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─ 現世<Mundane> / 南部学術区域 電脳街 ─
[南部の光点を選んで接近した理由は、単に単独行動をしているようだったからだった。
現れた姿が、Utopia上で遭遇した少女のものだったので、少し驚いたような表情を作った。
それから、頭を下げた。]
──問うことをお許し下さるのなら、答えを下さい。あなたは、何故MAP上に表示されているのでしょう。
── 現世<Mundane> / 西部・廃墟ハイウェイ ──
[セシリアは迷いの無い動作で、クラッシュした教団のワゴンの元に飛び込んだ。
手元には、PGMを付与した透明な針。
生存者が居たならば──セシリアはその針でトドメを。
けれども、ワゴン車に乗っていた信者全員が、すでに数刻前に死亡していた事を確認すると、何時もの──完璧な微笑を口元に浮かべ、車に戻った。]
[セシリアが再び車にもどり、何気なく地図上を動くドットに目を向けた瞬間、1つの点が消えた────“ID:Irvine”*]
[男が向かった座標と、消えた光点の座標は一致した]
ヤハリ、ソウカ。
―――行クゾ。
[キマイラに跨り座標へと飛ぶ/男が門から移転するのと同時]
―― 電脳世界<Utopia>/Closed・Irvine space ――
ついていってもいいなら、ついて行こうかな。
考えるだけなら、Utopiaにいっても大丈夫だし。
Closed? 行こうとしてるの。
[ゴーグルを被り、フィルムをウエストポーチの中に仕舞って、Utopiaへとアクセスを開始する]
いや、ちょっと弟子を思い出して。
[肩を竦め、機体に乗り込む。]
じゃあ、後の事は宜しく頼むよ。
着いたら空中庭園まで歩きは出来るけれど…そうだなあ、芝生にでも寝転がっていようか。
[後半になるにつれ、呟くように。]
――っと、何だ。着いてくるのかい。
ああ。Closedに。
少し困った事態が起こっているようでね。
副業の力を貸して欲しいようなんだ。でも、邪魔はしないで欲しいし、他言は無用だよ。
[双眸を細めて目尻が吊り上がった様は、微笑が漂う。]
―― 電脳世界<Utopia>/Closed・"the Inquistion" ――
[アーヴァインの個人空間前、黒は魔獣の上から黒目を向ける]
[瞳孔がキュルリ開き、アナライズ]
"the Inquistion"/審問所ネ。
何ガ出テクルカナ。
[ドアに刻まれた暗号を分析し、口が薄く開く]
[漆赤の裂け目の奥で光がちらつく]
―――カカレ。
[中に誰がいようと関係ないと、攻撃(アタック)]
MAPってこれのことかしら。
あなた確かお爺様の所で会ったAI、よね?
["地図"をひらりと示し、ステラを見る]
[またしても無遠慮な視線。AIを見るAI製作者としての目]
どうして、って言えば"手紙"……地図ね。
これをもっているから、らしいわ。
だからわたしはここに示されている。
それじゃあ──
あなたはどうして、"地図"に表示されてるのかしら?
[ごく僅かな変容が口調に表れている][気づかない]
― 現実世界<Mundane>/西部区域:マーシュ邸 ―
[気晴らしに空中庭園の定点カメラ映像を覗くと、少し隔たった脇の道路をホットピンクの車が通り過ぎてゆくのが見えた。
目に鮮やかで印象に残りやすい車だ。]
(あの車は確か――)
[今は確認している時ではない。一旦、その画像データを保存しておき後で検証することにした。
トビーを待つ間の空白の時間に、様々なことが思い出される。
圧力団体の来訪。ヒューマノイドの窃盗事件――]
[人工子宮-artificial uterus-による分娩が、母体への安全性や出産の確実性、効率、時期のコントロール等々、様々な合理的観点から優位な手段であることは社会的合意となっていった。
多くの女性が妊娠と出産から解放される一方で、性行為不要論が現実的な議論として為されるようになった。
自然妊娠を信奉するフェミニスト団体の一派と、性行為不要論を唱える勢力。相反する政治的立場のグループが、性産業の規制に関しては立場を同じくしているのは皮肉なことだった。
その中でも、子供を管理したいという要求は合意を得やすいものだっただろう。
誕生してから十八年未満の“未成熟”な人格が性的接触を持つことに反対する立場から、児童に供与する義体に性機能をつけるべきではないという主張がなされた。そうでなければ、親の管理下に置くことができるよう“鍵”がかけられるべきだと。
大昔にアフリカで行われていた女性器割礼や、去勢を思い出させる話だった。]
[“未成熟”な人格を“保護”するためだったはずの要求は、やがて完全な人工物であるヒューマノイドへの規制をも求めるようになっていった。彼らは十八歳以下の外見に見えるヒューマノイドを“準児童”であると定義し、これらの性機能に対しても法的な規制が必要であるとした。
どのような定義をもって“十八歳以下に見える”とするのかは議論が絶えない問題だ。行政区域によっては条例によってセクサロイド所持が非合法化された地域もあるが、全面的な規制を巡っての議論には未だ決着がついていない。
とはいえ、激しくなる世論の風当たりを前に、業界団体も一定の自主規制を要するようになった。]
[Kotのひらめかした地図、また彼女の言葉に、頷く。]
──私が貴方の所持するMAPに示されているとすれば、現在断定できることは「活動を維持しているから」であると思います。
[ようやく、少女の視線が不躾であるという事に気付いたか、少し苛立った風に。]
MAPが共通因子であるということは、興味深い発見です。
大丈夫よ、邪魔なんかしないし、あたしだって言っていいことと悪いことの区別はついてるつもり。
[機体へと乗り込むトビーの後を追う]
ただ。若いゆえに好奇心旺盛なの。
[指をキーボードへと走らせる]
[本来なら数回の攻撃が必要なはずの扉は、一撃で壊れた]
[門への攻撃に反応し出てくる門番もない]
ドウイウコトダ。
罠カ?
[ガルル]
[唸るキマイラを促し中へ/グリフォンは外へ猛禽の目を向ける]
―――ナルホドナ。
脆イワケダ。
[今の一撃のみを原因とするには崩壊が進みすぎた室内を確認]
[キマイラから降り、床に転がるデータやファイルを避けて奥へ]
―― 現実世界・空中庭園へ ――
あはははっ。
メイが猫からきっと殺されていただろうね。
[機体の中は、ポリフォーム・リクライニングに似た質感と弾力性を持つ真っ白い椅子があった。座れば、各客人にとって最適な吸いつきを見せてくれる。求めれば飲食物も普段はサービスされる。
そこに靠れ掛けながら眸を閉じる。扉が閉まる直前に這入ってきた風が、頭部の花を揺らした。]
先に行くよ。
[――Dive.]
[沈んでゆく意識。繋がる大海のImage。
ふわふわと上下に揺れる種々の光を見ると不思議な感慨が胸に去来した。
柔軟性なく今は硬化しているが、様々なAttackとVirusに耐性のある領域――Closed. 領域を解析してゆけば、仮想的空間から、整然としたGrid…そして基本的な01要素が視えてくるが、今その行為は不要だ。]
― 現実世界<Mundane>/西部区域:マーシュ邸 ―
――確認するけェどね。
[俺はマーシュに向き直る。
実際に対処が行われる前に念押しが必要だと思われた。]
俺はこいつを売り渡す時、言いましたよね。
これは日常生活のサポートをするためのガイノイドで、性愛用のセクサロイドではない――と。
こうした使用方法は想定外だし、違法にプロテクトを解除した時点でサポート対象にはならないですよ、と。
[マーシュは、なにを今更という顔をして眉を蹙める。]
ネットワークのアングラサイトで解除キーをダウンロードしたり、電脳街のジャンクショップで改造ツールを買ってくる悪い人も中にはいる。
けど、それは違法だし危ないことだから絶対やっちゃいけないですよ――と何度も念を押したじゃないスか。
[わかっているさ、とマーシュは言った。]
「楽器演奏ソフトのインストール方法がわからなくて、セットアップを代行業者に頼んだんだ。――たぶん、その時だ。
初期設定がどう変わったかなんて、私にはさっぱりわからん。」
[ありふれた言い訳だが、こんなやりとり自体様式化されたものだ。]
俺は今日、個人的につきあいのあるマーシュさんのことが心配になり、お宅にお邪魔した。
[マーシュがそういうことでいい、と頷くのを確認しseries Matildaの防壁にルートを開いた。
Kosha Cyberneticsの規程では建前上、十八歳以下の外観と解釈されうるヒューマノイドに性的機能を付与してユーザーに提供することを禁じている。
こうした対応を社の人間として行うわけにはいかない。
下手をすればクビだ。
マーシュにとっても、このことは表沙汰になって嬉しいことであるハズがない。
そのことをもう一度思い出してもらい、報酬について充分な額を引き出せるよう裏書きをとったのだった。]
[僅かな違和感──街頭AIは不快を表すことはしない]
[手紙よりもそちらが気になる、とばかりに目を覗き込み]
そうね。手紙はこの光点をすべて繋いでいるのだわ。
だれが何のためにこんなことをしているのかしらね。
(鍵がほしければお爺様から奪えば良いのに)
[心の声は、心の声のままにして]
ねえ、あなたはだれが何故こんなことをしているのだと思う?
[シートに腰掛けてUtopiaへと感覚ごとinする。トビーの後をトレースしてClosedへと入り]
ほんと。Closedって様々だよね。あたしも個人で持ってるけど。倉庫にしか使ってないからすっごい殺風景だし。
……黙っといた方がいいなら、黙っとく。
[ようやく口を噤んだ]
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