『約束』を、自分は今持っている。 ]
おかあさん、ありがとう。
[ ネリーは、トランクを持って立ち上がった。 ]
|
(92)2005/12/16 15:01:20 |
| 牧師 ルーサー もちろんですよ、シャーロット。たまには、人を頼ってみてはいかがです?
[シャーロットの腕の力が抜けたのを知ると、ルーサーはより強く抱きしめてより深く口づけた。 肩からテーブルに飛び移っていた鷹が首を傾げて二人を見る。 そして察したように飛び上がり、その茶色い羽を羽ばたかせて、侍女か開けてくれた窓からでていく。 屋敷の上空を旋回して北の方へと飛んでいく。 その足には、ランドール公への手紙がくくりつけられてあった] |
(93)2005/12/16 15:03:02 |
見習いメイド ネリーは、一週間を寂しそうに振り返り、部屋を後にした。
2005/12/16 15:03:15
| 踊り子 キャロル ご主人様、私、ちょっと行ってきますね。 あの様子だとハーヴェイ様はネリーをすぐに連れて行ってしまいそうだから。
[キャロルは断りを入れると下の階へと向かった] |
(94)2005/12/16 15:10:20 |
| 踊り子 キャロル [部屋から出たネリーを見つけると駆け寄った]
ネリー、もう行ってしまうの?
[キャロルは自分がメイド姿になっていることを失念している] |
(95)2005/12/16 15:11:58 |
見習いメイド ネリーは、大広間で、たくさんの出来事を思い出している。
2005/12/16 15:14:12
踊り子 キャロルは、見習いメイド ネリーの肩をゆすった。
2005/12/16 15:16:21
| 見習いメイド ネリー [ ネリーはキャロルに気付いた。 ]
あ、ご、ごめんなさい。 ちょっと……いろいろ思い出してて……。
[ 照れくさそうに笑う。 ] |
(96)2005/12/16 15:18:24 |
見習いメイド ネリーは、踊り子 キャロルのメイド姿に驚いた。
2005/12/16 15:18:45
| 見習いメイド ネリー あ、あの、キャロル様……? |
(97)2005/12/16 15:19:06 |
書生 ハーヴェイは、コーヒーを飲み干し、*玄関から出て行った*
2005/12/16 15:20:03
| 踊り子 キャロル そう・・・いろいろあったものね。
[ネリーの表情で自分がメイド姿であることを思い出す]
ああ・・・ごめんなさいね。 私もメイドなのよ。侯爵様のメイド。 もしかしたらあなたの同僚になったかもしれない立場なの。 |
(98)2005/12/16 15:20:59 |
| 踊り子 キャロル だから、同じ立場として・・・あなたがハーヴェイ様とうまくいったことを心から祝福するわ。 おめでとう、ネリー。 |
(99)2005/12/16 15:21:52 |
| 見習いメイド ネリー え? え? キャロル様が……!?
[ ネリーは目を見開いてキャロルを見つめた。 ]
そんな……だって、あんなに素敵で……。 |
(100)2005/12/16 15:24:59 |
| 踊り子 キャロル いったでしょう。本当はここに居られるような身分ではないのだと。
素敵といってもらえて嬉しいわ。 侯爵様の愛妾様方のお相手もするから多少は貴婦人の心得も学んでいるからかしらね。 毎日すごく気を使っていたのよ。
[ふふふと楽しそうに笑う] |
(101)2005/12/16 15:27:14 |
| 見習いメイド ネリー [ 続くキャロルの言葉に顔を赤くして、 ]
あ、はい……。 ありがとうございます……。
キャロル様も、ギルバート様と……。 |
(102)2005/12/16 15:27:15 |
| 踊り子 キャロル ええ・・・。 侯爵様のふざけたお遊びだと思ったけれど、今回のことは感謝してるわ。
私、最初にあなたを飾り立てたときに綺麗になると思ったの。 本当に・・・美しくなったわね。
[ネリーの頬をそっとなでる] |
(103)2005/12/16 15:30:33 |
| 見習いメイド ネリー そんな、綺麗だなんて……。 キャロル様の方がずっと、ずっと綺麗です。
[ メイド服姿のキャロルを見上げる。 ] |
(104)2005/12/16 15:32:29 |
| 踊り子 キャロル そんなことはないわ。 だって今の私はこんな姿よ?
[くすくすと笑いながらスカートをつまむ] |
(105)2005/12/16 15:33:27 |
| 見習いメイド ネリー それに、私はまだ見習いメイドなので、 貴婦人の心得なんて全然……。
あ、えと、 でも、メイドはもう辞めることになったんですけど……。
[ そう言って、更に顔を赤くする。 ] |
(106)2005/12/16 15:33:43 |
見習いメイド ネリーは、踊り子 キャロルに、自分もメイド服のスカートをつまんでみせた。
2005/12/16 15:36:09
| 踊り子 キャロル 大丈夫よ。 あなたなら・・・大丈夫。
[キャロルはネリーを抱きしめた]
自信を持ちなさい。 ハーヴェイ様が選んだのはあなたなんですもの。
一緒にメイドができなくなったのは、残念だけど。 |
(107)2005/12/16 15:36:10 |
踊り子 キャロルは、くすくすと笑っている。
2005/12/16 15:36:30
| 見習いメイド ネリー はい……キャロル様……
[ キャロルにしっかりと抱きつく。 ]
ありがとうございます……私、私……。 |
(108)2005/12/16 15:39:57 |
見習いメイド ネリーは、すこし涙がにじんだ顔で笑った。
2005/12/16 15:40:44
| 文学少女 セシリア コーネリアス様っ!
[セシリアは部屋の前に立つコーネリアスを認めると駆け寄って抱きついた。]
コーネリアス様。あっ、あなたが侯爵様だったのですね。 そして、わたしを、セシルを選んでくださったのですね。 ああ、嬉しいです。
[破顔の笑顔にうれし涙が今にも零れんばかりだった。] |
(109)2005/12/16 15:41:03 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 選ぶ? |
(110)2005/12/16 15:42:04 |
| 踊り子 キャロル 幸せになるわね? ご主人様と一緒に結婚式にいくのを楽しみにしているわ。
[ネリーの髪をなでて腕を離した]
みなさまにご挨拶は済んで? ハーヴェイ様に見つかったらもう離してもらえないでしょう? 話したい方がいるなら今のうちにいっておくといいわ。 |
(111)2005/12/16 15:43:42 |
| 文学少女 セシリア え?
[セシリアの表情が一瞬固まる。]
だって...だって...。あんなにもわたしを愛してくださったのに。 わたしの心の鍵を開けたのは、あなたです。 |
(112)2005/12/16 15:45:18 |
| 吟遊詩人 コーネリアス わたしは此処へ確かめに来たのだ。選ぶ、選ばないではなく。迷うためではなく。 君は魅力的な女性だが、迷わずにすむ相手ではない。
わたしは見たかったのだ。ニーナの存在を知っていた君の行動を。
わたしは見たかったのだ。ニーナと同じ立場に置かれた時の君の行動を。
わたしは、君の本性が見たい。 |
(113)2005/12/16 15:47:41 |
| 見習いメイド ネリー [ キャロルの言葉にうなずいて、 ]
ええ、私はこれから皆さんにご挨拶をしようと思ってます。 あまりお会いできなかった方がたくさんいましたし、 今のうちにお話をしておかないと。
本当に……もう離してもらえそうにないですから。
[ 恥ずかしそうに、けれどとても嬉しそうに微笑んだ。 ] |
(114)2005/12/16 15:48:05 |
| 踊り子 キャロル [ネリーの言葉に楽しそうに笑う]
そうでしょうね。
それでは、ネリー、また・・・。 私はご主人様が心配だから戻ることにするわ。
[キャロルはコーネリアスのところに*戻ろうとした*] |
(115)2005/12/16 15:48:55 |
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2005/12/16 15:49:06
| 見習いメイド ネリー キャロル様……。 本当に、ありがとうございました……。
[ ネリーは去りゆくキャロルに深々とお辞儀をした。 ] |
(116)2005/12/16 15:50:31 |
見習いメイド ネリーは、挨拶できる人を探して廊下をうろうろしている。
2005/12/16 15:51:06
| 文学少女 セシリア [予想外の言葉が耳に届いた] た・し・か・め・る?
どういうこと?本性?何を言っているのか分からないわ! |
(117)2005/12/16 15:51:29 |
| 牧師 ルーサー [ルーサーは抱きしめていた腕を離すと、にっこりと笑ってシャーロットを見つめた]
それでは、侯爵の所にでも行きましょうか。貴女も言いたいことがあるでしょうし、私もありますからね。 |
(118)2005/12/16 15:56:35 |
| 文学少女 セシリア どうしたの?答えては下さらないの? ねぇ。こたえてよぉー! |
(119)2005/12/16 15:57:47 |
文学少女 セシリアは、吟遊詩人 コーネリアスを激しくゆすった。
2005/12/16 15:59:37
| 吟遊詩人 コーネリアス 打算無き愛が存在するのなら、わたしはそれを見たかった。わたしに打算無き愛が生ずるのならば、わたしはそれを見たかった。
その存在を確かめたかったのだよ、セシル。
そのためにニーナは切り離した。切れ目のできた糸は不安を支え続けられるのだろうかと。 そのために君を引き寄せた。ニーナの存在との葛藤が君の心の中でどう蠢くかを。
何の打算もなくニーナを切り捨てられる君が君の本性なのか。打算のもとニーナを出し抜いてわたしに近づいた君が君の本性なのか。 ……いまわたしが、君をどちらだと見ていると思うかね? |
(120)2005/12/16 16:00:19 |
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2005/12/16 16:01:57
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2005/12/16 16:05:34
| 文学少女 セシリア そ、そんな…。酷い……。 つまり、わたしはあなたの身勝手な実験の道具に過ぎなかったのね……。
わたしにとって、ニーナは関係ないのよ。わたしにとっての真実が貴方ならば、そして、貴方がわたしの方を向いてくだされば。
侯爵様は、ニーナとの糸を元に戻すことは出来なかったわ。 全てみていました。 もう、貴方はわたしと共に、楽園への扉を開く以外に進む道はないのよ。 |
(121)2005/12/16 16:08:39 |
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2005/12/16 16:17:03
| 吟遊詩人 コーネリアス ふふふ……ははははっ。実験の道具、か。確かにその通りだ。わたしはわたしすら実験の道具とする。君は、君もわたしも道具と化す人物との未来がお望みかね?
確かにニーナとの糸は戻せなかった。戻す必要も、なかった。 君はわたしの運命の選択が二択でしかないという。わたし自身も一度そう思った。しかしそれは虚構だ。誰も選ばないという選択肢がある。
昨日わたしはコインを掌に置いた。運命を委ねようとした。ふふ……。
[ディートリッヒは一枚の銀貨を取り出して、セシリアに見せた]
君との運命は、こんなちっぽけな硬貨一枚の上に載せられる程度のものでしかなかったのだ。それはわたしの結論だよ、セシル。
[ディートリッヒがそう言い終わった途端、キャロルからの平手打ちが飛んだ] |
(122)2005/12/16 16:17:50 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 『侯爵様っ、言って、言って良い事と悪い事がありますわっ!』
[キャロルの怒声に、ディートリッヒは右手で軽く応えただけだった]
言わずにおくより言ってしまった方が良い事もある。 |
(123)2005/12/16 16:21:38 |
文学少女 セシリアは、踊り子 キャロルが飛び出してきたので驚いた。
2005/12/16 16:21:51
| 文学少女 セシリア うふ、うふふふふふ。
[セシリアは、不意に薄笑いを浮かべた。]
侯爵様。やっと。やっと分かりましたわ。あの歴史書に書かれていた意味が。 図書室で見つけたローゼンハイム家の歴史書には、 「時代の節目に、サンジェルマンの娘現る」 こう記されていました。
恐らく過去にも、貴方のような狂った当主がいたのでしょう。 そのたびにサンジェルマンの娘が、淘汰に来たのですね。
わたしの名前は、セシリア・エル・サンジェルマン。 そう、サンジェルマン伯爵の娘です。 |
(124)2005/12/16 16:30:40 |
| 文学少女 セシリア [セシリアは、壁に飾ってあったそれを掴むと、ディートリッヒに飛び掛った] |
(125)2005/12/16 16:31:53 |
| 文学少女 セシリア さあ、楽園へ還りましょ。侯爵様。
うふ、うふふふ。ふふふふふふふ。 |
(126)2005/12/16 16:32:39 |
文学少女 セシリアは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 16:33:23
文学少女 セシリアは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 16:33:34
文学少女 セシリアは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 16:33:43
| 吟遊詩人 コーネリアス [ディートリッヒは一瞬顔をしかめたが、すぐに平静に戻ってセシリアの行動を受け止めた]
ふふふ……ははははっ。これが運命の形かね? なかなか愉快な余興だった。
狂った当主か。なるほど、狂っているのかもしれん。この狂気の種が受け継がれていくものだったなら、わたしが誰も娶らないのも運命の必然だろうな。 我が兄弟たちにもその種はあるのかな。できるならば、わたしだけが育んだものであってほしいものだ。 |
(127)2005/12/16 16:40:32 |
| 文学少女 セシリア ふぅ。余興?何も分かってらっしゃらないのね。 わたしに刻まれた痕は……消えないのよ。
[そういうと、セシリアはその場を去っていった。] |
(128)2005/12/16 16:43:41 |
| 吟遊詩人 コーネリアス ……。
[ディートリッヒはセシリアが立ち去るのを静かに見送った]
刻んだ痕……か。そんなものなど、背負わなければ良いものを。いや、それは……傷つけた側の論理、か。 |
(129)2005/12/16 16:46:39 |
吟遊詩人 コーネリアスは、文学少女 セシリアの後ろ姿が見えなくなった後も、*しばらくそのままでいた。*
2005/12/16 16:47:40
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーの言葉に頷いた。
2005/12/16 19:17:51
| 村長の娘 シャーロット ――はい、ルーサー様。
[ シャロはルーサーと共に客室を出て、侯爵に会いに向かった ] |
(130)2005/12/16 19:20:54 |
| 牧師 ルーサー [シャーロットを伴って、2階にある画廊の前を通りかかる。途中までしか見ていなかったことを思い出して、中へと誘った]
確か、一枚だけ私も描いて頂いた覚えがあります。候自身のご家族や私や祖母、そして貴女も写っていたはずですよ。
ですが……枚数が多いのでどこにあるのかわかりませんでね。
[画廊に入ったところで、奥からモーガンの孫娘であるエリーが歩いてきた]
いいところで会いましたね。先日は新しく侍従をつけてくださってありがとうございました。中々良く気がついて優秀でしたよ。 ここにある一番大きな肖像画に案内していただけますか? 目録を見ましたので一番大きい、というのはわかったのですが、場所までは歩いてみないことにはわからなかったので。
[「こちらです」 エリーが二人を連れて案内した先は、画廊の最奥だった。壁一面もあるような大きなキャンバスに、たくさんの人が描かれている] |
(131)2005/12/16 20:36:57 |
| 村長の娘 シャーロット [ シャロは幼馴染のエリーに抱きついて再会を喜んだ後、 ルーサーがこの大きな絵の中のどこに描かれているのか 探しはじめた ]
……?
[ 執事見習いのエリーはすっと前に出ると、一番前の列に 描かれた人物の中から、10歳前後の少年の絵を指で示した ] |
(132)2005/12/16 20:50:17 |
| 村長の娘 シャーロット [ 絵の中の紅顔の少年…ルーサーを見て、シャロは くすくすと笑い出した ]
ルーサー様にもこんな可愛い時期があったのですね。 今のお姿からでは、想像できませんでした。
…そういえば、以前、昔の私をご存知だとおっしゃって いましたが、何年前ぐらいのお話でしょうか…? |
(133)2005/12/16 20:54:16 |
| 牧師 ルーサー [絵を懐かしそうに見る。シャーロットに質問されて、絵の中に写る婦人が抱えた赤子を見た]
そうですね……こちらに滞在した最後の年でしたでしょうか。寄宿学校に入る前の年ですから…私が15の時です。 本来なら12で入るものですが、私も当時はやんちゃでしてね。行きたくないと両親を困らせていたのですよ。
こちらに来て、遊びに来ては侯爵を困らせていた貴女を、よく部屋の窓から見ておりました。 |
(134)2005/12/16 21:02:34 |
| 村長の娘 シャーロット …私とディが遊んでいる処を、見ていらっしゃったのですか…
[ シャロは昔を思い出して、赤面した ] |
(135)2005/12/16 21:05:45 |
| 牧師 ルーサー [顔を赤くするシャーロットを見て、ふっと目元が優しくなる]
ええ……さすがに一緒に遊んだりはしませんでしたけどね。 それから、貴女が14か15の時でしょうか。侯爵のお父上が主催された舞踏会に来ていらしたのも拝見いたしました。 その時の姿も覚えておりますよ。たくさんの殿方に話しかけられていたのもね。 |
(136)2005/12/16 21:10:40 |
| 村長の娘 シャーロット [ ルーサーの優しい眼差しにドキドキしながら答える ]
――多分、それは私が社交界デビューした日です。
ドレスを着てダンスを踊ることはできても、大勢の殿方に 囲まれて、一斉に話しかけられた時に、どうしたら良いのか わからなくて……大変でした。
あれ以来、華やかな席は苦手です。 |
(137)2005/12/16 21:23:39 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー [身支度を整えているローズマリーの傍に、鏡の間で彼女のために奮闘していた侍女と、部屋付きの侍女が控えている。
彼女たちは、短い間だったが仕えることになったローズに、仲間の侍女から見知った、宴の間の出来事を話していた。
侯爵が誰であったのか、そこでローズは始めて知った。 コーネリアスとは挨拶を交わした程度だったが、頻繁に会話を交わしたニーナの想い人が彼であった事は知っていた。] |
(138)2005/12/16 21:36:12 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー ……そうだったの。
[話を聞いて、ローズは始めて、鏡の間にやってきた時のニーナの様子が豹変していた事を理解した。
快活で明るい彼女を、憂いのある悲しみを瞳に湛えた女性に変えてしまったのが侯爵である事に…
ウーゼルから聞いた、侯爵の先代がどんな人物であったのか。
ローズの頭の中で、とりとめも無く様々な事がぐるぐると回る。] |
(139)2005/12/16 21:39:12 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー [最終的に、ニーナの心を癒し暖めた男性が居た、という事を聞き、ローズは心の底から安堵の溜息をついた。
彼女に再び明るい笑顔が戻った事は、ローズにとっても嬉しい報告だった。]
そろそろ、お兄様が迎えの馬車をお屋敷の正面に手配している頃だわね。
[支度が整うと、ローズマリーの荷物を持ってついてこようとした従者に、先に正面玄関に行っているよう告げると、最後に窓から侯爵家の庭を眺めた。]
【このお屋敷での時間は、長いようで短かったわ。 それでもきっと、私は一生忘れる事は無い……】 |
(140)2005/12/16 21:44:06 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー [暫く物思いに沈んでいたが、ふと微笑む。]
……さようなら。
[部屋の扉を開けようとすると、丁度ウーゼルの声が聞こえた。]
まあ……迎えに来て下さったのですか?
[ローズは弾んだ声で扉を開けた。] |
(141)2005/12/16 21:48:10 |
| 牧師 ルーサー そうでしたか。 私もああいう場はどちらかといえば苦手なのですけどね。あの日、一緒に出席した兄から貴女が男爵家の一人娘だということをお聞きいたしました。 ダンスにも誘いたかったのですが、遠くから見ていることくらいしかできませんでしたよ。
またこの屋敷でお会いできるとは思いませんでした。
[ルーサーはシャーロットを抱き寄せると、無言のまま目を閉じる。 ああ、と記憶の糸が見つかった気がした。幼い時に聞いた声も、舞踏会で聞いた声も、当時それ程気にしたわけでもないのに耳に残ってしまった声。
寂しかった時期に聞いたあの声は、心に暖かさをもたらせていたのだと、ようやく気付く] |
(142)2005/12/16 21:48:57 |
| 学生 ラッセル [ウーゼルはドアからローズが出てくると微笑んだ]
ええ、どうしてもローズに会いたかったので。 それに約束したでしょう?もう一度2人で花を見よう…と。
さぁ、行きましょうか
[ラッセルはローズに手を差し出した] |
(143)2005/12/16 21:51:25 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー ええ、ええ、お約束ですもの。
ウーゼル様も、覚えてらして下さったのですね?
[そっと彼に右手を差し出す。 ふわりとドレスの裾が揺れ、部屋から一歩廊下へと踏み出した。ウーゼルの瞳を見つめ、改めて微笑みあい…
ふと、その向こうの人影が視界に入る。]
……あら。あの方は…。 |
(144)2005/12/16 21:57:04 |
酒場の看板娘 ローズマリーは、見習いメイド ネリーの姿を廊下の先に見つけた。
2005/12/16 21:58:12
見習いメイド ネリーは、ラッセルとローズマリーにお辞儀をした。
2005/12/16 21:59:49
| 学生 ラッセル もちろんです。 私がローズとの約束を忘れられる筈がないでしょう?
[ラッセルは楽しそうに笑いながらローズの手を取り、歩き出そうとした時にローズの視線に気付き振り返った]
あの女性は…たしかハーヴェイのお相手の方でしたね。 |
(145)2005/12/16 21:59:58 |
酒場の看板娘 ローズマリーは、見習いメイド ネリーのお辞儀に丁寧にお辞儀を返し近寄った。
2005/12/16 22:01:02
| 村長の娘 シャーロット [ シャロは不意に抱きしめられたことに驚きつつも、 自分からルーサーの背にそっと手を回し、優しく受け止めた ]
…それでは、今度、一緒に踊りましょう。
ルーサー様と一緒にダンスが踊れるのなら、 苦手なドレスもちゃんと着ます。
私が貴方の足を踏んでしまっても、笑って許してくださいね?
[ ルーサーが笑ってくれるといい…そう願いながら、 優しく囁いた ] |
(146)2005/12/16 22:02:56 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー 始めまして。 宴の間、お姿だけは見かけておりましたけれど… 思えば、お話しをする機会が今まで無かったのでしたわね。
私はローズマリー。 最後に、ご挨拶が出来て嬉しいわ。
[ネリーの傍まで近寄ると、ローズはそう言って始めて姿を見かけたときとはうって変わった、幸せそうな彼女の表情を目を細めて眺めた。] |
(147)2005/12/16 22:03:49 |
| 見習いメイド ネリー あ、は、はじめまして。 ネリーと申します。 私も、ローズマリーさんとはお話できなかったから…… 最後にご挨拶が出来て良かった……。
[ ネリーは嬉しそうに微笑んだ。 ] |
(148)2005/12/16 22:06:56 |
| 見習いメイド ネリー [ ネリーは自分がメイド服を着ている事を思い出して、 少し顔を赤くした。 ]
あ、ごめんなさいこんな格好で……。 |
(149)2005/12/16 22:08:15 |
| 学生 ラッセル やぁ、はじめまして。 私の名はウーゼル、宴の間貴女の姿は見かけていましたが話す機会に恵まれませんでしたね。
鏡の間で幸せそうに眠る貴女をハーヴェイが楽しそうに見守っているのは見かけましたが… どうやら今は想い人は一緒にいらっしゃらないようですね?
[ラッセルはネリーに会釈をすると笑いかけた] |
(150)2005/12/16 22:09:52 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー ネリーさん…ああ、やはり貴女がネリーさんでしたのね。 ハーヴェイ様に見初められて、手に手を取って鏡の間に見えたと、伺っておりますわ。
[どこか恐々と辺りを見回して怯えていた様子だった…と始めて姿を見かけたときの様子を思い出していたが、改めて、傍でマジマジと見つめると、彼女は自信に満たされ瞳はキラキラと輝いていた。]
ハーヴェイ様は、きっとネリーさんを大切になさっていらっしゃるのでしょうね。
[ふと、そんな言葉が無意識に零れた。] |
(151)2005/12/16 22:11:40 |
| 牧師 ルーサー シャーロットが私の足を踏んだ所で、痛くなどありませんし、慣れていなければ当然のことですから、気にしなくて良いのですよ。 それに、踏まれてしまうのには相手にも問題がありますからね。
今度一緒に踊るのは……そうですね、きっと、弟思いの兄が、私とシャーロットのためにパーティを開いてくれるでしょうからその時にでも。
[ルーサーはシャーロットの頬に軽くキスすると、傍で待っていたエリーを見た]
侯爵の所に案内していただけますか? 私もシャーロットも、まだ「侯爵」には会っておりませんのでね。 今回の件は何か言ってやらなければいけませんし。 ここに訪れた、他の女性のためにも。 |
(152)2005/12/16 22:14:10 |
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーと共に、エリーに案内されて侯爵に会いにいった
2005/12/16 22:15:45
| 見習いメイド ネリー あ、ラッセル様……ではなくて? ウーゼル様とおっしゃるのですね。
鏡の間では……ごめんなさい、私お会いした事を覚えてなくて。
ローズマリー様も、鏡の間にいらっしゃったんですよね……。
[ ネリーは、鏡の間ではハーヴェイと過ごした記憶しかない事に 気付き、思わず真っ赤になった。 ] |
(153)2005/12/16 22:16:20 |
| 学生 ラッセル ええ、もはやラッセルと言う名の仮面は私には必要ありませんので…
気にしないで良いですよネリー、想い人と共に居ればその人しか見えなくなるのは当然です。 私も似たような物でしたしね?
[ラッセルは紅くなるネリーを見て楽しそうに笑ってからローズの方に少し視線を変え、再び視線を戻した] |
(154)2005/12/16 22:19:43 |
| 吟遊詩人 コーネリアス あぁ、来たのか。久し振りだな、シャーロット。
[ディートリッヒはシャーロットにまず声をかけると、隣にいるルーサーへ会釈した]
お久しぶりです、ランドール卿。お越し頂けて光栄の至りです。 |
(155)2005/12/16 22:21:29 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー 私は、ネリーさんがいらした日はずっと、中二階におりましたからね。 こちらこそ、ご挨拶も無しにごめんなさい……。
[そこまで言うと、傍らのウーゼルの顔をチラリと見上げ、続いてネリーに笑いかけた。]
お互いに、そこまで気が回らないほどという事でしたのね、きっと。 |
(156)2005/12/16 22:22:27 |
牧師 ルーサーは、吟遊詩人 コーネリアスをハリセンで殴った。
2005/12/16 22:23:06
見習いメイド ネリーは、ローズマリーとラッセルに照れくさそうに微笑んだ。
2005/12/16 22:23:33
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーの行動に驚きながらも、黙って見守っている。
2005/12/16 22:25:25
酒場の看板娘 ローズマリーは、見習いメイド ネリーが頬を染めて笑顔になった様子を嬉しげに眺めた。
2005/12/16 22:25:50
| 吟遊詩人 コーネリアス やれやれ、随分と手荒な挨拶だ。 |
(157)2005/12/16 22:26:22 |
| 牧師 ルーサー お久しぶりです、ディートリッヒ。いや……ローゼンハイム候、とお呼びした方がいいでしょうか?
今回はご招待いただき本当にうれしく思いますよ。 ですが……やはり、癖は治らないのですね。 ニーナとセシルはどういたしましたか?
ニーナは侍従の話ですと鏡の間にて別の方と仲良くなったらしいのですが。 いつまでそうしているのですか? |
(158)2005/12/16 22:28:21 |
| 牧師 ルーサー いや……きっと貴方の事です、その返事は聞かずともわかった気がしますよ。
[ルーサーはそこまで言ってシャーロットの背中をそっと押した] |
(159)2005/12/16 22:31:35 |
踊り子 キャロルは、お話の邪魔をしないようにコーネリアスから離れた。
2005/12/16 22:31:50
| 酒場の看板娘 ローズマリー [ネリーの幸せそうな様子は、今の自分と充分に重なるものと感じられた。]
【この宴が、幾つの愛の糸を結んだのでしょう…】
[ローズは、もう一度ニッコリと笑顔をネリーに向け、再びラッセルに右手を差し出した。] |
(160)2005/12/16 22:33:30 |
| 踊り子 キャロル [話が聞こえないように2階へと降りるとネリーが誰かと話しているのが見えた]
あれは・・・ラッセル様とローズ様・・・でしたわね。
[キャロルは話をしている三人に近づいた]
ごきげんよう、みなさま。 |
(161)2005/12/16 22:33:37 |
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーに続いて、侯爵に挨拶をした。
2005/12/16 22:35:10
酒場の看板娘 ローズマリーは、踊り子 キャロルの声に聞き覚えがあり、すぐに振り返った。
2005/12/16 22:38:09
| 流れ者 ギルバート ――部屋――
[机に向かい、手帳に何やら書き込んでいる。傍らには今しがた届けられた書類が乱雑に広げられている。]
ふう。やっぱりね。 侯爵様の余興とはいえ、1週間も遊びっぱなしというのは、少しばかり不安になるね。 取引先のこともあるし、何より、いつだって先を見据えてより良い世の中にしなくちゃいけない。
[この仮面舞踏会が終わった頃に状況をまとめて報告するように、依頼してあった書類は、たまりにたまってこれほどにもなっている。ざっと目を通した限りでは、また新たに困難な状況があちこち出始めているが、それもまた商売の常。概ね順調であると判断できた。]
折角、僕を招待してくれた侯爵様には申し訳ないけどね、僕にはまだまだやるべきことがたくさんある。 いつか、ここでこうして皆に出会えたことを思い出す日がくるのかもしれないけど、それはもっと年老いてからでいいさ。 |
(162)2005/12/16 22:38:33 |
| 村長の娘 シャーロット [ シャロの口調は自然に本来の言葉遣いに戻った ]
――久しいな、ディートリッヒ。
まず、ひとつ質問させてもらおう。 お前が私に招待状を送る前、お前は 『噂』 を聞いていたのか?
[ シャロはまっすぐに侯爵の瞳を見つめた ] |
(163)2005/12/16 22:39:09 |
学生 ラッセルは、ローズの手を取ると同時に、後ろからの声に気付き振り返った
2005/12/16 22:40:09
| 酒場の看板娘 ローズマリー [部屋付きの侍女から聞いていた。ネリーとキャロルが侍女だったのだと言う事を。 侍女服姿のキャロルは、それでも宴の席での華やかな彼女の雰囲気を抑えきれては居なかった。]
お久しぶりですわね? 舞踏会の夜以来、お話しする機会ももてずにおりましたけれど…
[ラッセルの手から自分の手を再び外して、キャロルと挨拶を交わす。] |
(164)2005/12/16 22:41:09 |
| 学生 ラッセル [ウーゼルは聞き覚えのある声と、目の前の姿が一致しなかった。 だが、所々にある面影で徐々にその人物がキャロルであることを理解していく]
キャロルさん…ですよね? お久しぶりです
[ウーゼルはキャロルに会釈をした] |
(165)2005/12/16 22:43:10 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 噂? 何の事だ。
[ディートリッヒはしばらく思案したあと、ふと思いついたように言った]
ヴェストパーレで妙な事をしているという話なら耳に挟んだ気がするな。旧来とは違ったワインを作るとか。――それか? |
(166)2005/12/16 22:43:21 |
| 流れ者 ギルバート よし、とりあえずこんなところでいいかな?
もうそろそろ、皆、帰り支度でも始めているころかい? 挨拶くらいはしてこないとね。
それにしても・・・
随分と遊びが楽しくなってしまって、いけないね。 はははは。 侯爵様に文句の一つも行ってくるか。 |
(167)2005/12/16 22:43:29 |
| 踊り子 キャロル お久しぶりです、ローズ様、ラッセル様。
[キャロルは二人に深々と頭を下げた]
このたびはご主人様の酔狂に巻き込んでしまいまして、大変申し訳ございませんでした。 侯爵家に伝わるハリセンを用意しておりますので、ご主人様に鬱憤があればそちらで晴らしていただけますようお願いいたします。 |
(168)2005/12/16 22:46:06 |
| 村長の娘 シャーロット [ シャロは侯爵の言葉に嘘がないようだと判断すると、 厳しい表情をふっと和らげた ]
――いや、なんでもない。
お前が知らなかったのなら…今回の催しへの招待が、 『噂』 と関係がないのなら、何も言うことはない。 |
(169)2005/12/16 22:46:48 |
流れ者 ギルバートは、部屋を出て階下に向かった。
2005/12/16 22:48:11
| 学生 ラッセル いえ、確かに最初はこの宴がふざけた物であるとは思いましたが…
それ以上に大切な物をこの宴で見付けれたので、その点は気にしてませんよ。
[ラッセルはキャロルに笑顔で答えた] |
(170)2005/12/16 22:50:03 |
| 村長の娘 シャーロット ……それにしても、昨日は、可笑しかった。
その変装の上に、仮面付きのお前の姿を見た時、 私がどれだけ笑いを堪えるのに苦労したと思う?
久々に腹筋を使って笑わせてもらったぞ。
[ 笑顔でそう言った後、シャロは口調を変えた ]
――それで、どうだった? |
(171)2005/12/16 22:50:43 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー まあ……貴女が謝られる事ではないでしょうに。
むしろ貴女こそ、侯爵様のお遊戯の彩として借り出され巻き込まれたのではないのですか?
[うってかわって侍女然としているキャロルの様子に最初少し驚いたローズも、すぐに楽しそうに返答を返す。
両手で丁寧に差し出されたハリセンを、何か不思議なものを見るかのようにしげしげと眺め、恐る恐る受け取る。]
これ、どうやって使うのでしょうね? |
(172)2005/12/16 22:50:52 |
| 見習いメイド ネリー あ、それ私知ってます……。 私の生まれた地方にはよくあるものだったんです。
こう、こうやって……こう。
[ ネリーはハリセンを掲げて振り下ろす仕草をした。 ] |
(173)2005/12/16 22:53:00 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 今回の行為に政治的な思惑はない。そんな意図で動くようなわたしなら、わたしはとっくに身を固めているだろう。
お前はいつもそうだな、シャーロット。言うべき時に言うべき事を言わん。言われずに察するのが理想であるのに違いはないが、言わなければわからない事もある。
どうと言われれば、わたしが得たものはない。いや、得たのかもしれないが、それはごくささやかだ。だが――
――無意味ではなかった、そう思っている。少なくとも、わたし以外の者達にはな。 |
(174)2005/12/16 22:53:33 |
| 踊り子 キャロル ラッセル様とローズ様はお幸せそうでよかったですわ。
ローズ様、私はご主人様をお諌めするために宴に自ら参加しておりましたの。 ・・・参加した甲斐はありましたからご主人様はハリセンで5度叩くだけにしておきましたわ。
これでご主人様を叩けばいいのです。 いい音が鳴りますのよ。 |
(175)2005/12/16 22:53:51 |
流れ者 ギルバートは、ご婦人達がハリセンを素振りしてるのを驚いて見た
2005/12/16 22:54:59
| 酒場の看板娘 ローズマリー こ、こうですの?
[ネリーの仕草に習うように、ローズは空中でハリセンを振り下ろす。]
侯爵様への鬱憤とコレに、何の関係が…?
[もう一回、空中でハリセンを振り下ろして首を傾げている。] |
(176)2005/12/16 22:55:14 |
酒場の看板娘 ローズマリーは、踊り子 キャロルの言葉に、これが鈍器である事に気が付いた!
2005/12/16 22:55:51
学生 ラッセルは、ハリセンを振るローズとネリーを見て複雑な笑顔をしている
2005/12/16 22:56:22
| 流れ者 ギルバート [ハリセンを振るご婦人達を怪訝な表情で見てから、]
【何やら不穏な空気が漂っているようだ。はっはははははははは】
【素通りしよう。幸い、素顔は知られていない。】 |
(177)2005/12/16 22:58:35 |
牧師 ルーサーは、二人のやり取りを黙ってみている
2005/12/16 22:58:48
| 酒場の看板娘 ローズマリー ええ、有難うございます、キャロルさん。 それにしても、侯爵様の為に随分と献身的なのですわね?
【…キャロルさんが得たものは確か、侍女たちの話によると黒豹の仮面の殿方とか。】
[そう思い返しつつ、幸せそう、と言われ頬が桜色に染まる。] |
(178)2005/12/16 22:59:34 |
| 踊り子 キャロル ええ、私はご主人様の侍女ですから。 あの方の尻拭いは私の務めの一つです。
[ローズに答えたところで、キャロルは通り過ぎようとする人影を見つけて小首をかしげた]
・・・ギルバート様? |
(179)2005/12/16 23:01:32 |
| 村長の娘 シャーロット [ シャロはディの言葉を軽く流した ]
聞く耳と意志のある者には、全てを語らずとも伝わるし、 言葉を尽くしても伝えられないこともある。
お前が知りたいというのなら話もするだろうが、 聞かれたことに対して全て答えると言える程、 私たちはもう子供でもないだろう。
……そうか、この度の催しは、無意味ではなかったと、 そう、思っているのか。
肝心なのは、お前自身のことなのに、相変わらず仕方の 無い奴だな・・・ |
(180)2005/12/16 23:02:05 |
村長の娘 シャーロットは、苦い笑みを浮かべると、率直に告げた。
2005/12/16 23:02:32
| 村長の娘 シャーロット ――手短に言おう。
私はお前のことが、好きだったよ。 |
(181)2005/12/16 23:03:07 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー 【なんだか物騒なものですわね…】
[手渡されたハリセンを、首を傾げながら左手に持ち替えた。
気配を消すように横を通り過ぎる男に、ふいにキャロルは視線を移して声をかけた。
つられるように、自然にローズの視線もそちらに移った。] |
(182)2005/12/16 23:06:01 |
| 流れ者 ギルバート キャロル。 今日も、美しいね。
何か、取り込み中かい?
[いたずらっぽくわらって、キャロルが手にしている物を見た。] |
(183)2005/12/16 23:06:35 |
| 踊り子 キャロル ご主人様に対して一言申したい方がいるならこのハリセンでとお願いしてるところですわ。
だって・・・ご主人様、ニーナ様を泣かせたばかりか 先ほどセシル様にまでひどいことを・・・。
[キャロルは手短にセシリアに対するコーネリアスの態度を説明した]
もうこれは病気としかいいようがありませんわよね。 恨みに思っていらっしゃる方もたくさんいるでしょう。
今はシャーロット様とルーサー様がお会いにいらしてるから・・・シャーロット様が少しでもいさめてくださればよいけれど。
[キャロルはほぅとため息をついた] |
(184)2005/12/16 23:09:04 |
| 吟遊詩人 コーネリアス そうか。喜ぶべき所なのかな、それは。
[ディートリッヒは彼女の言葉が過去形である事に一つの意味を感じ取った]
わたしはいまどういう表情を君に見せるべきなのか、どうもわからんよ。いや、そもそもそんな事を思案する事自体が人間として間違っているのかもしれん。
大人というのは不器用な生き物だな、シャーロット。 |
(185)2005/12/16 23:10:07 |
| 踊り子 キャロル あら・・・ギルバート様・・・。 私がメイド姿でも驚かれませんのね。
[キャロルは小首をかしげた] |
(186)2005/12/16 23:10:39 |
牧師 ルーサーは、吟遊詩人 コーネリアスの言葉を聞いて苦笑した
2005/12/16 23:12:04
| 酒場の看板娘 ローズマリー [キャロルの言葉に、ローズは吃驚してキャロルを見つめた。]
【侍女たちは、侯爵様はニーナさんを捨てて、セシルさんに乗り換えたと話していたわ。…なんということ。結局女性をその気にさせては、捨てていたと言う事なのかしら。】
[思わず、今の言葉を横で聞いてしまっているであろう、ウーゼルの心境を思い、恐々彼の顔を見上げた。] |
(187)2005/12/16 23:13:07 |
| 牧師 ルーサー ディートリッヒ、確かに大人というものは不器用だと思いますよ。子どもの時より格段にね。
ですが……その中で誰より、あなた自身が不器用なのではないですか? |
(188)2005/12/16 23:13:51 |
| 流れ者 ギルバート [ローズを見て、]
これはこれは、可愛らしいご婦人方が、侯爵家の転覆でもご相談中かい?
はーっははははははははははは。
[豪快に笑った。] |
(189)2005/12/16 23:14:27 |
| 流れ者 ギルバート [キャロルに微笑んで、]
どんな姿でいようと、キャロルはキャロルさ。 僕の大好きなキャロルだ。 |
(190)2005/12/16 23:14:48 |
| 学生 ラッセル [ウーゼルはキャロルから話を聞くと、先程までの笑顔が消え、この屋敷に来てから人前で見せたことのない怒りの感情を露わにした]
【やはりアイツは…】
[暫く無言で居たウーゼルは、何とか怒りを押さえ込み再び顔に微笑を浮かべた]
さて、それでは私は失礼させてもらいます。 行きましょうか?ローズ。 |
(191)2005/12/16 23:15:20 |
| 踊り子 キャロル ギルバート様・・・。
[キャロルはギルバートの言葉に頬を染めた] |
(192)2005/12/16 23:15:38 |
流れ者 ギルバートは、いや失礼した、とローズに謝った。
2005/12/16 23:19:13
| 酒場の看板娘 ローズマリー ……?
[豪快に笑う知らぬ人の…否。その笑い声は確かに聞き覚えがあった。
−−キャロル
−−笑い声
パズルは、黒豹の面で符合した。 ギルバートという男性が、黒豹の正体であったのかと、仲睦まじげな様子を確認して、緊張が解けたように会釈をした。]
ごきげんよう。仮面を取った姿も、相変わらずですわね? |
(193)2005/12/16 23:19:18 |
| 吟遊詩人 コーネリアス [ディートリッヒはルーサーを見た]
はてさて……。まぁ、そうかもしれませんな。自分よりも他人の方がよく見えると言います。その言葉、記憶しておきましょう。ただ言葉でわかっていても理解できるかどうか……。
理解できた時、わたしは虹の橋を渡れるのかもしれませんな。 |
(194)2005/12/16 23:19:42 |
| 村長の娘 シャーロット …私が好きだと感じたお前が、私の幻想なのか、 真実のお前なのかは、わからないが…初恋なのでな。
きちんと、告げておきたかった。 聞いてくれてありがとう。
真面目かと思えば、いい加減で… しっかりしているかと思えば、信じられない呆けをするし… 凝り性かと思えば、飽きっぽいし… 女たらしで、いい加減な阿呆だけど…
それでも、私は、そんなお前が好きだったよ。
[ シャロはそう言うと、にっこり笑ってルーサーを見上げ、 自分の話が終わったことを告げた ] |
(195)2005/12/16 23:22:39 |
書生 ハーヴェイは、玄関から出た後、すぐにロビーに戻ってきた。
2005/12/16 23:22:41
| 見習いメイド ネリー あ……黒豹様?
[ ネリーは今更のように目の前の人物に思い当たって、 ぽつりと呟いた。 ] |
(196)2005/12/16 23:22:50 |
| 酒場の看板娘 ローズマリー [見上げたウーゼルの表情に、ローズの心の中に重たい鉛の固まりが落ちてゆくような錯覚を覚えた。]
【愛しい人……どんなに、どんなにやりきれない思いを抱えていることでしょう…】
ええ、参りましょうか。
[微笑みに変わった彼の瞳の奥に宿る光を、ローズは見逃しては居なかった。右手を彼が差し出す手の上にそっと乗せると、ネリー、キャロル、ギルバートの順に会釈をしてその場を立ち去った。] |
(197)2005/12/16 23:22:54 |
| 踊り子 キャロル ラッセル様、ローズ様、どうかお幸せでありますように。
[キャロルは二人に深々と頭を下げた] |
(198)2005/12/16 23:24:25 |
| 流れ者 ギルバート いやいや、こちらこそ。 無粋な面をかぶりっぱなしで、ご婦人方にはとんだご迷惑をかけてしまったね。
ギルバートというのが僕の名前さ。 田舎者の薬売りのせがれだ。
僕なんかがここにこうして立っていられるとは、想像もして無かった。
今は、キャロルと仲良くやっているよ。
[ローズとラッセルに別れの挨拶をした。] |
(199)2005/12/16 23:25:10 |
| 見習いメイド ネリー あ、ラッセル様、ローズマリー様、またいつかどこかで……。
[ ネリーは慌ててひとつお辞儀をして、二人を見送った。 ] |
(200)2005/12/16 23:25:37 |
書生 ハーヴェイは、コーヒーカップを片手に誰かを待っている。
2005/12/16 23:26:16
| 見習いメイド ネリー この方が……キャロル様の。
[ ネリーは嬉しそうにキャロルを見た。 ] |
(201)2005/12/16 23:26:19 |
| 牧師 ルーサー [虹の橋、という言葉を聞いてルーサーはさらに笑いを強めた。シャーロットの背を支えていた腕でそのまま肩を抱く]
今まで積み上げてきた性格です、今更誰かが何かを言った所であまり変わるとも思えません。 私は、静観させていただきますよ、貴方とは今からも長く付き合いそうですからね。
では、行きましょうか、シャーロット。 |
(202)2005/12/16 23:27:03 |