人狼審問

　………………。

　………………。

（早く誰か来ないかなー、と思っている）

　………………。

（どこからかメモ帳とサインペンを取り出し、何事か書き始めた）

　かきかき。

　『アーヴァインさんは見回りから帰ってこないし、グレンさんもいないみたい。誰か来てくれないかな、一人は寂しいから。
　退屈だけど、ここに座って待ってれば、そのうち誰か来てくれるよね？　少し待ってみよう』

　かきかき。

　『ちょっと退屈。お絵かきしながら待ってよう』

（メモ帳にウサギの絵を描き始めた）

　かきかき。

　『こんにちは、トビー君。今まで一人ぼっちだったから、来てくれて嬉しいよ』

　かきかき。

　『ありがとう、トビー君。昔から、言いたいことはこうやって皆に伝えてたから、いつの間にか読みやすく書けるようになったみたい。下手な字じゃ、皆読んでくれないから』

　かきかき。

　『でもトビー君はまだ子供だから、これから練習していけば、きっと上手になるよ。大人になると、字を書く機会も自然と増えていくから。
　それよりも、トビー君は「斜陽」とか、難しい言葉の意味を知っててすごいね』

　かきかき。

『先生？　どんな人なんだろう？
　一度会ってみたいな』

　かきかき。

　『トビー君の描いてくれた先生の似顔絵、とっても優しそう。トビー君は本当に先生のことが大好きなんだね。私もいつか会って、お話できるといいな』

　かきかき。

　『何だか眠くなっちゃった。今日はもう寝るね。
おやすみなさい、トビー君』

　………………。

（誰もいないことにしょんぼりしながら、椅子に座って晩御飯を食べ始めた）

おいっす。
グレンと言います。

近くの農場で働いてるから、暇だったら来てくれや。

　かきかき。

　『こんにちは、グレンさん。
　夜遅くまで、お仕事ご苦労様です』

ん？？
そこに誰か居るのかい？

［...は近くにある建物に近づいた］

ここは大きな屋敷だな。

そこの窓から、お嬢さんが見えるな。この人かな？

こんにちは、お嬢さん。この村は静かですね。
ゆっくり出来そうだ。

　かきかき。

　『こんにちは。私はシャーロットと言います。アーヴァインさんに呼ばれてここで待ってました。
　グレンさんも、呼ばれたんですか？』

>>25ロッテ
俺か？　俺は農夫の修行を積みにここへ来たのさ。
この村の入り口に居たカリメロが、そのアーヴァインって奴かい？

oO(お嬢さん、何かの病気なのだろうか…？　心配だ…）

　かきかき。

　『農夫の修行？　って、どんなことをするんですか？　きっとすごく厳しい修行なんだろうな』

『喋れないのは、病気かもしれないけど、原因がよく分からないんです。前にお医者さんに見てもらったときも、原因不明って言われたから。
　でも、こうして紙に書けば皆分かってくれるから、不便ではないですよ。心配してくれて、ありがとうございます』

oO（病気かもしれない…か。「大変だね」と一言で言うのは
　　簡単だが、本人がどれだけ気にしているか判らないから、
　　迂闊に口に出せないか。俺に出来る事は何か無いだろうか？）

農家の修行と言っても特別な事はしないさ。
朝起きて、皆の様子を見ながら、一日の計画に沿って、
栄養を与え、お日様を浴びてもらい、元気に育つのを見守っていく。
俺らはその手伝いをしていくだけだね。

　かきかき。

　『農夫って、自然と一体になってる、って感じがして、とても素敵なお仕事ですね。
　でも、そうやって元気な野菜を育てるのって、きっとすごく大変なことなんだと思います。グレンさん、いつもご苦労様です』

>>29ロッテ
いやいや、俺なんてまだまだヒヨッコさ。
先人達が築いて来た、レールの上に居るだけだからな。
労いの言葉は、今までの開拓者にあげてやってくれ。
その方が俺も嬉しい。

あ、あと元気に育ってくれてる野菜達にもな。

（グレンの貼ったメモを見て）
　かきかき。

　『グレンさんって、面白くて、素敵な農夫さんですね。私、尊敬します』

　かきかき。

　『夜も遅いし、明日早いので、先に寝ることにします。
　お休みなさい、グレンさん』

こんばんわ〜♪

［...はシャーロットの笑顔を見て照れている］

な、な、何を言ってるのだか判らないな。
俺は、思った事を口にしているだけだぞ。

［...は話題を変えようと思案中…］

そうだ、折角だからこれをあげよう。
つ［アロエの花］
これで、栽培の楽しみを味わってくれ。

ありがとう…えっと〜グレンさんだよね♪もらって良いのかな？もうメイ返す気無いからね♪

>>35メイ
アレ？　いや、その……うん。それはメイにあげるよ。
この村に来た記念にどうかなってな。
欲しければ、もっとあるぞ。

［...は、心で泣いているw］

ありがとう♪でもグレンさん少し寂しそうだね…やつぱり大切に育てたアロエと別れるのは辛いよね…メイ大切に育てるからね♪

>>37メイ
立派に育ててやってくれよ。メイなら安心して任せられるな。
（とほほ）

メイは近くに住んでいるのか？
俺は宿舎が完成するまで、そこの集会場にお世話になるんだ。
何かあったら来ると良い。客室に空きはまだあるらしいからな。

近くだよ〜！　
今春休みだから毎日遊びに行きますね〜♪
グレンさんはアロエのほかに何か作ってるんですか？

>>39メイ
主に野菜が中心かな？
全体数は俺も日が浅いから把握し切れてないんだよ。
俺の担当区はごくわずかだしね。暇な時でも調べてみるよ。

［...は周りの様子を見て］

メイ、そろそろ暗くなって来た様だな。
この辺りは物騒かもしれないから、早めに帰った方が良いぞ。
集会もまだ始まりそうにもないしな。

はーい、沢山寝ないと大きくなれないよね♪心配してくれてありがとう。おやすみ〜！！

ふむ？何か、あったのかな。

まだ何も、か。しかし、何かは起きるのだろう。
こういうのを何と言ったかな…。「嵐の前の静けさ」、か。明日トビー君に教えてあげよう。

さあ、今日も一日仕事仕事。

……何か事件が起きたんだって？

詳しいことは分からないし、とりあえず全員が揃うまで
待つことにするかな。

ふむ。
あまり人は来ていないよう、か。嵐の前にせよ、静かすぎるからかな？

人のいないラウンジは、静けさに満ちている…。

おや、ウェンディじゃないか。
しばらく見ないうちに大きくなったな。
元気にしてたかい？

やれやれ

【鏡を見ながら】
顔が一段と濃くなっちまった
はぁ…

ん？今ガキが一匹消えたような…気のせいか

　

ハンサム

ん？
誰かいるのか？
…
[辺りを見回して]
気の…せいか。

ウェンディはアーヴァインの手違いだったみたいだね。
酒場から昼食をもってきたから皆で食べといてちょうだい。

おや？
これはどうもミスローズマリー。頂きます。
静かな午後ですな。

そうね。斜陽という名がぴったりくるくらいにね。

　かきかき。

　『だんだん人が集まってきたみたい。アーヴァインさんもそろそろ見回りから帰ってくるかな？
　でも、これから大事な用事があるから、私そろそろ出掛ける支度をしないと。出来るだけ早く帰ってくるようにするけど、遅れてしまったらごめんなさい』

こんにちわー。
ああ、今日はほんと気持ちのいい天気だなー。
事件のことなんて、まるで嘘みたいに思えるよ。

こんにちは…誰もいないのかな？

ここにも無いみたい…どこに置いてきちゃったのかな？
エッタのウサギのぬいぐるみ…。

斜陽の村、か。