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[眉を顰めたままで、首を横に振る。
──ウェンディに捻られた右胸がまだ軽く痺れていたが。
彼女は鼓動が静まるのをまってから、謡う様に呪言を紡ぎはじめる。
呪言がヴィンセント・ギャドスンの死を招いたのかは*定かでは無い*。]
──翌日・森の中──
[ヴィンセントの遺体は、森の中で村人によって発見される。
手足が引き千切られ、鋭利な刃物で切り裂いた様な傷が特徴的な遺体──。発見当時、臓腑が外に出ていた所為か、すでに野犬に臓腑の大半を喰われた後だったと言う。
彼が身に付けていた高価なコートで、最初に身元が*わかったらしい*。]
──自宅──
[ウェンディはそのままジェーンやクインジーに別れを告げ、無事に帰宅した。洋服を煤で少し汚した事を両親に怒られたが、遭えて誤魔化すのも不味いと思い、神父様が気がかりで教会の中を探し回った、と言い繕った。
それからやがてウェンディは一人になったが、生命の存在、生物の意識は何処から発せられるのかなどを自問自答していた。]
目的を失い、ただ情慾に溺れた果てに、死んで行く事になってしまってはならない。
それは主として在るべき姿では無い。
──…彼をアストールを死なせてはならない。
後から、私自身が平凡で、ただおろかな女に過ぎない事がわかり、彼が離れて行ってしまうとしても。
[村を救わんとするものに対しての呪いを──送った後。
私は目を伏せて息をつく。
一時的に納めた熱は、彼の姿を見ればまた元の温度に戻る事は分かっていた。迷妄して目的を失わない様に。
そう思いながら、淡い微笑を浮かべた。]
[生物も人間も、人狼も何時から存在しているのか、人は目的に対して正しい思考を持って、あるいは正義という名の元に、本当に行動できているのかという疑問が頭から離れなかった。
どうにも神様の思し召しだけでは説明できないものがあると思えてならなかったのだ。
この解決の糸口が見つかれば、より明確に人狼を知る事ができるだろう、殺戮を止めさせる事ができるであろう──と頭をよぎるようになっていた。
ウェンディは檻の中で動けないセシリアの身体に今まで2度触れているが、こと2度目はそのような事をおぼろげに感じながら彼女を凝視していた。]
[今後、私はだんまりを決め込んでいても、誰かしらの尋問官がセシリアを尋問にかけ、時と場合によっては処刑台に送るであろう。それはある程度は止むを得ないとも感じるが、それだけでは勿体無い、と感じていた。無論、それはウェンディ個人の人形遊びに関するものであったが。
セシリアから人狼の存在意義や価値観を洗いざらい聞いておきたいとも思う。それにはどのような手段を取ればいいのか。お互いに向き合って聞きだせるものなのか。はたまた強引に聞くべきなのか。]
どうやったら教えてくれるかな・・・セシリアお姉ちゃん。
[ウェンディは隠し持っている聖銀の針の先端を触りながら*呟いた*]
[クインジーとノーマンの会話が一区切りを迎えた後、
カミーラは再び場所を移動する。]
それにしても…奴は今、
どうなっているのだろうか…。
[どうやら檻の所へ向かうようだ。]
―翌日
――――――――――
クインジーは目を醒ますと、日頃のこの男には似合わぬ勤勉さで村の家々や詰め所を巡り、証拠集めと聴取に余念がなかった。
日々昏迷を深めゆく村の雰囲気を見るにつけ、できうる限りの早期の解決が望まれたのだった。
やがて調書の束と集めた証拠物件をまとめあげ、布袋に詰める。
この日は、既に決意を固めたものか水車小屋の詰め所の私物を整理し、革鞘に入った長剣を携えた。
それはこれまで、殆ど持ち出す必要のないものであった。
そうして、己の持ち物が何一つなくなったその場所を後にした。一度も振り返ることはなかった。
――――――
―宿坊―
[クインジーは檻に向かう前、最後に宿坊を訪れた。扉を敲きかけた手が、上がったまま止まる。やがて、ゆっくりと降ろされた。
扉越しに、言葉を残した。]
ジェーン。これから俺はあの娘を尋問しに行く。
趣味の悪いことだと思うだろう。
だが、このどうしようもなく下卑た醜悪な行いを俺は長く生業としてきた。
俺はどうやら、それをあんたに見て欲しかったらしい。
俺をおぞましい“怪物”だと思ってくれて構わない。
実際、随分非道なことを行ってきた。
その過去に、何の言い訳も仕様がない。
そのことで異端審問そのものを嫌悪してくれるなら――そのことも俺には好ましいことのように思える。
――この地で二度と同じような出来事が繰り返されないために。
汚れきったやり方がなにかを為し得るものかどうか……
檻に来ずとも、いつか結果を見届けてくれれば重畳だ。
[その時に、ジェーンが己に与えてくれた物の価値を思いおこしてくれることを、男は願ったものかもしれない。]
……騒がせてすまなかった。
――それでは。
尋問と言うものは。セシリアお姉ちゃんが生きている限り繰り返されるものなのかもしれない。それはとても悲しい事なのかしら。
セシリアお姉ちゃんに、死ぬつもりというのは一切感じなかったわ。 つまり。何かしらの脱出方法かを考えているのかもしれない、お姉ちゃんなりに希望があるのかもしれない。
前もってそれは、探しておかないといけないわ。
……連れていって下さい。
この私も――
[ジェーンは炉から視線を外すと、クインジーを見た。
木の棒を支えに、ゆっくりと立ち上がる。]
資産家 ジェーンが「時間を進める」を選択しました
[カミーラは、檻がある場所へたどり着いた。
早速セシリアの様子を見てみる。]
[現在の拘束状態に、色々な意味で
カミーラは思わず目が釘付けになってしまう。]
投票を委任します。
資産家 ジェーンは、お尋ね者 クインジー に投票を委任しました。
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