人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1929)『彼方からの手紙』 : 1日目 (1)
 集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。

 人狼なんて本当にいるのだろうか。
 もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
自警団長 アーヴァイン
 あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。

 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
 とにかく十分に注意してくれ。
どうやらこの中には、霊能者が1人、占い師が1人、人狼が2人、含まれているようだ。
現在の生存者は、見習いメイド ネリー、牧師 ルーサー、未亡人 オードリー、逃亡者 カミーラ、牧童 トビー、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、の8名。
見習いメイド ネリー
[ …は、窓の外の新年を祝う声を聞きながら、雪明りと
蝋燭の火を頼りに、手紙を書いている ]

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親愛なるギルバート兄さんへ

お返事が遅くなってごめんなさい。
記憶喪失なんて…自分のことが何一つわからないなんて
どんなに心細いのかと想像するだけで、震えてしまいます。

まずは、わたしのことからお話しますね。
私の名前は、ネリー。 ネリー・オルソンと申します。
オルソン家の四女として生まれました。
背が低くて、そばかすがあるのが、ちょっと悩みの種です。
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[ 便箋は2枚目に続く ]
(0)2006/09/25 19:46:52
見習いメイド ネリー
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ギル兄さんの家は、わたしの家から近くて…わたしは歳が
離れていたから、姉さんたちほどではないけれど、
一緒に遊んでいました。

わたし達の家の中間にあった小川で魚釣りをしたり、
森の奥の大きな木の上に作ってあった秘密基地へ
お弁当を持ってピクニックに行ったり…。
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[ 便箋は3枚目に続く ]
(1)2006/09/25 19:53:39
見習いメイド ネリー
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ギル兄さんは、大きくなってからは、村の外に出ていることが
多かったようです。

どこかへ勉強に行っていたのか、旅行だったのか、お仕事
だったのかは、わたしにはわかりません。

(その頃は、わたしは見習いメイドとしてお屋敷に勤めて
いたため、詳しい話は誰からも聞いていませんでした)

村のお姉さんたちの噂では、ギル兄さんには、村の外に
言い交わした女性がいるということでしたが…本当かどうか
わたしには解りません。
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[ 便箋は4枚目に続く ]
(2)2006/09/25 20:01:03
見習いメイド ネリー
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…わたしがお話できるのは、これくらいです。

ギル兄さんのところに駆けつけて、励ましてあげられなくて
ごめんなさい。

兄さんに、神のご加護がありますように。

                     愛をこめて   ネリー
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(3)2006/09/25 20:04:19
見習いメイド ネリー
[ …は、ギルバートへの手紙を書き終えると、ペンを置いた。
休憩するために、お茶を用意する。
アッサムのミルクティを淹れたティカップで冷えた指先を温め
ビスキュイをつまむ ]

…ん、美味しい♪
(4)2006/09/25 20:08:17
見習いメイド ネリー
[ …は、お茶を飲み終わると、再び机に向かい、便箋に
ペンを走らせた ]
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親愛なるオードリー奥さま

ご無沙汰しております。
先日はお手紙どうもありがとうございました。
奥様は寒い季節には喉を痛めることが多かったように
記憶しております。
ストールやマフラーを巻いて、お体ご自愛下さいね。

故郷を遠く離れた街で働いておりますと、あのお屋敷で
奥様や旦那様に温かく見守られながらお勤めしていたことを懐かしく思い出します。

咲き終わりそうな薔薇の花をいただいて作ったポプリを同封いたします。

お屋敷の温室に咲いていた薔薇には到底及びませんが…奥様に安らかな夜が訪れますように。

              愛をこめて  ネリー
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(5)2006/09/25 20:27:55
見習いメイド ネリー
[ …は、かつての女主人への手紙を書き終わると、
友達宛の手紙を書き始めた]
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大好きなカミーラへ

お手紙どうもありがとう。
わたしも、貴女に会いたいわ。
会って、たくさんお話して、美味しいお茶とお菓子を食べて
笑いながら同じ時間を過ごせたら、どんなに幸せかしら…。

今は遠く離れていて、叶わない夢のような話だけれど、
いつかきっと…ね。
その日が早く訪れますように。

             貴女の忠実なる友 ネリー

追伸 >
お料理は食べてくれる人の笑顔を想いながら作ると美味しく
なるって母さんが言っていたわ。 試してみてね
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(6)2006/09/25 20:40:47
見習いメイド ネリー
[ …は、ルーサー牧師・トビー&ジュリア・ヘンリエッタ・
ナサニエル宛に、綺麗なカードを用意するとメッセージを
添えた ]

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I hope it will be a good year for everyone.

Sincerely
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(7)2006/09/25 20:53:39
見習いメイド ネリーは、■皆への手紙を投函した。
2006/09/25 20:55:49
見習いメイド ネリー
[ …は、手紙を書き終えると、街へ出かけた。
新年を祝う賑やかな人々の間を潜り抜け、ポストの前に立つ ]

…どうかみんなに神のご加護がありますように…。

[ ちいさな声で祈りの言葉を呟いた ]
(8)2006/09/25 20:55:50
お嬢様 ヘンリエッタは、部屋の窓から雪を眺めている。
2006/09/25 20:57:51
お嬢様 ヘンリエッタ
[雪に埋もれた古城。開いた窓の一つから少女が外を眺めていた。
 風邪を引きますよと、部屋に入ってきたメイドに注意され、不満そうに窓を閉じる。]

今日も雪しか見えない……。
私はいつまでここに閉ざされていればいいのだろう。

[そう、一人呟いた。]
(9)2006/09/25 21:05:19
お嬢様 ヘンリエッタ
手紙が来るなんて珍しいわね。
これは……。

[メイドから手紙を受け取り、軽く目を通す。]

懐かしいわ。
あの村にいた頃は、楽しかった。

もうずっと遠い昔のような気がするけれど。
(10)2006/09/25 21:05:55
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは暖かな外套を身に纏うと、曇天の空を見上げた。ちらちらと雪が降ってくるのが見える]

仕事帰りに一杯やっていくか。
こんな寒い日は、中から温めるのが一番だしな。

[宿の近くの酒場へと足を運ぶ。
中へ入って見渡すと、見知った顔が何人も出来上がっているようだった]

やれやれ、カウンターしか空いてないようだな。
皆考えることは一緒ってね。
(11)2006/09/25 21:10:23
お嬢様 ヘンリエッタは、古びた大きな机に向かい、ペンを取った。
2006/09/25 21:13:16
冒険家 ナサニエル
『お、ナサニエルじゃないか。これからかい?』

[カウンターに腰を降ろすと、隣に座っていた男に声をかけられる。振り向くと、知り合いのポストマンだった。
以前名前を聞いたはずだが、頻繁に会うわけではないので頭の隅に引っかかって中々でてこない]

やあ、今日はここで泊りかな?
まあ、雪も降ってきたからね。今晩はゆっくり体を休めて、明日のお昼くらいにでも出発するといいさ。

ああ、マスター、きついのを一杯頼む。

『泊りだね。あんたに直接渡そうと待ってたらこんな時間だ。代わりに一杯奢ってくれ』

[そう言って提げたカバンから手紙を取り出すと、ナサニエルへと差し出す]
(12)2006/09/25 21:18:17
冒険家 ナサニエル
宿の方に預けててもよかったのに。
まあウイスキーの一杯くらいは奢るさ。なんなら腸詰もつけるけど?

『冗談だ。この町で受け取るはずの小包がまだでな。明日の朝になるって言うから待ってたのさ。
だがまあ、腸詰はありがたく頂こうか』

[ナサニエルより幾分か年上であろう彼は、飲んでいたグラスを開けると、赤かった顔をさらに赤くした]

仕方ないな。マスター、こっちに腸詰の盛り合わせを。後、俺にも何かもらえるかな。前に腹に入れたのはお昼でね。

[注文を終えると、受け取った手紙の封を開ける]
(13)2006/09/25 21:28:21
冒険家 ナサニエル
[手紙に目を通すと、また元に戻して懐へと入れた]

明日は朝出るのかい?

[隣のポストマンへと声をかけた]

『一応。まだわからないけどな。どうして?』

俺はしばらく出る予定がない。なら、これの返事を出せるのは明日だろう?
明日もって行くから、ちゃんと届けてくれよ。
(14)2006/09/25 21:35:37
未亡人 オードリーは、ぼんやりとベッドから起き上がった。
2006/09/25 22:21:07
未亡人 オードリー
[冷え込む室内の空気に身震いをし、傍の椅子に掛けていたカーディガンを羽織った。

新しい年は、有無を言わさずオードリーに告げているようだった。

時は流れ、人の記憶は次第に薄れてゆく事を……。]


……あなた。

……あなた、天国は寒くありませんか?
一人召されて寂しくありませんか?


……私は、寂しい。
(15)2006/09/25 22:25:53
未亡人 オードリー
[新年を祝う晴れやかな日差しとは裏腹に、オードリーは表情を曇らせる。

夫が居た"年"は過去へと過ぎ去ってしまった。時は残酷に流れる。

窓辺の小さな丸いテーブルには、夫の写真と、夫が愛用していたスキットルが置かれている。
オードリーは、その前に立ち尽くすとじっと写真を見つめた。

写真の中の夫は、在りし日のまま彼女に優しい視線を向けている。枯れるほど泣いてもまだ、涙は零れ落ちる。]


……ケネス。

[白いオードリーの指先が、写真の中で微笑む男の顔に触れ、微かに震えて止まる。]

『リー、手紙が届いているわよ。』

[ふと、階下から姉の声がした。]
(16)2006/09/25 22:35:40
流れ者 ギルバート
[ギルバートはうわ言で誰かの名前を繰り返し呼んでいた。悲しいかな、その事すら、覚醒した彼には知る由もない。]

雪が深いというのに、雪かきすらできないなんて、とんだお荷物だな俺は。

[ギルバートはベッドから半身を起こすと、灰色に曇る窓の外を見て、喉をぜろぜろと鳴らした。年末から彼の具合は再び悪くなり、臥せっている事も多くあった。主人のチェスの相手くらいしかできていない現状をギルバートは憂いている。]
(17)2006/09/25 23:36:40
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/25 23:36:55
流れ者 ギルバート
早く治して恩に報いないとな。

【そういや、まだ返事を書いていない手紙があったな……】
(18)2006/09/25 23:38:17
流れ者 ギルバート
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トビーへ

返事が遅くなってすまない。
みんな宛の文面は先に主人が送ってくれたみたいなんだが、トビー宛の手紙を書く前に、俺はまた倒れてしまって返事が出せなかった。
村にいた頃、器用だった俺は、躰は丈夫だったんだろうか。起き上がる事もままならない自分が情けなくてしょうがないよ。

君には嫌われていなかったみたいで嬉しいよ。
君のおかげで、俺はナイフで木工製品を作る楽しみを見つける事ができたよ。ありがとう。
主人の孫の玩具を作って喜んでもらえた時に、ふと懐かしい感覚になったんだ。前に感じたのは、君に仔犬をあげた時なのかもしれないな。

母君も俺と同じで床に伏せているという事だが、その後経過は如何だろうか。
君の手紙から読み取れる君は、まだ小さな子どもだと思うが、しっかりと母を想う気持ちが伝わってきたよ。だが、あまり無理はするなよ。きっと母さんは君が子どもでいてくれる事が何よりの薬の筈だからな。

母君にも、よろしく。

ギルバート
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(19)2006/09/25 23:47:37
逃亡者 カミーラ
[ 夜。
 いつものように院の雑用を終え部屋に戻ると、カミーラは
 机の上に置かれている手紙を手に取った。
 中には彼女にとっては少し難しいものもあり、読み終えるまで
 には多少の時間はかかったのだが、新しい生活に疲れていた
 彼女の心はゆるやかにほぐれていった。 ]

……返事、書かなきゃな。

[ 机の上に便箋を広げていく。 ]
(20)2006/09/25 23:56:22
逃亡者 カミーラ
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ギルバートへ

つらいだろうが、がんばれ。
いつかきっと、またみんなで会えるさ。
あたしは元気だ。

カミーラより

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[ 不自然によれた文字で、簡単な文章を数行綴った。 ]

……ふう。疲れるな……。
(21)2006/09/26 00:02:32
逃亡者 カミーラ
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オードリーへ

りょうりをしないですむなんて
うらやましいな。
あたしはできるだけ
がんばることにするよ。

カミーラより

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[ カミーラは、オードリーの短く丁寧な文章を何度も何度も
 読み返しながら、時間をかけて返事を書いた。 ]

オードリーの手紙は……難しいな……。
(22)2006/09/26 00:10:35
逃亡者 カミーラ
……っと。
ギルバートからはもう1通あった。

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あと、かぼちゃのスープありがとう。
いつか作ってみるよ。
あたしのりょうりは、おこられてばっかりだよ。
でも、ほめられたときはうれしい。
子どもはしょうじきだからな。

カミーラより

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[ 書き終えると、先ほど綴った便箋の後ろに重ねてひとつの
 封筒の中に突っ込んだ。 ]
(23)2006/09/26 00:20:05
逃亡者 カミーラ
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ネリーへ

あたしはいつか
もう一度みんながあつまって会えるとおもってる。
だいじょうぶ、きっとくるさ。

りょうりは、えがおを思いながら作るといいのか。
うん、そうかもしれないな。

カミーラより

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(24)2006/09/26 00:33:31
逃亡者 カミーラ
……いけない……寝てしまっていたみたいだ……。

[ むくりと起き上がり、全ての手紙にしっかりと封をすると、
 カミーラは部屋を抜け出し、■手紙をまとめてポストに
 投函した。 ]
(25)2006/09/26 01:06:13
牧師 ルーサー
−自室にて−

[ルーサーは、机の前で腕を組み悩んでいる]


はあ・・・こういう時はどなたに頼めばいいのでしょう。
やはり、ネリーかオードリーさんでしょうか。

[ルーサーは机の引き出しから便箋と封筒を取り出し、手紙を2通書き始めた]
(26)2006/09/26 01:56:41
牧師 ルーサー
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拝啓 親愛なるネリー殿、オードリー殿

クリスマスはいかがでしたか?ささやかであれ、聖夜に主の祝福があったであろうと考えております。

さて、実はお二人にお願いがあります。
残念ながら教会には、孤児が増えました。悲しいことです。
しかしながら、男やもめな身では、面倒を見ることが出来ません。
嗚呼、なんと悲しいことか。
2年前に他界した妻さえいてくれれば…

[ルーサーはちょっとセンチメンタル]

もし良ければ、私の代わりに面倒を見て頂けないでしょうか。
勿論お礼はさせて頂きますし、きっと女性が面倒を見てくれることで子供達も心安らぐ事でしょう。
いいお返事をお待ちしています。


愛される牧師 ルーサーより
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(27)2006/09/26 01:57:15
牧師 ルーサー
[ルーサーはいつも通り封蝋に『L』をスタンプして封をした]

・・・私も、あれから少しは変わることが出来たのでしょうか。
もっと大切にしてやれれば良かったのに。

いつも後悔するときは、全てが過ぎた後なのですね。
私に出来る事といえば、懺悔だけなのかもしれません。


[簡単に胸元で十字を切って、投函]
(28)2006/09/26 01:57:41
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