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[懐かしむように微笑――残念ながらミッキーの肉体ではそれは微笑に似た表情の歪みにしかならなかったが――して、ゆっくりと言う]
「押入れ。
予備のお布団をしまってた、階段横の押入れ。
よく二人で隠れてた――」
[あれはまるで、寄り添いあう一対の勾玉のようだった]
あら? 女性に年齢を聞くのは失礼ではなくて?
[あえてそう言いながら、頭の中はフル回転させていく。
殺人鬼を育成する側。という事は、少なくてもリリスの宮の裏と同様の組織団体だろう。いくつか想像できるが、今はそれが問題ではない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
一番の問題は、彼奴が...のことを正確に把握しているという事実だけだ]
(抹殺認定、だな)
[...は、隙あらばハンマーで潰すべく、柄を握る手に力をこめた]
[”彼女”にしてみれば、つぎはぎの身体から引き出す遠いわずかな記憶の、そのさらに彼方。けれど、大事なものは薄れないから]
「楽しかったね。温かかったね。幸せだったね」
[今も覚えている。あの暗闇の優しさを。
押入れに閉じこもってさえいたら、世界に二人きりしか存在していないかのような錯覚さえ出来た]
[答えに──力を抜く][知らず、涙]
お姉ちゃん。
["お人形"の陰から離れ、"姉"の元へ]
[子供の仕草で抱きつく]
大好きだった──。
「……なんか見たことあると思ったら、そうか。
レリア、あの頃のわたしと同じ髪型、してるんだ」
[寂しそうな眼差しでラボラトリを見つめ続ける幻影の少女を見ながら呟く]
うん。よく、似てる。
["姉"の視線─シャーロットの視線と順に辿り、思い出す]
この中。何かがあるの。
隠してあるの。
[顔を拭い]["お人形"の傍へ戻る]
[扉に手を当て]
開けようとしてるんだけど、
結構厚くて。
修道女 ステラが「時間を進める」を選択しました
[駆け寄る明蘭と抱き合おうとして、気づく]
「え、待って。この身体じゃ明蘭には…」
[ミッキーは曲がりなりにも男性である。その醜い身体に大事な妹が触れることへの不安と、嫉妬。
…でも]
「あったかい、ね」
[懐かしい体温がじわりと染みた。冷たい、屍体のつぎはぎに]
[離れてしまう明蘭の身体。薄れる温もりが寂しい。
しかし、扉を見てはっとする]
「…忘れてた。ごめんミッキー」
[扉のそばに歩み寄って]
「お姉ちゃんも手伝うよ」
[そう言って毒指を突きたてようとするも、さっきと違って指は壁に食い込みさえしない]
「…また、入れ替わりか」
[クナイの手練を思い出した代わりに、ChaosBloodの効果が失せてしまったのだと思い当たる]
「……君。どこでそれを知ったのかな。
なんでそれを知ってるのかな?」
[震える声――グレンが持つ包丁に篭る力が強くなる。
混乱――抱きしめる力も強くなる。]
「──……な、んで?」
[排除――Chaos Bloodの血――ざわざわざわざわ。
右手――包丁
左手――背中からマシンガンを下ろし、ぶゆんとベルトを回して、左右ともに―― / \ に構え。
緩慢な動作――振りかぶる包丁。]
「女性に年齢を聞くのは失礼ではなくて?」
[アーノルドはそれを奇妙に稚拙なしゃべり方だと思った。
女性と名乗るにしては子どもっぽい。何処かで聞いた台詞をなぞっただけの様な。]
恐らく13〜15歳の間だろう。
16年以上、リリムの宮の子どもが長生きしたと言う話は聞いた事が無い。
[カビのもやが視界に入る。
少なくともアーノルドは完全に植物化している訳では無い。あれを浴びるとどうなるのか。]
──と、カビも困るが時間も無いな。
グレン君が今頃、どうなっているか。
少しなら浴びても構わないだろう。
[ステラに、] 差し当り、君の片腕が欲しい。
シャーロットの分は後で良い。
──グレン君の分だ。
[不意うちで。カビが飛ぶのは構わず、ジャングルジムに乗るように、ステラのハンマーの十字部分に飛び乗り、鋭利な針状指先をステラの腕に突き立てようと──]
["姉"の様子を不思議そうに見ながらも、今は扉を開けることに集中]
何が入ってるのかな。
何があるのかな。
"お人形"も手伝──えないか。力がどのくらいかわかんない。
パンだったらあけられたのかな。美味しそうなフランスパン。
もう無いけど。
[じゅう、と][血が扉を溶かしていく]
[感覚がおかしい。いや、おかしいのはカビの方。
カビは、ナサニエルから養分を吸い上げていた。
……混合剤を吸い上げているようだ。]
なんだ……言うことを聞かな………。
[蠢くようにカビが増殖を始める。
現段階で、どのような影響がナサニエル自身に
あるのかは、実感はしていないが、
カビは顕著に”おかしい”。]
――2階・アーノルドのラボ前――
「あはは、すごいすごい。
やっちゃえ、明蘭」
[明るく言いながらも目には哀しみの色]
「――すごいね」
[あの人は妹の能力をこれほどまでに増大させてしまった。わたしが一人で家を出た、そのせい?]
「ほんと、すっごい」
[感嘆の声は寒々しい]
「差し当り、君の片腕が欲しい。シャーロットの分は後で良い。──グレン君の分だ」
[その台詞に思わずニヤリと口を歪め]
それだと今は1本でも、最終的には2本に――
[台詞は最後まで言えなかった。
不意打ち気味に、しかもハンマーに飛び乗ったアーノルドに対して意識を集中していたにも関わらず反応が遅れた。
そのため盾代わりにしていたハンマーヘッドに添えていた腕を引くタイミングを逸してしまった。
鋭い爪は深々と肩から二の腕までに突き刺さり、そのまま切り裂いていく]
クゥ!
[どれだけ殺人狂であろうとも、体を傷つけられれば痛みもする。
口から反射的に苦痛が零れる。
それに構わず、...は身を捻りながら膝から力を抜いて体を落とした。
ズルリ。
と、爪が引き抜かれる感覚が筋肉を伝わる。
抜け落ちた爪についた血から、自分の腕が8割切断されたと推察するや、ハンマーの柄のジョイントを外し、杖へと切り替えた武器を持ちながら床を転がった]
(右腕損傷。破損レベルはかなりやばい。即時再生が必要)
[背中の皮膚と僅かな筋繊維のみで繋がった右腕を視診して、杖を持ったまま左手でアンプルを一本取り出すと、即座に飲み干した。
瞬間、破損した右腕からじゅうじゅうと煙が噴出し、細胞の一つ一つが生きた蛇のようにうねりながら、切り裂かれた己の半身を求めて動き出す。
だが、再生と同時に副作用が発生した。
短時間の連続服用のせいで身体内部から猛烈な熱が発生し、痛み以上の苦痛を伴った。
悲鳴が落ちる。
同時に鮮血も]
[感嘆の声にどこか誇らしげに微笑][その裏には気づかない]
あと、ちょっと──。
[言ったところで、突き抜ける感触][掌に空気の流れ]
[勢いのまま、扉に顔をぶつけてしまう][ギィ][重い音]
いたた……、鼻血が。
開いたよ。開いた。
何があるのかな。
[空いた手で血を拭い取り][抜いた腕で扉を押し開け]
[*中へ入った*]
[このままでは腕を持っていかれるだろう。
目玉程度であれば再生するのは訳は無い。再生箇所が小さいからだ。しかし、腕のような部位になると、くっつけていなければ再生は不可能だ。
...のような職業に片腕がなくなるのは致命傷だ。あまつさえ、アーノルドは二人の名前を口にした。両腕もっていかれてはそれこそ組織だけではなくこの国では生きていけない。
どうする?
湧き上がる熱を必死に抑え込むように蹲りながら、まとまらない思考を動かす。
と、揺らぎ始めた視界に、アーノルドとは違う足を見た]
せ、正義の――味方! ぼんやりするな!
[それ以上は口に溜まった血が多く、話す事ができない]
[声に呼応するように、スクリと立つ。
まるでカビの塊がもぞもぞ動いているような。]
う……うぐぅ………。
[カビの重さで、動きが緩慢になっている。
ただの蠢くカビの塊。増殖増殖増殖。]
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