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[手近な郵便受けから新聞を抜き取り、気配を辿って2階へと上ろうとした。
ふいにドアの開く音がして強烈なサーヴァントの存在感がこちらへと流れ込んでくる。]
(余りにも…余りにも無用心過ぎる……?!
これは、罠?アーチャー?アーチャーの拠点なのかしら?)
[若干狼狽を覚えながらも、そのまま気配を辿って見上げると、一人のむさくるしい風貌の男と目が合い声をかけられた。]
いえ……その。
実は、新聞の勧誘に参りましたの。お話、聞いて下さる?
さて、と。
ちょっと出掛けてくるよ。僕には何事もないように過ごさなくてはいけない日常があるからね。
[ 鍵の扱いなどを簡単に説明すると、そっけない挨拶と共にライダーを置いて部屋を出る。右手で大きめのバッグを担いで、左手にはテニスラケット。そのままエレベーターで地下の駐車場に降りると、一番奥にとめてあったアルファ・スパイダーに乗り込んだ。]
[焼け爛れた木々
――黒煙 白煙 こもごもに
獣の残骸が積み上がる
――どろりと澱む 眼球
人の形をしたものが累々と横たわる
――骨と皮ばかり 虫が喰った
川は赤く染まり底が見えない
――浮かぶのは 死体 死体 死体
血雨が頬を濡らす 赤く染める
番えた矢は幾十 神の弓を引き絞り 放つ矢は百発百中
頭蓋を破裂させ 腸を噴き出させ 心の臓を貫いた
構えた武具は 神々の武器 触れるも叶わぬ 用意された武器
一方的殺戮 綴られた英雄譚は美麗賛歌]
ほう、新聞勧誘ね、若いのに大変じゃないか。
なかなか育ちが良さそうだが苦労してるのかな?
[ちらりと、後ろの宗冬を見る。
宗冬は「どうした?来客か?」と呑気な一言を漏らした。
あの反応ではサーヴァントじゃないと言う事か?
そう思った。]
[人として生まれ 人として死ぬはずだった 王
――神々に望まれた人間 神の力を振るう 器
神の祝福は 彼の体を鋼にし 彼の意思を奪う
――敵を討ち 喜びの声があげられて 喜ばしくない訳がない]
[与えられた妻 必要な婚姻 彼は愛していた
――ただ一度の失敗で 妻は永劫彼の前で笑わなくなった
敵に捕らわれ 長らく会えなかった 妻
――疑心が生まれ 彼は問い詰めた]
[相手の返答を待たずに、シャルロットは階段をゆっくり上りながら返事をした。]
私も良い歳ですから、働かねばと思いまして。
人と接するのは嫌いではないのですわ。
[そう言いながらゆっくりとケネスの目の前まで辿り着いた。
室内、至近距離に入らねば、気配遮断をしているこちらの正体は先方にはわからないだろう。しかし、こちらからは、部屋の奥にサーヴァントが居る事が確信された。
なんともはや。目の前の男性はマスター確定だと確信し、目を細めて柔らかく微笑みかけた。]
お読みになって居る新聞は、ありますか?
[――― 喪った
彼は神でもその化身でもなかった
故に、二度と妻に会う事はなかった
何処を探しても妻に会えなかった
そして 器は英霊となる
だから 彼の願いは……]
[出していた本をしまうと、足下の大きな魔方陣に腰を下ろした。指で陣をなぞり、地下水脈へと魔力を送りこむ]
[口の中で何かを呟く。そして目を閉じた]
[魔力を循環させる。指先から、大地へと、そしてそれは、自然の力を蓄え、より一層の濃度を持って指先から体内へと戻ってくる]
[そういや、アサシンの可能性ってのはあるのかね?
ふと、ケネスの心にそんな思いがよぎる。]
いやー取ってないんだよね。
ふむ……若いのに感心じゃないか、ウィークリーマンションなんて怖い人もたくさんいるぜー。
……で、取ると何か特典とかあるのかな。
ほらあるじゃん、洗剤とかチケットとかさ。
[そう言葉をかけてみる。]
見習い看護婦 ニーナが「時間を進める」を選択しました。
あら、取っていないのですか。
[新聞は、読んでいるものである程度相手の思想と情報の傾向が掴める。しかし、このマスターはそのような情報収集の手段を取っていないようだった。
若干落胆するものの、表情は以前微笑のまま]
特典ですか。そうですわね……
もし、契約していただけるのならば、2つから選んで頂けますわ。
ひとつめ、私がフランス語を無料レッスン致します。
ふたつめ、駅前の劇場の公演チケットを差し上げますわ。
[ふたつめは、ケネスのチケットという言葉から適当に口からでまかせたが、ソフィーに言えば何とかなるだろうと考えた。]
[しばらくの後、立ち上がり指先を見た。閉じていく魔術回路が、目に見えて消えていく]
何度見ても、気持ちいいものでないな。魔術回路を水脈と繋げるなんて、誰が最初にやったのだか。
[書庫から出て、リビングへと行き、今日は素直にシャルロットの帰りを*待つことにした*]
― 西ブロック・樹那森林公園 ―
[ 公園内。もっとも茂みの多いあたりで久仁彦はなにやらごそごそとやっていた。]
まあこんなもんでいいだろう。
[ 茂みの中に隠されたのはビデオカメラ。公園内の幾つかのポイントを見られるように設置。そのポイントのひとつである、別の茂みの影にポケットウィスキーのボトルを置き、蓋を捻ると仄かな魔力が溢れ始めた。]
浅はかなヤツが隠れているようにでも思われたら幸いだね。うん。
[ 呟いて、それから小さく呪文を唱え始めた。]
[ 範囲設定:この街全体なるべく届くところまで。
効果対象:魔術に精通している奴なら判るんじゃない?]
――この声は、特殊な魔力によって放送されている。聞こえるとすれば、常人ではない者だけだ。
聖杯戦争参加者に告げる。鬼ごっこやかくれんぼ、化かし合いや騙し合いなんて至極面倒だ。真正面からやりあおうじゃないか。
こちらは樹那森林公園で待っている。暇と度胸があったらやってきてくれたまえ。
ああ、罠だと思うならこなくていいよ。そんな小者に用はないからね――
[ 全方位に向けて、そんなメッセージ性を持つ魔力を飛ばしてみる。
いつだったかに見た魔術を適当に応用してみたものだから、ちゃんと機能しているか、また本当に他のマスターやサーヴァントに聞こえるものなのかは知ったこっちゃない。
とりあえず、引っ掛かってのこのこやってきたのがいたら、設置したビデオカメラで撮影ができるだろう。モノは試しとやってみただけだ。]
仕上げはこれ、と。
[ 公園の広場―もちろん、ビデオカメラの観察ポイントとしてある場所―に、もうひとつ取り出したポケットウィスキーの中身をぶちまける。
そう長くはないが、しばらくそれなりの魔力がこの辺りに漂うことになるだろう。]
引っ掛かってくれる愚かなヤツがいてくれたら、ラッキーだね。
[ 投げやりに言い捨てると、久仁彦は公園駐車場に停めてある車へと*戻っていった*]
いやちょっとまって!
ソフィーはそんなにお金持ちじゃないよ!
お爺さまは持ってるでしょうけど。
遺産相続はまだなのです。今はソフィーの貯金崩してます。
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