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[今、さっき通った廊下で目撃した──。]
[● 黒いインクの海//こびり付いた指紋/G lenから ●A rnold への伝言。 ●
●2時間38分19秒。
──それが経過した時間だ●。
──…グレンはメイ・ランツァの殺害に<失敗>したらしい。]
(-腐食鬼化は、血主の側でむしろ加速化するだろう-)(-腐食鬼化は、血主の側でむしろ加速化するだろう-)(-血清を今から作り届ける事はすでに絶望的だ-)(-血清を届ける事はすでに絶望的だが──?????-)
[背後で扉が自動的に閉まる重い音。
薄暗がりの中、手近な場所に見える大きな台に、アーノルドは反対側の腕で取り落としそうになる重力に任せ、投げ飛ばした。
ブラブラと揺れる腕を遠心力で動かす慣れた動作。
針の様に伸ばした指先で、左手の先端──枝先の様な部分を千切る。(本来は拘束テープや包帯に類する布を使用するのかもしれないが)
千切られ、再生しながら延びようとする緑色の蔓でぶら下がった右腕を無理矢理に固定した。]
勘違いしないでくれ。
私は、君を殺す気は無い。
と言うより、殺しているだけの時間も無い。
私自身の腕を損傷している場合でも無い。
また、洗脳下にある君を説得する気も無い。
何故なら、君をこのバビロンに廃棄した「リリムの宮は」、特殊洗脳の専門機関で、私は専門外だからだ。
血と、今使ったアンプルを数本渡してもらう。
――二階・廊下――
[そういえばナサニエルとステラにラボが見つかったことを知らせなければ、と思い出す。
待ち合わせの印をつけた壁はどこだったか…辺りを見回す。どこかから爆発音が聞こえた気がした]
「あれ、明蘭。今なにか音がしたよね?」
[繋がれた少女にも、その傍らに近づいた明蘭にも気づかぬまま話しかけた]
呼んだ、お姉ちゃん?
[楽しそうな声音で、"姉"に答える]
ねえ、お姉ちゃん。
お人形が一人増えるよ。
僕のおともだち。
ねえ?
[振り返り"姉"に声をかける][その間にも、少女は"変質"していく]
「シャーロットの"本当のパパ"があそべるようにって治してるんだよね?」
[メイ・ランツァの問い。]
はぁ……。
[天井を見上げて肩を竦める。屍体の方は、ゆら、と頭を振ったようだ。]
「おにんぎょうさん、ちょっと肩貸して。」
[命令――腰を屈め、人形使いが登るに任す。
「良いよ」――小柄な身体を背に。近づく白い二対の貌=メイとシャーロット/レリア]
お前――というか俺、そんなにメイ・ランツァの事が大切なのか。
[グレンは、屍体の赫い渦巻きの目をじろりと睨みつけた。son of a bitch<クソッタレ>]
「お人形?」
[何のことか、と部屋の中に踏み込んで絶句する]
「…レリア」
[鞄の中で花のように咲っていた面影はどこへやら。日の光に耐え切れずしおれていく少女。
しかも。
その全身に広がり行く”変質”の色]
れり、あ…!
あはは。ねえお人形、君のお友達が増えるよ。
お姉ちゃん、僕のお友達だよ。シャーロット。
……レリアじゃないよ?シャーロットなんだって。
お人形が教えてくれたの。本当のパパがそう言ってたんだって。
ドクター、本当のパパじゃなかったんだって。
シャーロット。
これで一緒にあそべるね。
[中空に浮かぶ"彼女"に視線を送る]
[その表情は蒼髪に隠されて][気づきもせずに、笑う]
[ねじ伏せられていたミッキーの意識が、ぐるぐると渦を巻く。
甘い毒の血のにおい。くらくらと酔ってしまう]
[ラボラトリ。無数の管。薬品の刺激臭。不恰好な硝子の
子宮。
これは、ミッキーという存在にとって、最初に見た景色にあまりに似ていた]
なに、を、した?かおすぶらっど。
な、なに、なに、を…。
[意識の片隅で、レリアが悲痛に身をよじる様を感じた]
だめ。れり、あ、は…。
[殺すつもりがなくとも、血やアンプルを渡した時点で、組織から確実に抹殺指令が発令するのは確実だ。
投げ飛ばされた状態から即座に体を回転させ、無難に着地する。
骨を折った拍子に、そのまま骨髄内を走る神経まで断ち切るつもりでいたが、どうやらそこまで折るのは難しかったらしい。
内側から沸き起こる膨大な熱量。
それを精神力だけでねじ伏せると、手にした柄を左腕と同じ高さで水平に構えた]
アーノルド・デ・ラ・ロッチャ。
我がリリスの宮の戒律。そして啓律を犯す忌むべき者と認定する。
……後、何か勘違いをしているが、洗脳があろうとなかろうと、今私自身は望んでこの仕事を行っている。その楽しみを奪おうとする者は、我が身の元で安らかに眠れぬと知れ
シャーロット、だよ。
僕の血をあげたの。ドクターに貰ったお薬と一緒にね。
ほら──
["お人形"を見下ろし]
このおにんぎょうと一緒になるんだよ。
綺麗なお人形でしょう?シャーロットもこうなるの。
ねえ──、、、
[ミッキーの身体に力が入らない。血の香りに酔って、足がもつれて。意識が暗く重く渦を巻く]
そのこ、れりあ。
しあわせに、かばん、の、くら、やみで、ねむってた。
[低く暗い声は、鈴のようだったメイの声とは似ても似つかない]
かおす、ぶらっど。
やめろ。しあわせ、な、ねむりを、ころす、な!!
[少女へ歩みよろうとするChaosBloodを止めようとする。しかし、動きは緩慢]
殺さないよ。お人形にするだけ。
一緒にあそぶんだよ。
[ミッキーの引き止める腕をするりと抜けて]
[少女に腕を伸ばす][緑と白の照明の下]
[ぶちぶちとチューブを剥がして行き]
あそぶのに邪魔なものは要らない。
[ぐらり──支えを失った体を抱きとめる]
ねえ、シャーロット。
起きて。あそぼう?
[声をかけると、少女の瞼が小さく震え──]
その、こ、は、めざめたく、ない。
[ミッキーが必死になるのは、滑稽で理不尽なことだった。
鞄の外に出されたくなかったミッキー自身を、レリアに投影しているだけ。身勝手な自己憐憫。
だから]
う…あ、……だ、め………!
[人工羊水に繋がっていたチューブさえ引き剥がされ、レリアの衝撃にシンクロを起こす。
よろめいてがくり、と膝をついた]
["少女"が、ほう、と息を吐く][華やかな造花の微笑み]
おはよう、シャーロット。
["少女"の手を引き、立ち上がらせる]
[膝をつくミッキーを見下ろして]
ミッキー、お姉ちゃん。
お友達、出来たよ。
[嬉しそうに、楽しそうに][くすくす笑う]
[二体の"お人形"を交互に見上げる]
行こう。僕のお人形さんたち。
あの女性<ヒト>を殺さなきゃ。
シャーロットのパパも探さなきゃね。
喜んでくれるよきっと。
楽しみ。楽しみだね。
[明滅する意識。沈み行くミッキーの自我と、浮かび上がるメイの自我。
《勝手に出てこないでってば。
わたしはまだ、明蘭と大事な話をしてるの》
――浮かび、沈む。意識の中はまるで混沌の海。
《まー、お説教できるほどのお姉ちゃんじゃないんだけど。でも、ね》
――ミッキーがゆらりと立ち上がる]
「お人形遊びは、子どものすることだよ。明蘭」
[少女人形へ向けてクナイを投げるが、忠実な"人形"――グレン――がそれを払いのけようとした]
ごくつぶし ミッキーは、修道女 ステラ を能力(占う)の対象に選びました。
君が、君の意志だと信じている──<楽しみ>とやらが最初に刷り込まれた意識だね。
殺人淫楽症に仕立て上げるやり方だ。
君は君の意志だと信じている。
[立ち向かって来る殺気が増した。だが、これ以上ステラとやり合っている時間は本当に無かった。
グレンとは約束をしている。約束を守るつもりで居る。秒刻みの正確な時間をアーノルドは時計を見ずとも理解している。]
「お人形を、増やすの?きりがないよ。
あの人が――パパがわたしにしたみたいに、明蘭にしたみたいに、みんなみんな、明蘭のお人形にしちゃうの?」
[そう問いかけるメイの意識は知らない]
「せっかくパパのそばを離れたのに、なにしてるの、明蘭」
[明蘭があの人を殺したことを知らない]
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