人狼審問

…ラッセル…？
ラッセルなの？

なんだか不穏な空気になってるね。
アーヴァインもそんなにピリピリしないで。

まあ、どうせただの噂に決まってるし。
うん、きっとそうだ。

ヴィンセントさん、メイは苦しくないよ。

あら、アーヴァインさんお帰りなさ〜い…って…え？
な、何言ってるの？
人狼が本当にいるって言うの？
ああ、ちょっとまってよ！

やあメイ、久しぶりだね。

ようやく帰ってきたんだけど、なんか変な話が出てるじゃないか。
人狼というより、強盗や盗賊団の仕業だと思うんだけどね。

とりあえず、これはメイへのお土産。

そうか、メイ。なら良かった。苦しいとか辛いっていう言葉には敏感なんだよ。職業病だな。はは。

なんとなくメイに似てるなって思って買ったんだ。
受け取ってくれると嬉しいんだけど。

…うーん、どうなんだろう…。
それよりラッセル、久しぶりだね！

全然、変わってないね…。
元気そうで良かった。うん、本当嬉しい！

…だけどさ、変な噂が流れてる時に帰ってくるなんて、タイミング悪いけどね。そんなところまで、変わってないよ。

やあ、ヴィンセントさん。
相変わらず忙しそうですね。
研究の方は進んでますか？

メイ、大丈夫大丈夫。
所詮ただの噂話だよ。
たとえ本当に人狼がいたとしても、アーヴァインさんのような頼もしい自警団がいるから大丈夫さ。
それに……いざとなったら僕が君を護ってあげるから。

ラッセル…えっと。ありがとう、嬉しいよ。

ヴィンセントさん、心配かけてごめんねー。
でも、病気の話じゃないから、大丈夫だよ！

やあ、まあ、研究はボチボチやってるよ。はは。

それじゃあ、そろそろ一度家に荷物をおろしてくるよ。
結構重たいんだ、このカバンが……よいしょっと。

それじゃ、また。
早く他のみんなにも会いたいなぁ。

いやー、びっくりだよ…。
男の子って、急に男になるんだね…。

今、アーヴァインから知らせを貰ったよ。
教会の書庫に、人狼に関して書かれた書物が有る事を思い出して、噂だとしても、一応調べておこうと思っていたのだがね。

んー、アーヴァインさんが変な事いうから、怖くなっちゃった。
ただの噂なんだろうけどさ…。

ええ？ルーサーさんは人狼がいると思ってるの？

……あら、私ったら、ついうとうとしちゃったみたい。
疲れてるのかしら…。

正直、その実体は未だよく分からない。今分かったのは、外見上は全く人間と区別が付かない事ぐらいだ。やはり、魔女の支配下にあるせいらしい。とりあえず、十分注意して欲しい。

えええ！？
そんな見分けつかないとか、どうすれば良いのかな…。
昼間からいきなり襲ってきたりするの…？

あれぇ……？　わたし寝ちゃってた？

どうしたの？　みんなこわい顔……。
人狼の事、なにかわかった？

なるほど、ルーサーさん、外見上の見分けはつかなくとも、何とかして人狼と人間の区別がつけられないと、困りますね。

人狼と人間の区別をつけられないことには、魔女狩り同様の惨劇が、人狼狩りと称して行われてしまうでしょう。恐ろしい事です。

う〜ん、未だ其処までは分からないのだ。いずれにせよ、魔女と同じ様に見つけ出して処刑するしかないのだろうがな。私はもう少し調べ物をしてくる。アーヴァインが戻ってきたら伝えて欲しい。
分かった事は明日のミサで発表するよ。
それでは皆さんに神の御加護があります様に。
おやすみ。

ウェンディ、起きたんだね？おはよう。
んー、メイもまだ良く分からないの。
ただ、アーヴァインが、人狼が居るって…。

とりあえずさ、もっと皆が集まるのを待ちたいなってメイは思ってるよ。

今日は、メイもここで寝るね。
ウェンディも、一緒にお泊りしていく？

うん。あとでリックもくると思うし、メイおねえちゃんのそばで寝たいよー。ここにお泊まりするー……

「しょけい」って……どうするの？
どうやって人狼を見つければいいんだろうね？

ふーん、旅人がねぇ。
それって本当に人狼とかいう化け物の仕業なわけ？

…にわかに信じられないわぁ。

…処刑…かぁ…。
本当に人狼なんているのかな…？

メイにはまだ、分からないよ。

ウェンディ、今日はメイと一緒に寝ようね。
大丈夫、メイが楽しいお話聞かせてあげるから。

ところでさ、皆が集まる時間がずれると、何かあったとき口頭で伝えて行くことになるのかな…？


あ、そうだ。これ…。

[一冊のノートを取り出し、マジックで連絡用ノートと書き込む]

これに、何かわかったらかいておけば良いかな？
そしたら、自分が居ない時に何かあっても分かるよね？

メイも噂だと思うけど、噂なら噂で、ちゃんと噂でした！って知りたいもん。
変に心配したままじゃ…、ゆっくり眠れなくなっちゃう。

さーて、それじゃメイはそろそろ寝るよ。
ウェンディ、先に奥の仮眠室で寝てるから、眠くなったらおいで。

｡o(人狼なんて、噂だと思うけど…、でも、本当に居るとしたら…。
怖いよ、やだなぁ…。何でこんな事に…。
もしも、もしも人狼がいるのなら…。皆の為にも倒さないと…！)

[ラッセルから貰ったブローチを握り締め、ベッドに入り込んだ]

メイおねえちゃん、ありがとうっ。
さっき寝ちゃった分、目がさえちゃったから、あとで行くねっ。

キャロルさんも、今夜はここに泊まりますか？
夜道、危ないかもしれないです……。

ごめんね、遅くなっちゃった・・・
おじいさんたらたくさん用事言いつけるんだもん。
ウェンディ、先に行っちゃうなんてずるいよー

うたたねしている間に誰か運んでくれたのかな？
いつの間にか夜が明けていたみたい…

リック、リック、無事で良かった。先に来ちゃってごめんね。
アーヴァインさんがみんなに、気をつけるように、言ってたの。
人狼を「しょけい」しなきゃいけないかもって……お医者様も牧師様も、みんな言ってるの。
今夜は、ここに泊まろうね？

待って待ってウェンディ。
ちえ、ウェンディが僕のこと置いていくからちょっと怒ってたのにどうでもよくなっちゃった。
おじいさんも、人狼の噂を知ってたみたいだよ。
僕さっき聞いてきたんだ。

あーもう。
こんな眠い頭で考えても何も思い浮かばないわ。

…少し眠らせて。

うん、そうなんだって。
僕達、子供とおじいさんだけで住んでるのは危険だから、ここで休むように言われたよ。
おじいさんは、叔父さんのところに行くって。

アーヴァイン…冗談は君に似合わない。
人狼なんて居るわけが無い。

子供たちは「しょけい」なんて物騒な言葉を吐いてるし。

僕の仕事を増やさないで欲しいな。

｢しょけい｣なんて、恐いよ・・・

アーヴァインさんのお話、本当なのでしょうか。
旅人が襲われたのが人狼のせいなんて。
うーんうーん…

お休み。良い夢を。

ヴィンセント先生と牧師様のお話だと、人狼というのは外見上は見分けが付かないということでしょうか…

薄気味悪い伝説なんですね…

ニーナ、アーヴァインは柄にも無い冗談を言っているのさ。
牧師様も書斎にこもってしまったしで、みんな騒ぎすぎなんだよ。

そうですよねぇ。
アーヴァインさん、いつもまじめだから冗談が冗談に見えないですよ…

………冗談ですよね？
でもなんだか怖い…

見分けがつかない？

それじゃなんだ。
人狼は生まれた時から人狼なのか？
ばかばかしい。

もしそうなら、この村はとっくに滅んでいるはずさ。
仮に居るとして、今まで黙っているのはどういう理由なんだ。

待つ意味が僕には分からないね。

[リックは仮眠室で考え込んでいる]

もし、人狼が本当にいたら、そして牧師様やヴィンセント先生の言うように人間と区別がつかないとしたら・・・
おじいちゃんが言ってた、狼と人間の区別をつけることができる人間って・・・いったいどうやって・・・？
とにかく僕は、ウェンディを守らなくちゃ。

冗談に決まってる。
怖がる必要なんて無いさ。

…こんな夜遅くまで起きているから、怖さが倍増しているんじゃないか？

むにゃ・・・もう、眠いや。
また、明日の朝考えよう。

ウェンディ、おやすみ。

夜の墓場に何かを期待するのと同じようなものさ。

僕はもう寝るよ。
夜の墓場に期待したって何も出やしないさ。

もちろん人狼もね。
変な伝説に振り回されてどうするのさ？

そうですよね…
きっとこんな夜中だから、怖く感じるんですよね。

私もそろそろ寝ようかな。
明日ヴィンセント先生から研究のお話が聞けるかもしれないし…

うぅ…でも夜道は怖いから、仮眠室に朝までいよう。

なんだか眠れないや・・
ニーナさんのホットレモネードをもらおう。
ふう、もうみんな仮眠室に行ったのかな。

[ふと窓の外を見て]
真っ赤な月・・・気味が悪いや・・・
神様どうか、何も起こりませんように。

…私ったら酔っ払って寝ちまってたみたいだね。
どうやら私が寝てる間に、結構人が集まってたみたいだ。
[ローズは窓を開け、月を見た。]

あぁ…赤い月だ…。ずっと昔にアイツから聞いた話がある。赤い月は不吉な兆候。きっと何かが起きる前触れなんだ…。

…と思ったら、アーヴァインが何やらおかしな事を言ってるねぇ。旅人が人狼に殺されたって？

おい、ハーヴェイ…アンタが言ってた伝説の話ってこの事なのかい？私には信じられないね。アンタも信じるわけないだろう？

何だい？このノートは…まだ何も書かれてないじゃないか…。何に使っていいのかわからないが…。
新しいノートを見ると、ついつい何か書きたくなっちまう。

どれ…私が最初に書くか…。

酔った後に寝ちまうと目覚めが悪いねぇ…。
もう一眠りするか…。

明日にはこの騒ぎが終わってると信じてるよ…。
おやすみなさい。

私が仮眠している間に人が集まっていたようですね。
今日のところは、このまま寝て、起きてからゆっくり確認しますね。

うん……あ……ふぁ、もう朝か。
このベッドで寝るのも久しぶりだよなぁ。

書置きを見ると、どうやら父さんと母さんは、またふらっと旅にでも出たみたいだな。
まったく、あの歳になってもいまだに新婚気分が抜けないんだから、やれやれだね。

よっ……と。

久しぶりに村を散歩してみようか。

……おや？　あれはシャーロットだね。
あ、ちょうど家に帰るところか。
声かけそびれちゃった。
まあ、また会えるだろうし、いいか。

ふぅん……こうやって見ていると、変わってないようで、意外と新しい建物が増えたり、知らない人が入ってきたりしてるんだね。

へえ、ローズさんやカミーラさんも戻ってきてるのか。
僕がまだちっちゃかった頃だったから、覚えててくれてるかな？

リックとウェンディも大きくなってるみたいだね。
小さいときから綺麗な双子だったから、今はどんな感じになってるんだろう。

ハーヴェイ兄さんも元気みたいだね。
新しい牧師さんや、歌姫と詩人も村に来てるんだ。
え……？　歌姫じゃなくて踊り子さん。
ごめんごめん、聞き間違えちゃった。

春歌祭が近いから、村も少しずつ賑わっているね。
僕も祭りがくるのが楽しみだよ。

アーヴァイン、いろいろありがとう。
僕はもう一度家に戻って、荷物の整理をしてくるよ。
昨日は帰ってからすぐ寝ちゃったからね。
じゃあ、お仕事頑張って下さい！

おはようございます･･･

狼の噂･･･私の神への信仰を試しているのでしょうか･･･

信心深い人が多いと･･･修道院で奉仕している時に感じているところです･･･

どうして･･･そのような噂がたったのでしょう･･･
アーヴァインさんは･･･修道院へお手伝いに来てくれる信心深い真面目な人なのに･･･

嘘だと信じたいけど･･･嘘をつく人では･･･

あぁ･･･これが私の信仰心を試すということなのでしょうか･･･

赤い月の支配が終わりを告げ･･･
新たな１日が始まろうとしています･･･

私も修道院でのおつとめがありますので･･･失礼させていただきますね･･･

みなさまが噂に惑わされずに･･･すみますように･･･
何事もない明日が訪れますように･･･

終わらない夜はない。
太陽は必ず昇り、地上をくまなく祝福する。
邪悪な存在は滅ぼされ、灰に還る。
獣の血が人の体に流れることを、神は許さない。

父と子と聖霊の御名において。
獣よ、去れ。

おはようございます。
起きてから、お掃除をしていたので、遅くなってしまいました。
それで、旅人さんがなくなったのが人狼のせい……？
人狼なんてただの、噂だったんじゃあ……。

あら、ラッセルさんも戻っていらっしゃったのですね。
そして、ここに集まった私たちが、旅人さんを殺害した容疑者……。
それも、アーヴァインさんは人狼の仕業だと、おっしゃるのですね。
私にはとてもそんなこと信じられません……。

ふぅ、それでは、家のお手伝いがあるので私も失礼しますね。

みんなおはよう。
昨日アーヴァインがあんなこと言うから、なかなか寝付けなかったわ。

あら学生さん、私に何か用かしら？

あはは、私は踊り子だけど歌も歌えるから歌姫でも間違いないわよ。

なんなら一曲歌ってみる？

よく寝た〜！今日も、元気！

…リックとウェンディ、それにニーナはまだ寝てるのかぁ。
今日も素敵な一日が訪れるように。

おはよー！今日も良い天気だね！

…変な噂が流れてるけど、メイ少し散歩してくるよ。
朝のウォーキングは、メイの日課なんだ！
それじゃ、また後でねー。

････。
やはり人狼はこの村にきたのかい。
これから忙しくなりそうだね。
奴らとは･･･ここで決着をつけなきゃならないかもしれない。

ふあ、まだ眠いや・・・
メイお姉ちゃんはいつも元気だな。そういえば、ラッセル兄ちゃんが帰ってきたって言ってたな。
早く会いたいなあ。

･･･お腹すいたな。何か食べようかな。

牛乳とパンがあるよ。いただきます。
[リックは朝のお祈りをしてからパンを食べ始めた]

･･･わっ。カミーラさん、おはようございます。
ごめんなさいもう人がいるなんて思わなくて･･･
パン、いかがですか？

ん･･･。
リックか。おはよう。
パンか･･･。ありがたく頂くよ。

カミーラさん、何か知ってるのかな・・・
ずっと考え込んでるみたい。
僕、邪魔かな･･

じゃあ、僕仮眠室に戻ります。ゆうべ遅かったからまだ少し眠いので・・・起きたら、おじいさんのところに行ってきます。旅人さんが襲われたのは村の外れで叔父さんちの近くだっていうし、心配なんだ。

ただいまー！
…って、まだ皆居ないのかな〜？

お昼すぎまで寝ちゃった。おはよ……。

リック、わたしも一緒に行くよ。
おじいさんに人狼の事ききたいの。

こんにちは。
昨日は寝付けなくてこんな時間まで寝てしまいました。
メイさんは今日も元気みたいですね！

お、ニーナ、ウェンディおはよー！

ニーナさん、おはようございます！　よく眠れましたか？
メイおねえちゃんも、おはようっ。
あれ、そのブローチ。かわいいね。

えへへ、貰ったんだよ。
可愛いよね、これ。

メイおねえちゃんによく似合ってるよー。誰にもらったの？

あっ、ほらっ、わたしカミーラさんにこれもらったんだよっ！

うわぁ、かわいいブローチ。
メイさんによく似合ってますね！
o○（メイさんすごく嬉しそう、誰かに貰ったのかな？）

ウェンディもおはよう！
寝付けなかった分、寝過ごしちゃったの。えへへ。

ラッセルから貰ったんだよ。

ん？どれどれ？
おお、かっこいー、良かったじゃん！

ニーナもありがとう！

うーん、特に動きは無いみたいだね。
やっぱり、ただの噂だと思っちゃうけど…。

でも、何にもしないで怯えてるだけなんてメイはやだ。

…そういえば、昔図書館で人狼について書かれてる本を見たような…？
ハーヴェイが居たら、いろいろ聞けるのに。
悔しいけど、文献についてはハーヴェイの方が詳しいんだよね。
ラッセルも何か知ってるかな…。

ウェンディはリックとお揃いなんだぁ。
よく似合っててかわいいよ！

ラッセルおにいちゃん、村にもどってきてるんだぁ。

……よかったね、メイおねえちゃん。うふ。うふふふ。

みなさん、こんにちは。
お手伝いをして、お昼を頂いていたので、こんな時間になってしまいました。

メイさん素敵なブローチですね。よくお似合いですよ。
それとも、ラッセルさんからの贈り物というのが大事なんでしょうか？

やだ、違うよ！
な、なんでそうなるのかなー。もー！

集会所にノートが置いてあるのか。
･･･ちっ。しくじっちまったようだ。
これは誰かが拾ったね･･･。
誰が持ってるかはわからないし、丁度いい、書き込んでおこう。

お父様も、今回のことは信じられないようでした。
私もおとぎ話や伝説の本を読んだりしたのですが、そう大した事はわかりませんでした。

えへへ。ニーナさん、ありがとうございますっ。

わたしも、おじいさんに色々話をきいてきますね。リックのしたくが済んだら出かけます。

こんなに平和な村なのに……人狼なんて、やっぱり嘘みたい。
昨日は、赤い月のせいでこわくなっちゃっただけだと思うの。
おひさまの下だと全然こわくないもん。みんなもいるし！

うーん、本当どうなってるんだろう。

ここで考えててもダメだよね！
ちょっとメイ、図書館で調べてくるよ。
その後着替えたいから一度家に帰るね。
ただの噂だったら、それで良いんだけどさ。

夜にはここに戻ってくるから、心配しないでねー！

私ももう少し、家にある古い本を調べてみようかと思います。
夜には戻れると思うので、何かわかったらお知らせしますね。

図書館の文献ですか…
何かの参考にはなるかもしれないですね。

確かヴィンセント先生が趣味で研究をしているといっていたような気がするのですが、今日はまだいらっしゃってないようですね。

こんにちは･･･

今日も良いお天気ですね･･･
狼の噂･･･この日差しの下では･･･
ウェンディさんの言うように･･･やはり噂なのでしょうね･･･

[図書館に向いながらそっとブローチを撫でる]

｡o(ラッセルから貰ったから、嬉しい…かぁ。
　 メイにはよく分からないけど…そうなのかなぁ？
　 ラッセルと一緒に居るのは楽しい。
　 帰ってきてくれて、嬉しい。
　 メイの事、守ってくれるって言ってくれて…。
　 うー。何だこれはー！考え込むとドツボに嵌りそうだ。
　 うん、今は人狼の噂を解決させるんだ、おー！　)

そういえば･･･修道院にも･･･
古い昔に･･･古今東西の古書を集めて保管してあると聞きます･･･

みなさまのお役に立つのなら･･･
あとで調べた方がよいのかもしれませんね･･･
私は噂だと信じていますが･･･

ステラさん、こんにちは。いいお天気ですね。

私もそろそろ診療所に戻らなくちゃ。
患者さんをお待たせしちゃダメですよね…

伝染病について問い合わせた手紙返事届いているといいな。

ニーナさん、お仕事頑張ってくださいね…

伝染病で滅びた村の噂…
それが人々の口から口に伝わるうちに狼の噂になったのかもしれませんね…

それではそろそろ修道院で奉仕活動があるので…
またあとで集会場に寄らせていただきます…
それまでに修道院の方でもこの噂に関する書物を調べさせていただきますね…

みなさまのお役に立てるような書物が見つかればいいのですが…

ウェンディ、準備できた？
おじいさんのところに行こうか！何か新しいことがわかるかもしれないよ。ほんと、こんなおひさまの下だとなんにも恐くないね。

なんか嬉しそうだね？え、メイお姉ちゃんがラッセル兄ちゃんに･･？うふふ、ふふ。兄ちゃんに会ったらからかってやろうよー

おじいさん、みんな人狼のうわさで持ちきりだよ。
信じてる人はあんまりいないみたい。本とか伝承を調べてるみたいなんだけど･･･人狼が出たってほんとうなの？
それに、僕、おじいさんが言ってた「特別な力」を持つ人間っていうのが気になって･･･

【リックとウェンディの祖父】「リックや、そう慌てるでないよ。どうやらアーヴァインは旅人が殺された事件を人狼と思っておるようじゃが･･･あれは違う。わしは見たんじゃ･･。ひどい様子じゃったが････人狼の仕業じゃあない･･･。人狼というのは死体を食って･･･いや、子供に話す話じゃないのう。きっと･･･噂のまま終わってくれると信じておるよ･･･心配するんじゃないよ･･･｣

【リックとウェンディの祖父】
｢ただ、人狼と言うのが伝説でないことは知っておる。わしのじいさんのじいさんが子供の頃、村に現れたことがあるんじゃ。特別な力というのは･･わしも曾爺さんに聞いた話じゃから詳しくはわからないんじゃが･･･その時に人間と人狼を見分けることのできる者がおっての。村人に紛れ込んだ人狼を退治することができたそうじゃよ｣

そうだったんだ････。ほんとうに人狼はいたんだ。
ほら、ウェンディ泣かないで。
まだこの村に人狼が現れたわけじゃないんだから。
でも、このことは大人の人たちに知らせた方がいいと思う。
おじいさん、ありがとう。僕達集会所に戻ります！
おじいさんも、気をつけてね！

･･･みなさんが言ってるように、伝染病とか、外からの侵入者かもしれない。でも、おじいさんは嘘をつくような人じゃないんです。
････でも、この村にそんなことが起きたら････
僕･････
[リックは泣きそうになるのをぐっと我慢した]

ふう…ぐっすり寝ちまったよ。おはよう。

リックはどうしたんだい？あんたは男だろ？あんたの爺さんが言ってる事が本当なら、ウェンを守ってやらないとダメじゃないか。しっかりしな。

私は未だに信じてないよ、人狼なんて…。もし、本当にいるのなら一度お目にかかってみたいだものだ。

ただ…昔、アイツから聞いた事があるよ。アイツは文献を調べるのが得意でね。その中に人狼関係の文献があったんだ。リックの爺さんが言う通り、人狼は毎晩人間を1人ずつ食い殺していく…。そして人狼が現れた村には、ある能力を授かる者も出るらしい。

その能力は一つじゃなくて、何種類かあるみたいなんだ。確か…4種類くらいだったかな…。何かは詳しく覚えてないが…。

そして、人間なのに人狼の味方をする裏切り者もいたらしいよ。まぁ…こんなの御伽話みたいなもんだろう。

今日は今朝から街の図書館まで行ってきてね…面白そうな本を見付けてきた。

まぁ、それは置いとくとして…マリーが昨日聞いた俺が伝説を信じてるかって話。

信じてないが、そう言う伝説が在るのは事実、殺人鬼がそれを利用し、その伝説を信じている者に、そう思わせようとしてるんじゃないかって、思ってるね。

まぁ、そう拗ねるな。
珈琲でも煎れようか、厨房を借りるよ。

って…あれ、なんか立場が違う様な。

伝説を信じさせる為に、殺人鬼が殺人を犯すか…。
本当にそんな事あるのかねぇ…。

ただ…気になるのは昨日の赤い月…何か嫌な予感がするんだ…。この胸騒ぎは一体何なんだろう…。

逆だよ、逆。
殺人鬼が自分の殺人を隠す為、伝説を利用しただよ。

ぐすっ
だってウェンディが泣いてると僕も悲しくなっちゃうんだ。
でも、そうだよね、ローズマリーさん、僕男だもんね。
ひっく、な、泣かないでがんばるよ。
ハーヴェイさん、じゃあやっぱり人狼はいないの？
曾おじいさんの村に現れたのは、「さつじんき」なの？
どっちも恐いよ･･･ぼ、僕も珈琲飲むっ

あぁ…そういうことか。まだ寝ぼけてるのかねぇ…。

でもよ…殺人って人間が人間を殺す事だろ？人狼が人間を襲うより嫌な話だな…。
そういえば…こんな事も言ってたな。既に子供たちが言ってるが「しょけい」ってヤツさ。人狼を退治する為に、時に人間が人間を殺すってやつだよ…。

ただいま、ロースマリー、何か一杯頂戴。
ほんと、どこもかしこも人狼の噂でもちきりだわ。
正直、うんざりしちゃう。

でも学生さん言うように、殺人鬼が伝説を悪用したというのなら、まだ考えられるわね。

実際人が死んでいるわけだし…用心したほうがよさそうね。

マリー、どうぞ。
キャロも飲むかい、昼間から酒を飲むより良いだろう？

リックとウェンには、こっちだな。

う〜ん、これは借りてこないで図書館で見てきた方がよかったな。それか古語の辞書も一緒に借りてくれば良かったよ。

人狼に付いてもだけど、人狼を見付ける術なんかも書いて在る様だな。詳しくは、ちょっと訳が分からないが、儀式には一晩掛かるらしい。

そう言えばお腹が空いたな。

マリー、目が覚めたら何か作ってくれないか？

あら、気が利くわね。遠慮なく頂くわ。

人狼ねぇ、旅先で時々噂は聞くけど殆どが作り話。
…そういえば、昔オババ様からこんな話を聞かされたわ。

人を食らう人狼と、それに対抗した村人達の話。

私に料理させるなんて、100年早いよ。

oO（できないとは…悔しくて言えない…。）

キャロル、アンタのオババの話ってヤツも聞いてみたいねぇ。
いや、信じてるわけじゃないよ。好奇心さ。

メモがやっと見つかったよ。道端で落としちまったかと思った。あいつの･･･形見なのにね。
「人狼は見知った人間にも成り済ませる。
人狼の危機があると、特殊な能力に目覚める人間もいるらしい。
生きているものを人か人狼か見分けられるもの、
死んだ人間に問いかけその正体を判別するもの、
人狼に対抗する守りの力をもつもの、
人狼を崇拝する狂えしもの、
人狼ではないという血の盟約をもつもの
が目覚める可能性があるらしい。」
あたしは人狼に追われ、あいつを失い、人狼を追いかけてこの村に来たんだ。
アーヴァインの言うとおり人狼はこの村にいるはずだ。
･･･絶対に今度こそ･･･根絶やしにしてやる。

俺は、ツヴィーベル・ズッペなんかが好きなんだが…。

［そう言いつつ、マリーをそっと盗み見た］

カミーラのメモをみると、能力は4種類と裏切り者が1人か…。

そういえば…そんな話があったような気がするよ。

…うーん。

「ある村に人の姿になりすまし、夜に人を食べる狼がやってきた。
なす術もなくやられる村人の前に救世主が現れて、彼らの力を借りて人狼を退治できました。」

こんな話だったような気がする。
正直私も単なる作り話だと思って、ほとんど気に留めてなかったのよね。

や、やだぁ。

カミーラの話、オババ様が話していたのと一緒じゃない。

…なんだか気味が悪いわ。

なんだか、みんな言ってる事が同じだねぇ…。

人を食い殺す人狼とその人狼に仕える裏切り者、対抗する為の能力者か…

…ってことはよ、もし今の人狼騒ぎが本当なら既に能力に目覚めてるヤツもいるんだろ？

狂えしものや、血の盟約ってのは附合しないが、この本に、死者が人狼で在ったかどうかを知る方法や、人狼を避ける為の呪詛なんかの事も書かれているみたいだね。

で、その具体的な方法なんだが、何とかの香をたけだとか、トリカブトの枝がどうとか、色々書いてあるんだが、ちょっと読み解けないな。
後、出てくる薬草や、単語も知らない物ばかりで…この本が書かれた時代の別の資料も必要だなぁ。

マリー、カミーラにカモミールティでもいれて上げてくれないかな？

･･･伝説？･･･それとも･････
ローズマリーさん、僕たくさん話聞いて頭が破裂しそうだよ。夜まで少し眠ってもいいかなあ？
ウェンディも疲れちゃったみたいなんだ。

まったく…私を使うとは、ハーヴェイもなかなかやってくれるじゃないか…。
まぁ…カミーラが泣くなんて滅多にある事じゃないし、仕方ないか…。

[そう呟くとローズは厨房に入っていった。]

ほら、カミーラ…ここに置いておくよ。悲しい事があったのなら、我慢しないで泣いちまいな。
[そういうとローズはテーブルの上にカモミールティを置いた。]

リック、ウェン、おやすみ。夜になったらもう少し人も増えてるだろう。風邪ひかないようにしっかり毛布を掛けるんだよ。

oO（カミーラのあいつって誰だろう…。まさか、私が探してるやつじゃないよな…。）

…私も眠くなってきたよ。寝たりないのかなぁ。ちょっと横にならせて貰うよ。
[ローズは何か考え事をしながらそのまま眠りについた。]

まだ能力どころか、人狼の存在自体半信半疑の連中も多いだろう。それどころか、能力に目覚めたものも戸惑っているんじゃないか？

あたしは皆に･･･この話と人狼を滅ぼすと誓ったあたし自身を信じて欲しい。あたしには生きている人間も死んでいる人間も判断する力も無い。このメモの通りに目覚めたものが居るのなら･･･。あたしを調べてくれて構わないよ。

おやすみ、リック、ウェン。

俺も、ちょっと…そうだな水浴びでもしながら色々と考えてくるとしようか…。

うーん、だんだん心配になってきたわ。
キャンプに帰ってオババ様に相談してくるかな…。

･･･ローズ、ありがとう。こういうときの気配りは･･･やっぱあんたは大したもんだよ。
あいつは･･･ヒューバートは、あいつにとってあたしは何だったんだろう？戦友？
あたしはあいつが好きだった。だから、あいつを殺した人狼を許さない。そう、絶対にね。
ローズの探してる奴とは･･･違うと思うよ。

今の夢はなんだい…？
カミーラやハーヴェイ、キャロルのオババ…そしてあいつが言ってた人狼が人間を食い殺していく夢だった…。

まさか…伝説じゃないのかい？これは…正夢になるのかい？

カミーラ、ヒューがヤラれたって本当なのかい？いや、それ以上何も言わなくていい…。私はあんたのいう事を信じるよ。人狼の騒ぎなんてただの伝説に過ぎないとは思うが、あんたの涙を見てると冗談だとは思えないよ。

とりあえず、今までの話を纏めてノートに書いておいたよ。みんなもわかった事があるなら書き加えて欲しい。

ローズマリーさん･･･
カモミールティいただきますね･･･

この香り･･･落ちつきます･･･

あ･･･それで･･･
修道院の古い書庫で調べていましたが･･･今回の狼の噂に関する書物が見つかったので･･･

カミーラさんの探してこられたメモや･･･
ハーヴェイさんの書物と似通った記述やそうでない部分もあります･･･けど･･･

いにしえの儀式を行い･･･人ならざる者を毎夜見つけることができる者･･･
詳しい儀式の方法などは･･･その･･･
古代の言葉で記されていて･･･読めない部分が多くて･･･ごめんなさい･･･

でも･･･
噂が本当でしたら･･･その人が村にいてくれれば･･･
頼りにさせていただきたいです･･･

狼によって殺されずに･･･命を失った者の正体を･･･
いにしえの秘法を用いて知り得る者もいるみたいです･･･

これも伝承の中だけなので･･･詳しいことは･･･

そして･･･狼が人を襲うことに対して守れる者･･･

これは噂の域を出ない夢物語なのでしょう･･･
神への祈りが奇跡を呼ぶということを･･･伝承の中で示されたのと思っています･･･

書物に記されていた伝承の中で興味深かったのが･･･
神に祝福され･･･お互いにお互いのことを狼でないと分かる者もいるらしいのです･･･

祝福された者の存在も･･･噂が本当でしたら･･･頼りにさせていただきたい･･･

噂に振り回されるのは恐ろしいことです･･･

神への信仰心が揺らいでいると･･･
不安になります･･･

でも･･･みなさんの話を聞いていると単なる噂でない感じもしてきます･･･

私は･･･
信じ深い人が多いこの村に住むみなさんを疑うことがどうしてもできませんが･･･

伝承や噂にある狼の噂が本当なら･･･
犠牲が出る前に･･･

きちんと話し合った方が良いのかも知れませんね･･･

また･･･あとで集会場の方に寄らせて頂きます･･･

願わくば犠牲がないことを･･･
神のご加護がありますように･･･

そうか、閃いた！　分ったぞ！

みんな、聞いてくれ、人狼と人間の区別の仕方が分ったんだ！　単純な事さ。伝承によれば、人狼は嘘つきなんだ。だから、人狼か否かを直接質問して、脈拍と瞳孔の収縮と汗の成分を調べれば、それで嘘をついているかどうか分る。つまり、人狼か人間かの区別がつくんだ！

問答には時間がかかるから、一日に検診できるのは一人だけだ。みんなで相談して、今日誰を検診するか決めないか？

僕は一日に一回、人狼と人間を区別することが出来る。この事件は僕に任せて欲しい。

僕はこれから診察道具の準備にとりかかるよ。汗の成分を調べる薬も配合しなければならないから、しばらく診療所にこもらせてもらうね。ここに戻るのは深夜になるかもしれないから、質問があったらノートに書いておいて欲しい。

伝承、噂、昔話……。

我らの救いは、そのようなものの中には存在しない。
我らは、伝承の中の登場人物ではない。
夢物語の中で生きることはできない。

いたずらに恐怖を煽り、村を混迷に陥れようとしている者たちよ。
汝らには何が見えている？
我が目に映らぬ虚像が見えているのか？
虚像を実像とする画策か？

医師ヴィンセント。
人狼を見つける方法？
それを信じろと？
不可だ。
我は神以外を信じない。

こんばんわ。
早速、ノートを拝見させていただきますね。

……やはり、人狼の伝説というのは残っているのですね。
私のほうも同じような古いおとぎ話の本を見つけました。

おとぎ話では最後にはみんな幸せになって終わってますけれど、現実だと一体どうなるんでしょうね……。
ふぅ……不安のせいか、少し弱気になってしまったみたい。

そして、ヴィンセント先生が人狼を見つける手段を発見したと……。
信じたいけれど、本当に信じてしまっていいのか……。

それでは、私はお夕飯を頂いてきますね。

･･･ヴィンセントはまだ医者を続けてたのか。
ニーナがあんな格好をしてるのはあいつの趣味かい？

コーネリアスとかいう吟遊詩人も来てるのか。噂や伝承だけなら良かったんだけどね･･･。この調子だと実際に誰かが人狼に襲われない限りは信じない連中もいそうだ。やつらが襲った死体は･･･ありえないほどズタボロにされるからね。
（ヒュー･･･。敵は取るよ。）

返事、まだ来ないなぁ…
何かわかるかと思ったのに…

ヴィンセント先生も帰ってくるなり閉じこもっちゃったし、いったいどうしたらいいんだろう…
何か興奮気味に薬の配合が何とかって…
お手伝いできることあるのかなぁ…

o○（先生、何かを呟きながら薬の調合をしているみたい…。
　　忙しそうだから邪魔にならないようにしておこう。）

先生、研究も大事ですけど何か食べてくださいね？
ここに軽食と珈琲を置いておきます。

この本は…　絵本？
先生がこんな本を読むなんて意外だな。

この絵は…狼…？
何か気になる…、お借りしていこう。

まだみんなは集まっていないのか。
人狼については、ワタシも調べたが、大体カミーラのメモにある内容と同じだったよ。ここまでは、今日のミサで話した通りなんだが・・・。一つだけ、気になる記載があった。

それは、狼は群れで行動する習性を持つと言う事だ。
そして、各々が役割を分担して狩りを行う。
最小単位は３匹だ。必ず、リーダーの統制の元、行動するらしい。
もし、人狼にもその習性が受け継がれているとすると、ここにも３匹は居ると言う事になる。

こんばんは。
まったく、あちこちから伝説が吹きだしてる。

どうしてそう同じような話が全くの別方向から入ってくるんだい？
あんなの伝説にしかすぎないんだろ？

一応、居ない人の為に、ノートに記録しておいたよ。
ユージーン、こんばんわ。いつも御苦労だね。

まぁ、ただの噂であってくれればそれに超した事はないんだがね。はは、牧師というのも因果な商売なのさ。

伝説、ね･･･。
（あたしの知る事実と符合しすぎていることから、昔から惨劇は続いているってことか。）

牧師様、ユージーンさん、こんばんは。
ほかの方はまだいらしてないようですね。

[「Die Legendar fur Werwolf」と表紙に書かれた古い絵本を持って、
　ニーナは集会所に入ってきた]

もし仮に人狼がいるとするならば、
ヴィンセントのいう診察は確かに道理が立つ。

けれど、診察結果に関しては嘘もつけるよね。
僕らはそれを確かめる術がないのだから。

まあいいや。診察したいのなら勝手にどうぞ、としか言えないね。
僕の希望はよそ者なんだけど。
元々村に住んでいる奴の中に人狼がいるなら、この村はとっくに滅んでいるはずだからさ。

やあ、牧師様。
人狼の伝説なんて僕は信じませんけどね。

本当にあったなら、僕の仕事が増えますよ。

部屋の隅にいる人。

誰だい？
まさかよそ者じゃないだろうね？

この本も伝説の類がかかれているのでしょうか…
みなさんのお話が奇妙に符合しているのもなんだか気味が悪いですね。

ヴィンセント先生が、診察で人狼という生き物を見分けることができるのですか？
この小さな村にそんなものがいるなんて信じられないけれど…、もし先生の力で判別ができるなら心強いですね。

まぁ、噂や伝承の中には不明確な物、尾ひれが付いた物、二つ以上が合わさった物、それらが混在している。その中から真実を見いだす必要があるのさ。

まぁ、余り神経質になる事はあるまい。

何々…

「昔々、人を食べる狼さんがいました。
　狼さんは人に化けて、人を夜な夜なおそうのです。
　ある日は森の中で
　またある日は家の中で」

絵本だから随分絵が大きいな。
子供にも読み聞かせるものなんだろうけれど。

で、人間はどうやって対抗したんだ？

さて、私は今度は修道院に残されていたという資料を調べてくるよ。
今ならステラも修道院にいるだろう。
では、失礼するよ。
父と子と、聖霊の御名によりて　アーメン

ちょっとこの絵は衝撃的すぎるよ、ニーナ。

やっぱり人狼の話は眉唾だ。
このような方法で対抗したのなら野蛮過ぎる。

じゃ、僕も席を外すよ。
牧師様とシスターが心配だからね。

ふー、ただいまー！
図書館まで行って、人狼について調べようと思ったんだけど…。

なんだかやたら、美味しそうな料理の本が目にとまっちゃって。
それで…これ。えへ。

シュークリーム焼いてきたよ〜。
あれから何か、あったのかな…？
どれどれ…。

ユージーンさん、絵本持っていっちゃった…
いったい何が書かれていたんだろう…

メイさん、こんばんは。
いい匂いですね。ひとつ貰ってもいいですか？

うーん、なんだろ…。
人狼がいるとしたら、人間にも対抗する術はあるって事だよね。

それで、ヴィンセントさんが、人間と人狼を見分けられるって言ってるんだね。
本当にそんな事できるのかな…？

あ、ハーヴェイお帰り〜。
ニーナ、紅茶ありがとう。
メイには、ミルクたっぷり入れてくれると嬉しいな。

ふぅ、ただいま戻りました。

あら、シュークリームですか？
おいしそうですね、私も一つ頂いてよろしいでしょうか？

本当に人狼がいるのかわからないですけれど、先生がそう仰っているので、
とりあえず診察してもらうというのもいいかもしれません。

ロッテさん、こんばんは！
うん、メイが焼いてきたよ。
良ければ食べてね。紅茶はニーナがいれてくれたの。

シャーロットさんも、紅茶をどうぞ。

みなさんが集まるまで、部屋の隅でおとなしくしていますね。

シュークリームに紅茶か、美味しそうだね。
俺にも貰えるかな、メイ、ニーナ。

おいしい……。
メイさんお菓子作り上手なんですね。
私はどうもお菓子作りは苦手で……。

診察ね〜。
うーん、別にメイは痛くないなら診察されるのはやじゃないよ。
だけどさ、一日1回なんだっけ？
そんで、本当に人狼かどうかなんて分かるの？
んんんー。

ああ、ハーヴェイ食べて食べて〜！
ねね、ハーヴェイは人狼…いると思う？

で…（もぐもぐ）、ヴィンセント先生が、人狼を見分けられるって…（もぐもぐ）、ふむ…。

嘘を見抜くって意味では在るのかも知れないが、人狼の存在自体は、俺は信じてないからな。
質問事項に、「貴方は殺人鬼ですか？」ってのを含めて欲しいね。アーヴェンの捜査の手伝いにでもなれば良いしな。

うん、メイはね、お菓子作るの好きなんだ〜。
甘い物食べるのが好きだからね。えへへ。

おお！？
嘘を見抜くって診断方法なのかぁ…。

｡o(小さな頃、悪い点数の答案用紙捨てたとか聞かれたらどうしよ…)

そうなのか、じゃあ、明日はチーズケーキ辺りが…。

と、ご馳走様。
シュークリーム、美味しかったよ。

なんか心配そうな顔だけど、どうかしたのかな？

ヴィンセント先生が、人に言えない様な質問をしてきたらどうしようとか。
変な診察だったらとか、考えているのかな？

もし彼が言っている事が嘘なら、それも在るかも知れないな。

と…あれ？
俺が図書館から借りてきた本は…確か机の上に置いてあった筈なんだが…。

チーズケーキかぁ。
良いよ、リクエスト受け付けましょう！

何が食べたいか言ってくれる方が張り合いがあるしね。

皆、まだ来ないね。
ただの噂だろうけど、やっぱり心細いし心配だよ。

本…？
何の本を借りてきたの？