書生 ハーヴェイ [目を覚ますと、すっかり温くなった麦茶を入れ直して、喉を潤した。] ……んん…………。 [欠伸をかみ殺して、小さく伸び。 時間を確認して、食事前に、生徒会の子に会ってみようと、談話室を後にする。 やがて目的の部屋に辿り着いたが、そこで違和感に気付いた。 ――人が少ない。 元々、大半の人が帰省してはいるものの、ここ数日の内に減っているような気がした。 首を傾げながら、件の人の部屋の戸をノックする。…………しかし、返事は無かった。確かに帰省してない筈なのに。 部屋の中まで調べるのは、気が引けたので、ひとまずその場を後にする。 食事中かなと考えながら、自分もまた昼食の為に*食堂へ足を運んだ*。] | |
(7)2006/08/15 12:52:14 |
文学少女 セシリア ――いやはや。 そうか…まさか生徒会の彼が急な帰郷をしたというわけではなさそうだ。 玄関の鍵は掛かったままだしね。 …ひょっとして、連れ去られたとか…そうか―――ならば、合点がつくね。 やっぱり、内部の仕業と見ていいのかな…。 [てくてく、と長い廊下を歩み始める。 蒸し暑い空気が肌を滑るように通り抜ける感触がうっとおしいのも構わずに。 ちゃらり、と細かな装飾のされた銀の腕時計を見やると、 腹ごしらえと言わんばかりに食堂へと歩みを進めた。] 昨日はそう言えば麺類を頂いた気がしたね。 ……今日は辛いカレーでも食べてみようかな。 冷たいものばかり身体に収めるのは良くないからね…ふふ。 | |
(24)2006/08/15 21:44:24 |
村長の娘 シャーロット 今から皆ご飯?僕も一緒させてもらって良いー? [笑顔で近くの席に着きながら。ハーヴにもひらひらと手を振って。 でも、その後に、ぱっと憮然とした表情になる。] ってかさー、聞いて聞いて! こないだのあっやふやな噂あったじゃん。 あれちょっと解ったよー。 セシルが校長の庭掃除がどうのって言ってたじゃん。 あれ、寮に残ってる寮生にやらせるつもりらしいよー? どっかの腹黒生徒会長がそんなコト言ってたんだってー。 しんっじらんないよねホントー。 [ぶつぶつと、居ないからこそいえる暴言。 そしてセシルの言葉にそちらへと目をやると首を振った。] うわ、あっつそー…。僕は遠慮しとくー。 [そう言って一度席を立つとかけそばを一杯。] | |
(33)2006/08/15 22:12:53 |
文学少女 セシリア ご名答さ。流石にそれくらいの情報はシャルロやハーヴの耳にも入ったみたいだね。 校長はどうやら寮在住の生徒会執行部の面々に頼んだらしいけどね。ほら―― 後期の体育祭や文化祭、やる気も無いそれらもろもろを後ろ盾にしつつも、 断りきれなかったとボクは見ているよ。 校長にとっては掃除する手さえあれば誰でも良いんだろうね。 文字通りの人身御供さ。 最近生徒数が減りつつあるのも、きっとその影響。 アーヴァイン校長邸宅は、ただっぴろいからいね。 人数は夏休み寮残留組全員出たって、足りなさそうだと思うよ。 [にやにやと笑いながら激辛カレーを口へと運ぶ。 汗一つかいてない。] や、クーちゃん先輩になっちゃん先輩。 聞いていたと思うけど、ボクが今言ったとおりだよ。 | |
(40)2006/08/15 22:28:10 |
文学少女 セシリア あはは、シャルロは期待を裏切らないね。見ていて楽しいよ。 まあ―――目には目を、人身御供には人身御供を。 皆だってこうして手をこまねいて、指をくわえて見ているつもりはないよね。 どうせならボクらで執行部を見つけ出して送り出してしまうのも手だという事だよ。 元々は彼らが頼まれた物だしね。 [押しのけられてよろよろとずり下がりそうになるが、 態度は崩さず姿勢を正した。 遠目でシャルロの様子に唇の端を持ち上げながら、グラスのブリッジを中指で上げて。] ボクの顔を見るなり恐い話だなんて失礼だなあ。 すっかり条件反射じゃないか?そんなに構えなくて良いよ。楽にしたらいい。 | |
(59)2006/08/15 22:55:27 |
文学少女 セシリア ボクの部屋に露骨な物、黒魔術に用いるような変な物は無いよ。 本棚に小さなタンスや机があるくらいさ。 恐いと思うなら本だって手をつけなければ良いだけだよ。 小タンスにはメモ帳とかノートとか、そういう類だけさ。 [両指を絡め、ラスへと不敵に笑ってみせる。] あぁ、部屋だって薄暗いとかそんなんだと思ったのかい? [シャルロの頭を突付きながらそちらに顔を向けて。] まあ、それは君の事情だし考えだ。ボクには関係ない。 ついでに言うなら巻き込まれタイプの君にも問題はあるんだ。 君が一人で行くとしても、ボクは当然君を呼ぶためにご指名するよ。一蓮托生みたいだ。 …君と遊んでいるとどうも退屈しなくてね。 愛ゆえさ、愛ゆえ。 | |
(115)2006/08/16 00:02:07 |