人狼物語


42 死びとの指─…屍鬼村2─

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医師 ヴィンセント

「あなたさまには教えられない」

[そう言った、夜桜の毅然とした表情を思い出す。]

なぜだ。
――わからない。

だが、真実を――聞かなければ。

――手遅れになってしまう前に――。

(149) 2007/04/23(Mon) 20:11:15

医師 ヴィンセント、踵をかえし、建物の中へと入っていった。

2007/04/23(Mon) 20:11:55

冒険家 ナサニエル

―水鏡前―
[仁科の言葉>>142を聞きながら、微かに呟く]

そうじゃない。
人にだって涙を持たぬものはいる。
屍鬼だって……泣く奴は泣くだろう。

俺は、あの涙は空涙だったのかどうか訊ねたんだ。
自分で殺しておいて、疑われぬように泣いて見せた……?
いや、俺は仁科さんをそんな人とは思えずにいる。
……たとえ、屍鬼だとしたって。

[かすれ声は届かなかったかも知れない]

(150) 2007/04/23(Mon) 20:13:52

冒険家 ナサニエル、医師 ヴィンセントに話の続きを促した。

2007/04/23(Mon) 20:14:22

医師 ヴィンセント

―三階・階段の踊り場

夜桜さん!

[私は大声で彼女の名を呼ぶ。広い吹き抜けにその声は反響した。]

教えてくれ。
真実を――

(151) 2007/04/23(Mon) 20:21:28

医師 ヴィンセント、周囲に目を配り、夜桜の姿を求めながら階段を降りてゆく。

2007/04/23(Mon) 20:22:25

冒険家 ナサニエル、枚坂のかすかな声を聞きつけて顔を上げる。

2007/04/23(Mon) 20:24:04

【独】 見習いメイド ネリー

『どうしたらいいのかわからない。』

『憎いと思ったのに、
嫌いだと思ったのに』

屍鬼は確かな体温を持って居た。
脆くも崩れる決意。
過ぎた日々が綺麗で甘過ぎて、いつか天賀谷が呉れた砂糖菓子の様だと、翠は思った。
蝕まれて水に溶けて終う癖に残り香がべたついて何時まで残滓を残すのだ。

『――幾人も死んだのに
私はひとでなし、だ』

それでも、
仁科が泣いて居る様に見えて、翠は上手く言葉を紡げない。

本当に苦しいのは

嗚呼、それは詮無い問いだった。
比べられる筈などないのだから。

(-8) 2007/04/23(Mon) 20:25:16

冒険家 ナサニエル

―水鏡前―
[階段を見上げた。他の誰も枚坂の声を聞かぬうちに――]

『俺が』

(152) 2007/04/23(Mon) 20:25:48

【墓】 未亡人 オードリー

……天賀谷様?

どの道貴方様は黄泉還る事など出来はしません。

だって、首を切られてお終いになったのでしょう?


[嗤いを含んだ聲が告げる。]

(+29) 2007/04/23(Mon) 20:26:50

冒険家 ナサニエル

さつきさんと杏さんの様子を、見てくる。

[誰にともなくそう告げて階段を上がりはじめる。傷ついた脚をわずかに引きずりながら]

(153) 2007/04/23(Mon) 20:27:35

【独】 未亡人 オードリー

……それに、

[と、密かにこころのうちで付け加える。]


常世のモノを身のうちに、収めてらっしゃらないのだから……

(-9) 2007/04/23(Mon) 20:28:04

冒険家 ナサニエル

[ふと振り向いて雲井に尋ねた]

碧子さんを焼いたのは、雲井さんにとって「処置」だったのか、それとも……「供養」だったのか?

[ややあって、少し俯き、再び階段を上っていく]
→3階へ―

(154) 2007/04/23(Mon) 20:31:36

医師 ヴィンセント

―三階・階段

望月君――

[階段を昇ってくる、その姿に気がつく。]

望月君、君――怪我をしているじゃないか。

[水盆に歩み寄っていたが故に死角となっていた彼の異変に、その足取りからようやく気がついた。]

そのままではいけない。
治療しよう。

(155) 2007/04/23(Mon) 20:32:41

医師 ヴィンセント、望月青年を呼び止めた。

2007/04/23(Mon) 20:33:37

見習いメイド ネリー

もちづき、さま

[足を引き摺る望月を、小さな声が呼んだ]

――脚……
治療もして無いのに。
むり、なさらないで……。

様子なら――私が、

[気遣っての言。
胸中に気付いては居ないのだろう]

(156) 2007/04/23(Mon) 20:36:27

冒険家 ナサニエル

―三階・階段―
先生。探していた。

[ちょうど光の加減で、その表情は見えなかっただろう]

良かったよ。他の誰より早く、逢えた。

[望月の影が、薄い]

(157) 2007/04/23(Mon) 20:37:37

【独】 冒険家 ナサニエル


先生を、俺は、護れるか?

(-10) 2007/04/23(Mon) 20:39:48

見習いメイド ネリー

[掛けた声は、届かなかったろうか。
夜桜と、仁科。
そして望月を見て、
翠はどうすればいいのか*迷って居る様に見えた*]

(158) 2007/04/23(Mon) 20:41:25

冒険家 ナサニエル

怪我……。

[言われて、急に痛そうな顔をする。普通の青年らしい表情で]

あ、腕と脚をさっき。『来海の刀で――』

(159) 2007/04/23(Mon) 20:42:22

医師 ヴィンセント

―三階・階段

ああ、翠さん――
貴方が部屋に入るのはかまわないが、触れずに遠くから見守るだけにしておいてくれるかい?

さつき君と杏君は絶対安静状態だ。
菌が付着してもいけない。

それと、よければでいいんだが、さつき君の部屋から彼女の服を持ってきておいてもらえるとありがたい。

(160) 2007/04/23(Mon) 20:42:34

冒険家 ナサニエル、口をつぐんで、枚坂を見上げる。「手当てを、頼んでいいか?」

2007/04/23(Mon) 20:43:15

医師 ヴィンセント

―三階・階段

[望月青年の膝の前に屈み込みかけた私は、その表情には気づかなかった。]

「良かったよ。他の誰より早く、逢えた。」

[その言葉に、苦笑する。]

そんなに傷が痛むなら、あの場で言ってくれれば処置したのに。

[ははは、と笑って消毒液を手にする。]

(161) 2007/04/23(Mon) 20:46:02

医師 ヴィンセント、「もちろんだ」と望月青年の手当を始めた。

2007/04/23(Mon) 20:47:12

冒険家 ナサニエル

[その顔を不思議そうな目で見ながら首を横に振る]

先生は優しい、な……。
天賀谷さんの首をはねたときも、由良さんの首をはねたときも、体面だからじゃなく本気でその死を悼もうとしていた。

でも、碧子さんの時は……あのときの先生は、違った。

(162) 2007/04/23(Mon) 20:50:47

医師 ヴィンセント

―三階・階段

[望月青年の影は薄く見えた。手当をするために屈み込んでいた私は、一瞬絶句する。
最後に水盆脇を離れた時、夜桜に話しかけていた彼の様子がふと浮かんだ。]

まさか君は――夜桜さんに“見て”もらったのか。
――なぜ?

(163) 2007/04/23(Mon) 20:53:56

冒険家 ナサニエル、その問いかけに薄く笑った。

2007/04/23(Mon) 20:56:38

医師 ヴィンセント

―三階・階段

[望月青年の言葉に首を振る。]

私は……優しくなどないよ。

天賀谷さんをそれほど知っているわけじゃない。
彼を心から惜しんでいたわけでもない。

由良君のことは少し気に入っていたけどね。

[僅かに微笑みながら話す。]

(164) 2007/04/23(Mon) 20:57:48

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