情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
黄泉のものを口にしたものは決して還っては来れない──。
還ってきても、それは最早──あなたが知るもの達ではない。
あなたさまは、蛆蟲を食べられましょうか。
助けられる。
あなたさまは本当にそう思ってらっしゃるのですか。
お医者様は、
人を助けることが使命。
それが務め。
けれど、
見送る事だって、
大切なことではありませんか―――!!
[呼びかける。
届かないのだろうか。
苦い表情の、永遠を望んだひと、には。]
あンた、
屍鬼のためと、
切ったじゃないか。
沢山の人間を。 損なったじゃないか。
[死色の白い着物が揺れた]
どれ以上、人間の心亡くして、弄びますか。
[弾かれたように走り出す]
お願いだ、先生目を覚ませ!
貴方の気持が、大切な姉さんを汚してしまうんだと気づいてくれ!
[大声に叫びながら枚坂の後を追う]
―天賀谷自室
不可能だと――
――誰にそれを言えただろう。
[ああ、と夜桜の問いに確然と肯いた。]
私は見た。
何度もこの手で再現もした。
あの場所で――
恐れ、なにもかもを破壊し、
蓋をして逃げ出した……
……あの、満州で
くすくすくすくす…………。
枚坂先生、残念ですけれど。
此の様子では、私が戻り来るには些か――そう、“機”が。相応しゅう御座いませんわね。
私は去ると致しましょう。
杏を連れて。
心当たりでしたら、ご心配なく。
[そう微笑んで、さつきは枚坂の耳元にそっと唇を寄せた]
[最善の。最善の答えが返ってきた。
美蘭を抱きしめる。力強く。]
良かった……その言葉を聞けてよかった。
私も美蘭に会えて良かった。
ずっと失っていた人間らしさ。
取り戻してくれたんだ。ありがとう。
美蘭、大好きだよ。だから―
君を苦しみから解放したい。
[凛としたで静かに語りかける。]
聞け、天賀谷よ。もうよいではないか。
我々は去るときが来たのだよ。
お前は嘗て俺に言ったな。
時代を変えるのは、石神井先生のような、
明治の老人ではないと。
その結果、我々は確かに時代を変えた。
しかし、それは誤った方向にだった。
今こそ、この誤りを認め、
新たに歩を進めようとする
若者の背を押すべきときだ。
目を覚ませ。共に行こう。
江原様ァ。
…お願いがあります。
[お願いしてばかりだ、と思い乍ら]
夜桜さんに仕事をして戴く、ほんの暫しの間、あたしの影を縛っていただきたいのです。誰も殺さぬ様、浅ましく成り果てずに済む様に。
…ただ、一番恐ろしいのは。
生きて戴きたいはずの、江原様を。
江原──…健、と言う人間を、あたしが…………。
[言葉に詰まる。]
―天賀谷自室
これは、報いか!?
「――切ったじゃないか。」
大勢の人の命を研究のために捧げた――
――否
犠牲あればこそ、その上に成果を求めずして――
どうして彼らが報われよう
[枚坂の鼓膜を其の声が震わせる事は無い。だがさつきには判っていた。此れが必ず、枚坂だけに届くであろう事を]
――東京の。
――長一兄様と勝利兄様、それに美代子姉様。
――いずれ、年近い女の子が生まれた折に。
――先生がまだご存命でしたら、きっと。
――お会い致しましょうね――――
―天賀谷自室
翠さん……
望月君――
[二人へ向けられた眼差しは眩しげに細められていた。]
生きてここを。
そして、私に機会があるなら見せてくれ。
君たちの幸せな姿を。
…………。
[無言で頷く。]
大好きだよ。
[その一言ともに、江原の周囲の空気が緊張し始める。
彼の中の力強い脈動が伝わっているのだ。]
見習いメイド ネリーは、医師 ヴィンセント を投票先に選びました。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新