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−商店街・カフェ−
[久子がいなくなってすぐに柳生が目の前に座ったのには驚いた。
昨日のことを思い出し、うっと口元を押さえる。
水を飲んで気分を落ち着かせながら見ていると
やはり柳生の動きはおかしかった。
なにやら美貴の様子もおかしい気がする。]
……これが普通なのかな。
[奇行を目にするのに慣れてしまった気がした。]
[ぼうっとしていると今度はランサーが出てきたようだ。
叫ばれた内容に額を押さえる。]
アーチャーのマスターってばれてる……。
[同盟破棄のこともあるし、恨まれているかもしれないから
このまま隠れてしまおうかと思ったが、
聞いておかなければとランサーに向かって口を開いた。]
人類の滅亡を願っているって……本当なのね?
[返ってきた答えは肯定。
あの時店に来たランサーと重ならない……
いや、ライダーを殺してかまわないといったときと同じ、冷たい瞳。
久子のいっていたことは真実なのだと、信じざるを得なかった。]
[ランサーがいなくなり、ケネスが戻ってくると席を立つ。]
わたし、家に戻ります。
彼に話をしなければならないから。
[柳生と美貴は聞いているかどうか分からないが
一応そういい、ケネスに荷物をもってくれた礼を言ってから
買い物袋を抱えて急いで店へと戻った。]
−商店街→『魔女の館』−
アーチャー、起きてるでしょ。
[家に戻ると苗と種を温室においてから2階へとあがる。
彼の部屋のドアをノックすると同時に開けた。]
[あのまま川原に佇んでいたキャスターだったが、どうも近くからサーヴァントの気配がすることに気付いた。]
…近いな。
もうちょっと下流…戦闘のあった場所辺りか。
[キャスターは立ち上がると、そちらの方へ歩き始めた。]
いろいろと情報が手に入ったのだけど。
正直理解が追いつかないくらいに。
[美貴がキャスターのマスターであったこと、柳生はバーサーカーであること、チャンドラとランサーが同一人物であること、沖田敬一郎が己のサーヴァントであるセイバーを吸収したらしいこと、沖田とランサーが人類の滅亡を願っていること、そしてアーチャーかバーサーカーがランサーに狙われていることを伝えた。]
何か、聖杯戦争が聖杯戦争じゃなくなってしまっているような感じだけど。
難しいことは抜きにして、あなたはランサーと戦いたいでしょう?
知らないところで魔力を使われるのはいやだから、今度はわたしもついていくわ。
久子さんと公園の発掘調査現場で合流してから行動するわよ。入り口からはいらないと罠があるんですって。
バーサーカーも一緒かもしれないけど、なるべく巻き込まないようにね。
ランサーとバーサーカーふたり相手に戦うことになったらわたしの魔力もたないもの。
[行くでしょう? と*確認した。*]
[インドの人物という事は否定されなかった。キャスターから聞いた話を再び思い出す。
このサーヴァントの真名は、一体なんなのだろうか……。]
そうなのですか。
貴方……あぁ、そうですわ。私の事はマリアとお呼び下さい。
私は日々の祈りを、欠かしません。神の御心に沿う事がまた、私の喜び。
貴方の求める礼拝についても、少し、興味がありますわ。
[言いながら、注意深く目の前のサーヴァントを観察した。
隙は見られない。強い瞳の奥になんの揺らぎも見られない。
そして、腕輪には多くの小さな傷がついているように見えた……。]
何故、貴方は召還されたのですか?
[唐突に、そんな言葉が口を突いて出る。]
【あれはマリアちゃんに…ランサー?】
[視界で捕らえるまで近づくと、そこには意外な組み合わせ。
一触即発…という空気ではないようだが、それでもランサーは真正面から退治する相手としては危険だろう。]
【とりあえずもっと近くに行くか…。
ここなら川に飛び込めばなんとでもなるしな。】
[キャスターは堂々と歩いて近寄っていった]
あうあうあう
急いでログ読んでざっくり文章作ったから
すごいあせった文章になってる
ぶつぶつ切れてみったくないなあ
でももうしょうがないかw
……。
ぼくの事はチャンドラと。
[異教の事に触れるのは、ここでは止めにしたい。]
唐突な質問だね。
おそらく、きみがサーヴァントであるならアサシンと思ったで答えるが…
何故とは?
ぼくが英霊の座から召喚された理由なのか、
それとも、ぼくが持つ願いについてなのか、
何について、マリアは訊きたい?
よぅ、マリアちゃん。
[片手を挙げながらその場に近寄る。
なるべく川の近くへと移動し、その場で立ち止まった。]
それに誰かと思えばランサーか。
マスター裏切ってまでヤツに付いたお前がココで何してんだ?
[俺でも狙いに来たか?おどけた感じで言葉を投げた。]
― 商店街・カフェ ―
[ケネスは香野も帰り、少し時間が経った後、久子の言っていたランサーの真名を調べてみようと思い立つ。]
おい、宗冬。図書館行くんで着いて来てくれや。
[そう声をかけた。]
チャンドラさん。
今回、何故英霊の座から、貴方は召還されたのか、教えていただける?
[アサシンではないか、という相手の推測を否定はしなかった。今戦闘になれば、確実にキャスターとの共闘が組める。
それはアサシンにとって、単独でサーヴァントと対峙するのとは雲泥の差となる。]
つまり貴方は……
自分以外の意思のために 存在している
そう、仰るの?
[この、脳内で響く、何者かの、声のままに……?]
あら、ごきげんよう。
[キャスターに声をかけられ、ふわりと微笑を返す。敢えて呼び名は口にしなかった。
続いた"マスターを裏切ってヤツについた"と言う言葉を受け、自然と視線は目の前のチャンドラに戻る。]
……奴?
キャスターか。
最初から、私の使命だっただけの事。
私のマスターと分かり合えずとも、優先するは使命。
それだけの話。
[キャスターに告げ、アサシンの問いに答える。]
これも今、キャスターに話した内容と同様。
「人類の滅び」を聖杯に願うがために。
私は召喚された。
然り。
生きていた時より、変わらぬ話。
[シャルロットの頭に響く声と同様かまでは分からなかったが、ラーマはそう返事した。]
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