人狼審問

[投げた主がヒューバートだと分かると、顔を引きつらせてホールドアップ]

いー…やあ。　そのっ…ねぇ？
……旦那だって、わかって、た…ら、

[ゼロ距離で落とされようとする瓶を避ける訳にもいかず、動けない。蛇に睨まれたカエル状態で頭部に瓶の重さを受けた]

…いッ〜〜〜〜〜〜…！！
旦那ァ…。
[頭を押さえて、痛みにうろうろと歩き回っている]

［メイに肩を竦めて見せながら］

いやいや。
耳年増な子供もいるからね？ラ・ニーニャ？

［けらけらと笑いながら咽るナサニエルを見て、涼しい顔で］

あぁ、そうだとは思ってるけどな？
手の早さまで似なくてよかったんだがな。
……子供は幾つになろうと子供だよ。

ナサニエル、オレ、それ違う。
女、食い物違う、言った。むぅ…話、通じない。
もういい。

[何がどう違うのか、説明できずにしばらく唸っていたがまあいいかと、シュラウドを登り、ユージンのいるトップの隣に腰掛ける]

たい焼き。食うか。

[コートのポケットからくすねたたい焼きを取り出しユージンに放る]

[クインとナサニエルに対してにこにこと。それはもう、にこやかに]

へぇ、僕はクインが咥えてる、そのたい焼きと 一 緒 な ん だ ？

[悪戯な笑みを浮かべながら、ぱんとギルの背中を叩いた。]

確かにギルは頭隠して尻隠さずって感じよねぇ。
…って、ああ〜ん、そんな顔しないで欲しいっす。

[メイの視線の先の方向を見やると、「お〜」と言いながら]

あの場所が一番景色も、潮風も気持ちいいと思うっすけどね。
だけど、殿方に抱き上げられるのもまた違った眺めなんでしょうけど？

…まぁ、これはあたしの場合っすけどねぇ♪

[ヒューバートが落としたラムの空瓶を足先で拾い上げて手に取る]

いや、グレンに手伝われちゃ勝負の意味がねーもん。いーぜ、別に。ただ、…そーだなあ。お嬢の言ってる通りその辺にぺらぺらしてっと、マジでクインに干されっちまうよ。

[ようやく頭からも痛みが引いてきて、けらけらと暢気そうなグレンを笑う]

[遅かったねぇと呟きギルとヒューの遣り取りを見守り
　マストをのぼってきたクインに顔を向けへらりと哂い
　たい焼きを受け取る]

ありがたいねぇ頂くわ
酒もありゃ最高なんだがたい焼きとは合わねぇかぁ

[へりに寄りかかり水平線を眺め
　はむはむたい焼きを齧り]

そのまんまが良いのさぁ

[何がとも言わず呟く]

［ロゼの勧めに何で俺が、とでもいいたげな表情でそちらを見やりながら］

あれ、違うんだ？でも、クインにとっての素敵なものってのは食事なんだろう？

［違う？と確かめるように首を捻った。
涼しい顔でギルをからかっているヒューを思わずじと目で見てしまいながら］

…俺も、まさかそんなところまで似る派目になるとは思いませんでしたけど。

［微かに肩を竦めて］

あ〜ら、グレンもユージーンもきたのねぇ。
そろそろ人が集ってきて良い時間っすね。

[まだ誰か来るかな？といいたげに船室の方向へと目を向け。]

[ローズの意見に、苦笑気味に笑うと頷いて同意して]

そうだろうね。生憎、僕にはまだ縁がないみたいだけど……。


[――そう言うと隅っこに座り込んで背を向けた。いじけた]

[呼んだか？とトップヤードから体を屈めて下をのぞく]

たいやき、メイ、別。

[少し考えてから、口元をの餡を拭いくつりと笑った]

甘い所、同じ。

［ローズの言葉に至極残念そうに溜息を吐き］

両腕ありゃいくらでも抱き上げてやるんだがなぁ。
片腕じゃあちょっとお嬢様の体重を支えきれません。

［まったく残念、と呟きながら、次第に口元はからかうような笑みが浮かび。
じと目のナサニエルの頭に拳骨を浴びせて笑うと］

何だその似て残念でした、みたいな言い草は。
もてる親父に似て感謝しろよ。

ただの冗談にそこまで反応するからいつまでたっても子供扱いされるってわかってるのかな、お嬢？

［くすり、と小さく笑えばメイのおでこを指で軽く弾き飛ばそうと］

ギルおっかねぇえべさ〜。
でも、あたま大丈夫か？痛そうだべ。

わるかったべ。おら、なんか潮の臭いを感じながら横になってるのが好きなんだべ。どこか落ち着くんだべ。そしたら、気付いたら寝てるんだべ！不思議だべさ！

けど、クインに干されるのは怖いからきちんとやることやるべさ。

［へらりとギルに笑みを向ける］

いててっ、マリー姐さんまでッ。
殴ったり蹴ったりだなぁ、オレ…。

[くるくると瓶を首の所に指を引っ掛け回している。時折投げたりしていたが思い出したように、瓶を床に置いた。腰のポーチから先日同業者とのやりあいでくすねた重り付きの鎖を取り出す]

そういや……。

キャロル姐さんに見張り番を譲って貰ったんでねぇ
ずっとトップで海と睨めっこさぁ

[ローズを見下ろし肩を竦めてへらりと哂う]

[ヒューとナサニエルのからかいに、頬を膨らます。
こんな時に限って親子の息が合うのを実感できるなんて]

はいはい、どうせ僕は子供ですよー。

[隅っこに座ったまま、さらにいじけた]





[あ。「の」の字書いてる]

ローズもおはよぉだべさ〜。

［へらっと笑い、手を振る］

って、おはようはおらだけだったべ〜。

…やっぱりヒューの子だし？
そっち方面は似たり寄ったりしてると思ったっすよ。

例えば男としての本質的な部分とか。

[何がとは言わないけど、と付け加え。]

―――ってぇ、メイもいじけないで欲しいっすよ〜♪
まだまだこれからだって。

もう数年かしたら、誰もが振り返る女性になってると思うけどぉ？

[あんまり悲観的にするなっす、と、方をぽむりと置いて。]

たい焼き、餡はいってる。これ以上、何つける？

[そのままというユージンに肩を竦めてから同じく水平線を眺めた。
たい焼きの尻尾をちぎって掌にのせると相棒がうまそうにつつく]

飯、たい焼きたくさん。あと知らない。
今日、海、静か。こういう日、少し、ざわつく。

［頭上に拳が振ってくれば、たいして痛くもないのにわざとらしく殴られたその場所を摩り］

残念だなんて言ってないじゃないですか。
ただ、血の成せる業ってのは恐ろしいとは思いますけどね…。
俺だって、似るんだったら母さんに似たかったですよ。

［若干拗ねたような口ぶりで煙草を銜えれば、ぷい、と子供っぽい仕草でそっぽを向いた］

[いじけるメイの様子にやれやれと呟き]

メイ、暇ならクインと一緒にこっち頼むわ
俺ぁちょっくら飯の支度でもしてくらぁ
たい焼きだけじゃ腹ぁ膨れねぇや

[クインにあと頼むさぁと声をかけへらりと哂い
　リギンにバングルを引っ掛けするりと甲板へ降りる]

そうそ。
とりあえず、デッキの掃除してるフリっくらいはしとかねーとなぁ。

[グレンに言い返し、頭は平気だと仕草で応えた。20フィートほど離れた甲板にはラムの空き瓶。利き手には重りの付いた鎖を提げてひょんひょんひょんと回す]

なあっ！
これ、当たると思うヤツ〜？

[鎖を振り回しながら、大声でその場の全員に問い掛けた]

［ギルの言葉に首をかしげながら］

フリでいいんだべか？わかったべさ！

と、お。面白そうな事が始まりそうだべなぁ〜。

あっははっ♪
確かに抱きしめるには足りないかもしれないし、
キャロルとしばしば片腕の取り合いにもなるっすけど。

抱き上げてくれる腕じゃなくたって、
それをカバーするヒューの男の魅力に、あたしたちメロメロなんっすからぁ。

[人差し指をヒューの腕が無い個所に当てると、悪戯な笑みを浮かべ。]

ってぇギルぅ、そんなに強く叩いたつもりはないっすよぉ。
軟弱な男はもてないっすよ？

[と言い返すとキャロルのことをユージーンに告げられ。]

…船首にでも居るみたいっすね。
部屋に居ないと思ったら、そういう事っすかぁ。

［隅っこでメイがいじけているのを苦笑して眺めながら］

本質？…そんなに似てるかね、俺はこの人と。

［ロゼの言葉にきょとんとしてヒューのほうを反射的に見やる。
動きに合わせて視線が海風にふわりと揺れた］

[ユージンに頷くと、トップに腰掛け海を眺める
ギルの声が聞こえると、肩の相棒が代わりに答える]

『20フィート　当たるか？　当たらないか？
当たったらクイン掃除かわる　それとも銀貨か　銀時計か』

[ギルの声に振り返り]

ギルが真面目にやりゃ当たるだろうさぁ
そんなにやけ面のまんまじゃ無理だろうねぇ

キャロル姐さんは仮眠取るってぇ言ってたっけぇ

[言い残して厨房へ]

［そっぽを向くナサニエルに苦笑しながら］

顔は母親に似たじゃねぇか。
俺に似てももてただろうけどなぁ。
母親に似てるから、その手の早さも生かせるってもんだろうがよ。

[ローズの言葉に「の」の字を書く手は止めるものの]

どうだろう……数年後も、どこかの親子は子供扱いをやめない気はするなぁ。
ってクイン。どういう意味で甘いと言ってるんだよ……。

[がっくりとうなだれた]

流石ヒューだねぇ

[昨日のカジキはきっちりと保存調理されていて
　クインの釣り上げた大量のワカメやら他の食材も手に]

面倒臭ぇなぁ

[呟きながら調理開始]

[クインジーの肩から聞こえる相棒の声ににいっと笑う。ヒューバートの声には意外そうに]

クインッ！当たったら、掃除代われよ！
トクベツホーシュー？！よしゃっ…。


他に、いないか？

[鎖を振り回す速度を上げて、周囲を見回した]

[グレンの暢気な様子に、更にがっくりとくずおれる]

いや、何でもない……。ただ馬鹿やってただけだよ。

[そう言って、頭上から声をかけてくるジーンに顔を向け、立ち上がると]

了解だよー。

お嬢さんが片腕でも抱き上げられるくらいにダイエットしてくれりゃあ全部解決だけどな？

［けらけらと笑いながらナサニエルの視線を受けて。］

似なくていいとこ似たんだよな、お前の場合は。

［メイの様子を不思議そうに見ながら］

そっかそっか。
馬鹿やってンのはいつもの事だべさ？
だからそんな落ち込む事ないべさ。
元気だすべ。出すべ〜。

［ははっと笑う］

ギルの腕なら多分…。
いやぁ、もしもって事もあるだろうし…。

[暫し逡巡しながら。]

……外れるに銀貨でも賭けようっすかね。

[きょとんとした仕草をしながらナサニエルに言いかけ、]

そぉねぇ。
…なんならあたしが確かめてあげても良いけど？
親子ってどう違うか、気にはなるんっすけどねぇ。

[あははっと声を上げた。
歯を見せ悪戯な笑みを浮かべながらナサニエルに告げ。]

中身の話ですよ、中身の。

［両親ともに顔がよいおかげで自分の今の容貌があることは認めていたから、あえて父に似た場合のことには振れず］

[賭けに乗って得意げな相棒のたい焼きを没収する]

お前、掃除できるか？

『できない　できない　クインする　運命共同』

……、掃除、かわる。しかたない。
外れたら、洗濯もの当番代わる。いいな。

[あきらめ気味にギルに声をかけた]

お前、俺の目の前で息子に手ぇ出そうとするんじゃねぇよ。

［苦笑しながらローズの頭を小突き。］

……中身が似たのは俺の責任じゃねぇ。
似るように育っちまったお前の責任だ。

［白々しく、そんなことを言い］

よっしゃ、やーるぜぇ〜！！

…………

[更に振り回す速度を速めて少し重心を落とす。カンテラのみの灯りの中に光るラムの瓶。じいっと見据えて数秒感黙り込んだまま。]

……っ…！

[息を詰めて下手に鎖の先の重りを放った。空を切る音がヒュンと響く。続けて【パンッ】とガラスの砕ける音がした]

[厨房へ向かうユージーンにそう告げると、暫し逡巡しながら。]

ん。キャロが仮眠ねぇ…ありがとユージー。
さっきすれ違いでもしたっすかね。

[と、いい終えるといじけるメイへと顔を向け]

…まぁ、ヒューが言ったとおり親にとっては子供は子供のままっすからね。
素は悪くないっすよ？

そうさせないためにも、とびきりの美人になるって、あたしが保証するっすよ〜♪

…知ってますよ、そんなの。

［呆れたように溜息を一つつくも、ロゼの言葉に一瞬きょとんとしたあと、玲瓏とした笑みを口元に浮かべ］

ロゼがいいなら、俺は構わないんだけど…？
ああ。でも、父さんが怒るかな。

［深い緑の髪を一筋とって指にゆるく絡めながらどうしようか、と深みのある低音で尋ね］

[フライパンで薄切りにされたマグロに焼き色をつけ
　シェリーをふりかけフランベ
　ゆらゆら揺れる様子に首を傾げ燃え尽きるのを見守り
　火から下ろして盛り付ける
　アラとハーブを煮込んで取ったスープをこしワカメを放り込み
　塩胡椒と一緒に卵を溶き落とす]

酒のつまみにゃ充分かねぇ

[料理に飽きて大皿と大丼に盛り付け両手に持って甲板へ
　ちょうどギルが酒瓶を割るのにひゅうと口笛を吹く]

ああー。
ギルすっげぇべさ〜。

うーん。こりゃぁ、帽子貸さなきゃだめだべなぁ。

[ひょっこりとやってくると丁度ギルが瓶を投げる所で。
ヒュゥ♪と甲高い口笛を吹きながら手を叩く。]

さすがギルだわねェ。お見事っ♪
だけど、その瓶もちゃんと片付けときなよォ？

グレン、その通りなんだけど、やっぱり子供扱いされるのはちょっと凹むのさ……。

[と、ユージーンと交代しながら、ギルの方を見て歓声を上げた]

やったね、ギル！　凄いよ。

ギル、まいった。当番、オレか。

『あちゃぁー　クイン　どんまい　どんまい』

[相棒は頭に飛び乗り、羽で髪をくしゃくしゃにした。
ため息をついて、再び水平線に目を凝らす]

おらは、別にメイを子ども扱いなんかした事ねぇべさ？
大切な仲間だべさ。
そんなに凹む事じゃないべ。
今を楽しめばいいだけだべさ。な？

と、キャロルおはようだべさ〜。

［ひらりと手を振り返す］

あっははっ！
ヒューったらぁ、これは手厳しいお目付け役っす〜♪

[小突かれるとあどけなく笑って。]

子は親の背中を見て育つって言うっすよ、ヒュー。
なんだか両者にも原因がありそうだけども。

[パン、とガラスの砕ける音が聞こえると、
「あ〜当たっちゃったわねぇ」と呟いて。]

やるっすねぇ、ギルぅ。
…絶対外れると思ってたのにぃ。

[ちぇーっと不服そうな顔をしながら、銀貨一枚をギルに投げつけた。]

コレ、使えるかもっ！アシだけじゃやってけねーもんなぁ。

[手元に16インチほど戻した鎖を、今度は八の字に振り回し、ゆるゆると速度を落としてその動きを止めた。ぶらん。]

クイン〜、掃除なーーーーーっ！！
オレの目ぇ、なめんなよぉっ！

へへっ！とっくべっつほーしゅ〜…ってなんすか？旦那ぁ！

[喜色満面。ユージーンとメイには、にやりと笑った。ところでキャロルの言葉にあっとなって]

…そーいやそーだった。とりあえず、ギルバートこれかたづけてきまっす！！

[隣で首を傾げるメイの口にたい焼きを押し込み]

甘い、たい焼き。

[言ってから少し、黙る。息をつき]

…先代、言ってた。お前、甘い。
すこし、心配。オレも、少し心配。

[ため息と共に、メイの髪をくしゃりと撫ぜた]

おや姐さんはお目覚めかい
起きたら飯が出てくるなんざぁ良い生活だねぇ

[同じ頃に船内入り口をくぐるキャロに冗談めかしてへらりと哂い
　料理を樽の上に並べる]

…なんですか、そのどうしようもない言いわけは。

［同意の上でならいいとか言っているくせに拗ねた様子のヒューに思わず内心微かな笑みもこぼれようか］

いいとか言っといて拗ねるのやめてくださいよ、いい大人なんだから。

［ギルバートの顔を見ながら、至極真面目な顔で］

特別報酬か。
よし、洗濯も一週間ってのはどうだ？
有難い報酬だろ？

［片付ける背中に声をかけた］

[キャロルに気付くと、マストの上から声をかけて、手を振る]

キャロル、おつかれさまー。

結局ギルは掃除してるんだべぇ〜。あはは。

[ギルをひらりと楽しそうに見送って。
ユージーンの言葉にくすりと笑った。]

なんだい。ただタイミングが良いだけじゃないのさ。
それとも何かい？

アタシの手料理でも食べてみたいってのかい？

[緑の髪を一房取られると、くすりと両唇を持ち上げて、]

あたしならいつでもーって言いたいんすけど♪
確かに、ヒューが拗ねそうっすねぇ…。
あははっ、残念。

[低い声のトーンで囁くようにナサに呟くと誰にも聞こえないようにぽつりと小声で、
「近いうちにね。」と一言だけ告げる。


くるりとキャロの声が聞こえた方面を振り向くと何時もの様子で、]

あ〜ん、あたしって賭け事に向いてないのかもしれないっすよ〜。
何だかツキに恵まれてないみたいっす。

[そう言いながら拗ねてるヒューの背中を眺めながらつつく。]

も〜妬いてくれてるっすかぁ？
あはははっ、そう言うところが可愛いんすよね、ヒューはぁ。

［傍にきたキャロルの腰を抱き寄せながら］

いいもん、パパはキャロルと仲良くするから。

あぁ、昔は「パパ、パパ」って可愛かったのに……
何時の間にパパより女を取るようになったんだね。
まったく、悲しいったらありゃしない。

［わざとらしく、嘆きつつ］

[予想は出来ていたが、ギルの反応に苦笑気味に]

僕も手伝ってあげるから、元気だしなよ。
まったく、ヒューの事だから想定内だと思ったんだけどな。
あまりにお約束すぎる反応を見てると、気の毒になってくるよ。

……ヒューも、人が悪いよ。まったく。

[そう笑った]

[特別報酬を貰うギルの背中にお疲れさんと声をかけ
　真鍮製のいびつなマグカップに酒を注ぎ
　キャロの声に顔をあげへらりと哂う]

いやいや姐さんの手を煩わせるまでもねぇさぁ
料理なんざぁ他の奴等にやらせてゆっくり休んでてくんなぁ

息子が立派に育ってりゃパパも安心だろうさぁ

[ヒューの様子にへらりと哂う]

[ヒューの報酬に短く口笛を吹く]

オレ、掃除当番。ギル、洗濯当番。つりあいとれた。
『よかったな　よかったな　そろそろ飯か　いい匂いか』

メイ、手伝いより怪我なおす。
いざという時、つかえない、ダメ。船長言ってた。

[そうは言っても聞かないだろうと半ば諦め、
漂う飯の匂いに腹を鳴らした]

[料理を取り分け酒瓶と一緒に器用に片手に持って
　ひょいひょいとトップに持ってあがり]

お疲れさん
二人も食ってくんなぁ

[湯気のあがる皿と酒瓶を差し出す]

[クインの言葉に、たははと曖昧に頷くと]

うん。まあ、無理はしないように気をつけるよ。
そろそろ夕食時間だね。降りてもいいよ？

もう、拗ねてキャロルに甘えてるみたいだけど？

［指に絡めた一房に軽く口付け手からするりと解く。
近いうちに、と紡がれた言葉を了解するかのように微かに唇を吊り上げた］

はいはい、昔は昔。今は今ですよ。
貴方だって息子より女でしょうが…。

［ヒューのわざとらしい嘆きもスルーして、ねぇ？とロゼとキャロルに同意を求めた］

[と、丁度良くジーンが食事を持ってきたので、微笑むと]

あ、よかった。ありがとう、ジーン。

あ、そうだ。
パパー、たい焼きやいたんだけど、食べる？

[そう、ヒューのぼやきに合わせて、わざとらしく、くすくす笑って声をかけた]

ま、アタシは少なくともローズよりは向いてるだろうねェ。
[くすくすと笑い、ナサの視線に「そうかねェ？」と笑みながらヒューを見上げ。
口を尖らすヒューに「そう言うところさ」と笑うと頬に口付けた。]

ん、飯きた。ユージー、助かる。
[窮屈そうなトップからヤードの方に移り腰を下ろすとメイの言葉に]

オレ、今日、海、見る。降りる、気にしない、いい。
でかいの邪魔、降りたほう、いいか。

[皿の上の料理を相棒と交互につまむ]

あ〜ん。
そうやってまたキャロルに頼るぅ〜。
あたしだって拗ねちゃうっす。

[キャロルとヒューのいちゃいちゃ振りにむくれながらも。]

…本当にナサと仲良くしちゃうわよ？
後で嘆いても遅いっすからね？

[対抗するようにナサニエルにひし、とわざとらしく抱きつく。

が、表情はまるで拗ねた子供の様だった。]

[二人に頷き音もたてず甲板へと飛び降りる
　料理を齧りながらヒューたちの様子を眺め]

今日は犬も食わねぇやつかい？

[へらりと哂い酒を煽った]

［メイの言葉にほろりと泣き真似をしながら］

……パパ食べようかな。
娘が欲しかったなぁ。娘が。

［ナサニエルをわざとらしく見つつ］

[クインの言葉に首を振る]

ううん、一緒に食べよう。
折角だし、ちょっとお酒を追加で取ってくるよ。

[そう言って、まっててねと言うと一度甲板に下りていった]

[船室から出てくると、ナサニエルに抱きついてるローズマリーに首を傾げた]

……何やってるの。
ん、ごはん？

船一番のやんちゃ様が拗ねてらっしゃるのさぁ
セシリアも食ってくんなぁ

[酒もいるかい？と酒瓶を掲げ首を傾げる]

［ローズの様子を見て、にやりと笑うと］

こっち来るなら今のうちだが？

［キャロルの腰から手を離すと軽く広げて見せた］

［よしよし、とまるで子供をあやすかのように抱きついてきたロゼの頭を撫でながら］

…娘じゃなくてよかったって言ったのは貴方でしょうが。
どっちなんですか、まったく。

［呆れたようにため息こぼしながらヒューを見やる］

うぇっきしッ

[クシャミをしながら、船室からのっそり現れた]


あﾞー。誰か噂でもしてやがったか。してねえか。

お前は息子でよかった。
もう一人娘が欲しかった。

……今じゃ叶わん話だがなぁ。

［ぼやきながら、少し目を眇めて］

おや、メイ。そりゃ誰から聞いたんだい？

ケネスも飯食うかい？
ああ、ケネスは酒の方が良いかねぇ

[へらりと哂ってラムを放る]

[次を未然に防ぎたかった。だから、心苦しいが聞いてみる]

キャロル、ドリスは違ったみたいなんだ……何か、手がかりは無いかな。

ケネス来てないね。
あ、来た。

まぁいいや、食べよ。

[とりあえず大人達(？)は放っておくことにした]

『今日は女の決闘か　決闘か
賭けはなんだ　船長か　息子か
犬も食わないなんとやら』

[眼下の聖戦には興味なさそうにしながらも、相棒の口元に小魚を放る。うまくキャッチする相棒の頭を軽く撫でて口笛。
ついとオウムが肩を離れて甲板に降りた]

うー…。
ずるいっすよぉ、ヒュー！

[駄々をこねるようにむくれた。]

うう、負けたような気がするっす…。

[ユージーンから、パシリと酒を受け取った]


さっすがユージーン。解かってる。解かってるなァ。ありがとうよ。

[からからと笑い、酒を一口]


よおセシリア。なんだ、俺のクシャミの原因はお前さんか？

[肩を竦め、また笑った]

おー。
ケネス、おはようだべぇ〜。

んー、それは確かに無理な話ですね。
キャロルかロゼにねだって見たらいいじゃないですか？

［当たり前のことを嘆く様子に紫煙片手に今更な提案をしようか］

[スープを椀によそい一口啜り]

まぁ飯と言っても酒のつまみ程度さぁ

[皿を持ち上げケネスにつまむかい？と首を傾げ]

むくれる女は可愛くないな？
もうちょい可愛い顔してくれると有難いんだが。

［ローズに近寄ると顎に手をかけて笑った］

ドリスのコトはアタシも聞いたよ。けど…。
[は、と息を吐く。]

さぁ？
なんなら、原因実行しようか。

[クインジーのオウムの抜けた羽を一つつまんでケネスのほうへひらひらと振った]

[凪いでいた海が、重くうねる。
――風が強く吹き抜けた気がした]

キャロルかロゼに、ねぇ……

［二人の顔を見比べて、軽く頭を振ると］

……どっちの娘が生まれても、気の強いのになりそうだなぁ。

[グレンによお、と手を上げながら]


ああ、俺にもくれ。酒だけじゃ腹は膨れねえからなァ。

[そんな中、ドリスは違う、という単語が聞こえてきが]


……あァん。本気で口は災いの元、か。

[スプーンで樽を叩きながら、微かに一人ごちた]

ん。手がかり？
……ドリスは違ったの。そう。

[少し表情を曇らせると、ユージーンの料理を皿に取った]