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あ、そうだ。
[思い出捜しに夢中でゲームの薔薇のこと、すっかり忘れいた。
勿論渡す相手なぞ決まりきっているけども、渡すには少し準備が必要で]
え〜っと、グレンさん。
僕、貴方に花を上げたいんですが…
[貰ってくれますか?と言葉にする代わりにグレンの額へ自分の額をこつりと触れさせて]
[魅せられたようにヒューバートの橙の瞳のみを黒目に映していた万次郎は、その白と紫織り成す清楚でいて華やかな時計草の華へと視線を移して、ようやく一言]
…美しい。
[震える溜息も、花の美しさのみによって齎されたものでは無いようだった]
紫は…私の国ではかつて、高貴の者にしか許されない色だったと教えられました。
今これをあなたの手から贈られ、どれほど嬉しいか分かって頂けるでしょうか。
望まれるならひとときの時間と言わず、何でも差し上げてあなたの顔の笑むのを見たい。
しかし私は、この気品すら漂う花を受け取るに値する人間か分からない。
[吐く息もすっかり胸から押し出してしまった頃、再びヒューバートを見上げ躊躇いがちに述べる]
どうかあまり、私が喜ぶようなことを言わないで下さい。
そして私を本気にはさせないで欲しい。
…あなたのように私は、大人ではないのです。
心から大事なものが一つできたなら、私にはもうそれしか見えなくなる。
その大事な存在もまた少しでも私に思いを寄せてくれていると知ったなら、その瞳が私以外のものを映すことにすら心を掻き乱されるのだ。
そしてそれを妨げるに違いない。
あなたに完全に心を奪われた私は恐らく、あなたとは逆に私の許へ縛りつけようとすることでしょう…実力を行使してでも。
今この時すら私は深く識ることなしにはとのあなたの思いやりも余所にして、すぐにでもこれを…薔薇の花をその手に握らせたいほどです。
[言葉通りに寝台横にあった一輪の薔薇をヒューバートの手に押し付けてから、顔色を見られぬようにと相手の肩へと頭をも押し付ける]
それでも欲の深い私はあなたの口から私の名が紡がれるのを聞きたい…どうぞ仰ってください。
はい、それじゃ…って、さっきあの花隠しちゃったから出さないといけないんですよね。
ん〜…
[ふと考え込む態で。
体を離すと、部屋の明かりを消す]
折角蛍で思い出したから。
この魔法、グレンさんの為に大事にしてましたよ。
[再びグレンの傍へ戻り、お互いの顔が確認出来る程度の暗さの中、あの夜見せた蛍を指先に浮かべる]
それじゃ、受け取って下さい。
[空間に舞い散る蛍、グレンの掌に集まって。
小さな光が少し弱まると同時に一輪の小ぶりな薔薇が現れる]
「夢」って名前の薔薇らしいです。
[手の上の薔薇、薄い光は消えずに]
[グレンの掌で光る薔薇をぼんやり見ながら肩に頭を預け]
…グレンさんがよかったら…また戻って来てくれませんか?
勿論、使用人とか、そんなんじゃ…なくて…
その…
[自然に重くなる瞼が言葉をもさえぎって。
グレンの温かさを感じながら、...の現実は次第に幸せな夢の中へと溶け込んでいくだろう*]
>>79 >>80
…嗚呼……
なんて瞳で見詰めてくれるのだね? …
〔華をマンジローの胸元へ添えた侭、空き手で彼の目許をさらりと辿る。半ば額を寄せる態にしながら、紡がれる想いに耳を傾け…〕
……。…
君が、…そんな風に考えていてくれる等、
考えもしていなかった――…
…そうか…笑むのを、…私の?…
…
>>79 >>80 続き
〔緩く顎先を傾けて、やや面食らうように幾つか瞬きを落とす。淀みなく確固とした想いをぶつけてくる相手が、それでも喉に震えを止められずに居るのを察して…其の項から肩へ撫で下ろすてのひらを添え〕
…逃げ口上と取ってくれても、構わなかったのだよ?
――嗚呼… なのに君は。…
〔間近に漏らす溜息は、彼の其れと質を同じくする。
地下に"其れ"を見つけたときのように、声色が蕩け――〕
…
傍で私の袖を…引いていておくれ。
余所見等出来ないように、叱っておくれ。
――マンジロー君…如何か。…
〔彼の手ごと、差し出された薔薇を包み込む。
此方へ俯く其の身を抱き寄せて…ふぃと唇を笑みに端引く
――嗚呼、彼は私を飽きさせないだろう、と〕
……?
隠したって、このお部屋にですか。
[ラッセルの言葉に不思議そうに首をかしげると、部屋を見渡す。そして部屋の明りを消し始める相手を目で追って]
[此方へかえってくる青年。暗くなった場所に二人。あの子供の頃の日のように。あのベンチで過ごした夜のように]
……蛍。
[部屋を舞う蛍に、目を細めながら楽しそうに声を上げる。その光の粒が自分の手に集まってくることに気づくと、両手を胸の前に小さく差し出すようにして。次第に姿を現したのは、小さな可愛らしい薔薇の花]
夢、ですか……。素敵な名前の薔薇ですね。
少しだけ、怖いんです。あんまり嬉しすぎて、
明日になったら全部なくなっちゃうんじゃないかって。
でもこのお花はちゃんと此処にある……。大切にしますね。
私の夢が、覚めてしまう夢ではない証に……。
[チラチラとした薄明かりの中、にっこりと微笑んだ]
ありがとうございます……お坊ちゃん。
[大切そうに、そっと薔薇を見つめる。幸せな時間に浸りつつ――肩に触れる感触に自分も頭を寄せた。続く彼の言葉]
……私は。……。
[戻っても良いのだろうか。そのことが、相手の迷惑にはならないのだろうか。迷いが言葉を詰まらせる。――暫くして、言葉がなくなった相手を不思議そうに横目で見れば、寝息を立てていた]
お休みなさい……どうか幸せな夢を。
[微笑みながらそっと頭を撫でつつ、自分も次第に*夢の中へと*]
[例え胸元へと添えられた時計草の華を掴む手は、緊張に色を失い冷たい汗の噴き出ていようとも。
目許も肩も、ヒューバートの手が触れた先から熱くなっているだろうことは、自分でも分かった]
そうです…あなたが笑むだけで、私の居る場所は極楽にも等しくなる。
[半ば近づけられた橙の瞳に自身の姿が映っているのを見れば、瞬きすらも難しい。
肩へと己の頭を押し付けてからは、ただ黙って相手の言葉に首肯する。
自分の名がヒューバートの口を通して齎されると、その身も歓喜にか僅かに震えて、紐を引かれた風船のように軽く、抱き寄せる手に任せた。
包まれる手が温かかった]
ああ…言ってしまわれた。
…駆け引きも知らぬ私を、あなたは笑われるだろうか?
袖を引けと…余所見等出来ないよう叱ってくれと言ってくれるあなたに、私は鞘当ての甘さ抜きに本当にそうしてしまうでしょう。
あなたほどの人を、独り占めして――…
[おずおずと伸ばされた手が、時計草の華の他にヒューバートの袖を掴み、離さぬとでも言うかのようにそのまま腕引き身を寄せた。
しがみつく様にしてぴったり身を寄せて、暫し相手の体温を心地良く*感じている*]
〔俯くマンジローの、流れる黒髪の先を追う侭に視線を下ろすと、節まで白くなるほど握り締められた其の手が目に入る。胸に迫るものを感じてか、一度笑みは消え…互いの華を纏める態で握り直すと、彼の手を引き寄せてくちづける〕
…そんなに思い詰めさせて、…しまったのかい。
……ねえ…
〔吐息の混ざる侭に、刀剣を振るう為の其の手へと節に甘噛みの歯を立てて。
見上げ来る若者の、漆黒の瞳へ…此方も自らの輪郭を視る。
余りの近さに焦点は定まらないものの、気配は和らぐ其れ〕
…くっく、…言わせてしまったね。
笑うことはいつもするけれど、…マンジロー君。
君を貶めるための其れではないのだよ。
――いとしくてならないのだからね?
〔陽射しからさえ彼を庇いたくと、此方の腕は願い…
袖引く仕草を甘やかす態で、く、と一度抱く力を強くする。
顎先で彼の頬を擽って、面を起こさせると
――自らの語尾と彼の唇とを、*時同じくして掬った*〕
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