人狼審問

…建立はルネサンス以前とも言われるこの屋敷で何が起ころうとしているのか…。

…まだ誰も到着していないようですな。
では、この場を借りて、私の意気込みというものを表明しておきましょうか。

まず第１に至極当然の事ですが、『突然死は（本当に死なない限り）絶対にしない』
第２に『他人の意見に流されず、独自の考えによって勝利に貢献する（または勝ち取る）』

２つですが…。力の入った表明だと思って下されば幸いですな。

薄気味悪い建物ね…。
いくら予算が無いからって…こんなところを集会場に使うなんて。
お父様も趣味が悪いわ…。

ヒューバートさんが先に来ているとの事でしたけど、お会いしませんわね。
屋敷の中で迷子になってしまわれたのかしら？
それとも、屋敷の主の怨霊に…。

それはさておき、今日の下見はこれくらいにしておきますわ。
近々、ここで何か行われるそうでして、準備とかもあるのでたまに来ますわね。

…正面ロビーか。
どこをどう歩き回ったのか、さっぱり見当もつかない。
無気味な鎧の間、両側から壁が迫ってくる美術品展示室…。
この館はいったいどんなコンセプトで設計されているのか…。

…とりあえず、この正面ロビーから左にある大食堂の先に、ピアノの置かれたバーと地下調理室を見つけた…。

食材の備蓄は十分だったので、人が集まって来ても食料には困らないようだ…。

…食材の備蓄は十分？
…いったいだれが備蓄を？

よし、この村だ。間違いない。
幽霊屋敷が集会所なんて、他の村じゃ有り得ないもんな。

依頼主のアーヴァインは…と、留守か。見回り中ね。
仕方ない。待たせてもらおう。

さて、と。コレで良し。

しかし…アーヴァインの奴、遅いな。
まだ正式な契約書に署名を貰ってないんだが…。

……ま、いっか。

ココでじっとしてても埒が明かない。
村の様子を見て来よう。
運が良けりゃ、ばったり会えるかも知れないしな。

ここが・・・
感じるわっ
あの人の気配が！

あの人に聞かなければ・・・
あぁ・・今際に何を伝えたかったのか・・
あの強張った、恐怖に引き攣った・・・
この屋敷に・・あの人が

大食堂の先に、ピアノの置かれたバー・・・

喉が渇いたわ・・まだ誰も居ないようだし。ちょっと飲むくらいいいわよね♪

あらっ！ついつい飲みすぎちゃって・・
集会が始めるってのに、酔っちゃいそう！！

あなたぁ！！！どこに居るのよ〜〜〜

結局、人狼の情報は全く得られなかったな。
アーヴァインはまだ戻ってないか。
ちゃんと契約書を交わしとかないと、後々面倒な事になりがちなんだよなぁ…。

仕方無い。ここで暫く待ってみるか。

…広い、無駄に広い…。
さらに、多くの部屋に仕掛けがあるため、ヘタをすると元の場所に戻って来れなくなる恐れがある…。
…いやぁ、参った。

…待て。
私はただこの屋敷の構造を頭に入れようとしていただけだ。
君の貴重品には興味がない。
その物騒なものを下ろしてくれないか？

…それに…

…っと、いけねぇ。
あんたは確か…アーヴァインの資料にあった…美術商だったけか…？

すまん。
イキナリ人の気配がしたんで、つい咄嗟に…な。

…その本を読んでみたまえ。
人狼は通常の弾丸で倒せるものではない。
銀…、それも聖なる祝福を受けた銀でないと亡ぼせないのだ。

…左様。
私は美術品を取り扱う商人・ヒューバート。
今後ともよろしく。

俺はギルバート。自警団長のアーヴァインに雇われたハンターだ。
暫くこの村に滞在する事になる。よろしくな。

……もっとも、正式な契約はまだなんだが…。

>>17
…人の気配…、か。

人狼はどうなのだろう…。
果たして人を襲う時に気配を気付かせてくれるのだろうか？

いや、失敬。ハンターというからには、それなりの訓練も積んでいるのでしょうな。
…それから、無闇に自分の素性を語らない方がいいですぞ…。
もし、もしですぞ。私が貴方と敵対する存在であったなら、一番に標的にされてしまいますからな、ハッハッハ

俺も一応はハンターの端くれだからな。
多少は人狼の事を調べてある。
銀の弾丸も用意した。故郷の村の牧師に祝福もして貰った。

……問題は、その牧師が俗世の垢に塗れた似非聖職者だって事だが…(苦笑

…似非ですか…、こりゃあいい。

それに人狼は実は、銀の弾丸でも滅ぼせないって説もある。
昼間、人の姿をしてる間なら処刑できるらしいってんだが…。
ま、今は考えても仕方ない。

俺の身分に付いては、隠したって同じ事だろうさ。
狭い村ではどうせ直ぐに知れ渡るからな。
あんたが俺に敵対するってんなら、今この場で始末するさ。

…ときに…。
この館を探索された時に、鎧が数体展示してある部屋に辿り着く事があったなら、無闇に鎧にお手を触れぬ方がよろしいですぞ。
特に、「間違った順番で」もとあった位置に押し戻そうものなら…
…いや、この話しはなかった事に…。

（鎧…？そんな物があるのか。面白そうだなぁ。何かワクワクしてきたぞ〜♪
明日はこの屋敷を探検してみよう。）

ヒューバート、あんたはこの村や屋敷に詳しそうだ。
ゆっくり酒でも飲みながら、色々と教えてくれないか？

ちょっとちょっと！！あんたたち〜！！
な〜にをゴチャゴチャ話してんのよ〜〜

これはこれは見目麗しき貴婦人。
…さぁ、我等の宴に加わって下さい。

あ〜ら！素敵なお二人さ〜ん♪
一緒に飲みましょうよ！

…どれ、私が気の効いたワインやつまみを用意して来ましょうか。

ウッフフフフ♪
楽しいわぁ〜〜！！
男二人に囲まれ、さぁ！あたしに注いでちょうだい！

（…は、敷地を前に考え込んでいる。）

やれやれ、金物師として呼ばれたかと隣村からやってきたのじゃが…真銀の黒鍵を依頼されていたのはこれが為であったか。

今日のところはこの村に宿を取らせてもらって、中の様子を探るのは明日以降にした方がいいようじゃな…

頼むよ、ヒューバート。
俺はまだこの屋敷の構造がよく分からんし、あんたに任せた方が早いだろう。

あら？一人居なくなっちゃったのね〜〜
そこのお髭さん♪
こうなったら朝まで二人で飲みましょう！！

色々ありましたぞ。
誰が調理したのかはわかりませんが、こんなに豪華な料理やデザート、そしてワイン。
…これなどはいつぞやの当たり年に限定生産された上物ですな。

お帰り、ヒューバート。
面倒な事頼んで悪かったな。

（踊りながらヒューバートに尋ねる）
ねぇ！あんたぁ恋人はいるのぉ？
国はどこ〜？

私の生まれですかな、御夫人。
さて…。
北のはずれであったか、遥か西方の果てか…。
風の赴くままに美術品を追い求めて旅をして参りましたからなぁ。

…この御夫人をどこか安全そうな部屋を見つけて、寝かせておいてくれないか、ハンター君。
御夫人を守るのも仕事のうち、だろ？

折角だが旦那、このレディはもう聞いちゃいないぜ？

ヤレヤレ…随分と無茶な飲み方したらしいな。
めちゃめちゃ酒臭いぞ。

ちぇっ、そう来たか。仕方ないな。
まぁこれ程の屋敷なら、寝室の1ダースや2ダースはあるだろう。
適当な部屋を見つけて放り込むさ。

（でも「安全そうな」って点では…何か変な気配がするんだよな、この屋敷…。
ドアの外で見張っててやった方が良いかも知れんな…。）

…さて。
私はもう少し、この屋敷の構造を頭に入れておく必要がありそうだ。
…色々とおもしろい仕掛けがあってね。

…例えば…。

…ムダにこった構造の屋敷でね。

うむ。…というわけで、たのんだよ、ハンター君。

……何だ、それ。
今の、どーやったんだ？どんな仕組みなんだ？
ってか屋敷の設計図は無いのか？

（この際レディの事より、こっちの旦那の方が気になるぞ。何なんだ、この屋敷は？！）

どこかってどこにあるんだよ？
また何かヤヤコシイ仕掛けがあるんじゅねぇのか？！

……って、行っちまいやがった；；

仕方無い。とりあえず、このレディをどこかの部屋に放り込んで、俺も休むとするか。
折角の酒と肴は、勿体無いから貰っていこう。

（明日はアーヴァインに会えると良いんだが…。
タダ働きなんて御免だぞ、俺は。）

（な…何なんだ、この屋敷は…？一体、何の為にこんな装備をしてるんだ？
人狼と闘うより先に、この屋敷で犬死しそうだぜっ！！）

と…とりあえず、この部屋なら安全だろう。
……多分。

この部屋には丁度ベッドもあるし、レディにはこの部屋で休んで貰おう。
何かあると大変だから、俺もここで護衛してよう。

（…ってか、無理。部屋の外で寝たら死ぬから。人狼より危険だから、この屋敷。
すまねぇな、レディ。ソファで酒飲みつつ、一晩中、寝ずの番してやるからさ。俺もここに置いてくれ。）

あら？
出かけている間に、誰かこちらにいらっしゃったのね？
ここの食料は非常食だったのだけれど…。
まぁいいかしら。

どちらにしろ、集会が始まったらここの物をだすんですものね。
では、持ってきたこれもここに置いておこうかしら？

チーズに干し肉、ベーコン、ハム、豆類…。
日持ちのいいものを持ってきたのだけれど、どれもワインに合いそうね…。
私もちょっと頂いちゃおうかしら？

…なんてね。お父様に叱られちゃう。
片付けたら帰りましょ。

わたくし…、このお屋敷の中は初めてですわ…。
お父様から、決して近づいてはいけない、と、かたく言いつけられていたものですから…。

それにしてもおいしそうなベーコン…。
いえいえ、いけませんわ、つまみぐいなんて、はしたない。

…でも、ちょっとだけならいいかしら…。

あら、うふふ。…おいしい。

それにしても、誰かもういらしてる方はいないのかしら。
お料理が出ているということは、無人ではないのでしょうけれど…。

…あら、何かしら？

ヘ･･･ヘンリエッタさんの右肩に･･･青白い･･･





糸くずがついてますよ。(サッサッ)

霊現象は押し並べてすべて。
すべてはプラズマで説明がつくんです。

ね？

え？

ああ、そうなんですか。
それは大変でしたねー。お茶でも入れましょうか？

お茶はイイデスか？じゃあ果物でも･･･。

え、ああ。そうなんですか。

はい。

はい。

わかりましたー。

あははは、面白い手品ですねー！

すごい！

そんな所から首が！

びゅわわわぁわッ！
何だっちゃ？
人狼だっちゃ？
ダニエルるんるんだっちゃ！
ヘイ！
ヘイ！
ホオォォォォッ！！

るんるん！
るんるん！
だにえる！
るんるん！
だっちゃ！

るんるん！
誰も！
居ないっちゃ！
ヘイ！
ヘイ！
ホオォォォッ！！

るんるん！
こんな所に！
首が落ちてるっちゃ！

…だにえるぅ〜…
チェストぉぉぉッ！！

魔除け！
魔除け！
人狼撃退！
ヘイ！
ヘイ！
ホオォォォッ！！

るんるん！
だにえる！
限界っちゃ！
寝るっちゃ！
ヘイ！
ヘイ！
ホオォォォッ！！

･･･？

ここはどこなんだろう？
ボクはセシリーと遊んでいて･･･
セシリーがリンゴが欲しいって言ったんだ
ボクはセシリーに喜んで欲しくて、
頑張って木に登って･･･セシリーが微笑んでくれて。
次の瞬間、セシリーが驚いた顔をしてボクを見たんだ
その顔と地面がどんどん近づいてきて･･･

･･･？
セシリーって誰？
ボクは･･･ボクは何者なの？
分からない･･･何も分からないんだ･･･

新しい冒険が俺を待っている・・・
ん？
人狼だって！？

ん？
どうした坊主、しっかりするんんだ！

トビー･･･？
それがボクの名前なの？
ボクの名前を知ってるあなたは誰･･･？

わっ！びっくりした！
お兄さんがボクを呼んだの？

噂に聞いていた人狼が、こんなところに潜んでいようとはな！
よし、いっちょうこいつを退治して、俺の名を世界にとどろかせてやるぜ！
・・・しかし豪華でやたらひろい屋敷だな・・・

んー。
あらあら。
立派なお屋敷ですね。
…古そうですけど…

じんろう･･･？
その人がボクを呼んだのかな？

いや、坊主を呼んだのは、俺じゃないぞ。
・・・そして、正気に戻ったようで良かった。

しかし妙なもんだな。
俺も半分、引きづられるようにしてここに来たんだ。
半分は、俺自身の意思、だがな。
この屋敷には、どうも妙な力が働いているらしいな。

おや。シスターまでお出ましとは。
こりゃなんだか不思議な顔ぶれがそろったもんだ。

トビー＞ああ、おそらく、な。
奴らにそんな不思議な力があるのかはわからんが。
・・・いや、ひょっとしたら、この屋敷自身、何がしかの不思議な力をもっているのかもな。
そんなことより、具合は平気か、坊主？

うん、不思議だよね
でももっと不思議なのはボク、怖くないんだ
どうしてだろう。
ボクはここにいなくちゃならない気がするんだ

おねーさんも同じ気持ち？
怖くはないけどやっぱり不安だよ
お兄さんとお姉さんの側にいていいかな？

ああ坊主、別に構わんぞ。

・・・・・
(ここにいなくちゃいけない。
それは俺もなんとなく感じている。
一体、どういうことだ・・・？)

・・・しかし俺も、ずっと旅続きで休んでなかったからな。
とりあえずこの辺で、仮眠をとらせてもらうとするか。

詳しい話は、また後でな、坊主、シスター。

うん、平気だよ
ただボク、ここに来る前のことがよく思い出せないんだ。名前はトビーっていうみたい。多分、そう呼ばれたからそれがボクの名前。

うふふ。
トビー君っていう名前なのね。
で、あなたはナサニエルさん。

トビー君、一緒にいてくれるの？
じゃあ、よろしくね。

私は…ここでやらなきゃいけないことがあるの。
内容は、言えないんだけどね。

ボクもなんだかとっても眠いんだ
目が覚めたら･･･色々思い出してるといいなぁ

目が覚めたらボク一人なんて、嫌だからね。
おやすみなさい･･･

(トビーか・・・
不思議な雰囲気の少年だな。
後でゆっくり、話を聞いてみよう。)

(くっ！
このシスターもまた、怪しすぎるぜ・・！)

じゃあ、私はみんなの朝食を準備しておくわね。
わたしもおなかがすいたし…

ベーコンエッグとレタスとスープと…
あと、コーヒーを淹れておこうかしら。
トビー君とナサニエルさん、おやすみなさい。
起きた時にでも食べておいてくださいね。
残っても困りますし…

るんるん！
朝ごはん！
朝ごはん！
味噌汁！
納豆！
生卵！
ヘイ！
ヘイ！
ホォォォッ！！

人増えてきたっちゃ！
だにえるも頑張るっちゃ！
るんるん！

…ん〜…
チェストォォォ！！

あらあら、豪快ねえ。
とりあえず、寝ている人を起こさないように注意してね。

折角だから、一緒に食事をしましょう…
うふふ。

>>92
ひょわぇゃわ！？
女人と食事っちゃ？
だにえる感激っちゃ！
ヘイ！
ヘイ！
ホオォォォッ！！

>>93
だって…ここの食堂、広すぎて、1人で食べてると寂しいんですもの…
大人数で食べる方が楽しいからね。

るんるん！
ご馳走さまだっちゃ！
お礼にこの斧をプレゼントするっちゃ！
だにえるコレクションのひとつで、
【北京８号】
っていう斧だっちゃ！
是非受け取って欲しいっちゃ！
ヘイ！
ヘイ！
ホォォォッ！！

あらあら…
ありがとう。
斧ねえ…どうしようかなあ…
あら。意外と軽いのねえ…

とりあえず…厨房にでも立てかけておきましょう。

るんるん！
受け取ってくれたっちゃ！
有難いっちゃ！
大概の人は、「いらねーよ、おっさん！」
ってつき返してくるっちゃ！
だにえる感激で泣きそうっちゃ！
次は、もっと良い斧持ってくるっちゃ！
楽しみにしてるっちゃ！

朝か。
この時間なら、昨夜の『奴等』もレディに手出しは出来まい。
もう俺が居なくても大丈夫だよな。

後は、ロビーに戻る順路が問題だが。
この屋敷、無駄に凝った仕掛けが、山盛りみたいだからなぁ…；；

レディが目覚めた時の為に、経路を描いておこう。
サイドテーブルに置いておけば、きっと気が付くよな。

後は酒瓶を始末して…と。これで良し。
さて、俺は出掛けるか。じゃぁな、レディ。

（あれ？何か人の気配がすると思ったら…知らない間に増えてるな。
少年とシスターは確か、アーヴァインの資料に載ってた筈だ。顔に見覚えがある。だがあの男は…？）

おはよう。
ちゃんと朝飯が出来てるのか。
幽霊屋敷にしちゃ、気が利いてるな。

誰が作ってくれたか知らんが、ご馳走様。
旨かったぜ。

腹ごしらえも出来たし、村の様子を見に行くか。
人狼の情報と、ついでに、この屋敷の資料を手に入れなきゃ。
（…ってか、早い所アーヴァインを見付けないと、まだ正式な契約が…；；）

むにゃむにゃ、へいへいほぉぉ。

ねてませんよ･･･ちゃんとべんきょうしてました･･･。

あれ、ここは学校とちがうの･･･？

(既に食事が出来ている･･･。仕事が無い！)


(･･･よし、寝よう。)

待ってください！あの、ギルバートさん。




肩に糸くずが･･･(サッサッ)

ゴホゴホ……うむ……
この屋敷が今一度使われる時が来ようとは……

それにしても……
掃除ぐらいしてほしいモノじゃな。
こんなんだから天井から糸屑が降って来るんじゃ。
全く……

（この屋敷内に隠された秘密……
　過去に追い求めたあの夢がもうすぐ……
　４つの仮面……２つのエンブレム……
　冒険家だったころの夢……諦める訳には……）

さて、誰かが来るまで儂は眠ってるとするか……
……物の怪なぞいるはずないとは思うが気をつけろよ。

…貴方達は一体誰…
何故ここに居るの…？
ここは…何処なの…？

・・・・・

……主よ、どうかご加護を。