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がむしゃらにやってりゃ、足りない時間だって補える。間に合わないことだって間に合うって思い込んでやって来た。
……まあ、結果はご覧の通りだけどよ。
[そう言って、笑う。]
[ケネスの話を黙って聞いていたが]
……そう、ですか。だから、バーサーカーは真さんと呼んでらしたのですね。
ケネスさんが、この5年間の人格ということですけど、本当に忘れてしまうのでしょうか。
5年前に現れたケネスさんは、じゃあ何処から来たのでしょう。
ケネスさんには、滝田真としての記憶はあったのですか?
ケネスさんは、消えたくないのですね。
……真さんは、どうなのでしょう。今消えている彼は、どんな、思いでいるのでしょうか。消えているのですから、思いなどないのかもしれませんけど。
人が記憶障害に陥ったとき、また記憶が戻ったときになくしている間のことを覚えている場合と、なくしてしまう場合とあるようです。
だから、いなくならないかもしれない。
ケネスさんの記憶を持ったまま、消えることがなく、元に戻る方が一番いいのでしょうね。
ケネスさんは、ケネスさんのままでいたいのかもしれないですけど。
真さんにも、待ってる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
家族や友達。そんな人たちが。
滝田の記憶は無いよ。
いや…記憶の断片は夢の中で見る事もあった。
ありゃ、家族なのかな?よくは解らないんだけどよ。
5年前の俺か……何ていうかな人形みたいだったよ。
必要な時に知識は出てくるんだ、記憶に無い知識が……だどけ周りの反応にどう対応して良いかわから無くてな、始めはただコクコク頷いていたよ。
今の俺の人格はオードリーが……ああいや、俺の師匠で滝田を封じた張本人なんだけどよ、その人が教えてくれたものだ。
喋り方、振る舞い、考え方、酒、煙草、まあほぼ全部だな。
言うなれば、俺は師匠に育成された人形ってとこか。
お前も自分の事そう言ってたけどよ、感情が無いのだけが人形って訳じゃない。
こう言う形もあるってことさ。
……そうだな、今まで考えないようにして来たが、真も無念だったろう。
いや…本人は気づいて無いのかも知れないが、5年が空白になれば悩むと思う。
今の俺が結果的にどうなるかは解らないんだけどよ……俺は……滝田の記憶の消滅を聖杯に願うはずだったんだ。
[自分を、待ってる人はいるのだろうか。ケネスに投げかけた言葉を、自分へと返す。
シャルロットの顔が浮かんだが、聖杯戦争が終われば、彼女は座に帰ってしまう。
待ってる人もおらず、人としての心が欠けた自分は、彼にそんな言葉を掛ける資格などないのかもしれない]
ごめんなさい、ケネスさんの気持ちもわからないのに、偉そうな事を言いました。
でも、消えてしまうならなおさら。
「真さん」に戻ったときに、何故「自分」がここにいるのか、伝えた方がいいように思います。手紙でも、何でも。
それに「真さん」に戻ったら魔術の使い方なんてわからなくなるでしょうから、体はしっかり治した方がいいと思います。
教えられた人格でも。
自分で考えて行動できるなら、失いたくない自分があるのなら、それはやっぱり「ケネス」さんという人間だと、思います。
最初がなんであれ、ケネスさんはちゃんとこの5年間を生きてきたのですから。
消滅ではなくて。
記憶の融合を願った方が、ケネスさんにとっても、真さんにとっても、よかったように思います。
いまさら言っても仕方ないことですけど。
[視線を落とす]
美貴さんが、バーサーカーの仇をとるんだと、すごく悔しそうにしてました。
バーサーカーは、消えてしまったけど、ケネスさんに呼び出されて、幸せだったように思います。
手紙……滝田への手紙か……
それは、考えもしなかったな……
何せずっと否定したくて仕方なかった相手だ……
……だが、ソフィーの言う事は解るぜ。
自分で考えて行動できるなら…か
なら、お前さんも立派な人間だな。
わざわざ探してくれたんだろう?
まさか、俺に言っといて、自分は違うとか言うんじゃないよな?
[ケネスはそう言ってにやりと笑った。]
[シャルロットは、自分に呼び出されたことを後悔していないのだろうか。
今頃、心配しているかもしれない。いや、しているだろうと思う。目の前で倒れた自分が、いなくなってるのだから]
美貴には気の毒な事しちまったな……
まあ、宗冬は、その場その場でいつも幸せそうな奴だからな。
……向こうでも幸せにやってるさ。
私には、物事に対する感情がありません。
だから、教えられた知識をもとに判断することしか出来ない。でも、それは私の判断ではない。自分には、本当はそのことが、いいことなのか悪いことなのかわかってないんです。
でも。そうですね。私は「人」であることを捨てたくない。
それだけが、私が人である証です。
だけど、聖杯戦争が進むにつれて、失っていたものを思い出すようになりました。
昨日と今日の私は違う。当たり前のことなのに、今はそれを実感できるのです。
変わらず、そこに感動があるわけではないのですけど。
バーサーカーは、おかしな方でしたね。
敵であるのに、憎めない方でした。
キャスターは、彼の言葉に怒ってしまったようですが。
私が、ケネスさんを追ってきたのは、せっかく病院まで運んだのに、すぐにいなくなってしまったからです。
いくら魔術で多少の軽減は出来るとしても、結構重かったんですから。
でも。私はそうと認識してませんでしたけど。私が誰かを助けたいと思うのは、「知識」から得た答えでないのは確かです。
ケネスさんはやっぱり、優しい方なのですね。
[笑う。作るつもりはなかった]
やれやれ、頑なだな。
でも「人」であることを捨てたくないか、それで充分だよ。
ところで、俺は病院に帰るべきなのか?
せっかく抜け出したのになあ……
回避せずに受けるとか、きっとプロレスラーに通ずるものがあるんだよ。うん。きっと。
[ 今日は珍しく早い時間に(ryから開放されたなあと安堵しながら、なにやらテーブルの上に手巻き寿司セットを広げている。]
出来れば戻っていただきたいですけど。
その間に真さんに戻ったとしても、病院でしたらケアもしてくださるでしょうし。
戻るなら、ついていきますけど、どうしますか?
[立ち上がり、ケネスを見て*聞いた*]
そんな凛とした態度で問われたら、断れねぇよ。
[ケネスはそう言って苦笑する。]
……解ったよ、散歩は終わりだ。
だが、その前に便箋でも買わせてくれや。
[妙な事になっちまったと思いながらも、ケネスは少し心が軽くなったのを感じていた。]
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