人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(809)狂気孕みし遼遠に : プロローグ
 村は数十年来の大事件に騒然としていた。
 夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。

 そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァイン
 ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
学生 メイが参加しました。
学生 メイ
――城の橋の付近――

ケネス……? ケネス?
いないの? ねぇ、ケネス……?

[メイは自分の腕を抱えるようにして、辺りを見渡した。
メイの呼び声がしん、と静まった辺りに、歪んで響き渡る。]

……どこ? どこにいるの……?
一人にしないで……。お願い、一人にしないでよ……。
(0)2005/08/24 22:51:21
学生 メイ
[こんこんと振り続ける雨は止む気配を見せず、声は深い霧に飲み込まれた。
足元すらぼやけて見える頼りない視界。
メイはごしごしと目を擦った。]

【見えないよ……。ドコ、ドコにいるの……?】

きゃっ!!!

[知らずに足を橋に踏み入れ、体が揺らぐ。
すがるように手すりを握った。]

【橋? 橋があるの?
このままうろうろしてても同じ場所をぐるぐるするだけかもしれないし。
それなら、渡ってみよう。
ケネス、きっとこっちに居るよね……?】
(1)2005/08/24 22:56:44
学生 メイは、ゆっくりと慎重に橋を渡っていった。
2005/08/24 22:56:54
冒険家 ナサニエルが参加しました。
冒険家 ナサニエル
──峡谷の一本道──

ふぅ……。ひどい雨だな。
ろくに前も見えんよ。
道に迷う心配はないのが救いだな。

……とはいえ、急いだほうが良さそうだ。
足を踏み外して谷に落ちようものなら、命はないからな。
(2)2005/08/24 23:04:26
冒険家 ナサニエルは、眼光鋭く空を見上げると、先を急いだ。
2005/08/24 23:05:23
冒険家 ナサニエル
さて、あの城に戻るのは何年ぶりだ……?
あまり思い出したくはないが。

ともあれ、用事は一つだけだ。
さっさと済ませてしまうに限る。
2005/08/24 23:09:26
お嬢様 ヘンリエッタが参加しました。
お嬢様 ヘンリエッタ
――山頭付近――

何故私がこんな目に逢わなくてはならないの?
之ほど理不尽なことって無いわっ。
雁首並べて普段から鬱陶しいったら無いのに、こんな重要な時にいないなんて。

[眉に皺を寄せながら、人差し指を唇に乗せて辺りを見渡す。]

酷い霧。何も見えやしないっ。
これじゃあ無闇に歩いても余計に迷うだけだわ。
【けど、ここに留まるよりは、歩いていた方が随分と気が楽になるのも事実ね…。】

…仕方無い、わね。

[淡いブルーのドレスをくるっと翻して、山から下るように坂道を降りる。]
(3)2005/08/24 23:30:43
未亡人 オードリーが参加しました。
未亡人 オードリー
−−野外、森の中−−
[びしゃっ、びしゃっ。重そうな足取りで森の中を進む。雨を吸った衣服が肌に冷たく纏わりつく。視線はある一方向を捉えており、真っ直ぐに進む]

はぁ、はぁ。まだ、遠いのかしらね?

[闇の中にも目は馴染んだが、足元は安定せず緊張は解けない]

【次の目印は…】

[とりあえず目印にした木に向かって進み、その木に辿り着いたところで更に同じ方向にある木に目標を定める。こうしていれば、少なくとも方位だけは失わないはずである。足を止めて暗黒の空を見上げてみた。]

【星さえ見えるならば……、なんて言っても無駄よね】
(4)2005/08/24 23:37:53
吟遊詩人 コーネリアスが参加しました。
吟遊詩人 コーネリアス
−曲がりくねった山道にて−
誰かに呼ばれたような気がして、山に踏み込んだのですが……道に迷ってしまいました。
おまけにこの嵐……。
誰か……いませんか……!
(5)2005/08/24 23:39:27
吟遊詩人 コーネリアスは、足を滑らせて捻ってしまった!
2005/08/24 23:40:48
吟遊詩人 コーネリアス
うぅッ!
足が……痛くて動かせない。
どうすればよいのだろう、困った。
(6)2005/08/24 23:42:14
吟遊詩人 コーネリアスは、力の限りに叫んだ。
2005/08/24 23:42:15
吟遊詩人 コーネリアス
誰か……誰か……いませんか……!

【コーネリアスの叫びは、雨音に掻き消されて消えていった】
(7)2005/08/24 23:43:15
冒険家 ナサニエル
何か、声が聞こえたような……。


……いや、こんな場所に人がいるわけもないか?
(8)2005/08/24 23:50:18
未亡人 オードリー
[顔に貼り付いた蜘蛛の巣を平然と引き剥がす。一心不乱に進む]

【それにしてもね、やっぱり無茶だったわね。
道が崩れていて馬車が先へ進めなかったからって、
この豪雨の中を一人で歩いていくなんてさすがにね。
いくら体を鍛えているといっても過信よね。
はぁ、ボヤいてる程余裕無いんだけどね。
少なくとも、こうして歩いているだけでも体力はどんどん奪われるわ。
この闇と雨、早いところ休める場所に辿り着かないと危険よ】
(9)2005/08/24 23:52:18
未亡人 オードリー
受取った地図もまるで不正確で、道に迷うなんてね。まったく、笑えないわね。

ふふふ。
おてんばな姫様、元気にしてるかしらね?
子供の頃、姫様の狩りにつきあわされて、
従者の目が離れた隙を見て逃げ出したら、
本当に迷っちゃってね。

2人して泣きながら帰ったっけ?
あの頃は、なんだかんだで楽しかったよね。
思い出すなぁ。
2005/08/24 23:59:09
吟遊詩人 コーネリアス
ぐううっ、うう!

【コーネリアスは這うようにして、木陰に身を寄せた。その身体を、雨のつぶてがうちすえる。少しずつ、しかし、確実に彼の体力は失われていった】
(10)2005/08/25 00:04:16
未亡人 オードリー
【闇に閉ざされる前に、慌てて尾根に上って見つけた、あの城。
見た事の無いような姿だったと思うわ。
おそらく、100年やそこらで建てられた物ではないわね。
多少、不気味さも感じたけど、その城しか頼りに出来る場所は無いわ。】

【誰も使ってなくて、門が閉ざされてるということがなければいいのだけど…】
(11)2005/08/25 00:05:24
墓守 ユージーンが参加しました。
墓守 ユージーン
――森の中――

[ざ――――――――]

…ったく。
こう雨が酷いと、困るな。
道を歩いていた筈なんだが、違った道に来てしまったか。
……迷ったようだ。

[冷たい雨が、彼に降り注いでいる。全身ずぶ濡れになっていて、ずり…ずりずりとぬかるんでいる道の端で、俯くと鼻先から水滴が絶え間なく落ちる。]
(12)2005/08/25 00:08:29
冒険家 ナサニエル
ん……?
人影?
(13)2005/08/25 00:09:37
冒険家 ナサニエルは、コーネリアスの姿を見つけると駆け寄った。
2005/08/25 00:10:05
流れ者 ギルバートが参加しました。
流れ者 ギルバート
――峡谷・橋付近――

随分と雨が強くなってきましたね…
今から麓まで戻るのはこの状況ではさすがに無理。
幸い件の古城はこの近くだったはず、そちらで雨が止むのを待つのがよさそうですね…

[天を仰ぐと、溜息をつく]

これも主の与えたもうた試練というやつですかね、やれやれ。
(14)2005/08/25 00:10:13
吟遊詩人 コーネリアス
−森の木陰−

(無駄に叫んでも、体力を消耗するだけですね。なんとか誰かに気付いてもらう方法は無いでしょうか……)

【コーネリアスは不安な心で思案を巡らせた】
(15)2005/08/25 00:11:38
冒険家 ナサニエル
どうしたんだ?
足を挫いたのか?
(16)2005/08/25 00:11:54
冒険家 ナサニエルは、コーネリアスの元に駆け寄ると、訊ねた。
2005/08/25 00:12:23
吟遊詩人 コーネリアスは、冒険家 ナサニエルに驚き、身体をビクンとけいれんさせた。
2005/08/25 00:12:23
冒険家 ナサニエル
あぁ、驚かせたか。悪いな。

……で、どうしたんだ?
こんな所で倒れていたら、死ぬだけだぞ?
(17)2005/08/25 00:13:58
墓守 ユージーン
[空を仰ぎ見るが、止む気配は全くない。びしょ濡れになった髪を鬱陶しげにかき上げながら]

何処かに雨宿りが出来る場所はないだろうか。
もう少し、先を急ぐか。

……?
誰かの声が聞こえたような?
(18)2005/08/25 00:16:01
吟遊詩人 コーネリアス
あ……あ、はい……。あの……その……。
【コーネリアスは、過去のトラウマが原因で、男性恐怖症だった。男性と喋るのに、抵抗があるようだ】
(19)2005/08/25 00:17:01
お嬢様 ヘンリエッタ
――山頂より下り道――

[いざ歩き出すと、何度もよろけた。傍にあった木を頼りに歩く]

痛っ…

[おもむろにスカートを捲し上げると、白い素足(ちょうどくるぶしの辺り)が赤くなっていた。
そぐわないハイヒールを脱ぎ手に持つと、もう片方の手で水を含んで重くなったスカートを膝ぐらいに持ち上げたまま固定した。]

【歩きやすくしたとはいえ……、どうしたらいいのかわからない。
看板もなければ、標札も、そして道すらないじゃない。】

[霧の中に微かに見えるのは右の方にある森だけ。目に木々を捕えると、身震いした。]

森。…余計に迷いそうだわ。
この雨と霧の中、自ら森の中へ踏み入るなんて愚か者のすること。

[ヘンリエッタは自らを励ますように呟くと、素足で左の方へ向かった]
(20)2005/08/25 00:17:18
冒険家 ナサニエル
なんだ? はっきりしゃべってくれ。
ケガをしているのか?
(21)2005/08/25 00:19:07
吟遊詩人 コーネリアス
あ……ああ、あ、足を、足を……。
捻って……しまいまして……。
(22)2005/08/25 00:20:34
未亡人 オードリー
とにかく、あの城で少しだけ休ませてもらってから、出発しないとね。
あまり、もたもたしてるのは性に合わないわ。

【ちょっと気味が悪いけどね。
案外、そういうところの方が面白い出来事があったりしてね。
でも、やっぱりのんびりしてられないわ】

山間の過疎村に5人の子供達か…
裕福とは言えなくて、教育すら満足にしてあげられないとか…
……
(23)2005/08/25 00:21:34
学生 メイ
――橋の真ん中――
[メイが亀の歩みで橋の真ん中までやっとの思いで辿り着いた頃、空がぴかっと光った。]

ひっ……、な、何!?

[反射的に漏れた言葉が、メイの耳へはいったと同時に大きな音を立てて雷が落ちた。]

き、きゃああああああ!!

[とっさに手を橋から離し、耳をふさいでしゃがみこむが、その時に橋が揺れる。]

い、いやあっっ!!

【ち、近い……!? もう嫌っ、誰か助けて! 助けてっ……!】
(24)2005/08/25 00:22:39
吟遊詩人 コーネリアスは、雷に驚いて悲鳴をあげた。
2005/08/25 00:24:01
冒険家 ナサニエル
なんだ? 何を怖がってる?
心配するな。私はただの旅の人間だ。

……まぁ、とりあえず足を見せてみろ。
(25)2005/08/25 00:24:22
吟遊詩人 コーネリアス
ち、近かったですね!
(26)2005/08/25 00:24:37
墓守 ユージーンは、雷に見蕩れた。…そして雷の光で浮かび上がる城の影を見る。
2005/08/25 00:25:06
吟遊詩人 コーネリアス
う、あ!

【ナサニエルに足を触れられる。体は緊張で硬直しきっている】
(27)2005/08/25 00:25:37
冒険家 ナサニエル
雷か……。
当たらなければ、どうってことはない。
(28)2005/08/25 00:26:10
冒険家 ナサニエル
ちょっとひどいな、これは……。

待ってろ。
(29)2005/08/25 00:28:02
冒険家 ナサニエルは、手近の木から太い枝を一本折り取った。
2005/08/25 00:28:52
冒険家 ナサニエル
こいつを添え木にして、足首を固定する。
動かさないほうがいいだろう。
(30)2005/08/25 00:29:53
未亡人 オードリー
あら…?

[急に視界が開ける。
厚い雲と木々の闇の中に、異様な影があることに気がついた
轟音と共に稲光があたりを照らす]

……

[息を呑む。言葉が出なかった。
確かに昼間見た城だった。
しかし、その城の持つ重厚な雰囲気に圧倒された
目の前には遥か深い峡谷が連なっていた]
(31)2005/08/25 00:32:17
冒険家 ナサニエル
【ナサニエルはバックパックから布切れを出すと、細いロープでコーネリアスの足首を固く巻きしめた。】


 とりあえず、こんなもんだろう。
 肩を貸してやる。歩けるか?
(32)2005/08/25 00:32:24
墓守 ユージーン
…!
とても…綺麗だ。
【ずぶ濡れでなければもっとよかったのにな】

どうやら城があるようだな。
あそこまで辿り付けば休めそうだな。
(33)2005/08/25 00:32:43
吟遊詩人 コーネリアス
あ、あ、歩け……ます……。

【コーネリアスはどうにか、喉の奥から声を絞り出した】
(34)2005/08/25 00:33:33
吟遊詩人 コーネリアスは、冒険家 ナサニエルに肩を貸してもらいながら立ち上がった。
2005/08/25 00:33:49
流れ者 ギルバート
――橋の手前――

[谷底の川の様子を見て]

これは落ちたら命はありませんね…
とは言ってもこのまま森の中に居てもそれは同様。

[強い雨風に揺れる橋に視線を移し]

覚悟を決めてこの橋を渡るしか道はないようですね…
(35)2005/08/25 00:34:30
冒険家 ナサニエル
よし。この近くに、古い城がある。
まずは、そこで雨宿りしよう。
(36)2005/08/25 00:35:36
冒険家 ナサニエルは、コーネリアスに肩を貸しながら歩きだした。
2005/08/25 00:35:51
吟遊詩人 コーネリアス
古い……城……?

……。

【コーネリアスはナサニエルにもたれたまま、意識を失ってしまった】
(37)2005/08/25 00:37:31
未亡人 オードリー
[峡谷の底を見る。
急な傾斜と鬱陶しい藪の為、ここを渡るのは無理そうだと気付く]

さて、どこから入るのかしらね?
城の機能を果しているのなら、どこかに入口はあるはずだけど。

少なくとも、この近くには無いようね。
迂回するしかなさそうね。

[その城に興味を惹かれ、多少気分が高揚してきた]
(38)2005/08/25 00:38:26
墓守 ユージーン
[ユージーンは出来るだけ濡れないようにしていた鞄2つを持ち直すと、先程よりも早足で歩いてゆく]

【さっき声が聞こえたようだが気のせいだろうか?】
【助けを求めている気がした…】
(39)2005/08/25 00:39:09
冒険家 ナサニエル
おい。しっかりしろ!
(40)2005/08/25 00:39:48
学生 メイ
――橋の真ん中――

[雷は怖かったが、稲妻は城の存在を明らかにしてくれた。安心し、右手を橋に戻し、立ち上がろうと、メイが下を向いた瞬間、また空が光った。]

ひっ……

[息を呑む間もなく、雷が再び落ちる。]

きゃあっ!

[メイは下唇を噛み、悲鳴を堪えようとしたが上手くいかずに叫んでしまう。
メイの頬を伝う水は、温度でしかその違いを証明できないが、メイには最早それが水か、涙か、わからなかった。]
(41)2005/08/25 00:41:21
冒険家 ナサニエルは、コーネリアスの頬を強く叩いた。
2005/08/25 00:41:31
流れ者 ギルバート
[稲光と共に轟音が辺りに響く]

この雨風の上に落雷…
これは急いだほうがよさそうですね。

[雨の音に紛れて橋のほうからのわずかに悲鳴が聞こえる]

人の声?
誰かいらっしゃるのですか?

[慎重に、だが出来うる限り急いで橋を渡り始める]
(42)2005/08/25 00:44:41
吟遊詩人 コーネリアス
【コーネリアスは目を覚ました。その時、雷光が城の影を映し出した。荘厳にして雄大。人が作ったとは思えないほどの巨大な建造物が、コーネリアスの瞳に映った】
(43)2005/08/25 00:45:11
墓守 ユージーン
…?

[前方に雨でぼやけているが人影らしきものが見え、ギクリとして立ち止まる]
(44)2005/08/25 00:45:18
冒険家 ナサニエル
気がついたか……。

それにしても、こんな雨の中をどこに行くつもりだったんだ? 見たところ、旅慣れてもいないようだが。

……と、その前に名前を聞いておこうか。
私はナサニエルだ。しがない旅暮らしの男さ。
(45)2005/08/25 00:46:28
お嬢様 ヘンリエッタ
――くだりの道より左の方向――
[素足にあたるごつごつした石が痛い。顔を苦痛に歪め、ため息をついた。]

【…光った?】

[一瞬、空が光った。それを認識した次の瞬間、激しい音と共に空が白く照らされる。反射神経で両手を口に当てた。]

きゃっ!

[小さく漏れた悲鳴が手の中で消える。足がガタガタ震え、その場に立ち尽くした。]

【こんなところにいては危ない。さっさと歩かなくちゃ…。やっと御城が見えたっていうのに。目的地が定まったっていうのに…。】

[自分の中にある恐怖という漠然とした感情から目をそむけ、ただヘンリエッタは雨の中に立ち尽くした。]
(46)2005/08/25 00:48:08
吟遊詩人 コーネリアス
ナサニエルさんですか……。
……わ、私の名前は、コーネリアスと言います。
私はただ、なんとなく……誰かに呼ばれたような気がして……。

【コーネリアスはしどろもどろに答えた】
(47)2005/08/25 00:49:34
冒険家 ナサニエル
誰かに『呼ばれた』?
もう少し、詳しく説明してもらおうか。
(48)2005/08/25 00:51:36
学生 メイ
――橋の真ん中――

[橋がギルバートの歩みで揺れ、メイは頭が真っ白になった。
微か、本当に微かに男の人の声が聞こえる。パニックになっているメイに、それは幻聴のように思えた。]

ケネス……、ケネス……っ。

[うわごとのように繰り返す。]
(49)2005/08/25 00:51:49
冒険家 ナサニエル
この男、同族の血を引いているのか……?
2005/08/25 00:52:24
吟遊詩人 コーネリアス
私……やっぱり、歩けない……かも……。

【コーネリアスは再び意識を失って、その場に崩れ落ちた】
(50)2005/08/25 00:52:54
吟遊詩人 コーネリアス
コーネリアスは、夢を見ている。

(誰かの呼ぶ声がする……誰かの……助けを求める声が……)

コーネリアスは、深い眠りへと落ちていった。
(51)2005/08/25 00:55:52
冒険家 ナサニエル
おい!


……ちっ。
仕方ないか。
(52)2005/08/25 00:56:02
冒険家 ナサニエルは、バックパックを手に持ち替えると、コーネリアスを背負った。
2005/08/25 00:56:50
お尋ね者 クインジーが参加しました。
お尋ね者 クインジー
ちっ、いきなりの雨とはついてねぇな!

[クインジーは己のツキの無さを呪い、思わずそう叫んだ。彼がここに来たのはとある噂を耳にしたからだったが、今はそれどころではない。]

(どこか雨宿りする場所を探さないとな…)

[目の前を滴り落ちる水滴をぬぐいつつ、彼は足を動かす事にした。]
(53)2005/08/25 00:58:32
冒険家 ナサニエル
案外と重いな、この男。
まったく、やれやれだ。
(54)2005/08/25 00:58:43
流れ者 ギルバート
【若い女性がこんな所に…?
パニックを起こしていますね。
なんにせよゆっくり立ち話のできる場所ではありませんし、ここは城まで一緒に連れて行って落ち着かせるのが先決でしょうか】

[優しくメイの手を取り]

落ち着いてください、お嬢さん。

[メイに首から下げたロザリオを見せる]

私の名はギルバート・イシャウッド。
主の教えを伝えてまわっている者です。

ここは大変危険です。
この雨をしのぐ為にもあちらの城へと向かいましょう。
立てますか?

[そう言い終えるとゆっくりとメイの手を引く]
(55)2005/08/25 00:59:09
冒険家 ナサニエルは、大きく溜め息をつくと、城めざして歩きだした。
2005/08/25 00:59:13
墓守 ユージーン
…誰かいるのか?

[ユージーンは大きめの声で呼びかけた]
(56)2005/08/25 00:59:18
墓守 ユージーン
[そこは丁度木々が途切れた場所。目を凝らしてみると、ひらけた視界に小柄な人影が見える]

【…子供?】
【まさかこんな所に?】
(57)2005/08/25 01:00:46
学生 メイ
――橋――

[メイはギルバートをケネスと勘違いし、ギルバートにぎゅうと抱きついた。]

ケネス、ケネスっ……!
怖かったのっ、凄い怖かったのっ。
雷が二回もがーって落ちてきて……!

ケネス、もう一人にしちゃやだよっ?
ずっと傍にいてねっ?
(58)2005/08/25 01:02:47
学生 メイは、流れ者 ギルバートを子犬のような瞳ですがるように見つめた。
2005/08/25 01:02:54
お嬢様 ヘンリエッタ

[誰かの声が聞こえ辺りを恐る恐る見渡すが、視界に入らない。恐怖を感じても、振り向く事が出来ず体を硬直させたまま、居た。]

…っ。

【いけない、誰かわからないのに背中を見せてるのは、危ないもの。ああ、もう!私は一体何をやっているのっ?】
(59)2005/08/25 01:05:32
墓守 ユージーン
…いい獲物だ。
悪くないな。
2005/08/25 01:06:27
流れ者 ギルバート
【どうやら私をケネスさんという方と勘違いされているようですね。
まずは安全な場所に行くことが第一。
ここはケネスさんとして話を進めたほうが早そうですね。】

[メイの頭を軽く撫で、出来る限り優しい声を出して]

ええ、大丈夫。もう1人にはさせませんよ。
この雨に雷も鳴っています。このままこの橋の上にいるのは大変危険です。
近くに古城がありますのでまずは橋を渡りきってそこで雨をしのぎましょう。

1人で歩けますか?
(60)2005/08/25 01:09:30
墓守 ユージーン
【見えてないのか?】

[ユージーンは、ぬるかむ道を早足で踏みしめながら歩き、再び声をかける]

誰かいるのかい?

【…子供だ】
(61)2005/08/25 01:11:39
未亡人 オードリー
[黙々と峡谷沿いを歩く。
時々、緑の濃い場所や深く落ち込んだ沢があり、
相当苦労している。]

山歩きは慣れていると言っても、流石に疲労困憊で危なっかしいわね。
多分、あの城の形からして、向こうが正門側にあたるんでしょうけど…

はぁ

暗くてよく分からないのよね。
(62)2005/08/25 01:14:07
お尋ね者 クインジー
[カッと雷光がきらめいたあと、すぐに轟音が轟く。]
かなり近いな、これは…

[クインジーは、一刻も早くどこかに身を隠したい気分だった。だが木のそばで雨宿りするのも危険すぎる。
豪雨の中で辺りを見回すと、雷光と共に何か大きな建物のシルエットが浮かび上がった気がした。]

あれはもしかして…城か?
【人が住んでるかどうかわからんが、このままでもジリ貧だ、とにかく行ってみるか。】

[彼はそう考えると、荷物を背負いなおし、城の影が見えた方向へと足を進める事にした。]
(63)2005/08/25 01:14:07
吟遊詩人 コーネリアス
コーネリアスは夢を見ている
(バートリ家の呪い……? 三人のこども達……? 何を、何を言っているんですか……。待って、行かないで! 行かないで下さい! まだ、貴方には聞きたい事が……)
2005/08/25 01:15:12
墓守 ユージーンは、ヘンリエッタと距離があると思われたのは、雨の為だと気付いた。
2005/08/25 01:15:30
学生 メイ
【ケネス……、ケネスに逢えた。良かった……。これで一人じゃないんだ。もう、大丈夫だっ。ケネスがいれば、生きていけるもん……!】

こじょう……? おしろ……。
さっき、雷で見た……。

[メイは呟いて、雷を思い出したのか目をぎゅっと瞑っていやいや、をした。]

うんっ、歩けるよっ……。

[ギルバートの服の端をぎゅっと掴みながら歩いたが、メイの足取りはおぼつかず、今にも倒れてしまいそうだった。]
(64)2005/08/25 01:16:40
お嬢様 ヘンリエッタ
[さっきよりも大きくなった声に、恐怖が増す。ようやく動くようになった足を、ぎこちなく使って、後ろを振り向いた。]

…誰?

[きっと鋭い視線を送ったつもりでいたが、その瞳も肩も震えたままだった。]
(65)2005/08/25 01:19:21
流れ者 ギルバート
[服を掴んでいるメイの手を取り、手を繋ぐとゆっくりと歩き始める]

安心してください。私が付いていますから。
足をすべらせないように気をつけて。慎重に渡りましょう。
(66)2005/08/25 01:24:07
お尋ね者 クインジーは、*城に向かって足を進めている*
2005/08/25 01:24:27
学生 メイ
[ギルバートの手の暖かさにメイは気持ちが穏やかになっていくのを感じた。]
【ケネス……。やっぱり貴方が傍にいてくれてよかった……】

うん……。うんっ。
(67)2005/08/25 01:26:38
学生 メイは、幸せをかみ締めるように、二回うなずいた。
2005/08/25 01:26:38
墓守 ユージーン
[ヘンリエッタの目に、背の高い黒尽くめの服に外套を羽織った青年が映る。左目が隠されるように髪が長く伸び、メッシュのように白髪が混じっている]

子供…か。
君も迷ったのか?
裸足じゃないか。大丈夫か?

【何故こんな所に1人で子供が?見た所、…高価な服を着ている】
(68)2005/08/25 01:27:22
未亡人 オードリー
-橋の前-

入口は、ここでいいのよね?
それにしても…

[揺れる吊り橋を検分する]

【なんて言うか、あまりに雑な作りよね。
馬車が通るにも幅はおそらくギリギリだし、
第一これでは荷物も運べ無さそうだわ。】

ここから人手で小分けして運ぶのかしらね?
……
(69)2005/08/25 01:27:30
未亡人 オードリー
旦那が生きていて、この橋を見たら、大層嘆くでしょうね。

「僕なら、もっと実用性と美観の良い橋を設計するさ。
これでは、中に住む人も不便で仕方無いだろうに。」

とか言いそうよね。
あるいは、私とはまるっきり違う視点で、分析をするのかもしれないけどね。
2005/08/25 01:31:44
墓守 ユージーンは、ヘンリエッタに、手を差し伸べた。
2005/08/25 01:33:22
お嬢様 ヘンリエッタ
[警戒するような目つき…、半ばにらみつけるようにユージーンをじっと見た。
子供、といったユージーンにぴくんと眉を動かした。]

此処へ来るまでの間に連れと逸れたわ。
心配には及ばなくてよ。

[はっとしてドレスを離し、足を隠した。]

君も、という事は…、貴方も迷ったの?

[皮肉めいたニュアンスで聞いた。]

【いけない。やっと逢えた、人、なんだから、もっと友好的にならないと…。】
(2005/08/25 01:35:03、お嬢様 ヘンリエッタにより削除)
流れ者 ギルバート
――古城前――

[メイに向かって、安心させるように]

もう橋は渡り終えました。もう大丈夫ですよ。

聞いた話ではこの古城は現在無人のはずです。
中に入れる場所を見つけて、休める部屋を探しましょう。

私もあなたも随分と雨に打たれてしまっています。
このままでは体によくないですからね。
(70)2005/08/25 01:35:07
未亡人 オードリー
ふふっ、悪い癖ね。
この雨の中、さっさと休んで、できたら身体を休めないとね。
明日はどうしようかな?
上手くして近隣の地図でも手に入れば、徒歩でも動けるとは思うけどね。

[揺れる橋に、意を決して進む]
(71)2005/08/25 01:35:50
墓守 ユージーン
歩けるか?
素足じゃ歩き難いだろう。

[ユージーンは、警戒心を解こうと、寒さで少々ぎこちないが穏やかに笑顔を浮かべる。]
(72)2005/08/25 01:35:59
お嬢様 ヘンリエッタ
[警戒するような目つき…、半ばにらみつけるようにユージーンをじっと見た。
子供、といったユージーンにぴくんと眉を動かした。]

此処へ来るまでの間に連れと逸れたわ。
心配には及ばなくてよ。

[はっとしてドレスを離し、足を隠した。]

君も、っていうことは、貴方も迷ったの…?

【風貌は怪しむに値するけど、でも私と同じならなんとかなるかもしれない。今友好的になるのは決して悪い事じゃないわ。】
(73)2005/08/25 01:36:31
お嬢様 ヘンリエッタ
[差し伸べられた手に、少々の躊躇いの後、自分の手を絡めた。]
【ぎこちない笑み…。子ども扱いされるのは不快だけど、嫌な人じゃなさそう…。】

ありがとう、助かるわ。

[照れくさく、早口に礼を述べた。]
(74)2005/08/25 01:39:01
学生 メイ
――古城前――

もう、大丈夫なの?
ホントにっ? 休めるのっ?

[メイは嬉しそうに笑った後、安心して緊張が解けたのか、ふらっと*意識を失った*]
(75)2005/08/25 01:41:17
墓守 ユージーン
[ヘンリエッタに少々困ったように苦笑を浮かべながら]

ああ。
僕も用事があって山を越える所を、道に迷ってしまってね。
この方向に、雷で照らし出された城が見えたもので、雨宿り出来ないかと歩いてきた所だよ。
(76)2005/08/25 01:43:28
墓守 ユージーン
[手を絡ませたヘンリエッタに、おどける様に会釈しながら]

どう致しまして、お嬢様。

さて。
雨の所為で視界は悪く距離があるように見えるが、実際は城までの距離はそんなになさそうだよ。
頑張れるか?
(77)2005/08/25 01:45:50
未亡人 オードリー
揺れる橋を渡るってのも気持ち良いものじゃないわね。
それにしても…

[城を正面から見上げる。
濃い闇に包まれているが、その輪郭ははっきりと識別できる]

やはり、ものものしいわね。
歓迎…とは言い難いのかもね。
こちらにとっては、凄く助かるのだけれど。
(78)2005/08/25 01:48:51
お嬢様 ヘンリエッタ
[ユージーンのそんな様子に思わず警戒を緩め、無邪気な笑顔を浮かべて笑った。]

あは…あはははっ。
貴方って、変な人ね。
あ、決して悪い意味で言っているのではないから、怒らないでね…?

私も見たわ。とても大きな御城。
御伽噺にでも出てきそうなほど不気味だったけど、
雨宿りには最適そうというのには同意するわ。

[頑張れるか、という問いには答えず、自ら歩くことで無言の返答をした。]
(79)2005/08/25 01:49:42
学生 ラッセルが参加しました。
学生 ラッセル
[ラッセルは土砂降りの雨の中、外套を纏い歩みを進めていた]
さすがにこれはどこかで一度休まないと体力が持ちそうにない、かな…。
どこか屋根のある場所を探すべきかもしれないね…
(80)2005/08/25 01:51:28
流れ者 ギルバート
[気を失ったメイを支える]

随分とお疲れだったようですね。
目を覚まされたら私がケネスさんではないことにショックを受けられるでしょうが、その時はその時です。

[城の方に視線を向け]

幸いにも城門は開いていますし、城内にはすぐに入れそうです。
この娘の為にも私の為にも早く休める部屋を探さなくては…

[メイを背負うとギルバートは*城内へと入っていった*]
(81)2005/08/25 01:52:32
学生 ラッセル
[激しい雷雨の中、歩みを進めている]
やはり馬車が進めないから、といって徒歩で進むのは無謀すぎたかなぁ。
僕より先に徒歩で進んだ人が数人いた、と聞いたので大丈夫だろうと思ったのだけど…。

国王の元につけば騎士叙勲を受けられるから、と浮かれていたのでしょうね。
自分自身を知る事も騎士としての心構えだったはず、これを教訓としましょう。
さて、進みますか…
[そう一人つぶやくとまた進み始めた]
(82)2005/08/25 01:55:31
墓守 ユージーン
[ヘンリエッタの笑い声に、ほっとした表情と笑みを浮かべて]

よく言われるよ。ちょっと変わっているってね。

さて、では御伽話の御城へ行きましょうか、お嬢様。

[左手に2つの鞄を持ち、右手はヘンリエッタの手を握り、先導し歩き始めようとする]
(83)2005/08/25 01:55:57
学生 ラッセル
[しばらく進むと吊り橋を見つけた。近くに寄り、谷底を見ると増水した川が流れていた]
渡るしかなさそうですね…つり橋がある、ということはその先に行く人がいる、ということですし。

[そこまで思考した時、雷光と共に城のシルエットが浮かび上がったのが見えた]
やはりありましたね…雨露だけでもしのげれば助かりますし、人がいてくれればもっと助かります。
行ってみましょうか・・・。

[そして吊り橋を渡り、城のほうへ歩き出した]
(84)2005/08/25 01:58:45
美術商 ヒューバートが参加しました。
美術商 ヒューバート
[ヒューバードは古ぼけた地図を片手に方向を確かめていた]
この地図が本当ならこっちの方向に吊り橋があるはずなんだが…
まったく、こんな地図、ほんとにアテになるのかよ…。
(85)2005/08/25 02:00:28
美術商 ヒューバート
[降りしきる雨の中、苦労しながら足元を確認している]
しかし人の流れはあるんだよな。
さっきからいくつか新しい人の足跡があるからな。
そいつらの目的地がこいつの示す場所と同じなら辿っていけばたどり着けるはずだ…。
(86)2005/08/25 02:01:59
未亡人 オードリー
-城門前-

[ホッと胸を撫で下ろす]

扉は開いているわね。
ここまで来て門前払いなんて、冗談じゃないわよ。
ははは。

【誰か住んでいるのかしらね?】

誰かいらっしゃいますか〜。

【ちょっと雨音が強すぎるかな。とりあえず中に入ろう】
(87)2005/08/25 02:03:09
お嬢様 ヘンリエッタ
――道→城――
[ユージーンのひんやりとした手を、今まで心細かった分の反動のように、ぎゅっと握った。]

ヘンリエッタ。
ヘンリエッタ・ロザモンド。それが私の名前よ。

[安心したせいで、ユージーンのお嬢様という呼び名が気に食わないことに気がついた。]
(88)2005/08/25 02:03:11
美術商 ヒューバート
[そして吊り橋を発見した]
ほらな、森で迷わずにすんで助かったぜ。
とりあえず話のわかる奴らだと助かるんだがな。
荒事は苦手だし、血を見るのもイヤだからな。
こんなに遠いなら護衛でもやとっておけばよかったぜ。
金をケチったのは失敗だったかもな。
っと、そんなことを言ってる間に進むか。
ちゃんと準備してきたとはいえ、あまり雨に濡れるのは気持ちいいものじゃないしな。
はー、やれやれ、好きとはいえ美術品集めも楽じゃないぜ。

しかしこの吊り橋が落ちると帰れないんじゃねーか?
足元の谷川、落ちたらどう考えても死ぬしかなさそうだし。
まぁ、この吊り橋、結構頑丈そうだからなぁ…。

[そういうと吊り橋を渡り、進み始めた]
(89)2005/08/25 02:05:03
学生 ラッセル
-城門前-
ふぅ、やっと城門がみつかりましたか。
幸い門が開いていますね…。
中に入ってみましょうか、あまり人気がないように感じますが…
最悪、屋根さえあれば文句はありませんし、井戸でもあれば喉を潤すことができますから。

どなたかいませんか…?
[そう声をかけながら城門をくぐり、*中へと入っていった*]
(90)2005/08/25 02:09:25
墓守 ユージーン
――道→城――
[ヘンリエッタの手を握っていると、じんわりと温かみが伝わってくる]

ヘンリエッタ。エッタ嬢、か。
僕はユージーンと呼ばれていますよ。
…極親しいものは、別の名前で呼んでいるけれどね。…秘密の名前でね。

?…どうかしたかい?
[ヘンリエッタの些細な表情の変化を見逃さずに]
(91)2005/08/25 02:10:20
美術商 ヒューバート
[城門を見つけ、前までやってきた]
おっと、ようやくついたか。
さて先客がいるようだが…どんな奴らだろうなぁ。
盗賊団のアジトだった、とか勘弁してくれよ…?
あとは城の中に何が眠っているか、って所か。
んじゃ、入らせてもらうぜ…
[ヒューバードは気兼ねせずにすっと*城門をくぐった*]
(92)2005/08/25 02:12:11
未亡人 オードリー
-城内、ロビー-

[髪や衣服から水が滴り落ちる。
周囲には人の気配は無い。
薄明かりが灯されている。]

[周囲には絵画や美術品の類が置かれていたが、あまりに疲労が蓄積しており、
それを見て回るほどの余裕は無い。]
(93)2005/08/25 02:12:16
未亡人 オードリー
[わずかに寒気を覚えた。]

流石に、濡れたままじゃまずいわね。
どこか部屋を借りて着替える事にするわ。
(94)2005/08/25 02:18:06
お嬢様 ヘンリエッタ
――道→城――
[ハイヒールを持った手を少し持ち上げて、首をかしげる]
秘密の名前…?

[首を小さく横に振る]
いいえ、なんでもないわ。
(95)2005/08/25 02:18:18
墓守 ユージーン
…つい口が滑ったな。
だが死ぬ予定だ。
構わないだろう。

[ユージーンは、穏やかに笑顔を浮かべながら、左手に持った2つの鞄のうち、黒い皮鞄の重さを確かに感じている。]
2005/08/25 02:20:58
未亡人 オードリー
-どこかの客間-

げほっ

【あまり手入れは行き届いて無いみたいね。
明かりが灯されているし、誰かいるんだろうけど。
ベッドもホコリっぽいわね。】

[廊下から持ってきた明かりを壁のくぼみに置いている]

さて…
成り行きでこんなところに来てしまったけどね、
明日もこの豪雨だと外に出るのは危険かもね。
(96)2005/08/25 02:27:18
墓守 ユージーン
――道→城――
[くすくすと笑って]

極親しい友人とは秘密の名前を付け合ったりするだろう?
経験はないかい?
知りたければ、時が来たら教えてあげるよ。
(97)2005/08/25 02:28:17
墓守 ユージーン
[喋っている途中で、いきなり轟音と共に雷が墜ちる]

っ…!!!

[雷に照らし出され、目に城の影が焼きつく。酷く頼りなさげに見える橋の影も]
(98)2005/08/25 02:32:16
書生 ハーヴェイが参加しました。
書生 ハーヴェイ
―森の奥深く―

【ハーヴェイは太いイトスギの下、雨宿りをしていた】

この深い森の中でも、雨粒は降りしきるか――。
抜けるまでは、まだ遠いな。少々無理な計画だったか?

だが、決めたことは変えられんな。
――行こう。
(99)2005/08/25 02:33:46
書生 ハーヴェイは、立ち上がると、覚束ない足許に気を付けて歩き出した。
2005/08/25 02:34:40
お嬢様 ヘンリエッタ
――橋付近――

親しい友人…。
そんなもの、居た事がないわ。

[そんなものいらないのだけど、と言わんばかりの表情で少々乱暴に言い放った。
その刹那、凄い音が響く。]

きゃああっ。

[目をぎゅっとかたく瞑り、ユージーンと絡めたままの手を頬にあてる。]
(100)2005/08/25 02:38:13
書生 ハーヴェイ
――?
――居る。この気配。この空気。

間違いないな――我が、同胞。
ナサニエル、ローズマリー。懐かしい兄弟にして敵対者。
“声”を、送ってみるか。

『久しぶりだな、二人とも。私が着くまでにはもう暫く掛かりそうだ。
 先に行って待っていてくれればいい。では、また。
 あの懐かしい遊び場で会おう。』
2005/08/25 02:38:14
書生 ハーヴェイ
――おや。
人間の匂いだ……。雨に混じっているが……10人は居るな。
何の集団だ、こんな所に――我らが、領土に。

――殺す、か? いや、“遊ぶ”か……くくっ。

【ハーヴェイは薄く嗤うと、慣れた足取りで森を進み始めた】
2005/08/25 02:39:29
冒険家 ナサニエル
……この声。

ハーヴェイか。
聞きたくもない声を聞かせてくれて、ありがたいことだ。
2005/08/25 02:41:21
墓守 ユージーン
――橋付近――

ただの雷だよ。

[そのまま頬に押し当てられた右手の親指だけを動かして、頬を撫でる]
(101)2005/08/25 02:42:10
酒場の看板娘 ローズマリーが参加しました。
酒場の看板娘 ローズマリー
――空谷の山道――
[雷が鳴り響く度に、頬を強張らせるが、決してとめることなく歩みを進める。確実に、一歩一歩、と。]

もう少し……かしら。
(102)2005/08/25 02:44:19
酒場の看板娘 ローズマリーは、城が暗闇に照らされた箇所をじっと見つめた。
2005/08/25 02:44:50
未亡人 オードリー
さて、住人がいるなら明日ご挨拶するとして、
流石に今日はもう休もうかな。

[*布団に入るとすぐに寝息を立てた*]
(103)2005/08/25 02:45:30
お嬢様 ヘンリエッタ
――橋付近――

え、えぇ、そうね…。
只の雷、だわ。

[声の震えを誤魔化そうと笑顔になる。
ユージーンの指のぬくもりが心地良かった。]
(104)2005/08/25 02:46:35
墓守 ユージーン
――橋付近――
[暫し、ヘンリエッタの頬を撫でていたが]

このまま、こうしていても風邪を引いてしまう。
早く城へ急ごう。

[酷く高い吊り橋に少々眩暈を覚えながらも一歩を踏み出す]
(105)2005/08/25 02:49:51
酒場の看板娘 ローズマリー
……この声。
懐かしい。懐かしいわ。
そして人の気配。それも、沢山の?

良かったわ。
手紙を出して、良かった。
楽しく、なりそうね。久しぶりの再会は。

『……ハーヴェイ。久しぶりだわ。
貴方に会えるのを楽しみにしてるわね。
私ももう少し、そう、もう少しかかりそうだけれど。

お兄さまは、また酷いことを言うのね。
折角、久しぶりに私達3人が揃って会えるチャンスなのに。』
2005/08/25 02:51:41
お嬢様 ヘンリエッタ
――橋――
[ユージーンに頬を撫でられることで、平静を取り戻し、ユージーンにうなずいた。]

橋なんて渡るの、初めてよ。
こんなに高いところをこんな脆そうな橋で…。

[ヘンリエッタはユージーンの手を強く強く握り、後に続いた。]
(106)2005/08/25 02:55:42
修道女 ステラが参加しました。
修道女 ステラ
――村から隣街に抜ける山道――

[雷鳴轟く雨の中を黙々と歩いている]

やっぱり途中で村に引き返せばよかったかしら。
(107)2005/08/25 03:00:09
墓守 ユージーン
――橋――

大丈夫。ゆっくり、ゆっくりと。

[ユージーンの力に比べれば弱く感じるヘンリエッタの手を握りながら、エッタに合わせて歩調を緩めにして渡っている]
(108)2005/08/25 03:01:12
書生 ハーヴェイ
ローズマリーの“声”か。
答えるまでもない、いつものことだ。
……貴女と逢えるのは楽しみにしているよ、ローズマリー。
2005/08/25 03:03:16
吟遊詩人 コーネリアス
[コーネリアスは夢を見ている。]

「貴方は……貴方は誰……」
「私はエレイン・バートリー。かつてこの城の主だったものです」
「なぜ……私に話しかけてくるのですか……?」
「貴方にしか、声が届かなかったから……貴方にお願いがあるのです」
「お願い、ですか」
「私のこども達を、止めて下さい……覚醒の時は近い……」
「こども達? 一体、なんの事です!?」
「覚醒の日は……近い……」

[声はだんだん小さくなり、やがて消えていった]
2005/08/25 03:03:18
吟遊詩人 コーネリアス
……まってください、エレイン・バートリー!
覚醒ってなんですか! エレイン!

*[コーネリアスはうわごとを言っている]*
(109)2005/08/25 03:04:41
酒場の看板娘 ローズマリー
[雷が再び落ちる。空が照らされてから、音が響くまでの時間が少しだけ縮まった。]

近い……。

[一度立ち止まり、思案した後、木々の間を縫うように再び歩き出した。]
(110)2005/08/25 03:09:03
お嬢様 ヘンリエッタ
――橋――
[足元を見ないようにしながら、ユージーンの後に静かについていく。]

もう、すぐ…?

[しばらく無言でわたっていたが、霧で前が見えないことに、不安を感じはじめた。]
(111)2005/08/25 03:14:22
冒険家 ナサニエル
……なんだ?

エレイン・バートリー?
何を言っている、この男……。
(112)2005/08/25 03:15:23
冒険家 ナサニエルは、コーネリアスを背負ったまま、吊り橋の前に立った。
2005/08/25 03:15:48
酒場の看板娘 ローズマリー
――血の香り。

そう、血の香りがするわ。
魅惑的で、私が何時だって胸が躍らされる、この香り。

お兄さまかハーヴェイ、かしら。
こんなに性急なのは、ハーヴェイね。


宴が始まるのかしら。

[ローズはその細い薬指から銀の指輪をすっと抜いた。]

決して平静など保っていられない様な
激しい――

[髪の毛を結んでいたリボンを解くと、エメラルドグリーンのさらさらとしたカーリーな髪が肩にふわっと落ちた。]

宴が。
2005/08/25 03:16:13
冒険家 ナサニエル
どうやら、可愛い妹からの声も届いた。
バートリ家の三兄弟がそろったようだよ。

約一名、見たくもない弟が混じっているがな……。
2005/08/25 03:17:33
冒険家 ナサニエル
そして、どうやら血が流れたようだな。
力を使ったのはハーヴェイか……。

相変わらずだな。
2005/08/25 03:19:06
書生 ハーヴェイ
−森の奥−
【細い山道がぽかりと空いた場所に、ハーヴェイは焚き火の輝きを見つけた。火を中心に男達が車座になり、陰鬱な表情で食事を摂っている。腰に剣を下げた彼らに、ハーヴェイは声を放った】

何者だ? 何者が、我らが領土に許し無く武器を持ち込むか。
名を名乗るが良い。
2005/08/25 03:20:33
書生 ハーヴェイ
【一座から鷲鼻の男性が立ち上がり、不審を隠さぬ様子でアーヴァインと名乗った。彼とハーヴェイの間に幾度かの遣り取りが行われた後、ハーヴェイは冷笑を浮かべ傲然と言い放った】

ふ……祖母の名も随分と広まってくれたものだ……。
ならば答えておこう。
私の名はハーヴェイ・ナダスディ。

エリザベート・バートリの孫にして、貴様らが探している――
――ヴァンパイアだ。
2005/08/25 03:20:42
書生 ハーヴェイ
【その言葉と共にハーヴェイの目が紅く輝いた。肌から血の色が失われ、蝋の白さを帯びる。焚き火の光を反射して、犬歯と爪が鋭く輝いた。
アーヴァインが身構える暇もなく、瞬時に詰め寄ったハーヴェイの掌底に吹き飛ばされた。】

――さぁ、ここで、死ぬがいい。
2005/08/25 03:20:52
冒険家 ナサニエル
まぁ、いい。
真意を確かめるのは後だ。

この空模様から見て、雨は長い。
時間はあるだろう。
(113)2005/08/25 03:21:58
墓守 ユージーン
――橋→城門――

あと、少しだよ。

[雨で視界は悪いが、確実に向こう側の橋の終わりが見えている。ヘンリエッタの手を、安心させるように、ぎゅ、ぎゅ、と二度程少し力を込めて握る]
(114)2005/08/25 03:22:09
冒険家 ナサニエルは、吊り橋を渡りだした。
2005/08/25 03:22:40
墓守 ユージーン
…他の誰かが歩いているのか。
吊り橋に変に揺れが加わっている。
2005/08/25 03:24:45
墓守 ユージーンは、吊り橋に僅かに他の揺れが加わったのに気付いた。
2005/08/25 03:26:13
墓守 ユージーン
――橋→城門――

【僕達以外にも、誰か渡ってきているのか?】

[ヘンリエッタの頭を軽く越え、遠くを振り返ってみるが雨に遮られて見えない。微かに影のようなものが見えなくもないが、判断がつかない]
(115)2005/08/25 03:28:12
お嬢様 ヘンリエッタ
――城→城門――

[こくりと頷き、足元に気をつけながら前へと進んだ。]

あと少し……。
(116)2005/08/25 03:28:16
書生 ハーヴェイ
【――殺戮は、つかの間だった。
 本来は農民と思しき彼らの剣は空を薙ぎ、踊るように振るわれたハーヴェイの爪が周囲を鮮血の海に変えた。左腕の先に哀れな青年を突き刺して、ハーヴェイは周囲を確認した】

――これで、10人。残りは……3人か。
13人とは、不吉な人数でやってきたものだ。残念ながら、迷信はこの地では真実なのさ。私たちが戻ってきたように。この雨が、これからも降り続くように。

【既に息絶えた青年から左腕を引き抜くと、興味の失せた視線でアーヴァインを見下ろし、口を開いた】

さて……アーヴァイン、と言ったか。逃がしてやろう。そちらの二人も含めてだ。
ただし……私の同胞に見つからなければ、だがな。

くくくくく……。
2005/08/25 03:28:19
お嬢様 ヘンリエッタは、墓守 ユージーンの様子に、何か後方にでも…? と小さく聞いた。
2005/08/25 03:29:00
冒険家 ナサニエル
ん……?

吊り橋の揺れが不自然だ。
風のせいか?


……いや。
(117)2005/08/25 03:29:54
冒険家 ナサニエルは、足を速めた。
2005/08/25 03:30:06
墓守 ユージーンは、お嬢様 ヘンリエッタに囁く。誰かが渡ってきている感じがする。ともかく渡りきろう。
2005/08/25 03:30:36
冒険家 ナサニエルは、二つの人影に気付いた。
2005/08/25 03:31:44
書生 ハーヴェイ
【恐慌を来たして走り去るアーヴァインらが森の奥に消えたのを見届け、ハーヴェイは“声”を送った】

『ナサニエル、ローズマリー。3人の男を逃がしておいた。
 そちらの方に走っていったはずだ。
 血臭ですぐに判るだろうが、好きに楽しんでくれ。では、再開を楽しみにしつつ。』

さて、と……。着替えておくか。
さすがにこの格好では帰れない、な……。
2005/08/25 03:32:58
冒険家 ナサニエル
誰かいるな。
一つは小さい……。子供か?

これほど辺鄙な場所で人の姿をいくつも見るとはな。
(118)2005/08/25 03:33:19
墓守 ユージーン
――橋→城門――

[視界に僅かに見えていた陽炎のようなものが黒い影へと変貌してゆく。1人のように見えるが、それにしては上半身が歪だ。]

誰かいるな。
あと少しだ。先に渡りきってしまおう。

[ぐっとヘンリエッタの手を握ると、見えている向こう側まで、歩調を少し速めて歩き始める。]
(119)2005/08/25 03:35:05
冒険家 ナサニエル
逃がした、だと。ハーヴェイ。
つまらんことをしてくれる。

お前の遊びに付き合っているヒマはない。
2005/08/25 03:35:49
お嬢様 ヘンリエッタ
――橋――
[ユージーンのささやきに眉を顰め、そしてすぐに後方に気配を感知した。]

…近いわ。

[ヘンリエッタは逃げるように足を速めた。]
(120)2005/08/25 03:36:12
冒険家 ナサニエル
向こうも気付いたようだな……。
まぁいい。どうせ目的地は同じだ。
(121)2005/08/25 03:38:16
修道女 ステラ
[ズブ濡れになったフードが垂れ下がってくるのを掻き上げながら歩みを止めずに進むと、雷鳴に照らされた吊り橋と城のシルエットが浮かび上がる。]

【あそこで雨宿りさせて頂こうかしら。この雨では、街までは無理そうね。】

[葡萄酒の入ったバスケットを抱えたまま、吊り橋へと向かった。]
(122)2005/08/25 03:38:25
冒険家 ナサニエルは、コーネリアスを背負いなおすと、ゆっくり吊り橋を渡っていった。
2005/08/25 03:38:52
書生 ハーヴェイ
『遊びとは随分だな。
 乾いた時にしか人は襲わない、とでも決めたのか?
 まあ、いい。いずれ城で出会うことになるだろう。
 彼らの目的地もそうだと言っていたからな。』
2005/08/25 03:40:08
墓守 ユージーン
――城門前――

さて、ついたよ、ヘンリエッタ。

[橋を渡りきり、揺れる橋ではない感覚にほっと一息だけつくと後方をじっと見つめた。]

【背の高さから見て、男か?雨で判別がつき難いな】
(123)2005/08/25 03:40:33
冒険家 ナサニエル
ハーヴェイ。お前は顔を見られた。
いざとなれば皆殺しか?

まったく、スマートさの欠片もない話だ。
2005/08/25 03:42:06
酒場の看板娘 ローズマリー
――道――

さすがに、少し、疲れたわ……。

[道なりにそって歩き続け、大きな岩場に腰かける。]

【距離感がだいぶ、奪われているみたい。中腹の目的地には今日たどり着くことを諦めたとは言え……。
確かこの辺りだったと記憶していたけれど、木々の間を歩いたせいで、方向感覚までズレているかもしれないわ。
……どちらにしても、少し休んだら歩くべきね。考えていても仕方ないもの。】
(124)2005/08/25 03:42:51
墓守 ユージーン
…どうやら誰かを担いでいるようだな。
ヘンリエッタは暫くはお預け…という事になるか。

[左手に持った鞄の重さを確かめるかのように、ぐっと少し上に引き上げながら持ち直す]
2005/08/25 03:43:54
書生 ハーヴェイ
『顔を見せたのさ、ナサニエル。
 この地の支配者が誰かを知って死ねるように。
 いずれ死にゆく者への慈悲さ、私なりの。』
2005/08/25 03:48:59
冒険家 ナサニエル
『いずれ死にゆく者』か。
お前がそうなることを望むよ、ハーヴェイ。
2005/08/25 03:52:13
酒場の看板娘 ローズマリー
『ふぅ……。
お兄さまもハーヴェイも、変わらないのね。何一つ。
だけど、あまり酷い事を言わないで。
再会を心待ちにしてた私の立場がないわ。

お兄さまのその優しさは、素敵だけど……、
私はハーヴェイの言う「遊び」も楽しみよ。
お兄さまだって……、
少しは興奮しているんじゃない? 
人の気配が沢山する、この辺りにいるだけで。』
2005/08/25 03:53:19
お嬢様 ヘンリエッタ
――城門前――
[水平な地面に安堵のため息をつき、ユージーンにならって後ろを振り返ったが、すぐに城に向き直った。]

同じ目的で此処に来たのなら、当然御城の中で逢うわ。
それなら、さっさと先に御城に入ってしまいましょう?
(125)2005/08/25 03:55:40
冒険家 ナサニエル
ローズ。
私は、他の者の存在など気にもかけない。
お前と再会するためだけに、ここまで来たんだ。

ハーヴェイがこの場にいることを除けば、いたって幸せなものさ……。
2005/08/25 03:56:57
修道女 ステラ
――吊り橋前――

[今にも吹き飛ばされそうな古い吊り橋と、谷底を見比べている。]

……。
【気にしても仕方ありませんわね。】

[バスケットを片手で持つと、手摺の縄を掴みながら少しづつ渡ることにした。]
(126)2005/08/25 03:57:00
書生 ハーヴェイ
「死にゆく者」か……。
ナサニエル、私達に死は来ない。ただ、滅びるだけだ。

不死者として、永遠に在り続けるヴァンパイア。
私達には永遠の安息など、もう来ないんだよ……。
2005/08/25 03:57:00
冒険家 ナサニエル
あの二人、城門の前で何をやっている……?
施錠されているのか?

だとすると、困った事態だが……。
(127)2005/08/25 03:59:24
墓守 ユージーン
――城門前――

そうだね。
こんな所に人が来るとは思い難くて、つい気になってしまったよ。
…中に入ろうか。

[ユージーンはヘンリエッタに笑いかけながら、*城門を潜った*]
(128)2005/08/25 04:01:12
お嬢様 ヘンリエッタは、墓守 ユージーンに頷き、ユージーンと同様に*城門を通った。*
2005/08/25 04:02:16
書生 ハーヴェイ
『ローズマリーも変わっていないようだな。
 もっとも、変わらないということが私達に宿命づけられた呪い、だとも言えるのだろうけれど。

 あぁ、男のうち一人はアーヴァインと言うようだ。
 見つけたら呼びかけてやってくれ。
 私が、元気にしているか気にかけていたと言って。』
2005/08/25 04:03:41
修道女 ステラは、*吊り橋を渡り城門へと向かって行った*
2005/08/25 04:03:57
冒険家 ナサニエル
ふぅ……。
予想外の荷物を拾ってしまったが、どうにか辿りついたな。
(129)2005/08/25 04:14:17
冒険家 ナサニエルは、城門をくぐり、中へと入っていった。
2005/08/25 04:14:35
書生 ハーヴェイ
―渓谷・森の出口―
……ようやく森を抜けたか。

【ハーヴェイは雨の降り続く暗い空を見上げ、森を振り返った】

この有様では、そろそろ野宿の覚悟も決めた方が良さそうだな……。
あるいは何かしら曰くのあるという古城、か……。
それも門扉が空いていれば、の話だが。
いや……行ってみるか。進むべきだ、私は。
(130)2005/08/25 04:15:02
書生 ハーヴェイは、森を後にし、吊り橋へと続く道を歩き出した。
2005/08/25 04:15:08
書生 ハーヴェイ
―吊り橋への道―
【ハーヴェイは川の流れる音を遠く耳にした】

この道で合っていたようだな。
……それにしても、随分と増水しているらしいな。
まだ吊り橋も見えないというのにここまで音が……っと、あれか。
(131)2005/08/25 04:27:17
書生 ハーヴェイは、吊り橋の支柱を目にし、近寄ってその向こうを望み見た。
2005/08/25 04:28:14
酒場の看板娘 ローズマリー
『そうね、ハーヴェイ。
でも憎い呪いでないことを、感謝するばかりよ。
だってこうして、私は何度もハーヴェイとお兄さまの喧嘩を聞いて
何度もその懐かしさに浸れるんだもの。

お兄さま。
そういえばお兄さまは、昔から――』

言葉を切って、前方に見える影を見据えた。
いかにも武装をした風の男たち3人をじっと見た。
距離が埋まる。それでも彼らはローズに気がつくことはない。
霧は便利だと、ぼんやりローズは思った。
2005/08/25 04:36:59
酒場の看板娘 ローズマリー
風は止み、雨は振り続ける。雷もぴたりと止んだ闇。
空は真っ黒い雲で覆われ、月などどこにも見えない。
目が闇に、闇の狩に慣れている者とそうでない者の差は大きい。
距離が縮まりすぎて彼らがローズに気がつくのと、ローズが彼らの傍で微笑を浮かべるのはほぼ同時だった。
彼女はそのまま無言で一人の男に抱きついて、その首筋に唇をつける。

「爪で殺すのは……好きじゃないの。」

耳元でそっと囁く。何が起こっているのかもおそらく理解していないであろう男の体が、囁きに反応して震えるのが肌を通して伝わってくる。

「綺麗じゃ、ないでしょう? だから……」

言葉を切った。ローズは唇を離し、牙――数分前までは、犬歯として口の中に隠れていたそれ――で首筋に噛み付く。血を漏らさぬように、しっかりと肌に唇をつけて。
声にならない悲鳴が、響き渡る。耳を塞ぐ事もせず、ただ表情一つ変えずに血を吸い終えたローズは、男の体をゴミでも捨てるかのように投げ出した。
2005/08/25 04:37:11
酒場の看板娘 ローズマリー
「こうやって、殺すのが好きなの。」

舌でぺろっと唇についた血を舐めた。その唇を、雨がまた更に濡らす。
男の内の一人は、ローズに背中を向けて一目散に走り出した。

「気をつけて。私や彼から逃げられても、あの人が貴方を逃がすかはわからないから。」

いつもと変わらぬトーンで言った。
雨に消えたかもしれない。消えなかったかもしれない。
けれどどちらでも良かった。
お兄さまはあの男を見たところで、殺しはしないだろうと、ローズは思ったからだった。
それは嬉しいことなのか、悲しいことなのかローズの中でも理解していなくて、両方混ぜたような感情がただ漠然と渦巻いていた。
2005/08/25 04:39:06
酒場の看板娘 ローズマリー
立ち竦んでいる一人の男に目をやった。逃げる様子がない――多分、あまりの恐怖に逃げることすらできないのだろう――男に。

「ねぇ。綺麗な殺され方は好き……?」

男は首を横に激しく振った。ローズはそんな様子を見て、にっこりと笑んだ。どちらかというと、少女のように無邪気に。けれど、残酷さを過度に含んだもので。

「それは、残念。」

次の瞬間、男の胸にはローズの右腕がすっぽりと飲み込まれていた――。
2005/08/25 04:39:17
書生 ハーヴェイ
―吊り橋―

あの姿がかの古城、か……。

【降りしきる雨とわずかに漂う霧との向こうに、薄暗い影が浮かび上がっていた。と、稲光が閃き続いて雷鳴が轟いた】

近いな。森の中にでも落ちたか?
それにしても、あの城。――禍々しい姿だ。
(132)2005/08/25 04:44:49
書生 ハーヴェイは、ふと吊り橋が設置された地面に目を留めた。
2005/08/25 04:56:36
酒場の看板娘 ローズマリー
――道→橋――
[休息の後、淡々と歩き続け、橋の姿を視界に捉える。]

今にも、壊れてしまいそうな橋ね。
渡りたくないけれど、この先のことを考えるとそうも行かないようね。
(133)2005/08/25 04:57:57
書生 ハーヴェイ
……足跡、だ。
しかも複数。ぬかるんで判別はしづらいが……3,4名か、もっと多いか、だな。
何者かが、この城に既に入っていった――?
(134)2005/08/25 04:58:30
書生 ハーヴェイは、屈み込んで吊り橋の踏み板を調べてみた。
2005/08/25 04:59:12
書生 ハーヴェイ
さすがにこちらは無理か。
足跡など、この雨で全て流れてしまっているな。

だが少なくとも、この道を降りてきた者には私は出会わなかった。なぜ、だ?
反対側にもまた吊り橋があるなら、話は別だが。
ふむ……。
(135)2005/08/25 05:02:04
酒場の看板娘 ローズマリー
――橋――
[止まない雨のせいで水をたっぷり含んだドレスも、顔にはりついてしまう髪の毛も、全てが鬱陶しくて自然と足が速まる。]

……?

[ローズは前方にぼんやりと人影を確認したが、声をかけずに静かにその影をじっと見た。]
【誰、かしら……。屈みこんで、何かをしている……? けれど、吊り橋で一体何を?】
(136)2005/08/25 05:02:13
書生 ハーヴェイは、ふと振り返り、おぼろげな人影が歩いてくるのを認めた。
2005/08/25 05:02:29
書生 ハーヴェイ
懐かしい気配。この空気。そして――僅かに残る血の臭い。

『ローズマリー。ここで会うとは思っていなかった。
 その様子からすると、2人か、3人か、だな?』
2005/08/25 05:05:13
書生 ハーヴェイ
そこに居るのは、誰だ?
この城に所縁の者か?
(137)2005/08/25 05:06:06
書生 ハーヴェイは、声を掛けた相手が、雨に全身を濡らした女性だと気づいた。
2005/08/25 05:07:15
酒場の看板娘 ローズマリー
――橋――

……っくしゅん

[ローズマリーは息を殺そうとしたが、くしゃみをしてしまったので、ふうとため息をついた。]

いいえ、違うわ。
雨宿りを考えて、ここに辿りついただけよ。
貴方は……?
(138)2005/08/25 05:08:30
酒場の看板娘 ローズマリー
声を聞かなくても分かった。
いくら自分がその匂いに染まってしまっても、
血の匂いをかぎ分けることは容易かった。

『私も会うとは、思っていなかったわ。でも、貴方の顔を見るのが早いことには、何の問題もないもの。素直に嬉しいわ。
えぇ、そうよ。一人は、なんだかとても逃げたがっていたから、逃がしてあげたわ。とても、良心的でしょう?』
2005/08/25 05:10:17
書生 ハーヴェイ
『そう、貴女らしい手法だね。
 どうやらこの城には、既に何人かの人間が入り込んでいるようだ。
 ナサニエルがどうしているかは知らないが、さて……中に入っていればやがて逢えるのだろうね。そう望んでいなくとも。

 それにしても、ローズ……』
2005/08/25 05:13:05
書生 ハーヴェイ
―吊り橋の前―
【ハーヴェイは少し苦笑して、目の前に立つ女性に話しかけた】

なぜそんなドレスを着て、このような山中に?
この雨の中、その格好ではさぞ歩きにくかったでしょう。

――申し遅れました。
  私の名はハーヴェイ・イシュマエル。どうぞお見知りおきを。
(139)2005/08/25 05:14:13
書生 ハーヴェイ
……あぁ、これは失礼。
あまり立ち入った事情を淑女に聞くものではありませんでしたね。

私はこの山の向こうに立つ修道院の院長に面会しようかと思っていたものの、この豪雨で行く先を見失っていた、というところですよ。
(140)2005/08/25 05:17:37
酒場の看板娘 ローズマリー
――橋前――
[ゆっくりとハーヴェイに近づいた後、口を開いた。]

山の中腹に在るお墓に……、用事があったものだから。
年に数回も逢わないから……、綺麗な格好でと思ったのだけれど、失敗だったみたい。

私の名前はローズマリー・マーシュ、と言います。

[目を伏せて、ゆっくりと瞬きをした。]
(2005/08/25 05:19:51、酒場の看板娘 ローズマリーにより削除)
書生 ハーヴェイ
何にせよ、今晩この雨を凌げるのはその向こうに立つ城しかないでしょう。誰かしら、居るのではないかと思いますし。

私は渡っていくつもりですが、貴女は……?
(141)2005/08/25 05:20:22
酒場の看板娘 ローズマリー
――橋前――
[ゆっくりとハーヴェイに近づきながら、話に耳を傾けた。]

この悪天候ですし……、山越えはさぞ厳しいことと思いますわ。

私が此処にいるのは、山の中腹に在るお墓に、用事があったものだから。
年に数回も逢わないから……、綺麗な格好でと思ったのだけれど、失敗だったみたい。
この天気で道を見失ってしまうし、この分だと、朝と昼の境界線がわからないんじゃないかしら。

私の名前はローズマリー・マーシュ、と言います。

[目を伏せて、ゆっくりと瞬きをした。]
(142)2005/08/25 05:22:23
酒場の看板娘 ローズマリーは、書生 ハーヴェイに、私もそのつもりです、と短く答えた。
2005/08/25 05:22:41
酒場の看板娘 ローズマリー
『だって、久しぶりの再会なんだもの。
ハーヴェイやお兄さまに逢う時に綺麗でいなくて、
誰の前で綺麗な格好すればいいのかわからないわ。

お兄さまに逢うのも、楽しみ……。
楽しみな事だらけだわ。』
2005/08/25 05:24:07
書生 ハーヴェイは、酒場の看板娘 ローズマリーに頷いた。
2005/08/25 05:26:17
書生 ハーヴェイ
【ローズマリーに肩をすくめて、答えた】
 それにしても、この雨の中を……。
 着替えはちゃんと持って来てるのか?

 子供の頃の服なんてもう古くて着られないんだし、残ってたとしてもサイズが合わないだろうからな。
 母さんのドレスくらいなら残ってるか……いや、もう無いか。焼かれたはずだよな……
2005/08/25 05:29:31
書生 ハーヴェイ
【ハーヴェイは吊り橋へと一歩踏み出した】

でしたら、渡るしかないでしょうね。
いつまでもここで話していても、ただ雨に打たれるだけだ。宜しければ、エスコートいたしましょうか?
こう見えて、子供の頃は木や屋根に登ったりしてよく遊んだものなんですよ。
(143)2005/08/25 05:32:19
書生 ハーヴェイは、酒場の看板娘 ローズマリーを吊り橋の上から振り返った。
2005/08/25 05:33:29
酒場の看板娘 ローズマリー
[ハーヴェイを見てにこりと笑った。]

お願い、しようかしら。
子供の頃の貴方がやんちゃだったなんて、とても今の言動からは想像できないけれど。
きっと、本当なんでしょうね。
(144)2005/08/25 05:37:30
酒場の看板娘 ローズマリー
『えぇ、勿論よ。
……あら? 
……。

出かける間際においてきたかもしれないわ……。
お母様のドレスが残ってることを祈るしかないわね……。』
2005/08/25 05:39:18
書生 ハーヴェイ
ええ、昔は、ね……本当に。

さて、渡りましょうか。少し揺れますが、怯えて縮こまったりしなければ大丈夫ですよ。
(145)2005/08/25 05:41:21
書生 ハーヴェイは、酒場の看板娘 ローズマリーと共に吊り橋を渡り始めた。
2005/08/25 05:42:10
酒場の看板娘 ローズマリーは、書生 ハーヴェイに小さくありがとう、と言って、後に続いた。
2005/08/25 05:45:09
書生 ハーヴェイ
『ローズマリー……。
 そのドレスを洗って乾かしている間、シーツに包まってでもいるつもりだったのか?』
2005/08/25 05:46:08
酒場の看板娘 ローズマリー
『……?
えぇ。お母様のドレスがないだろうから、今もそのつもりでいるのだけれど……、何か問題でもあるかしら……。』
2005/08/25 05:50:51
書生 ハーヴェイ
『ローズマリーがそれでいいなら、そうすると良いさ。
 私達に気兼ねする必要は無い。
 別に裸でも構いはしないさ。

 けれど……この中には他の人間たちも居るようなんだがな。
 ま、好きにするがいいさ。招かれざる来客には、死を与えることになるのだし。』
2005/08/25 05:56:29
酒場の看板娘 ローズマリー
『流石に私が裸だったら気にかけてほしいけれど。

そうね、そういえば。
他の人がいるんだったの忘れてたわ。
様子見も大事、ね。

ハーヴェイ、有難う。』
2005/08/25 06:00:51
見習い看護婦 ニーナが参加しました。
見習い看護婦 ニーナ
[ニーナは城門の前に立ち、城門を見上げている]

 この門の向こうに、あたしの求める未来はあるのかしら。

 それは、人間にとっては明るい未来とはいえないけど
 それが、新天地を切り開く為の痛い犠牲。

 自然の法則なの。

 あたしは今、世界の新しい法則を確かめに行く。

[*ニーナは城門を開き、城の中へと消えていった*]
(146)2005/08/25 06:01:11
書生 ハーヴェイ
―城門・吊り橋前―
【吊り橋を渡り終えたハーヴェイは、城門とその周りを観察した】

ふむ……開いていますね。
それに、入っていった足跡が幾つかある。
どうやら、運命か偶然か、そういったものの神に私達は見そめられてしまったようだな。
何者が居るかは知らないが……それが良き出会いである事を願いましょうか。
(147)2005/08/25 06:02:25
書生 ハーヴェイは、見習い看護婦 ニーナの後姿を一瞬だけ認め、首をかしげた。
2005/08/25 06:03:04
書生 ハーヴェイ
―城門前―
(少女……?)

ローズマリー、貴女は見ましたか?
今の白い影。幻影でなければ、女の子のように見えたのですが。
(148)2005/08/25 06:04:48
酒場の看板娘 ローズマリー
―城門前―
[ハーヴェイの後に続き、橋を無事に渡り終えると安堵した]
そうね。いい人たちばかりだといいわね。

影? 私は見て無かったけれど……。
(149)2005/08/25 06:10:32
書生 ハーヴェイ
【ローズマリーの返答に、やや苦笑してかぶりを振った】

そうですか。気のせいだったのかもしれませんね。
ともかく、入りましょうか。
どこかしらから、建物内に入れるでしょうし。
(150)2005/08/25 06:13:20
書生 ハーヴェイは、酒場の看板娘 ローズマリーを促すと、城門から中に*入っていった。*
2005/08/25 06:13:35
酒場の看板娘 ローズマリーは、ハーヴェイの反応にやや疑問を感じながらも、城門を*潜った*
2005/08/25 06:14:14
お尋ね者 クインジー
―城へと続く山道―

[雷光が瞬くたびに浮かび上がる城のシルエットは、徐々に大きくなっている。]

【どうやら方向はあっているようだな…それにしても…】

[クインジーはふと足元を見る。いくつもの足跡が彼の行く先に伸びていた。]

こんな山奥で最悪な目にあってるのは、俺だけだと思っていたが…意外にいるもんだな。

[だが、そのいくつかの足跡も豪雨で消えかかっている。クインジーは足早に道を進んだ。]
(151)2005/08/25 07:37:57
お尋ね者 クインジー
―吊り橋付近―

[しばらく歩くと、城壁らしき影と吊り橋が見えてきた。]

これは…落ちたら助からないな。
[深い谷をのぞき、吊り橋を踏んで揺らしてみる。どうやらなかなか頑丈に作られているようだ。]

大丈夫…だよな?
[何度か揺らしたあと、クインジーはおそるおそる吊り橋を渡り始めた。
谷からは風が吹き、ごうごうと耳を鳴らしている。
進んでいるうちに、崩れた城壁と壊れた跳ね橋が目に飛び込んできた。]

これは……
[吊り橋を渡りきった時、はっきりと雷光に照らし出された古城にクインジーは息を呑む。]

【人は住んでいるのだろうか…】
[得体の知れない何かに導かれたような気がして、入るのを躊躇する。だが、この天候では戻るのも危険だ。]

しかたねぇ…
[クインジーは剣を握りなおすと、ゆっくりと*城門をくぐった。*]
(152)2005/08/25 07:59:18
冒険家 ナサニエル
ふぅ……。
ようやく人心地ついたな。

まったく、余計な荷物を拾ったもんだ。
(153)2005/08/25 08:52:13
冒険家 ナサニエルは、ロビーのソファにコーネリアスを横たえると、周囲を見回した。
2005/08/25 08:53:01
冒険家 ナサニエル
しかし、なにやらずいぶんと人の気配がするな……。
こんな辺境の城に、一体だれが何の用だ?

それとも、だれかが住みついているのか?
馬鹿な……。
(154)2005/08/25 08:57:19
冒険家 ナサニエルは、暖炉に火を入れると、コーネリアスをそのの近くに寝かせた。
2005/08/25 09:01:53
冒険家 ナサニエル
まぁ、いい。
私の目的は決まっている。
この城から、二つの財宝を手に入れること。

邪魔する者は排除する。
それだけだ……。
(155)2005/08/25 09:04:55
冒険家 ナサニエルは、暖炉で衣服を乾かすと、城内の探索に乗り出した。
2005/08/25 09:06:30
吟遊詩人 コーネリアスは、目を覚ました。
2005/08/25 09:14:37
吟遊詩人 コーネリアス
う……うう、ここは……。
私は、どうしてこんなところに……?
確か、ナサニエルという男に出会って……それから先は覚えていない。
リュートは……無事なようだ。傷ひとつない。
うぐっ!
足が……立てない。
(156)2005/08/25 09:17:20
吟遊詩人 コーネリアスは、あたりをきょろきょろと見回した。
2005/08/25 09:31:51
吟遊詩人 コーネリアス
―居館1階:客間―
[肖像画がたくさんかかっている。そのうちのいくつかは、意図的に外されているようだ。肖像画のあったところだけ、壁が白く綺麗に残っている。コーネリアスはその肖像画のひとつに、見覚えがあった]
(157)2005/08/25 09:40:30
吟遊詩人 コーネリアス
あれは……エレイン・バートリー……。
ということは、ここはあの古城の中でしょうか。
不思議です、なんで私はエレインの事を知っているのでしょうか。
(158)2005/08/25 09:43:10
吟遊詩人 コーネリアス
寒い……服をかわかさなくては……。

[コーネリアスは足を引きずりながら、暖炉の側へ行って暖をとった。コーネリアスは、暖炉の中に不自然なものが焼かれているのに気が付いた。どうやら、肖像画のようだ。すでに燃え尽きようとしていて、数はわからない。彼は疲労のため、やがて*眠りへと落ちていった*]
(159)2005/08/25 09:46:26
修道女 ステラ
――城門――

くちゅん。
【大きなお城ね。それと彼処に見えるのは礼拝所かしら。お邪魔しちゃおうかな。】
(160)2005/08/25 10:03:02
修道女 ステラは、礼拝所に向かった。
2005/08/25 10:04:13
村長の娘 シャーロットが参加しました。
村長の娘 シャーロット
──峡谷の一本道──

[切り立った崖沿いの道を1台の乗合馬車が走っている。シャーロットは馬車に乗り、母のエレノアとともに静養を兼ねて別荘地へと向かっていた。掌の上で小さなオルゴールを弄びながら、眼前に広がる景色とその向こうに見える城を眺めていた]

綺麗だけど、何か悲しそうに城が見えるのは…あの言い伝えのせい…?

[軽い衝撃に続いて馬車が停車する。御者の話では馬がなぜか興奮して言うことを聞かなくなったらしい。暫く休憩をとる、と告げられ私は母を残し馬車を降りた]

空が黒い。雨がまた降るのかな?
このところ雨が増えて、青空を見てない気がするわ。
尤も、この空の色とあの城はどことなく合っているけれど………

[狂ったような馬の嘶きにシャーロットが振り返ると、馬車が猛烈な勢いで走り去っていった。]

嘘…。馬車が………。
どうしよう…。
…………雨まで降ってきちゃった。

[酷くなっていく雨の中、暫し馬車が戻ってくることに僅かな期待を持ってその場に留まってみたが、なぜか馬車が戻ってくる気配はない。近づいてくる雨の気配に怯えながら、意を決して城に向かうことにした。雷雨の中、自分を励ましながら歩き続け、城門をくぐり洋館へとたどり着く。中に入れてもらおうと扉のノッカーを叩いたところで、力を失い*その場に崩れた*]
(161)2005/08/25 10:05:23
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