自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
牧童 トビー −街のどっか− [トビーは誰の視線も無い路地裏まで走ってきた] …ふぃー。 いい事した後は、後を濁さず即ダッシュ☆ 兄弟もいいこと教えてくれるぜ。 しっかし、ターバンって便利だなあ。 こうやって巻き方を変えて顔を隠しておけば、砂埃は防げるし、顔もバレにくいし。 伊達に2mも長い布使ってねぇよ。うん。 [トビーは器用にターバンを頭の上で巻きなおした] さーってと。 飯をどうすっかな。インド人もビックリなうまーい飯、どっかで喰えねぇかなー。 たった33種類のスパイスくらいじゃ、モノホンのインド人はびっくりしないけどなー。 [トビーは鼻歌を歌いながら*街をブラついている*] | |
(3)2006/04/12 19:53:04 |
お嬢様 ヘンリエッタ [部屋に戻り、女官の話を聞く。そしてベンジャミン商会から献上品があったことを聞く] そうか……後でその献上品とやらは見てみようぞ。 ところで兵の者に聞いたのだが、牢の方から妙な声がするとか。わらわも見に行くべきであろうか。 牢の見回りをして囚人の声を聞く。 これは父上がやっていたことだ。わらわも同じことを、と思うのじゃが、爺が止めるのじゃ。 なんとか見に行ってみたいものぞ。 [女官に促され、湯浴みのために浴室へと移動する] 街は埃が多かったのじゃ…民はあんなところで暮らしておるのかと思うと、わらわは心苦しい。 [「民はもともとその場所で生活しておられるのですから、エッタ様が心配されるほど大変なことではございません」 女官の説明を聞いて頷く] | |
(63)2006/04/12 23:40:29 |
雑貨屋 レベッカ とにかくだ。 [反動をつけてすたっと立ちあがると、レモンを握り潰した。] まずは異国の美男子な王子様を見つけることが先決だぜ。そして橋の上で決闘をする。 睨み合う男と男。静寂。すれ違いざまに斬り付け合う。 ちなみにナレーションも俺だ。 ふっ、貴様ただの女っぽい奴だとばかり思っていたが、真の勇者だったらしい。 そう言って倒れる王子。 先に逝ったか、美しい王子。 旦那よ、あんたが弱いんじゃねー。 俺が強過ぎるのさ、悪く思うな。 旦那の大切な女は確かに俺が頂いた。 だが…ごふっ。 そして血を吐き倒れる俺。泣きつく女帝。 死んじゃだめ… [不毛な一人芝居を露店の店先で人目をはばからず行う] | |
(67)2006/04/12 23:51:56 |
お嬢様 ヘンリエッタ [自室。ベンジャミンの持ち込んだぬいぐるみを寝台の傍においている。天蓋つきの寝台には絹で織られ、刺繍の施された薄布がかかっている] 爺が…話があると言うておったな…。 勉強と言っておったが、帝王学はもう卒業した。これ以上何を学ぶというのであろう。 わらわは、爺が教えるものより、自分で見て覚えたほうがよい気がするのじゃ。 そうでなければ、真実は手に入らぬ。 母上が父上とであったのは12のときであったと聞いた。わらわもそろそろ出会うのであろうか。 じゃが。 わらわはまだそのようなことどうでもよいのじゃ。 今は国のことで頭がいっぱいなのじゃ。 父上でさえ王の座に着いたのは17のときであったと聞く。 わらわはまだ…… [つぶやきながら、ヘンリエッタは眠りに*吸い込まれていった*] | |
(76)2006/04/13 00:37:10 |
お嬢様 ヘンリエッタ [御簾の向こうで女官に起こされ、目を覚ました] 寝てしまっておったのか…寝ている間、誰ぞきたのか? ふむ、またベンジャミン商会の者か……献上の品を持ってきたと。 わらわは品などいらぬ。 それほどの財力があるのなら、わらわに持ってくるより街の恵まれぬ子らに食事を振舞うとよいぞ。 ベンジャミンとやらはわらわに取り入り、宮殿と商売をしようと考えておるのだろうな。 わらわを見くびってもらってはこまる。 宮殿で取り扱うものは広く公平に民間から、と決めておるのじゃ。 父上の代からそうしているのだから、わらわになってすぐそうしたとあっては、臣のものになめられよう。 | |
(146)2006/04/13 22:40:46 |