人狼審問

よい、しょっ、と。

――どうしてこちらに来られたのですか？

え？アタシ？
どうしてって、呼ばれたからに決まってるじゃないの。
アンタ、インタビュアーとしてちょっと未熟ね。
そもそも、アンタがアタシを呼びつけたんじゃないの？

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

…何笑ってんのよ。ぜんっぜん面白くないわ。
ふーん、アーヴァインねえ。
何の用か知らないけど、とりあえずアタシは疲れたのよ。
ここの村ったらホントに雪ばっかりなんだもの。

――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

夏ぅ？知らないわよそれ。何？
アタシはずっとこの村から出てないわけよ。
ずっとこの村で雪花とお話してたって訳（笑）

――………。

笑うとこよ！失礼ね！

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

はあ…。まあいいわ。他にも人が来るのよね？
なら、待たせてもらうわ。
あんた、茶くらい入れなさいよ。

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

だからなんで笑ってんのよ！
…もういい、自分で入れる。

こんばんはー。

集まってって言われて来たんだけど、僕もう眠いよ・・・。

寝坊しちゃったよ！学校にいってきまーす！

よい、しょっ、と、でござる。

――どうしてこちらに来られたのですか？

え？拙者？
どうしてって、呼ばれたからに決まってるでござろうに。
お主、インタビュアーとして少々未熟でござるな。
そもそも、お主が拙者を呼びつけたんでござろう？

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

…何笑ってるでござるか。叩っきるでござるよ。
ふーん、アーヴァイン殿ねえ。
何の用かわからねど、とりあえず拙者は長旅でお疲れちゃんでござる。
ここの村はまことに雪ばっかりでござるな。
女将、湯を持て！

――あ、（血が）暖かいですね･･･やはり、夏の方がお好きですか？

夏ぅ？お主の頭の中は常夏でござるか？
拙者はずっと世界中の村をうろつき回っているでござるがお主の様に型どおりの質問しか出来ないノンプレイキャラクター（ＮＰＣ）を無意味に弄り倒すのが楽しくてしょうがないでござるよ。（笑）

――………。

笑うとこでござるよ！失礼でござるな！気に喰わないでござる！えい！

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

はあ…。なんかＮＰＣ弄りも飽きたでござるな。他にも人が来るでござるよね？
なら、待たせてもらうでござる。
女将が湯を持ってこぬな･･･、いんたびゅわぁ湯を持ってくるでござる！

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

だからなんで笑ってるでござるか！
…もういい、お主を切り刻んでも次の人のネタフリもあるでござろうから。
拙者、人が集まるまで眠るでござる。

寒いな。急患と聞いたが誰なんだ？
ああ、君か？ひどい有様だな。

――どうしてこちらに来られたのですか？

どうしてって、いくら君が怪我をしても平気とはいえ見た目が悪いだろう？
ここには、ご婦人や子供も居るんだ。そんな格好でうろうろされては精神衛生上良くない。

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

正しい判断だと思うよ。放っておくのは忍びない。
君も笑ってないでおとなしくろ。治療に協力してくれ。

――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

まあね。寒い方が風邪やなにやらで患者が増えるからね。医者なんか忙しくなくてもいいんだよ。
だから黙ってろ！これから消毒する。

――………。

染みるかい？そんな時は無理をしてでも笑うといい。

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

笑えとは言ったが、転げまわるな！本当に治療し辛いな、君は・・・

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

こんな怪我じゃ、インタビューもろくに取れないんじゃないか？
しばらくはおとなしくしてろ。わかったか？

とりあえずの治療は終わったが、無理はするなよ？
私は、一旦診療所に戻る。
君の様子は、また見に来る。お大事に。

――おはようございます(笑)

おはよう(笑)

――なんだか人が一杯いらっしゃったみたいですけどそのあたりどうお考えですか？

どうお考えって…そうねえ、あたしの知る限りでは人間って集まらないと生きていけない部分ってあるとおも

――ありがとうございました。

はぁ！？

あら…素敵な書生の坊やがいたのに、どこかいっちゃったわね…。

――………。

なによその目…。

リックお兄ちゃーん。
どこ行っちゃったのよ。

……え？あなただあれ？いんたびゅー？

──どうしてこちらに来られたのですか？

あのね。ディ、呼ばれたから来たの。
本当はおうちでママとドーナツを作る予定だったの……。

──すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

（アーヴァインに手を振る）……んー。
ディみたいな小さい子は、自警団に呼ばれるいわれなんてないのよ。
どうしてかなあ。……おじちゃんはろりこんなのかしら？ってことは、ここに来てるお兄ちゃんもろりこん？

──あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

は、話を逸らされたの……。夏？（首を傾げ）
あと、暖かいんじゃなくて、お兄ちゃんが冷や汗かいてるのよ。

──………。

──あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

な、なんで転げ回ってるの？ごまかし方がすごいの！
……ま、まさかどさくさで…覗こうとしてるの！？

──いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

何故か笑ってるの、不気味なの！あっち行って！
わーん。リックお兄ちゃーーん。

よー
来たぜ

──どうしてこちらに来られたのですか？

ん？何だ？お前は？
呼ばれたからだろ！

──すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

ん？そうなの？
う〜、それにしても寒ぃな〜。
熱燗でも飲むかな。

──あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

ちょ！
お前、何勝手に飲んでんだ！

夏ってなんだよ！？
唐突すぎだろ！
話しを勝手に変えんな！

──あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

こいつ、飲むと笑い上戸のなるのか…

──いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

じゃあ、酒を勝手に飲むなよ！！
お前、俺よりタチ悪いな…。
ビックリだ。

--どうしてこちらに来られたのですか？

流行が私をこちらへいざなったのです

--流行とは・・・？

最近ではいろんなサービスで差別化を図っていますよね

--サービス？

はい、私はまだ見習いなので頑張らなくちゃ！

ただいまあ・・・。遅刻の罰で今まで校庭走らされてたよ・・・。ウェンディはもう帰ったかなあ・・・。一緒にいてやらないといけなかったのに。

ん？あなた誰？

――どうしてこちらに来られたのですか？

へ？僕？僕はみんながここに集まれってなってるって聞いて、僕も当然呼ばれたんだと思って来たんだけど・・・。ひょっとして、あなたが僕を呼んだの？

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

そうなの？ところでアーヴァインさんてさ、冗談通じなさそうだよね。よく言えば実直、悪く言えば華がないっていうか堅物っていうか。ああいうのが大人の男なのかなー。僕はケネスさんみたいなワイルドで面白みのある大人になりたいな・・・ってアーヴァインさんこっち見てるー！

――あ、暖かいですね･･･やはり、夏の方がお好きですか？

？頭になにか沸いたの？

――………。

あ、怒った？子供だから勘弁してよー。

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

？ぎょうちゅうでも沸いた？

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

んん？そうなの？でもぎょうちゅうとインタビューの因果関係が不明だなあ・・・。ま、いっか。
僕そろそろ寝るよ。くたくただし。おやすみー。

邪魔するぞー。

――どうしてこちらに来られたのですか？

はぁ？いきなり何様だお前？
そんなこといちいち教えてやる理由はないね。

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

笑ってんじゃねえ！つかアーヴァインに呼び出されたって知ってるならいちいち聞いてんじゃねえ！

・・・しかし今日は寒いな。

――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

おい！今寒いって言ったばっかじゃねえか！
夏だー？お前何サマー！？

――………。

笑うとこだ！せっかくこの俺が場を和ませようとしてやってるのに・・・

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

はぁ！？なめてんのかお前！
タマ取ったるど！？

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

それで上手いこと言ったつもりか！？
もういい、付き合ってられん。

つ、付き合うって言っても別にそういう意味じゃないんだからね！勘違いするなよ！

ん、そろそろ朝になっちまうな・・・
俺はもう寝るかね。

みんなの分の朝飯でも用意しておくか・・・
べ、別に作りすぎて余っちゃったから出してるんだからな！・・・15人分くらい。

おはよー
飯貰いに来たぜーい

──どうしてこちらに来られたのですか？

は？俺飯食いに来たんだけど？

──すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

あの変なおっさんでもねーよ。
俺は飯に呼ばれたんだって言ってんじゃん。耳ついてんの？
てかお前誰？


──あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

てめー、話逸らしてんじゃねーよ！
ぬくいのはてめーの頭だろが。

──………。

紅茶も淹れらんねーのかよー。
根性足んねーおっさんだなぁ。

ヤカンで湯くらい沸かせんだろー？

──あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

笑って誤魔化してんじゃねー！
ヤカンの何処が可笑しいんだよ、ヤカンに失礼だろが。


──いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

ヤカンに？
はいはい、じゃあ台所でやってくれよ。

俺にはゆっくり飯食わせろ。

あーねむい。

――どうしてこちらに来られたのですか？

え、なんか呼ばれたから。めんどくさい。

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

え、わかってるよ。

――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

え、むしろ寒いけど。

――………。

え、なんでおこるの？

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

え、なにがおもしろいの？

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

え、しねばいいいのに。

まあいいや、コーヒーでも飲んで出かける準備しよう。

ちんぴら殿のツンデレは要チェックでござるな･･･。

この季節は一日中雪だな。何年経っても慣れん。
キミか？サムライに斬られた部外者というのは？

――どうしてこちらに来られたのですか？

村に取材に来た人間が死にそうだと聞いてな。
祈りと最後の言葉を聞きに来た。

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

怪我を見慣れている自警団長がわたしを呼んだんだから、もうすぐ死ぬんだろう。
そのわりには、まだ笑う元気があるようだな。
顔色は真っ青だがな。

――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

雪の中を来たんだ温かいわけないだろう。
わたしの手が温かいんじゃなくて、キミの体温が下がってるだけだ。
夏？この村に夏らしい夏なんてないよ、暦の上では一応あるがな。
もっともキミは夏まで生きれんね。死相が出ている。

――………。

持って、せいぜい２、３日ってところだろう。

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

落ち着け。
葬式も出してやるし、墓もユージーンに頼んで造ってやる。
安心しろ。

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（泣笑）

この村に来たのが運のツキだったな。

――どうしてこちらに来られたのですか？

変な噂がたってる村があるって、聞いたので取材よ。
あなたがこの村の広報担当の人？


――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

ふーん、あの人ね。
ところで、あなたハワイって知ってる？


――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

そりゃ、こんな雪だらけなところ仕事でもなけりゃきやしないわ。
私、スキーより水上スキーの方が好きよ。
上司の命令がなきゃ、こんなところに来ないで今頃は休暇でハワイのはずだったのに。


――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

なにがおかしいの？私は取材に来ただけ。それともひとの不幸を笑ってるの？


――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

こっちがインタビューに来たんだけどな。とにかくその笑うのをやめてくんないかな。

こんにちは。何があったんですか？　アーヴァインさんにいきなり集会所へ行けって言われたんですけど……。

――どうしてこちらに来られたのですか？

うわ！　誰ですか、あなた？　どうしてって……今言ったとおりここに来るよう言われたからです。人の話聞いてます？
それよりも訊きたいのはこちらですよ。ずっと欲しかった本をやっと入手したところだったのに、一体何の用があって人をこんなところへ呼びつけたんです？

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

わかってますよ！　最初からそう言っているでしょう、何笑ってるんですか！

……頭、すっきりしました？
改めてお訊きしますけど、一体何があったんです？　こんな寒い中人を呼び出して……下らないことでしたら帰りますよ。この集会場寒すぎますよ、こんな暖炉じゃ間に合ってません。

――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

……嫌味ですか？　寒いです、極寒です、寝たら死にます。ええ、夏の方が好きですよ。寒さが少しはマシですからね。
それで、何なんです？　三回目ですよこれ、そろそろ答えてください。

――………。

だんまりですか！　もういいです、帰ります、さようなら。

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

ちょ、何いきなり笑ってるんですか。気味悪いですよあなた。
まさか引き止めてるつもりですか？　それならさっさと用件を言ってください、私は今すぐ帰りたいんです。
あなた、アーヴァインさんから話を聞いたからこんなところにいるんでしょう？　一体、アーヴァインさんはなぜみんなを呼び出して回ってるんですか。

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

……無関係か！　ふざけんな！

冗談じゃありませんよ、帰ります！

――どうしてこちらに来られたのですか？

おなかすいたんだナ。ご飯の時間だから呼ばれたんじゃないのかナ？

――すいません（笑）でも、呼んだのは自分ではないですよ。あちらのアーヴァインさんです。

アーヴァインさん？新しいコックさんかナ？
それにしても、ココちょっと暑いんだナ。

――あ、暖かいですね。やはり、夏の方がお好きですか？

ううん、僕は冬のほうがちょうどいいんだナ。

――………。

？

――あ、あははははあはははは！（転げまわるインタビュアー）

？？
おなか抱えてどうしたんだナ？
君もおなか減ったんだナ？一緒に食べるんだナ？

――いえ、自分はインタビューをとりにきただけなんで。（笑）

oO（よかったんだナ、その方が僕の分減らないで済むんだナ）

――おはようございます(笑)

夜だろ。
死にかけだと、朝晩の区別もつかねーんだ？
死ぬのも楽じゃねーなあ。

――なんだか人が一杯いらっしゃったみたいですが、そのあたりどうお考えですか？

インタビュアーのおっさんの死に目に立ち会いたいんじゃん？

あ、墓守が間に合わなくても俺が墓穴掘ってやるからさ、心配しないでくれよな。

――ありがとうございました。

…なんだよマジで感謝すんの？
しかも過去形かよ！

今はまだ死ぬんじゃねー、俺は寒い中穴堀したくないから春になったらにしろよ！

んー…。
ごはんの時間までに、外の雪でカキ氷でも作って食べるんだナ。

なんかかけるものないかナ…。

――………。

なんだよその目は。
一生の最期こそ、気を利かせるのが漢だろ。
根性で堪えろ。

やっぱりカキ氷と言えばイチゴなんだナ…。

これで我慢するんだナ。

我慢すんなよ。
遠慮なくあっち使ってやれば？

もったいないじゃん。

…僕そんな趣味ないんだナ。

――おはようございます(笑)

遅くなった嫌味か？笑えるくらいには元気なようだな。

――なんだか人が一杯いらっしゃったみたいですけどそのあたりどうお考えですか？

君、皆に同じ質問してるんだろ？あれだけおとなしくしろと言ったのに……
このままじゃ命の保障は出来ない。わかったか？

――ありがとうございました。

……礼は治ってからにしてくれ。

――………。

やっと分かったようだな。おとなしく寝てろ。

お、冷めてるが食事があるな。頂くことにするか……


うまいな。温かいうちに食べたらもっと美味かっただろうな。惜しい事をした。

うん？オードリーさんか？驚かさないでくれ。

食事が欲しいなら、後ろから覗いてないで食べたらどうだ？

――あははは！あは、あははは！メガネにはさまれてますよ！メガネサンド！バッタがメガネサンド！（前転で移動するインタビュアー）

あー！うるさい！

なんだ！なにしてるんだ！！

皆で覗いていたのか？かくれんぼがはやってるのか？ここは……

あら、私が一番最後みたいね。