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[滑らせる様にさりげなく。何時も仁科がする様に。
──…只、手を添えたはずの瞬間。]
[唐突に 飢えが沸き上がる。]
[夜桜を目の前にして感じたとの同じ、飢え。]
―由良の部屋→階段
『たとえ迷信でも、今の俺が信じられるものは他にない』
[そう嘯いて階段を下りていく。包んであるとはいえ、血まみれの首を携えて歩く姿を見れば、使用人たちは悲鳴を上げることだろう]
[髪をすく望月の仕草に、ぞくりと背筋が震えた。]
迷いがなければ……きっと亡者になることもないだろう。
ああ、そうだ……
君が携えていた天賀谷さんの――
――首はどこへ行ったんだい?
[ああそれやっとな]
[くびがないなら人でない]
[それやっとな]
[やっとなやっとな]
[両手を上にあげて踊り狂う民衆達の]
[やっとなやっとな]
[抱えた首は、どこへ連れてゆかれたのか]
[それは解らず与り知らぬ事也]
[淵に手をかけたまま、一歩、夜桜はしりぞいた。]
[囃子太鼓よ、飲めや謡えや]
[穢れ祓えや][それ祭礼せや][それやそれ!]
―三階廊下―
首?天賀谷さんの首なら、あの人の寝室で香を焚いて眠らせた。
ああ、そういえば、この二人には何を供えるのがいいんだろう…?
[枚坂の質問に心を奪われて振り向いた]
[ドス黒く異様に長い鈎爪が、藤峰のはらわたを掴んでいる。其れを後ろに引き摺り前に引き摺り、伸び切った所をバラバラに切断する。
──…真っ赤に染まったはらわたを仁科は其のまま喰らう。
藤峰は吐血し倒そうになる。
反動で後ろに傾いた藤峰の首筋に、今度は仁科が顔を埋める。
首筋から血が噴き出す。]
逃亡者 カミーラは、お尋ね者 クインジー を能力(占う)の対象に選びました。
[爪は続いて心の臓を串刺しにする。
血管を引き千切り、掴み出される赤い肉の薔薇。
恍惚として其れを口に運ぶ血塗れの仁科が居る。]
そうか……
ありがとう。望月君。
いや、引き留めて済まなかった。
その二人にか……
由良君はよく知らないんだが……花蘇芳などかね?
コルネールさんは楽譜などだろうか。
[血塗れの塊を撒き散らし、首筋から、肋骨の間から、噴水の如く血を流出させ、藤峰 万次郎は絶命した。
屍鬼と化した仁科の手によって、殺害されたとも知らずに。]
[触れる、眼の奥でノイズが揺れた。]
……っ、あ!
[楽譜が一瞬映った気がする。
河の向こうに
古びたピアノを前に立ち尽くす男が見える。
唇は笑いの形に歪んでいた。
ぴちゃり、
赤い川の気配。
絨毯から血が染み付いて、膝まで絡み付いて行く]
――――コルネール様……
ひと……
足掻くもの、嘲笑う者……
何処までも、ひとで―――あった、と。
[崩れ落ちそうになりながら、翠は謂う]
―三階/天賀谷自室―
[新しい屍体から、血臭が押し寄せてくる。
傍らに膝を付いて、絶命を確認する。
それが生きているとは、誰にも思えなかっただろうが。
部屋の中に居る者達に、押し殺した声で言った。]
お嬢さん。そして碧子さん、外へ出てください。
どうやら彼にも、屍鬼にさせん為の処置が必要な様だ。
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