人狼審問

…私の村で人狼騒ぎか。
さてはあの男、私の、この屋敷を狙っているな…。

…こうしてはおれん。

いずれ奴を血祭りにあげるための策略を練るのだ…。
クックックック。

…む。

まだ集まっていないようだな。
わしも今のうちにあの屋敷の掃除をしておくか…。

…ここは空気が悪い。墓場の方が空気が綺麗だ。

呼び出されて来たものの、早く帰りたいなぁ。
…シアンのエサ、あれで足りるかな？
あの子は賢い子だから、
いざって時は自分で狩りをして喰い繋げる子だけどね。

…どうせなら連れてくれば良かったかなぁ。

…とりあえずはここで待ってるしかないようだなぁ。

…む。この辺りはまだ床に埃が積もっているな…。

…これは？

人が住んでいないと、ここまで荒むものなんだなぁ。
ここはバラ園だったのかな？
もう長い間、手をかけてもらってないようだけど…。

クッ、まさかあんな所で追っ手に見つかるとはな……

ん？こんなところに屋敷が……身を隠すにはちょうど良さそうだな。
ここに潜んでしばらくヤツらの目を眩ませるとするか……

…メイドを雇っておけば良かった…。

作法の分からぬ山出しの田舎娘でも掃除くらいはできる…。
ぬ…、これは…。

…奇妙なメモだ。

筆跡は…どこかで見たような気がするが…。

テーブルの上に置いておこう。

……もう夜明けか……

ち、ヤツら検問を張って俺の行く手を遮る構えか。

こうなったら俺とヤツらとでの我慢比べだな……


それにしてもこの館には何人か人間がいるようだな。
長期潜伏するとなるといずれ接触しなければなるまいが……とりあえずはしばらく様子を見るか

いけない、すっかり眠っていたよ。
体が冷えるなぁ。屋敷の中に戻るか…。

しかし、呼び出されて来たのに、
誰にも会わないのはどういうことだろう…？

ああ、やっぱり誰かいることはいるんだ…。

……。

――おどおどと玄関のドアを見上げている――

――すぅ、と深呼吸を一つ――

……お邪魔します、ちょとごめんなさい……。
お兄ちゃんたちとかくれんぼ中なの。

……!!はっくしゅ!くしゅ!っしゅ!
――冷たい風が吹き抜け、立て続けにくしゃみを３回した――

……寒いよぅ。
えーと、ここって確か、前は集会場として使われてたんだっけ？
叔父さん達がそう言ってたような…。
ちょっとだけ、風が強いうちだけ。
中に入ってもいいよね。

……お邪魔します……。
誰か居ますか？ちょっとだけ休ませてください……。

――正面ロビーの階段、下から３段目に腰を下ろして室内を見回している――

ひっろいお屋敷だよね……。
しかもかなり豪華で、どこかのお金持ちのお屋敷だったのかな。

最近、誰かが入ったのかな。
階段に足跡がある……。

また村の集会場として使うつもりなのかな。
でも、これじゃーかなり大掛かりな掃除しないとダメだよね。
埃びっちりだもん。

……追っかけてみようかな。
ここだとドア開けたらすぐ見つかっちゃうし。

足跡あるんだもん、幽霊じゃないよね。
きっと大丈夫だよ。

あれ、テーブルに何か紙……。
手紙か何かかな。
飛ばないように石で留めてある。

何だろこれ、２枚あるよ。

ひっ……!!

えーっと。え……っと。
生きてる…よね？
確かこの人、村はずれの墓場のお兄ちゃん。
何でここで寝てるの？

…死んでたら息しないよね。
いきなりがばぁ、とかって噛み付いたりしないよね。

……暖かいね、お兄ちゃん。

……ふぁ。
おやすみなさい……。

…ん、シアン重いよ…

え？何、なんで？

[少女を起こさないように、そっと体をおこして辺りを見回した]

そうか、僕はここでまた眠ってしまっていたんだ。

でも、なんでこの子が一緒に？…この子も呼ばれたのかな？

…とりあえず気持ちよさそうに眠っているから
そっとしておこう。

[恐る恐る少女を抱えると、ソファに直接寝かせた]

このままじゃ埒があかないな。
他に人がいないか、探しにいこう。

…でも、起きて一人きりだったら寂しいかな？

[...はドアの影から様子見中]

ふむ、人が二人……片方はガキか。

独り言を聞く限りじゃどうやら知り合いじゃネェみてぇだが……さて、どう立ち回ったもんかな

まぁ、とりあえずしばらくは様子を見るか……

いざとなりゃあ俺も呼び出された、て言いはればなんとかなるだろう。
呼び出された者同士はお互い知らないみたいだしな。

問題は呼び出したやつだが……ま、なんとかするさ。

[...は人のこなさそうな屋根裏の方へと去っていった]

…反応あり、か。

ゆっくりだが確実に人が集められているな。

…アーヴァイン。
被疑者は私も含めて十数名に及ぶと言っていたが、足跡を掴むには至らんのか？

…奴の才能を以てしても…。

[屋敷内を探索していた...は偶然アーノルドの独り言を聞きつけた]

なるほど。これは呼び出された人間のフリをするのが一番のようだな。

まったく、俺はツイてるぜ。こんな所に都合の良い隠れ蓑が見つかるなんて、な。

さてと……隠れる必要もなくなった事だし、俺も堂々と休ませてもらう事にするか。

[...は一階西側にある客室に陣取る事にし、疲れた体を休めた。]

…ふむ。

このダイニングルームも蜘蛛の巣くらいは落とさぬとな。
後は…埃か。

［静かな村に、カツカツと、女の足音が響く］

ここがあの…

［女は何かを…忘れた筈の過去を思い出している］

また、この場所に来るなんて…

［女は集会所の扉を、ノックもせずに開けた］

静か…誰か居るのかしら？
まぁ、いいわ。
ここで待っていましょう。

［女は一番広いダイニングホールで誰か来るのを待っている］

…また１人集まって来たようだな。

…しかし、審問会が提示している期限も刻一刻と迫って来ている。

その期限が来れば、王の軍隊が派遣されて、村ごと焼き討ちに遭うだろう…。

フレディ･●ーキュ●ー様の登場です。クリソツじゃね？

(・・・・・この村、何か見覚えがあるんだよな。
気のせいか？)

――目をこすりながら身体を起こした――

あれ、あたしがソファ占領しちゃってる。
……ごめんなさいお兄ちゃん。

……喉痛ぁ……、身体もべたべたするし。
えーと、お水くらいは出るよねきっと。
キッチンまで行って見よう、うん。

――ホールに人影があることに気付いて、とっさに物陰に身を隠した――

……えーと、綺麗な女の人と、ひげのおじさんと。
あと、村長さん？

(フレディは小さな女の子に気がついた)

・・・・ん？そんなところに隠れて何をしてるんだい、
譲ちゃん。何、怪しいものじゃないぜ。自分の村に
帰る途中で霧が発生しちまってな。ここに迷い込んで
しまったというわけさ。君はここの住人なのか？

――顔を半分だけ出して、わずかに警戒した表情のまま――

う、うん。一年前からここに住んでるよ。
叔父さんと叔母さんと、お兄ちゃん達と。

(フレディは意外そうな顔をした)

へぇ、そんなに人が居るのか。お化け屋敷みたいに
古びた家だから、てっきり廃屋かと思っていたんだ。
・・・・それにしても、んー？俺はここに来たことが
あるのか？懐かしい感じがする。

――そっと物陰から出て、フレディに近づいた。
足元を確かめている――

あ、違うよ。あたしはこの村に住んでるだけ、
ここの家に住んでるわけじゃない…

――はっと口を押さえ、慌てた様子で――

ごめんなさい!大人の人にこんな喋り方しちゃいけないのに。

…ん。これは。

ちんけな酒場の主人フレディと…たしか…

…ウェンディか？

何か、昔はここを集会場に使ってた、って
叔父さんが言ってました。
でも、何か大きな事件があって、使われなくなったって。

懐かしいですか？昔ここの村に住んでいたとか
お友達が居たとか。

…フレディ。君の案は実に面白い。

長々と書くよりは簡潔なほうがいいだろう。

…なんせ紙面が小さいからな。
他の者の意見も聞いてみるか。

(フレディは微笑んだ)

いやいや、俺は敬語で話しかけられると調子が
狂うんだよ。普通に喋ってくれてかまわないぜ。

・・・・なるほど、じゃあここは廃屋なんだな。
まぁ、野暮な話は無しにしとくとするか。
気になることがあるんで、俺はこの家を調べて
見ようと思う。譲ちゃんは早いとこお家に帰りなよ。
こんなとこでうろついてたらお化けが出るかもしれないぞ。

あ、あ、え、えっと。

……村長さんごめんなさいっ!勝手に入り込んだりして。
入っちゃいけないって言われてたのに、
ついかくれんぼしてて……。

お願いです、叔父さん達には言わないでください!

ん…何だか賑やかになってると思ったら…。

［女は大きく伸びをすると、皆を見つめ、透き通るような声で自己紹介をした］

こんばんは、皆様。
あたしはキャロライン・ヴァイテス。
キャロルと呼んで下さい。

あたしは…ある人との約束を果たす為に、此処に来ました。
怪しい者ではないですよ（微笑。

よろしくお願いしますね。

(・・・あまり面識は無いが、この村の村長のはず)

ちんけとはひどいじゃねぇの、村長さんよ。
まぁ、当たってるけどな。あんた、こんなとこで
何やってんだい？・・・まぁ、いいさ。俺も
人のこといえないからな。じゃあ又な、二人とも。

(・・・なんだ、又一人増えたな。まぁいいさ。
まずはアレを確かめなくちゃ。)

…よろしく、キャロライン。

私はこの村の村長…。

アーノルド・ブラウンシュワイガーだ。

――キャロルの声に硬直が解け、そちらを見る――

（近くで見ても、ほんと綺麗な人……。
目がすっごい澄んだ空色だし
髪の毛はふわふわのブロンド。
…初めて見た、こんな人が居るんだね……）

――うっとりとキャロルを見つめている――

>>52
な、何かと何かが融合したような名前ですね…。

［キャロルは「村長」と名乗る男に対し、少し動揺している。
　彼が持つ独特の雰囲気にただならぬものを感じた。］

暫く、こちらでお世話になります。
にしても…食材とか、有るんですか？此処。
一応二階の客室とかも見てきたんですけど…掃除しないと使えそうにないですね。
村長の家にはメイドとか居ないんですか…？

とりあえず…。
人数も増えて来た事だし、私は別の部屋の掃除でもして来よう。

…では諸君、また後程。

[片手を振って去って行った]

（村長さんはここを集会場として使うつもりみたい……。
でもこの状態だと、かなり気合入れないと無理だよね。
……よし。）

――きゅっと頭のスカーフをしばり直した――

あたし、ここの掃除やります。
叔父さんちの宿屋で掃除は一通り仕込まれてますから。
きっと皆さん大人の人は、何かここで大切な用事があるんですよね？
だったら、お手伝いさせてください。

…その代わり、入り込んでたことは秘密にしてください……。

[ぱたぱたと走り回って掃除用具を集めてきた]
とりあえずダイニングと玄関ホールをやってしまいます。
終わったら客室の方へもすぐ回ります。

……もっと沢山集まってくるんでしょうか？
こんな所で一体何があるのか、もし良かったら聞きたいなぁ…何て。

［少女の言葉を聞き、キャロルも気合を入れた］

よしっ！
じゃぁ、あたしも最低限、自分の部屋くらいは確保しなきゃね。

>>56
掃除、頑張ろうね。
大丈夫、入り込んでたことは言わないから。
って、あたしも不法侵入みたいなもんなんだけどね（笑。

［そう少女に声を掛け、キャロルは自分の部屋の掃除をする為*二階へ行った*］

[ウェンディは爪先立ちしてはたきをかけている]

……えーと、村長さんと、墓場のお兄ちゃんと。
キャロルさんと、おひげのフレディさん。
ここは広いお屋敷だから、客室も多そう。
一人一部屋になるのかな。
まだ来るらしいから、かなり多めに支度しておいたほうがいいのかな…（ぶつぶつ

うん？大分騒がしくなってきたな……

ふむ、少し様子を見に行ってみるとするか。

[...は確保した自分の部屋から出てホールまで出てきた]

[不意に現れた男に驚いている]
あの、えーと……。
（さっき居なかったよねこの人。初めて見たよね。
それに玄関じゃなくて中から来た……）

すいません、あの……。
村長さんのお知り合いですか？

いや、少し前にこの屋敷にやってきた者だ。

お嬢ちゃんは……昨日はいなかったと思うんだが。
雇われの家政婦か何かか？

あの、あたしはこの村の宿屋の者でウェンディって言います。

…えーと、村長さんがここを使うとかで、
掃除しに来たんです。
（…良いよね、言っちゃえ。かくれんぼとは言えないしさ）
ごめんなさい、急いで掃除しますから。

ふぅん、なるほどな。


ああ、ちなみに俺の部屋は一階の西側だが……特に掃除とかはしに来なくていいからな。
同僚もいるようなら伝えておいてくれ。

え、あ、はい。わかりました。
じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。
（何か一瞬目が怖かったような…気のせいだよね）

こっちはあらかた終わったので、ホールと客室の方へ向かいます。
ええと、おじさんのお部屋は西側の…どこですか？
後でシーツを見つけたらドアの前において置きますね。

[ウェンディは掃除用具を抱えて*走り去っていった*]

うわっ!!

…ああ、寝てしまっていたのか。

[目の前のソファから少女が消えているのに気づく]

…帰ったの、かな？

でも、他の部屋に誰かいる気配がする…。