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それじゃ、失礼します。ご家族を、大事になさってくださいね。
[車椅子のまま、病室の外へと出る。わかっていたことだったが、それでも、どこかでまた会えるのだと期待をしていたのかもしれない、と思った]
そうでしたか……ええ、ありがとうございます。
本当に色々ご迷惑をおかけしてしまって……
僕もいつか、その5年間を思い出せれば……と思います。
[そう言うと滝田もソフィーに頭を下げた。]
―本堂―
[聖杯に願う。
迷いも雑念もなく。
愛しい人の存在を。]
宗冬様ァ―――ッ!
[体の力はとうに限界。
しかし想う心は決して折れない。]
―教会―
Je vous salue, Marie pleine de grace ;
le Seigneur est avec vous.
Vous etes benie entre toutes les femmes
Et Jesus, le fruit de vos entrailles, est beni.
Sainte Marie, Mere de Dieu,
priez pour nous pauvres pecheurs, maintenant et a l'heure de notre mort.
......Amen.
[誰もいなくなった病室で、滝田真は家族を待つ。
煙草は箱に入れ、ポケットへとしまった。
ケネスの手紙と共に、一生捨てる事は無いだろう。
先ほどまでの不安が、嘘のように治まっている。
窓ガラスに映った自分の顔が、*にやりと笑った気がした。*]
−病室−
[窓の外を見る。聖杯戦争によって壊れた場所の工事などが行われていたが、それ以外は何も変わらない、平凡な風景。
彼は何を見たのだろうと思う。遠い未来の星の姿。
この平和が一瞬のものだとしても。ここで生きて行きたい、と思った。
部屋のドアがノックとともに開き、弁護士が入ってくる。遺産相続に関して必要な書類に目を通し]
弁護士さんは、私の家がどういう家だったのか、お聞きですか?
[彼は、頷く]
私にはもう、魔術が使えそうにありません。ですから、祖父の跡を継ぐことは出来ないでしょう。
……あの家を、処分しようと思います。私には、大きすぎて。
父も、私も育った家です。でもだからこそ。あの家にいることが、辛い。それに、今から働く場所を求めたとしても、あの家を維持していくことは難しいでしょう。
かといって、どなたかに貸すのも戸惑われます。あの家には色々と仕掛けもありますから。
-本堂-
[アレからどれだけ経っただろう、数分かもしれないし数時間かもしれない。
キャスターはゆっくりと起き上がると、気絶しているマスターに眼をやる。]
【ま、ほっといても起こしに来るだろ。】
[誰が…とはいわない。
いや、いう必要などない。今こいつを起こす権利があるのは1人だけなのだから。]
そんじゃ俺は邪魔にならないようにどっか行くかー。
[そんな事を呟きながら、キャスターはその場を去った。]
[白く眩い光に包まれた、崩壊し崩れかけた教会。
光消えた後、そこから聞こえて来るのは清らかな賛美歌
歌うは、白いワンピースに白いケープを羽織った美しき女性。
Je m'appelle"Un ange de l'assassinat"
――彼女は人々にこう呼ばれた "暗殺の天使" と――
−本堂−
キャスター殿!
[出ていこうとするキャスターを掴まえる手が一つ、宗冬である。]
何処へ行くでござりましょう!
それがしと美貴殿の感動の再会を見ずして行くとはなんとなんと人生の無駄遣い!
見ていかれい!!
[去ろうとしたらつかまれた。
ああ、なんつーんだこいつ…うん、いろんな意味でバーサーカーなのは分かった。
分かったからその手を離せ。]
……お前はホント唐突だな。
てかよく俺がキャスターってわかったな…って服が一緒か。
[全て理解した。
何故、私が、ここに居るのかを……。
賛美歌を歌い終え、そっと右手に持つクロスを胸元にあて目を閉じる。
心に浮かぶのは、一人の殿方。]
ワイナミョイネン……
[名を呼ぶ、覚えている。もちろん、真名は、覚えている。]
気配がキャスター殿でござった。
元々キャスター殿の姿を見るのはこれが初めてでござる。
[そう言うと宗冬は目隠しを巻いた。]
しかしマスターの感動の再会を見ずに出ていかれようとするとは、同じサーヴァントとして嘆かわしい。サーヴァント道に反しますぞ。
ほら、美貴殿も怒っておられますぞ。ほら。
[宗冬は美貴を指差さした。]
[え、その目隠し魔眼殺しとかじゃなくて本当に何も見えてなかったの?と言う疑問はおいておこう。
そういうまともな疑問をぶつける相手として、目の前の男はあまりに強大だ。
ああ、勝てないね、勝ちたくも無いが。]
いや…怒ってるっていうか気絶してぶっ倒れてるから。
さっさと起こして感動の再会でも好きにやってくれ。
俺は今唐突に頭痛と胃痛に襲われている為に早退させてもらう。
[シュパッと手を上げて何とか逃げようとするキャスター。]
う、うぅ……ん。
[人の気配を感じて、うっすらと目を開く。
美貴を指す指が視界に入った。]
レディを指差すなんて失礼なひ……宗冬様っ!
[がば、と飛び起きて宗冬の胸に飛び込んだ。]
その急がれよう!
分かります!分かりますぞキャスター殿!女でござりますな!女ですな!
若く蘇り、愛する女性の元に駆ける。
感動でございますな。
[と話している内に美貴が飛び込んで来た。]
美貴殿!また会えると信じていましたぞ!
[強く抱きしめる。]
ところで若返ったキャスター殿が愛する女性の元に行かれるのだが、一人で行く勇気がなくこの宗冬に付いてきて欲しいとのこと。
美貴殿も一緒に行きましょうぞ。
女?女なの?
そしてあなたはお爺ちゃんなの???
そ、そう言えば服が一緒だわ……。
[宗冬の腕の中、キャスターを見る。
そして再び宗冬を見上げる。]
宗冬様の行くところ、どこまででもお供しますわ。
[弁護士が帰り、ぼんやりと部屋の中を眺める]
魔術学校に戻れないと手紙も書かないといけないな。
退学届けと。
[目を閉じる。あちらであった出来事を思い返す。それから、それ以前のことも。楽しいと感じたことはなかったが、今はもう、それらを懐かしいと思い出すことが出来る]
あー…うん、ソウデスネ。
じゃあ俺行って来るね、ほらお前の相手起きたし。
[相手の勢いが異常です。
とりあえず離脱しないとやばい、主に俺の精神が。
あ、頭痛酷くなってきた。]
じゃあ、後はごゆっくり。
[丁度よく美貴が起きた為、そちらに押し付けての戦線離脱を決行。]
言ってねぇぇぇぇぇ!!!!!
[しかし、回り込まれた。]
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