人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1929)『彼方からの手紙』 : プロローグ
 村は数十年来の大事件に騒然としていた。
 夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。

 そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァイン
 ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
流れ者 ギルバートが参加しました。
流れ者 ギルバート
[ギルバートは人差し指で軽くシガーを叩き、灰を落とした。ゆっくり上空に向けて息を吐くと、独特の香りと共に煙が立ち上る。]

本当に着くのかねえ、コレ……。

[一人ごちてギルバートは左ポケットに手を突っ込んだ。数枚の封筒を掴むと光に晒す。男性にしては綺麗な筆記体で書かれた宛名と住所。]
(0)2006/09/21 00:42:28
流れ者 ギルバート
コレしか手がかりがナイってーのもな……。

[ギルバートは一枚一枚を街の郵便受付箱に入れていく。宛名をもう一度見る。何も思い出せない。何も。]
(1)2006/09/21 00:45:39
流れ者 ギルバート
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みんなへ

突然の手紙ですまない。
みんなは俺を覚えてくれているだろうか?
指輪の裏に彫ってある名前が俺の名前だとすれば、俺はギルバートと言うんだろう。
俺は……実は、何も覚えていないんだ。
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[便箋は2枚目に続く。]
(2)2006/09/21 00:50:19
流れ者 ギルバート
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ある日目が醒めると、見知らぬ天井が見えた。
死にかけてた俺を助けてくれた主人の話によると、俺はどうやら災害で住めなくなったとされる村から来たようだ。
だが、俺は何ひとつ、覚えちゃあいないんだ。
自分の家も、村の景色も、みんなの事も。
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[便箋は3枚目に続く。]
(3)2006/09/21 00:55:07
流れ者 ギルバート
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ポケットには、何人かの名前と住所が書かれたメモが入っていた。
だから、俺は「俺」に戻る為に、みんなに助けを求めようとしている。

みんな、俺は、あの村で、どんな生活をしていた?
俺は、みんなにとって、イヤな奴ではなかっただろうか。
家族は?友達は?
俺の指輪は、誰かからもらったものなのか……俺には、恋人と呼べる存在がいたのか?

新しい土地で平和に暮らしている中面倒な事を頼んでいるのは百も承知だ。
だが、今はとにかく情報が欲しい。
「俺」は誰だ?
どうか、教えて欲しい。

ギルバート
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(4)2006/09/21 01:01:59
流れ者 ギルバート
[ギルバートは新たなシガーに火をつけた。病人は吸うなと主人には止められたが、ニコチンにでも縋っていないと、「過去」のない自分を受け止め切れなかった。]

頼む、着いてくれよ……。
(5)2006/09/21 01:04:40
流れ者 ギルバートは、メモの村人全員に同じ内容の手紙を出した。
2006/09/21 01:05:32
牧師 ルーサーが参加しました。
牧師 ルーサー
[ルーサーは、自室の安楽椅子の上で目を覚ました。いつの間にか眠ってしまっていたようだ]

…久しぶりに、本当に久しぶりに、あの災害の悪夢を見ずに眠れた気がします。
たとえ短い時間でも、よい睡眠は嬉しいものですね。

主に、心からの感謝を。

[微笑んで、静かに、胸元で小さく十字を切った]
(6)2006/09/21 12:37:38
牧師 ルーサー
それにしても。

村の皆さんは、息災でしょうか。気になりますね。
主よ。気になるときは、どうすればいいのでしょう?


…いえす。手紙ですね。


手紙で近況を伺えばいいのですね。分かりました。
(7)2006/09/21 12:38:29
牧師 ルーサー
おや?
皆さんの連絡先をまとめた、メモがあったと思うのですが。

これは困りましたね。
主よ。探し物が見つかりません。どうしましょうか?



…かーみーさーまーのーいーうーとーおーりー。



[ルーサーは、適当に聖書をめくってみた]
(8)2006/09/21 12:39:10
牧師 ルーサー
なになに?

「求めよ。さらば与えられん。」
「探せ。さらば見いだすであろう。」
「門をたたけ。たたくものは開けてもらえるだろう。」


ふむふむ。

探せばよいのですね。


[ルーサーは、散らかっている机の上を整理し始めた]
(9)2006/09/21 12:39:43
見習いメイド ネリーが参加しました。
見習いメイド ネリー
− 霧に包まれた大都会 −

[ …は、屋根裏の自室からぼんやりと外の景色を眺めた。
生まれ育った村とは違う、石造りの街 ]

【綺麗な街……だけど…どこか冷たい感じがする】

[ …は、急に淋しくなって、目を伏せた ]


泣いちゃ、だめ。
今は、ひとりぼっちだけど…私には、村のみんながいるもの。
いつかまた…会えるんだから…


[ 自分を励まそうとする声はちいさく、力ないものだった ]
(10)2006/09/21 12:58:19
見習いメイド ネリー
[ 女学院の鐘がなる。 授業開始の合図だった。
住み込みのメイドとして雇われている …にとっては、
休憩時間の終わりを意味していた ]


次は、玄関ロビーの掃除をしなくちゃ。
院長先生は厳しい御方だから…


[ …は、あわただしく自室を出て、仕事に戻った ]
(11)2006/09/21 13:06:56
牧師 ルーサー
−自室にて−

[ルーサーは、サラサラと羽ペンを走らせている。]


…ああ。アーヴァインさんにも、出さなければ。

彼の性格だと、お返事は期待できそうにありませんが…
それでも、もし少しでも彼の心が安らげば、幸いですから。


[笑顔で、新しい便箋を取り出した]
(14)2006/09/21 19:16:48
牧師 ルーサー
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拝啓 親愛なるアーヴァイン殿

お元気でお過ごしでしょうか?
新年のご挨拶のつもりが、郵便受付箱にたどり着けずに、寒中見舞いになってしまいました。


冗談です。


皆さんの連絡先をまとめたメモを、うかつにも机と棚の隙間に落としてしまっておりまして。
主は、いついかなる時も、私に試練を与え給う。半日をかけて、探しまわるはめになりました。

見つけた時には、思わず立ち上がり、頭を強打して、たいへん、たいへん、痛かったのです。


そんなことは、どうでもいいですね。
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[便箋は2枚目に続く。]
(15)2006/09/21 19:19:06
牧師 ルーサー
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それでは、私の近況などを。

私は現在、とある教会にお世話になっております。
神学校で一緒だった友人が、行くあてのなかった私を救ってくれました。

たいへん由緒ある教会で、みな親切にして下さいます。主のご加護に感謝しつつ、日々を過ごしております。

教会には大きな時計台がありまして、塔の上からは辺りを一望できます。山と森と湖に囲まれた、小さいけれど美しい村です。
興味がおありなら、絵を描いて、送って差し上げましょう。


実は、昔、ウェンディの似顔絵を描いてプレゼントしたら、大泣きされたことがありました。
芸術と主の言葉は、なかなか理解されませんね。悲しいことです。


話がそれてしまいましたね。
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[便箋は3枚目に続く。]
(16)2006/09/21 19:20:28
牧師 ルーサー
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この手紙があなたのもとに届いたなら、どうぞ
お返事を下されば、嬉しく思います。

久しく教会に行ってらっしゃらないなら、お悩み相談、
懺悔、告白なども、書き添えて頂いて結構です。
主の教えに従い、あなたが少しでも天に近づけるよう
一緒につとめますから。

主はあなたのそばに、常にいらっしゃいます。
どうぞ、息災であられますように。


愛される牧師 ルーサーより
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これで最後ですね。全員分が揃いました。

[ルーサーは、封蝋に『L』をスタンプして、封をした]
(17)2006/09/21 19:21:12
牧師 ルーサー
[町の中心にある郵便箱の前にいる]

さて、いくつお返事を頂けるのか。
まさに主のみぞ知る、ですね。


主よ。どうぞ、よい結果に恵まれますように。


[胸元で小さく十字を切って、投函]
(18)2006/09/21 19:22:02
牧師 ルーサーは、メモの村人全員に、同じ内容の手紙を出した。
2006/09/21 19:22:21
牧童 トビーが参加しました。
牧童 トビー
[村人が散り散りになったあの日、トビーは病弱の母と共に親類の家へと身を寄せた。
街中のせいか、夜物音が激しい事には未だに慣れない。]

皆どうしてるかな……

[眠れぬ夜、机に頬杖をかきながらぼんやりと村にいた皆の事を考える。
ふと思い出し、トビーはハンガーにかけてある上着のポケットからメモを取り出した。
散り散りになった人達の住所が書かれたメモを見つめ、トビーは物思いにふける。]

手紙、出して見ようかな。

[ぽつりとそうつぶやいた後、トビーはペンを探し始めた。]
(19)2006/09/21 20:26:43
流れ者 ギルバート
[ギルバートはそわそわしていた。手紙はいつ届くのか。誰か自分について教えてくれる人はいるのか。]

【誰かの近況が聞ければ、その誰かも思い出すんだろうか……】
(20)2006/09/22 00:18:21
冒険家 ナサニエルが参加しました。
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは宿のベッドの上で目を覚ました。窓からはいる日が、既に日中であることを示している]


もうこんな時間か。そろそろ出かけるかな。



[手早く身支度を整えると、少ない荷物を手に部屋を出る。
宿の入り口で掃除中の女将に声をかけると、宿賃を渡して外に出た]
(21)2006/09/22 12:35:28
冒険家 ナサニエル
[少し大きめのこの町に住み始めたのはそんなに昔のことではない。住んでいた村が災害に遭い、以来点々としていたが、ここを根城に配達の仕事を始めたのは最近のことだった。

いつも仕事を貰う工場へと足を運び、荷物を確認する。そして届け先を聞くと、馬小屋へと向かった]

良し、いい子だ。今日も頑張って貰うからな。

[手綱を引き、馬小屋から出すと、荷物をくくりつけてその背にまたがる。そして片道数日はかかる町へと出発した]
(22)2006/09/22 12:50:24
牧師 ルーサー
−教会にて−

[ルーサーは、修道女から一通の手紙を受け取った]

こ、これは。
もしかして、もしかすると。

『らぶれたあ』ですか?



なんだか、胸がどきどきしてきましたよ。
(23)2006/09/22 12:56:55
牧師 ルーサー
[ひっくり返して差出人を確認。『ギルバート』とある]

…夢、破れたー。

すいません。ぜんっぜん面白くないですよね。
(24)2006/09/22 12:57:04
牧師 ルーサー
[安楽椅子に座り、手紙を開封した]

…お返事にしては早すぎますね。
ギルバートさんは、自分から出したんでしょうか。

ありがたいことです。
主よ。感謝いたします。

[胸元で小さく十字を切った]
(25)2006/09/22 12:57:15
牧師 ルーサー
ギルバートさんは、もっとクールな印象でしたけど。
女性の方が熱を上げても、それをさらりとかわして。

流し目で、冷静に、惚れ惚れするような一言を言うんだとか。

そんなことをね、教会の告白日に、こっそり言う女性がいるわけです。
頬とか染めて、身悶えて言うんです。
ただの惚気ですよね。なんのいじめですかと。


…主は私に、常に試練を与えてくださいますね。

…ありがたいことです。
…主よ。感謝いたします。

[胸元で、いやいや十字を切った]
(26)2006/09/22 12:57:31
牧師 ルーサー
ギルバートさん、今はどうしてるんでしょう?
故郷と仲間は、誰にとっても、やっぱり恋しいんですかねえ。

[笑顔で手紙を読み始める]
(27)2006/09/22 12:57:43
牧師 ルーサー
[ルーサーはお手紙を書いている]


…ギルバートさんが記憶喪失。あの大災害の爪痕は、まだ…

なんとも痛ましい。

[努めて心の平静を主に祈りつつ、ペンを走らせる]
(28)2006/09/22 18:32:58
牧師 ルーサー
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親愛なるギルバート殿


お手紙を、ありがとうございました。

お元気そうで、と言いたいところですが…
昔の記憶を失われているのですね。
その不安は、とても大きなものでしょう。

心中、お察しいたします。
あなたに主のご加護がありますように。
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[便箋は2枚目に続く。]
(29)2006/09/22 18:33:11
牧師 ルーサー
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まず、あなたがギルバートかどうかという確認です。
今も、グレーのバンダナは、お手元にあるでしょうか?

その裏に、あなたの名前が縫い付けてあるはずです。
ファーストネームだけではなく、ファミリーネームもね。

そのバンダナは、旅好きなあなたの道中の無事を祈って、
あなたの母君が、愛を込めて縫われたものです。
どうぞ、大事にしてください。


決して生え際を隠すとか、そういった役割のものでは…


失敬。もちろん冗談です。
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[便箋は3枚目に続く。]
(30)2006/09/22 18:33:30
牧師 ルーサー
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あなたは、村ではとても人気者でした。

あなたとお近づきになりたいと願い、悩む女性は、
村には大変多かったのですよ。
教会の懺悔室で、どれほど恋の悩みを受けたことか。
なんとうらやましかったでしょう!

…すいません。少し本音が。

酒と煙草を愛したあなたです。お体くれぐれもお大事に。

P.S.
私が描いた故郷の風景画と、私の自画像を同封します。
他に描いて欲しい絵があれば、なんなりと。
あなたの心に、早く安寧が訪れますように。

牧師 ルーサー
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(31)2006/09/22 18:33:52
牧師 ルーサー
[町の中心にある郵便箱の前にいる]

お手紙を貰って、お返事を書くというのも楽しいものですね。
他の方とも、ぜひ、こういった暖かい交流をしたいものです。

主よ。どうぞ、皆に平穏をお与え下さい。

[胸元で小さく十字を切って、投函]
(32)2006/09/22 18:36:28
牧師 ルーサーは、ギルバートに宛てて、お返事を出した。
2006/09/22 18:36:46
逃亡者 カミーラが参加しました。
逃亡者 カミーラ
[ 大鍋にたっぷりと入った不揃いな野菜が浮いたシチューを木じゃくでかき混ぜている。
 まだ日は高いが大人数の食事を作るのには時間がかかる。 ]

ここに戻ることになるなんてね。

[ 呟いて見回すそこは遠い昔、幼い頃過ごしたのとかわらない……
 いや、記憶にあるよりもずっと狭く古い場所だった。
 幼い頃過ごしていた孤児院。
 村を追われ行くあてもなく戻ってきてしまった場所。
 身を寄せる代わりに手伝いを……苦手な家事をすることになっていた。 ]

そういえば……村のみんなはどうしてるだろう。
暮らしは落ち着いたんだろうか。

ギルバートやルーサーから手紙がきてたんだっけ。
返事……だすか。文字書くの苦手なんだけどな。

[ シチューが煮えるまでの間にと紙とペンを用意して食卓についた。 ]
(33)2006/09/22 19:33:42
逃亡者 カミーラ
------------------------------------------------
村のみんなへ

元気でやってる?

あたしは暮らしに慣れた。

料理は難しい。

カミーラより
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[ 全員分とはいえそこまで書くだけで高かった日がすでに傾きかけていた。 ]

これでいいか。

[ 自分で読み返しても読みにくい文字を見たくもないというように封筒に入れる。
 全員分入っていることを確認する。 ]

ルーサーとギルバートには返事も書かないと……。
(34)2006/09/22 19:34:59
逃亡者 カミーラ
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ギルバートへ

大変だな。

あたしから教えられることはないと思う。

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[ できた手紙を確認している。何度見ても読みにくい文字だった。 ]

直接会えばいくらでもいってやれるけど。
文字じゃいくらかかっても無理だよ。
あとはルーサーか。
(35)2006/09/22 19:35:34
逃亡者 カミーラ
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ルーサーへ

相変わらずだな。

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[ 全員分の手紙が書きあがったことを確認し、封をした。
 孤児院の皆が夕食を終えてもまだ書き続けていたため、
 用意されたシチューは冷えて固まっている。 ]

これでよし。
(36)2006/09/22 19:37:18
逃亡者 カミーラ
[ 冷えたシチューを急いでかきこみ、身を切るような冷たい水で器を洗う。
 手紙を書いている間に積み上げられた、他の皆の分の器も。
 洗い物を終えると、冷たくなった手に息を吹きかけ、手紙をつかみ、外へ出る。 ]

寒い……。
急いで戻ろう。

[ カミーラは襟元をかき寄せ、早足で■村の皆へ宛てた手紙をだしてきた。 ]
(37)2006/09/22 19:39:29
牧童 トビー
さて、ペンは見つけたんだけど何を書こうかな……

[トビーは少し考えた後、ペンを走らせる。]
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村の皆さんへ

こんばんは、トビーです。皆さんは元気にしますか?
僕の母さんはあまり元気では無いけど、僕は元気にしています。
街の夜は明るくて騒々しくて、いまだに僕は慣れません。
村の夜も虫の鳴く声で満ちていたけど、あちらの方は騒々しく感じなかったのはなぜなんでしょうね。
母の事もあって、おじさんは僕たちをあまり歓迎して無いみたい。
早く村に帰れる日が来ることを神様にお祈りしています。
-------------------------------------------------
(38)2006/09/22 20:58:10
牧童 トビー

こんな感じかなー。

[便箋の文を読み直すと、それを封筒に入れる。]

忘れないうちにポストに投げ込んでおこうっと。

[トビーはこっそりと家を抜け出した。]
(39)2006/09/22 20:58:27
見習いメイド ネリー
[ …は、繕いものの仕事の途中、針を自分の指に刺した ]

痛っ!

[ 人差し指には、ちいさな血の珠ができていた。
…は、自分の指をぺろっと舐める ]

うぅ…ちっとも上達しないなぁ…

[ ため息まじりに嘆くと、…は仕事の手を止めて窓の外を眺めた。
仄暗い空からは、今にも雪が降ってきそうだ ]
(40)2006/09/22 22:08:14
見習いメイド ネリー
奥様は…オードリー様は、お元気かなぁ?

[ ふと、思ったことが、自分の口から言葉となって出てきた
ことに、…は驚いた ]

【独り言なんて、そんな癖、なかったのに…ね】

[ 誰かに聞かれないように、きゅっと唇をかみ締める ]
(41)2006/09/22 22:13:42
見習いメイド ネリー
[ 仕事部屋の外…女学院の敷地内の教会から、生徒達の
歌声が聞こえてくる。 聖夜を讃える歌は、ピアノの音とともに
…の心に響いていた ]

【クリスマス、か…】

[ 楽しそうな歌声と綺麗な旋律は、幸福だった過去を思い出させると同時に、今は違うのだという現実を…に突き付ける。
…は、耳を塞ぎたくなるような衝動に耐えながら、針仕事を
再開し、無心で働き続けた ]
(42)2006/09/22 22:25:25
見習いメイド ネリー
[ その夜、自室に戻った…は、机の引き出しから
手紙の束を取り出した。
生まれ育った村の人たちからもらった、手紙。
もう、何度も読み返して、内容をすべて暗記できるほど
だったけれど、まだ返事は一度も書いていなかった ]

みんな…ごめんね。
何度もお返事を書こうとはしたの。

だけど…いつも…みんなに楽しんでもらえるような
明るい手紙をかけなくて…
(43)2006/09/22 22:30:12
見習いメイド ネリー
[ …は、自分が書き損じた便箋の下から、華やかなカードを
取り出し、羽ペンとインクを用意した ]

クリスマスカードだったら、ちょこっと一言添えればいいから…
みんなに心配をかけるようなことにはならない筈。

こ、今度こそちゃんと送れるようなものを書くんだから。

[ …は、泣き言を書いてしまわないように、気合を入れた ]
(44)2006/09/22 22:37:56
見習いメイド ネリー
------------------------------------------------
Merry Christmas!

皆様、お久しぶりです。 お元気ですか?
私はちょっと淋しくなることもあるけど、元気です。

また、村に戻って、皆様と昔のように暮らせる日が来ることを
心から願っています。

遠くの街から愛をこめて  ネリー
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(45)2006/09/22 22:45:23
見習いメイド ネリーは、村人全員に同じ内容のクリスマスカードを作り、投函した。
2006/09/22 22:46:52
流れ者 ギルバート
[ギルバートは学者である主人の頼みに応じて、蔵書整理を行っていた。]

こんなナリしてるから、てっきり俺は勉強とは無縁だと思っていたが、割と平気なもんだな……。
だが、今日はここまでにしておくか……クソッ、また熱かよ……。

[ぐい、と頭に巻いたバンダナで汗を拭く。病み上がりの身体は、長時間起きていると熱を生じさせていた。]
(46)2006/09/23 01:12:38
流れ者 ギルバート
[もはや数分おきの習慣となっている、郵便受けの確認。]

そんなにすぐ返事が着くはずはねえよな……。

[ギルバートは苦笑して、新しいシガーを咥えた。]

寝るか。
(47)2006/09/23 01:23:39
牧童 トビーは、■皆にあてた手紙を投函した。
2006/09/23 01:51:10
未亡人 オードリーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(未亡人 オードリーは村を出ました)
(2006/09/23 03:30:00)
冒険家 ナサニエル
俺に手紙? しかもまとめて?

……おいおい、珍しいな。まあありがとう、いつまでここにいるんだ? なに、村の皆からだろうから、返事でも、と思って。次に会うとき、とも思ったけど次に会えるのはだいぶ先そうだ。

[ナサニエルは皆から貰った手紙を、その場で開け始めた]

皆、元気にやってるみたいだな。
ギルは記憶喪失、か。同じショックを与えたら思い出すって話だが…。
(48)2006/09/23 05:33:14
冒険家 ナサニエル
ネリーからはクリスマスカード、か。もう、そんな時期なんだな。

宿に帰って返事を書いてくる。ここで書いてもいいんだけどな。それじゃ、また後で。

[ナサニエルは数通の手紙を荷物にしまうと、宿へと向かった。宿場町であるここは、ナサニエルやポストマンのような何かを運んでいる人が多い。

泊る宿のランクもそれぞれで、配達途中のナサニエルは下から2番目に安い宿を取るようにしていた。
既に主人とも顔なじみで、茶の一杯くらいは出してもらえる。

ベッドと小さなテーブルセットだけの狭い部屋に戻り、主人から紙を貰うと返事を書き始めた]
(49)2006/09/23 05:45:05
冒険家 ナサニエル
------------------------------------------------
やあ、皆元気かな。
俺は今、何とか腰を落ち着けて配達の仕事をやってる。色んな町を見にいけるのが、いいところだな。

その分危険も多いが、あの時を思い出せば大抵のことは乗り切れる。
またいつか、村が立て直せる様になって、皆と暮らせるようになったら、あのことも少しは思い出に変わるんだろうか。

遠い未来かもしれないが、その時を思って毎日がんばってるよ。

それじゃ、また落ち着ける時に手紙を書くよ。

Merry Christmas!
                   ナサニエル

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(50)2006/09/23 05:51:54
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは一通一通に同じものを記すと、封筒に入れてあて先を書く。胸元のロケットの中に、皆の住所が書きとめられた紙片が入っている。
行けない距離ではないが、行くには時間がかかる。
訪ねていくのはもっと休みが取れてから、と思っていた]

これを、それぞれのあて先に。じゃ、明日早いからこれで。

[ナサニエルは手紙の束をポストマンへと手渡すと、また宿に戻っていった]
(51)2006/09/23 05:56:17
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/23 09:51:04
牧童 トビー
『トビー……お願いがあるの、村の皆から手紙が来てるのだけど、私の代わりにお返事を書いてくれないかしら。
母さん、手が震えて上手く書けないから……
あなた、字は父さんに習ってたから大丈夫よね。』

[ベットに横になっているジュリアは、机の傍らに置いてある手紙を指差してそう言った。]

……うん、わかったよ、母さん。無理しないで寝ていて。

[トビーは届いた手紙に目を通すと、ペンを手に取る。]
(52)2006/09/23 12:35:04
牧童 トビー
[トビーはまず「トビーです。母さんはちょっと手紙が書けないみたいなので、僕が代わりにお返事します。」と言う一文を全ての手紙の冒頭に書いた。
そうしてから、それぞれの人に返信を書き始める。]
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ギルバートさんへ

ギルバートさんは手先が器用で、よく短刀で木彫りの像を作ってました。
ギルバートさんの作ってくれた仔犬は、今でも持ってます。
そう言えば女の人の像も彫っていました。
「誰ですか?」と聞いたら「野暮な事聞くなよ」って……
あれは誰だったんだろう。

また何か思い出したらお手紙書きますね。
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(53)2006/09/23 12:54:04
牧童 トビー
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牧師様へ

頭を強く打ったみたいですが、その後、頭は大丈夫ですか?
あの絵がウェンディだったなんて、僕は始めて知りました。
お元気そうで何よりです。

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(54)2006/09/23 12:54:22
牧童 トビー
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カミーラさんへ

料理は慣れでなんとかなるみたいです。
僕に出来てるのだから、たぶん大丈夫。

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(55)2006/09/23 12:56:12
牧童 トビー
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ネリーさんへ

いろいろ大変でクリスマスだと言う事を忘れてました。
でも、もともとサンタさんは僕の家には来てないみたい。
家が古いからなのかな。

また村で会える日を楽しみにしてます。

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(56)2006/09/23 12:56:55
牧童 トビー
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ナサニエルさんへ

色んな町を見に行くと言うのが、とてもナサニエルさんらしいです。
僕の町へくる機会があったら教えてくださいね。

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(57)2006/09/23 12:57:19
牧童 トビー
今ここに置いてある分はこれで全部かな?
父さんがいればな……

[自分のつたない文章を見てトビーはつぶやく。
だが彼の父は、トビーがここに来る前に行方知れずになっている。]

……手紙、出してくるね。

[トビーは母にそう告げると、家を出て行った。]
(58)2006/09/23 13:06:36
牧童 トビーは、■手紙を投函した。
2006/09/23 13:06:38
逃亡者 カミーラ
『カミーラ、手紙が届いているわよ』

ああ…。
また返事を書かないと。

[ 届いた手紙を受け取り目を通す。 ]

トビーのほうが、あたしより字がうまい……。

[ ショックを隠しきれずにその場に膝をついた。 ]

どうやったら字が上手くなるんだ。
料理と一緒で慣れなのかな?

[ 立ち上がり、トビーからの手紙を睨みながらペンを手に取る。 ]
(59)2006/09/23 18:56:57
逃亡者 カミーラ
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ネリーへ

カードありがとう。
あんたのことだから泣いたりしてないか心配だよ。
村に戻ってまた一緒に遊べるといいな。
あんたの入れた茶が飲みたい。

カミーラより

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(60)2006/09/23 18:57:18
逃亡者 カミーラ
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ギルバートへ

そうそう
あたしはあんたのこと
きらいじゃなかったよ

カミーラより

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(61)2006/09/23 18:57:29
逃亡者 カミーラ
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ナサニエルへ

いろんなところにいけていいな。
うらやましい。
面白いことがあったらおしえてほしい。

カミーラより

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(62)2006/09/23 18:57:55
逃亡者 カミーラ
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トビーへ

何であたしより字が上手いんだ。
コツがあったら教えろ。

それと料理に慣れるまで一体どれぐらいかかるんだろうか。

カミーラより

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(63)2006/09/23 18:58:29
逃亡者 カミーラ
これでいいかな。

[ 丸一日かけて書いたが少し文字が上達しない相変わらず読みにくい手紙を封筒に入れる。 ]

新しい便箋も買ってこなきゃならないな。

[ 書き損じた紙の山をみて肩をすくめ、外に出て行った。 ]
(64)2006/09/23 18:58:54
逃亡者 カミーラは、■皆への手紙を投函した。
2006/09/23 18:59:14
牧師 ルーサー
もがもげもぐー。
(65)2006/09/23 21:52:09
流れ者 ギルバート
[郵便受けを開けたギルバートの前に、数通の郵便物。ギルバートは逸る気持ちを抑えつつ、主人用の郵便物を届け、与えてもらった自室で自分宛の郵便物を開封する。レターナイフの使い方が我ながら手馴れている、と思いつつ]

ルーサー、カミーラ、ネリー、トビー、ナサニエル……
駄目だ、名前を見ても、何もひっかかりやしない……。

[ギルバートは片手で髪を掻き毟ってぎり、と歯軋りをした。]
(66)2006/09/24 01:27:11
流れ者 ギルバート
[ルーサーからの手紙を読む。]

バンダナ……。
ギルバート・コーンウェル、これが、俺の名……。
ルーサー……牧師さんの手紙によると、俺には母がいた事になっている。母……俺を、心配して……。
なのに、俺、何も覚えていないなんてな……。

絵が同封されているな。
温かみがある絵だ……俺は、ここで育ったのか。俺の故郷は、此処なのか……。
はは、いけねえや、まぶたが熱い。

[ギルバートはバンダナを目頭に強く押し当てた。そのまましばらく彼の肩は震えていた。]
(67)2006/09/24 01:32:16
未亡人 オードリーが参加しました。
未亡人 オードリー
[華やかな都会の喧騒に埋もれるように、オードリーはふと町を行く足を止めた。
ショーウインドーには赤や緑の装飾が施され、満たされたような笑顔の人々が道を行き交う。とある店から出てきた夫婦連れの姿に耐え切れなくなって空を振り仰ぐ。]

……雪。

[住んでいた村を後にして、どのくらいが経つだろう。姉夫婦の家に居候を始め、取り敢えず孤独ではない事だけが、彼女の救いだった。
村におきた突然の災害……彼女はその時、目の前で夫を失った。彼女の命と引き換えに。]
(68)2006/09/24 13:49:35
未亡人 オードリー
[自分の左手を眺めた。薬指に光る銀色の指輪。

あの日誓い合った……愛しい夫の顔が脳裏を掠め、思わず涙が零れ落ちた。
そっとハンケチでその雫を拭い買い物を終えると、彼女は姉夫婦の屋敷に戻った。]

『……リー、手紙が届いているわよ。』

[彼女の姉は、少し気遣うように幾つかの手紙を彼女に手渡した。
あの村での、幸福だった日々が記憶に鮮明に蘇ってくる。姉から手紙を受け取ると、自室へと入り封を開けた。]
(69)2006/09/24 13:55:38
未亡人 オードリー
[ギルバートからの手紙を開封した。

手紙を読み進めていくうちに、彼が記憶を無くしている様子だと言う事を理解した。
村の伊達男だったギルバートの事は、オードリーも良く知っていた。だが……。]

【指輪の裏に彫ってある名前……】

[自分の薬指にはめられた指輪を見つめた。裏側には夫と自分の名前と挙式日が刻印されている。]

【もしも……。】
【もしも、私の夫があの後何らかの形で生き返って、ギルバートさんの指輪をはめられているのだとしたら……。】

[そんな事有り得る訳が無い事は、自分が一番良く理解している。だが。
もしも、ギルバートだと思い込んでいる男の顔を一目見たときその顔が自分の夫だったならば……どんなにいいだろう。

そう考えたものの、オードリーは深くため息をついてゆっくりと頭を左右に振った。]
(70)2006/09/24 14:12:51
未亡人 オードリー
[そのまま、便箋を取り出しペンを走らせる。]

------------------------------------------------
ギルバートさんへ

お手紙有難うございます。
貴方が、私の知っているギルバートさんであるなら、左目の下に小さなほくろがあると思います。
何か知りたい事があればなんなりと尋ねて下さいまし。

オードリー
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[ギルバートの左目の下には、小さなほくろがあった。
オードリーの夫の左目の下には、そんなほくろはない。
彼女は、確かめるような気持ちで手紙に蝋を落として封をした。]
(71)2006/09/24 14:21:00
未亡人 オードリー
[次に、ルーサーからの手紙を開いた。
その人柄が伝わってくるような文体に、塞ぎこんでいた気持ちが少し晴れたような心地だった。
便箋を取り出し、ルーサー宛にペンを走らせる。]

------------------------------------------------
牧師様へ

拝啓 寒さ厳しい日々が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか。

お手紙を拝見し、お元気でお過ごしの事と拝察致し嬉しく思います。
私は今、姉夫婦のもとで暮らしております。牧師様もご存知のように私はあの災害で最愛の夫を亡くしました。
もしも、神のお慈悲が戴けるのであれば再び夫に逢いたい、夫の傍に行きたいと願わない日はありません。
私のこの悲しみが癒える日は来るのでしょうか。

どうぞお導き下さい。そして、牧師様もご自愛の上お過ごし下さいまし。
                     敬具

オードリー
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(72)2006/09/24 14:44:18
未亡人 オードリー
[それでも、牧師宛の手紙に綴るのは夫への思慕の思いばかりだった。
投函しようか破ろうか、一瞬悩んだがそのまま手紙に蝋を落として封をした。]

……皆、無事でやっているのね。

[続いてカミーラからの手紙を開封した。素朴な彼女らしい書き殴ったような簡潔な手紙にようやく笑みを浮かべ、返事を書いた。]

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カミーラさんへ

お手紙有難うございます。
お元気そうな貴女の様子に安心致しました。私も姉夫婦のもとで、それなりにやっております。
姉夫婦の屋敷にはメイドがいるので、相変わらず私は料理をしていません。お料理頑張って下さいまし。

オードリー
------------------------------------------------

[長くならないように気をつけながら書き上げると、手紙に蝋を落として封をした。]
(73)2006/09/24 14:54:36
未亡人 オードリー
[続いて、トビーからの手紙を開けた。幼いのに病弱の母を抱えて災害の村を後にした少年の顔を思い浮かべ、オードリーは薄っすらと瞳に浮かんだ涙を拭った。]

……トビーのお父さんも、確か災害で行方不明に。

[改めてオードリーは思った。もしもあんな災害が村に起こらなければ。
何人も、幸せを維持する絶対の権利は持ち得ないのだろうか。
絶望を突きつけられた人間は、どうすれば強く生きて行けるのだろう。
暫く考え込んだ挙句、静かにペンを取った。]

------------------------------------------------
トビー君へ

お手紙有難う。お母様と一緒に居るとの事、安心致しました。
お母様にとってはトビー君が何よりの励みかと思います。お母様を大事になさって下さいね。
お母様によろしくお伝え下さい。

オードリー
------------------------------------------------

[大き目の文字で読みやすく書き上げ、糊を使って封をした。]
(74)2006/09/24 15:05:59
未亡人 オードリー
[次に手に取ったカードは、鮮やかな緑と赤と白の飾りが付いている。差出人を見て、手が止まった。]

ネリーさん!
……ネリーさんからの手紙だわ。大丈夫かしら、あの子のことは私もずっと心配だったわ。

[せわしなく封を切る。中からはクリスマスカードと添えられたメッセージ。
その、予想に反して元気そうなメッセージに安堵の吐息を零す。
目を細め、先ほど偶然買っていたクリスマスカードを一枚手に取り返事を書いた。]

------------------------------------------------
ネリーさんへ

Merry Christmas!
お元気そうで嬉しいわ。綺麗なカード有難う。
素敵なクリスマスと貴女の幸福を祈って。

オードリー
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[カードを封筒に入れ、蝋を落として封をした。]
(75)2006/09/24 15:17:06
未亡人 オードリーは、手紙を書き終えると■ポストに手紙を投函した。
2006/09/24 15:20:18
未亡人 オードリー
[手紙を投函し終えると、オードリーは再び自室に戻って便箋を広げペンを取った。]

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愛する貴方へ

来る日も来る日も、想うのは貴方の事ばかり。貴方の愛情と貴方を失った悲しみに包まれて過ごしています。
貴方の大きく温かな手にもう触れる事が出来ないのかと気も狂う思いです。
あの日の出来事は、今でも夢ならどんなにいいだろうと思います。貴方に戴いたこの命。だけど。

叶うならば、もう一度貴方に逢いたい……。


オードリー
------------------------------------------------

[書き終えると、蝋を溶かす炎で手紙を燃やした。]
(76)2006/09/24 15:39:23
牧師 ルーサー
−自室にて−

お手紙が、こんなに…
主よ。感謝いたします。

[ルーサーは、胸元で小さく十字を切った]

すぐにでも開封したいところですが、まずは夕刻のお祈りをしてきましょう。
そして、後でゆっくりと拝読させて頂きましょう。

[手紙を丁寧に揃えて、引き出しにしまい、部屋を後にした]
(77)2006/09/24 16:27:30
流れ者 ギルバート
[ギルバートはカミーラからの手紙を読んだ。]

カミーラというのは……女性名、だよな。
何も思い出せないが……きっと素朴な性格なんだろう。
嫌われてなかったみたいでほっとしたよ。

[ネリーの手紙を開く。]

今は12月、クリスマスの季節なんだな……。
おかしいよな。
「クリスマス」なんて習慣がある事は覚えてンのに。
過ごした記憶がないってえのもな。
(78)2006/09/24 18:21:22
流れ者 ギルバート
[トビーからの手紙を手に取る。]

手先が器用、か。

[たった今封を切ったナイフに自分の顔が映っているのが見えた。]

俺はどうやら子どもにも嫌われていなかったようだ。安心したよ。
しかし、やはり俺には想う女性がいて……クソッ、やっぱり思い出せないか……。

[ギルバートは眉根に皺を寄せると、主人の為に紅茶を淹れる事にした。ここに拾われてから覚えた茶葉の量、主人好みの蒸らし時間、生活の、「人生の」拠点が此処にあるという事実。]
(79)2006/09/24 18:26:17
逃亡者 カミーラ
[ 大きな鍋いっぱいに用意されたスープを、不揃いな手彫りの木椀によそっていく。
 悪意はないが良くも悪くも素直な子供たちが、今日はおかわりと叫んで自分に椀を差し出してくる。
 今夜のキャベツのスープはどうやら成功だったようだ。 ]

……よかった。うん。

[ 積み上がった大量の食器を洗いながら、
 カミーラは誰にも聞こえない声で呟いた。 ]
(80)2006/09/24 19:55:42
逃亡者 カミーラ
[ 施設の人々が寝静まった深夜。
 カミーラはこっそりと食堂に忍び込んだ。
 食事の時間に食べずに残しておいたパンに小さな蝋燭を
 2本さして、火をともす。 ]

……大丈夫だ。
わたしは、独りじゃないから。

[ そっと呟くと、願いを込めて小さく十字を切った。 ]

メリークリスマス。
(81)2006/09/24 20:41:56
流れ者 ギルバート
[ギルバートはカップを口元に運ぶと、ナサニエルからの手紙を開いた。]

文面からわかるのは……彼がとても前向きで、順応性があるって事だな。
こうしてみると、みんな辛い出来事を受け止めてがんばっているのに、俺ときたら忘れてやがる。女々しいねえ。
(82)2006/09/24 22:05:59
流れ者 ギルバート
そういや、最初の手紙には、俺の近況なんかまるで書いちゃいなかったな。
自分だけ情報貰おうなんざ、ムシが良すぎる。

[ギルバートは主人にインクと羽根ペンを借りた。ブルーブラックの筆記体が紙の上を流れる。]
(83)2006/09/24 22:09:30
流れ者 ギルバート
-----------------------------------------------
みんなへ

この間は取り乱してすまなかった。
ルーサーから貰った手紙のおかげで、俺は「俺」が「ギルバート・コーンウェル」であるとわかった。
このバンダナに刺繍をくれたという母の事も、勿論みんなの事も、未だ、思い出せないが。

俺が主人に拾ってもらった時には、ひどく衰弱していて、頭と腹に大きな傷があったらしい。
記憶がないのは、頭への外傷が原因なんだろうな。
今は、躰が治るまで、学者である主人の助手として雑務をさせて貰っている。
治ったら、みんなを訪ねて行きたい。
おかしいかな、俺にとってはみんな「はじめまして」の筈なのに、何故だかどうしても会いたいって気持ちだけが心を支配しているんだ。

夜は冷える。
みんな、風邪などひかぬよう気をつけてくれ。

ギルバート
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(84)2006/09/24 22:17:12
流れ者 ギルバート
[2枚目の便箋。]

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ルーサーへ

早速の返信、感謝する。
絵まで送ってくれるなんて、牧師さんは情が深い方なんだな。
残念ながら、1枚目にも書いたように、俺は何も思い出せなかった。
あんたがどんな人かも、俺の想像に過ぎない。
この手紙を書いている俺が「ギルバート・コーンウェル」として村で暮らしていた時の俺とキャラが違うって、もしかすると笑われてるかもな。

また手紙を出すよ。
思い出すかもしれないし、思い出さないかもしれない。
思い出さなければその時はその時で、また俺と一から友人になって欲しい。
ではまた。
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(85)2006/09/24 22:25:33
流れ者 ギルバート
[3枚目の便箋。]

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カミーラへ

村にいた頃は料理をしていなかったんだろうか?
料理なんていうのは経験と記録だと思う。
こちらに来てから俺は「忘れる」事が怖くて、作った料理は全て記録するようになった。
今は寒いからかぼちゃのミルクスープ煮が主人のお気に入りだ。分量を書いておくからやってみるといい。なに、手順さえ踏めば料理などすぐに上手くなるさ。

嫌われていなかったみたいでホッとしたよ。
また何か思い出した事があれば、どんな些細な事でもいいから教えて欲しい。
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(86)2006/09/24 23:23:41
未亡人 オードリーはメモを貼った。
2006/09/24 23:32:15
お嬢様 ヘンリエッタが参加しました。
お嬢様 ヘンリエッタ
あの頃の思い出が、胸の中でくるくると回る……。
(87)2006/09/25 01:10:32
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