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吟遊詩人 コーネリアスが「時間を進める」を選択しました
[枚坂の問いに苛立ったように]
お前は医者なのだろう。では、いちど死んだ人間が決して甦らないというのが万物不易の法則であることに疑いはないな。
さて、ここで、仮にだ、仮に俺が死人が動いたのを『見た』と言ったとしたらどうする?
貴様は俺を狂人と思うだろう。
それでいいのだ。それこを俺の望む答えだ。
いや、あるいは俺が狂っているのか。
そんな馬鹿なことがあるものか……
見習い看護婦 ニーナは、異国人 マンジロー を能力(襲う)の対象に選びました。
──二階・天賀谷十三の書斎──
[壁に浮かんだ血文字が波を描いてのたうつ。
まるで脈打つ血管の様に。
硬い得物で硝子を引っ掻く様な不快な音がして、由良秀一の名の上に打消し線が引かれた。…其の光景は正に怪異。]
[打消し線が引かれた由良秀一の名は、薄暗い部屋の中で暫し静かに赤く点滅して居たが。
ゴプリと粘り気のある水音がして──、丁度、由良の名前の打消し線が傷口で其処から出血する様に溢れ出し、壁を血に染まる。
血はまたしても重力に反して天井へ流れ、其のまま──…染み込み乍ら八方へ広がる。
天井にまるで毛細血管があり、全ての分岐へ、真っ赤な不定形生物がずるずると潜り込んだかの様に、天井に網目模様を浮き立たせ、そして──…消え失せた。]
──三階・コルネール=ローゼンシュトック=シロタの部屋──
[コプコプと水音がする。
ちょうどシロタが部屋へ引き上げて来た時、扉前の床から血球がぽつぽつと浮かび上がる。シロタの目の前で、血球は縦線を描き、横線を描き、「由良秀一」と名を綴る。そして、書斎の壁がそうで有った様に、不快な軋む様な高音を立てて、由良の*其の名を打ち消した*…──。]
学生 メイが「時間を進める」を選択しました
―3F江原自室―
[机の上には、袋に包まれた麻。
江原はただそれをじっと見つめている。]
………ジェイク君、逝ったのか。
[この麻は、江原のものではない。
数年前亡くなった彼の友人の遺品である。]
私が持っていても仕方のないシロモノ。
求める者の手にあった方が良かれと思ったのだが……。
天賀谷氏といい、ジェイク君といい。
私は、間の悪い天命を授かったようだな。
[天を見上げ、目を閉じる。袋の傍らに血染めの星条旗。]
Rest in peace...
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
―由良の部屋―
「望月さま、そのお怪我は」
[声をかけたのは誰であったか]
心臓を、つかまれかけて。
[由良の手が掠めただけなのに、胸元の皮膚が抉られていた]
痛い…?
[返り血に紛れていた傷から*血があふれてきた*]
─3階・天賀谷の寝室─
[さつきと仁科の間に漂う緊迫した空気を感じながら、先程の出来事を思い出している…。]
…………
─(回想)─
[碧子が漸く仁科に追いついたのは、天賀谷の部屋の前であった。
全力で走った所為か、酷く息が乱れて、後数歩なのにその中には入れない。
仁科が開け放った扉を背中越しに見遣り、]
──嗚呼。
[タオルに包まれた丸い物を抱いて、床に座り込んだ男。
その、布地の間から覗いている黒っぽい髪の毛と人肌の色を視認した途端、碧子の唇から、嘆息とも呻きとも取れる声が洩れた。
そして同時に、何か、すとん、と了解したようなそんな色が白い面に浮かんだ。]
『──それでは本当に、天賀谷様は亡くなられたんだわ……』
[雲井と仁科の、屍鬼について書かれた書付を巡って会話する声、
枚坂医師が絵を前に画家の生涯について語る声。
それらを聞きながら、その外にあって、じっと天賀谷の首級を凝視していた。]
さようなら、天賀谷様…──
[見開いた瞳から、そっと一筋だけ、涙を零した。]
私は貴方を殺したけれど、貴方を食いはしなかった、
それは、
……心の何処かで本当に、黄泉還って来れば好い、と思っていたのかも知れないわねえ……
[しみじみと呟いた。]
─3階・天賀谷の寝室(現在)─
[記憶を反芻して、天賀谷の残したという書付について、仁科や雲井達が話し合っていた内容を思い出してみる。]
『確か、影見と霊視が必ず一人ずつ現れる…のでしたっけ。
それから、狂ってしまう者も出る可能性が高い。
そして、一番大事なのが、屍鬼を殺すか、生者が皆死ぬかしないと此処から出られないと云う事……』
[先程の仁科の発砲を思い出して、微かに身震いした。]
『屍鬼に影響されなくても、この様子では皆狂ってしまう……』
──三階・十三の寝室──
[さつきが横を通り抜け去って行く時、仁科は薄気味悪そうに避けた。]
…疑心暗鬼。
其れ以外の言葉は当てはまらぬでしょうが。
[来海をちらりとみる。あれが普通に見える。]
しかし、年若いのに、何も恐れるそぶりも見せない落ち着き払ったさつき様ァ、貴女が自分と同じ方を見てるとは思えませんで。
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