自警団長 アーヴァイン
なんだ……まだ集まってないな。 今のうちに、見回りに行ってくるか……。 |
道楽者 スコット 唯一の予約者kensinだ。本当はナサニエルの予定だったけど旧版だったからスコットでw勿論人狼希望だwCNは何にすっかな〜…。 | |
2006/08/16 21:16:23 |
実業家 オリバー 机を叩く音が会議室に響き渡る 「なんだとっ! それは本当か」 傍らに控える男は、身を一瞬すくめたが資料を示し、何事かを耳打った。 「ふぅむ、……なるほど、それは一大事だな。 表沙汰になる前に何とか手を打たねばなるまい。 さもなくば、我が社の社運を賭けたプロジェクト、人狼ランドの命運も尽きるというものだ」 ―― 時は、ユナ歴1763年、12月 オリバー社傘下の小さなゲーム会社が作ったゲームが口コミでじわじわと売り上げを伸ばしていった。 そして、そのゲームを元にしたアニメーションが大ヒット。 その名は「ポケット人狼」 オリバー社ではポケット人狼のキャラクターを用いたテーマパーク『人狼ランド』を社運を賭けて建設しようとしていた。 用地の買収も難なく進み、あとは建設や、人材育成を進めるのみという段になってトラブルが発生したのだ。 なんと、ボケット人狼とそっくりな容姿と名前を持つ怪物、人狼が実在することが判明したという。 半年前にとある山村が火の手に包まれ、その焼け跡から多量の死体が発見されたという事件があった。 生き残った村人達は口をつぐみその場で何があったかを一切騙ろうとはしなかったが、何時しか、それは人狼という怪物の仕業であった……そういう噂が流れ出した。 そして、先月の下旬に隣の村で旅人が無惨な姿で発見された。 野犬にでも襲われたかのような牙の痕が体中に無数に残され、臓腑はすっかり抜き取られていたそうだ。 当局の発表では野犬に襲われたとの事だったが、オリバー社が独自に調査した結果、その手口はあの夏の山火事を起こした村から出てきた遺体の特徴と一致したことが確認された。 間違いない、これは……人狼の仕業だ。 その調査結果が今、伝えられたのだ。 人狼ランドの建設期間は約一年。 人狼も一月毎に人々を襲うとの事。 入れ物が完成するまでに人狼という怪物を秘密裏に始末せねば、いや、それが成ったとしても噂が流れるだけでもまずい……大体、作業員に事が知れたら建設作業すら危うい。 (なんとしても、人狼共を秘密裏に始末せねば……な) オリバーは、ブラインドに指でめくった隙間から広く平した用地を見下ろして決意を固めるのだった。 | |
(5)2006/08/17 01:25:08 |
実業家 オリバー 《村の見取り図》 ↑海岸 │ │■オリバー社・社屋 │ │ 人狼パーク建設予定地│ │ ■集会場 │ │ 公園 ──────────┘ └─────────── ─────────────┐ ┌────────────── ■商店街 │ │■住宅地 ■小・中学校 │↓│ │駅│ <解説> 北には遠浅の海、南にまっすぐ行くと台地となっており白樺の林が広がっている。 開けたリゾート地。 高校・大学は隣町。 時間に関しては、前回に倣って、24時間を10日、72時間を一月、プロローグ=ユナ歴1763年11月、1日目=ユナ歴1764年1月にしようかと思いますが、如何でしょう? </解説> | |
(7)2006/08/17 01:38:35 |
実業家 オリバー (ううむ、まずは容疑者を絞るところからだな。 ヘクターの宿に集めてしまえば良いか……、記者がうるさく嗅ぎ回っているようなのでそいつも理由をこじつけて足止めしてしまうか) 時代がかった黒電話のダイヤルを回し、ヘクターの宿へ繋いだ。 数回ベルを鳴らした後に、受話器の外れる音が響いた。 「ヘクターか? わたしだ。 実はな……」 オリバーは手早く事情を説明し、彼が指定する人々が宿に滞在できるよう手筈を整えた。チンという音を響かせて受話器を置いた彼は、続けざまに新聞社へと電話を掛ける。 「あ、もしもし、実はお宅のアイリーンという記者だが……うむ、一年程こちらに……そう、宜しく頼む……、ああ、勿論広告はきちんと継続する」 (良し、あの記者も下手な事はこれで出来まい……だめだな、これ以上は無理か。 今日はこのまま仮眠室で眠ることにするか) | |
(10)2006/08/17 02:12:03 |
道楽者 スコット みかりさんはアイリーンかオリバーと予想…オリバーって聞くとマッピーを思い出すのは俺だけじゃ無いはずだw | |
2006/08/17 08:17:57 |
道楽者 スコット まだ前回の記録を読んでる最中だったり(汗)今ようやく9月前半読み終わったとこ。まあ白ログ以外とセシリアの発言のみに絞ってるんだがwしかし中々のカオスだな…とりあえず一言。「カクテルのレシピも知らない奴がローズマリーを選ぶな!」確実にそういうネタを振られるんだからな…。 | |
2006/08/17 09:19:34 |
道楽者 スコット 今朝『ふしぎの国のアンジェリーク』の攻略本読み返して致命的な間違いに気付いた…。 イモムシは水じゃ無くて闇じゃねぇか…orzしかも水は三月兎だった…(ちなみに俺は美で眠り鼠は緑だった)orzorzorzorz 【教訓:パロディネタの前には原作の再確認を怠るな】orz | |
2006/08/17 09:26:10 |
実業家 オリバー 「ふわぁ、よく寝た」 小さな窓から差し込む暖かみのない儚い光が顔を過ぎり、オリバーを叩き起こす。 薄くて堅いとはいえ、椅子を並べてとか床で寝るのよりは大分マシだ。 肩をコキコキと鳴らし、奥のシャワールームへと移動した彼は、熱いお湯を体に叩きつけた。 (夕べは帰らなかったがテッドはどうしてるかな。 ま、世話する人は居るんでその辺りは心配してないが。 電話でもしておくか) 《今回は年越しして翌年1月で良いんじゃないでしょうか。 パークの開園にこぎ着けるかどうかは展開次第でしょう。 わたしもいつまで命があるかは分かりませんから。 建設が止まって廃墟になるかも知れませんし、誰かがそのまま進めてくれるかも知れないですし。 自己紹介は会話の中に適当に混ぜれば良いと思いますよ。 集会場や宿でアンケートに記入するでもいいですし、臨機応変で。 言った者勝ちでよろしいのではないかと》 | |
(14)2006/08/17 11:10:20 |
道楽者 スコット 前回は真冬なのに海なんてイベントがあったが今回は真夏なのに年末なんてイベントがあるw | |
2006/08/17 11:46:12 |
道楽者 スコット 今12月読み中…。みかりさん…もしかして毎回表作ってんのか?(汗) | |
2006/08/17 13:55:40 |
新聞記者 アイリーン ―ざっと地理を把握したあと編集部に連絡を入れる― …もしもし。アイリーンです。 先日連絡した村にいま到着したところですわ。 編:「ああ…アイリーンくんか。即刻人狼についての調査は中止したまえ。」 な、なぜですか!? 編:「先週送ってもらった山村での大量虐殺事件についての資料だがな…。あれも記事にしない。人狼という存在についてはなかったこととしていま編集中だ。」 そんなっ! 事件は絶対にあの伝説の人狼の仕業です。資料読んでいただいたのでしょう!? 編:「人狼なぞいないのだよ。…たとえ本当にいたとしてもな(小声 明日からはそこに建設予定のテーマパークについて取材したまえ、完成までな。(がちゃ」 編集長っ! | |
(17)2006/08/17 20:16:07 |
道楽者 スコット ようやく失われた村の失われたはずの物語(前40日戦争ログ)を読了しました〜。って言うかまだ誰も来てないし…マジで欧州の準備しとくか…旧版のキャラセットは無いけど。 | |
2006/08/17 21:32:49 |
実業家 オリバー 「ふぅ、こんな所か」 眉間を押さえ、卓上の書類を揃える。 「さて、今日はこれで切り上げよう」 帰り支度を始めたその時ノックの音が響いた。 オリバーが声を掛けると入ってきたのはアーヴァインだった。 彼の報告によると、例の旅人に接触が可能だった人物は100名弱、その者たちのを特定の図形に対する反応を見ることで容疑者は 1/4 程度まで絞れるとのことだった。 「それでもヘクターの宿には多いな。 集会場の隣にでもプレハブを作っておくか……」 「手配しておきましょう」 「頼むぞ。 手っ取り早いのは、そいつらを全員闇に、っておいおい、今何を考えた」 「疲れてるんですね、今日はゆっくりお休み下さい」 「そうだな……そうさせて貰うよ」 | |
(21)2006/08/18 12:47:52 |
実業家 オリバー オリバーは寒風の吹きすさぶ中へと歩き出した。 コートの襟を立てても肌に冷たい空気が突き刺さる。 人狼ランドの建設予定地を横目に自宅に向かっていると、快活な声が耳に入った 「ふーん、ここがねぇ…」 見ると、ストレートの長い金髪の女性が工事現場の看板を見上げている。 (働こうかしら……か、うん、そうだな) オリバーはおずおずと声を掛け、気弱そうな顔で名刺を差し出した。 「わたしはこういう者ですが」 女性はとまどった様子だったが、彼が何者かを把握すると、名刺を口の辺りに持って行き、吟味するような目つきを見せる。 「ええ勿論完成の暁には従業員を大々的に募集しますよ。 あなたも是非ご応募下さいね、では」 | |
(22)2006/08/18 13:09:37 |
道楽者 スコット 特定の図形って…ロールシャッハテストでもやったのか?(苦笑)しかし俺全然動いてないな…(汗)今日は公園でも行くか? | |
2006/08/18 14:42:16 |
道楽者 スコット 結局全然動いてないような…(汗)【プレイングが苦手と言う弱点を直す必要性をマジで感じた瞬間】 | |
2006/08/18 15:08:38 |
実業家 オリバー 《 あっはっは、安易でゴメ。 それにしても、プロローグ中は回復しないのは今回初めて知ったよ。 今回はベジーコ以上の名言は生まれるのかにゃ? ネタ師いらっしゃいませ。 ……その前に、後19人。 ん〜ミクシでしょ、SNSでしょ、審問の廃村を救う掲示板でしょ、BBSに……。 後は、何処のチャンネルがあるかなぁ 》 | |
2006/08/18 16:27:27 |
医師 オズワルド 狂人分補充のために志望して入ってるわけだが、どうも廃村になりそうな気配でもある。 面白い企画だと思うんだけどなあ。 | |
2006/08/18 21:47:07 |
実業家 オリバー オリバーは、オズワルドの医院に到着した。 道中で顔見知りの者とすれ違うこともなく、ストレートに付いた筈だが……こ……これは!? 戸口に掛けられた札が白熱灯のオレンジの光の中に浮き上がっているを見て、思わず腕時計を確認する。 「……18時45分。 確か 19時までだった筈だよな? この場合、ドアを蹴破ると居留守しているというのが定番だが……」 不審に思いつつ、ノブを回すが鍵が掛かっていた! 「う……う〜む、もしかして、いつの間にか地下迷宮にでも迷い込んだのだろうか。 っくしゅん。 さ……寒っ」 風に吹かれつつも、もう一度とドアの中を覗き込むが、すぐ内側に掛かっているレースのカーテンの内側は真っ暗で、人の気配は感じられなかった。 (狐に摘まれたとはこういう事だろうか……確かに電話は受け付けられた筈なんだが? 仕方ない、何時までも此処に居ると、それこそ本格的に風邪を引きかねないな……仕方ない、帰るか) | |
(29)2006/08/18 23:28:34 |
道楽者 スコット マーガレットが一旦抜けたのは希望変更の為か…?欧州とは違って間違って出るのは少ないと思うんだが。 | |
2006/08/19 10:26:06 |
実業家 オリバー カランと喫茶店の入り口のような音を立て、扉が開いた。 玄関から見渡せる室内は暗く、唯一リビングのみに明かりが点いていた。 (テッドか……) 息子の姿を期待して入っていったが、誰もいない。 家政婦からのメモが残されているだけだった。 『坊ちゃんはお休みです、食事はコンロの上にポトフを用意しておきましたので温め直してお上がり下さい』 オリバーはそれを取り上げ、「そうか」とつぶやいて丸めて屑籠へと放り投げた。 丸めたメモはカシュと硬い紙の擦れる音がして見事に狙った場所へと放り込まれた。 食事を取る前に、テッドの部屋を覗き込むと暗い部屋に布団のみが白く浮き上がっており、丁度息子が寝返りを打つところだった。 オリバーは彼を起こさぬようにそっとドアを閉める。 | |
2006/08/19 12:35:20 |
実業家 オリバー 明日も早いし、わたしも寝るか。 ポトフを肴に軽く晩酌をした後にベッドへと潜り込み、そのまま眠りに落ち込んだ。 眠りは深く、夢ひとつ見る事はなかった。 翌日、起きたオリバーは息子の様子を窺ったが既に部屋はもぬけの殻だった。 朝食を摂った跡があることより既にどこかに遊びに出かけたようだ。 (日曜の朝っぱらから元気だな……、今日はどうするか……) オリバーはしばし思案し、公園に足を向けることに決めた。 | |
2006/08/19 12:52:03 |
道楽者 スコット この発言前の独り言444pt それにしてもマーティンは何しに来たんだ?RP皆無、そもそも発言しない…コイツ荒らしじゃないのか?なんせここは鍵さえあれば誰でも入れるからな…。 | |
2006/08/19 17:55:46 |
道楽者 スコット >>38 いや、それ意味わかんねぇし(汗 | |
2006/08/19 19:07:09 |
実業家 オリバー ベンチに座っていると、隣にスッと座った男からキャラメルの箱を差し出された。 「ヌハッ、これは」 箱には焼き肉の図が大きく描かれており、ジンギスカンキャラメルと文字が張り付いている。 ジンギスカンキャラメル、それはとある北の大地の最終兵器、ひとたび口に入れるとそのキャラメルという形態に似つかわしくない肉のエキスがしみ出てのたうち回るという。 (き……危険だ) 口コミで評判を聞いていたオリバーは自分以外に犠牲者を捜したが、マーティンの視線はじっと自分に注がれている。 生唾をごくりと飲み込み、観念してその箱からキャラメルを一つ取り出した。 「で、では在りがたく」 恭しくキャラメルの包みを剥いていき目を瞑って一気に口内に放り込んだ。 | |
(39)2006/08/19 21:34:14 |
実業家 オリバー (今日は思いがけなくのんびりしたな……帰るか) そう思い、マーティンに挨拶してベンチを立ったオリバーは公園の隅で、少女がきょろきょろと周囲を見回しているのに気がついた。 同年代の少女に比べどこか陰があるようにも感じたが、それは気のせいだったのだろうか、何かを視線の先に見つけたのか、にぱぁと明るい笑顔が広がるのを見た。 (そういえば、サイモン神父の孤児院を訪問した時に見かけたような気もするな……) オリバーは、何故か公園を去りがたく感じた。 幸い今日は旋風も勢いを弱め、太陽も昨日の寒さが嘘のように、ぽかぽかと暖かく外で過ごすには適している。 (もう少しここに居るか……) 彼は一旦浮かせた腰を再びベンチに落とすのだった。 | |
(42)2006/08/19 22:36:27 |
道楽者 スコット 俺も公園にいるのに…無視しないで(涙) | |
2006/08/20 09:14:57 |
実業家 オリバー 「ふわぁあ、よく寝た……おや? ジンギスカンキャラメルをくれたマーティンさんは何処に? 行商の旅にでもまた出たのかな……行商というと置き薬が真っ先に浮かぶのだが、何を扱ってたんだろうな」 辺りを見回すが、マーティンの気配は無くなっていた。 オリバーは頭をポリと掻いて「帰るとするか」と呟き公園から出る。 と、まだ営業時間中(……だよなぁ、あの看板でも)なのに、白衣に身を包んだオズワルドが商店街を散策しているのと出会った。 「おや、オズワルドさん、こんな時間に? ん、ヘクターさんの事ですか? いくつかのルートで手は尽くしていますから、いずれ本人が見えられるでしょうけど、従業員が切り盛りしてるから大丈夫ですよ、きっと。 まぁ、全員集合した場合に備えて宿泊施設は作らせてますよ、突貫プレハブですがね。 彼の宿だけでは足りそうにありませんからなぁ」 では、また後程と軽く手を挙げてオリバーは帰宅した。 | |
(52)2006/08/20 14:59:39 |
道楽者 スコット >>54 おわっ![何時の間にか後ろにいたオズワルドに驚いて飛びのく] お、奥さんならここに来る途中であったぜ…友達と出かけて来るとか言ってたけど…先生は聞いてなかったのか? (って言うか診療時間は何時なんだよ…) | |
(56)2006/08/20 18:01:59 |
道楽者 スコット >>55は撤回も間に合ったがどうせ誰もいないと思って愚痴ってるだけなんであえて残してみるw | |
2006/08/20 18:06:17 |
道楽者 スコット >>57 …先生何やった(ぼそ) | |
2006/08/20 20:13:59 |
実業家 オリバー 家政婦も帰宅し暗くなった自宅へと帰りつく。 「おーい、テッドー」 息子の部屋のドアを細く開けて中の様子を窺うが既に眠り込んでいるようだ。 (やれやれ、今日もすれ違いか……公園に行かずに家にいたら良かったかな) オリバーは最近息子となかなか会話出来ない事実に肩を下ろして寝室へと向かった。 やがて、瞼が落ち、夢の世界へと誘われる。 ―― 名詞(ぼそ) 気がつくとオズワルドが背中を見せ、一人つぶやいていた。 「オズワルドさん、きっと、『いれたてのおちゃ』で『入れた手のお茶』が出てくるのだと。 いやぁわたしも以前はアイツにさんざんやられましたよ」 ……………… ………… …… | |
(60)2006/08/20 22:16:21 |
実業家 オリバー 「……寝るな、寝ると死ぬぞっ!! テッドぉぉお」 一面真っ白で風で斜面の雪が巻き上げられ、視界は霧が掛かったようだ。 そんな中、オリバーは目を瞑ろうとするテッドの名を必死で呼んでいた。 「諦めるんじゃない、必ず助けは来る、それまで頑張るんだっ」 自分の背で風を受け止め少しでも寒さを和らげようとするが、テッドの瞼は次第に閉じていき、四肢からは力が抜けていく。 「テッドぉ」 ―― 暗そうなおぢさんに、ガセ掴まされたですかね……。 ふと、テッドの顔に昨日合った少女の顔が重なったかと思うと、手の内の息子の姿はあの少女、アニタのものに変わっていた。 ―― おぢさんを信じたボクがいけないんだよね……。 瞳を大きく見開いて、そう言うと少女は力尽きる。 それと同時に周囲が真っ暗になり、アニタの姿は煙となり闇へと紛れていった。 | |
(62)2006/08/21 07:43:23 |
実業家 オリバー 「うわぁぁぁつ」 自分の叫びで目が覚める。 服が汗を吸って冷たく、重くなっている。 ……嫌な予感がする。 テッドの部屋を確認したが、息子には何も異常はないようだった。 すると……あの少女、アニタか!? オリバーは、ジャージに着替えあてもなく朝靄に満ちた中へと飛び出した。 何かの予感に突き動かされ、昨日少女と会ったベンチへと駆ける。 と……アニタが新聞紙にくるまってベンチの上に転がっていた。 (莫迦な……夜は氷点下まで下がるのに……) 少女の息遣いを確認すると、はっはっと短く浅かった。 額に手を当てると焼けるように熱い。 なんと言うことだ、これは、オズワルド先生に一刻も早く診せねば。 | |
(63)2006/08/21 07:43:44 |
実業家 オリバー オリバーは少女を抱きかかえ……、いや確か荷物が……。 見回すとベンチの下に麻布のバッグが納められていた。 これのようだ。 改めて、少女と荷物を抱きかかえてオズワルド医院へと急いだ。 しかし、どうして宿を取っていないのか……公園からまっすぐ行けば突く筈なのに……まさか、出口から出て右折はしたのか。 などと、とりとめのない事を考えつつも、足は着実に医院への距離を縮めていく。 「先生、急患ですっ」 ドアを叩くが返事はない。 仕方在るまい。 オリバーは足を振り上げて、扉へ向かって突きだした。 バァンと派手な音を立て、内側へ向かって扉が開く。 ……と、中ではオズワルドが朝のお茶を優雅に楽しんでいるところだった。 「先生っ急患ですっ、この子がっ、凄い熱を出してっ!!」 彼は、まだ妻が生きている頃、テッドが熱を出した時と変わらぬ必死さで、だが冷静さを保とうと心がけて状況を説明したのだった。 | |
(64)2006/08/21 07:46:07 |
道楽者 スコット …俺って先生以外と関わってないな(汗 ギルナサ争奪戦が気になるCO(主にかゆさんの有無/ぇ) | |
2006/08/21 09:45:57 |
実業家 オリバー 「風邪……ですか? ただの!? そうですか良かった。 火傷するくらい熱く感じたので、わたしはてっきり肺炎か何かかと。 そうですか、それは良かった……」 自らの早とちりに顔を赤くし、ぽりぽりと頭を掻く。 「安静にしていたら問題ないと言う事ですね。 では、後のことを頼みます。 袖すり合うも多生の縁と言いますし、また妙な所で野宿しないよう、二日分のベッド代と診療代を置いておきますよ。 ゆっくりと休ませておいてください」 ウェストポーチから財布を取り出し、札を数枚置き、出口で頭を下げると、オリバーは軽い駆け足で自宅へと向かう。 (やば、まだテッドの食事を……学校に行く時間に間に合うか) 日の光に薄れた朝靄の中を白い息を吐きながら駆けていくのだった。 | |
(66)2006/08/21 16:26:24 |
道楽者 スコット 棒人間来たw | |
2006/08/22 13:57:42 |
実業家 オリバー デスクへと戻ると 『アイリーン様より人狼ランドの件について取材の申し込み有り。 再度連絡するとのこと』 とメモが遺されていた。 (取材……ね。 単なる提灯記事にするような気はきっと無いんだろうなぁ。 ま、いいさ、好きなようにやらせれば。 あの事さえ表沙汰にならなければな) オリバーは紙片クシャリと丸めゴミ箱へと落とすと、書類のチェックを開始する。 「ん、これは?」 見ると、修道院からの書簡だった。 (寄付の要請か……。 サイモン神父と、ヘレンさんの所だな、ま、孤児院の方も大変だろうし、地域貢献と言うことで来月から予算に組み入れてもいいかもしれんな) オリバーは端末のキーを数度タッチし、次の書類の処理へと取りかかるのだった。 | |
(80)2006/08/22 18:56:21 |
実業家 オリバー 「ほほぅ、面白いことを。 商売熱心なのは良いことだな」 うんうんと頷いて抽選の様子を見守っていると、オズワルドが籤を引いているのに気がついき。 「オズワルドさん……引く必要在るんですか……もしや、ルイーズさんを怒らせた時の避難所とか?」 後半は囁くように言った。 「ところで、ネクターはやはり、ネクタール(神々の飲み物)からでしょうな、どろり濃厚果肉ペースト飲料ではないでしょう。 とすると、食事はアムブロシアでしょうな。 期待するなと言われても期待してしまいますよ、なにせイアンはコンクールで賞を取ったほどの料理人ですからねぇ」 味を想像して、ぺろりと舌なめずりをする。 「おっと、そうだった、明日のパーティの仕出しの相談に来たんだったな。 ヘクターさん、実は明日人狼ランドの着工記念パーティーを開こうと思っておりまして、それで仕出しを頼めないかと……」 | |
(90)2006/08/23 22:07:37 |
実業家 オリバー >>94 「ヘレンさんもネクターお好きで? あの絹のように滑らかなのどごし、濃厚な味わい……もぅたまりませんな。 名前の由来に相応しい見事な飲料だと思いますよ。 最近の軟弱な清涼飲料水とやらに見習って欲しい所です」 ウットリとした様子で語っていると、よだれが口の脇からつと垂れる。 「おっと」 あわてて木綿のハンカチをポケットから取り出し、口元を押さえるオリバーだった。 | |
(97)2006/08/24 11:15:30 |
道楽者 スコット この前に参加してた村も結局廃止だったし…もう盆は過ぎてるはずなのになんでこう人が集まらないんだ…。 | |
2006/08/24 13:04:08 |
宿の主人 ヘクター 実は「籤を引いた」と書かれた書き込み時刻の秒数によって当選を決めていたりする罠。 1等:1本 (48) 2等:4本 (49〜52) 3等:8本 (53-59,00) 4等:17本 (01-17) 5等:30本 (18-47) こんなところにこだわってどうする自分。 | |
2006/08/24 19:04:12 |
実業家 オリバー >>102 「お、それはうれしいですな。 末当狙いだったのに、それに加えて、四当までつくとは。 息子と一緒に楽しみますよ。 では、クリスマスに二人で参りますな。 来年早々のお仕事も請けてくださると、無理を聞いていただいてもうしわけありません」 オリバーは深々と頭を下げた。 が、その下の顔は、ネクターと桃デザートの味を想像して、しまらないものだったりするのだ。 | |
(108)2006/08/24 19:13:34 |
宿の主人 ヘクター うーむ、あと15分程度で全員埋まらないと廃村になるのかな?廃村に立ち会うのは初めてかも。かも。 あと12人(多分)集まるのは厳しいかもねぇ…… なのでこっそり宿の名前の由来を書き残し。 ・宿屋ヘクターはちょっとどうかなと思ったので一文字ひねり(プレイヤー視点) ・主人が桃好き。特にネクターはラヴ。 ・決して神酒ネクタールからではない。 ちなみに当初は「宿屋Bar」とか「どっちやねん!」的な前にしていたのは秘密。 | |
2006/08/24 19:14:39 |