集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
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自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
 | 異国人 マンジロー [和やかな歓談より一人離れ・・・・・万次郎は、｢聖なるキャベツ｣を前にして座禅を組んでいる。] キャベツ｢・・・・・・・｣（←当然、無言だよね。） 万次郎｢・・・・・・・・・｣ [万次郎の脳裏に、ありし日の老師の言葉がよみがえる。] 老師｢お前は、刀で斬ろうとしておるじゃろう？・・・それでは斬れんよ。｣ 万次郎｢師よ！ それでは、何で・・・｣ 老師｢それがわからぬうちは、免許皆伝どまりじゃ。自分で感じることじゃな。｣ 万次郎｢・・・・・・・・｣ [万次郎は、座禅を組んでいる。その目は閉じられたままだ。] キャベツ｢・・・・・・・｣（←キャベツって・・・普通喋らないよね？） 万次郎｢・・・・・・・・・｣ キャベツ｢・・・・・・・｣（←だから、キャベツ 以下略） 万次郎｢・・・・・・・・・・・・・・・｣ [・・・・静寂だけが、万次郎とキャベツを包んでいる。] |
(137)2005/09/05 19:19:39 |
