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[震える。慄く。怯える。恐がる。畏れる。]
『俺は、何者だ……?』
『生きながら悪鬼羅刹となり人を殺めた俺が、たとえ記憶になくとも、時の狭間でも屍の肉を食らったとて何の不思議がある』
俺は……。
―医療車輌前
いけない!
――急がなくてはならない。
[私は医療車輌の扉を開き、ストレッチャーを引き出した。
防水布でできた死体袋を携える。]
待っていてくれ。
すぐに私が――君は誰の手にも触れさせはしない。
―屋敷裏手・搬出入用昇降機
[ヴヴヴ……。重々しい振動と共に上昇する速度が今までに増して遅く感じられた。
手も白衣の袖も重く血を吸い、赤黒く染まっている。
二人分の肉体を詰め込んだ防水布の袋はぱんぱんに張り詰めて、ストレッチャーの上から零れ落ちそうになっていた。]
[何時の間にか、仁科の視点が俯瞰になっている。
水鏡の傍に立つ仁科自身を含め、状況を天井から見おろしている。
夜桜の覗き込む水面は静謐で有った。
直ぐに、異常の無い望月の姿が、夜桜の目に映るだろう。]
もちづき、さ、ま?
[崩れ落ちる、その後姿の背を撫ぜる。
――恐れている。
それの、意味するところは―――?]
……ぁ
[声が、震えた]
……。
望月さまは、
屍鬼ではありません。
[滔と、夜桜は水鏡から顔をあげ、告げた。]
[望月の顔が、水鏡に克明に映りこんでいた───。]
医師 ヴィンセントは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
[仁科は暫くの間、半目で望月を見ていた。
夜桜が望月を振り返った事に気付き、望月への視線は冷たいものの、僅かに口元に笑みを浮かべる。]
望月さまは、人間です。
……。
「だったらほかに誰が……。」
[その言葉に、水鏡の中が揺らめく。]
あたしが、未だ見ていませんのは──仁科さんと、翠さん。
それに、江原さまです。
[静かに告げた]
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