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その必要はない。
[ノーマンを睨む]
私は異端審問官。
人狼や悪魔は私が探し出して見せよう。
『悪魔め……』
[呪詛が渦巻き、瞋恚の炎が胸の中で燃え盛っていた]
[ウェンディは檻を見ている。セシリアを中心として、ノーマン、クインジー。或いは神父様やネリー、ジェーンもカミーラも。
檻を見る視線は低く、頭を少し下げ、やや上目で凝視する形。]
お姉ちゃんが人狼…そんな。じゃあお姉ちゃんはこれからどうなるの…
[ウェンディはセシリアが殺されるまでには、どうにかして彼女といろいろ話を聞きたいと思うのだった。]
資産家 ジェーンは、双子 ウェンディ を投票先に選びました。
[図らずもセシリアが晒した人狼たる証拠をどれほどの人間が実際に目の当たりにしたかはわからない。
ただ、檻の周囲は錯乱する村人たちの波で荒れ狂っていた。
耳を劈く怒声に泣き声。興奮し、檻に押し寄せては揺さぶる者たちもいる。
クインジーは今は痛みではなくただ熱と知覚される掌の感覚に意識を奪われそうになりながら、その声を唯遠い潮騒のように*聴いていた*。]
『本当に痛むのは魂だ――』
[懊悩で心が千々に乱れる。]
――申し訳ありません
[それは主を守ることのできなかったことへか、感情のままに鉄棒を払いのけたことへの悔悟か]
[ノーマンの動きに追従する様に、またセシリアが捕獲された直後の様に怯える兵士達。動きが弱まった際に、セシリアは無理矢理脚を閉じた。
閉じる事で倍加した痛みに、台座に不自然な姿勢で肘を付く。
血痕が飛び散った羊皮紙に、セシリアは震える手で素早く署名をした。
──────Cecilia・ Archibald.]
こんなに大騒ぎになっちゃって…たいへん!
一番えらい兵士の人とか、村長さんがいればすぐ収まるのに…あのおじさんが村長さんと言うけれど、今すぐ収めるのは無理そうだし。
セシリアお姉ちゃん…!
[肘をつくセシリアに、一瞬だけ庇うように手が携えられる。
見咎められる前に、その手は離れた。
――Cecilia Archibald
その署名を私は呪わしいもののように*睨んでいた*]
しょうがなかったと言えばしょうがなかったのかもしれない。だけど、セシリアお姉ちゃん、認めちゃったら今後、もっと酷い目に遭うのよきっと。それでもいいのかしら…?
[周囲が混乱している中、ウェンディはしっかりと二本の足を地につけ、檻を*見つめていた*]
お尋ね者 クインジーは、双子 ウェンディ を投票先に選びました。
[ヴィンセントは、ノーマンの突然の凶行に言葉を失う。
自分はこんな相手に、協力してしまったのか?
何という愚考を犯してしまったのだろう。
だがその恐慌と悔悟さえ打ち砕く光景が、その後に展開された。
彼がよく知っていたはずの少女が、人間の皮膚をやすやすと噛み千切り、生肉を咀嚼する……。
セシリアを凝視したまま、*動くことも眼をそむけることもできない。*]
[署名した時に、一瞬──手が添えられた。
触れた箇所から、ぬくもりが伝わり僅かに痛みが和らぐ。
臥したまま、『彼女』は柔かい笑みを浮かべた。]
何にせよ、謝る必要は無い。
聖銀が触れていない内側の傷なら──火傷であってもすぐに癒える。
[癒えると言っても、痛み其れ自体は人間と変わらぬ事を、人が気付く事はないのかもしれない。修復される強靭な生命力を持った躯ゆえに、痛みを快楽として味わう事にも慣れていると言う事にも。
ただ、非業の最期、別離──あらゆる意味において存在の本質的な死に至らんとする絶望を想起させる炎や灼熱を、例え小さなものであっても、また味わいたいとは『彼女』には思えない。
その想いが、お互いに変わらぬ事に対して、『彼女』は謝る必要は無いと告げた。]
[拷問に際しては、セシリアの意識が完全に失われ、『彼女』だけが表舞台を演じる事が出来れば、本当は良かった。必要以上に、無駄な事を自白する余地が減る。
けれども、忌々しい聖銀の拘束具によって、完全な復活が妨げられている現状と、ジェーンの深い愛情が『彼女』を「セシリア」の枠の中に留める。
ままならなさと言う意味では、実はセシリアもカミーラもさして変わりないのかもしれなかった。]
それにしても。
あの男の所為で、セシリアがすでに乙女で無かった事が──もう、誰にもわからなくなってしまった訳だ。
[署名を終えた『彼女』は、引き摺られて行くノーマンを憐れむ様な目で見た。]
否、セシリアは懺悔をしたのだったかしら…。
ならば、神父様「だけ」はご存知のはず。
勿論、ミッキーも知らない。
[「セシリア」の秘密を知る『彼女』は、また違った種類の笑みを*浮かべた*。]
[ネリーは、一連の動きを――ただ黙って、目を見開いて、見守っていた――]
[カミーラを介抱する手がガクガクと震え、目はギョロリ。瞳孔が開き、事の顛末を映し出す。]
狼っ子よォ……
ほ……骨が誰のモンかなんてよォ、オレにはまるでわがんねよォ……!だいたい、狼に食い殺されようが、何になろうが、オレぁ医者じゃねから見てもわがんねよ………
[ふるふると首を左右に振った。]
[ノーマンが赤々とした熱を帯びた棒を手にし、破れたセシリアの服の向こう――身体の奥へと突っ込む。]
…………………ッ!!!
[想像すらできない熱と痛みに、ネリーは目を逸らし、耳を塞いだ。その場所がどこだか知らず、ましてクインジーが言うことなどまるで理解できず――側に寄って来たウェンディに、半分泣き声で――残り半分は怒りを帯びた声で叫んだ。]
わがんねよ!!
アレがなんだか、オレが知りてぇよッ!!
ううッ………痛ェよ………ううッ………!
見たくねェよォ……………!
[「セシリア」の声が、耳を塞ぐ指の間をすり抜けてネリーの耳穴へと侵入する。ネリーは唇をギュッと噛み、なんとかそれをやりすごそうとしていた。]
[ミッキーの言葉に周囲の視線が集まるのにも、落ち着いた表情は崩れなかった。]
なるほど。その者が貴方を誘惑したと言うのですね。悪魔であるなら周囲を堕落に導くのも当然の行いかも知れません。
しかし貴方が正しい信仰を持ち、身を律していれば、そのような誘惑は退けられ、きっと呪いも効力を失ったことでしょう。
私が科した悔い改めの行はきちんと行いましたか? 私は貴方にそのような時は教会に来るようにと何度も勧めた筈です。
[やんわりとした声音だが、ミッキーに向けた目には険しさがあった。]
勿論その者が神の家たる教会に入り込み、これを冒涜した罪状は……
[続いてベンジャミンに反論しようとしたところで、現われたノーマンの姿を見て言葉は立ち消えになった。
皆の耳目も一斉に意気揚々と登場したノーマンに向く。きっと何か仕出かすに違いないという、期待半分恐れ半分の好奇の眼差し。
ルーサーの目が細まり、顔から*一切の表情が消えた。*]
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