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[夜桜に続こうとし乍ら、ふと雲井を振り返る。
其処にどの様な感情が込められているのか、低く低く呟く様な声で、]
──…今、来海様を殺した事で。
望月様を水鏡で見てもらう間に、屍鬼が誰かを襲うと言う惨事に至らなくて済みそう…だ。
[「誰か」とは当然、異能を持つ江原を示して居る。]
──…行きましょう。
―二階廊下→階下
[黙祷の後、平静を取り戻した私は荒事に巻き込まれ、座り込んだままの仁科を起こすべく手を差し伸べた。]
美蘭さん、危ないところだった。
あまり慣れないことをするものではないよ。
[水盆へと向かう夜桜が目に入ったので、その場を後にすることにした。
夜桜から突きつけられた先程の言葉から、そこに居れば不都合であろうと判じたからだ。]
[水鏡に近づこうとする夜桜を追いかけ、捕まえようとする]
駄目だ。見るな。見てはいけない!
『映るであろうおぞましいものを』
『あるいは、映らぬであろうモノを』
──水鏡前──
[水鏡の縁に手をかけた──。]
[水面は周囲の景色を映しこんでいる。
その水鏡に向かって呪言を言いかけようとし──
後ろから望月に掴まえられた。
指が左肩にも食い込み、
痛みが走ったが、夜桜は顔に表さなかった。]
[言い乍らも、立ち上がるのに時間が時間が掛かった。
枚坂に差し出された手を素直に取り、漸く立ち上がる。
口の端を僅かに笑みの形に歪め、]
──…慣れる慣れないではないンで。
『アァ、枚坂先生。
美蘭と言う名は血文字でご覧になったんでしょうねえ。
大陸趣味気触れの名付けの者をあたしは好かないンで。美蘭と言う響きも大仰で女々しくていけない。
──…マァ、今となってはどうでも良い事だが。』
[離れて行く枚坂を不可思議そうに見つめたが、直ぐに水鏡の方へと向かう。]
ッ……!?
望月様!!
どうしたのですか、
やめて、おやめになってください……!
[振り払われても取り縋ろうとして。
その先に在ったのは水鏡。
覗き込むのは夜桜。]
……ッ!
見ないで、くれ。
[傷ついた脚は、もういうことを聞かない。膝が震え、がくり、と座り込んでしまった。
ただ、夜桜の裾に縋って、呟くだけ]
み……る………な…………。
[実際に留める力は、もはや微塵も残っていない]
──水鏡前──
アァ、望月様が恐れるのは……、
[仁科は望月の背に声を掛け様として途中で止めた。
僅かだが、一種、憎しみに似た表情を浮かべている。]
[幼い頃の望月の姿が現れる──]
[山田浅右衛門に憧れ、木刀を振るう日々。]
[──供養塔が見える]
[景色は転じた]
[今の望月の姿──]
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