人狼審問

ラッセルに決断を任せるのに異存はない。
処刑に関しては、俺の手が必要なら使え。…流れてりゃいろんな事がある。お前だけに責務を負わせんのは歓迎しねーな。

カミーラの意見は最もだ。
んー…俺を見てもらってもいいが、早めに人間だと信じて欲しいので、俺はロッテを見て欲しい。

[ポツリポツリと]

ラッセル、あんたの爺様がやった事はしっかり尾を引いてるんだよ。
でもあたしは昔起きたことと今起きてる事を混同する気はないんでね…。

昔奪われたなら今取り返せばいいだけの事なのさ…。
どうしても取り返せないものは時間に捧げたと思っておくさ。

[後半は自分にいいきかせるようにつぶやいた]

ギルバートさん、シャロが人間じゃないと言う人がいたらどうするんですか…？

カミーラさん。「村長達の内、誰か」と言ったが……具体的には誰を？
見極める力を使うなら直接の害はないと思うかも知れないが、その考えは浅いよ。
偽者が嘘を言って人狼に仕立て上げようとするかも知れない。人間と証明されたとしても、安全は保証されない。何より疑念の的になる事それ自体が、心身に害を成す。

処刑ならば尚更だ。
何の処遇を行うとしても、……取り返しはつかないぞ。

これは皆にも言える事です。
「誰かの疑念を晴らしてあげたい」と言う考えは危険だ。疑いの晴れた人間が、人狼にとってどれだけ忌むべき存在か分かりますね？
そして何より……誰が誰を人狼だと考えているか、その意見が分からなくなる。それが危険です。

ローズ、傷跡は影ながら見せてもらったよ。

疼きはないのだろうか。
体の傷にはいい医者がいるみたいだけど、
心の傷にも栄養のあるものとりなよ。

…そりゃ困ったな。ニーナ。

人間じゃないっつわれたら…信じられねー。
誰が言っても信じられん。

でも、このまま見ずに「人間だと思う」と言ってても、なんの根拠もねーからなぁ…。

セシリア、あんたは割りと要所で確信をついてくる人だって印象があるな。

今思い定めてるのはギル詠みのシャーロットの処刑だな。
ギルは今この集団にとって精神的に重要な位置にいるといっていい。
人間だと決まったわけでもないのに先ほど長たるラッセルのサポートをしようとの申し出があったね。

そういう心の隙間に簡単に入り込んでくる人間は警戒したほうがいい。
ただ、処刑ではなくその前に見定めさせて欲しいということだ。

[ギルバートに頷いて]
ですよね。
でも、他の人はどう思うかわからない。
シャロが人狼だと思える人は、ギルバートさんとは逆の考えをもって、あたし達3人を見ることになるんです。

今日のように、人間を見たら人間になるとは限りません。
だから、あたしも悩んでいます。

［...はカミーラをすっと目を細めて見た］

…ロッテが人狼との確信でも？

俺が見られる分にはどーでもいい。俺の行動が下心ありと思われようが、俺は俺として動くだけだ。

ロッテ処刑だけは許容できねーな。これは俺があいつの兄である以上は、ずっと主張すると思ってくれ。

［カミーラの言葉を聞き、一つ頷いた］

ギルバートさんの見極めに関しては……悪くない。私もその手を考えていた。
昨日、私とラッセルを比べてからラッセルを見極めたいと言っていたが、その時私を見ろといわなかった理由が「私の方が色々喋っているから」だったと思う。
ただ、私とラッセルに関して、話した内容がどう違うのかが不明瞭だったのが気になっていた。
それに今日は「ちっとも私と話していない」と言っていたらしいからな。多少のずれはあるが、意見が一転した印象だ。

だが、シャーロットさんの処刑に関しては、私にはそこまで踏み切る根拠を見出せないな。
理由を聞こうか。

シャーロットは愛らしいな。
今特に人狼と見定める者がいないからこそ、こんなあどけない子は処刑できないという人物に人狼が成り代わっていたとしたら？と思う。

先にガーディウス家の一家に処置を施すというのがあるから、はっきりした疑いはないな。
村長が昨日いっていたね。ヘンリエッタがのような子が人狼だったらという疑いを晴らしたいから詠んでほしいと。
それを処刑で判別しようっていうんだ。
その子がシャーロットというお嬢さんに変わったということだね。

ガーディウス家を視ると決めたら一時に二人がいいだろう。
あたしは一夜に一人。二人は同時に見れないもんでね。

…困った。
俺は、ロッテを処刑やら何やらの危ない立場に立たせたくない。だから見てほしい。

しかし、人間であるのに人狼と言われてしまったら？

…どうしたもんかな。

生者見の3人の主張が割れても、それイコールで見た相手の正体はわからない。
けれど、少なくとも見られた者から偽者は判明する。

そのときに話してくれそうな方、ということで、あたしはセシリアさんかギルバートさんを見させて欲しいです。

娘可愛さと言われそうだが……。

ロッテは世間知らずでぽやっとしたところがあるだろう。以前トビーにも「女の子ってそういうもの？」と言われていたが。
真面目な話をしてる時に、アーヴァインとレベッカの話をしたりな。
人狼が人に混じろうとするのなら、人に疑われるような行動は避けるものじゃないか？

では、あと三つ質問だ。

村長を見極めや処刑から外そうと考える理由と、一家を見分けるなら二人同時が良いと考える根拠について。
そして……死によって疑念を晴らす、と言う事の意味を。貴方がそこに、一体どんな価値を見出しているのかを。

ギルバート、誰かを強く庇うぐらいなら証拠をもっておいでよ。

まぁあたしが確かな詠みを告げるものだと主張するのと同じぐらい客観性のないものの繰り返しになるだろうけどね。

予想外にも、なぜあたしがあんたたちの父親のみを外したかという問いはないんだね。
やはり兄妹の絆は深いね。だからこそだよ。

全く、あたしもひどい事をいってる。

[身を翻し、指定席のようになっている長椅子に向かう]

村長さん、シャロに注目していたのって、トビー君以外いましたっけ？
そうじゃないなら、「疑われるような行動」をしていたとは言えません。

［...はセシリアの方を見ると］

セシリアはたくさん話すよな。それが昨日の「色々喋っている」って事。見知らぬ人を見比べたところセシリアが一番論理的だと思ったぜ？

今日の「話してない」は「俺と」話してないって意味。

［カミーラの意見に頭を振るとはっきりと否定した］

…死んで疑惑を晴らしてどうする。
そっちにとっては見知らぬ容疑者でも、こっちからすりゃ可愛い妹だ。
死後に疑惑が晴れても仕方ねぇ。

[足をとめて村長に一瞥をくれる]
>>211なるほど、一考する。

[セシリアに声だけで返事をする]
庇いあう力の比重に重きをおいた。結果が両方人間だったとして、また日を置けば他に疑わしい者もでてくるだろう。
だから「今日考えた事はさっさと実行に移す」という事だな。
あの時視ておけばという事態はあたしは嫌いだな。

ただ村長の先ほどの言い分はひっかかる。
ギルの妹はだめだという意見以外の誰を視たいかというのもきいてみたな。

［...は大きなため息をついて椅子から立ち上がった］

…俺も一度頭を冷やして冷静に話す必要があるようだな。
嫌だ嫌だと子供のように言っても意味ねーな。
ちと部屋に戻って寝てくる。

またな。

さーて、ガーディウス家の御当主はいいものもってそうだけど、この事態じゃロクな報酬は望めそうにないね。

あたしがいつまでもこんな場所に留まってるとは思わないでおくれよ。

さて、寝るか。

誰が誰を人狼だと考えているか、その意見が分からなくなるのは危険だとセシリアがさっき言っていたな…。

今後はお互い感情的にならずに、誰を怪しいと思っているのか言い合うべきなのかもしれないな。
言われれば、本人は反論するだろう。それを聞いて納得出来るかもしれない。
そしてもし死んでしまったとしても、誰を怪しんでいたかという情報は残る。

［横から飛んで来たギルバートの声に、顔を向けた］

成程。私が感じたずれは、それが原因か……すっきりしました。

［そして彼に顔を向けたまま、言葉はカミーラに投げる］

村長を外したのは、その口振りからすると親子より兄妹の方が相互庇護が強いから。
一度に二人に処遇を当てるのは、後回しにして後悔しないため。

……最後の問いへの返答がないよ。考えをまとめる時間を取っても構わないから、後で聞かせてくれ。

今日は休みます。……皆も、根を詰めすぎないようにして下さい。

セシリア、それはとても重要な事だから、時間をおくれよ。
あたしはこの事態で無用な情を村人に持ちたくないな。

無用な情…

[耳に入った言葉を繰り返し、物憂げに立ち上がって]
あたしも失礼します。
おやすみなさい。
[*集会室を出て行った*]

[...は集会場に顔を出した]
　
ネリーおはよう。
お兄ちゃんもお父さんもまだ寝ているの？
そう……。
みんな昨日遅くまでまた難しいお話していたのかな？
なぁにネリー、はっきりしないわね。

あっ、うん、出かけてくる。
夜ご飯には帰ってくるわ。

[奥の部屋から顔を出す。一睡もしていない様子でやはりクマが酷い]
うん？さっぱり眠れなかった。心配ないよ、ネリー。ちゃんと…色々考えてはいるし、人を視る力も残ってる。

…ニーナに言えば、何か薬をもらえるかな。今夜もこの調子じゃあ体がもたない気がする…。
あくびは出るのに、な。
[ふあぁと口元をおおってあくびを洩らした]

カミーラさんが、そんなことを？
……僕にはシャーロットが狼には見えないんだけどな。ううん、ここにいるほとんどの人が狼には見えない。

[目を閉じてそれぞれを思い浮かべつつ続ける]

トビー、ヘンリエッタ、シャーロットは特に。
だからこそ疑えと言うかもしれないけれど……処刑するなんて考えられない。
甘いのかもしれないが、考えられないんだ。

あ。
[思いついてしまった仮説に顔を顰める。ぼそぼそと]

シャーロットが…ギルの信用を隠れ蓑にしている可能性。
ヘンリエッタが、あのあどけなさを隠れ蓑にしている可能性…考えはじめたらキリが無いね？

でも、この三人を調べるとしたら視させてほしい。頼む…。

そうなると、自動的に他の人を…ってことになるんだけど。参ったな、情を棄てるしかないのか。

[部屋の中を行ったり来たり、歩き回る]
とりあえずこれだけ言っておくよ。

一晩考えた。…ローズさんは視る対象にはしたくない。
理由は、調べられても構わないって何度も何度も言っているからだ。僕が言及するたびに、同じ反応だった。
だからきっとローズさんは…狼じゃ、ない。

[尚も、ぐるぐると部屋の中を歩きながら]

うん。あれだけ疑っておきながら…
ごめんなさい。ローズさん。

[歩を止めて深呼吸ののちに口を開いた]

ギルには悪いと思う。
けれど、ギルの信頼と後ろ盾を隠れ蓑にしている「かもしれない」シャーロットを、僕は視たい。

そして………もう一つについては、まだ考えさせて欲しい。
『自警団に一時的に引き取ってもらうなら誰か』もっと皆の話も聞かなきゃいけないと思っているから…。

僕はもう一眠りさせてもらう。
…眠れるかどうか分からないけど。

[目元をこすりながら部屋を*出て行った*]

［部屋から降りてくると真剣にネリーと話すハーヴの声が聞こえ扉の前で立ち止まる。自分の名も出ている事に気がつくと躊躇いがちに中に入った］

ご機嫌麗しゅうですの・・・

［入れ違ったハーヴを見送るとネリーに］

ネリさん、ミルクいただけます？
ハーヴさんは、ローズさんを信じる、信じられるって言ってますの？
視られる事を厭わないから？

エッタ、昨日はリーダーになれる方を見てもらう事、希望しましたけど・・・

狼が見つかればそれで大丈夫って事と、ラッセルさまという確実な存在が出来た今、自分を視てもいいという方信じていいものか悩みますの。

［ヘンリエッタに蜂蜜の小瓶とミルクを渡しながら］
そうね……本当は視られて困るとしても「視られたら困る」なんて言わないとはネリーも思うわ。
でも、なんて言うかな、うん、ハーヴェイ様は、きっとそのやりとりから何かを感じ取ったんじゃないかな。

［ミルクとサンドイッチを受け取りながら］

だって、視るものは3人いるの・・・。狼だって見られても怖くないんじゃないかと思いますの。
私は、自分がエッタであると、人であると知ってるから、自分を見てもらうより他を視て欲しいと思いますの。一刻も早く狼を探し出したいんですの。
自分を見てもらって人と証明されるより、探すのを優先したいですの。・・・被害が増えないうちに・・・・。

リーダーは、ラッセル様。
統率は取れますの…あとは探し出して、自警団に引き渡す。

エッタは自分を見てもいいという方を、そのまま信じれませんの・・・・

［考え込み、言葉を選ぶように紡ぐと*食事をしている*]

［キッチンの片隅、影に成るところに座り込んでネリーを見上げている］

ねぇ・・・ネリー姉ちゃん
僕ってそんなに子供なの？
僕は数の内に入れないの？
僕は全然頼りにならないの？

本当なら、こんな時は牧師様にお話しを聞いて貰うんだけど
牧師様、最近忙しいのか姿が見えないし。

ネリー姉ちゃんごめん、愚痴に成るかもしれないけど聞いてくれる？

僕の母さん・・・本当は父さん以外の人を好きになってどっかに逃げたんだよね？
村の大人はみんな本当は知ってるんだよね？
だから、父さん酒浸りになってあんなつまらない事故で死んだんだよね・・・

僕は・・・あの時に全部知ってたけど
僕が傷つくまいって必死に隠してる人達を見て、知らないふりをしてきたよ
でも・・・ひそひそ話をされるのも気にくわなかったし
「可哀想な子」って目で見られるのもすっごくしゃくに障った・・・

今も・・・一緒なんだよね・・・

［自分がいない間の事を聞こうとして台所に向かうと、トビーの小さな声が聞こえて立ち止まる］

…………。

僕、あれ以来絵本は全部捨てたよ
ギル兄ちゃんに貰った冒険の本も全部物置の一番奥にしまっちゃった・・・

現実を見ないと　って　夢だけで生きて行けないって
牧場でも、僕は他の人よりずっとずっとしっかり働いてるつもりだし、もう自分の食い扶持ぐらい自分で稼げる・・・

・・・・・処刑が有ることを隠すのは良くないと思う
僕がもし、処刑される立場に成ったとした時に
何も知らないで死ななきゃいけないって事じゃ無いのかな？

気遣ってくれる気持ちは良く解るし、それだけ大事にして貰ってるって事なんだろうけど
それは、大人のエゴだよ
僕は、今僕たちの上に有る問題を同じ視点で考えたい・・・

自警団に引き渡す　だったら、誤解が解ければ釈放されるかもしれないじゃない？
だったら、体の弱いエッタとか自警団に保護して貰うって意味で引き渡した方が良いって考えにも成るじゃない？
でも、それが処刑なら全然意味合い違って来るじゃないか

見える人に見て貰って、判定が別れちゃったとしても
自警団でちゃんと説明すれば解って貰えるってそう考えちゃうじゃない？

信頼してる人達に殺されるかもしれないってのに、そんなのほほんとしてて良いの？

うん、ごめん・・・
昨日の夜、ずっとここで話を聞いてた
出ていけなかったんだよ、僕はどうして良いか解らなくて

ネリー姉ちゃん、僕知らない顔をして居た方が良いのかな・・・

わかんないよ・・・
［言いたいことを言い尽くしたのか、膝を抱いて頭を膝にもたせかけている］

［意を決して、台所に入った］

……ごめん。話し声が、聞こえたから。
トビー、全部聞いていたんだな、昨日の事。

［トビーの横に膝を着いた］

……。正直なとこな。大人のエゴってのは多分正解だ。私もそこまで考えてなかった。殺すとか、殺されるとか。そう言う言葉が君の口から出てくる事が、ただ辛かったから。
私からすればトビーもヘンリエッタも小さな子供で……二人が現実を見ずに済めば、こんな状況の中で少しは「いいこと」をしていると、そんな気分になれると思ったんだよ。

君が本当に今に耐えられるかどうか、不安だったしな。

多分その不安も私のわがままなんだろうけど。

……死を見ると言う事は、半端な事じゃない。慣れて良い物でもない。

それに私達は、まだ生きている、生きられる相手の命を取らないといけない。看取るのとは訳が違う。
トビーは、自分が殺される時に事実を知らないのは嫌だと言ったが、自分が殺さなければならない時の事をどう思う？
もしその時が来て、ヘンリエッタが、シャーロットさんが。死にたくないと泣いて、それは……やっぱりお互い辛い。

……私も混乱してるな。私に本当に覚悟なんて……あったんだろうか。

今、僕たちに出来ることって何だろうって考えてみたんだ
最小限の犠牲で、人狼を全て居なくなるようにすることだよね？
本当は犠牲なんて要らないと思うけど・・・アーヴァインさん・・・

人かもしれない人を・・・殺さなきゃいけない
でも、それをしていかないと誰も助けられない

僕が、僕の行動や言葉で疑われたとしたら、それは僕が悪いんだもん
死ぬかも知れないって、必死に成れるから最善の精一杯の行動を取れるんじゃ無いかな？って思うんだ。

逆にもし、僕が乗っ取られたり感染したりしてたとしたら
本当の僕は、人を食い殺す人狼に成った僕を早く抹殺してって思うと思う。

逃げられるなら逃げたいけど
逃げられないんだもん、対峙していくしか無いんじゃないかな？

・・・・・ロッテ姉ちゃんやエッタちゃんはどうなんだろう？・・・・・

それにね、セシル
僕、今凄く残酷な、恩知らずな事を考えても居るんだ。

人狼騒ぎが始まってから、すっかり人が変わったようになってしまった牧師様・・・
もしかしたら？って・・・

父さんが亡くなった時からずっとお世話になっていて
僕の親代わりにも成ってくれた人なのに　ね

［悲しそうに、笑って見せる］

……牧師の事は……私は別の意味で、少し考えていたよ。
村長が昨日、人狼なら目立つ事は避けるんじゃないかと言っていた。だが、牧師は姿を見せないと言う事で逆に目立ちすぎている。
何らかの理由があって、人前に出る事もままならないんじゃないかってな。

私達のほとんどが、同じ場所で暮らし、毎日のように顔を合わせてきた。血が繋がってさえいる。
それでも私達は、誰かを敵に回さなければならないんだな。たった二人の人狼を探し出すために。

……トビー、一つ頼みがあるんだが。やっぱり君の目は死を見るためではなく、守るべき人に向けて欲しいと思うんだ。自分でも割と変な事を言ってると思うけど。
生きている人を見ていて欲しい。その中から人狼を見つけ出せるように。それがきっと皆のためになると思う。
……その後の事は、少しずつ、皆で背負おう。

［セシリアににっこりと笑うと］

僕は、死なないよ、生き別れの姉さん探さなきゃ行けないんだし、死んでなんか居られないよ。

それに、僕は護らなきゃ行けない人は護っていく
その中には、セシルも入っていることを忘れないで
僕とセシル、たった二つしか違わないし
僕は、少なくとも自分の足で地に立ってるんだからね
強がってばっかりいると、嫁のもらい手無くなるよ？

［しんみりとしすぎた雰囲気を一掃するようにおどけて笑って見せる］

［トビーの態度に一度きょとんとした顔になったが、苦笑して彼の額をぺし、と叩いた］

ませてるなぁ。全く……

ありがとう。私も君が死ぬ所は見たくない。自分の足で歩こう、お互いに。

酷いなぁ、いつまで経ってもやっぱり子供扱いだ

［ぷっとふくれてみせるが］

生きたいと思うことがきっと、明日へ繋がって行くと思ってるから
僕は死なない、セシルも死なない

。oＯ（神様、願わくばセシルが人で有りますように・・・）

［気持ちを切り替えるために一つ深呼吸をすると、タイミング良くネリーが紅茶とクッキーの載ったトレイを持ち上げようとする］

ネリーさんストップ。……私が運びます。

［トレイを受け取り、トビーに向けて］

君はこれからどうする？

お前達は、芯が強いな…。
すまん、立ち聞きする気はなかったんだが。

若いモンがしゃっきりしてる中、私が一番ジタバタしてる気がするな…。

そう言えば、もうすぐ日付が変わるんだね・・・

みて貰う人　を　選ばなきゃいけないんだよね
それと・・・

嘘を吐かれた時に反論が出来る人が良いって
それは僕もそう思ってる、だからギル兄ちゃんやセシルちゃんは有りだとは思うんだけど
でもなぁ、態度から見えない人って言うのはどうなんだろう？って言う考えも僕には有るんだ。

変な話しさぁ、ギル兄ちゃんやセシルちゃんは、もし嘘を吐いてたらその内ぼろが出ると思うんだ
活発に動いてるだけに隠しきれないぼろ？
それなら逆に、中途半端な位置に居る人
目立つほど隠れてるわけでもなく、かといって当たり障りの無い位置に居る人って考えても良いんじゃないかな？って。

トビーの言うことはもっともだ。
大人の思いやりで話し合いに参加させてもらえなくても、人狼の候補として「生者見」や「処刑」の対象にはなる。

それは、確かにフェアじゃない。

大人のエゴ――親のエゴか。

［セシリアから紅茶を受け取り］
うん、取りあえず僕は今一番考えなきゃいけない事を考える。

紅茶は冷めてから飲むべきか、熱いのをふーふーして飲むべきかってね

嘘だよ。。。叩かなくても良いじゃないか・・・

［トビーの額に飛ばしそうになった手を憮然とした表情で止める］

……読まれてたか。

［その手を戻し、紅茶のカップを持つ］

……村長、シャーロットさん、牧師、ローズマリーさん、トビー、ヘンリエッタ、ギルバートさん、そして私。

トビーは恐らく人狼ではないだろう。これは昨日と変わらず。
ローズマリーさんは、人狼だとすれば「自分を占っても構わない」と言うのは軽率だな。生者を見分ける三人の内、一人は本物だ。自分が本当に見極められる事になれば、それだけで危険だと分かっている筈。仲間が生者を見分ける者として名乗りを上げているなら尚更だ。

残りは五名。奇しくもカミーラさんの言う通り、村長の一家と……牧師とヘンリエッタが視野に残ってくる訳か。

ちゅうよう　って言うの？
そんな位置に居る人・・・

［視線はそのままアーノルドに釘付けになる］

めはくちほどにものをいい　って言うのは通じるんだろうか？

〔カップに口をつけながら〕
ありがとう。

「生者見」３人の中の誰かと、隠れている人狼はつながっている。
ハーヴが再三ローズを見たいと言っていたときは、その二人は仲間ではないだろうと思っていたが、今日ハーヴはその考えを取り下げたしな…。

昨日カーミラは、ガーデウスの人間が怪しい、もしくは判断の支障になると言っていた。

生者見２人の意見はわかった。ニーナの意見も聞いてみたいものだな。

何か念が来たな(笑)

私を見るなら見てもいいぞ。
判断が割れたら処刑して、「死者を見る者」に見てもらえば「生者見」３人の真偽の判定が出来るな。
まだ日数的にその余裕はあるだろう。
そううまくは話が進まないかもしれんが…。

まぁ、出すぎず隠れずの立ち位置なんて評価は、ある程度主観が混ざるからな。
それに、本人の性質なのか、人狼が狙ってその立場を演出しているのか、見分けるのは難しい。それだけでどうこうとは言えないんじゃないか？

［……視線が村長の方向で止まる］

仮にその立ち位置評価に同意するとしても。

アーヴァインさんは・・・色んな事を知りすぎた、邪魔だって殺されたんだよね？

だとしたら、次に狙われるのは、見分けることが出来る人？

それを考えても・・・もし、牧師様がどっかに隠れてがたがた震えてるだけなのだとしたら・・・
みんなが必死になってる時に、自分だけ助かろうって隠れてるような人だったらって思うと

［やはり、それ以上の言葉はなかなか表に出せないようだ］

ルーサーはそんな臆病風に吹かれる男じゃない。
なにか事情があるんだとは思うが…。
それにしても単独行動が過ぎるのはまずいな。自警団も団長が亡くなってピリピリしてるだろうに。

牧師様・・・お部屋で自殺とかしてないよね？

ごめんなさい、そんなに臆病じゃないよね？
大丈夫だよね？

［クッキーを頬張りながら、紅茶を淹れている］
（もごもご）……紅茶のお代わりはいかがですか？

本当に、牧師様はどうなさったんでしょうね。
ずっとお見かけしない気がします。

［ネリーの口を見ながら栗鼠を連想した。手にとったクッキーを半分に割る］

……牧師がそんな事をするような人には見えないけどな。
だが、このまま話し合いに協力出来ない状態が続くとなると……考えないといけなくなるな。

ギルバートさんの見極めは、一度は考えたんだが少し思う所もあるし。
村長は……村長は人に対する質問が多いですね。ローズマリーさんやカミーラさん、私にも「人狼についての知識があるかどうか」について聞いていたし、死者を見分ける人に出てきて欲しいとも言っていた。どうも、人狼本人が人狼についての情報を欲しがるって言う事態には、違和感を感じるな。
もちろんこれは、自分の意見を隠すために周りに聞いてばかりいる、と言う具合にマイナスの評価をする事も可能ですけど。

残りが……二人か。

［クッキーを口に入れた］

中庸は判断がつけづらいとトビーが言うのも、もっともだな。
私としてはエッタを見てほしい。しかし今まで真実を伝えずにいるのに、はっきりとした意見が少ないと言うのは酷い話か…。

自分の家の者は、疑えない。
客観的に見ても、ギルの無造作加減とロッテの天然っぷりは人に近いと思うんだが……客観視は難しいな私の立場では……。

トビーとセシリアも疑いづらい。
君らは鋭い。我々を欺こうとするなら、もっと爪を隠すだろうと思うのでね。

ローズは……騙そうとするなら、過去の話などわざわざするだろうか？と思う。

以上の理由から消去法でエッタなんだが、判断が割れた時のことを思うと……なぁ。
だが庇う感情のせいで意見が見えなくなるのは確かに問題だと思っているので敢えて口にしておく。

質問が多いか…。伝奇には興味がなかったし、こんな事態に巻き込まれるまではオカルト話など馬鹿にしてたものでね。
今も現実に適応しきれているかと言われると、あまり自信がないんだが…。

熊だの猪だの、わかりやすい害獣なら張り切って対処に望むんだがな。

本当は名探偵ばりに、相手が矛盾をさらけ出すような質問でもしてみたいものなんだがな。
どうやら自分には無理なので、それは君達に期待してる。

……そうですか。

［残り半分のクッキーをくるりと振った］

そもそも村長。明日貴方が見極めを受けて、三人の意見が割れる可能性をどの程度見込んでいますか？

それと、誰かから人狼だと言われた時、何故、死者を見分ける者に頼ろうと？
例えば貴方が人間で、三人の内一人だけが貴方を人狼だと偽り……その場合、死者を見分ける者の力を頼ったところで、一人が偽者だと分かるだけ。しかも、その一人が人狼だとは限らない。

命を賭けるには、正直分が悪いです。貴方自身の言動で、偽者を看破しようと言う考えはなかったんでしょうか？

役場に残務処理に行ってくる。遅くなるかもしれない。
監視付きなので落ち着かないがな…。

どうだろう……人狼にとっても、ニセの判定を出すのは賭けだ。私が皆にある程度疑われているのなら出しやすいかもしれない。

三人の生者見のうち誰かが偽物だとわかるだけでも、推理の材料にはなる。三人の真偽、人か否かが一度にわかる方法なんてないだろう。

村長さんは・・・家族思いなんだろうな・・・とは思う物の
もっと「生きよう」ってしようよ！

うん、僕見て貰うのはやっぱり村長さんでいいや
ロッテ姉ちゃんの天然ブリとか、エッタの世間知らずってのも気にはなるけど
それは、僕と一緒で「聞いてない」からなのかもしれないし

昔、村長さんは悪ガキだったって牧師様に聞いたことが有るんだぁ
だから、いざって時にはその悪ガキぶりを発揮してくれれば良いなって思うし

えっと・・・処刑に関しては・・・
僕は、一緒に考えて行けない人　で　良いと思ってるから

何も話してくれなくなって、お酒ばっかり飲んでる父さんは、僕にとっては辛い対象でしか無かったから
これは、逃げかもしれないけど・・・そう言う事で

奥様がね
一日一度は顔を見せなさいって言ってたから
僕、ちょっと行ってくるね。

［言い残して、*走って出ていった*］

［ようやくクッキーを飲み込んで］
視た結果が食い違ったら、三人のうち誰かが嘘をついた、ってことですよね。

誰が本物で誰が偽物だと思ってるか、って話でもあるんですね。
ネリーにはみんな本物に見えてしょうがないです。

命を賭けるには部が悪いか…。
しかし日が変わると、また人狼の襲撃があるのかもしれないだろう？

死ぬなら年寄りからがいいだろう。

子どもらが死ぬぐらいなら自分が死んだ方がラク――というのは、逃げの発言かな。
しかし私は……もしギルやロッテが処刑や襲撃で死んで、自分は生きてここを出られたとしても、二度と笑って過ごせることなどない。

［ネリーの言葉に肩をすくめる］

私も、見極めにはヘンリエッタを希望します。

……泣きますよ、シャーロットさんは。村長が死ぬとか言ったら。

［アーノルドが出て行った扉を見透かすように、遠い視線で呟く。紅茶を飲み終えると］

少し休んできます。……食器は自分で片付けておきますね。

［言って、カップやトレイを片付けると、*部屋を出た*］

そう…ガーデウスさんがそんなことを？
…僕の提案も確かにそうだけど…それって大人のエゴじゃないのかな？もっと真剣に捜す姿勢をもって欲しい…な。
だって、被害が出ない可能性だってあるでしょう？
ほら誰かが言っていた「護る力」を持つ者もいる。

僕はその可能性に賭けたいと思ってる。
それを分かって欲しいです。

[ネリーにことわりを入れて、紅茶をカップに注いで椅子に腰かけた]

[湯気の立つ紅茶を口に含んでから]

態度から判断がつきそうな者を「視て」、判断がつきそうでない者を……する方針か。ニーナやカミーラさんがどう情報操作して来るか分からないけれど、有効かもしれない。

僕が恐いのは、何の罪もない人にニーナやカミーラさんから誤った判定が下されて…「視る者」の真偽を確かめるため「だけ」に、その人を……なくてはならないことなんだ。

それだけは避けたいと思っている。

[紅色に染まるカップの底に視線を落とした]

客観的に整理してみるね。
そうでもしないと落ち着かないんだ。

12人の内、一人は死者を視る者。一人は護る者。
10人の内、僕を含め三人が生者を視ると名乗り出た。
生者を視る者の中に一人の人狼がいて一人の人狼教信者。
残りの7人の内、一人が人狼。

たぶんこういう事になっているんだろうね。

もし僕の視た結果と食い違う結果が発表された場合、7人の中の1人の人狼と考えるより「食い違う結果」を発表した人が人狼…もしくはそれに与する者だと考えた方がいいんじゃないか？確率で言うと、その方が被害が少なくて済む筈だ。

だから安易に視られた人を……する事には賛成できない。
[飲み終えた紅茶のカップを手の中で弄びつつ、考え込んでいる]

［ハーヴェイの隣に座って紅茶にジャムを入れながら］
でも、ハーヴェイ様。
それって、もしハーヴェイ様が、そのお力で人狼を見つけ出したとしても、同じような事になるんですよね。

せっかくのお力なのに、とネリーはちょっと思ってしまいます。

それにしても牧師さんはどうしたんだろうね？
…まさか、って事はないよね？

噂で聞いていた通りの人ならば、ガーデウスさんと同じようにここへ来てくれる筈だし。ここで話をした事もあるから余計に心配だ。
…単独行動のせいで自警団に絡まれてしまっていないと良いけれど。

ところで…ラスの話だけどさ。
ラスがどうしてそこまで「覚悟」があると言い切ったのか。
僕なりに考えてみたところ、どうも口にしない方がいい結論に達したんだけど……言った方が良いのかな？

ね、ハーヴェイ様。ひとつ聞いて良いですか？
ニーナちゃんとカミーラ様。どちらが人狼だと思います？

ネリーは、ハーヴェイ様も含めて３人とも本物だったら良いな、と思っちゃってダメです。

………そんな呑気な事を言ってる場合じゃないのは………解ってるんですけどね。

[ネリーの問い掛けに難しい表情を浮かべた]

そう。さっきの話の弱点はそれ。
結果の真偽がみんなには何も分からないんだ。
僕を疑うなら、疑ってもらって構わない。それなりに答える事は出来るからね。
…それでも、信じられない場合。僕が身を以て本当の「視る者」だとわかれば人狼のうち一人は身動きが取れなくなるだろう。そうでしょう？

こんなふうに言ったら誤解を招くかな。まるで……されたがっているんじゃないか、なんて。ネリーの言うのはそういう事だよね。

ふー…困ったな……。
[深く椅子に凭れる]

［ハーヴェイの言葉に小首を傾げながら］
ハーヴェイ様が「言わない方が良い」とお考えになったのなら、ネリーも、言わない方が良いと思います。でも、ちょっとでもみんなのためになる事なら、お話下さった方が良いと思ったりもします。
だって、みんなで力を合わせていけば怖いものなしですもの。

ほら、よく言うじゃないですか。三人寄ればかしましい。って。

うん？
………それには私情が入ってしまうけれどいい？

ぼくはネリーが人間だと考えてる。いや、希望かな…。
対立しているとしても、人間であれば救う余地がある。その狂気から助けられるかもしれない。

だから……狼であるなら、カミーラさん…かな。

根拠のない答えでごめん。僕には、ニーナが狼だなんて信じられないんだ。信じたくないし、考えたくもない……。

[カップをソーサーにもどすと、両肘をテーブルにつく。手を組んで祈るように額をのせた]

甘すぎるかな…？

かしましい…ってそういう意味だっけ？

[顔を上げた。思わず笑い声がこぼれてしまう]

うん。これについてはもう少し考えてみる。ラスに直接聞いてからでも遅くはないと思うから。

なぜそこまでの「覚悟」が出来ているのか、「手を汚しても良い」と言い切ったのはどうしてなのか。はっきり答えを聞いてからにするよ。
ネリー、話を聞いてくれてありがとう。

あ、紅茶ごちそうさま。
僕は、一旦部屋へ戻って着替えて来るから、またあとで。

[ネリーに事のあらましを聞いた]

トビー君が言っていたという、「ボロ」ですけど、あたしは、おしゃべりな人はそういうのあまり出さないんじゃないかなぁと思います。

それと村長さん、あたしの意見が聞きたいっていうのは、何についての意見ですか？
今日あたしが見たいのは、セシリアさんがギルバートさんってお話してるはずです。

［ニーナの言葉に頷きながら］
うん、覚えてるよ。
確か……もし偽物が嘘を言っても、ちゃんと弁明して偽物の嘘を暴いてくれそうな人だから、って言ってたよね。

うーん……ネリーが旦那様に話し忘れちゃったのかな。
ニーナちゃん、もしそうだったらごめん。

偽判定を出されて、そこから無実の人間を殺めてしまうことを気にしてる方が多いみたいだね。
喋る人なら、判定が割れた時にもおしゃべりしてくれるはず。
人間であるのに狼だと言われれば、生者見の「真偽」だけはわかるよね。周りより一歩情報が増え、視点がクリアになれば発言が更に勢い増すんじゃないかな。

それともう一つ。
見られる方が人間であった場合、偽判定抑制力があると思う。
口数が多いこと、洞察力が鋭いこと、説得力ある喋りが出来ること。
これは、人狼や狂信者にとって敵に回したくない要素なんじゃないかなと思うのね。
そうすると、偽判定を出すには躊躇いが生じそう。

[紅茶に口をつけた]

［眉間に皺を寄せいつものエッタらしくない表情で現れると］

ご機嫌麗しゅうですの。
エッタ、今自分が知ってる事、総動員して考えましたの・・・。

みて頂きたいのは、ローズさん。

エッタは狼を見つける手段を有効利用したいと思いますの。だから、見られてもいいって、なんだか投げやりに感じますの。違和感っていうのか、エッタには、納得できませんの・・・。
昨日の段階なら納得でしたの、でも今日もだと、逆に気になりますの。

［ジャムを入れた紅茶を一口飲んでから］
うん、そうだね。
……ネリー達にはさ、誰が本当に視えた結果を教えてくれているのか解らないんだよね。
ニーナちゃんの考えは、今度こそちゃんとみんなに伝えるよ、うん。任せといて。

それからさ、さっきハーヴェイ様にも同じ事を聞いたんだけど、ニーナちゃんは、ハーヴェイ様とカミーラ様、どっちが人狼だと思う？

見られた人が人間確定したとして、人狼がこれ幸いと襲えることはデメリット。
これに関して拒否反応は多いと思う。
あたしのこの希望は、あくまで生者見としての思考になってることは自覚してる。
それだけ、今夜の判定はバラける予感がするの。

そもそも、いつまで3人揃っているかなんてわからない。
この状況は、誰が本物であるかをわかり難くする目的、つまり、早期に生者見の口を封じたいんだと思うから。

ギルバートさんはご家族、特にシャロのことになると冷静な判断が出来ない様子。
それに比べると、セシリアさんは客観的なものの見方が出来てると思う。それがあたしは怖かったりもするんだけど…

えっと、そんなわけで、あたしはセシリアさんを見させてもらいたいな。

[紅茶を味わいつつ、ネリーの問いに]

うーん…
若干、ハーヴェイさんが人狼かなと思ってる。
あたしが名乗りを上げようとしたとき、ほんの少し早くハーヴェイさんが口火を切ったよね。
あたしに生者見の名乗りを上げて欲しくなかったんじゃないかって思ってるの。
そのあとも、「本当なのか」って何度も聞かれたし。
あたしを狂信者かもと思ってて、死者見の名乗りを上げて欲しかったのかな、って。

［一気に考えた事を話、ニーナとネリーの真剣な様子に］

ごめんなさい…割り込んでしまったの。考えた事忘れないうちにって思って…。

エッタちゃん、ローズさんが狼だったら、それこそ投げやりになってる場合じゃないと思うんだけどどう？

えっとね、でも今の状況をみれば、ローズさんの行動も狼なら理があるんじゃないかなぁ？
疑いが集まってそれが、反転してるもん。

［ニーナに、小首を傾げて答え、ため息を吐くように］

エッタ自分が、疑わしいと言われたら、それを晴らす努力しますの・・・。子供でも考えてる事ありますの。それをわかって貰うように、質問に答えますの。

ローズさんの行動は…人なら謎ですの。

エッタ、エッタのために狼を探す手段を一回無駄にするぐらいなら、自警団に引き渡されて向こうで調べられる事を望みますの。

狼を見つけて引き渡すのでしょ？狼かもって事で向こうで取り調べられる方が、みんなのためですの。

ローズさんを疑ってたのはハーヴェイさんなんだよね…
それなのに今日になって意見を下げた。
あたしもそのせいでローズさんが気になってる。

…エッタちゃん、自警団に引き渡されると――。
[口篭もり、助けを求めるようにネリーを見つめ。
だが、意を決して口を開いた]
連れて行かれた者の正体が何であれ、生きて帰って来れないんだよ。
だから…

［ニーナの言葉に］

え？だって…だって……
しゃるねぇちゃまとトビーにも伝えてって…

それでは……あ…処刑って…

［今まで漏れ聞こえていた事がひとつに繋がり、その場に脱力し座り込んだ］

ローズさんの、見られることを厭わない姿勢、これ自体は、人間でも人狼でも可能だろうね。そんなこと位であからさまに慌てる人狼がいたら楽勝だもの。

エッタちゃんが、「生者見は3人いるのだから」って言ってんだね。
何人いようが、人狼を見たら1人は「人狼である」と判定を下す。
本物が襲われて、残った2人が「人間である」と言った所で、見られた者の正体はわからない。
人狼にとっては、見られてもいいとは思わないはず。

そうすると、ローズさんが人狼であるなら、本心は「他の人を見てくれ」だと思う。
その為に、他の人に人狼疑惑を持っていくものじゃないのかな。
ローズさんは、そういう感じがしないんだよね…

［へたりと座り込んだまま、頭を撫でられ］

ここは…逃げ場の無い、籠の中なの？
エッタ…エッタ……

［呆然と現実を受け入れている］

[...はぼんやりと帰ってきた]

ネリー、今時間あるかしら？
レベッカさんがここのことを知りたがって……どんな人がいるの、とか。どんな印象の人なのとか。ここでどんなことが話されているのとか。
私、感じたままに話してきたの。

でね、レベッカさんにお話したこと覚えているうちに繰り返すから、事実と違っていたり、私の変な思い込みがあったら指摘して欲しいの。

人狼がいなくなったら、帰れるよ。
そのとき生きている人だけが。
[それだけ言うと、手を離して拳を握った]

[...は眠そうな表情で起きてきた]

……昨日の夜、あんまり寝れなかったからって……、今日これだけ眠いのはあんまりだと……思う……。

今後の方策は……紙に書いて纏めてあるけど……目がかすんで読めない……。

お父さん
とっても忙しそうなお父さん
人狼というものが分からなくって、状況を把握しようとしているように感じるわ。
分からないなりに最善の手段を探そうとしているように感じるの。

牧師様
お父さんよりもっと忙しそうな牧師様
死んだ人を見分けることの出来る人が、生きている人を見極めれると名乗っているんじゃないか、
それなら名乗りでて欲しいって言うご提案が気になっているの。
どうしてそんなこと考えたのかしら。その後のお話が聞きたいの。

ローズマリーさん
過去にとっても怖い思いをしたことがある人。
誰を人か調べてもいいって、視たければ視ればいいって、何か放棄している人みたいなの。
すべてを投げ出して流れに乗っているって感じのする人。
でも大切な人を亡くせば人はああなるのかもしれないの。

セシリア
普段は無口なのにこの事件のことになると大人顔負けのセシリア。
今の事態をすんなり受け止めていろいろ提案をしているの。
「他の力がある人まで下手に表に出ると、「見える人」まで危険に晒す事になるだろうから」とか
「『誰かの疑念を晴らしてあげたい』と言う考えは危険だ」とか。
その言葉には納得できるものが多くて……信用したいの。信用できなかったら怖いと思うの

トビー君
こんな事態になったのを受け入れている順応性のある大人びた子。
三人の見る人は同じ人を見たほうがいいとかどんどん提案をしていて。
前向きに今の事態と戦おうとしているわ。
あの子が人狼だなんて考えたく無いの。

エッタ
可愛くておしゃまで私より芯はしっかりした考えを持っているエッタ。
……でもまだこの状況が分かって無い子という感じ。

お兄ちゃん
お兄ちゃん、お兄ちゃん、どんな時でも落ち着いていて頼りになるお兄ちゃん。
自然とした態度でそしてさりげなく自分の意見をしっかり言っているの。

ニーナ
しっかりしていて頑張り屋さんのニーナ。私の大切なお友達。
みんなから話を聞いて人狼を探し出そうとしているの。みんなも考えてと促したり。
……私はニーナを信じている。

ハーヴェイさん
人狼が本当にいるって喜んでいた少し軽率なハーヴェイさん。
ニーナに見える人じゃないんじゃないかとニーナに死者を視る者じゃないかと聞いているのが不思議。
本当はとても優しい人。私は今の状況が残念なの……

カミーラさん
一番最後に見れると名乗り出た、プロフェッショナルな感じがする人。
でもね、ローズさんのことを美味い酒を作ってくれるからと強く疑いたくないって言う一方で、私たちの家族の中に人狼がいるのではと疑うの。理由はお互いが庇いあうからって。
一度に私たち三人に嫌疑をかけているみたいで何か怖いの。

ネリー
ネリーは……
あっ、そうだわ。これお土産。

［...はポケットから超強力ボンドを取り出した］

新製品ですって。
後でこないだの取っ手の取れたカップに試してみましょうよ、ね？

［ニーナの言葉を繰り返すと］

居なくなった…生きてたら、帰れる。
でも、疑いで命を奪うの？

それって・・・・

［それ以上言葉が続かず俯いた］

……これ、読んで……。原稿のはず。俺には、今読めないから……、うぅ……。

『今の状態で一番恐れるべきは、感情の暴走だね。一度感情的になると、特定の人物に対する見方が、良い方向にしろ悪い方向にしろ、固定されるから。正しい判断が出来なくなる。……現状で、その可能性が見えるのは、ガーデウス家の三人だけかな？そういう意味では、俺も３人の誰か一人に力を使うか、誰か一人を処刑するか、には意義があると思う。

それと、冷静に考えられる人は……、残すべきだよ。村人なら、自分の感情を犠牲にしても、村のために動いてくれるわけだし、人狼なら、淡々と自分の生存だけを考えてるのだろうから、絶対何処かボロがでる。前者と後者の違いを……、見分ける場面はいつか来る。だから、今の段階で、セシリアのことを判断する必要性は無い。トビーも似たような感じ、かな。この分類に入れていいと思う。

今のところの、俺の判断基準はこれだけ。後は、それに乗っ取って皆の意見を拾っていくつもり。』

［ラッセルの声にのろのろと顔を上げ］

…それでも、ラッセルさまは、信じられる。
エッタの・・・

……おう…

［最後の言葉は小さく掻き消えた］

[長時間話をしてくれたネリーに礼を言うと]
いや、すまなかった。自警団の連中にもだいぶ嫌味を言われたが。

さて何を何処から話したものか。とりあえず、さっきシャーロットが俺に聞いてたことに答えるか。
確か、生者を見分けることができると名乗り出たのは、
ハーヴェイとニーナがほぼ同じくらいのタイミングで、
若干の間を置いてカミーラさんが名乗った、という流れだったそうだな。
で、それからかなりの時間を置いて、カミーラさんが「死者を見分けるものは今のところは隠れていたらどうか」といっている。
死者を見分けるものは、カミーラさんの名乗りから提案までの間に何で名乗り出なかったのか、と疑問に思ったのさ。

[...は大分目が覚めてきたようだ]

……どうも、ルーサーさん。ご無事なようで、なによりです……ね。何をなさってらしたんですか？

[...は若干嫌味を込めた口調でそういって、その後こう告げた]

……死んだ人のことを見れる人、のことについては考えたんだけど、明日、今日の処刑された人が人狼だったのかって結果と共に、自分が死んだ人を見れる、って宣言して欲しいな。

……もし、宣言して無い、見れる人が襲われたら、真相はすべて闇の中。それだけは避けたい。けど、時間的に……今から全員集まれるの？って思うし、これで今出てこいって言って反対されたら場の流れが停滞するから……、もう、今日出てもらうのは遅いと思う。それに、……誰をどうするか、決めたいから……、あんまりその人のこと話すのに、時間使いたくも無いよ……。

……皆の発言は大体読んだよ。力の方に関しては、どう使うべきかの方向性は定まったかな。後最後に微調整して、決まる。

……ただ、処刑先について、明確な理由をうけて、俺を説得してくれるような発言は、はっきりいって無かったんだ。俺の独断でも、皆は構わないのかもしれないけど……、あんまり押し付けられても、困惑するだけ。もう少し、色々と意見欲しい。考えるのは、辛いのかもしれないけど。

［微かに煙草の香りを漂わせて...は集会所に入ってきた］

ちーす、ただいま。
大体頭は冷えたが。結論を出さないとだな。

俺はロッテを見て欲しい。俺がどれだけ人間だと言い張っても、論拠はねー。客観的に判断するためにも俺ら家族のうちの一人を見てもらったほうがいいだろう。
親父じゃねーのは、男は自分のことは自分で何とかしろと思ってるからだ。

［...はきっぱり言い切った］

［ラッセルの処刑先という言葉に軽く目を閉じると］

…わかりましたの。
エッタは、一番関係がない・・・・ぼ・・牧師・・・・さまを・・・・お・・・おねが・・・い・・・いたしますの。

［それだけ言葉を紡ぐとぎゅっと手を握った］

処刑先については……
考えるには考えてるが、正直、今の私の考えは結構な具合に時期尚早だからな。

もし牧師がこれ以上姿を見せないようなら牧師に対する刑を考えていたんだが、何とか場に間に合ったようだし……

そうだね、シャーロットさんの皆に対する見方は悪くないと思います。少し身内贔屓にも感じられますが……概ね同感です。

［言って、苦笑した］

[ラッセルに向かって言った]

処刑先は牧師様を…
お話を聞けないのは、やっぱり不安です。

［ひとつ溜息をつくと］

それで皆、牧師の事はどの程度人狼の可能性があると思っていますか？
「他の人と比べて話をしていないから」と言う理由はもっともですが、私には、その理由は相手の言動から積極的に人狼を探そうとする態度からは少し外れていると思える。

皆は、「発言を見て最も人狼の可能性がありそうな人物」は誰だと思いますか？

処刑は…。

［...はちらりとルーサーを見て］

…俺はルーサーを希望する。ずっと一人閉じこもってんだ。
てっきり牙と爪でも生えたんかと思ったぜ。

［親父の知人を処刑…そんなことを言ってしまえる自分を苦く思いつつ、それでもはっきりと言い切った］

[ゆっくりと影の中の人型が動き出す]

やぁ、もうそろそろだね。

やっと皆踏み込んできたってところだね。
しかし並べれば並べるほど一つ一つの価値が薄く感じるな。

[...は冷ややかな口調で言った]

ギルバートさん……、貴方の家族の誰かに力を使おうとは思っていますが、その場合はアーノルドさんかあなたにしようと思っています。

力を使われた人には二重のリスクが付きまといます。一つは嘘を付かれるリスク。二つ目は人間だとわかった人から襲われる、というリスクになります。わかりますね？……力を使わないでいた方が、シャーロットは安全なはずです。

……あなたは、あなたの愛する人に……、より厳しい立ち位置を与えようと思っているわけですか？それには賛同できかねますよ。俺だって、人の感情全てを度外視して、決定を出すわけではありません。だからこそ、あなたの考えかたには賛成できません。そのような辛い立場に立つのは、手前で尻拭いをするべき男である、と俺は考えます。

あ……、丁寧語、不自然ですか？少し、俺も真面目になろうと思いましたので……、エルガード家当主としての、あるべき姿でいるだけの話です。俺、という一人称は、ご愛嬌と思って頂きたいですね。

……一旦、今後の方策が決まるまでは、こうさせてもらおうと思います。その方が、冷静になれますし、ね……。

ざっと平たくいっていいか？

村長は自由人。ローズは心に傷を持つ。
セシリアは踏み込みすぎ、トビーも似た性質。

ギルは活発。ヘンリエッタとシャーロットが怯える子。
そんな印象。

セシリアさん、消去法なのは認めます。
判断するだけの言動がなかった、それだけ。

牧師様が人狼だったら、もっと処刑を恐れるんじゃないか？いや、そう思われるよう逆手に取って？考えは堂々巡りに終わっています。

［セシリアをじっと見つめると］

セシィさんは、凄く理論的に物事を考えてて凄いと思うけど、みんなの考えを聞くんだね？
自分の理論は言うけど、考えは？
エッタ、ちょっとその言うのが気になる。

セシィさんも、同じ立場だと・・・思いますの。

私はシャーロットさんを見極める必要は今の所ないと思います、ギルバートさん。
恐らく彼女が人狼なら、この先他の皆に対する意見が歪んで来ると思います。それを待って判断しても遅くない。

正直こんな事余り言いたくないですが、皆が少しずつ疑惑を外し始めた相手に対して「皆が疑惑を外したから」と言う理由で見極めろと言い出したヘンリエッタの方を、私は信用出来ません。

［大量の花束を抱えている、ドアの前で一呼吸おき、勢いよくドアを開ける］

ただいま！！
って、入ってくるのは久しぶりなんだ
これ、奥様が、女の子がいっぱい居るなら持っていきなさいって、自警団の人に変な顔をされちゃったよ

［牧師の姿を認め］
牧師様！！
酷いよ、今までどこに？

［...はセシリアの言葉に首を振った］

わからん。
人狼の可能性なんか分からねーよ。

話さずに人狼か、そうじゃねーとかはわかんねーと思う。
だから希望に出した。

安易だなぁと言われりゃそれまでだな。

ルーサーを忘れてた。引きこもりすぎて狼だとしたらあきれたものだ。

村長は目の付け所が面白いなって思うな。
一家に手を入れたいといったあたしに対してロッテを庇った反応のすばやさ。
その辺を人だと思う。

ギルは今日はまだみないね。妹思いなやつみたいだからさ、意見を聞きたかったんだけどな。

ここにきてセシリアとトビーがワンセットに思える。
単体での人らしさはセシリア＞トビーだな。
差ができる事によってトビーが狼という事もありうるだろうと思いだしてはいるが、それは後の流れに任せる。

セシリアさん、何で「言いたくない」んですか？

［セシリアの言葉に小首を傾げると］

んー？エッタ、みんなが疑わないから見て欲しいって理由で希望してませんわ？
エーと、ニーナさんから、質問が来た事に対しての答の部分を希望理由にされると、エッタ・・・困りますの。

個人的には、牧師が言っていた「死者を見分ける人が生者を見分ける人を名乗った可能性」の話は悪くなかった。少なくとも、人狼が狂信者に対して発する言葉ではなかったと思う。
仮にあの発言を受けて、狂信者が死者を見分けられると名乗り出た場合、人狼にとっては生者を見分ける者の襲撃が難しくなるからな。
人狼が人狼に対して発する言葉でもない。それだったらわざわざ口に出さずに「囁き」とやらを使えば良いだけの話。
だから、牧師が人狼である可能性はそれほど高くないと思います。

［ラッセルの方を向き］

……そろそろ、夜明けだ。決定について、最後の確認を頼む。

決定を下させていただきます。

力の使い先はギルバートさんを、処刑先は、ルーサーさんになります。

ギルバートさんは……、まず俺はガーデウス家から、使い先を選びたいです。先ほどの理由でシャーロットは避けます。その上で、ギルバートさんは、何故シャーロットを見てもらいたいと思うのかが……、どうしても解せません。愛すべき人を、そのような不幸な対象に挙げることが解せません。

……それは、俺が人を本気で愛したことが無いからなのでしょうか？そうだとしたら、すみません。

けれど……、あなたの行動は、俺からすれば、どうしても不可解です。家のものを一人見てもらって、村人だとわかれば、家全体が信用される、と踏んでの行動だと邪推します。

もし、ギルバートさんが死体を見る人なら、名乗りをあげてください。その場合の次点は、エッタということにします。

……時間が無いので詳しく理由は述べませんが、俺の心の中では、二番目に怪しいのです。今はそれだけを、言わせて貰います……。

エッタも、ということがあればアーノルドさんでお願いします。ここまでくると直感です。すみません。

ふむ。エルガード家の坊ちゃんの言いたいことは分らんでもねーな。

かといって、さあ俺を見ろとは言えねーな。確実に嘘ついてくれりゃー分りやすいけど、お前さんと同じく人間だと証明されてもなぁ。

…ロッテが人間なら坊ちゃんと同じく人間だと証明される可能性があるかと思ったんだが…。
やれやれ、難しいもんだ。

まあ変えろというなら親父にするよ。嘘つかれたら自分で何とかしろ。
［...はさらっと言い切った］

むしろ疑っている人間…というか、他の人について考えてることを言っておく。

ルーサーさんについては、明らかに行動が怪しすぎます。

こんなときに、出歩くなんて、無用心すぎます。もし、彼が村人だったとしても、無用心な行動を繰り返せば疑われ、いつかは処刑せざるを得ないときがくると考えます。

ならば……、彼以外に処刑すべき対象のいない、今日に、彼を処刑すべきだと考えます。

セシル、僕の意見は変わらないよ。

戻ってくる途中で図書館に寄ってきたんだ
人狼に着いての文献も色々読んできた。

今の段階で、確かに牧師様の正体は全く解らない
ただ、疑念を残したくない
今ならまだ、臆病な人って言う自分の中での納得が出来るから。

それに、文献には怯えた風を装って生き延びた狼の話しも、かなりいっぱい載っていたよ。

［ニーナの言葉に、一つ頷いた］

らしくないと思われるかも知れませんが、気持ちの問題です。
最年少のヘンリエッタを人狼だと思うだなんて、言わずに済むなら良かったんですが……

実際ワンセットってありえないんだけどね。
ついこっちが人だと思ったらこっちも人だろうと思ってしまうって事さ。
この辺見るものの感覚によるだろうね。

ローズはあんなに傷ついてるのを見ると人だろうなとは思うが、視てもいいとは思う。
発言でどう出るかはまだ未知数。

シャーロットは大分前に引き出されてきた印象だけど、そわそわしてるのは変わらないね。

［...は肩をすくめた］

オーケイ、受け入れる。
俺には死体は見えねーよ。あんま見たくねーしな。

[...は態度を戻した]

ふぅ……、ま、こんなもんでしょ。とりあえず、今日はこれくらいで勘弁して。俺も、あんまり頭回ってるとは思えないんだ……。

[セシリアを見つめ]
そこまで本格的に疑っているなら、尚更言わなきゃ可愛そうじゃないかな、って思います。

[医療道具を入れた鞄を開いた]
それでは、ギルバートさん、平常時のバイタルチェックさせて下さいね。

でもヘンリエッタも人狼っぽいと思う。
そんなに人っぽい様子もないのにセシリアへのきりかえしとか、意外とやる子だねぇってね。
（嫌味とはとらないでおくれよ、どちらにしてもほめてるんだっ）

ルーサー牧師か。まぁあの人はさっさと自分は土詠みじゃないって言ってるからねぇ。

問題を先送りしてるって気もしないでもないけど、任せる。

それで今日の詠みはギルバートだね。

[...は部屋の中を見渡して言った]

……ネリー、いる？

みんな、議論して熱くなってると思うから、全員に飲み物を配って欲しいかな。お願いできる？

牧師様、お答えありがとうございます。
でもごめんなさい。私馬鹿だから……

あの時点で生きている人を見分けられる人と名乗った人が、実は死んだ人を見分けることの出来る人だったと訂正することにどう意味があるのか分からないの。

そしてどうして隠れていたらどうか、という案もあるのに、ご自分が両方の能力者である可能性を消してしまったのかしら？

[ネリーに話を聞いている途中、ラッセルの決定を小耳に挟んだ]

私は同意も反対もしないわ。まだなにもわからないし･･･誰も･･･

[最後はか細く消えた]

…今日もハーヴェイさんが……？
[きょろきょろ見渡した]

あー、所感だがいいか？

まず親父についてだが、俺に無造作っつったが親父も十分無造作だと思うぜ。
まあ、なんとなく話していても印象薄いとか言われる悲しい中年だ。

ロッテはなぁ…身内びいきと言われるのでアレだが、ウサギに名前をつける人狼を想像してみろ。
どうよ？　微妙にものがなしいだろ。

セシリアは、俺が疑ってる人間が見て欲しがってるし、たくさん話すし、まあ人間じゃね？
また提案が鋭いよな。

…とと、ニーナ、あいよ。

［...はおとなしくニーナにされるがままになっている］

ラッセル……
個人的に、ギルバートさんを見極めてもらうのは結構、微妙だと思うんだが……

［時計を見遣り］

もう、時間がないのか。どちらかと言えばヘンリエッタを見て欲しかった。

［ニーナに言われ、ゆっくりと俯く］

……それは、確かに、そうかも知れません。刑の事、隠そうとしたばかりだって言うのにな……

［悩む気持ちを押し出すようにうめき、右手で頭を抱えた］

かしこまりました、ラッセル様。
実は、ネリーもちょっとノドが渇いてたところなんですよ。
さっそく紅茶を準備しますね。

［紅茶を淹れ、皆に配り始めた］

って、またハーヴェイさんはいませんか。

……例によって探して来ます。

［部屋を出た］

[ギルバートの顔を見上げ]
ん？
セシリアさんを見たがってたのって、あたしですよね。
[むー、と唇をとがらせて]
ついでに注射しちゃいますよー。

エッタ・・・蚊帳の外に置かれてて、それでもその条件で・・・考えてたのにな・・・。

教えられた事、ショックだったけど、知らないより知ったほうがいいもの。
知らないから言った・・・言えた事もあったのに・・・

大人は・・・・

［ぽそっと言うとソファで膝を抱えた］

［ブランデーを落とした紅茶をルーサーの前に置き、目を伏せる］
………良かったら召し上がって下さい。

[...はネリーに目配せして、他の人に聞こえぬようささやいた]

……ルーサーさんの紅茶には、毒を混ぜた。摂取後5分で意識を失い、その後呼吸停止の後死ぬ。……意識無くなってからだから、楽な死に方。

これで、わかったでしょ？俺が処刑を担当した方が良い理由……。本人が気づかない間に……、穏やかに処刑する。その方が、まだ救いがあるでしょ？……これ以上は、何も言わないで。

ネリーは、処刑されることないんだよね。なら、これ話しちゃっても……、処刑のときの死の恐怖とか、出てくるわけじゃないから、良いよね。他の人には、絶対言わないで。

えっ、あれ、牧師様とのお話について考えていたら……
お兄ちゃんが今日調べられるの？
なんで？

[...ニーナのところに駆け寄った]

お兄ちゃんに痛い事しないでね？

ネリーはうちのメイドさんだ。可愛いだろ。
…いや、人間なのは知ってっけど。

ローズマリーは、どちらかっつーと、周囲のことより自分のことに精一杯っぽいよな。
俺にゃ分らないいろんなことがあったんだろうと思っている。

エッタは…幼いから、可愛いからだけで守れるもんじゃねーからなぁ…。
誰か一人でも支えになってやって欲しいと思うが…。まー、俺がやったら幼女趣味かと。


うわ、ニーナ、注射はやめろ。
［微妙に本気で嫌がりながら...はニーナに笑いかけた］

［貰ってきた花束から黄色いフリージアを取り出し、エッタに差し出す］

蚊帳の外は僕も一緒だよ
ここからさ、ドンマイ！

[シャーロットに笑顔を向けて]
血圧と脈拍測るだけだから、痛くないよ？
[鞄から何かを取り出そうとしていた手の動きを止めた]

［トビーに花を手渡されると］

うわぁ〜んトビ！！

［抱きつくとぼろぼろと泣いている］

トビーは…無理してんじゃねーかなと思うけど…。男として話に混ぜて欲しいっつーなら、混ぜてやれよ。
希望を否定するばかりが守ることじゃねーんじゃね？

…ロッテ庇いまくりな俺が言うなって？そりゃごもっともだ。

［...はくっくと笑いながら、ハーヴェイが来ないかと扉を見ている］

ああ、そうだ。良かったら俺の結果は…できればカミーラが最後に言ってくれるか？

［預かった『ブランデー』の小瓶をラッセルに返しながら］
これで……良かったんでしょうか。
……ううん、良かったと信じるしかないですね、うん。

［少し冷めた紅茶をラッセルに渡し］
最初に淹れて冷ましておいたんです。
ちょうど飲み頃ですよ。ブランデーも入っていませんし。

[ギルバートに微笑んだ]
やだなぁ、あたし結構上手いんですよ？

あたしとハーヴェイさんの順番はどっちでもいいんですか？

ギル、かまわないさ。
あんたに言われるのも妙な感覚だね。

その前にあんたの大切にしてるものを一つもらおうか。
女性でも年寄りでもないやつからは光物は望めないだろうけどね。

［涙を拭いながらトビーに］

ごめんなさい。優しい事言われたから・・・つい、ごめんなさい。

エッタ、もう蚊帳の外に居ないから・・・
辛いけど、がんばりますの。

［...はうなずいた］

二人については任すよ。
…あ、ラッセルが許可してくれりゃ、だが。

注射ってなぁ…針が細いから好きじゃねーんだよ。
もっと太いのとかならまだしもよ。
ニーナが採血上手いのは知ってるよ。ヴィンセントが褒めてたぜ？

［...はうなずくと、カミーラに小さな懐中時計を放り投げた。疑わしげな声でたずねる］

…返してくれんのか？
壊すなよ。俺の冒険の友なんだから。

[照れ笑いを浮かべた]
ホントですか？
先生ありがとうございます。

…太い針がいい、ってマゾなんですね。
[ふっと視線を落とした]

……順番、ね。今は、そんな野暮なこと考えないで、体休めるべきだと思うよ。

あ、紅茶貰うよ。今日は、冷めてるから安心して飲めるね……。

ばーかっ
返したら報酬にならないじゃないか。

[注意深く観察しながら]
混ざり物が多いけど、ちゃんとした金を使ってるね。
いいよっ
請けよう。

［小走りに部屋に戻って来た］

……ハーヴェイさんは見つからなかった。
牧師は……

［ルーサーの姿を見つけ、そっと息を整えた。右手を握り締める］

［紅茶を飲んでいるルーサーを見つめながら］
………おやすみなさい、牧師様……