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[さつきの言葉に、夜桜を庇う様にして少し前のめりの姿勢になる。手を止めて改めてさつきを凝視する。]
…先刻。
さつき様の悲鳴が聞こえて──。
屍鬼が出たのではないかと思った。
そして、階下から異様な何かが…──上がって来る様な気がして…。けれども階段を登って来たのは、枚坂先生とさつき様、貴女だった──。
ああ、コルネールさん。
さっきは少し剣呑な空気があってね。
天賀谷さんが皆さんをここに呼んでからというもの、怪事ばかりが起きるものだから。
[これ以上の騒動を望んでいなかった私は、銃の暴発のことは、伏せながら前後の事情を説明した。]
未亡人 オードリーが「時間を進める」を選択しました
階下の部屋の怪異──血文字は。
十三様の名前の横に刻まれた様な「屍鬼殺害」の文字は…今、此処に居る誰もが目にしたのだろうか。
[まだ階下はあの異様な血浸しなのかと嫌悪感を滲ませ。
再び、さつきに視線を戻す──。]
あたしが、水鏡を覘いても自分の貌が映っているだけだった。旦那様の首を見ても、其れが只の首か屍鬼になりかけた首か──区別もつかない。
だから、恐怖に駆られた莫迦な女なだけなのかもしれないよ。
…でも、
だって望月さん…。
今そこで倒れてる由良さんは…俺には人間にしか見えない。
…だが、同じことだね。
その傷、誰が見たって…もう助からないんだろう?
[...は悲痛に嘆く翠を前にしては言いにくそうに顔を逸らし、しかしはっきりと]
なあ、あんたがやったことの理由は後で聞くさ。
だけど由良さんのこと…さっさと楽にしてあげたらどうなん……。
[――…だめだ。
望月の声が聞こえて再び良く由良を見る。
苦悶に歪み続けていると見えていた表情の由良はしかし、どうやら既に、そのままの顔で…]
……もう、死んでいたのか。
[その下にあったものを見て、はらりシーツを落とす望月に容赦なく言葉をかける]
いや、こう言うべきか。
――あんたが殺したんだよな、望月さん。
[続いて、さつきはシロタへと深く辞儀を向ける]
お悔やみありがとうございます、コルネール先生。
私は……叔父を殺したのは、屍鬼なる化物だと確信しております。先生はご覧でなかったでしょうけれど、あの有様が人の業だとは、とても……。
本当ならば葬儀の話なども――とはいえ、この事態では何とも。
―由良の部屋―
[藤峰の言葉に答えて]
……指を斬ってなお、痛みすら感じていないようだった。
だから、屍鬼なのだと……。
[じっと花蘇芳を*見下ろしていた*]
[目の前の夜桜さんを撃ったのだからねえ。
と付け加え──。さつきから何かを感じ取ろうとする様に、凝視は止めない。]
──…でも。
灯りは付いているのに何がが真っ暗だった気がした。
──…さつき様ァ。
貴女の周囲から、異様な気配がしたんで。
貴女があたしの名を呼ぶもンだから…──。
[翠は動かない由良の屍の服の裾を握り締め、
息を漏らして声を聞いていた。
痛みすら感じないと。
屍鬼だと思った、と。
あんたが殺したのだな、と。]
―――……ッ
[震える手を伸ばして、由良の瞳を閉じさせる。]
……ああ……
分かっ て、
分 かって い ます
……人が、人をころす、なら
私の務 め が
其処に
……ある……
[途切れ途切れ、搾り出すように言って]
──…さつき様は。
……何か。
良く無いモンを被っちまってやしませんか。
取り憑かれてやしませんか。
[今度は逆に夜桜の影に隠れそうな様子で恐ろしげに。]
[さつきの礼に、形ばかりの礼を返す。]
ええ……私も正直信じ難いですし、信じたくはありませんが……微かに見たアレが、人の業であると信じる方がむしろ私にはおぞましい。
葬儀よりも、何よりも、まずは……殺されないことでしょうかね。
私も、恐ろしいですから。
[包帯を巻かれた女中の姿を遠目に見やる。
なるほど、確かのこのような状況であれば、こうなるだろう。]
『―――。』
[その微か過ぎる呟きは、果たして誰に向けたものか。
だがすぐに芝居めいた口調で]
いつ自分が化け物に殺されるか、もしくは化け物呼ばわりされて殺されるか……ああ、恐ろしいお話ですね。
[それは、確信。]
―――殺さねば、殺される。
そして、殺される時は、不条理な死が待っている。
ならば……殺される前に享楽を謳歌し、
この天才たる私が少しでも殺されぬように、
―――殺せばいいだけの話ぢゃあないか!
犯し、汚し、殺し、そして高らかに歌い、
最後に私が生きていれば、この天才たる私が順当に神に選ばれれば!!!
なんだ、簡単な話じゃないか、化け物め!!
――三階/十三の部屋前――
[仁科の言葉が途切れ、さつきは戸口へと近寄って言葉を返した]
ふふ。然う、ですか。
恐れに駆られて鉄砲を構えた、異様に感じたのだから仕方ない、と仰る御積り?
夜桜さんを撃った、のではなく、当たった、のでしょう?
あの時、夜桜さんが飛び込んで下さらなければ誰に当たっていたか知れません。それを痴れっと刷り返る仁科さんの様子は、如何にも奇妙に感じられますわ。
―― 3階・客室 ――
[来海は落ち着きを取り戻しつつあった。天賀谷の死も、屋敷の外でのできごとも、自分の身の周りに起きている事象をありのままに受け容れ始めた。]
やけに屋敷が騒がしいな……
フン、俺には関係ないことだ。
いや、関係なんぞどうでもいい。
俺は死なんぞ。絶対に死んでたまるか。
俺にはなさねばならないことがある。
天賀谷をも超える『力』を手に入れるまでは、
決して死なん。天賀谷は死んだ。
やつは敗れたのだ。不甲斐ないこの国と同じだ。
俺は違う。敗れたままでは終わらん……
[彼は部屋を出て、廊下へと出た。
運命と対峙するために……]
来海さんはどうしているんだろうね。
ふむ――
[さつきの言葉に少々考え込む。]
誰をも恐れている……だが、仁科さんと話があるって云ってたね。私は外していた方がいいかな。
[さつきは誰をも恐れているとは云ったが、仁科に関心を寄せているように思えた。
さつきが先程言葉をかけた、「信じがたい話」の中身が気になったが、今はこの部屋を出て行くべきだろうかと逡巡する。]
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